JP3686582B2 - 窒化シリコン固体表面保護膜 - Google Patents
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Description
本発明は半導体素子または金属表面あるいはその双方を保護する目的で形成される窒化シリコン固体表面保護膜に関する。
【0001】
【従来の技術】
従来の半導体素子、金属を主とする固体表面、特にLSIに代表される機能性素子表面には何らかの方法を用いて保護膜が形成されている。こうした保護膜を形成することにより、素子の不具合発生原因となる機械的なダメージ、水分の侵入、不純物原子や分子の侵入等を防止することができ、素子の信頼性は向上する。近年の半導体素子では微細加工技術が急速に進み、その表面を保護する必要性はますます高まっている。
【0002】
保護膜の原料はSiO 2 、窒化シリコン(以後SiN)に代表される無機系の化合物と樹脂、ポリイミド等の有機系ポリマーに大別されるが、中でもSiO 2 とSiNは耐酸化性、アルカリイオンのブロック性、緻密性、絶縁性に優れており、多くの半導体素子表面の保護膜として使用されている。特にSiNはSiO 2 よりもアルカリイオンのブロック性、耐水性に優れており、また、ステップカバーレッジが優れているため、特に素子の凹凸、電極を有する素子に対して適している。
【0003】
SiNによる保護膜の形成方法はCVD法、レーザーCVD法、プラズマ−CVD法が一般に用いられており、最近ではプラズマ密度を高めたECR−CVD法(特開平6−291114)等の新しい膜形成方法が開発されている。中でもプラズマ−CVD法はCVD法のように熱分解を利用しないため比較的低温で膜形成ができ、素子表面へのダメージも減少させることが可能であることから広く使用されている技術である。
【0004】
しかしながら、プラズマ−CVD法によって形成されるSiN膜は、その膜質が膜形成条件、例えば圧力、原料ガス流量、RFパワー、温度、装置などに依存し、条件によっては保護能力の低下、あるいは膜自体の内部ストレス増加による割れ等が発生し、素子の信頼性が低下する場合がある。
【0005】
特に、耐水性、耐薬品性、イオンブロック性と割れ発生の原因となる内部ストレス増加の抑制は両立させることが困難であり耐水性を高めると膜ストレスが大きくなり、ストレスを減少させると耐水性が低下すると言った膜質としては相反する特性を有する必要がある。
【0006】
そのため、それらの中間的な特性を有するSiNの膜形成やSiO 2 によるバッファー層形成、特性を左右する水素含有量の適正化等々の数々の手法が模索されているが、完全に両特性を有するSiN膜は得られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
SiN膜の特性は、膜中のSi−Si、Si−N、N−N結合量、Si−HXN−HX結合量(水素含有量)、それらの比率、あるいはそれらの複合的な要素が絡み合って決まるものである。また、それら要素を調整する条件がガス流量や圧力、温度、RFパワーであり、主に水素含有量を調整することになる。
【0008】
しかし、水素含有量だけで膜の特性が必ずしも決定されるわけではなく、上記に挙げたような元素同士の結合状態、量によっても変化する。したがって、これらすべての要素を含めた何らかの物性を指標とすることにより膜を制御することが望ましい。
【0009】
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、すぐれた耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスで信頼性の高い窒化シリコン固体表面保護膜を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するための手段を以下のように構成している。
【0011】
(1)固体表面上にプラズマ−CVD法によって保護膜として形成する少なくとも2層以上の積層した窒化シリコン膜において、前記固体表面に接する窒化シリコン層と、前記保護膜の表面側の窒化シリコン層がそれぞれ異なる特性を有するように形成されていることを特徴とする。
【0012】
ここで、異なる特性とは、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性、膜内在ストレスの大きさであり、保護膜は、このような特性のなかで少なくとも2つ以上の固体表面保護に関して有効となりうる特性を有するSiN膜から形成されている。
【0013】
上記構成によれば、耐水性と低ストレス、耐薬品性と低ストレス等これまで単一の膜内では不可能であった保護膜としての機能を両立させうるより信頼性の高い表面保護膜を提供することが可能となる。
【0014】
また、SiNと言う同一の化合物内で特性を変化させるため多層膜形成のように装置変更、原料切り替え等が不要であり生産効率が向上する。
【0015】
(2)2種の異なる特性を有する第1,第2の窒化シリコン層の積層構造により形成されていることを特徴とする。
【0016】
ここで、異なる特性とは、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するSiN層と内在ストレスの小さいSiN層のことであり、例えば、内在ストレスの小さいSiN層を第1のSiN層として固体表面と接する側に、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性の高いSiN層を第2のSiN層として保護膜表層側とすることにより、保護膜全体の割れ、欠けが抑制されると共に、第1のSiN層が固体表面と第2のSiN層とのバッファー層として機能する。よって、保護膜全体のストレスは緩和されて信頼性の高い保護膜が形成される。
【0017】
(3)それぞれの前記窒化シリコン層がプラズマ−CVD法により連続的に形成され、前記異なる特性が前記窒化シリコン層の屈折率であり、前記固体表面と接する前記第1の窒化シリコン層の屈折率が1.60〜1.90の値に設定され、前記保護膜表面側の第2の窒化シリコン層が屈折率が1.90〜2.20の値に設定されたことを特徴とする。
【0018】
ここで、内在ストレスの小さい第1のSiN層の屈折率は1.60〜1.90であり、望ましくは1.60〜1.80、さらに望ましくは1.60〜1.70である。
【0019】
一方、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性の高い第2のSiN層の屈折率は1.90〜2.20であり、望ましくは1.95〜2.20であり、更に望ましくは2.00〜2.20である。
【0020】
これら2種のSiN層を積層することにより耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスで信頼性の高い保護膜が形成される。
【0021】
(4)前記異なる特性が前記窒化シリコン層のエッチングレートであり、前記第1の窒化シリコン層のエッチングレートが、前記第2の窒化シリコン層のエッチングレートよりも大きな値に設定されたことを特徴とする。
【0022】
ここで、内在ストレスの小さい第1のSiN層のエッチングレートは800〜1500nm/minであり、望ましくは1200〜1500nm/minである。
【0023】
一方、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有する第2のSiN層のエソチングレートはBHFに対するエッチングレートが50〜500nm/minであり、望ましくは50〜100nm/minである。
【0024】
これら2種のSiN層を積層することにより耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスで信頼性の高い保護膜が形成される。
【0025】
(5)前記固体表面上に形成される保護膜が、3種の異なる特性を有する第1、第2、第3の窒化シリコン層を積層することにより形成されていることを特徴とする。
【0026】
ここで、異なる特性とは、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するSiN層と内在ストレスの小さいSiN層と前記2種のSiN層の中間的な特性を有するSiN層のことであり、例えば、内在ストレスの小さい第1のSiN層を固体表面と接する側にし、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性の高い第3のSiN層を保護膜表面側とし、中間的な特性を有する第2のSiN層を前記2層の中間層とすることにより、保護膜全体のストレスによる割れ、欠けが抑制されると共に、第1のSiN層が保護膜全体と固体表面との間のバッファー層として機能し、更に中間層が、第3のSiN層と第1のSiN層間のバッファー層として機能する。
【0027】
よって、第1のSiN層と第3のSiN層の間で発生するストレス差を中間層が緩和し、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスでより信頼性の高い表面保護膜が形成される。
【0028】
(6)それぞれの前記窒化シリコン層はプラズマ−CVD法により連続的に形成され、前記異なる特性が前記窒化シリコン層の屈折率であり、前記固体表面と接する第1の窒化シリコン層、中間層となる第2の窒化シリコン層、前記保護膜表面側の第3の窒化シリコン層が、それぞれ屈折率として、1.60〜1.90、1.80〜2.00、1.90〜2.20の値に設定されていることを特徴とする。
【0029】
ここで、内在ストレスの小さい第1のSiN層の屈折率は1.70〜1.90であり、望ましくは1.70〜1.80、さらに望ましくは、1.60〜1.70である。
【0030】
耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性の高い第3のSiN層の屈折率は1.90〜2.20であり、望ましくは1.95〜2.20であり、更に望ましくは、2.00〜2.20である。
【0031】
また、中間的な特性を有する第2のSiN層の屈折率は1.80〜2.00であり、望ましくは1.85〜1.95である。
【0032】
上記3種のSiN層を積層することにより耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスで信頼性の高い保護膜が形成される。
【0033】
(7)前記異なる特性が前記窒化シリコン層のエッチングレートであり、前記第1の窒化シリコン層のエッチングレートは、前記第2の窒化シリコン層のエッチングレートよりも大きな値を持ち、かつ前記第2の窒化シリコン層のエッチングレートは、前記第3の窒化シリコンのエッチングレートよりも大きな値を持つように形成されていることを特徴とする。
【0034】
ここで、内在ストレスの小さい第1のSiN層のエッチングレートは800〜1500nm/minであり、望ましくは1200〜1500nm/minである。
【0035】
耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有する第3のSiN層のエッチングレートはBHFに対するエッチングレートが50〜500nm/minであり、望ましくは50〜100nm/minである。
【0036】
また、中間的な特性を有する第2のSiN層のエッチングレートは200〜1200nm/minであり、望ましくは500〜800nm/minである。
【0037】
上記3種のSiN層を積層することにより耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスで信頼性の高い保護膜が形成される。
【0038】
(8)それぞれの前記窒化シリコン層はプラズマ−CVD法により連続的に形成され、前記異なる特性が前記窒化シリコン層の屈折率であり、前記固体表面と接する第1の窒化シリコン層、中間層となる第2の窒化シリコン層、前記保護膜表面側の第3の窒化シリコン層はそれぞれ屈折率として、1.60〜1.90、1.90〜2.20、1.60〜2.20の値に設定されていることを特徴とする。
【0039】
ここで、異なる特性を有するSiN膜とは、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するSiN層と内在ストレスの小さい第1のSiN層と前記2種のSiN層の中間的な特性を有するSiN層のことであり、例えば、内在ストレスの小さい第1のSiN層を固体表面と接する側にし、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性の高い第2のSiN層を中間層とし、前記2種のSiN層の中間的な特性を有する第3のSiN層を保護膜表面側とすることにより、保護膜全体のストレスによる割れ、欠けが抑制されると共に、第1のSiN層が保護膜全体と固体表面との間のバッファー層として機能し、更に、第2のSiN層が耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するため、固体表面の信頼性が低下することはない。
【0040】
通常、半導体の素子などは、素子全体を樹脂などでモールドするが、本発明では、第3のSiN層が樹脂と素子との間のバッファー層として機能しうるため、樹脂のストレスも緩和し、素子の信頼性はより向上する。
【0041】
また、第1のSiN層の屈折率は1.60〜1.90であり、望ましくは1.60〜1.80、さらに望ましくは1.60〜1.70であり、第2のSiN層の屈折率は1.90〜2.20であり、望ましくは1.95〜2.20であり更に望ましくは2.00〜2.20であり、第3のSiN層の屈折率は1.80〜2.00であり、望ましくは1.85〜1.95である。
【0042】
(9)5種以上の特性の異なる第1〜第N(N≧5)番目までの窒化シリコン層を積層することにより形成されていることを特徴とする。
【0043】
ここで、異なる特性を有するSiN膜とは、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するSiN層と内在ストレスの小さいSiN層と2種のSiN層の中間的な特性を有する多層のSiN層のことであり、例えば、内在ストレスの小さい第1のSiN層を固体表面と接する側にし、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性の高い第N番目のSiN層を保護膜表面側とし、中間的な特性を有するSiN層を段階的に特性を変化させて形成することにより保護膜全体のストレスによる割れ、欠けが抑制されると共に、第1のSiN層が保護膜全体と固体表面との間のバッファー層として機能し、更に中間層は特性の異なるSiN層間のストレス差を緩和し、第N番目のSiN層が耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスでより信頼性の高い表面保護膜が形成される。
【0044】
(10)それぞれの前記窒化シリコン膜はプラズマ−CVD法により連続的に形成され、前記異なる特性が前記窒化シリコン層の屈折率であり、前記固体表面と接する第1窒化シリコン層から保護膜表面側となる第N番目の窒化シリコン層(N>5)のN個の層が積層されており、かつ前記固体表面と接する第1の窒化シリコン層の屈折率がもっとも小さく1.60〜1.80の範囲であり、前記保護膜表面側となる第N番目の窒化シリコン層の屈折率が最も大きく1.90〜2.20の値に設定され、2層〜N−1層となる窒化シリコン層は1.90〜2.20の範囲で段階的に屈折率が大きな値に設定されることを特徴とする。
【0045】
ここで、内在ストレスの小さい第1のSiN層の屈折率は1.60〜1.90であり、望ましくは1.70〜1.80、さらに望ましくは、1.60〜1.70である。
【0046】
耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性の高い第N番目のSiN層の屈折率は1.90〜2.20であり、望ましくは1.95〜2.20であり更に望ましくは2.00〜2.20である。
【0047】
また、中間的な特性を有する第2〜第N−1層は屈折率が1.60〜2.20の範囲で段階的に変更され、第2層から第N−1層にかけて屈折率が徐々に大きな値となっている。
【0048】
上記の様にN層の多層SiN層を積層させることにより耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスでより信頼性の高い表面保護膜が形成される。
【0049】
(11)前記固体表面と接する第1窒化シリコン層のエッチングレートが最も大きく、前記保護膜表面側となる第N番目の窒化シリコン層のエッチングレートが最も小さく、2層〜N−1層の窒化シリコン層は段階的にエッチングレートが小さくなるような特性を持つ窒化シリコン層を積層することにより形成されていることを特徴とする。
【0050】
ここで、内在ストレスの小さい第1のSiN層のBHFに対するエッチングレートは800〜1500nm/mimであり、望ましくは1200〜1500nm/minである。
【0051】
また、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有する第N番目のSiN層のエッチングレートはBHFに対するエッチングレートが50〜500nm/minであり、望ましくは50〜100nm/minである。
【0052】
中間的な特性を有する第2〜第N一1層はエッチングレートが200〜1200nm/minの範囲で段階的に変更され、第2層から第N−1層にかけてエッチングレートが徐々に小さな値となる。
【0053】
上記の様にN層の多層SiN層を積層させることにより耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスでより信頼性の高い表面保護膜が形成される。
【0054】
(12)それぞれの前記窒化シリコン層はプラズマ−CVD法により連続的に形成され、第1番目の窒化シリコン層及び第N番目の窒化シリコン層は屈折率が1.60〜1.90であり、かつ第2層〜N−1層のうち少なくとも1つの窒化シリコン層が屈折率として1.90〜2.20の値に設定されていることを特徴とする。
【0055】
ここで、異なる特性を有するSiN層とは、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するSiN層と内在ストレスの小さいSiN層と前記2種のSiN層の中間的な特性を有するSiN層のことであり、例えば、内在ストレスの小さいSiN層を第1のSiN層とし、中間的な特性を有する第N番目のSiN層を保護膜表面側とし、第2〜第N−1層の内少なくとも1つの層を耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するSiN層とすることにより、保護膜全体のストレスによる割れ、欠けが抑制されると共に、第1のSiN層が保護膜全体と固体表面との間のバッファー層として機能し、第2〜第N−1層の中少なくとも1つのSiN層が耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するため固体表面の信頼性が低下することはない。
【0056】
通常、半導体の素子などは、素子全体を樹脂などでモールドするが、本発明では、第3のSiN層が樹脂と素子との間のバッファー層として機能しうるため、樹脂のストレスも緩和し、素子の信頼性はより向上する。
【0057】
また、第1のSiN層の屈折率は1.60〜1.90であり、望ましくは1.60〜1.80、さらに望ましくは1.60〜1.70であり、第2〜第N−1層の中少なくとも1つのSiN層は屈折率が1.90〜2.20であり投階的に屈折率の異なるSiN層の多層構造となっており、屈折率の最も高いSiN層の屈折率は望ましくは1.95〜2.20であり、更に望ましくは2.00〜2.20であり、第N番目のSiN層の屈折率は1.80〜2.00であり、望ましくは1.85〜1.95である。
【0058】
(13)プラズマ−CVD法により原料ガスであるSiH 4 、N 2 、NH 3 の流量比を段階的に変化させて特性の異なる窒化シリコン膜を積層することにより、(1)〜(12)のいずれかに記載の窒化シリコン固体表面保護膜を製造することを特徴とする。
【0059】
この製造方法では、SiN膜の原料となるガスにSiH 4 、NH 3 、キャリアガスとしてN 2 を使用し、前記3種のガスの総流量を一定とし、一定圧力、一定温度下においてSiH 4 とNH 3 の流量比を段階的に変更することにより異なる特性を有するSiN層を積層する。ただし、一定圧力とは400〜600mTorrであり、一定温度とは240〜260℃の値である。
【0060】
この方法によれば、ガス流量比NH 3 /SiH 4 を1.5〜20まで段階的に変更することにより、異なる特性を有するSiN層を形成することが可能であり、例えば、初期条件としてガス流量比NH 3 /SiH 4 を20とし、流量比を1.5まで経時的かつ段階的に減少させれば固体表面上に内在ストレスの小さいSiN層が形成され、保護膜表面のSiN層は、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性の高いSiN層が形成される。また、流量比を減少させるだけでなく、一旦減少させた後、再び増加させることも可能である。
【0061】
上記の製造方法により形成されたSiN固体表面保護膜は、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスで信頼性の高い保護膜が形成される。
【0062】
(14)プラズマ−CVD法により原料ガスであるSiH 4 、N 2 、NH 3 の流量比を連続的に変化させて特性の異なる窒化シリコン膜を積層することにより、(1)〜(12)のいずれかに記載の窒化シリコン固体表面保護膜を製造することを特徴とする。
【0063】
この製造方法では、SiN膜の原料となるガスにSiH 4 、NH 3 、キャリアガスとしてN 2 を使用し、前記3種のガスの総流量を一定とし、一定圧力、一定温度下において、SiH 4 とNH 3 の流量比を連続的に変更することにより、異なる特性を有するSiN層を積層することを特徴としている。ただし、一定圧力とは400〜600mTorrであり、一定温度とは240〜260℃の値である。
【0064】
この製造方法によれば、ガス流量比NH 3 /SiH 4 を1.5〜20まで段階的に変更することにより異なる特性を有するSiN層を形成することが可能であり、例えば、初期条件として、ガス流量比NH 3 /SiH 4 を20とし、流量比を1.5まで経時的に減少させれば、固体表面上に内在ストレスの小さいSiN層が形成され、保護膜表面のSiN層は耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性の高いSiN層が形成される。また、流量比を減少せるだけでなく、一旦減少させた後、再び増加させることも可能である。
【0065】
上記の製造方法により形成されたSiN固体表面保護膜は保護膜内のストレスが連続的に変化しているためSiN層同士の持つストレスの差が限りなく小さくなり、結果的に耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ膜全体が低ストレスで信頼性の高い保護膜が形成される。
【0066】
(15)(1)〜(12)のいずれかに記載の窒化シリコン固体表面保護膜、あるいは、(13)または(14)に記載の製造方法で製造された窒化シリコン固体表面保護膜で表面を覆われたことを特徴とする。
【0067】
この構成によれば、すぐれた耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有しかつ低ストレスで信頼性の高い窒化シリコン固体表面保護膜を有するホール素子を提供することができる。
【0068】
ちなみに、(1)に記載の窒化シリコン固体表面保護膜を、以下のような構成としてもよい。
【0069】
(16)固体表面に接する窒化シリコン層から前記保護膜表面側の窒化シリコン層までの特性が連続的に異なっており、かつ窒化シリコン層の単一膜により形成されてもよい。
【0070】
ここで、異なる特性を有するSiN膜とは、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するSiN層と内在ストレスの小さいSiN層と前記2種のSiN層の中間的な特性を有するSiN層のことであり、例えば、内在ストレスの小さいSiN層を固体表面と接する側にし、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性の高いSiN層を保護膜表面側とし、中間的な特性を有するSiN層を連続的に特性を変化させて形成することにより、保護膜全体のストレスによる割れ、欠けが抑制されると共に、低ストレスのSiN層が保護膜全体と固体表面との問のバッファー層として機能し、更に中間層は特性の異なるSiN層間のストレス差を緩和し、保護膜表面のSiN層が、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するため、より信頼性の高い表面保護膜が形成される。
【0071】
また、SiN層は連続的に特性が異なっているため異なる特性の多層構造とするよりもSiN層間のストレス差がより小さくなり保護膜の信頼性は多層構造とした場合よりも信頼性が向上する。
【0072】
(17)前記異なる特性が前記窒化シリコン層の屈折率であり、かつ前記固体表面に接する側の窒化シリコン層は小さな屈折率1.60〜1.90に設定され、前記保護膜表面側の窒化シリコン層は大きな屈折率1.90〜2.20に設定されてもよい。
【0073】
ここで、固体表面と接する側の内在ストレスの小さいSiN層の屈折率は1.60〜1.90であり、望ましくは1.70〜1.80、さらに望ましくは、1.60〜1.70である。
【0074】
耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性の高い保護膜表面のSiN層の屈折率は1.90〜2.20であり、望ましくは1.95〜2.20であり、更に望ましくは2.00〜2.20である。
【0075】
また、中間的な特性を有するSiN層の屈折率は1.60〜2.20の範囲で連続的に変更され、固体表面と接する側から保護膜表面にかけて屈折率が大きな値を持つようにSiN層が形成されている。
【0076】
上記の様に連続的に屈折率の異なるSiN層を積層することにより耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスでより信頼性の高い表面保護膜が形成されると共に、異なる特性の多層構造とするよりもSiN層間のストレス差がより小さくなり、保護膜の信頼性は多層構造とした場合よりも向上する。
【0077】
(18)前記異なる特性が前記窒化シリコン層のエッチングレートであり、かつ前記固体表面に接する側の窒化シリコン層は大きなエッチングレートを持ち、前記保護膜表面側の窒化シリコン層は、小さなエッチングレートを持つように形成されてもよい。
【0078】
ここで、固体表面と接する内在ストレスの小さいSiN層のBHFに対するエッチングレートは800〜1500nm/minであり、望ましくは1200〜1500nm/minである。
【0079】
耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有する保護膜表面のSiN層のエッチングレートはBHFに対するエッチングレートが50〜500nm/minであり、望ましくは50〜100nm/minである。
【0080】
また、中間的な特性を有するSiN層のエッチングレートは200〜1200nm/minで連続的に変更され、固体表面と接する側から保護膜表面にかけてエッチングレートが小さな値を持つように形成されている。
【0081】
上記の様に連続的にエッチングレートの異なるSiN層を積層することにより耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ、低ストレスでより信頼性の高い表面保護膜が形成されると共に、異なる特性の多層構造とするよりもSiN層間のストレス差がより小さくなり保護膜の信頼性は多層構造とした場合よりも向上する。
【0082】
(19)前記異なる特性が前記窒化シリコン層の屈折率であり、かつ前記固体表面に接する側の窒化シリコン層及び前記保護膜表面側の窒化シリコン層は小さな屈折率1.60〜1.90に設定され、それらの中間層部分に大きな屈折率1.90〜2.20を持つ窒化シリコン層が形成されてもよい。
【0083】
ここで、異なる特性を有するSiN膜とは、耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するSiN層と、内在ストレスの小さいSiN層と、前記2種のSiN層の中間的な特性を有するSiN層のことであり、例えば、内在ストレスの小さいSiN層固体表面と接するSiN層とし、中間的な特性を有するSiN層を保護膜表面側とし、前記2種のSiN層の中間層として少なくとも1領域を耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するSiN層(領域)とすることにより、保護膜全体のストレスによる割れ、欠けが抑制されると共に、固体表面と接するSiN層が保護膜全体と固体表面との間のバッファー層として機能し、中間子層(領域)の中少なくとも1つのSiN層が耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するため、固体表面の信頼性が低下することはない。
【0084】
通常、半導体の素子などは、素子全体を樹脂などでモールドするが、本発明では、保護膜表面のSiN層が樹脂と素子との間のバッファー層として機能しうるため、素子の信頼性はより向上する。
【0085】
また、この時の固体表面と接するSiN層(領域)の屈折率は1.60〜1.90であり、望ましては1.60〜1.80、さらに望ましくは1.60〜1.70であり、中間層となるSiN層の中少なくとも1つのSiN層は屈折率が1.90〜2.20であり連続的に屈折率の異なるSiN層の多層構造となっており、屈折率の最も高いSiN層の屈折率は望ましくは1.95〜2.20であり、更に望ましくは2.00〜2.20であり、保護膜表面SiN層の屈折率は1.80〜2.00であり、望ましくは1.85〜1.95である。
【0086】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明による窒化シリコン固体表面保護膜を半導体素子であるGaAsホール素子に適用した実施形態について説明する。
【0087】
図1に保護膜形成前のホール素子の概形を示し、図2(A)〜(F)に保護膜形成前までのホール素子作成プロセスの概略を示す。これらの図において、先ず、半絶縁性GaAs基板(a)全面に30nm程度の厚みのSiN膜あるいはSiO 2 膜からなる保護膜1(b)を形成し(図2(A)参照)、感光性レジストを使用してパターンニングし、弗化水素酸等の薬品を使用して活性層(c)となるべき領域の保護膜1(b)を十字型に除去する(図2(B)参照)。
【0088】
次に、ウェハ全面にSi等のイオン注入を行うと、保護膜1(b)に保護された領域はGaAs基板(a)にSiイオンが到達せず、GaAs基板(a)表面の活性層(c)となる領域にのみSiが注入される。イオン注入後、保護膜1(b)を除去し、再び500nm程度の厚みのSiN膜あるいはSiO 2 膜(保護膜2)(b’)を形成し(図2(C)参照)、ウェハを850℃で約20分間アニールする。アニールによって、注入されたSi原子がGaAs結晶中のGaサイトに入り、活性層(c)はn型の導電性を有することになる。
【0089】
次に、感光性レジストを使用してパターンニングすることで、十字型活性層の4つの端(足)部分の保護膜2(b’)を除去し、電極(e)形成用の窓をあける(図2(D)参照)。その後、ウェハ全面に電極(e)を形成する金属材料を蒸着あるいはスパッタ法により形成し(図2(E)参照)、感光性レジストによりパターンニング、エッチングすることで先に保護膜2(b’)上にあけた窓部分以外の金属を除去する。
【0090】
続いて、ウェハを430℃に加熱し、電極(e)を形成している金属とGaAsをアロイして電極とSiイオン注入されたGaAs基板(a)の導電性を確保する。以上のプロセスを経て図1に示したホール素子用ウェハが完成する。ただし、保護膜2(b’)は除去してもよい。
【0091】
次に、本発明によるSiN表面保護膜(f)(g)(h)(図2(F)参照)の形成方法について説明する。
上記の図1に示すホール素子用ウェハをプラズマ−CVD装置反応室内に搬送し、ウェハを250℃に加熱しながら反応室内を1xl0 -16 Torr以上の真空となるよう排気する。真空排気後、反応室内にN2 ガス、SiH 4 ガス、NH 3 ガスを導入し、反応室内の圧力が500mTorrとなるようメカニカルブースターポンプ等で調整する。
【0092】
このとき、それぞれのガス流量は表1の条件1に示す流量比となるようマスフローコントローラーにより調整される。ガス流量(反応室内圧力)が安定した後、速やかにRFを印加して反応室内で導入ガスをプラズマとする。このときのRFパワーは100Wである。
【0093】
【表1】
【0094】
ガス流量比を条件1の設定としてウェハ上にSiN膜(f)をたとえば200nmの厚みに形成した後、引き続きそれぞれの導入ガス流量比を条件2へと変更してSiN膜(g)を形成する。さらに、ガス流量比条件2にてたとえば200nm厚程度のSiN膜を形成後、ガス流量比条件3へと変更する。
【0095】
ガス流量比条件3にて、たとえば200nm厚程度のSiN膜(h)を形成した後、RFパワー、それぞれのガス導入を停止してSiN膜形成を終了する(図2(F)参照)。上記のSiN膜形成中のウェハ温度、RFパワー、反応室内真空度は一定であり、ガスの流量比のみが変更される。
【0096】
本実施形態では、ガス流量比条件を3種としたが、ガス流量比の条件をより細かく設定すれば上記と同様の方法により多層のSiN膜の形成が可能であり、また、流量比条件を連続的に変化させることにより、完全な単一層で異なる特性を持つSiN膜を形成することも可能である。
【0097】
上記のSiN保護膜(f)(g)(h)それぞれのSiN膜は屈折率が1.75、1.80、1.95であり、BHFに対するそれぞれのSiN膜のエッチングレートは1300、650、90nm/minとなる。
【0098】
SiN膜形成後、プラズマCVD装置内よりウェハを搬出し、外部配線とコンタクトを取るためのウェハの電極(e)上に形成されたSiN膜を除去すれば、ホール素子が完成する(図3(A)(B)参照)。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、以下の効果を奏する。
請求項1によれば、それぞれの窒化シリコン層はプラズマ−CVD法により連続的に形成され、異なる特性が窒化シリコン層の屈折率であり、固体表面と接する第1の窒化シリコン層、中間層となる第2の窒化シリコン層、保護膜表面側の第3の窒化シリコン層が、それぞれ屈折率として、1.60〜1.80、1.80〜2.00、1.90〜2.20の値に設定されているので、これら3種のSiN層を積層することにより耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低ストレスで信頼性の高い保護膜が形成される。
請求項2によれば、それぞれの窒化シリコン膜はプラズマ−CVD法により連続的に形成され、異なる特性が前記窒化シリコン層の屈折率であり、固体表面と接する第1窒化シリコン層から保護膜表面側となる第N番目の窒化シリコン層(N>5)のN個の層が積層されており、かつ固体表面と接する第1の窒化シリコン層の屈折率がもっとも小さく1.60〜1.80の範囲であり、保護膜表面側となる第N番目の窒化シリコン層の屈折率が最も大きく1.90〜2.20の値に設定され、2層〜N−1層となる窒化シリコン層は1.90〜2.20の範囲で段階的に屈折率が大きな値に設定されるので、N層の多層SiN層を積層させることにより耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有し、かつ低 ストレスでより信頼性の高い表面保護膜が形成される。
請求項3によれば、それぞれの窒化シリコン層はプラズマ−CVD法により連続的に形成され、第1番目の窒化シリコン層及び第N番目の窒化シリコン層は屈折率が1.60〜1.80であり、かつ第2層〜N−1層のうち少なくとも1つの窒化シリコン層が屈折率として1.90〜2.20の値に設定されているので、例えば、内在ストレスの小さいSiN層を第1のSiN層とし、中間的な特性を有する第N番目のSiN層を保護膜表面側とし、第2〜第N−1層の内少なくとも1つの層を耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するSiN層とすることにより、保護膜全体のストレスによる割れ、欠けが抑制されると共に、第1のSiN層が保護膜全体と固体表面との間のバッファー層として機能し、第2〜第N−1層の中少なくとも1つのSiN層が耐水性、耐薬品性、イオンブロッキング性を有するため固体表面の信頼性が低下することはない。
また、通常、半導体の素子などは、素子全体を樹脂などでモールドするが、本発明では、第3のSiN層が樹脂と素子との間のバッファー層として機能しうるため、樹脂のストレスも緩和し、素子の信頼性はより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る窒化シリコン固体表面保護膜形成前のホール素子の概形を示す平面図である。
【図2】同ホール素子の製作工程のフローを示す説明図である。
【図3】同窒化シリコン固体表面保護膜形成後のホール素子の概形を示す平面図である。
【符号の説明】
a−固体(GaAs基板)
b−保護膜1
c−活性層
d−保護膜2
e−電極
f−窒化シリコン固体表面保護膜
g−窒化シリコン固体表面保護膜
h−窒化シリコン固体表面保護膜
Claims (3)
- 固体表面上にプラズマ−CVD法によって保護膜として形成する少なくとも2層以上の積層した窒化シリコン膜において、
前記固体表面に接する窒化シリコン層と、前記保護膜の表面側の窒化シリコン層がそれぞれ異なる特性を有するように形成されており、
前記固体表面上に形成される保護膜が、3種の異なる特性を有する第1、第2、第3の窒化シリコン層を積層することにより形成されており、
それぞれの前記窒化シリコン層はプラズマ−CVD法により連続的に形成され、前記異なる特性が前記窒化シリコン層の屈折率であり、前記固体表面と接する第1の窒化シリコン層、中間層となる第2の窒化シリコン層、前記保護膜表面側の第3の窒化シリコン層が、それぞれ屈折率として、1.60〜1.80、1.80〜2.00、1.90〜2.20の値に設定されていることを特徴とする窒化シリコン固体表面保護膜。 - 固体表面上にプラズマ−CVD法によって保護膜として形成する少なくとも2層以上の積層した窒化シリコン膜において、
前記固体表面に接する窒化シリコン層と、前記保護膜の表面側の窒化シリコン層がそれぞれ異なる特性を有するように形成されており、
5種以上の特性の異なる第1〜第N(N≧5)番目までの窒化シリコン層を積層することにより形成されており、
それぞれの前記窒化シリコン膜はプラズマ−CVD法により連続的に形成され、前記異なる特性が前記窒化シリコン層の屈折率であり、前記固体表面と接する第1窒化シリコン層から保護膜表面側となる第N番目の窒化シリコン層(N>5)のN個の層が積層されており、かつ前記固体表面と接する第1の窒化シリコン層の屈折率がもっとも小さく1.60〜1.80の範囲であり、前記保護膜表面側となる第N番目の窒化シリコン層の屈折率が最も大きく1.90〜2.20の値に設定され、2層〜N−1層となる窒化シリコン層は1.90〜2.20の範囲で段階的に屈折率が大きな値に設定されることを特徴とする窒化シリコン固体表面保護膜。 - 固体表面上にプラズマ−CVD法によって保護膜として形成する少なくとも2層以上の積層した窒化シリコン膜において、
前記固体表面に接する窒化シリコン層と、前記保護膜の表面側の窒化シリコン層がそれぞれ異なる特性を有するように形成されており、
5種以上の特性の異なる第1〜第N(N≧5)番目までの窒化シリコン層を積層することにより形成されており、
それぞれの前記窒化シリコン層はプラズマ−CVD法により連続的に形成され、第1番目の窒化シリコン層及び第N番目の窒化シリコン層は屈折率が1.60〜1.80であり、かつ第2層〜N−1層のうち少なくとも1つの窒化シリコン層が屈折率として1.90〜2.20の値に設定されていることを特徴とする窒化シリコン固体表面保護膜。
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