JP3740421B2 - 回転電機と固定子導線の接続方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は回転電機とそれに用いられる固定子導線の接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転電機に用いられるコイルとして、例えば特開2000−197294号公報に記載されているような平角線を巻装した集中巻方式コイルと、特開平10−66314号公報及び特開平10−42528号公報に記載されているような平角線を分割コア、又はオープンスロットコアに組み付けて予め集中巻形状にしたものが知られている。
【0003】
この他、例えば特開2000−350423号公報,特開平11−164506号公報等に記されているような平角線を巻装した重ね巻方式のコイルが知られている。
【0004】
また、コイルの先端部の接続方法として特開2000−164043号公報に記載されているようにコイル先端形状に平面部を形成して両先端を接続するものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前に述べた特開2000−197294号公報,特開平10−66314号公報及び特開平10−42528号公報によれば、平角線を用いた集中巻線方式でコアを分割しなければならないので、鉄損の増加,歯部の磁束密度の低下が生じることになり、回転機の出力低下が懸念される。
【0006】
また、特開2000−350423号公報及び特開平11−164506号公報によればオープンスロットであるため平角線を巻装するには不利な構造である。
【0007】
本発明の代表的な目的はコア形状に制約されない巻線構造の回転電機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の代表的な構成は以下に述べるような回転電気に特徴を有している。
【0009】
すなわち、固定子鉄心と、その固定子鉄心のスロットに固定子コイルを装填してなる回転電機において、
前記固定子鉄心のスロット内に予めU字型に成形した平角導線を前記固定子鉄心の半径方向と直角な面が幅広面となるように積層して配置し、前記平角導線の対向する前段巻き終り端部の側面と後段巻き始め端部の側面を重ねて接続して固定子コイルとしたことを特徴とする回転電機にある。
【0010】
【発明の実施の形態】
それでは、本発明を適用した回転電機の好適な実施例について以下図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は回転電機の固定子の斜視図、図2はその展開図を示しており、これらの図において固定子1は少なくとも偏平形の平角導線を巻装した固定子コイル2と、スロット絶縁筒3と、積層された固定子鉄心4と、この固定子鉄心4の側端面に位置し固定子鉄心4を補強する補強板5と、固定子コイル2の端末を集合させて接続する渡り線リング6を含んで構成されている。
【0012】
図2に示す展開図において、固定子鉄心4は薄い鉄板を多数枚だけ重ね合わせて一体的に形成したコアであり、内側周方向に24等分の内側が一部開放した半閉スロット12が形成されている。そして、この24ヵ所の半閉スロット12には厚みt=0.18mm の絶縁紙をスロット内側全周と密着する形状としたスロット絶縁筒3が軸方向から挿入されている。
【0013】
次に図3に示してあるように、予めU字型に成形した板状(平角)の固定子コイル2が8本を一組として積層された状態で固定子鉄心4の歯部11を挟んで24ヵ所のスロット12に挿入されている。
【0014】
この固定子コイル2を挿入した後に固定子コイル2の端部の機械的成形を行うわけであるが、この固定子コイル2の成形については図4以降で説明することとする。
【0015】
次に固定子コイル2の端部を成形した後に固定子コイル2の端部を電気的及び機械的に接続してコイル集合体を形成する。尚、固定子コイル2の接続方法についても図10以降で説明することとする。
【0016】
次に相間の渡り線と中性線を配線した渡り線リング6を組付け接続することで1Y結線の集中巻を構成することができる。
【0017】
図3は固定子1の部分的な断面図を示しており、固定子鉄心4の内周部には24個のスロット12が回転方向に等間隔に配置されており、各スロット12にはスロット底面に対し幅広面を積層面とした状態で8本の固定子コイル2が収容されている。
【0018】
図4は固定子コイル2を挿入した後の状態を示しており、予めU字型に成形した固定子コイル2が8本を一組として積層するように歯部11を挟んで挿入されている。
【0019】
スロット12より突出しているコイル端部の直線部の突出寸法kは固定子コイル2の端部成形時に隣接するコイル端部の高さを合わせて接続することができるように予めU字型に成形する時に決められる。これらの寸法は設計時に計算されて用いられている。
【0020】
図5は図4の状態から固定子コイル2の端部を成形した後の状態を示したものであり、8本の固定子コイル2を成形してコイル集合体40を構成している。そして、図から理解できるように隣接する他のコイル集合体と周方向で接しているため、図6に示すように歯部11の幅内で上側方向から成形用の工具を操作でき、実際には3段階の工程でコイル端部を成形することが可能となっている。
【0021】
図6にその段階的にコイル端部を成形する工程の実施例を示しているが、成形に先立ち「コイル挿入」で示したように前工程でまず、固定子コイル2をスロット12に挿入した後に歯部11の上面に成形時の荷重を受ける曲げガイド50を配置する。
【0022】
そして、その後に「第1工程」で上側からコイル間の絶縁空間を確保するための仕切板51を配置して第2,3工程で成形するに必要な空間を確保するため、仕切バー52,53をセットしてこの仕切バー52,53によりコイル端部の直線部を内側に倒すように成形する。
【0023】
次に「第2工程」では「第1工程」で使用した仕切バー52,53を取り外し、替わりに曲げ部Rの大きいRバー54,55をセッしてRバー54,55により粗成形する。
【0024】
次に「第3工程」でRバー54,55を取り外し、替わりに成形バー56,57をセットして曲げガイド50,仕切板51,成形バー56,57でコイルの端部を拘束して精度の高い成形をするわけであるが、これらの一連の成形作業は8本の積層されたコイル1相分を同時に成形するものである。
【0025】
次にスロット12に挿入する前と成形加工した後のコイル集合体40の構成についてさらに詳細に説明する。
【0026】
図7はコイル集合体40を成形する前の状態を示しており、コイル集合体40はU字コイル201,202,203,204の4本を積層したコイル群38とU字コイル205,206,207,208の4本を積層したコイル群39に分割している。
【0027】
図8はコイル集合体40を成形した後の状態を示しており、これは図6に示した成形方法で成形されたものである。
【0028】
図において、U字コイル201の巻き始め端部21は直線状の直線状態部であり、巻き終り端部22は図6に示す方法で巻き始め端部21の方向に絶縁空間が確保できる間隔で巻き始め端部21と平行となる姿勢に成形される。この場合、図6の右側の各バー53,55,57を用いて成形される。
【0029】
次に、U字コイル201の巻き始め端部21と隣接するU字コイル202の巻き始め端部23をU字コイル201の巻き終り端部22の側面と一致する位置に成形すると共に、U字コイル202の巻き終り端部24がU字コイル202の巻き始め端部23の方向に絶縁空間が確保できる間隔でU字コイル202の巻き始め端部23と平行となる姿勢に成形される。この場合、図6にあるように各バー52,53,54,55,56及び57を用いて成形される。
【0030】
次に、U字コイル202の巻き始め端部23と隣接するU字コイル203の巻き始め端部25がU字コイル202の巻き終り端部24の側面と一致する位置に成形される。
【0031】
U字コイル203の巻き終り端部26はU字コイル203の巻き始め端部25の方向に絶縁空間が確保できる間隔でU字コイル203の巻き始め端部25と平行となる姿勢に成形される。
【0032】
更に、U字コイル203の巻き始め端部25と隣接するU字コイル204の巻き始め端部27がU字コイル203の巻き終り端部26の側面と一致する位置に成形される。
【0033】
尚、U字コイル204の巻き終わり端部28は直線状態部であり、この場合、図6の左側の各バー52,54,56を用いて成形される。
【0034】
このように、歯部11幅内で前段の巻き終り端部側面と後段の巻き始め端部側面が一致する位置で、巻き終り端部と巻き始め端部の絶縁空間が確保できる間隔で回転方向に順次ずらした成形を繰り返していき巻き終り端部28を直線状態部とするコイル群38を構成する。
【0035】
次に固定子コイル群39も同様にして形成されるもので、固定子コイルの巻き始め端部29は直線状態部で、それぞれ隣接する固定子コイルの巻き終り端部30と巻き始め端部31,巻き終り端部32と巻き始め端部33,巻き終り端部34と巻き始め端部35を絶縁空間が確保できる間隔で回転方向に順次ずらした成形を繰り返していき巻き終り端部36を直線状態部とするコイル群39を構成する。
【0036】
図9は1相分コイル集合体の状態を示しており、前段コイル群38の巻き終り端部28と後段コイル群39の巻き始め端部29間を渡り線37で端部側面が一致する形状で接続すると、2個のコイル群の巻き始め端部21から巻き終り端部36の1相分コイル集合体41が構成される。
【0037】
ここで、渡り線37は渡り線リング6に組み込み配置されていて、渡り線リング6をコイル群が組み込まれた固定子鉄心に組付けした後に接続されるものである。
【0038】
本実施例では前段コイル集合体40は固定子鉄心4の内側周方向に24等分の歯部11を挟んで24個配置されている。
【0039】
本実施例では、積層される固定子コイルが8本であるため、4本の積層したU字コイルを1つのコイル群として、前段の巻き終り端部側面と後段の巻き始め端部側面が一致する位置を3カ所とした。2つのコイル群を渡り線で結線することで8本のコイル集合体を構成した。
【0040】
この様に固定子コイル集合体は複数のコイル群からなり、それぞれの巻き始め端と巻き終り端を渡り線によって結線することで、n本(nは自然数)の積層される固定子コイルの集合体を構成できる。
【0041】
また、端部側面が一致する位置が3カ所となるように積層される固定子コイル本数は4n本(nは自然数)で、4箇所の場合は5n本、5箇所の場合は6n本となる。
【0042】
そして、図5,図8及び図9からわかるように、固定子鉄心4のスロット12内に予めU字型に成形した平角導線を固定子鉄心4の半径方向Rに直角な面が幅広面Wとなるように積層して少なくとも2個のコイル群38とコイル群39を配置する構成となっている。
【0043】
固定子コイル群38のU字コイル201の巻き終り端部22とU字コイル202の巻き始め端部23の接続部Aと、U字コイル202の巻き終り端部24とU字コイル203の巻き始め端部25の接続部Bと、U字コイル203の巻き終り端部26とU字コイル204の巻き始め端部27の接続部Cは互いに充分な絶縁距離をおいて重ならないようにオフセットした状態で成形されている。つまり各接続部A,B,Cは回転方向に所定量だけずらされて形成されていることになる。
【0044】
また、固定子コイル群39も同様にU字コイル205の巻き終り端部30とU字コイル206の巻き始め端部31の接続部Dと、U字コイル206の巻き終り端部32とU字コイル207の巻き始め端部33の接続部Eと、U字コイル207の巻き終り端部34とU字コイル208の巻き始め端部35の接続部Fは互いに充分な絶縁距離をおいて重ならないようにオフセットした状態で成形されている。
【0045】
そして、固定子コイル群38と固定子コイル群39の各接続部の接続位置は接続部Aと接続部D,接続部Bと接続部E及び接続部Cと及び接続部Fが半径方向にほぼ同一方向線上に位置してほぼ同じ位置にくるように成形され、また接続部Aと接続部Dの間の距離と、接続部Bと接続部Eの間の距離及び接続部Cと及び接続部Fの間の距離がほぼ同じになるように成形されている。
【0046】
図10はコイル集合体40の接続方法を示す図であり各接続部A,B,C,D,E及びFでの接続において、固定子コイルの平角断面長を2.4mm×4.5mmのものを使用すると、縦横比略々1:2となり、このコイルを用いて側面を合わせると4.8mm×4.5mmの略々正方形状のコイル接続部となる。
【0047】
そして、上側より各接続部A,B,C,D,E及びFに対応した位置(参照番号72,73,74,75,76,77の位置に対応している。)及び大きさの略正方形の穴の空いたコイル位置決めガイド70を挿入し、コイル端部の各接続部A,B,C,D,E及びFを固定する。
【0048】
上側から見ると溶融部は円状で略正方形に納めることができるので、単純形状の位置決めガイド70で容易に各接続部A,B,C,D,E及びFを固定することができる。
【0049】
コイル端部の接続部の接続方法としてTIG溶接を使用することが好ましく、具体的にはコイル群38の巻き始め端部21に(+)電極71を固定し、前段巻き終り端部側面と後段巻き始め端部側面を重ねた接続位置72,73,74をトーチ軌跡78の通りにトーチを移動させ連続動作で端部コイルの接続を行う。
【0050】
同様にコイル群39の巻き終り端部36に(+)電極71を固定し、前段巻き終り端部側面と後段巻き始め端部側面を重ねた接続位置75,76,77をトーチ軌跡79の通りにトーチを移動させ連続動作で接続を行う。
【0051】
実際には巻き始め端部211ヵ所に(+)電極71を固定しているが、接続位置72が接続されると(+)電極71と接触している巻始め端部21から接続位置73までが導通状態となり、更にこの接続位置73が接続されると接続位置74までが導通状態となり、結果的には(+)電極71を固定してトーチを移動させて連続動作で接続することができることになる。
【0052】
図11は上述したコイル接続に使用されるコイル接続装置の上面図であり、本装置はコイル群毎の作業を行うためのインデックス部91,TIG溶接でコイル端部を連続接続するトーチスライド部92,(+)電極固定部93等で構成されている。
【0053】
図11において、インデックス部91の中央に固定子コイル端部が上側となる方向で固定子1を配置して回転方向に等間隔に配置されたコイル群をTIG溶接し、インデックスを繰り返して接続を行うと共に、TIG溶接の通電電流を測定して接続確認を行うようにしているもので、これらのコイル接続装置は公知の装置に改良を施して使用することができるものである。
【0054】
図12は渡り線リング6の表面を表した部分的な斜視図であり、リング61は絶縁材よりなるリングでその表面には21本の相間渡り線62と中性線63及び24本の渡り線37が配置されている。
【0055】
図13は渡り線リング6の裏面を表した部分的な斜視図であり、図10に示したコイル集合体40の接続位置72,73,74,75,76及び77での各接続部A,B,C,D,E及びFの絶縁を確保するための絶縁穴721,731,741,751,761及び771が設けてあり、また、図9で示した巻き始め端部及び巻き終わり端部である直線状態部21,28,29及び36の位置決めを行う貫通穴211,281,291及び361が併せ設けられている。
【0056】
図14は渡り線リング6の取付け状態を示す図であり、上側より組み付けることでコイル集合体40の接続位置72,73,74,75,76及び77での各接続部の絶縁と直線状態部21,28,29及び36の位置決めを行う。
【0057】
相間渡り線62,中性線63,渡り線37の端部形状は、図9に示した固定子コイルの直線状態部21,28,29、36と端部側面が一致する形状であり、組み付け後にTIG溶接で接続することで、1Yの集中巻を構成するものである。
【0058】
図15は重ね巻きのコイル端部の接続する前の状態を示しており、スロット底面に対し幅広面を積層面とした状態で固定子コイルが収容される状態で前段巻き終り端部側面801と後段巻き始め端部側面802が一致する成形を行い接続することで重ね巻きを構成できる。
【0059】
例えば特開2000−350423号公報に記載の重ね巻きにおいても、コイル先端部を90度捻り、前段巻き終り端部側面と後段巻き始め端部側面が一致する成形をすることで、接続においては位置裕度の高い接続とすることができる。
【0060】
上記の実施例では平角導線を用いた回転電機の端末線の処理について説明したが、丸導線,平角導線を用いた比較的小型の電機機器おいては、端末線同士を束ねて円状に成形して溶接してもよい。
【0061】
図16は丸導線101の端末接続部の状態を示しており、スポット溶接の溶融部は表面張力で円状になることから、成形型107,108で接続部102を円状に成形している。
【0062】
接続部を円状とすることで溶融部より溶け込み不足等を減少させることができ、また、導線接続部の抵抗を極力小さくするため、接続部102の断面積を導線101の断面積と同等以上とする成形を行ようにすることが必要である。この端末接続部の形状は丸導線を接続する電気機器に採用するのに好適である。
【0063】
図17は平角導線端末接続部の状態を示しており、図18は他の平角導線端末接続部の状態を示している。
【0064】
スポット溶接の溶融部は表面張力で円状になることから、成形型107,108で接続部104,106の形状を円状に成形する。接続部を円状とすることで溶融部より溶け込み不足等を減少させることができ、また、導線接続部の抵抗を極力小さくするため、接続部104,106の断面積を導線103,105の断面積と同等以上とする成形を行うことが必要である。
【0065】
これらの本実施例によれば積層したコイルの前段巻き終り端部側面と後段巻き始め端部側面を重ね接続することによって接続位置裕度が高く、接続信頼性向上と、端末処理の簡略化と、渡り線リング組み付け作業とすることによる工数低減の効果がある。
【0066】
以上述べた本発明の実施例によれば、固定子鉄心のスロット内に予めU字型に成形した平角導線をスロット底面に対して幅広面を積層面として挿入し、前記平角導線の前段巻き終り端部側面と後段巻き始め端部側面を重ね接続して、固定子コイル集合体としてあるので、コア形状に制約されない巻線構造の回転電機が提供できる。
【0067】
また、予め渡り線を配線した絶縁リングに巻き終り端部と後段巻き始め端部を挿入接続した固定子コイル集合体を有することにより、端末処理作業を簡略化することができ組立作業性の高い回転電機が提供できる。平角導線の縦横比を略1:2としたことにより、接続において位置裕度の高い回転電機が提供できる。
【0068】
更に、固定子コイル集合体は複数個のコイル群からなり、それぞれの巻き始め端と巻き終り端は巻線方向に突出して位置させ、渡り線によって結線することにより、単純構造で組立作業性の高い回転電機が提供できる。
【0069】
更に、コイル群の巻き始め端と巻き終り端の接続位置は回転方向に順次ずらすことにより絶縁空間を広くとれるので絶縁耐圧の高い回転電機が提供できる。
【0070】
更に、絶縁リングは相間の渡り線と中性線を配線した渡り線リングであって、貫通して配置される前記巻き終り端部と後段巻き始め端部とが接続されることにより位置裕度の高い回転電機が提供できる。
【0071】
更にコイル群の導線の一端に電極の一方を固定し、他方の電極を順次移動させ前記導線の前段巻き終り端部と後段巻き始め端部を接続することにより接続作業効率を向上できる。
【0072】
更に、複数本の電線端部を重ね円状形状としてスポット溶接することにより、位置裕度の高い接続用電線を提供できる。
【0073】
【発明の効果】
本発明の代表的な効果としては、コア形状に制約されない巻線構造の回転電機が提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した回転電機固定子の実施例の斜視図である。
【図2】図1に示す回転電機固定子の展開図である。
【図3】固定子の部分的な断面図である。
【図4】固定子コイルを挿入した後の部分的な斜視図である。
【図5】固定子コイルの端部を成形した後の部分的な斜視図である。
【図6】固定子コイルの端部を成形する成形工程を示す図である。
【図7】コイル集合体の成形する前の状態を示す斜視図である。
【図8】コイル集合体の成形した後の状態を示す斜視図である。
【図9】1相分のコイル集合体の接続状態を示す斜視図である。
【図10】コイル集合体の接続状態を説明する図である。
【図11】コイル接続装置を上側から見た図である。
【図12】渡り線リングの表面を部分的に見た斜視図である。
【図13】渡り線リングの裏面を部分的に見た斜視図である。
【図14】渡り線リングの取付け状態を示す図である。
【図15】重ね巻きの端部接続前の状態を示す部分的な斜視図である。
【図16】接続用丸導線の詳細形状を示す斜視図である。
【図17】接続用平角導線の詳細形状を示す斜視図である。
【図18】接続用平角導線の詳細形状を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…固定子、2…固定子コイル、3…スロット絶縁筒、4…固定子鉄心、5…補強板、6…渡り線リング、11…歯部、12…スロット、21,23,25,27,29,31,33,35…固定子コイル巻き始め端部、22,24,26,28,30,32,34,36…固定子コイル巻き終り端部、37…渡り線、38,39…コイル群、40…コイル集合体、41…1相分のコイル集合体、50…曲げガイド、51…仕切板、52,53…仕切バー、54,55…Rバー、56,57…成形バー、61…リング、62…相間渡り線、63…中性線、70…コイル位置決めガイド、71…(+)電極、72,73,74,75,76,77…接続位置、78…トーチ、91…インデックス部、92…トーチスライド部、93…(+)電極固定、101,103,105…導線、102,104,106…接続部、201,202,203,204,205,206,207,208…U字コイル、211,281,291,361…貫通穴、721,731,741,751,761,771…絶縁穴。
Claims (10)
- 固定子鉄心と、その固定子鉄心のスロットに固定子コイルを装填してなる回転電機において、
前記固定子鉄心のスロット内に予めU字型に成形した平角導線を前記固定子鉄心の半径方向と直角な面が幅広面となるように積層して配置し、前記平角導線の対向する前段巻き終り端部の側面と後段巻き始め端部の側面を重ねて接続して固定子コイルとしたことを特徴とする回転電機。 - 請求項1に記載の回転電機において、前記固定子コイルは複数個のコイルからなり、それぞれのコイルの巻き始め端と巻き終り端は前記固定子鉄心の軸線方向に突出して渡り線によって結線されていることを特徴とする回転電機。
- 請求項1に記載の回転電機において、前記それぞれの接続部の位置は回転方向に所定距離だけ順次ずらして成形されていることを特徴とする回転電機。
- 請求項1に記載の回転電機において、前記固定子コイルは少なくとも2個のコイルからなり、前記2個のコイルに形成されたそれぞれの接続部は2個のコイルが対向した状態で半径方向から見てほぼ同一方向線上に位置していると共に、それぞれ対向した接続部の距離がほぼ同じにされていることを特徴とする回転電機。
- 請求項1に記載の回転電機において、前記固定子コイルは2個のコイルを有し、予め渡り線を配線した絶縁リングを前記固定子鉄心に組み付けて前記一方のコイルの巻き終り端部と前記他方のコイルの巻き始め端部を前記渡り線で接続したことを特徴とする回転電機。
- 請求項5に記載の回転電機において、前記絶縁リングは相間の渡り線と中性線を配線した渡り線リングであって、前記渡り線リングを貫通して伸びた前記巻き終り端部と前記巻き始め端部とが前記渡り線によって接続されることを特徴とする回転電機。
- 固定子導線の接続方法であって、
複数の平角導線をU字型に成形する工程と、
固定子鉄心のスロット内に、前記複数の平角導線を該固定子鉄心の半径方向と直角な面が幅広面となるように積層して配置する工程と、
前記複数の平角導線の対向する前段巻き終り端部の側面と後段巻き始め端部の側面を重ねて接続することにより固定子コイルを形成する工程と有することを特徴とする固定子導線の接続方法。 - 請求項7記載の固定子導線の接続方法において、
前記固定子鉄心のスロットに複数の接続されていない平角導線を配置した後に前記平角導線の巻き始め端部に電極の一方を固定し、他方の電極を順次移動させて前記平角導線の前段巻き終り端部と後段巻き始め端部を導電加熱接続することを特徴とする固定子導線の接続方法。 - 請求項7記載の固定子導線の接続方法において、
前記固定子鉄心のスロットに複数の接続されていない平角導線を配置した後に前記複数の平角導線の前段巻き終り端部と後段巻き始め端部を束ねて円形状に成形して溶接接合したことを特徴とする固定子導線の接続方法。 - 請求項9に記載の固定子導線の接続方法において、円形状に成形された前記平角導線の断面積は束ねられた平角導線の総断面積と同等以上であることを特徴とする固定子導線の接続方法。
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