JP3774512B2 - インク注入具包装容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はインクカートリッジにインクを補給するためのインク注入具を包装するインク注入具包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インクジェット方式のプリンタが広く普及してきている。この種のプリンタでは、インクを充填したインクカートリッジを装備し、インクを印字ヘッド側へ供給するようにしている。このようなインクカートリッジは、使い捨てされているのが実情である。
【0003】
しかしながら、インクカートリッジはかなりの高価格であり、ユーザにとってはこのような高価格のインクカートリッジを頻繁に交換することは、経済的な負担が大きく不満となっていた。特にカラー用のインクカートリッジでは、もともと各色の収容量が少ないうえに使用される色が偏りやすいことから早期の交換が必要であった。
【0004】
ところが、インクカートリッジは、収容していたインクを単に消費し尽くしたものであって、カートリッジの本体は、まだまだ使用可能なものである。
このような事情に鑑みて、インク注入を円滑に行うためのインク注入具として、蛇腹状で伸縮自在な合成樹脂製のインク収容容器の下部に注入部材を取り付けたものが、一部で市販されている。
【0005】
このようなインク注入具を購入したユーザは、カートリッジの本体の上面に錐やドリルで孔をあけた後、このカートリッジの本体を片手でテーブル上に保持すると共に、他方の手でインク注入具を持ち、インク注入具の注入部材をカートリッジの本体の孔に挿し込んでインクを注入するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インクの注入速度が早すぎたりカートリッジがインクで満杯になったりすると、カートリッジからインクがあふれ出すことがあり、この場合、カートリッジを保持している手やテーブルがインクで汚れてしまい、後始末が非常に面倒なものとなる。
【0007】
一方、このようなインク注入具を包装する容器は、単にインク注入具を包装する機能を果たしているのみであった。
本願発明者は、この包装容器を用いてインク注入作業の容易化を図ることができるのではないかと考えた。本発明は、このような着想に基づいてなされたものであり、インク注入作業を容易に行うことができるインク注入具包装容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、
1) 請求項1記載のインク注入具包装容器は、インク注入具本体に固定された注入部材を通してインクカートリッジにインクを注入するインク注入具を包装するための直方体形状の容器であって、矩形形状の底面部の四辺に、長手方向に沿う一対の第1側壁と短手方向に沿う一対の第2側壁とを延設しており、上記一対の第1側壁から突出し互いに所定間隔を隔てて対向する一対の第1リブを有し、これら第1リブによって、容器内部がインク注入具本体を収容するための大収容部と、注入部材を配置するための小収容部に区画されており、各収容部の形状は、本インク注入具が対象とする少なくとも一種類のインクカートリッジを、インク注入が可能な姿勢でそれぞれ保持できる形状に設定されていることを特徴とするものである。
【0009】
上記構成では、インク注入具を取り出した後、大収容部又は小収容部によって、インクカートリッジをインク注入が可能な姿勢に保持しておくことができるので、インク注入具を用いたインク注入を非常に容易に行うことができる。また、インクカートリッジからインクがあふれ出したとしても、このインクは本包装容器内に溜まり、手やテーブルの上を汚すことがない。さらに、大収容部と小収容部にそれぞれ少なくとも一種類のインクカートリッジを適合させてあるので、複数種のインクカートリッジに対応できる。
【0010】
ここで、一対の第1リブ間を隔てる所定間隔とは、大収容部又は小収容部に収容しきれないタイプのインクカートリッジの一部を挿通させて保持することのできる間隔を意味する。
2) 請求項2記載のインク注入具包装容器は、請求項1において、上記大収容部において、上記一対の第1側壁にそれぞれ沿って底面部から所定高さにまで突出する一対の第2リブを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
上記構成では、一対の第1側壁間の幅を持つタイプと、一対の第2リブ間の幅を持つタイプの双方のインクカートリッジを、大収容部に保持できることになり、適合可能なインクカートリッジの種類を増やすことができる。
3) 請求項3記載のインク注入具包装容器は、請求項2において、上記各第2リブは、それぞれ複数段の高さに設定されていることを特徴とするものである。
【0012】
上記構成では、インクカートリッジの下面が凹凸形状を有している場合に、この凹凸形状に、複数段の高さに設定した第2リブを適合させることにより、凹凸形状を有するインクカートリッジを安定して保持することができる。
4) 請求項4記載のインク注入具包装容器は、請求項1ないし3の何れか一つにおいて、上記一対の第1リブ同士の間の底面部から各第1リブに沿ってそれぞれ立ち上がり、互いに所定間隔を隔てて対向する一対の第3リブを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
上記構成では、大収容部又は小収容部に収容しきれないタイプのインクカートリッジの一部を、一対の第1リブ間に挿通させて保持する場合において、第1リブ間に挿通されるインクカートリッジの上記一部を、上記一対の第3リブによって受けることができ、インクカートリッジを安定して保持することができる。
5) 請求項5記載のインク注入具包装容器は、請求項4において、上記一対の第3リブ間の底面部から第3リブよりも低い高さで立ち上がり、大収容部側へ延びる第4リブを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
上記構成では、大収容部において、第2側壁と第3リブの端面との間でインク注入具の長手方向移動を規制し、インク収容具を安定して収容することができる。
6) 請求項6記載のインク注入具包装容器は、請求項5において、上記小収容部において、一方の第1側壁から他方の第1側壁に向かって途中部まで延び、底面部から立ち上がって上記第3リブと略同一高さを有する第5リブを備えたことを特徴とするものである。
【0015】
上記構成では、小収容部において、第3リブと第5リブとによって、インクカートリッジを底面部から浮かした状態に受け、安定して保持することができる。また、インクカートリッジに底面部側へ突出する突出部があっても、インクカートリッジ自体を底面部から浮かせて保持しているので、突出部の存在が邪魔にならず、安定して保持することができる。
【0016】
7) 請求項7記載のインク注入具包装容器は、請求項1ないし6の何れか一つにおいて、上記小収容部において、第2側壁に、一対の第1リブ間の間隔に相当する幅で窪む凹部を備えたことを特徴とするものである。
上記構成では、小収容部において、上記一対のリブ間から上記凹部内に至るまで延びるインクカートリッジを、安定して保持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施形態のインク注入具包装容器にインク注入具を収容した状態を示す斜視図であり、同図を参照して、本インク注入具包装容器A(以下、単に包装容器Aという)は、インクカートリッジ(以下、単にカートリッジという)にインクを注入するのに用いるインク注入具Bを包装するための直方体形状の容器である。また、本包装容器Aは、図2に示すように、インクカートリッジCを保持することができるようになっており、ユーザは、インクカートリッジCを手で持つことなく、インク注入具Bを用いて、インク注入が行えるようになっている。
【0018】
上記インク注入具Bは、金属製又は合成樹脂製の細い管状の注入部材91と、この注入部材91を通してインクを吸入し又吐出する弾性伸縮自在な蛇腹状のインク収容容器92と、このインク収容容器92の周囲を取り囲み注入部材91を固定した比較的剛性のある保持枠93とを備えている。インク収容容器92と保持枠93とによりインク注入具本体94を構成している。詳細には図示していないが、保持枠93は、インク収容容器92の上面を押す親指を所定深さまで導入させるための指導入溝を形成している。
【0019】
図3(a)は包装容器Aの平面図であり、図3(b)は包装容器Aの側面図である。また、図4は図3(a)のI −I 線に沿う断面図であり、図5(a)は図3(b)のII−II線に沿う断面図であり、図5(b)は図3(b)のIII −III 線に沿う断面図である。これらの図および図1を参照して、包装容器Aは、例えばポリスチレン樹脂等の合成樹脂製の1枚のシート材により形成されている。包装容器Aは、矩形形状の底面部1の四辺に、長手方向に沿う一対の第1側壁2,3と、短手方向に沿う一対の第2側壁4,5とを連続形成している。
【0020】
各側壁2〜5は、その上面において所定の幅の平坦部を有し、この平坦部の内外で下方へ折り曲げられた、断面略コ字形の基本形状を有している。すなわち、各側壁2〜5は、シート材の二重構造を呈しており、薄肉のシート材でありながら、十分な剛性が得られるようにされている。
上記一対の第1側壁2,3からは、互いに所定間隔を隔てて対向する一対の第1リブ6が突出形成されている。第1リブ6の配置位置は、長手方向の中央部よりも一方の第2側壁5寄りの位置であり、これら第1リブ6を境にして、包装容器Aの内部が、一方の第2側壁4側の大収容部7と、他方の第2側壁5側の小収容部8とに区画されている。
【0021】
大収容部7は、インク注入具本体94を収容するためのものであり、小収容部8は、主に注入部材91を配置するためのものである。
各収容部7,8の形状は、インク注入具Bが対象とする少なくとも一種類のカートリッジを、インク注入が可能な姿勢でそれぞれ保持できる形状に設定されているが、さらに多種類のカートリッジを保持することができるように、包装容器Aの内部に種々の工夫がこらされている。
【0022】
まず、大収容部7において、上記一対の第1側壁2,3にそれぞれ沿って底面部1から所定高さにまで突出する一対の第2リブ9が形成されている。これらの第2リブ9は、それぞれ複数段、例えば上段9aと下段9bの二段の高さに設定されている。
また、上記一対の第1リブ6,6同士の間の底面部1から各第1リブ6,6に沿ってそれぞれ立ち上がり、互いに所定間隔を隔てて対向する一対の第3リブ10が形成されている。これら第3リブ10,10間の底面部1から、第3リブ10よりも低い高さで立ち上がり、大収容部7側へ延びる第4リブ11が形成されている。
【0023】
上記小収容部8において、一方の第1側壁2から他方の第1側壁3に向かって両側壁2,3間の中間部まで延びる第5リブ12が形成されている。この第5リブ12は、底面部1から立ち上がって上記第3リブ10と略同一高さを有している(図4参照)。また、上記小収容部8において、第2側壁5に、一対の第1リブ6,6間の間隔に相当する幅で窪む凹部13が形成されている。
【0024】
次いで、大収容部7および小収容部8にカートリッジを収容保持する際の各側壁2〜5、上記の各リブ6〜12および凹部13の働きを示すために、代表的な5つのカートリッジC1〜C6の場合に則して、図6〜図13を参照しつつ説明する。
まず、平面図である図6(a)、およびこの図6(a)のIV−IV線に沿う断面図である図6(b)を参照して、カートリッジC1は、小収容部8に収容されている。カートリッジC1の長手方向の一端部は、凹部13内に収容され、これにより、カートリッジC1の長手方向Pへの移動が規制されている。また、カートリッジC1の短手方向Qへの移動は、凹部13の対向する一対の側面13a間と、一対の第1リブ6間にそれぞれ挟まれて規制されている。また、カートリッジC1の下面は、一対の第3リブ10と第5リブ12によって受けられ安定して支持されている。
【0025】
次いで、平面図である図7(a)、およびこの図7(a)のX −X 線に沿う断面図である図7(b)を参照して、本カートリッジC2を保持する形態が図6における保持の形態と異なるは、カートリッジC2の下面C21に突出部C22があり、この突出部C22(インクの吐出部である)が、第5リブ12と第2側壁5との間の空間に収容されていることである。この突出部C22は、第5リブ12の壁面に沿うようにされており、しかも、カートリッジC2の長手方向の一端部が第2側壁5の壁面に沿うようにされていることから、カートリッジC2の保持がより確実である。
【0026】
次いで、平面図である図8(a)、およびこの図8(a)のXI−XI線に沿う断面図である図8(b)を参照して、本カートリッジC3は、大収容部7に収容されている。カートリッジC3の幅方向(包装容器Aの短手方向Qに沿う方向)の両端部は、一対の第1側壁2,3間に挟まれて、短手方向Qへの移動が規制されている。また、カートリッジC3の長手方向(包装容器Aの長手方向Pに沿う方向)は、図8(b)に示すように、若干余裕が持たされているので、第2側壁4あるいは第1リブ6の何れか一方側へ寄せておけば、長手方向の一方側への移動を規制することができる。また、カートリッジC3の下面C31には、突出部C32(インクの吐出部である)が形成されている。カートリッジC3の下面C31は、第2リブ9の上段9aで受けられ、且つ突出部C32は、第2リブ9の下段9bで受けられている。これにより、カートリッジC3を略水平に安定して保持できるようになっている。
【0027】
次いで、平面図である図9(a)、およびこの図9(a)のXII −XII 線に沿う断面図である図9(b)を参照して、本カートリッジC4は、大収容部7に収容されている。カートリッジC4の幅方向(包装容器Aの短手方向Qに沿う方向)の両端部は、一対の第2リブ9,9間に挟まれて、短手方向Qへの移動が規制されている。また、カートリッジC4の長手方向(包装容器Aの長手方向Pに沿う方向)は、図9(b)に示すように、若干余裕が持たされているので、第2側壁4あるいは第1リブ6の何れか一方側へ寄せておけば、長手方向の一方側への移動を規制することができる〔図9(a)では第1リブ6側に寄せられている)。また、カートリッジC4の下面C41には、突出部C42(インクの吐出部である)が形成されている。カートリッジC4の下面C41は、第4リブ11の上面によって受けられ、且つ突出部C42は、包装容器Aの底面部1によって受けられている。これにより、カートリッジC4を略水平に安定して保持できるようになっている。
【0028】
次いで、平面図である図10(a)、およびこの図10(a)のXIII−XIII線に沿う断面図である図10(b)を参照して、本カートリッジC5は、小収容部8に収容されている。カートリッジC5の幅方向(包装容器Aの長手方向Pに沿う方向)の両端部は、第2側壁5と第1リブ6との間に挟まれて、長手方向Pへの移動が規制されている。また、カートリッジC5の下面C51には、突出部C52(インクの吐出部である)が形成されている。カートリッジC5の下面C51は、第5リブ12の上面によって受けられ、且つ突出部C52は、第5リブ12と第1側壁3との間の空間に押し込まれている。これにより、カートリッジC5を略水平に安定して保持できるようにされている。また、カートリッジC5の長手方向(包装容器Aの短手方向Qに沿う方向)は、上記突出部C52が、第5リブ12と第1側壁3との間の空間に略隙間なく嵌め込まれることにより、規制されている。
【0029】
次いで、平面図である図11(a)、およびこの図11(a)のXIIII −XIIII 線に沿う断面図である図11(b)を参照して、本カートリッジC6は、小収容部8および大収容部7に跨がって保持されている。すなわち、カートリッジC6の幅方向(包装容器Aの短手方向Qに沿う方向)の両端部は、一対の第3リブ10,10間に挟まれて、短手方向Qへの移動を規制されている。また、カートリッジC6の長手方向(包装容器Aの長手方向Pに沿う方向)の一端部は、第5リブ12の壁面に当接されて、長手方向Pへの移動を規制されている。また、カートリッジC6の下面C61には、突出部C62(インクの吐出部である)が形成されている。カートリッジC6の下面C61は、第4リブ11の上面によって受けられ、且つ突出部C62は、包装容器Aの底面部1によって受けられている。これにより、カートリッジC4を略水平に安定して保持できるようになっている。
【0030】
本実施形態によれば、例示した図6〜図11のようにして、複数のカートリッジを保持することができる。そして、このようにして保持したカートリッジに対して、図2に示すようにして、インク注入具Bを用いて、インクを再充填することができ、汎用性が高い。しかも、このとき、従来のように片手でインクカートリッジCを保持しておく必要がなく、インク注入を非常に容易に行うことができる。また、仮に、インク注入時にインクカートリッジCからインクがあふれ出たとしても、本包装容器Aによって受け止めることができる結果、手やテーブルを汚すことがない。
【0031】
特に、図8および図9に示すように、一対の第1側壁2,3間の幅を持つタイプのカートリッジC3と、一対の第2リブ9,9間の幅を持つタイプのカートリッジC4を、大収容部7に保持できることになり、適合可能なインクカートリッジの種類を増やすことができる。
また、図8に示すように、インクカートリッジC3の下面C31が突出部C32等の凹凸形状を有している場合に、この凹凸形状に、例えば上端9aと下段9bのように複数段の高さに設定した第2リブ9を適合させることにより、凹凸形状を有するインクカートリッジC3を安定して保持することができる。このことに関しては、図7〜図11の何れの保持の形態についても同様である。なお、3段以上に高さを異ならせても良い。
【0032】
また、図6および図7のように大収容部7又は小収容部8に収容しきれないタイプのインクカートリッジC1,C2の一部を、一対の第1リブ6,6間に挿通させて保持する場合において、挿通されるインクカートリッジC1,C2の上記一部を、上記一対の第3リブ10によって受けることができ、インクカートリッジC1,C2を安定して保持することができる。
【0033】
また、図11のように一方の収容部7,8のみでは保持が十分でなかったりするタイプのインクカートリッジC6を、一対の第3リブ10,10間に挿通させて保持する場合において、挿通されるインクカートリッジC6の上記一部を、第4リブによって受けることができ、インクカートリッジC6を安定して保持することができる。
【0034】
また、図1に示すように、大収容部7において、第2側壁4と第3リブ10の壁面との間でインク注入具Bの長手方向移動を規制し、インク収容具Bを安定して収容することができる。
また、図6および図7に示すように、小収容部8において、第3リブ10と第5リブ12とによって、インクカートリッジC1,C2を底面部1から浮かした状態に受け、安定して保持することができる。また、インクカートリッジC2に底面部1側へ突出する突出部C22があっても、インクカートリッジC2自体を底面部1から浮かせて保持しているので、突出部C22の存在が邪魔にならず、安定して保持することができる。
【0035】
また、第2側壁5に、一対の第1リブ6,6間の間隔に相当する幅で窪む凹部13を設けたので、図6および図7のように、上記一対のリブ6,6間から上記凹部13内に至るまで延びるタイプのインクカートリッジC1,C2を、安定して保持することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更を施すことができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、インク注入具を用いてインク注入を行う際に、インクカートリッジを大収容部又は小収容部に保持しておくことができるので、従来のように片手でインクカートリッジを保持しておく必要がなく、インク注入を非常に容易に行うことができる。また、仮に、インク注入時にインクカートリッジからインクがあふれ出たとしても、容器によって受け止めることができる結果、手やテーブルを汚すことがない。さらに、複数のインクカートリッジに対応でき、汎用性が高い。
【0037】
請求項2記載の発明では、一対の第1側壁間の幅を持つタイプと、一対の第2リブ間の幅を持つタイプの双方のインクカートリッジを、大収容部に保持できることになり、適合可能なインクカートリッジの種類を増やすことができる。
請求項3記載の発明では、インクカートリッジの下面が凹凸形状を有している場合に、この凹凸形状に、複数段の高さに設定した第2リブを適合させることにより、凹凸形状を有するインクカートリッジを安定して保持することができる。
【0038】
請求項4記載の発明では、大収容部又は小収容部に収容しきれないタイプのインクカートリッジの一部を、一対の第1リブ間に挿通させて保持する場合において、第1リブ間に挿通されるインクカートリッジの上記一部を、上記一対の第3リブによって受けることができ、インクカートリッジを安定して保持することができる。
【0039】
請求項5記載の発明では、大収容部において、第2側壁と第3リブの端面との間でインク注入具の長手方向移動を規制し、インク収容具を安定して収容することができる。
請求項6記載の発明では、小収容部において、第3リブと第5リブとによって、インクカートリッジを底面部から浮かした状態に受け、安定して保持することができる。また、インクカートリッジに底面部側へ突出する突出部があっても、インクカートリッジ自体を底面部から浮かせて保持しているので、突出部の存在が邪魔にならず、安定して保持することができる。
【0040】
請求項7記載の発明では、小収容部において、上記一対のリブ間から上記凹部内に至るまで延びるタイプのインクカートリッジを、安定して保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のインク注入具包装容器がインク注入具Bを収容した状態を示す斜視図である。
【図2】包装容器によってカートリッジを保持してインク注入する際の斜視図である。
【図3】(a)は包装容器の平面図であり、(b)は包装容器の側面図である。
【図4】図3のI −I 線に沿う断面図である。
【図5】(a)は図3(b)のII−II線に沿う断面図であり、(b)は図3(b)のIII −III 線に沿う断面図である。
【図6】(a)は一のタイプのカートリッジを保持した包装容器の平面図であり、(b)は(a)のIV−IV線に沿う断面図である。
【図7】(a)は他のタイプのカートリッジを保持した包装容器の平面図であり、(b)は(a)のX −X 線に沿う断面図である。
【図8】(a)はさらに他のタイプのカートリッジを保持した包装容器の平面図であり、(b)は(a)のXI−XI線に沿う断面図である。
【図9】(a)はさらに他のタイプのカートリッジを保持した包装容器の平面図であり、(b)は(a)のXII −XII 線に沿う断面図である。
【図10】(a)はさらに他のタイプのカートリッジを保持した包装容器の平面図であり、(b)は(a)のXIII−XIII線に沿う断面図である。
【図11】(a)はさらに他のタイプのカートリッジを保持した包装容器の平面図であり、(b)は(a)のXIIII −XIIII 線に沿う断面図である。
【符号の説明】
B インク注入具
91 注入部材
94 インク注入具本体
1 底面部
2,3 第1側壁
4,5 第2側壁
6 第1リブ
7 大収容部
8 小収容部
9 第2リブ
9a 上段
9b 下段
10 第3リブ
11 第4リブ
12 第5リブ
13 凹部
Claims (7)
- インク注入具本体に固定された注入部材を通してインクカートリッジにインクを注入するインク注入具を包装するための直方体形状の容器であって、
矩形形状の底面部の四辺に、長手方向に沿う一対の第1側壁と短手方向に沿う一対の第2側壁とを延設しており、
上記一対の第1側壁から突出し互いに所定間隔を隔てて対向する一対の第1リブを有し、これら第1リブによって、容器内部がインク注入具本体を収容するための大収容部と、注入部材を配置するための小収容部に区画されており、
各収容部の形状は、本インク注入具が対象とする少なくとも一種類のインクカートリッジを、インク注入が可能な姿勢でそれぞれ保持できる形状に設定されていることを特徴とするインク注入具包装容器。 - 上記大収容部において、上記一対の第1側壁にそれぞれ沿って底面部から所定高さにまで突出する一対の第2リブを備えたことを特徴とする請求項1記載のインク注入具包装容器。
- 上記各第2リブは、それぞれ複数段の高さに設定されていることを特徴とする請求項2記載のインク注入具包装容器。
- 上記一対の第1リブ同士の間の底面部から各第1リブに沿ってそれぞれ立ち上がり、互いに所定間隔を隔てて対向する一対の第3リブを備えたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一つに記載のインク注入具包装容器。
- 上記一対の第3リブ間の底面部から第3リブよりも低い高さで立ち上がり、大収容部側へ延びる第4リブを備えたことを特徴とする請求項4記載のインク注入具包装容器。
- 上記小収容部において、一方の第1側壁から他方の第1側壁に向かって途中部まで延び、底面部から立ち上がって上記第3リブと略同一高さを有する第5リブを備えたことを特徴とする請求項5記載のインク注入具包装容器。
- 上記小収容部において、第2側壁に、一対の第1リブ間の間隔に相当する幅で窪む凹部を備えたことを特徴とする請求項1ないし6の何れか一つに記載のインク注入具包装容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20063396A JP3774512B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | インク注入具包装容器 |
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