JP3772013B2 - データ変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータを伝送する場合において、あるクロックで伝送制御されたデータを他のクロックで伝送制御されたデータに変換するデータ変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば連続したデータをそれぞれ所定の単位長を有する複数の単位データに分割して、各単位データを所定の送信クロックに同期して送信する場合、受信装置側でも送信クロックに同期する受信クロックで各単位データを受信する。このように、一般的に送信クロックと受信クロックとを一致させる必要がある。
【0003】
この場合、単位データのデータ長は、一つの送信クロックの周期内に該当単位データを組込む必要があるので、おのずと制限がある。したがって、送信クロックの周期が変更になると、単位データのデータ長も変更になる場合が多い。
【0004】
具体的には、送信クロックの周期を短く変更すると、変更前は一つの送信クロックの周期で送信していたデータを複数に分割してそれぞれ別々の周期で送信する必要がある。各単位データはそれぞれ個別のデータフレームに組込まれて送信されるので、1回に送信するデータ長が変更になると、データフレームのフォーマットも変更する必要がある。もちろん、単位データのデータ長が短く、送信クロックの周期が変更になったとしても、単位データ長を変更する必要がなく、データフレームのフォーマットも変更する必要がない場合もある。
【0005】
また、動画データを効率的に伝送する場合に、一般に、動画データを画像圧縮して伝送する。圧縮画像を伝送する手法として、圧縮画像をMPEG2のデータフォーマットに組込んで送信する。このようなMPEG2のデータフォーマット内には、このMPEG2データの圧縮画像を伸長して、元の時系列的に配列された複数の静止画像からなる動画データにおける各静止画像の表示タイミングを指定する時間情報としてのタイムスタンプが設定されている。
【0006】
このタイムスタンプは、例えばMPEG2データを送信する場合の送信クロックにおける送信すべき動画の例えば開始時点からのカウント値で設定されている場合が多い。したがって、このMPEG2データを送信する送信クロックが変更になると、MPEG2データに含まれる各タイムスタンプ値を変更する必要がある。
【0007】
このように、送信クロックと受信クロックとを予め一致させておくことにより、各データを円滑に送受信できる。
しかしながら、一つの送信装置からそれぞれ受信クロックが互いに異なる複数種類の受信装置へデータを送信する場合は、送信クロックと受信クロックとが一致しない場合がある。
【0008】
例えばCATVシステムの送信局に配設された送信側装置と各家庭の受信側装置のように、送信側装置からケーブルを介してMPEG2データを各家庭へ送信する場合の送信クロックと、各家庭の受信側装置におけるMPEG2データの受信クロックを異ならせて、データ伝送効率を上昇させることが考えられる。
【0009】
この場合、各家庭の受信側装置近傍に、データのクロックを受信クロックに変換するデータ変換装置(アブプタ)を介挿して、受信側装置として、データの送信クロックと受信クロックとを一致させるようにしている。
【0010】
このように、送信クロックで伝送制御されたデータをこの送信クロックとは異なる受信クロックに制御されたデータに変換するデータ変換装置は例えば図7に示すように構成されている。
【0011】
例えば、外部機器としてのCATV局から送信クロックで制御されたデータaがこのデータ変換装置1内のデータ入力回路2へ入力される。データ入力回路2は入力されたデータaを時間情報変換回路3及びデータ出力回路4へ送出する。時間情報変換回路3には家庭の受信側装置から出力された受信クロックが入力される。
【0012】
時間情報変換回路3はデータ入力回路2から入力されたデータaに含まれる、送信クロックを用いて作成されているタイムスタンプを抽出して、このタイムスタンプを受信クロックに対応するタイムスタンプに変換する。例えば、受信クロックの周期(周波数)が送信クロックの周期の3倍の周期を有する場合は、抽出したタイムスタンプを1/3に変換する。時間情報変換回路3は変換後のタイムスタンプTSをデータ出力回路4へ送出する。
【0013】
データ出力回路4はデータ入力回路2から入力されたデータaに含まれるタイムスタンプを時間情報変換回路3から入力されたタイムスタンプTSに書替える。そして、データ出力回路4は受信クロックに対応するタイムスタンプTSに書替えられたデータa1 を外部機器としての家庭の受信側装置へ送信する。
【0014】
しかしながら、このデータ変換装置1は、図中矢印A方向へ伝送されるデータaにしか適用できない。すなわち、例えば、CATV局から各家庭へ動画像データを送信することに他に、各家庭のパーソナルコンピュータからCATV局へ各種画像データを送信する双方向TVシステム等においては、図8に示すように、矢印A方向に示す一方の外部機器5aから他方の外部機器5bへデータaを伝送するデータ変換装置1の他に、矢印B方向に示す他方の外部機器5bから一方の外部機器5aへデータbを伝送するデータ変換装置1bを並列に設ける必要がある。
【0015】
すなわち、データ変換装置1bは、他方のデータ変換装置1aと同一構成のデータ入力回路2a,時間情報変換回路3a、データ出力回路4aで構成されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、双方向のデータ伝送を実現するために図8に示す同一のデータ変換装置1,1bを互いに逆方向に並列接続したデータ変換装置においても、まだ解消すべき次のような課題があった。
【0017】
すなわち、一つの信号線を介して双方向同時にデータ伝送が実行されることはないので、データ変換装置1,1bが同時に稼働されることはなく、いずれか一方は待機状態となる。したがって、各回路2,2a,3,3a,4,4bの実稼働率が低く、効率が悪いデータ変換装置となる。また、データ変換装置全体が大型化し、回路が複雑化し、製造費が上昇する問題がある。
【0018】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、入力されたデータを制御するクロックをこのデータの伝送先に合わせて任意に変換でき、入力されたデタをこのデータの伝送先に合わせた任意の入出力ポートへ送出でき、かつ必要に応じてデータのフォーマットを伝送先のクロックに対応するフォーマットに自動的に変換できるデータ変換装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するために本発明のデータ変換装置においては、それぞれデータが入出力される複数の入出力ポートを有し、入出力ポートから入力されたデータを、該当データの伝送先に対応するクロックで制御されたデータに変換して伝送先へ出力する。
【0020】
また、入力されたデータを制御するクロックを、出力するデータのクロックを基準とした時間情報に変換すると共に、入力されたデータに含まれる時間情報を、出力するデータのクロックを基準とした時間情報に変換する時間情報変換手段と、入力されたデータを内部バスへ出力すると共に、内部バスから取込んだデータに含まれる時間情報を時間情報変換手段で変換された時間情報に置換えて入出力ポートから伝送先へ出力する複数の入出力変換手段とを備えている。
【0021】
このように構成されたデータ変換装置においては、入力されたデータのクロック(送信クロック)及び、入力されたデータに含まれる時間情報はこのデータの伝送先のクロック(受信クロック)を基準とした時間時間情報に変換される。
【0022】
そして、入出力ポートから入力されたデータは入出力変換手段及び内部バスを介して伝送先の入出力ポートの入出力変換手段へ転送される。この伝送先の入出力ポートの入出力変換手段へ転送されたデータに含まれる時間情報は、時間情報変換手段にて変換された時間情報に書替えられる。そして、時間情報が書替えられたデータは、伝送先の入出力ポートから該当入出力ポートに対応するクロック(受信クロック)で制御されて伝送先へ出力される。
【0023】
また、別の発明は上述した発明のデータ変換装置における各入出力変換手段に対して、内部バスから取込んだデータのフォーマットが伝送先へ出力するデータのフォーマットと異なる場合、取込んだデータのフォーマットを出力するデータのフォーマットへ変更するフォーマット変更手段と、時間情報変換手段で変換された時間情報からフォーマット変更後のデータに書込む時間情報を生成する時間情報生成手段と、この生成された時間情報をフォーマット変換されたデータに書込む時間情報書込手段と、この時間情報が書込まれたデータを伝送先へ出力するデータ送出手段とを付加している。
【0024】
このように構成されたデータ変換装置においては、例えば送信側の送信クロックの周期と受信側の受信クロックの周期とが大きく異なる場合、一つのクロックの周期で送信する単位データのデータ長さを変更する必要が生じる。このような場合、このデータ変換装置の入出力変換手段でフォーマットが変換される。そして、変換後のデータに含まれる時間情報もフォーマットの変換に応じて、新たに生成する必要があるが、このフォーマット変換に伴う新たな時間情報の生成は、時間情報変換手段で旧データに含まれる時間情報から変換された時間情報から生成される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施形態のデータ変換装置の概略構成を示すブロック図である。
【0026】
このデータ変換装置10に対して複数の外部機器11a,11b,11c,11dが接続可能である。なお、図1に示す実施形態装置においては、4台の外部機器11a〜11dが示してあるが、その設置台数は特に4台に制限されない。この外部機器11a〜11dは例えばCATV局や各家庭に設置されたTV装置や各家庭に設置されたパーソナルコンピュータ等の情報端末等である。したがって、各外部機器11a〜11dが各種データを送受信する場合における送信クロックや受信クロックの周波数(周期)はそれぞれ各外部機器に最適な値に設定されている。
【0027】
各外部機器11a〜11dは信号ケーブルを介してデータ変換装置10の各入出力ポート12a,12b,12c,12dに接続されている。そして、各入出力ポート12a,12b,12c,12dにはそれぞれ個別の入出力変換手段としての入出力変換回路13a,13b,13c,13dが接続されている。各入出力変換回路13a,13b,13c,13dにはそれぞれ個別に第1の内部バス14a及び第2の内部バス14bに接続されている。
【0028】
この第1の内部バス14aと第2の内部バス14bとの間には第1のスイッチ15aと第2のスイッチ15bとが介挿されており、操作者は必要に応じて、この各スイッチ15a,15bを閉じて、第1の内部バス14aと第2の内部バス14bとを接続する。
【0029】
第1の内部バス14a及び第2の内部バス14bに対して時間情報変換手段としての時間情報変換回路16が接続されている。そして、この時間情報変換回路16に対しては、入力端子17a,17bを介して外部からそれぞれ独立に外部クロックc1 ,c2 が入力される。この時間情報変換回路16内には各外部クロックc1 ,c2 を計数するカウンタ19a,19bが形成されている。さらに、この時間情報変換回路16に、各入出力変換回路13a〜13dへ新規の基準時間情報を供給するクロックバス18が接続されている。
【0030】
各外部機器11a〜11dから入出力ポート12a〜12dを介してこのデータ変換装置10へ入出力されるデータd,eのデータフォーマットは例えば図2に示すように、種々の形式を取り得ることが可能である。
【0031】
先頭のデータフォーマット20aを有するデータにおいては、このデータ内には1個の単位データ21と1個のパケットID22が組込まれている。また、2番目のデータフォーマット20bを有するデータにおいては、データ内には1個の単位データ21と1個のタイムスタンプ23と1個のパケットID22が組込まれている。さらに、3番目のデータフォーマット20cを有するデータにおいては、データ内には1個の単位データ21と2個のタイムスタンプ23,24と1個のパケットID22が組込まれている。
【0032】
各データフォーマット20a〜20cは全体のフォーマット長Laが等しく、このフォーマット長Laに対応する周期Taを有する同一のクロックで各データを送受信できる。
【0033】
また、次の各データフォーマット20d〜20fにおける単位データ21、タイムスタンプ23,24,パケットID22からなる構成は、前述した各データフォーマット20a〜20cと同じであるが、それぞれ各単位データ21のデータ長さがそれぞれ異なる。よつて、データフォーマット20d〜20fのフォーマット長Lbがデータフォーマット20a〜20cのフォーマット長Laに比較して例えば3倍の値に設定されている(Lb=3La)。
【0034】
このフォーマット長Lbに対応する周期Tbを有する同一のクロックで各データを送受信できる。
なお、データフォーマット20b,20c,20e,20fは例えば圧縮画像を伝送するためのMPEG2データのフォーマットであり、タイムスタンプ23は該当動画像の開始時刻からの経過時間をクロックのカウント値で示したものである。また、タイムスタンプ24は伝送路遅延のための時間情報である。このタイムスタンプ24も、やはりクロックのカウント値で示される。
【0035】
今仮に、周期Tbのクロック(送信クロック)で制御されるデータフォーマット20fを有するデータを、周期Taのクロック(受信クロック)で制御されるデータに変換する場合を考える。この場合、データフォーマット20fのフォーマット長Lbが変更後のクロックの周期Ta内におさまらないので、図3に示すように、このデータフォーマット20fを3個のフォーマット長Laを有した別のデータフォーマット20cを有するデータに分割する必要がある。
【0036】
そのために、データフォーマット20fの単位データ21をD1,D2.D3に3等分して、各単位データD1,D2.D3を別々のデータフォーマット20cに組込む。この場合、パケットID22もそれぞれ個別のIDa,IDb,IDcを設定する必要がある。
【0037】
また、当然開始時刻からの経過時間を示すタイムスタンプT1も、各単位データD1,D2.D3の表示タイミングを示すそれぞれ個別のタイムスタンプT1a,T1b,T1cに変換して設定する必要がある。具体的には、各タイムスタンプT1a,T1b,T1cは、動画像の開始時刻からの経過時間を、変更後のクロックでカウントした場合における各カウント値に変換した値となる。この値T1a,T1b,T1cは元のタイムスタンプT1とクロックの周期の変化率から計算により簡単に求まる。
【0038】
さらに、伝送路遅延のための時間情報を示すタイムスタンプT2もそれぞれ個別のタイムスタンプT2a,T2b,T2cに変換して設定する必要がある。
そして、分割さた3つのデータを変更後のクロックに同期させて順番に出力すれば、入力された周期Tbのクロックで制御されたデータを周期Taのクロックで制御されたデータに変換して出力することができる。
【0039】
次に、データ変換装置10の全体動作を説明する。
例えば、一つの外部機器11aから入力された前述したいずれかのデータフォーマット20a〜20fを有するデータdは、入出力ポート12aを介して、入出力変換回路13aへ入力される。入出力変換回路13aは入力されたデータdをそのまま第1の内部バス14aを介して、伝送先の外部機器11cが接続された入出力ポート12cの入出力変換回路13cへ転送する。また、入出力変換回路13aから第1の内部バス14aへ出力されたデータdは時間情報変換回路16へ入力される。
【0040】
また、入力データdのクロック(送信クロック)を一方の外部クロックc1 としてデータ変換装置10へ送出する。また、伝送先の外部機器11cへ入力されるデータd1 のクロック(受信クロック)を他方の外部クロックc2 としてデータ変換装置10へ送出する。データ変換装置10へ入力された各外部クロックc1 ,c2 は時間情報変換回路16へ入力される。この場合、伝送先の外部機器11cへ入力されるデータd1 のクロック(受信クロック)を示す外部クロックc2 を基準クロックと定義する。
【0041】
時間情報変換回路16は、図4に示す流れ図に従って、時間情報の変換処理を実施する。
送信側の入出力変換回路13aから第1の内部バス14aに出力されたデータフォーマット20a〜20fのうちの指定されたデータフォーマットを有する1パケット分のデータdが入力されると(S1)、このデータdのデータフォーマットを調べて、タイムスタンプ23,24等の時間情報B1が含まれると(S2)、この時間情報B1を抽出する(S3)。そして、送信クロックに対応する外部クロックc1 のカウント値で示された時間情報B1を基準クロックとしての他方の外部クロックc2 のカウント値で示される基準時間情報t(B1)へ変換する(S4)。次に、外部クロックc1 を用いたカウンタ19aで得られるカウント値E1を抽出し(S5)、このカウント値E1から送信側の経過時間を示す基準時間情報t(E1)を作成する(S6)。
【0042】
同様に、外部クロックc2 を用いたカウンタ19bで得られるカウント値E2を抽出し(S7)、このカウント値E2から受信側(伝送先)の経過時間を示す基準時間情報t(E2)を作成する(S8)。そして、作成した各基準時間情報t(B1),t(E1),t(E2)をクロックバス18へ送出する。
【0043】
以上で一つのデータdに対する時間情報変換処理が終了したので、S1へ戻り、次のデータdが入力されるのを待つ。
このように、時間情報変換回路16は、送信側の入出力変換回路13aから一つのデータdが入力される毎に、該当データdに関する各基準時間情報t(B1),t(E1),t(E2)を作成してクロックバス18へ送出する。
【0044】
また、各入出力変換回路13a〜13dは、図5に示す流れ図に従って、入力されたデータd,eに対する処理を実施する。自己が接続された入出力ポート12a〜12dを介して外部機器11a〜11dからデータd,eが入力すると(Q1)、この入力したデータd,eをそのまま内部バス14a,14bを介して受信側(伝送先)の入出力ポート12a〜12dに接続された入出力変換回路13a〜13dへ転送する(Q2)。
【0045】
また、内部バス14a,14bを介して送信側の入出力ポート12a〜12dに接続された入出力変換回路13a〜13dからデータd,eが転送されてくると(Q3)、データフォーマットの変更が必要か否かを前述したアルゴリズムに従って判断して(Q4)、必要でなければ、このデータd,eに時間情報が含まれるか否かを判断する(Q5)。時間情報が含まれない場合、クロックバス18から入力された基準時間情報t(E1),t(E2)を比較照合して、入力側の基準時間情報t(E1)に最も近似する受信側の基準時間情報t(E2)に自己の入出力ポート12a〜12dを介してこのデータd,eを外部機器11a〜11dへ受信クロック(基準クロック)に制御されたデータd1 ,e1 として送出する(Q7)。
【0046】
また、Q5にて、データd,eに時間情報B1が含まれていた場合は、この時間情報B1をクロックバス18から入力された基準時間情報t(B1)へ書替ええる(Q6)。その後、Q7へ進み、時間情報が書替え済みのデータd1 ,e1 を受信クロック(基準クロック)に同期させて外部機器11a〜11dへ送出する。
【0047】
また、Q4にて、データフォーマットの変更が必要な場合、入力データd,eのデータフォーマットを受信クロックに合致するデータフォーマットへ変更する(Q8)。そして、クロックバス18から各基準時間情報t(B1),t(E1),t(E2)を読取る(Q9)。変更後のデータ(データフォーマット)に書込むべき、受信クロック(基準クロック)に基づいた時間情報を前述した手法で新規に生成する(Q10)。次に、生成した各時間情報を変更後のデータ(データフォーマット)の所定位置に書込む(Q11)。その後、Q7へ進み、時間情報が書替え済みでかつフォーマット変更済みのデータd1 ,e1 を受信クロック(基準クロック)に同期させて外部機器11a〜11dへ送出する。
【0048】
このように構成されたデータ変換装置10においては、時間情報変換回路16は、送信側の送信クロックに又は受信側の受信クロックに対応する各外部クロックc1 ,c2 から、受信クロックを基準クロックとする各基準時間情報t(E1),t(E2)を求め、さらに、データa,eに含まれる時間情報B1から、受信クロックを基準クロックとする基準時間情報t(B1)を算出して、クロックバス18へ送出している。
【0049】
そして、各入出力変換回路13a〜13dはクロックバス18から得られた各基準時間情報t(B1),t(E1),t(E2)を用いて、入力したデータa,eを基準クロックすなわち受信クロックに制御されるデータd1 ,e1 に変換して受信側(伝送側)へ送出している。
【0050】
この場合、時間情報変換回路16においては、入力される外部クロックc1 ,c2 のうちいずれを受信クロックに対応する基準クロックとしてもよいので、いずれの方向にもデータを送信できる。例えば、前述した双方向TVシステムにも簡単に応用できる。
【0051】
また、各入出力変換回路13a〜13dは変更先の受信クロックの周期等の特性に応じて、入力データd,eのデータフォーマット20a〜20fを簡単に変更できる。さらに、データフォーマット20a〜20fを変更した場合は、変更後のデータd1 ,e1 に含まれる時間情報も変更後のデータフォーマット20a〜20fに対応し、かつ基準クロックすなわち受信クロックに対応した値に変更することが可能となる。
【0052】
また、各スイッチ15a,15bを適宜開閉制御することによって、入出力変換回路13a,13b相互間及び入出力変換回路13c,13d相互間でもデータ送受信が可能となる。
【0053】
図6は実施形態のデータ変換装置10を応用したネットワークアタプタ10aを示す模式図である。ネットワークアタプタ10aに接続された図示しない多数の入出力機器からこのネットワークアタプタ10aに入力する各データをパーソナルコンピュータ25が取扱い可能なデータフォーマットや受信(伝送)クロックに変換してパーソナルコンピュータ25へ転送する。
【0054】
パーソナルコンピュータ25は、入力データに対して必要な処理を実施して、再度処理済みのデータをネットワークアタプタ10aで入出力機器が入力できるデータフォーマットや受信(伝送)クロックに変換してこの入出力機器へ転送する。そして、入出力機器は該当データを出力する。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のデータ変換装置においては、送信側クロックと受信側クロックとの間の時間情報を任意の方向へ変換できる時間情報変換手法を採用している。
【0056】
したがつて、入力されたデータを制御するクロックをこのデータの伝送先に合わせて任意に変換でき、入力されたデータをこのデータの伝送先に合わせた任意の入出力ポートへ送出でき、かつ必要に応じてデータのフォーマットを変換後のクロックに対応したフォーマットに自動的に変換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のデータ変換装置の概略構成を示すブロック図
【図2】 一般的なデータのデータフォーマットを示す図
【図3】 データフォーマットの変換を示す図
【図4】 同データ変換装置における時間情報変換回路の動作を示す流れ図
【図5】 同データ変換装置における各入出力変換回路の動作を示す流れ図
【図6】 同データ変換装置が応用されたネットワークアダプタの使用方法を説明するための図
【図7】 従来の一方向のみのデータ変換装置の概略構成を示すブロック図
【図8】 従来の双方向のデータ変換装置の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
10…データ変換装置
11a,11b,11c,11d…外部機器
12a,12b,12c,12d…入出力ポート
13a,13b,13c,13d…入出力変換回路
14a,14b…内部バス
15a,15b…スイッチ
16…時間情報変換回路
18…クロックバス
19a,19b…カウンタ
20a〜20f…データフォーマット
21…単位データ
22…パケットID
23,24…タイムスタンプ

Claims (2)

  1. それぞれデータが入出力される複数の入出力ポートを有し、入出力ポートから入力されたデータを、該当データの伝送先に対応するクロックで制御されたデータに変換して前記伝送先へ出力するデータ変換装置であって、
    前記入力されたデータを制御するクロックを、前記出力するデータのクロックを基準とした時間情報に変換すると共に、前記入力されたデータに含まれる時間情報を、前記出力するデータのクロックを基準とした時間情報に変換する時間情報変換手段と、
    前記入力されたデータを内部バスへ出力すると共に、内部バスから取込んだデータに含まれる時間情報を前記時間情報変換手段で変換された時間情報に置換えて入出力ポートから伝送先へ出力する複数の入出力変換手段と
    を備えたことを特徴とするデータ変換装置。
  2. 前記各入出力変換手段は、内部バスから取込んだデータのフォーマットが伝送先へ出力するデータのフォーマットと異なる場合、前記取込んだデータのフォーマットを前記出力するデータのフォーマットへ変更するフォーマット変更手段と、前記時間情報変換手段で変換された時間情報から前記フォーマット変更後のデータに書込む時間情報を生成する時間情報生成手段と、この生成された時間情報を前記フォーマット変換されたデータに書込む時間情報書込手段と、この時間情報が書込まれたデータを前記伝送先へ出力するデータ送出手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ変換装置。
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