JP3706559B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、表示装置に関し、特にたとえば、プリズム若しくは溝が上面に形成された導光板を備えるフロントライト方式の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の表示装置として、たとえば図7に示すような液晶表示装置1がある。同図に示すように、この液晶表示装置1は、線状光源2、この線状光源2の長さ方向に一側面3aを沿わせた状態で配置された導光板3、および導光板3の下方に配置された反射型の液晶パネルユニット4を含む。
【0003】
導光板3の上面3bには、線状のプリズム5が、側面3aと平行に多数形成されている。各プリズム5,5,・・・の長さ方向断面は山状であり、側面3aに対峙する側の斜面5a,5a,・・・は反射面として作用する(なお、ここで言う対峙とは、側面3aとそれぞれの斜面5aとが導光板3の内側に向いた状態で対峙することを言う)。すなわち、線状光源2から側面3aを経て導光板3内に入射された光は、同図に点線の矢印6で示すように各反射面5a,5a,・・・によって反射され、下面3cから出射される。そして、この出射光は、液晶パネルユニット4に照射され、当該液晶パネルユニット4の底部にある反射板4aによって上方に反射された後、導光板3を通って上面3bから出射される。
【0004】
また、別の従来技術として、図8に示すように、長さ方向断面がV字状の細長い溝7を複数形成し、これらの溝7,7,・・・を有する導光板8を用いるものがある。この場合も、線状光源2から側面8aを経て導光板8内に入射された光は、同図に点線の矢印9で示すように各溝7,7,・・・の側面8aに対峙する側の斜面7a,7a,・・・によって反射され、下面8bから出射される。そして、この出射光は、液晶パネルユニット4に照射され、反射板4aによって上方に反射された後、導光板8を通って上面8cから出射される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の図7に示す従来技術では、図9に一点鎖線の矢印6aで示すように、臨界角以下の入射角度θで各反射面5a,5a,・・・に当たる光が当該各反射面5a,5a,・・・を透過して外方に漏れてしまい、これによって出射面である下面3cの輝度、ひいては画面の輝度が低下するという問題がある。
【0006】
また、図8に示す従来技術においても、同様に、各反射面7a,7a,・・・で光の漏れが生じる。しかも、それぞれの反射面7aと、この反射面7aとともに溝7を構成する他の斜面7bとの距離が近いために、それぞれの反射面7aから外方に漏れた光の一部が、図10に一点鎖線の矢印9aで示すように当該他の斜面7bで反射(表面反射)して、画面の正面方向(同図の上方)に向かって進行する。このようにフロントライト方式の液晶表示装置1aにおいて画面の正面方向に向かって光が漏れると、その漏れた光が、それと同じ方向に向かって出射される本来の光(矢印9で示す軌跡をたどる光)と重なるため、画像のコントラストが低下する。
【0007】
それゆえに、この発明の主たる目的は、画面の輝度を向上させることができる、表示装置を提供することである。
【0008】
この発明の他の目的は、プリズム若しくは溝から漏れた光が画面に悪影響を及ぼすのを防止できる、表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、プリズムが上面に形成された導光板を備えるフロントライト方式の表示装置において、プリズムは導光板の側面から入射された光を受ける第1面および側面と正対する側面に対峙する第2面を有し、光を反射する反射膜を第1面に形成し、光の反射を防止する反射防止膜を第2面に形成したことを特徴とする、表示装置である。
【0010】
第2の発明は、溝が上面に形成された導光板を備えるフロントライト方式の表示装置において、溝は導光板の側面から入射された光を受ける第1面および第1面を透過した光を受ける第2面を有し、第1面または前記第2面のいずれか一面のみに光の反射を防止する反射防止膜を形成したことを特徴とする、表示装置である。
【0011】
第1の発明では、導光板の上面にプリズムが形成されている。プリズムは、導光板の側面から入射された光を受ける第1面を有している。この第1面には、反射膜が形成されているので、当該第1面は側面から受けた光を反射する。
【0012】
なお、導光板の上面には、線状に延びる複数のプリズムを幅方向において互いに接するように形成してもよい。この場合、各々のプリズムの長さ方向断面を山状に形成するのが望ましい。
【0013】
第2の発明では、導光板の上面に溝が形成されている。溝は、導光板の側面から入射された光を受ける第1面と、この第1面を透過した光を受ける第2面を有している。ここで、第2面には、反射防止膜が形成されているので、当該第2面は第1面を透過して受けた光の殆どを導光板内に透過させる。
【0014】
なお、長さ方向断面が略V字状に形成された線状の溝を、幅方向に間隔をおいて複数形成してもよい。
【0015】
【発明の効果】
第1の発明によれば、プリズムの傾斜面によって受光された光は反射膜によって全反射されるので、この反射された光によって映し出される画面の輝度を向上させることができるという効果がある。
【0016】
第2の発明によれば、溝を構成する第1面を透過して第2面に受光された光は反射防止膜を介して導光板内に透過するので、当該第1面を透過して漏れた光が第2面で反射して画面に悪影響を及ぼすのを防止できるという効果がある。
【0017】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0018】
【実施例】
図1を参照して、この発明の第1実施例のフロントライト方式の液晶表示装置10は、線状光源12、この線状光源12の長さ方向に一側面14aを沿わせた状態で配置された導光板14、および導光板14の下方に配置された板状の液晶パネルユニット16を含む。ここで、線状光源12は、冷陰極管である。そして、導光板14は、透光性を有するアクリル(PMMA)樹脂製であり、その上面14bには、後述する線状のプリズム18が側面14aに対して平行に延びるように多数形成されている。液晶パネルユニット16は、底部に反射板16aを有する反射型のものであり、図には詳しく示さないが、当該反射板16a上にガラス基板,液晶層,カラーフィルタ,ガラス板および偏光板をこの順番で積層したものである。
【0019】
各プリズム18,18,・・・の長さ方向断面は山状であり、各プリズム18,18,・・・は幅方向において互いに隣り合うもの同士が接するように連続的に形成されている。そして、それぞれのプリズム18を構成する2つの斜面20および22のうち、側面14aに対峙する側の斜面22の表面には、アルミニウム(Al)を原料とする金属膜24が形成されている。なお、斜面22の幅寸法(各プリズム18,18,・・・の並び方向における寸法)Dは、プリズム18のピッチ幅(各プリズム18,18,・・・間に形成された各谷の間隔)Pに比べて、極めて小さい。たとえば、プリズム18のピッチ幅Pが数百[μm]であるとすると、斜面22の幅寸法Dは数[μm]〜十数[μm]程度である。さらに、導光板14の下面14cには、二酸化珪素(SiO2)を原料とする反射防止膜26が形成されている。
【0020】
この構成によれば、線状光源12から側面14aを経て導光板14内に入射された光(厳密にはこの光の一部)は、図1に点線の矢印28で示すように、各プリズム18,18,・・・を構成する各斜面22,22,・・・に入射される。ここで、各斜面22,22,・・・の表面には、上述したように反射率の高いアルミニウム製の金属膜24が形成されている。したがって、各斜面22,22,・・・に入射された光は、金属膜24,24,・・・によって略全て反射され、導光板14の下面14cから出射される。そして、この出射光は、液晶パネルユニット16に照射され、上述した液晶層などを透過して反射板16aによって上方に反射された後、再度液晶層を透過する。そして、この液晶層を透過した光が、導光板14を通って上面14bから出射される。
【0021】
このように第1実施例の液晶表示装置10によれば、反射面として作用する各斜面22,22,・・・に入射した光は、出射面である下面14cに向けて全て反射される。したがって、たとえば上述の図7(図9)に示す従来技術にこの第1実施例を適用すれば、図9に矢印6aで示したように各斜面5a,5a,・・・から漏れていた光を有効利用することができる。よって、その分、下面14cの輝度、ひいては表示画面の輝度を向上させることができる。また、下面14cには、反射防止膜26が形成されているので、当該下面14cにおける光の透過率が上がり、これも輝度の向上に貢献する。
【0022】
なお、この第1実施例では、各斜面22,22,・・・に金属膜24,24,・・・を形成するので、実際に画面を見るときに各金属膜24,24,・・・が視覚的に邪魔になるのではないかと思われる。しかし、上述したように各斜面22,22,・・・の幅Dは、各プリズム18,18,・・・のピッチ幅Pよりも極めて小さいので、実際上は何ら邪魔にならない。たとえば、CRT(Cathode Ray Tube)の画面にもシャドウマスクという網目状の金属膜が設けられていることを鑑みると、かかる幅Dの狭い金属膜24,24,・・・が画面上に形成されていても視覚的に何ら問題にならないことは容易に予想できる。
【0023】
また、今回、図7の従来技術における導光板3において、各プリズム5,5,・・・(反射面5a,5a,・・・)からどれくらいの光が外方に漏れるのかをシミュレーションしたので、その結果を説明する。
【0024】
図2(a)を参照して、矢印▲1▼で示すように入射面としての側面3aに所定の光線数の光を入射する。そして、この状態で、矢印▲2▼で示すように出射面としての下面3cから出射される光の光線数と、矢印▲3▼で示すように各プリズム5,5,・・・から漏れる光の光線数とを計算する。また、同図に矢印▲4▼で示すように、入射面3aに対向する側面(先端面)3dから出射される光についても、その光線数を計算する。さらに、図2(b)に矢印▲5▼および▲6▼で示すように、入射面3aと隣り合う2つの側面3eおよび3fからそれぞれ出射される光の光線数をも計算する。その計算結果を、表1に示す。ただし、ここでは、導光板3自体の光の吸収率、すなわち導光板3内を透過することによって減衰される光の光線数は考慮していない。
【0025】
【表1】
【0026】
この表1から、入射光▲1▼の光線数を400000本とすると、出射光▲2▼の光線数は216910本となる。これをパーセンテージに換算すると、入射光▲1▼のうちの約54.2%の光が、出射光▲2▼として利用されることになる。一方、プリズム5,5,・・・から漏れる光▲3▼の光線数は、74242本である。つまり、入射光▲1▼のうちの18.6%に相当する光が、無駄な光としてプリズム5,5,・・・から漏れることになる。換言すれば、図7の従来技術に第1実施例を適用することによって、単純には輝度を18.6%も上げることができる。なお、入射面3a以外の各側面3d〜3fから出射される(漏れる)光の光線数は、合わせて108848本(全体の27.2%)となる。
【0027】
ところで、この第1実施例における導光板14は、次のようにして製造する。
【0028】
すなわち、導光板14の外形を中空部に模った金属ブロックをマスタとし、これにアクリル樹脂を射出する。これによって、図3(a)に示すような導光板14の本体を成形する。そして、真空蒸着処理またはスパッタ処理によって、図3(b)に示すように、導光板14の下面14cに二酸化珪素を原料とする反射防止膜26を形成する。
【0029】
次に、図3(c)に示すように、導光板14の上面14bに、各斜面22,22,・・・のみを露出させるための線状の露出孔30,30,・・・が穿設されたマスク板32を設ける。そして、この状態で、同図に矢印34,34,・・・で示すように真空蒸着処理またはスパッタ処理を行うことによって、図3(d)に示すように、各斜面22,22,・・・の表面にアルミニウムを原料とする金属膜24,24,・・・を形成する。この金属膜24,24,・・・の形成後、マスク板32を取り外すことで、図3(e)に示すような完成品が出来上がる。
【0030】
なお、各金属膜24,24,・・・を形成する手段として、真空蒸着処理またはスパッタ処理以外に、高指向性のコリメートスパッタ処理を用いてもよい。すなわち、極めて精度の高いコリメートスパッタ処理を用いれば、上述のマスク板32を用いることなく金属膜24,24,・・・を形成することが可能となる。
【0031】
また、図には示さないが、各金属膜24,24,・・・を含むプリズム18,18,・・・の表面を保護するために、導光板14の上面14bに硬質樹脂製の保護膜を形成してもよい。さらに、この保護膜として導電性膜を用いることによって、タッチパネルを構成してもよい。
【0032】
そして、導光板14をアクリル樹脂製としたが、ポリカーボネート(PC)などの他の透光性を有する樹脂によって形成してもよい。また、線状光源12として、冷陰極管を用いたが、これに限らず、たとえば熱陰極管等の他の蛍光灯、或いは発光ダイオードを線状に配列したもの、さらには白熱灯または有機発光材料を線状に形成したものを用いてもよい。
【0033】
さらに、各プリズム18,18,・・・を側面14aに対して平行に設けたが、当該側面14aに対して斜め方向に延びるように、換言すれば液晶パネルユニット16内の図示しない液晶パターンの配列方向に対して斜め方向に延びるように設けてもよい。このように液晶パターンの配列方向に対して各プリズム18,18,・・・の長さ方向を斜めに傾けることで、これら両者の干渉によるモアレ縞の発生を防止することができる。
【0034】
また、各斜面22,22,・・・に形成する金属膜24,24,・・・をアルミニウム膜としたが、銀(Ag)などの他の高反射率金属原料によって当該金属膜24,24,・・・を形成してもよい。さらに、導光板14の下面14cに形成する反射防止膜26を二酸化珪素膜としたが、これ以外のたとえば二酸化ジルコニウム(ZrO2)や二酸化チタニウム(TiO2)を原料として当該反射防止膜26を形成してもよい。
【0035】
図4を参照して、この発明の第2実施例の液晶表示装置40は、上述の第1実施例における導光板14に代えて、長さ方向断面がV字状に形成された細長い溝42を有する導光板44を用いたものである。これ以外については、第1実施例と同様であるので、これら同様な部分については図1と同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0036】
すなわち、導光板44は、その一側面44aを線状光源12の長さ方向に沿わせた状態で配置されており、この導光板44の下方に液晶パネルユニット16が配置されている。そして、導光板44の上面44bに、溝42が、当該導光板44の側面44aに対して平行に、かつ幅方向に間隔をおいて多数形成されている。なお、各溝42,42,・・・のピッチ幅(各谷の間隔)P’は、第1実施例におけるピッチ幅Pと同等である。
【0037】
そして、それぞれの溝42を構成する2つの斜面46および48のうち、側面44aに対峙する側の斜面46の表面に、金属膜50が形成されている。なお、この金属膜50が形成されている斜面46の幅寸法(各溝42,42,・・・の並び方向における寸法)D’は、第1実施例における斜面22の幅寸法Pと同等である。さらに、導光板44の下面44cには、反射防止膜52が形成されている。
【0038】
この構成によれば、第1実施例と同様に、線状光源12から側面44aを経て導光板44内に入射された光は、図4に点線の矢印54で示すように、各溝42,42,・・・を構成する各斜面46,46,・・・に入射され、ここで金属膜50,50,・・・によって全て反射されて、導光板44の下面44cから出射される。そして、この出射光は、液晶パネルユニット16に照射され、当該液晶パネルユニット16内にある液層層などを透過して反射板16aによって上方に反射された後、再度液晶層を透過する。そして、この液晶層を透過した光が、導光板14を通って上面14bから出射される。
【0039】
このように第2実施例によっても、第1実施例と同様に、反射面として作用する各斜面46,46,・・・に入射した光が、出射面である下面44cに向けて全反射されるので、当該下面44cの輝度が向上する。また、下面44cには、反射防止膜52が形成されているので、これも輝度の向上に貢献する。
【0040】
しかも、各斜面46,46,・・・を通過して外方に漏れる光が存在しないので、この漏れた光が反対側の斜面48,48,・・・に入射することもない。従って、上述した図8に示す従来技術とは異なり、漏れた光によって画像のコントラストが低下するなどの不都合も生じない。
【0041】
図5を参照して、この発明の第3実施例の液晶表示装置60は、上述の第2実施例における導光板44と同じ寸法・形状で、かつ同じ材質の導光板62を用いるとともに、それぞれの溝64を構成する2つの斜面66および68のうちの一方に反射防止膜70を形成したものである。これ以外については、第2実施例と同様であるので、これら同様な部分については図4と同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0042】
すなわち、導光板62は、一側面62aを線状光源12の長さ方向に沿わせた状態で配置されており、この導光板62の下方に液晶パネルユニット16が配置されている。そして、導光板62の上面62bに、多数の溝64,64,・・・が、当該導光板62の側面62aに対して平行に、かつ幅方向に間隔をおいて形成されている。
【0043】
そして、それぞれの溝64を構成する2つの斜面66および68のうち、線状光源12に沿う側面62aと正対する側面62cに対峙する側の斜面68に、二酸化珪素を原料とする反射防止膜70が形成されている。この場合、斜面66が導光板62の側面62aから入射された光を受ける第1面となり、斜面68が第1面である斜面66を透過した光を受ける第2面になる。なお、二酸化珪素に代えて、たとえば二酸化ジルコニウムや二酸化チタニウムによって反射防止膜70を形成してもよい。さらに、導光板62の下面62dにも、同様の反射防止膜72が形成されている。
【0044】
この構成によれば、第2実施例と同様に、線状光源12から側面62aを経て導光板62内に入射された光は、図5に点線の矢印74で示すように、各溝64,64,・・・を構成する各斜面66,66,・・・によって反射され、下面62dから出射される。そして、この出射光は、液晶パネルユニット16に照射され、当該液晶パネルユニット16内の反射板16aによって上方に反射された後、導光板62を通って上面62bから出射される。
【0045】
ところで、反射面として作用する各斜面66,66,・・・に入射された光は、ここで全て反射されずに、その一部(詳しくは、臨界角以下の入射角度θで各斜面66,66,・・・に入射される光)が当該各斜面66,66,・・・を通過して外方に漏れる。そして、この漏れた光が、図6に一点鎖線の矢印76で示すように、それぞれの斜面66とともに溝64を構成する他の斜面68に入射して一部の光が表面反射によって反射し、画面の正面方向(同図の上方)に向かって進行する。しかし、上述したようにそれぞれの斜面68には反射防止膜70が形成されているので、当該斜面68に入射した光の殆どは、同図に二点鎖線の矢印78で示すように反射防止膜70を介して再度導光板62内に取り込まれる。よって、その分、それぞれの斜面66から漏れた光が矢印76で示すように画面の正面方向に向かうのを抑制することができ、画面のコントラストを低下させるなどの不都合を解消できる。
【0046】
なお、反射防止膜70は、成膜対象である各斜面68,68,・・・のみを除く他の部分をマスク板で覆った状態で、真空蒸着処理またはスパッタ処理を行うことによって形成できる。また、上述したコリメートスパッタ処理によっても、反射防止膜70を形成できる。
【0047】
さらに、上述した第1実施例における導光板14にも、この第3実施例の技術を適用してもよい。すなわち、それぞれのプリズム18を構成する2つの斜面20および22のうち、入射面である側面14aと正対する他方の側面14dに対峙する斜面20の表面に、反射防止膜を形成することによって、この第3実施例と同様の作用および効果を得られるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の概略構成を側面から見た図である。
【図2】図1の実施例に係るシミュレーションの概略を説明するための図解図で、(a)は側面から見た図、(b)は上面から見た図である。
【図3】図1の実施例における導光板の製造過程を示す図解図である。
【図4】この発明の第2実施例の概略構成を側面から見た図である。
【図5】この発明の第3実施例の概略構成を側面から見た図である。
【図6】図5の一部拡大図である。
【図7】従来の液晶表示装置の概略構成を側面から見た図である。
【図8】図7の一部拡大図である。
【図9】図7とは別の従来技術を示す図である。
【図10】図9の一部拡大図である。
【符号の説明】
10…液晶表示装置
12…線状光源
14…導光板
14a…側面(入射面)
14b…上面
14c…下面(出射面)
18…プリズム
22…斜面(反射面)
Claims (4)
- プリズムが上面に形成された導光板を備えるフロントライト方式の表示装置において、
前記プリズムは前記導光板の側面から入射された光を受ける第1面および前記側面と正対する側面に対峙する第2面を有し、
前記光を反射する反射膜を前記第1面に形成し、
前記光の反射を防止する反射防止膜を前記第2面に形成したことを特徴とする、表示装置。 - 線状に延びる複数の前記プリズムが幅方向において互いに接するように形成され、
各々の前記プリズムの長さ方向断面は山状に形成される、請求項1記載の表示装置。 - 溝が上面に形成された導光板を備えるフロントライト方式の表示装置において、
前記溝は前記導光板の側面から入射された光を受ける第1面および前記第1面を透過した光を受ける第2面を有し、
前記第1面または前記第2面のいずれか一面のみに前記光の反射を防止する反射防止膜を形成したことを特徴とする、表示装置。 - 溝が上面に形成された導光板を備えるフロントライト方式の表示装置において、
前記溝は前記導光板の側面から入射された光を受ける第1面および前記第1面を透過した光を受ける第2面を有し、
前記第1面および前記第2面を含む前記溝のみに前記光の反射を防止する反射防止膜を形成したことを特徴とする、表示装置。
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