JP3902852B2 - 撮像装置、信号処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、色フィルタを有する撮像素子を用いた撮像装置、信号処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の単板方式のデジタルカメラのブロック図である。
被写体像(不図示)はレンズ101、OPLF(光学ローパスフィルタ)102を通過しCCD撮像素子103に投影される。シャッタ(不図示)が押されると、撮像素子103からA/D変換器104でデジタル化された画像信号はオプティカルブラック部105で黒レベルを調整した後、ホワイトバランス部107において白レベルの調整が行われる。次に色信号系においては、補間部108により各色信号の補間を行う。次に、色変換マトリクス部109により補色信号を色差信号に変換した後、色ローパスフィルタ部110で帯域が制限される。
【0003】
輝度信号系においては、輝度ローパスフィルタ111で色フィルタによる輝度段差を除去し、アパーチャ補正部112において輪郭強調を行う。次に色系信号からの色差信号と輝度信号系からの輝度信号とからRBG信号作成部113でRGB信号を作成し、ガンマ補正部114でガンマ補正を行う。次に、JPEG部115において圧縮を行い、CFなどの外部信号記録媒体(不図示)に記録する。
ここで、単板方式の場合、色信号を得るために撮像素子103の前に図5のような配列の色フィルタ116が貼り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、図5のような2×4配列の単板補色の色フィルタ116を有する撮像素子により、均一な照明で無彩色な被写体を撮影すると、マゼンタ1(Ma1)とマゼンタ2(Ma2)及びグリーン1(Gr1)とグリーン2(Gr2)の各色素子の出力値が、同色フィルタにも関わらず、最大で約2%程度値が異なって出力される。これは、撮像素子の色フィルタを作成する上で生じるもので、マゼンタ1は上下にシアン色に挟まれ、マゼンタ2は上下にイエロー色に挟まれていることによる。これはグリーン1とグリーン2にも同じことがいえる。
【0005】
同色間で出力値が異なると、信号処理の結果、輝度信号に横シマが発生する。シミュレーションでは、同色間での出力値が1%以上異なると横シマが目に付き始め、1.5%以上になるとはっきりシマが発生し、画質劣化の大きな要因となる。
【0006】
通常、輝度信号作成時には、色フィルタの感度差による輝度段差をなくすために、ローパスフィルタを水平垂直方向にかけるが、このローパスフィルタは各画素におけるMa、Gr、Cy、Yeの比率を同じにするフィルタであり、上記理由により撮像素子上の同色画素の値が場所により異なると、Ma、Gr、Cy、Yeの比率がくずれるため、シマ発生を防ぐことができない。
また、同じ型番の撮像素子であっても、製造時期などが異なると、その出力にバラツキが生じ、その結果ホワイトバランス処理などに影響え与え、再生画像の色再現がばらついてしまう。
【0007】
従って、本発明は、上述したようなシマの発生をなくすことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮像装置は、色フィルタを有する撮像素子を用いた撮像装置において、上記撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群を記憶する記憶手段と、輝度信号を作成する作成手段と、上記同色補正係数群から上記作成された輝度信号と対応する同色補正係数を用いて上記撮像素子の出力信号を補正する同色補正手段とを備える。
【0009】
本発明に係る撮像装置の他の態様は、色フィルタを有する撮像素子を用いた撮像装置において、上記撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群と、上記任意の色素子出力値を所定の基準撮像素子の上記色素子と同色の色素子出力値と等価にする第2の色フィルタ補正係数とを記憶する記憶手段と、輝度信号を作成する作成手段と、上記同色補正係数群から上記作成された輝度信号に対応する第1の色フィルタ補正係数を選択する選択手段と、上記第1の色フィルタ補正係数と上記第2の色フィルタ補正係数とを用いて上記撮像素子の出力信号を補正する色補正手段とを備える。
【0010】
本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、輝度信号を作成する手順と、撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群から上記作成された輝度信号と対応する同色補正係数を用いて上記撮像素子の出力信号を補正する同色補正手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶している。
【0011】
本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の他の態様は、輝度信号を作成する手順と、上記撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群から上記作成された輝度信号に対応する第1の色フィルタ補正係数を選択する選択手順と、上記第1の色フィルタ補正係数と上記任意の色素子出力値と所定の基準撮像素子の上色素子と同色の色素子出力値とを等価にする第2の色フィルタ補正係数を用いて撮像素子の出力信号を補正する手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶している。
【0012】
本発明に係る信号処理方法は、輝度信号を作成する輝度信号作成工程と、撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群から上記作成された輝度信号と対応する同色補正係数を用いて上記撮像素子の出力信号を補正する同色補正工程とを有する。
【0013】
本発明に係る信号処理方法の他の態様は、輝度信号を作成する輝度信号作成工程と、上記撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群から上記作成された輝度信号に対応する第1の色フィルタ補正係数を選択する選択工程と、上記第1の色フィルタ補正係数と上記任意の色素子出力値と所定の基準撮像素子の上色素子と同色の色素子出力値とを等価にする第2の色フィルタ補正係数を用いて撮像素子の出力信号を補正する色補正工程とを有する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1〜第5の実施の形態を図面と共に説明する。
尚、各実施の形態を示す図1〜図3においては、図4及び互いに実質的に対応する部分には同一番号を付して重複する説明は省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態による撮像装置のブロック図である。
図1においては、オプティカルブラック部105とホワイトバランス部106との間に本発明による色フィルタゲイン補正部106を設けている。
【0022】
次に動作について説明する。
オプティカルブラック部105の出力信号は、色フィルタゲイン補正部106において、同色間での色フィルタのばらつきを補正するための同色補正係数を用いて各色毎に補正される。補正後の撮像素子の各色素子の信号は通常の信号処理でJPEG画像などの画像信号に変換される。この信号処理は図5の従来例と同じであるため説明を省略する。
【0023】
以下、本発明の特徴である色フィルタゲイン補正部106における同色補正係数について説明を行う。
同色補正係数とは、色フィルタパターン内における全ての同じ色の出力値を等価にする係数である。例えば図5のような2×4配列の色フィルタ116を伴う撮像素子103の場合、Ma1とMa2、Gr1とGr2、Cy1とCy2、Ye1とYe2の出力を同じにするための係数である。無彩色等の濃度を有する被写体を均一な照明下で撮影した場合、マゼンタ1はシアン色に挟まれ、マゼンタ2はイエローに挟まれるため、マゼンタ1とマゼンタ2の撮像素子の色素子出力が等価でなくなり、またグリーン1はイエロー色、グリーン2はシアン色に挟まれるため、色素子出力が等価でなくなる。一方、シアンとイエローはそれぞれマゼンタとグリーンに挟まれるため、出力はほとんど等価となる。従って、この図4の色フィル配列の場合は、マゼンタとグリーンのみ補正を行う。
【0024】
同色補正係数の求め方は、無彩色かつ均一な濃度の被写体を均一な照度かつ色温度の照明で撮影し、撮像素子103からの出力値(Ma1、Ma2、Gr1、Gr2)について、以下の計算式(1)に示すように、各色の平均値を求め、この平均値と各色との比により同色補正係数を求める。
ksM1=(Ma1+Ma2)/2/Ma1
ksM2=(Ma1+Ma2)/2/Ma2
ksG1=(Gr1+Gr2)/2/Gr1
ksG2=(Gr1+Gr2)/2/Gr2 ………(1)
【0025】
次に、上記で求めた同色補正係数を用いて次式(2)より撮像素子の出力を補正して補正出力を得る。
outMa1=inMa1*ksM1
outMa2=inMa2*ksM2
outGr1=inGr1*ksG1
outGr2=inGr2*ksG2 ………(2)
【0026】
本実施の形態によれば、色フィルタパターン内で同色フィルタからの出力値を等価なものにすることができ、これによって、輝度信号の横シマの発生を防ぐことができる。
【0027】
図2は第2の実施の形態を示すもので、色フィルタゲイン補正部206を中心とした信号処理のブロック図である。第1の実施の形態と異なる点は、補正係数を画素の輝度値に応じて作成する点である。即ち、輝度信号作成部117と同色補正テーブル群118を設けることにより、輝度に応じて同色補正係数を抽出する構成をとっている。これは、撮像素子103の飽和が始まると、その出力が光量に対して線形でなくなるため補正係数の値が変わってくるからである。
【0028】
図2を用いて信号処理の流れを説明する。オプティカルブラック部105の出力信号は輝度信号作成部117において、上下左右の4画素の平均による簡易的な輝度信号が作られる。メモリ保持されている同色補正デーブル群118の中から、上記輝度信号に対応する同色補正係数が選択され、色フィルタゲイン補正部206にその係数が送られる。
一方、オプティカルブラック部105からの撮像信号は、色フィルタゲイン補正部206に送られ、上記で求められた同色補正係数を用いて各色毎に補正される。補正後の信号は、ホワイトバランス部107に送られ、後の処理は図5の従来例と同じである。
【0029】
次に、本実施の形態の色フィルタゲイン補正部206の動作について、図5の2×4色フィルタ116の場合を例にとって説明する。
▲1▼撮像素子103からの画像信号は、上下左右の4画素の加算平均して輝度信号Yを作成する。
Y=(M+G+C+Y)/4
【0030】
▲2▼予め保持されている各色毎の同色補正デーブル群118の中から上記Y信号に対応する補正値を選択し、
レジスタ群A(ksM1、ksM2、ksG1、ksG2)
に代入する。
【0031】
▲3▼上記色フィルタ補正係数で撮像素子から信号を補正する。
outMa1=inMa1*ksM1
outMa2=inMa2*ksM2
outGr1=inGr1*ksG1
outGr2=inGr2*ksG2
【0032】
次に、同色補正デーブルの作成方法について説明する。
濃度が均一に変化するグレースケールを撮影したとき、例えばマゼンタ1とマゼンタ2の比が通常露光領域で(M1:m2=1.02:0.99)であったとすると、撮像素子103が飽和し始め、その比は1:1に近づく。これは、飽和が始まると撮像素子103の出力が光量に対して線形でなくなり、傾きが0に近づくことによる。
【0033】
そこで、飽和開始ポイントから、輝度に対応してM1/M2が1に近づくようなテーブルを線形演算で作成する。通常領域でのマゼンタの補正係数が
M1=1.02
M2=0.99
であるとすると、以下のような演算でテーブルを作成する。
【0034】
本実施の形態によれば、輝度で補正係数を切り替えているため、撮像素子の飽和領域における輝度信号の横シマの発生を防ぐことができる。
【0035】
次に第3の実施の形態を説明する。
信号処理の構成は図1と同じであるが、第1の実施の形態における同色補正係数の代わりに、撮像素子間での色のバラツキをなくす色フィルタ補正係数(個体差吸収係数と呼ぶ)を用いた点が異なる。ここで、個体差吸収係数は、無彩色な均一な濃度の被写体を均一な色温度の照明下で撮影した場合の出力値が、どの撮像素子でも基準の撮像素子の出力と同じになるように色ゲイン補正する係数である。
【0036】
基準の撮像素子からの出力値を、
CCD1_Ma、CCD1_Gr、CCD1_Cy、CCD1_Ye
補正対象となる撮像素子の出力値を
CCD2_Ma、CCD2_Gr、CCD2_Cy、CCD2_Ye
とすると、補正係数(kiM、kiG、kiC、kiY)は以下の式で求められる。
kiM=CCD1_Ma/CCD2_Ma
kiG=CCD1_Gr/CCD2_Gr
kiC=CCD1_Cy/CCD2_Cy
kiY=CCD1_Ye/CCD2_Ye
【0037】
この係数を用いて撮像素子からの信号を補正することにより、異なる撮像素子間での色再現のバラツキを防ぐことができる。また、再生に用いるパラメータも統一できる。
【0038】
次に第4の実施の形態を説明する。
信号処理の構成は図1と同じであるが、第1の実施の形態における同色補正係数の代わりに、第1の実施の形態で用いた同色補正係数と、第3の実施の形態で用いた個体差吸収係数とから新たな色フィルタ補正を算出し補正する点が異なる。
【0039】
新たな補正係数は以下の式で作成される。
第1の実施の形態の同色補正係数(ksM1、ksM2、ksG1、ksG2)と第3の実施の形態の個体差吸収係数(kiM、kiG、kiC、kiY)とから、新たな補正係数(kM1、kM2、kG1、kG2、kC1、kC2、kY1、kY2)は、
kM1=ksM1*kiM
kM2=ksM2*kiM
kG1=ksG1*kiG
kG2=ksG2*kiG
kC1=kiC
kC2=kiC
kY1=kiY
kY2=kiy
で作成される。
【0040】
この係数を用いて撮像素子からの信号を補正することにより、同色間でのばらつきによる横シマの発生を防ぐと同時に、異なる撮像素子間での色再現のばらつきを防ぐことができる。また、再生に用いるパラメータも統一できる。
【0041】
図3は第5の実施の形態による色フィルタゲイン補正部306を中心とした信号処理のブロック図である。第2の実施の形態と異なる点は、輝度より選択された同色補正係数と基準の撮像素子の出力の色フィルタ特性に合わせる個体差吸収係数とを掛け合わせて新たな色補正係数を作成し、撮像素子の出力信号を補正する点である。
【0042】
図3を用いて信号処理の流れを説明すると、オプティカルブラック部105の出力信号は輝度信号作成部117において、上下左右の4画素の平均による簡易的な輝度信号が作られる。次に、メモリに記録されている同色補正デーブル群119の中から上記輝度信号に対応する同色補正係数が選択され、補正ゲイン算出部120で個体差吸収係数と同色補正係数とを掛け合わせて新たな色補正係数を作成する。そして色フィルタゲイン補正部306にその係数を送り込む。
【0043】
一方、オプティカルブラック部105からの撮像信号は、色フィルタゲイン補正部306に送られ、上記で求められた色補正係数を用いて各色毎に補正される。補正後の信号は、ホワイトバランス部107に送られ、後の処理は図5の従来例と同じである。
【0044】
以下に、本実施の形態の色フィルタゲイン調整部の動作を、図5のような2×4色フィルタ116の場合を例にとって説明する。
▲1▼撮像素子103からの画像信号は上下左右の4画素の加算平均して輝度信号Yを作成する。
Y=(M+G+C+Y)/4
【0045】
▲2▼予め保持されている各色毎の同色補正デーブル群119の中から上記Y信号に対応する補正値を選択し、
レジスタ群A(ksM1、ksM2、ksG1、ksG2)
に代入する。
【0046】
▲3▼予め保持されている撮像素子個体差吸収係数を、
レジスタ群B(kiM、kiG、kiC、kiY)
に代入する。
【0047】
▲4▼レジスタ群Aとレジスタ群Bを掛け合わせ色フィルタ補正係数を
レジスタ群C(kM1、kM2、kG1、kG2、kC1、kC2、kY1、kY2)
に代入する。
kM1=ksM1*kiM
kM2=ksM2*kiM
kG1=ksG1*kiG
kG2=ksG2*kiG
kC1=kiC
kC2=kiC
kY1=kiY
kY2=kiY
【0048】
▲5▼上記色フィルタ補正係数により撮像素子からの信号を補正する。
outMa1=inMa1*kM1
outMa2=inMa2*kM2
outGr1=inGr1*kG1
outGr2=inGr2*kG2
outCy1=inCy1*kC1
outCy2=inCy2*kC2
outYe1=inYe1*kY1
outYe2=inYe2*kY2
【0049】
本実施の形態によれば、単板補色の撮像素子を用いた撮像装置において、再生画像の横シマ発生を防ぐことができる。また、同一撮像素子を用いた異なる撮像装置間での色再現を同じにできる。
【0050】
尚、図1〜3の各機能ブロックによるシステムは、ハード的に構成してもよく、また、CPUやメモリ等から成るマイクロコンピュータシステムに構成してもよい。マイクロコンピュータシステムに構成する場合、上記メモリは本発明による記憶媒体を構成する。この記憶媒体には、前述した処理を実行するためのプログラムが記録される。またこの記録媒体としてはROM、RAM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロィピディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等として用いてよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、色フィルタを備えた撮像素子からの任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群を記憶すると共に、例えば補正すべき着目画素の周辺から輝度信号を作成し、上記同色補正係数群から上記輝度信号に対応する同色補正係数を選択し、上記同色補正係数を用いて撮像素子の出力信号を補正するため、撮像素子の飽和領域を画像信号として用いた場合でも、輝度信号の横シマの発生を防ぐことができる。
【0052】
また、色フィルタを備えた撮像素子からの任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数と、撮像素子の任意の色素子出力値と予め決定した基準撮像素子の上記色素子と同色の色素子の出力値とを等価にする色フィルタ補正係数を用いて撮像素子の出力信号を補正するため、再生画像の横シマの発生を防ぐことができると共に、再生画像の色再現ばらつきをなくすことができる。
【0053】
さらに、上記同色補正係数群から輝度信号に対応する第1の色フィルタ補正係数を選択するように成し、また撮像素子の任意の色素子出力値と予め決定した基準撮像素子の上記色素子と同色の色素子出力値とを等価にする第2の色フィルタ補正係数を備え、上記第1、第2の色フィルタ補正係数を用いて撮像素子の出力信号を補正するため、撮像素子の飽和領域を用いても横シマの発生しない、かつ再生画像の色再現ばらつきをなくすことができる。
【0054】
また、色フィルタを備えた撮像素子からの任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数と、撮像素子の任意の色素子出力値と予め決定した基準撮像素子の上記色素子と同色の色素子の出力値とを等価にする色フィルタ補正係数を用いて撮像素子の出力信号を補正するため、再生画像の横シマの発生を防ぐことができると共に、再生画像の色再現ばらつきをなくすことができる。
【0055】
さらに上記同色補正係数群から輝度信号に対応する第1の色フィルタ補正係数を選択するように成し、また撮像素子の任意の色素子出力値と予め決定した基準撮像素子の上記色素子と同色の色素子出力値とを等価にする第2の色フィルタ補正係数を備え、上記第1、第2の色フィルタ補正係数を用いて撮像素子の出力信号を補正するため、撮像素子の飽和領域を用いても横シマの発生しない、かつ再生画像の色再現ばらつきをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第3、第4の実施の形態による撮像装置の信号処理を示すブロック図である。
【図2】第2の実施の形態による撮像装置の信号処理を示すブロック図である。
【図3】第5の実施の形態による撮像装置の信号処理を示すブロック図である。
【図4】従来の撮像装置の信号処理を示すブロック図である。
【図5】色フィルタ配列の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
103 撮像素子
106、206、306 色フィルタゲイン補正部
116 色フィルタ
117 輝度信号作成部
118、119 同色補正テーブル群
120 補正ゲイン算出部
Claims (12)
- 色フィルタを有する撮像素子を用いた撮像装置において、
上記撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群を記憶する記憶手段と、
輝度信号を作成する作成手段と、
上記同色補正係数群から上記作成された輝度信号と対応する同色補正係数を用いて上記撮像素子の出力信号を補正する同色補正手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 上記撮像素子の任意の色素子の出力値と所定の基準撮像素子の上記色素子と同色の色素子の出力値とを等価にする色フィルタ補正係数を記憶する第2記憶手段を更に有し、
上記色補正手段は、上記色フィルタ補正係数と上記同色補正係数とを用いて上記撮像素子の出力信号を補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 色フィルタを有する撮像素子を用いた撮像装置において、
上記撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群と、上記任意の色素子出力値を所定の基準撮像素子の上記色素子と同色の色素子出力値と等価にする第2の色フィルタ補正係数とを記憶する記憶手段と、
輝度信号を作成する作成手段と、
上記同色補正係数群から上記作成された輝度信号に対応する第1の色フィルタ補正係数を選択する選択手段と、
上記第1の色フィルタ補正係数と上記第2の色フィルタ補正係数とを用いて上記撮像素子の出力信号を補正する色補正手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 上記第1、第2の色フィルタ補正係数から第3の色フィルタ補正係数を算出する算出手段を更に有し、
上記色補正手段は、上記第3の色フィルタ補正係数を用いて上記撮像素子の出力信号を補正することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 上記同色補正係数群は、上記撮像素子の第1の輝度レベルにおける第1の同色補正係数と、上記撮像素子の第2の輝度レベルにおける第2の同色補正係数と、上記第1の同色補正係数と第2の同色補正係数とから演算によって作成された複数の同色補正係数とから構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
- 上記同色補正手段は、ある輝度信号レベルより明るい信号は補正しないことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮像装置。
- 上記作成手段は、注目画素の周辺の画素から輝度信号を作成することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撮像装置。
- 輝度信号を作成する手順と、
撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群から上記作成された輝度信号と対応する同色補正係数を用いて上記撮像素子の出力信号を補正する同色補正手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - 輝度信号を作成する手順と、
上記撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群から上記作成された輝度信号に対応する第1の色フィルタ補正係数を選択する選択手順と、
上記第1の色フィルタ補正係数と上記任意の色素子出力値と所定の基準撮像素子の上色素子と同色の色素子出力値とを等価にする第2の色フィルタ補正係数を用いて撮像素子の出力信号を補正する手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - 上記任意の色素子出力値と所定の基準撮像素子の上色素子と同色の色素子出力値とを等価にする第2の色フィルタ補正係数とから第3の色フィルタ補正係数を算出する算出手順と、
上記第3の色フィルタ補正係数を用いて撮像素子の出力信号を補正する手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶した請求項9に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - 輝度信号を作成する輝度信号作成工程と、
撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群から上記作成された輝度信号と対応する同色補正係数を用いて上記撮像素子の出力信号を補正する同色補正工程とを有することを特徴とする信号処理方法。 - 輝度信号を作成する輝度信号作成工程と、
上記撮像素子の任意の色素子の出力値と上記色素子と同色の他の色素子の出力値とを等価にする同色補正係数群から上記作成された輝度信号に対応する第1の色フィルタ補正係数を選択する選択工程と、
上記第1の色フィルタ補正係数と上記任意の色素子出力値と所定の基準撮像素子の上色素子と同色の色素子出力値とを等価にする第2の色フィルタ補正係数を用いて撮像素子の出力信号を補正する色補正工程とを有することを特徴とする信号処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35773897A JP3902852B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 撮像装置、信号処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35773897A JP3902852B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 撮像装置、信号処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Publications (2)
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