JP3769342B2 - 帯状部材送り込み同期制御装置 - Google Patents

帯状部材送り込み同期制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上下水道管又はガス管等の既設の管渠内を自走する製管機に、両側縁部に接合部が形成された長尺の帯状部材(プロファイル)を連続的に供給して、螺旋状に巻回しながら相接する接合部同士を接合させて螺旋管(ライニング管)を形成し、形成したライニング管の前方側に製管機を移動させつつ新たに供給される帯状部材を螺旋状に巻回しながら接合部同士を接合させることによって、新たなライニング管を順次付加形成するライニング施工に係り、より詳細には、製管機に送り込まれる帯状部材の送り込み量を制御するプロファイル送り込み同期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、管渠内において帯状部材を螺旋状に巻回し、自転可能な製管機によって相互に隣接する帯状部材の側縁部同士を接合させることによってライニング管(管状体)を製造し、そのライニング管により管路内周面をライニングする管路内周面のライニング施工法を提案している(特開平5−169539号公報参照)。
【0003】
このライニング施工法によれば、製管されるライニング管の前方に新たに供給される帯状部材をもってライニング管を付加形成するので、長尺のライニング管の製作が可能となる。
【0004】
ところで、巻き出し装置から製管機までの間の帯状部材については、予め適当にねじりが加えられており、螺旋状のリングができている状態となっているが、製管機が回転してライニング管が形成されるに伴い、帯状部材は逆方向にねじられてリング数が減少していく。そして、さらに製管機が回転してライニング管が形成されると、ついにはリングが無くなり、その後逆回転方向にリング数が増加し、ついにはねじり応力によって帯状部材が破損してしまうことになる。
【0005】
そのため、このような不具合が発生しないように帯状部材を送り操作する必要があるが、従来のライニング施工法では、このような送り操作(すなわち、製管機までの距離と帯状部材のリング数とが一定の関係となるような操作)を、主として人手によって行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
その結果、この先行技術によれば、ライニング管が長尺になる程、製管機とプロファイルの供給源との距離が大きくなり、またプロファイルの自重も累積するため、プロファイルの送りを製管機の回転動作及び進行動作に同調させることが困難になるといった問題があった。そのため、プロファイルの送り操作に円滑性を欠き、施工効率の悪化の要因となっていた。
【0007】
本発明はこのような問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、プロファイルの送り操作を円滑に行うことのできるプロファイル送り込み同期制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1の帯状部材送り込み同期制御装置は、両側縁部に接合部が形成された長尺の帯状部材を、管渠内を自走する製管機に連続的に供給して、螺旋状に巻回しながら相接する接合部同士を接合させて螺旋管を形成し、このようにして形成した螺旋管の前方側に前記製管機を移動させつつ新たに供給される帯状部材を螺旋状に巻回しながら相接する接合部同士を接合させることによって、新たな螺旋管を順次付加形成するライニング施工において、前記製管機に供給される帯状部材の途中に、帯状部材を前記製管機に送り込む送りローラ部を有する送り駆動装置が配置されるとともに、この送り駆動装置から前記製管機に送り込まれる帯状部材の送り込み量を計測する送り込み量計測手段と、前記螺旋管の形成始端からの形成長を演算又は計測によって求める形成長取得手段とを備え、前記送り込み量計測手段によって計測された送り込み量に、前記形成長取得手段によって演算又は計測された形成始端からの形成長を加えた量だけ、前記送り駆動装置から前記製管機に帯状部材が供給されるように送り込み量を制御するものである。
【0009】
また、本発明の請求項2の帯状部材送り込み同期制御装置は、請求項1記載するものにおいて、前記送り込み量計測手段は、前記製管機の円周方向に回転するガイドローラに形成された突起部と、回転しない固定部分に取り付けられたリミットスイッチとで形成され、前記ガイドローラが1回転する度に、前記突起部によって前記リミットスイッチが作動することにより、前記ガイドローラの回転数をカウントするものである。
【0010】
また、本発明の請求項3の帯状部材送り込み同期制御装置は、請求項1記載するものにおいて、前記送り込み量計測手段は、前記製管機の円周方向に回転するガイドローラに取り付けられ、前記螺旋管の表面に検出部が接触するように配置されたエンコーダによって形成されたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図3は、本発明のプロファイル送り込み同期制御装置が適用されるライニング管施工工法の説明図である。
【0013】
両側縁部に接合部が形成された長尺のプロファイル(帯状部材)3をロール状に巻回したプロファイル供給装置4を、縦孔1外に設置し、このプロファイル供給装置4から、縦孔1を通じて管渠2内にプロファイル3を連続的に供給する。
【0014】
縦孔1に近い管渠2内には、プロファイル供給装置4から供給されるプロファイル3を、自走式の製管機6に供給するための送り駆動装置5が設置されている。
【0015】
製管機6は、管渠2内において送り駆動装置5の前方側に配置され、送り駆動装置5から供給されるプロファイル3を螺旋状に巻回しながら相接する接合部同士を接合させてライニング管(螺旋管)7を形成する。そして、形成したライニング管7はその場に存置し、存置したライニング管7の前方側に製管機6を移動させつつ新たに供給されるプロファイル3を螺旋状に巻回しながら相接する接合部同士を接合させることによって、新たなライニング管7を順次付加形成するものである。 製管機6のさらに前方側には、自走式の油圧ユニット8が配置されている。この油圧ユニット8は、油圧ホース9により製管機6に製管に要する動力を供給する。
【0016】
また、製管機6の前方側に位置する縦孔1外に、電源台車10が配置されている。電源台車10は、電源ケーブル11によって油圧ユニット8と送り駆動装置5とに電源を供給する。
【0017】
図6は、ライニング管施工工法において使用されるプロファイル3の一例を示している。
【0018】
プロファイル3は、本体が一定厚さの平板状に形成され、その外面3jの長手方向に適宜数(本例では8)の突状部3aが所定の間隔を存して複数列形成されている。また、突状部3aの先端部にはフランジ3bが形成されている。隣接する突状部3a,3a間は溝部3cとなっている。また、内面3k側は実質的に平滑に形成されている。
【0019】
プロファイル3の両側には、互いに内外に重合して接合する接合部3d,3eが形成されている。すなわち、前縁側接合部3dの突状部3aには、本体の内面3k側から外面3j側に凹む凹溝部3fが形成されており、後縁側接合部3eの突状部3aの先端部は、凹溝部3fに係合する膨出部3gに形成されている。
【0020】
接合時には、同図(b)に示すように、隣接するプロファイル3,3の前縁側接合部3dと後縁側接合部3eとが重なり合い、前縁側接合部3dの凹溝部3fに後縁側接合部3eの膨出部3gが嵌まり込んで接合されることになる。
【0021】
図7は、送り駆動装置5の概略構造を示す一部断面を含む側面図である。
【0022】
送り駆動装置5は、台座51と、この台座51の後部に立設された支持フレーム52と、この支持フレーム52に取り付けられたステータとしての内筒53a及びロータとしての外筒53bの2重構造からなる回転円筒部53と、この回転円筒部53の外筒53bを回転駆動する駆動部54と、回転円筒部53の外筒53bと一体に回転する送り機構部55とを主要部材として構成されている。
【0023】
回転円筒部53の内筒53aには、図示は省略しているが作動流体(油)の流入溝と排出溝とがそれぞれ独立して形成されており、この内筒53aに回転可能に嵌装された外筒53bには、図示は省略しているが、作動流体の授受をなすべく、内筒53aの流入溝及び排出溝のそれぞれに対応する位置に、流入孔及び排出孔がそれぞれ開設されている。また、内筒53aと外筒53bとは、その回転を円滑化すべく前後に回転軸受(図示省略)が配設されている。
【0024】
回転駆動部54は、回転円筒部53の外筒53bの前端外周に取り付けられ、外周に歯車歯54bが形成された大径の歯車板54aと、この歯車板54aを回転可能に支持し、かつ歯車板54aの歯車歯54bと噛み合う案内歯車54cと、この案内歯車54cに連動する油圧モータ54dとで構成されている。
【0025】
送り機構部55は、回転円筒部53の外筒53bの前端に取り付けられる取り付け部55aと、この取り付け部55aに取り外し可能に取り付けられる枠体55bと、この枠体55bに回転軸が保持された内面ローラ55c及び外面ローラ55dとの組み合わせからなる送りローラ部55eと、内面ローラ55c及び外面ローラ55dの各回転軸66,67に連動する歯車機構部(図示省略)と、枠体55bの上部に取り付けられ、歯車機構部に連動して内面ローラ55c及び外面ローラ55dを互いに逆方向(図中に矢符で示す)に回転駆動する油圧モータ55fとで構成されている。
【0026】
送りローラ部55eは、内面ローラ55cと外面ローラ55dとが互いに管軸方向Yに対向して並び、かつ両ローラ55c,55dの間にプロファイル3を挟着するように所定の間隔を保って配置される。すなわち、内面ローラ55cにプロファイル3(図7には示されていない)の一方の面(表面)を密着し、外面ローラ55dによって外方(図7では下方)から押圧するようになっている。
【0027】
外面ローラ55dは、円筒状本体55gに所定の間隔を存して複数の輪状鍔部55hが形成されている。これらの輪状鍔部55hは、プロファイル3の隣接する突状部3a,3a間の溝部3cに嵌まり込み、円筒状本体55gの外面は、プロファイル3の突状部3aの外面に圧接される。また、円筒状本体55gの外面には、ローレット加工が施されており、プロファイル3との滑りを防止している。
【0028】
図4は、製管機6を正面から見た概略構成図である。
【0029】
製管機6は、円環状の成形フレーム61と、この成形フレーム61の外周部に一定の間隔を存して配設された複数個の案内ローラ62,62・・・と、成形フレーム61の一端開口縁に沿って円周方向に移動可能に取り付けられた接合機構部63とで構成されており、接合機構部63は、プロファイル3を挟着する内面ローラ63aと外面ローラ63bとで構成されている。接合機構部63は、油圧ユニット8の油圧モータによって、内面ローラ63a及び外面ローラ63bを互いに逆方向に回転駆動するようになっている。また、外面ローラ63bには、図示は省略しているが、送りローラ部55eの外面ローラ55dと同様に、円筒状本体に輪状鍔部が形成されており、プロファイル3の隣接する突状部3a,3a間の溝部3cに嵌まり込むようになっている。
【0030】
すなわち、製管機6は、連続的に供給されるプロファイル3を案内ローラ62,62・・・回りに螺旋状に巻回するとともに、プロファイル3の相接する側縁部の接合部3d,3eを接合機構部63によって内外に重合させて接合し〔図6(b)参照〕、ライニング管7を形成する。このとき、接合機構部63は、成形フレーム61の一端開口縁に沿って円周方向に移動しながらライニング管7を形成するため、製管機6は、形成されたライニング管7の前方側に移動しつつ、新たに供給されるプロファイル3を螺旋状に巻回して新たなライニング管7を順次付加形成することになる。
【0031】
次に、ライニング管の施工作業について説明する。
【0032】
プロファイル3を縦孔1に引き込み、縦孔1内においてプロファイル3を手作業にて数回(3回程度)巻回し、ライニング管(これを開始用ライニング管という)7aを形成する。そして、この開始用ライニング管7aの内側に製管機6を組み込み、開始用ライニング管7aの前縁において製管機6の接合機構部63を所定状態に設置する。すなわち、接合機構部63の内面ローラ63aと外面ローラ63bとを開始用ライニング管7aの接合部に配置する。
【0033】
この後、油圧ユニット8の油圧モータを作動して接合機構部63の内面ローラ63a及び外面ローラ63bを互いに逆方向に回転駆動し、内面ローラ63aと外面ローラ63bとの挟着力をもって、新たに供給されるプロファイル3の隣接する接合部3d,3eを内外に重合させながら接合して行く。
【0034】
同時に、外面ローラ63bの輪状鍔部と、プロファイル3の溝部3cとの係合案内作用により、製管機6は、形成されるライニング管7の管周方向に接合機構部63が公転し、かつ全体が管軸方向に前進する。
【0035】
この工程において、プロファイル3は地上に設置されたプロファイル供給装置4から順次供給される。プロファイル供給装置4は、図3にその構成の一例を示すように、円形軌条41上に転子42を介して回転台43が回転可能に配置されており、この回転台43に、プロファイル3を繰り出し可能に巻回された巻胴部44が支持されている。これにより、円形軌条41上に沿う回転台43の水平面での回転と、巻胴部44の鉛直面での回転とが合成されることになる。
【0036】
つまり、製管動作に伴いプロファイル3はねじれ回転を起こすが、プロファイル供給装置4はこのねじれ回転に同調して回転台43が回転することになる。
【0037】
ライニング管7が一定長さに達すると、縦孔1内に送り駆動装置5が設置される。このとき、プロファイル3は送り駆動装置5の内筒53a内に挿入し、送り機構部55の内面ローラ55cと外面ローラ55dとの間に挿入して挟着する。
【0038】
この後、製管機6を再び駆動するとともに、送り駆動装置5を駆動する。
【0039】
送り駆動装置5は、回転駆動部54の油圧モータ54dの回転を、案内歯車54c及び歯車板54aを介して回転円筒部53の外筒53bに伝達し、外筒53bに一体に取り付けられた送り機構部55を回転させる。また、送り機構部55の油圧モータ55fの回転は、図示しない歯車機構部を介して内面ローラ55c及び外面ローラ55dに伝達され、内面ローラ55c及び外面ローラ55dを互いに逆方向に回転させる。プロファイル3は、これら内面ローラ55c及び外面ローラ55dに挟着されて前方Yへと送られ、かつ送り機構部55自体が回転することによって、ねじれ回転が付与されることになる。
【0040】
次に、上記構成のライニング管施工工法に適用される本発明のプロファイル送り込み同期制御装置について説明する。
【0041】
図1は、本発明の実施の一形態であるプロファイル送り込み同期制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0042】
後述するリミットスイッチ65の出力は、カウンタ21に導かれており、カウンタ21の出力はライニング管製管量算出部(送り込み量計測手段)22に導かれている。また、ライニング管製管量算出部22には、ライニング管7の直径Rを予め記憶しているライニング管径設定/記憶部24の出力が導かれている。
【0043】
また、ライニング管製管量算出部22の出力は、製管長算出部(形成長取得手段)23に導かれているとともに、製管長算出部23には、ライニング管径設定/記憶部24の出力と、プロファイル3の幅Wを予め記憶しているプロファイル幅設定/記憶部25の出力とが導かれている。
【0044】
また、プロファイル送り量算出部26には、ライニング管製管量算出部22の出力と製管長算出部23の出力とが導かれており、プロファイル送り量算出部26の出力は、プロファイル送りローラ制御部27に導かれている。そして、プロファイル送りローラ制御部27からの制御信号に従って送り機構部55の送りローラ部55e(内面ローラ部55c及び外面ローラ部55d)の回転駆動を制御するようになっている。
【0045】
リミットスイッチ65は、図4に示すように、回転しない成形フレーム61に取り付けられており、これに対向する接合機構部63に、リミットスイッチ65と接触してオン作動させるための突起部64が設けられている。すなわち、接合機構部63が1回転するごとに突起部64がリミットスイッチ65をオン作動し、リミットスイッチと連動して動作するカウンタ21によって回転数Tをカウントするようになっている。
【0046】
ライニング管製管量算出部22は、カウンタ21から得られた回転数Tと、ライニング管径設定/記憶部24に記憶されているライニング管7の直径Rとに基づき、下式(1)によって製管に要したプロファイル量Psを算出する。
【0047】
【数1】
Ps=T・R・π ・・・(1)
製管長算出部23は、ライニング管製管量算出部22から得られたプロファイル量Psと、ライニング管径設定/記憶部24に記憶されているライニング管7の直径Rと、プロファイル幅設定/記憶部25に記憶されているプロファイル3の幅Wとに基づき、下式(2)によって製管されたライニング管長Lを算出する。
【0048】
【数2】
L=〔Ps/(R・π)〕・W ・・・(2)
プロファイル送り量算出部26は、ライニング管製管量算出部22によって算出されたプロファイル量Psと、製管長算出部23によって算出されたライニング管長Lとに基づき、下式(3)によってプロファイル送り量PLを算出する。
【0049】
【数3】
PL=Ps+L ・・・(3)
プロファイル送りローラ制御部27は、この算出されたプロファイル送り量PLに応じて送り機構部55の内面ローラ55cと外面ローラ55dとを制御し、PLの量だけプロファイル3を新たに供給する。この場合、送り駆動装置5から製管機6までの距離が長くなるに従って、その間のプロファイル3のリング数(螺旋回数)を増やす必要があることから、例えば製管機6が4回転すると、送り駆動装置5の送り機構部55が5回転するように回転制御も行う。
【0050】
なお、プロファイル送り量PLは、施工上影響がない範囲で誤差があってもよい。また、プロファイル3の送りは、必ずしも連続的に行われる必要はなく、ライニング管7を一定量形成した後、その間にライニング管7の形成に要した送り量PLを断続的に供給してもよい。
【0051】
なお、上記の実施形態では、成形フレーム61に取り付けられたリミットスイッチ65と、接合機構部63に設けられた突起部64との係合によって回転数Tをカウントするように構成しているが、製管機6の図示しない製管モータを動作させるスイッチと連動して動作するタイマーを設け、このタイマーによって製管モータの稼働時間を計測することにより、その稼働時間から回転数Tを算出し、この後上式(1)によって製管に要したプロファイル量Psを算出するようにしてもよい。
【0052】
また、製管モータが油圧モータである場合には、油圧伝達部分に圧力センサを取り付け、その圧力値から稼働時間を算出するようにしてもよい。
【0053】
図2は、本発明の他の実施形態であるプロファイル送り込み同期制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0054】
この実施形態では、後述するエンコーダ67の出力がライニング管製管量算出部22に導かれている他は、図1に示すブロック構成と全く同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0055】
エンコーダ67は、図5に示すように、成形フレーム61の一端開口縁に沿って円周方向に移動可能に取り付けられた接合機構部63に取り付けられ(図面では若干離れた状態に図示されている)、形成されたライニング管7の表面に検出部が接触するように配置されている。従って、エンコーダ67は、製管に要したプロファイル量に応じた信号をライニング管製管量算出部22に出力することになる。ライニング管製管量算出部22は、このエンコーダ67からの信号に基づいて、製管に要したプロファイル量Psを算出する。
【0056】
その後の処理は、図1に示したプロファイル送り込み同期制御装置のものと全く同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0057】
なお、エンコーダ67は、必ずしもライニング管7の表面(外面)に設置する必要はなく、内面側あるいは製管に応じて駆動するモータ等に設置してもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明のプロファイル送り込み同期制御装置は、製管機に供給される帯状部材の途中に、帯状部材を製管機に送り込む送りローラ部を有する送り駆動装置が配置されるとともに、この送り駆動装置から製管機に送り込まれる帯状部材の送り込み量を計測する送り込み量計測手段と、螺旋管の形成始端からの形成長を演算又は計測によって求める形成長取得手段とを備え、送り込み量計測手段によって計測された送り込み量に、形成長取得手段によって演算又は計測された形成始端からの形成長を加えた量だけ、送り駆動装置から製管機に帯状部材が供給されるように送り込み量を制御する構成としている。そのため、螺旋管が長尺になったときでも、帯状部材の送りが製管機の回転動作及び進行動作に同調するので、帯状部材の送り操作を円滑に行うことができる。また、人の出入りの出来ない小口径の管渠であっても、送り駆動装置と製管機との同期がとれることから、無人運転が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるプロファイル送り込み同期制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態であるプロファイル送り込み同期制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のプロファイル送り込み同期制御装置が適用されるライニング管施工工法の説明図である。
【図4】製管機を正面から見た概略構成図である。
【図5】製管機を正面から見た概略構成図である。
【図6】ライニング管施工工法において使用されるプロファイルの一例を示しており、(a)はプロファイルの端面図、(b)はプロファイルの隣接する接合部同士を接合した状態を示す端面図である。
【図7】送り駆動装置の概略構造を示す一部断面を含む側面図である。
【符号の説明】
3 プロファイル
4 プロファイル供給装置
5 送り駆動装置
6 製管機
7 ライニング管(螺旋管)
3d 前縁側接合部
3e 後縁側接合部
21 カウンタ
22 ライニング管製管量算出部(送り込み量計測手段)
23 製管長算出部(形成長取得手段)
26 プロファイル送り量算出部
27 プロファイル送りローラ制御部
61 成形フレーム
63 接合機構部
63a 内面ローラ
63b 外面ローラ
64 突起部
65 リミットスイッチ
67 エンコーダ

Claims (3)

  1. 両側縁部に接合部が形成された長尺の帯状部材を、管渠内を自走する製管機に連続的に供給して、螺旋状に巻回しながら相接する接合部同士を接合させて螺旋管を形成し、このようにして形成した螺旋管の前方側に前記製管機を移動させつつ新たに供給される帯状部材を螺旋状に巻回しながら相接する接合部同士を接合させることによって、新たな螺旋管を順次付加形成するライニング施工において、
    前記製管機に供給される帯状部材の途中に、帯状部材を前記製管機に送り込む送りローラ部を有する送り駆動装置が配置されるとともに、この送り駆動装置から前記製管機に送り込まれる帯状部材の送り込み量を計測する送り込み量計測手段と、前記螺旋管の形成始端からの形成長を演算又は計測によって求める形成長取得手段とを備え、
    前記送り込み量計測手段によって計測された送り込み量に、前記形成長取得手段によって演算又は計測された形成始端からの形成長を加えた量だけ、前記送り駆動装置から前記製管機に帯状部材が供給されるように送り込み量を制御することを特徴とする記載の帯状部材送り込み同期制御装置。
  2. 前記送り込み量計測手段は、前記製管機の円周方向に回転するガイドローラに形成された突起部と、回転しない固定部分に取り付けられたリミットスイッチとで形成され、前記ガイドローラが1回転する度に、前記突起部によって前記リミットスイッチが作動することにより、前記ガイドローラの回転数をカウントすることを特徴とする請求項1記載の帯状部材送り込み同期制御装置。
  3. 前記送り込み量計測手段は、前記製管機の円周方向に回転するガイドローラに取り付けられ、前記螺旋管の表面に検出部が接触するように配置されたエンコーダによって形成されていることを特徴とする請求項1記載の帯状部材送り込み同期制御装置。
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