JP3815065B2 - リンク式摺動絞り弁型気化器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、機関へ供給する混合気の量及び濃度を調整、制御する気化器に関し、そのうち特に吸気路を開閉する摺動絞り弁がリンク機構を介して操作されるリンク式摺動絞り弁型気化器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のリンク式摺動絞り弁型気化器の第1例は図3に示される。
摺動絞り弁20の内底部20A上にはバルブプレート21がネジ部材22にて螺着されて固定される。
又、バルブプレート21には上方に向かって突出するピン挿入突部21Aが設けられ、このピン挿入突部21Aには両外側面21B,21Cに向かって開口する水平方向のリンクピン挿入孔21Dが貫通して穿設される。
23はリンク機構Rの一部をなすリンクアームであり、二又状をなしてピン挿入突部21Aの両外側面21B,21Cに臨み、更に連結孔23A,23Bが穿設される。
そしてバルブプレート21とリンクアーム23とはリンクピンPを介して回転自在に連結される。
すなわち、リンクピンPは、リンクピン挿入孔21D内に挿入配置されるとともに両外側面21B,21Cより更に側方へ突出し、このリンクピンPの一端にリンクアーム23の一方の連結孔23Aが挿入され、さらにリンクピンPの他端にリンクアーム23の他方の連結孔23Bが挿入される。
そして、前記連結ピンがリンクピン挿入孔21D及び連結孔23A,23Bより脱出しないよう以下のようにリンクピンPの水平方向の移動が規制される。
すなわち、リンクピンPの一端に係止鍔部Paが形成され、リンクピンPの他端には平丸ワッシャー24を介してEクリップ25が嵌着される。
以上によると、リンクピンPの水平方向の移動が係止鍔部Pa及びEクリップ25にて規制される。
【0003】
第2の従来例は図4に示される。
図3に示される第1の従来例とは、Eクリップ25に代えてリンクピンPの他端をカシメKたことである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
第1の従来例によると、平丸ワッシャー24、Eクリップ25の部品を必要として部品点数が増加する。
リンクピンPには係止鍔部Pa、Eクリップ25を脱着する為の嵌合溝を形成する必要があり、加工工数が増加する。
リンクピンPに対して、平丸ワッシャー24及びEクリップ25を装着する必要があって組付け工数が増加する。
以上の点よりその製造コストを効果的に低減できない。
【0005】
又、第2の従来例にあっても前記第1の従来例と同様に、部品点数、加工工数、組付け工数、の削減が困難であって製造コストの低減を達成できない。
【0006】
本発明は前記不具合に鑑み成されたもので、部品点数、加工工数、組付け工数を削減できて安価なリンク式摺動絞り弁型気化器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を達成する為の手段】
本発明になるリンク式摺動絞り弁型気化器は、前記課題を達成する為に、気化器本体を貫通する吸気路を開閉する摺動絞り弁を、リンク機構を介して開閉するリンク式摺動絞り弁型気化器において、
摺動絞り弁の内底部上に、リンクピン挿入孔が水平方向に穿設されたバルブプレートをネジ部材を介して螺着固定するとともにリンク機構のリンクアームに穿設される連結孔内に、前記リンクピン挿入孔内に挿入配置されるリンクピンを挿入することによって摺動絞り弁とリンク機構とを回転自在に連結し、
前記リンクピンの水平方向の移動を、前記ネジ部材にて規制したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
リンクピンの水平方向の移動は、ネジ部材にリンクピンの端部が当接することによって規制される。
【0009】
【実施例】
以下、本発明になるリンク式摺動絞り弁型気化器の一実施例について図1,図2により説明する。
1は内部を吸気路2が貫通する気化器本体であって、吸気路2の中間部より上方に向かって絞り弁案内筒3が連接される。
4は絞り弁案内筒3内に摺動自在に配置され、吸気路2の開口面積を制御する摺動絞り弁である。
5は摺動絞り弁4の内底部4A上に、2個のネジ部材9A,9Bによって螺着されて固定されるバルブプレートであり、このバルブプレート5には上方に向かってピン挿入突部5Aが突出し、このピン挿入突部5Aには水平方向にリンクピン挿入孔5Bが貫通して穿設される。
すなわち、リンクピン挿入孔5Bはピン挿入突部5Aの一方の外側面5C及び他方の外側面5Dに開口する。
【0010】
Rはリンク機構であって、操作軸8に固着されるリンクレバー7とリンクレバー7に回転自在に連結されるリンクアーム6とによって形成される。
リンクアーム6の下方は二又状をなし、一方のリンクアーム6A及び他方のリンクアーム6Bにはリンクピンを挿入する為の連結孔6C,6Dが貫通して穿設される。
【0011】
そして、摺動絞り弁4とリンク機構Rとは以下によって組付けられる。
第1にバルブプレート5とリンクアーム6とが連結される。
バルブプレート5のピン挿入突部5Aの一方の外側面5Cに一方のリンクアーム6Aを対向配置し、他方の外側面5Dに他方のリンクアーム6Bを対向配置するとともにリンクアーム6の連結孔6C,6Dをバルブプレート5のリンクピン挿入孔5Bに臨んで配置し、かかる状態において、リンクピンPを連結孔6C、リンクピン挿入孔5B、連結孔6D内に挿入配置する。
以上によると、リンクアーム6とバルブプレート5とはリンクピンPを介して回転自在に連結される。
【0012】
第2にリンクアーム6に連結されたバルブプレート5を、2個のネジ部材9A,9Bを介して摺動絞り弁4の内底部4Aに固着するもので、これによって摺動絞り弁4とリンク機構Rとが回転自在に連結される。
ここで特に注目すべきことは、一方のネジ部材9Aの頭部をリンクピンPの一端Paに対して水平方向X−Xに間隙S1をもって対向配置したことであり、又他方のネジ部材9Bの頭部をリンクピンPの他端Pbに対して水平方向X−Xに間隙S2をもって対向配置したことである。
前記間隙S1は、図2において、リンクピンPの一端Paがネジ部材9Aの頭部に当接するようもっとも右方へ移動した際にあってもリンクピンPの他端Pbが他方のリンクアーム6Bの連結孔6D内に配置される間隙である。
又、前記間隙S2は、図2において、リンクピンPの他端Paがネジ部材9Bの頭部に当接するようもっとも左方へ移動した際にあってもリンクピンPの他端Pbが一方のリンクアーム6Aの連結孔6C内に配置される間隙である。
【0013】
以上によれば、機関の運転時において、リンク機構Rが回転操作されて摺動絞り弁4が吸気路2を開閉制御する際において、リンクピンPの水平方向X−Xの移動は2個のネジ部材9A,9Bによって規制されるので摺動絞り弁4を含むバルブプレート5とリンクアーム6とが確実に回転、連結されるもので気化器の絞り弁制御を確実に行なうことができる。
【0014】
そして、本発明によれば、リンク機構Rと摺動絞り弁4との回転、連結手段として従来用いられる部品(リンクレバー6、リンクピンP、バルブプレート5、ネジ部材9)のみによって行なわれるので部品点数が増加することがない。
又、その組付けもリンクレバー6とバルブプレート5をリンクピンPにて連結し、バルブプレート5を摺動絞り弁4にネジ部材9を介して螺着、固定すればよいのでその工数を増加することがない。
更にリンクピンPは、係止鍔部、Eクリップ溝、等の加工が不要なもので単なる線材を使用することができ、リンクピンPの部品コストを低減できる。
【0015】
【発明の効果】
以上の如く、本発明になるリンク式摺動絞り弁型気化器によると、摺動絞り弁の内底部上に、リンクピン挿入孔が水平方向に穿設されたバルブプレートをネジ部材を介して螺着固定するとともにリンク機構のリンクアームに穿設される連結孔内に、前記リンクピン挿入孔内に挿入配置されるリンクピンを挿入することによって摺動絞り弁とリンク機構とを回転自在に連結し、
前記リンクピンの水平方向の移動を、前記ネジ部材にて規制したので、部品点数、加工工数、組付け工数、の削減ができ、その製造コストを効果的に低減できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるリンク式摺動絞り弁型気化器の縦断面図。
【図2】図1のY−Y線における要部拡大断面図。
【図3】従来のリンクレバーと摺動絞り弁との連結部を示す要部断面図。
【図4】従来のリンクレバーと摺動絞り弁との連結部の他の例を示す要部断面図。
【符号の説明】
4 摺動絞り弁
4A 内底部
5 バルブプレート
5B リンクピン挿入孔
6 リンクアーム
6C,6D 連結孔
P リンクピン
R リンク機構
9A,9B ネジ部材

Claims (1)

  1. 気化器本体を貫通する吸気路を開閉する摺動絞り弁を、リンク機構を介して開閉するリンク式摺動絞り弁型気化器において、
    摺動絞り弁4の内底部4A上に、リンクピン挿入孔5Bが水平方向X−Xに穿設されたバルブプレート5をネジ部材を介して螺着固定するとともにリンク機構Rのリンクアーム6に穿設される連結孔6C,6D内に、前記リンクピン挿入孔5B内に挿入配置されるリンクピンPを挿入することによって摺動絞り弁4とリンク機構Rとを回転自在に連結し、
    前記リンクピンの水平方向X−Xの移動を、前記ネジ部材にて規制したことを特徴とするリンク式摺動絞り弁型気化器。
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