JP3676037B2 - ファスナーテープ及び当該ファスナーテープを用いた使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はファスナーテープ及び当該ファスナーテープを用いた使い捨ておむつに関する。具体的には、紙おむつ、生理用ナプキン等の衛生用品やカイロなどの使い捨て物品、衣類用の固定用ファスニングテープあるいは結束、梱包用テープ等として好適に用いられるファスナーテープの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来のファスナーテープ100を用いた使い捨ておむつBを示す斜視図、図13は当該ファスナーテープ100の断面構造図である。使い捨ておむつBは、おむつ本体1とファスナーテープ100とから構成されており、おむつ本体1は、外側に水不透過性のシート状物及び内側に水透過性のシート状物が配され、両シート状物によって高分子等からなる吸収体が包まれた構造をしている。
【0003】
ファスナーテープ100は、ポリエチレンフィルムなどのシート状をした支持体111のいずれか一方の端部に、粘着剤層112aからなる固定部112が設けられ、おむつ背面部1bの両側ウエスト部外面に固定されている。
【0004】
また、支持体111の残る端部には、フック状係止部材113aが粘着剤層113bによって支持体111に貼着された係止部113が設けられ、当該フック状係止部材113aをおむつ前面部1aのフロンタル部2に形成されたループ状係止部材2aに係合することにより、おむつ前面部1a及びおむつ背面部1bのウエスト部を繰り返して接続固定できる。
【0005】
この使い捨ておむつBにあっては、使用後には、使い捨ておむつBの汚れた部分が外部に露出したり汚物が外部に漏れないように、丸めて廃棄する場合があった。
【0006】
しかしながら、一般にこのようなおむつ本体1表面は、例えばポリエチレンフィルムなどの水不透過性のシート状物から作成されており、フック状係止部材113aは事実上おむつ本体1表面に係合することができなかった。このため、丸めた際にフック状係止部材113aを係合するために、図示しない別なループ状係止部材をおむつ本体1表面に設けなければならず、コストが高くついていた。
【0007】
一方、このような問題点を解決するために、使用時には繰り返して接続固定可能にするとともに、丸めて廃棄する場合にも固定可能なように、フック状係止部材113aとは別に、第2の固定手段として支持体111に粘着剤層からなる貼着部114を形成したファスナーテープが、例えば、特開平2−4372号公報や特開平2−5946号公報、実開平6−62117号公報等に開示されている。
【0008】
図14に示すファスナーテープ200は、当該第2の固定手段を設けたファスナーテープの一例を示す断面構造図である。当該貼着部114は固定部112と係止部113との間に設けられ、固定部112を形成する粘着剤層112b及びフック状系止部材113aを固定する粘着剤層113bと一体に設けられている。また、当該貼着部114の表面には、貼着部114を保護する剥離紙115が設けられている。そして、固定部112と補強材116との間におむつ背面部1bを挟み込むようにおむつ背面部1bに固定されている。
【0009】
このファスナーテープ200にあっては、使用時には、フック状係止部材113aがフロンタル部2のループ状係止部材2aと係合して、おむつ前面部1a及びおむつ背面部1bの両ウエスト部を繰り返して接続固定できる。また、使用後には、貼着部114表面の剥離紙115を剥がして、当該貼着部114を丸めたおむつ本体1表面に貼り付け、丸めた状態で止めることができる。
【0010】
しかしながら、このようなファスナーテープ200にあっては、おむつ本体1を丸めた状態を片手で保持しながら、残る片手で剥離紙115を剥がして貼着しなければならず、非常に使い勝手が悪いものであった。また、予め剥離紙115を剥がした後に、おむつ本体1を丸めることも考えられるが、これでは、丸める際に露出した貼着部114がおむつ本体1表面などに貼着され、使いものにならないという問題があった。
【0011】
本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、使用後の使い捨ておむつを、簡単に丸めた状態にして廃棄できるファスナーテープを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のファスナーテープは、シート状をした支持体上に、物品に固定するための固定部と、粘着剤層若しくはフック状係止部材あるいはループ状係止部材からなる第1の固定手段と、粘着剤層からなる第2の固定手段とを有するファスナーテープであって、前記第2の固定手段である粘着剤層上に、剥離することなく前記ファスナーテープを伸張することにより破壊若しくは変形して当該粘着剤層を露出させるシート状保護部材を積層したことを特徴としている。
【0013】
このシート状保護部材としては、例えば、支持体の破断強度よりも弱い破断強度を有するシート状物やミシン目加工が施されたシート状物を用いることができ、あるいは2枚のシート状物を当該ファスナーシートの伸張方向に並び合せて構成できる。また、前記第2の固定手段である粘着剤層との貼着面にシリコーン処理などの易剥離処理が施されたシート状物からも形成できる。
【0014】
このとき、前記第1の固定手段であるフック状係止部材を、前記支持体と一体に設けるのが好ましい。
【0015】
また、本発明の使い捨ておむつは、本発明に係るファスナテープの前記固定部を、使い捨ておむつに貼着固定したことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態であるファスナーテープの断面構造図、図2は当該ファスナーテープを用いた使い捨ておむつの概略斜視図、図3は当該使い捨ておむつの使用説明図、図4は使い捨ておむつの廃棄時における当該ファスナーテープの断面構造図、図5は本発明の別の実施の形態であるファスナーテープの断面構造図、図6は当該ファスナーテープの製造方法を示す説明図、図7〜図10はそれぞれ本発明のさらに別な実施の形態であるファスナーテープの断面構造図、図11は本発明のファスナーテープの別な使用態用を示す説明図である。以下、各図に従って、本発明について詳細に説明する。
【0017】
図1に示すファスナーテープ10は、シート状(若しくはテープ状であってもよい。)の支持体11上に、おむつ本体1に固定される固定部12と、第1の固定手段としてフック状係止部材13aからなる係止部13及び第2の固定手段として粘着剤層14aからなる貼着部14が設けられている。
【0018】
本発明において用いられる支持体11としては、一般的に用いられるシート材を用いることができ、具体的には、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などを1種若しくは2種以上をブレンドをして作製することができる。また、本発明にあっては使い捨ておむつAの廃棄時に、ファスナーテープ10を伸張させて、支持体11上に形成された貼着部14を露出させるため、ある程度の破断強度を有し、伸張させた際に容易に破断されずに引き延ばし可能な材質のもの、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン、あるいはこれらのブレンドフィルム等を用いるのが望ましい。
【0019】
固定部12は、当該支持体11の片端部に設けられており、固定部12には、後述するようにおむつ本体1のおむつ背面部1bに貼着固定するための粘着剤層12aが設けられている。なお、本発明においては、当該粘着剤層12aは必須のものではなく、被貼着物に粘着剤を用いて固定することもできる。
【0020】
また、係止部13は、当該支持体11の残る片端部に設けられており、シート状に形成されたフック状係止部材13aが粘着剤層13bによって支持体11に貼着固定されている。このフック状係止部材13aは、おむつ前面部1aに設けられたフロンタル部2のループ状係止部材2aと係合される。
【0021】
貼着部14は、固定部12と係止部13との間に設けられており、当該貼着部14は、使用後に使い捨ておむつAを丸めて破棄する際に用いられるものである。
【0022】
本実施例においては、これら固定部12を形成する粘着剤層12a及びフック状係止部材13aを貼着固定する粘着剤層13b並びに貼着部14を形成する粘着剤層14aは一体として形成されている。これらの粘着剤層12a、13b、14aには、通常のテープ材に用いられる各種粘着剤を用いることができ、例えば、ゴム系粘着剤やアクリル系粘着剤を用いることができる。
【0023】
また、貼着部14上には、シート状保護部材16が積層されている。当該シート状保護部材16は、ファスナーテープ10を伸張した際に破損あるいは変形され、その結果、貼着部14が露出可能になっている。例えば、図1に示すファスナーテープ10にあっては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などを1種若しくは2種以上をブレンドをして作成されたシート状物からなるシート状保護部材16が積層されており、当該シート状保護部材16には支持体11の破断強度よりも小さな破断強度を有するシート状物が選択される。したがって、当該ファスナーテープ10を伸張させることにより、当該シート状保護部材16が破損され、シート状保護部材16が変形してめくれ上がり、貼着部14が露出される。また、このシート状物としては、引き伸ばした際に容易に破損されるものが好ましく、破断伸度、つまり引き伸ばして破断された際の伸び率はできるだけ小さいものが望ましい。
【0024】
このファスナーテープ10は、図2に示すように、固定部12がおむつ背面部1bに貼着固定される。そして、使用時にはフック状係止部材13aがフロンタル部2のループ状係止部材2aと係合され、着用者に固定される。
【0025】
また、廃棄時には図3に示すようにして使用される。つまり、シート状保護部材16を貼着した状態でおむつ本体1を丸め、次に左(右)のファスナーテープ10を係止部13の部分を持って引き伸ばし、例えば図4に示すようにシート状保護部材16を破損させて、貼着部14を露出させる。そして、おむつ本体1の側端部を折り込むようにして、貼着部14をおむつ本体1表面に固定する。また、残る右(左)のファスナーテープ10も同様にして、貼着部14をおむつ本体1の表面に固定する。
【0026】
このように本発明に係るファスナーテープ10を用いれば、貼着部14上のシート状保護部材16を剥がすことなく、ファスナーテープ10を引っ張ることによって、至極簡単に使い捨ておむつAを丸めて固定することができる。
【0027】
次に、図5に示すファスナーテープ20にあっては、フック状係止部材13aが支持体11と一体に設けられ、係止部13が形成されている。このとき、支持体11は、フック状係止部材13aを一体形成させる都合上、熱可塑性合成樹脂から作製されている。この熱可塑性合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリプロピレン/ポリエチレンブレンド、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
【0028】
このファスナーテープ20は、例えば次のようにして作製できる。図6(a)(b)は、当該ファスナーテープ20の製造方法を示す説明図であって、図6(a)に示すように、上記した熱可塑性合成樹脂を押し出し成形機で溶融させてダイス91から押し出し、引取り冷却ロールとなる2本のニップロール92,93にて引取り冷却を行ない、支持体11を形成する。このとき支持体11の厚みは強度と柔軟性との兼合いから50〜300μmが好ましい。
【0029】
上記2本のニップロール92,93の内、1本のニップロール92に微細な孔94を加工しておき、両ニップロール92と93で支持体11を成形するとき、溶融状態の樹脂が孔94の内部に入り、これによって支持体11の表面にフック状係止部材13aが一体に形成される。
【0030】
この際、ニップロール92の微細な孔94の加工形状及び加工方法により、完全なオス状のフック状係止部材13aを形成する場合と、ニップロール92の孔94でストレート状の突起物を形成し、後加工で、この突起物の先端を屈曲させたり大径頭部にすりことによりフック状係止部材13aに形成する場合とがある。
【0031】
また、支持体11表面からのフック状係止部材13aの高さは、ループ状係止部材2aとの係合性の点から、100〜800μm好ましくは200〜700μmが望ましい。
【0032】
次に、図6(b)に示すように、フック状係止部材13aを一体形成した支持体11を長さ方向に走行させる途中を一対のガイドローラ95,96で屈曲状に誘導し、支持体11のガイドローラ95に沿って屈曲する部分で、フック状係止部材13aを設けた表面の残る部分に、粘着剤塗工ダイス97で粘着剤層98を塗布形成する。この粘着剤層98は固定部12を形成する粘着剤層12a及び貼着部14を形成する粘着剤層14aとなる。そして、図示はしないが、粘着剤層98の上に、残る片端部を露出させるようにして、上記シート状保護部材16を積層して、長尺のまま巻芯等へ巻回する。そして、巻回されたファスナーテープ20は、巻回体から繰出されて任意の長さに切断される。
【0033】
このようにフック状係止部材13aを一体形成することにより、ファスナーテープ20の製造工程を簡略化でき、コストの増加を少なくできる。
【0034】
図7に示すファスナーテープ30のシート状保護部材16は、上記の各シート状物のほぼ中央にミシン目加工が施され、ミシン目17が設けられている。ファスナーテープ20を引き伸ばした際には、シート状保護部材16がミシン目17にて破損され、容易に貼着部14が露出される。このように、シート状物にミシン目加工を施すことによっても、粘着剤14を露出させることが可能である。このシート状物の破断強度は特に限定されるものではないが、ミシン目加工することにより容易に破断されることが必要であり、支持体11の破断強度よりも弱い破断強度を有するシート状物を用いるのが、より簡単に貼着部14を露出可能にできる点で好ましい。また、このミシン目17は1箇所に限らず、数カ所に設けてもよい。
【0035】
また、このファスナーテープ20の係止部13には粘着剤層13cが用いられている。このように係止部13は、フック状係止部材13aのみならず、粘着剤層13cを用いて形成してもよく、あるいは、図示はしないが、ループ状係止部材を用いてもよいのは言うまでもない。
【0036】
さらに、図8に示すファスナーテープ40のシート状保護部材16は、2つのシート状物16aがほとんど隙間なく伸張方向に並び合せられている。このように2つのシート状物16aを組み合わせることにしてもよい。このファスナーテープ40が引き伸ばされると、2つのシート状物16aの付き合せ部分で、シート状物16aにひずみが生じて変形するとともにその端面がめくれ上がれ、貼着部14が露出される。
【0037】
また、図9に示すファスナーテープ50にあっては、上記した各シート状物が用いられており、当該シート状物のシート状保護部材16との貼着面には、シリコーン処理などの易剥離処理17が施されている。このように易剥離処理17を施すと、シート状保護部材16が粘着剤層14aから浮き上がるようにしてめくれ上がり、簡単に貼着部14を露出できる。もちろん、このシート状物にあってもその破断強度は特に限定されるものではないが、上記したように破断強度が支持体11のそれよりも弱いシート状物やミシン目17を設けたシート状物に易剥離処理18を施すのが好ましく、あるいは易剥離処理18が施されたシート状物を突き合わせるようにして、シート状保護部材16を設けてもよい。このようにすれば、より一層容易に貼着部14を露出できる。
【0038】
このように本発明にあっては、ファスナーテープを引っ張ることにより、貼着部14を露出可能な構成として、廃棄時の使用方法を簡単にするものであり、ファスナーテープを伸張させた時にシート状保護部材16が容易に破損又は変形され、貼着部14を露出できるものであれば、上記各実施の形態に限定されるものではない。
【0039】
また、本発明に係るファスナーテープは、使い捨ておむつだけでなく、生理用ナプキン等の衛生用品やカイロなどの使い捨て物品、衣類用の固定用ファスニングテープあるいは結束、梱包用テープなどとして用いることもできる。
【0040】
例えば、図10に示すファスナーテープ60にあっては、固定部12の粘着剤層12a上には剥離紙19が積層されている。剥離紙19には、通常に用いられるものが用いられる。このファスナーテープ60は、図11に示すように、包帯21の固定用ファスナーテープとして用いられ、剥離紙15を剥がして包帯21にファスナーテープ20の固定部12を貼着固定するとともに、他端の係止部13を直接包帯21に係合させている。このように本発明に係るファスナーテープは使い捨ておむつ用のファスナーテープのみならず、様々な用途を有するものである。
【0041】
【実施例】
次に、本発明に係る実施例であるファスナーテープを作製し、本発明による効果を確認した。
【0042】
(実施例1)
スチレン−イソプレン−スチレンブロックポリマー100部、石油系樹脂100部、フェノール系老化防止剤2部をトルエン200部に溶解し、粘着剤溶液を得た。これをアプリケーターによって厚さ70μmのポリエチレン/ポリプロピレンブレンドフィルム(破断強度 8.0kg/20mm幅、破断伸度 550%)からなる支持体上に塗布し、100℃で3分間乾燥して厚さ30μmの粘着剤層を形成した。
【0043】
次に、シート状保護部材として、厚さ30μmのポリエチレンフィルム(破断強度 700g/20mm幅、破断伸度 700%)にミシン目加工を施したシート状物を、図9のファスナーテープに示すように積層して、実施例1のファスナーテープを得た。なお、このシート状保護部材の破断強度は300g/20mm幅、破断伸度はほとんど0%であった。ちなみに、破断強度については、後述する方法に準じて測定し、破断伸度は、破断強度測定時に破断された際の長さを、元の長さで除して算出した。
【0044】
(実施例2)
実施例1で得た粘着剤層が形成された支持体上に、シート状保護部材として、厚さ30μmのポリエチレンフィルム(破断強度 700g/20mm幅、破断伸度 700%)にミシン目加工を施し、さらに、シリコーンによる易剥離処理したシート状物を、実施例1と同様にして積層して、実施例2のファスナーテープを得た。
【0045】
(実施例3)
実施例1で得た粘着剤層が形成された支持体上に、シート状保護部材として、厚さ30μmのポリエチレンフィルム(破断強度 700g/20mm幅、破断伸度 700%)にミシン目加工を施したシート状物を、伸張方向に並べ合せて積層して、実施例3のファスナーテープを得た。
【0046】
これら実施例1、2及び3の各ファスナーテープについて、おむつ本体に貼着し、ファスナーテープを伸張して、シート状保護部材の破断強度を測定するとともにシート状保護部材の破断感並びに廃棄時のおむつ本体表面への接着性について観察した。
【0047】
〔破断強度の測定〕
ファスナーテープを20mm幅に裁断し、固定部を固定して、徐々に荷重を掛けた。そして、シート状保護部材が破損された時の荷重を測定し、破断強度とした。
【0048】
【表1】
【0049】
表1からも分かるように、本発明のファスナーテープにあっては、シート状保護部材の破断強度よりもわずかに大きな力を掛けることによって、シート状保護部材を良好に破損できた。また、露出された貼着部は良好に使い捨ておむつ表面に貼着でき、簡単に使い捨ておむつを丸めて破棄できることが確認された。
【0050】
【発明の効果】
本発明のファスナーテープは、シート状をした支持体上に、物品に固定するための固定部と、粘着剤層若しくはフック状係止部材あるいはループ状係止部材からなる第1の固定手段と、粘着剤層からなる第2の固定手段とを有するファスナーテープであって、前記第2の固定手段である粘着剤層上に、剥離することなく前記ファスナーテープを伸張することにより破壊若しくは変形して当該粘着剤層を露出させるシート状保護部材を積層しているので、ファスナーテープを引き伸ばすようにすれば、容易にシート状保護部材が破壊されあるいは変形によりシート状保護部材がめくれ上がり、第2の固定手段である粘着剤層が露出される。このため、使用後のおむつを丸めた状態に簡単に固定できる。
【0051】
また、フック状係止部材を支持体と一体に設けることにより、第1の固定手段としてフック状係止部材を用いたファスナーテープを簡単に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるファスナーテープの断面構造図である。
【図2】同上のファスナーテープを使用した使い捨ておむつの概略斜視図である。
【図3】同上の使い捨ておむつの使用説明図である。
【図4】同上のファスナーテープの使用時における断面構造図である。
【図5】本発明の別な実施の形態であるファスナーテープの断面構造図である。
【図6】同上のファスナーテープの製造方法を示す説明図である。
【図7】本発明のさらに別な実施の形態であるファスナーテープの断面構造図である。
【図8】本発明のさらに別な実施の形態であるファスナーテープの断面構造図である。
【図9】本発明のさらに別な実施の形態であるファスナーテープの断面構造図である。
【図10】本発明のさらに別な実施の形態であるファスナーテープの断面構造図である。
【図11】同上のファスナーテープの他の使用方法を示す説明図である。
【図12】従来例であるファスナーテープを使用した使い捨ておむつの概略斜視図である。
【図13】同上のファスナーテープの断面構造図である。
【図14】別な従来例であるファスナーテープの断面構造図である。
【符号の説明】
1 おむつ本体
11 支持体
12 固定部
13 係止部(第1の固定手段)
14 粘着部(第2の固定手段)
16 シート状保護部材
17 ミシン目
18 易剥離処理
19 剥離紙
Claims (7)
- シート状をした支持体上に、物品に固定するための固定部と、粘着剤層若しくはフック状係止部材あるいはループ状係止部材からなる第1の固定手段と、粘着剤層からなる第2の固定手段とを有するファスナーテープであって、
前記第2の固定手段である粘着剤層上に、剥離することなく前記ファスナーテープを伸張することにより破壊若しくは変形して当該粘着剤層を露出させるシート状保護部材を積層したことを特徴とするファスナーテープ。 - 前記シート状保護部材は、前記支持体の破断強度よりも弱い破断強度を有するシート状物である請求項1に記載のファスナーテープ。
- 前記シート状保護部材は、ミシン目加工が施されたシート状物である請求項1に記載のファスナーテープ。
- 前記シート状保護部材は、2枚のシート状物を当該ファスナーテープの伸張方向に並び合せたものである請求項1に記載のファスナーテープ。
- 前記シート状保護部材は、前記第2の固定手段である粘着剤層との貼着面に易剥離処理が施されたシート状物である請求項1に記載のファスナーテープ。
- 前記第1の固定手段であるフック状係止部材を、前記支持体と一体に設けた請求項1、2、3、4又は5のいずれかに記載のファスナーテープ。
- 請求項1、2、3、4、5又は6のいずれかに記載したファスナテープの前記固定部を、使い捨ておむつに貼着固定したことを特徴とする使い捨ておむつ。
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