JP3690476B2 - 用紙案内ユニットおよび印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷用紙をプラテンに案内する用紙案内ユニット、および該用紙案内ユニットを搭載した印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、円筒形のプラテンに印字用紙を巻き付けて紙送りを行う印字装置では、そのプラテンに弾接される従動ローラを有し、プラテンはモータなどの駆動源により一定角度ずつ回転され、一方、従動ローラはバネなどの弾性付勢手段によってプラテン周面に弾接される。印刷用紙はプラテンと従動ローラとの間に挟持され、その摩擦力によって送られる。そしてフィールド紙のような送り孔を有する連続用紙を用いる場合、実公昭60−145048号公報に示されるように、スプロケット又はトラクタからなる用紙搬送装置が用いられている。
【0003】
ところで、印刷用紙をプラテンへ案内するために、通常、プラテンの下方に用紙案内ユニットが設けられている。用紙案内ユニットには開口凹部が形成され、この開口凹部に従動ローラが配置されている。そして、プラテンと従動ローラで印刷用紙を挟持しつつ用紙搬送方向に案内し、該印刷用紙をプラテンの外周面に巻き付けさせることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、用紙案内ユニットに形成された開口凹部の内壁面と従動ローラを保持するローラホルダと間に大きな隙間があるために、用紙搬送時に印刷用紙の先端が前記隙間に引っ掛かり、紙折れや紙ジャムが発生するという問題がある。また、印刷用紙が連続用紙の場合はミシン目(折り目)があるために、そのミシン目が前記隙間に引っ掛かり、同様に紙折れや紙ジャムが発生するという問題もある。
【0005】
本発明の課題は、印刷用紙の先端やミシン目がローラホルダと開口凹部内壁面との隙間に引っ掛かるのを防止することのできる用紙案内ユニット、および該用紙案内ユニットを搭載した印刷装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本願請求項1に記載の発明は、ローラホルダに保持された従動ローラが用紙案内ユニット本体における用紙案内面に設けられた開口凹部内に設けられ、該従動ローラとそれに対向するプラテンとにより印刷用紙を挟持しつつ用紙搬送方向に案内し、前記印刷用紙を前記プラテンの外周面に巻き付けさせる用紙案内ユニットであって、前記ローラホルダは、その上面が用紙搬送方向に沿う形状に形成されていると共に、その上流側となるホルダ先端部は、前記開口凹部の上流側内壁面に接近して形成され、前記用紙案内ユニット本体の用紙案内面を搬送されてきた印刷用紙の先端又は折り目を該ホルダ先端部の上面で受けて前記従動ローラに導くように形成され、前記用紙案内ユニット本体における用紙案内面の前記開口凹部より上流側には、ガイドリブが、前記ホルダ先端部と一直線状に用紙搬送方向に延設され、該ガイドリブの下流端には、該ガイドリブと同じ高さで、かつ、主走査方向において該ガイドリブより幅広で、また、上流側が上流へ向かって下るように傾斜した突条が、前記ホルダ先端部より幅広に形成されて設けられていることを特徴とするものである。
【0007】
本発明によれば、前記ローラホルダのホルダ先端部は、前記開口凹部の上流側内壁面に接近して形成され、前記ユニット本体の用紙案内面を搬送されてきた印刷用紙の先端等を該ホルダ先端部の上面で受けて前記従動ローラに導くように形成されているので、用紙搬送時に印刷用紙の先端等が全開口凹部の隙間に引っ掛かかることがなく、紙折れや紙ジャムの発生を防止することができる。
【0008】
また、本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載された用紙案内ユニットにおいて、前記開口凹部の前記内壁面に前記ホルダ先端部に向かう第1突部が形成されていることを特徴とするものである。本発明によれば、当該第1突部により、前記接近の程度を一層高めること、即ち隙間を一層小さくすることが可能となり、印刷用紙の前記引っかかりを確実に防止することができる。
【0009】
また、本願請求項3に記載の発明は、請求項2に記載された用紙案内ユニットにおいて、前記ユニット本体における用紙案内面にはガイドリブが用紙搬送方向に延設され、前記第1突部は前記ガイドリブと一連で前記内壁面に形成されていることを特徴とするものである。本発明によれば、前記ユニット本体のガイドリブに下側から案内されて搬送されてきた印刷用紙は、該ガイドリブと一連のリブ状第1突部で更に案内されて前記ローラ先端部の上面に受けられるので、当該ユニット部分における用紙搬送を滑らかに行うことができ、一層前記引っかかりの発生を防止することができる。
【0010】
また、本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載された用紙案内ユニットにおいて、開口凹部の前記内壁面に前記従動ローラのローラ面に向かう第2突部が形成されていることを特徴とするものである。本発明によれば、前記従動ローラ外周面と前記開口凹部内壁面との隙間も、前記ローラホルダと前記開口凹部内壁面との隙間と同様に小さくしたので、当該ユニット部分において、用紙搬送時に印刷用紙の先端やミシン目が隙間に引っ掛かかることがなく、紙折れや紙ジャムの発生を防ぐことができる。
【0011】
また、本願請求項5に記載の発明は、円筒形のプラテンを有し、該プラテンに印刷用紙を巻き付け、前記プラテンを回転させて前記印刷用紙に送りを加えつつ印字を行う印刷装置において、請求項1〜4のいずれかに記載の用紙案内ユニットを搭載したことを特徴とするものである。本発明にかかる印刷装置よれば、印刷用紙の紙折れや紙ジャムの発生を防ぐことができるので、印刷をスムーズに行うことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る印刷装置の用紙搬送機構を示した縦断面図、図2は用紙搬送機構の外観斜視部、図3は用紙案内ユニットの外観斜視図、図4は用紙案内ユニットの拡大断面図、図5は実施の形態1に係る用紙案内ユニットの要部拡大斜視図、図6は実施の形態2に係る用紙案内ユニットの要部拡大斜視図である。
【0013】
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、本発明に係る印刷装置の用紙搬送機構は、押し込み式トラクタ1、印字部2および排紙部3を備えている。押し込み式トラクタ1にはベルト1Aが2本設けられている。ベルト1Aは、その周囲に多数のピン1Bを有し、これらのピン1Bが印刷用紙(図示せず)の両側端部の穴に嵌合する。そして、ベルト1Aを図示してない駆動源で回転させるこにより、印刷用紙を搬送することができる。なお、押し込み式トラクタ1は、印字部2を挟んで反対側にも設けられている。
【0014】
印字部2には、用紙案内ユニット本体4と円筒形のプラテン5が設けられている。用紙案内ユニット本体4の上面は、図3および図4に示すように、用紙搬送方向に沿って上流側(図3では右上側)に平坦面4Aが、その平坦面4Aの下流側に凹曲面4Bがそれぞれ設けられている。用紙案内面を成す平坦面4A及び凹曲面4Bには、印刷用紙を直接支えて案内するガイドリブ4Rが、用紙搬送方向に所定間隔で複数平行に延設されている。凹曲面4Bの曲率は、プラテン5の曲率にほぼ等しく形成されている。
【0015】
用紙案内ユニット本体4には、本実施の形態では、幅方向に沿って開口凹部4Cが4カ所に形成され、各開口凹部4Cには用紙搬送方向に沿って従動ローラ6,7がローラホルダ15に回転自在に保持された状態で配置されている。プラテン5は、図示してない駆動源により一定角度ずつ回転駆動され、押し込み式トラクタ1より送られてきた印刷用紙(図示せず)を、従動ローラ6,7との間に挟持しつつ搬送する。そして、用紙案内ユニット本体4は、印刷用紙を凹曲面4Bでプラテン5側に案内し、該プラテン5の外周面にU字型に巻き付けさせるようになっている。
【0016】
また、図1に示すように、プラテン5の外周面に対向して印字ヘッド8が設けられている。印字ヘッド8は、図1の紙面垂直方向に往復移動自在であり、印字時には、プラテン5の外周面にU字型に巻き付けられた印刷用紙に密着して、該印刷用紙上に印字を行うようになっている。
【0017】
排紙部3には、排紙駆動ローラ9と排紙従動ローラ10が設けられている。これら排紙駆動ローラ9および排紙従動ローラ10は、排紙部フレーム11に回転自在に支持されている。そして、印字ヘッド8により印字された印刷用紙は、排紙駆動ローラ9と排紙従動ローラ10に挟持されつつ搬送され、前記排紙部フレーム11と排紙部カバー13との間の空間14を通って搬出されるようになっている。
【0018】
ローラホルダ15は、本実施の形態では、図5に拡大して示すように、その上面15Bが用紙搬送方向に沿う形状、即ちほぼ凹曲面形状に形成されている。更に該ローラホルダ15の用紙搬送方向上流側となるホルダ先端部15Aは、前記開口凹部4Cの上流側内壁面16に接近して形成されている。この接近構造により、用紙案内ユニット本体4の用紙案内面(平坦面4A、凹曲面4B)を搬送されてきた印刷用紙の先端又はミシン目(折り目)を前記ホルダ先端部15Aの上面で受けて前記従動ローラ6に導くように形成されている。
【0019】
本実施の形態では、前記開口凹部4Cの内壁面16に前記ホルダ先端部15Aに向かう第1突部4Dが一体的に形成されている。すなわち、ローラホルダ15の両側先端部15Aに対向する位置に、第1突部4Dが形成されている。更に、当該第1突部4Dは、用紙案内ユニット本体4の用紙案内面に設けられた前記ガイドリブ4Rと一連で前記内壁面16にリブ状に形成されている。すなわち、この第1突部4Dは、開口凹部4Cの、印刷用紙の搬送方向の上流側内壁面16に縦方向に2本設けられている。
【0020】
このように、開口凹部4Cの内壁面16に第1突部4Dが形成されているので、ローラホルダ15の先端部15Aと開口凹部4Cの内壁面16との隙間が小さくなり、用紙案内ユニット本体4の用紙案内面を搬送されてきた印刷用紙の先端又はミシン目は、ホルダ先端部15Aの上面15Bで受けられて前記従動ローラ6に導かれる。従って用紙搬送時に印刷用紙の先端やミシン目が隙間に引っ掛かるのを回避することができ、これによって、印刷用紙の紙折れや紙ジャムの発生を防ぐことができる。
【0021】
(実施の形態2)
次に、他の実施の形態を説明する。前記第1突部4Dのような突出部分は、ローラホルダ15のホルダ先端部15Aに対向した位置だけでなく、従動ローラ6の外周面に対向した位置にも形成することができる。すなわち、本実施の形態2では、図6に示すように、開口凹部4Cの内壁面のうち従動ローラ6の外周面に対向した位置に、従動ローラ6の軸方向長さにほぼ等しい幅広の第2突部4Eが、用紙搬送ユニット本体4に一体的に形成されている。また、ローラホルダ15の先端部15Aに対向した位置には、実施の形態1での第1突部4Dよりも幅広の突条4Fが形成されている。
【0022】
このように構成すれば、ローラホルダ15のホルダ先端部15Aと開口凹部4Cの内壁面16との隙間だけでなく、従動ローラ6の外周面と開口凹部4Cの内壁面16との隙間も小さくすることができ、印刷用紙の紙折れや紙ジャムの発生をより一層確実に防ぐことができる。
【0023】
なお、実施の形態1と2では、第1突部4D,突状4Fや第2突部4Eが用紙搬送ユニット本体4に一体的に形成されていたが、第1突部4D,突状4Fや第2突部4Eを用紙搬送ユニット4とは別部材で構成し、これらを接着等によって開口凹部4Cの内壁面16に固定するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ローラホルダのホルダ先端部と開口凹部の内壁面との隙間が小さくなっているので、用紙搬送時に印刷用紙の先端やミシン目が隙間に引っ掛かることはなく、紙折れや紙ジャムの発生を防ぐことができる。その結果、印字をスムーズに行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷装置の用紙搬送機構を示した縦断面図である。
【図2】図1の用紙搬送機構の外観斜視図である。
【図3】用紙案内ユニットの外観斜視図である。
【図4】用紙案内ユニットの拡大断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1による用紙案内ユニットの要部拡大斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2による用紙案内ユニットの要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 押し込み式トラクタ
2 印字部
3 排紙部
4 用紙案内ユニット本体
4C 開口凹部
4D 第1突部
4E 第2突部
4F 突条
5 プラテン
6,7 従動ローラ
8 印字ヘッド
15 ローラホルダ
15A ホルダ先端部
Claims (5)
- ローラホルダに保持された従動ローラが用紙案内ユニット本体における用紙案内面に設けられた開口凹部内に設けられ、該従動ローラとそれに対向するプラテンとにより印刷用紙を挟持しつつ用紙搬送方向に案内し、前記印刷用紙を前記プラテンの外周面に巻き付けさせる用紙案内ユニットであって、
前記ローラホルダは、その上面が用紙搬送方向に沿う形状に形成されていると共に、その上流側となるホルダ先端部は、前記開口凹部の上流側内壁面に接近して形成され、前記用紙案内ユニット本体の用紙案内面を搬送されてきた印刷用紙の先端又は折り目を該ホルダ先端部の上面で受けて前記従動ローラに導くように形成され、
前記用紙案内ユニット本体における用紙案内面の前記開口凹部より上流側には、ガイドリブが、前記ホルダ先端部と一直線状に用紙搬送方向に延設され、
該ガイドリブの下流端には、該ガイドリブと同じ高さで、かつ、主走査方向において該ガイドリブより幅広で、また、上流側が上流へ向かって下るように傾斜した突条が、前記ホルダ先端部より幅広に形成されて設けられていることを特徴とする用紙案内ユニット。 - 請求項1において、前記開口凹部の前記内壁面に前記ホルダ先端部に向かう第1突部が形成されていることを特徴とする用紙案内ユニット。
- 請求項2において、前記用紙案内ユニット本体における用紙案内面にはガイドリブが用紙搬送方向に延設され、前記第1突部は前記ガイドリブと一連で前記内壁面に形成されていることを特徴とする用紙案内ユニット。
- 請求項1〜3のいずれかにおいて、開口凹部の前記内壁面に前記従動ローラのローラ面に向かう第2突部が形成されていることを特徴とする用紙案内ユニット。
- 円筒形のプラテンを有し、該プラテンに印刷用紙を巻き付け、前記プラテンを回転させて前記印刷用紙に送りを加えつつ印字を行う印刷装置において、請求項1〜4のいずれかに記載された用紙案内ユニットを搭載したことを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP04471499A JP3690476B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 用紙案内ユニットおよび印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP04471499A JP3690476B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 用紙案内ユニットおよび印刷装置 |
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| JP3690476B2 true JP3690476B2 (ja) | 2005-08-31 |
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Family Applications (1)
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| JP04471499A Expired - Fee Related JP3690476B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 用紙案内ユニットおよび印刷装置 |
Country Status (1)
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|---|---|---|---|---|
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1999
- 1999-02-23 JP JP04471499A patent/JP3690476B2/ja not_active Expired - Fee Related
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