JP3935518B2 - サイレンサーハンガーラバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の排気音を低減するためのサイレンサーを車体に弾性支持して防振するために用いられるサイレンサーハンガーラバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種のサイレンサーハンガーラバーとして、車体側からの取付部材が挿入される第1取付孔を有する第1取付部と、サイレンサー側からの取付部材が挿入される第2取付孔を有する第2取付部と、上記第1取付部と第2取付部との間にその両側に延びて両者を互いに連結する主ばね部としての一対の側部と、この一対の側部の中央部同士を互いに横に連結する中央連結部とがゴム材料により一体に形成された、いわゆるθタイプのものが知られている(例えば、特開平3−66953号公報参照)。
【0003】
また、上記の中央連結部の代わりに上記第1取付部と第2取付部とを縦に連結して中央主ばね部を設け、この中央主ばね部の途中にマスを介装したものも知られている(例えば、実開昭59−186574号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のサイレンサーハンガーラバーの内、上記のθタイプのものにおいては、静ばね特性と動ばね特性とを互いに独立してチューニングすることが極めて困難であり、その適用範囲が極めて狭い範囲に限定されるという不都合がある。すなわち、上記θタイプのものは、荷重が載荷された場合に一対の側部が互いに横に開こうとしたり閉じようとしたりする変位を中央連結部が抑制するように構成されたものであるため、動ばね特性をより高周波側に変更するために中央連結部を薄くすると、それに伴い静ばね特性が軟らかいものに変化してしまう一方、逆に、上記中央連結部を分厚くすると、それに伴い静ばね特性も硬いものに変化してしまう。
【0005】
また、上記マスを設けたものにおいては、そのマスを調整することにより静ばね特性とは別に動ばね特性をチューニングすることも可能であるが、耐久性の悪化を招く上、全体重量の増大化及び製造コストの増大化を招くという不都合がある。すなわち、中央主ばね部にマスを付加すると、その付加したマスの分だけ中央主ばね部のゴム部分の全体長さが短くなり、マスのない場合と同じ量だけの変位量を短くなったゴム部分で受け持つことになるため、ゴムの歪み率が上記マスのない場合と比べ増大する。このため、繰り返し大きい歪み率の伸縮を受けて中央主ばね部の耐久性が悪化するおそれがある。また、上記中央主ばね部の途中にマスを埋め込むため、その製造に手間がかかり工数の増大に伴い製造コストの増大化を招くことになる。
【0006】
さらに、上記マスを付加したもの場合、一旦製造した後に動ばね特性の変更のためにマスを減らしたり増大させたりして変更することは殆ど不可能になる。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、静ばね特性と動ばね特性とを互いに独立してチューニング可能としつつ、耐久性の向上及び製造の容易化を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車体とサイレンサーとの間に配設されるものであって、車体側からの支持部材が挿入される第1取付孔を有する第1取付部と、サイレンサー側からの支持部材が挿入される第2取付孔を有する第2取付部と、上記第1取付部と第2取付部との間に延びて両者を互いに連結する主ばね部とがゴム材料により一体に形成され、上記サイレンサーを車体に対し弾性支持するものを前提とする。このものにおいて、上記第1取付部と第2取付部と主ばね部とからなる本体部の一部から上記第1取付孔と第2取付孔とを結ぶ方向とは異なる方向に突出されて、その突出端が、上記第1取付孔と第2取付孔とを結ぶ方向に入力する振動を受けて振動する自由端を構成するアーム部を備える。そして、このアーム部ゴム材料により上記本体部と一体形成されているものである。
【0009】
上記の構成の場合、第1取付部と第2取付部とを結ぶ方向、すなわち、振動入力方向に振動が入力すると、アーム部の突出端である自由端が振動するため、このアーム部の質量がマスとして本体部に対し作用し、上記入力振動を減衰させる。一方、静ばね特性は本体部の主ばね部により定まり、アーム部はその静ばね特性に影響を与えることはないため、上記アーム部の突出端までの腕の長さを変更することにより動ばね特性のチューニングをしても、上記静ばね特性に影響を与えることはない。従って、静ばね特性と動ばね特性とを互いに独立してチューニングすることが可能となる。一方、上記マスとして機能するアーム部は、本体部と一体にゴム材料により形成されているため、別個にマスを埋め込む場合と比べ、容易に製造可能でありかつ軽量化される上、確実に形成される。しかも、一旦製造した後も、アーム部の突出端側を切断したり他のマス部材を接着等の手段で付加することによりマス相当部分の質量調整が可能であり、動ばね特性の変更が製造後においても容易に可能となる
【0010】
また、上記請求項1記載の発明上記アーム部が、第1取付孔と第2取付孔とを結ぶ方向に対し外方側に位置する、上記第1取付部及び第2取付部の端縁側部位からそれぞれ突出され、上記アーム部と取付孔との間の取付部には、その取付孔と平行に貫通する空所が形成されているものとする。
【0011】
上記の構成の場合、第1もしくは第2貫通孔に挿入された支持部材から第1取付部もしくは第2取付部に振動が入力すると、その第1取付部及び第2取付部が振動入力方向に相対変位する。そして、この相対変位に伴いアーム部の突出端側が振られて振動することになる。従って、入力振動を受けたアーム部を確実に振動させることが可能になる。
【0012】
加えて、振動が第1取付孔側もしくは第2取付孔側に入力した場合に、空所形成された取付部が、その空所の存在により、空所がない場合よりも大きく変位して振動する。このため、その空所を挟んで取付部の端縁側の部位から突出するアーム部が上記空所のない場合よりも大きく振られ、より確実にかつより大きな振動抑制効果が得られる。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、空所の第1取付孔と第2取付孔とを結ぶ方向に相対向する相対向面のいずれか一方に、上記方向に突出する凸部を形成するものである。
【0014】
上記の構成の場合、振動が入力して取付部が変位することにより、空所が振動入力方向に狭められてその空所内の凸部を押圧することになる。このため、アーム部が上記凸部を支点としてより一層確実に振動させることが可能になる上、振動入力方向と逆方向に振動してアーム部自体の質量がカウンタマスとして機能する
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態及び参考例を図面に基いて説明する。
<第1参考例
図1及び図2は、第参考例に係るサイレンサーハンガーラバーを示しものである。同図において、1は本体部、2,2はこの本体部1と一体に形成されたアーム部であり、サイレンサーハンガーラバーはこれら本体部1と一対のアーム部2,2とがゴムの加硫成形により一体に形成されたものである。
【0016】
上記本体部1は、上下方向(図1,図2の上下方向)に長径が配置された長円形もしくは楕円形を有する所定厚みのゴムブロックであり、上下方向の略中央位置に左右方向(図1,図2の左右方向)に延びる空所10が貫通して形成されたものである。そして、この空所10を挟んで上部が第1取付部としての上側取付部11、下部が第2取付部としての下側取付部12とされ、各取付部11,12の上下,左右方向の略中央位置に厚さ方向(図1の紙面に直交する方向)に貫通する第1取付孔13,第2取付孔14が形成されている。加えて、上記空所10を挟んで左右両側の各部が左右方向外方に湾曲する一対の円弧状部15,15が形成されている。さらに、上記上下の両取付部11,12の空所10を挟んだ上下方向の相対向面には、互いの相対向間隔が所定寸法となるように相対向する側にそれぞれ所定量突出したストッパー部11a,12aが形成されており、この両ストッパー部11a,12aにより本体部1の上下方向圧縮側の変位が所定量に規制されるようになっている。従って、本参考例では、第1取付孔13と第2取付孔14とを結ぶ方向が上下方向であり、その方向に直交する方向が左右方向である。
【0017】
上記各アーム部2は、その付根21が上記各円弧状部15の上部側、すなわち、各円弧状部15のできるだけ曲率の大きい側の部位に位置付けられ、その付根21から自由端を構成する突出端22が上記各円弧状部15の法線に対して傾いた方向であって左右両側の斜め下方に向けて突出されている。この各アーム部2は、振動減衰を図るチューニング周波数に応じ、そのチューニング周波数で動ばね定数の低減化を図り得る質量を有するように幅及び突出長さが定められている。
【0018】
このような構成のサイレンサーハンガーラバーは、図2に示すように、車体VとサイレンサーSとの間に上下方向に配置される。そして、車体Vから下方に延びる支持部材16が第1取付孔13に挿通される一方、サイレンサーSから上方に延びる支持部材17が第2取付孔14に挿通され、これにより、上記サイレンサーハンガーラバーには上記サイレンサーSの自重が作用し、そのサイレンサーSを車体Vに対し吊り下げ状態で弾性支持するようにされる。
【0019】
そして、上記サイレンサーS側から、もしくは、車体V側からの振動が支持部材16,17を介して各取付部11,12に入力すると、両取付部11,12が上下方向に互いに離れたり近付いたりして相対変位する。例えば図1に一方の取付部(図例では下側取付部12)を不動にして他方の取付部(上側取付部11)が上方に相対変位した場合を一点鎖線で示すように、上側取付部11の上方移動に伴い各円弧状部15の曲率が移動前(実線で示す状態)と比べ小さくなる。この曲率の変化によって各アーム部2の付根21が引張られて下方に曲げられる。この結果、各アーム部2の突出端22は下方に振られる。逆に、上記上側取付部11が下側取付部12の側に、すなわち、下方に相対移動した場合には、上記各円弧状部15の曲率が大きくなり上記各アーム部2の付根21は上記とは逆に上方に曲げられて各突出端22が上方に振られる。これらが繰り返されて、上記各アーム部2の突出端22は振動し、この各アーム部2の有する質量がマスとして作用する。これにより、所定の共振周波数で動ばね定数の低減化が図られる。
【0020】
このようにゴム材料の中に別体のマス部材を埋め込んだり付加したりすることなしに、本体部1と一体のゴム材料により形成された各アーム部2によってマスとしての機能を発揮させることができ、製造工数を大幅に低減させて製造の容易化及び製造コストの低減化を図ることができる。その上、マス相当部分である各アーム部2を本体部1から両側に張り出させているため、従来の中央主ばね部にマス部材を埋め込んだ場合と比べ、同じ動ばね特性を得る上で各アーム部材2の質量を上記マス部材よりも低減させることができ、サイレンサーハンガーラバー全体の軽量化をも図ることができる。しかも、動ばね特性を上記各アーム部2の突出長さ、幅等の調整により所望のチューニング周波数域に変更することができる上、その変更を、主として静ばね特性が発揮される本体部2の主ばね部である両円弧状部15,15とは関係なく独立して行うことができる。
【0021】
また、このサイレンサーハンガーラバーにおいては、各アーム部2の突出端22側を切断してその各アーム部2の突出長さを短くすることにより各アーム部2自体の質量を小さくすることができ、これにより、上記の共振周波数をより高周波数側に容易に変更することができる。逆に、上記突出端22側にゴム片もしくはマス部材を接着等の手段により付加することにより上記各アーム部2自体の質量を増大することができ、これにより、上記の共振周波数をより低周波数側に容易に変更することができる。従って、動ばね特性が通常の温度条件を基準にしてチューニングされていて、上記温度条件と、現実の使用条件における雰囲気温度との相違に起因してチューニング周波数のずれが生じても、上記のごとく各アーム部2の突出長さを調整等することにより現実の使用条件に適合させることができる。例えば、実際の車両にサイレンサーハンガーラバーを装着して性能を評価する車両評価において、その装着した車両の現実の排気温度等の影響を受けて当初の温度条件との相違が生じた場合、または、熱帯地方等の常温状態が比較的高温度である場合にゴムが軟らかくなることに伴うチューニング周波数のずれや、高緯度地方等の常温状態が比較的低温度である場合のチューニング周波数ずれが生じた場合等に上記の各アーム部2の突出長さの調整等により現実の使用条件に適合させることができる。
<第2参考例
図3は第参考例に係るサイレンサーハンガーラバーを示し、この第2参考例は本体部3と各アーム部4との相互形状を変えて各アーム部4を第1参考例のものよりも積極的に振らせるようにしたものである。
【0022】
同図において、30が空所、31が上側取付部、32が下側取付部、33,34が上側及び下側取付部31,32にそれぞれ貫通形成された第1,第2取付孔、35,35が上下の両取付部31,32を互いに連結する一対の主ばね部であり、これらの各部30〜35によって本体部3が構成されている。なお、32aは下側取付部32から空所30に向けて上方に突出するストッパー部である。
【0023】
上記各主ばね部35は、上記上側取付部31の下端部から左右両側に延びる横延長片35aと、上記下側取付部32の左右両側部から左右方向外方に湾曲しながら上方に延びる円弧状部としての円弧状片35bとから構成されており、上記各横延長片35aと各円弧状片35bとの交差部35cにアーム部4の付根41が位置付けられこの各付根41から突出端42が左右両側に突出されている。
【0024】
本第2参考例の場合、第1取付孔33側もしくは第2取付孔34側から上下方向に振動が入力して、例えば上側取付部31が上方に相対変位した場合を図3に一点鎖線で示すように、横延長片35aが斜め上方に引張られ、円弧状片35bが上記横延長片35aに引きづられ上方に引張られて伸びる。これに伴い、交差部35cでは各アーム部4の付根41の上側が上記横延長片35aにより上方に引張られる一方、上記付根41の下側が上記円弧状片35bにより下方に引張られるため、各アーム部4はその付根41が曲げを受けて突出端42が下方に振られる。そして、上記第1取付部31が下方に相対変位することにより、各アーム部4が上方に振られて、振動する。
【0025】
従って、第1参考例により得られる効果と同じ効果を得ることができる上、上記の如く振動入力により交差部35cを支点として各アーム部4が積極的に曲げられて振動するため、第1参考例の場合と比べ、各アーム部4をより確実に作動させることができ、より低い周波数域での動ばね定数の低減化を実現させることができる。
施形態>
図4及び図5は本発明の実施形態に係るサイレンサーハンガーラバーを示す。この実施形態は、請求項1,2記載の発明に係るものであり、本体部5に対するアーム部6,6の突出位置を第1もしくは第2参考例とは異なり本体部5の上下部からその厚さ方向に突出させたものである。
【0026】
同図において、50が中央空所、51が上側取付部、52が下側取付部、53,54が上側及び下側取付部51,52にそれぞれ貫通形成された第1,第2取付孔、55,55が上下の両取付部51,52を互いに連結する一対の主ばね部であり、これらの各部50〜55によって本体部5が構成されている。また、51a,52aは両取付部51,52から中央空所50に向けてそれぞれ相対向する側に突出するストッパー部である。つまり、この本体部5は第1参考例の場合の本体部1と同じ基本形状有している。加えて、上記の各取付部51,52には、各取付孔53,54を上下方向から挟むように内側空所51a’,52a’及び外側空所51b,52bが上記各取付孔53,54と平行に、すなわち、本体部5の厚さ方向(図4の紙面に直交する方向,図5の左右方向)に貫通して形成されている。
【0027】
上記各空所51a’,51b、52a’,52bは、上記各取付孔53,54の周囲を囲むような円弧状のスリットとして形成され、左右方向(図4の左右方向)に延びるように配置されている。そして、各外側空所51b,52bを挟んで各取付孔53,54と反対側、すなわち、各取付部51,52の上下方向に対し各外周側に位置する部位である端縁側部位51c,52cには、凸部51d,52dが上記各外側空所51b,52bに向けて上下方向相対向する側に突出して形成されている。この各凸部51d,52dは、本体部5の厚さ方向に対し、後述の各アーム部6の突出方向とは逆の側の端部位置に位置付けられている。
【0028】
上記一対のアーム部6,6は、上記各端縁側部位51c,52cと一体に形成されたものであり、その各端縁側部位51c,52cから本体部5の厚さ方向に互いに逆側に突出されて各突出端61が自由端を構成するものである。そして、この一対のアーム部6,6と本体部5とは、ゴムの加硫成形により一体に形成されている。
【0029】
本実施形態の場合、支持部材16,17を介して上側もしくは下側取付部51,52に上下方向の振動が入力すると、上側取付部51及び下側取付部52が上下方向に互いに離れたり近付いたりする変位を繰り返すことになる。この場合、例えば上側取付部51が上方に相対変位する場合を図5に一点鎖線の矢印で示すように、支持部材16と共に第1貫通孔53を囲む部分が上方の外側空所51b側に変位して凸部51dを押し上げる。この凸部51dの押し上げに伴い、上側のアーム部6はその凸部51dを支点として突出端61が下方に回転するように振られることになる。そして、上記上側取付部51が、逆に下方に相対変位すると、上記第1貫通孔53を囲む部分が凸部51dから離れて、上記アーム部6はその突出端51dが逆に上方に回転するように振られることになる。
【0030】
このようなアーム部6,6の入力振動とは逆方向への振動によって入力振動の減衰が図られ所定の共振周波数域で動ばね定数の低減化を得ることができる。しかも、この場合、上記凸部51d,52dの存在により、各アーム部6をより積極的に振動させることができ、各アーム部6のカウンタマスとしての作用をより積極的に得ることができる。
【0031】
なお、上記の実施形態において、上記凸部51d,52dがなくて外側空所51b,52bが存在するだけであっても、上側もしくは下側取付部51,52の上下方向への相対変位によって各アーム部6の突出端61を振らせることができ、そのマスとしての作用により、動ばね定数の低減化を図ることができる。この場合、上記外側空所51b,52bの存在により、上記各アーム部6をより自由に振らせることができる。また、さらに、上記外側空所51b,52bがなくても、上記上側もしくは下側取付部51,52の上下方向へ相対変位すれば、その反動によって各アーム部6の突出端61を振らせることができ、そのマスとしての作用により、動ばね定数の低減化を図ることができる。
<第3参考例
図6及び図7は第3参考例に係るサイレンサーハンガーラバーを示す。この第3参考例、本体部7の主ばね部75に多数の空孔76,76,…を形成したものである。
【0032】
同図において、上記本体部7は、長径を上下方向に配置した楕円形の上下部にさらに円弧状に膨出した形状で所定厚みを有するゴムブロックにより構成され、上端側部分が上側取付部71、下側部分が下側取付部72、両取付部71,72間の部分が主ばね部75とされている。そして、上記上側取付部71に前述の支持部材16(図2参照)が挿通される第1取付孔73が厚さ方向(図6,図7の紙面に直交する方向)に貫通形成され、下側取付部72に支持部材17が挿通される第2取付孔74が厚さ方向に貫通形成されている。
【0033】
また、上記主ばね部75の上記第1取付孔73と第2取付孔74との間の上下方向中間であって、左右両側の円弧状部75a,75aを除く左右方向中間の範囲には比較的小径の上記多数の空孔76,76,…が上記各取付孔73,74と平行に貫通形成されている。これらの空孔76,76,…は、互いに隣接する2つの空孔76,76が上下方向に重ならないように千鳥配置とされ、互いに隣接する空孔76,76間に斜めに延びる部分が上側取付部71と下側取付部72との間の荷重伝達が行われる主ばね部75の一翼を担っている。
【0034】
そして、一対アーム部8,8の各付根81が上記各円弧状部75aのやや上側部位の外周面に連続するように位置付けられ、その各付根81から突出端82が左右方向の外方であって上記各円弧状部75aの法線から斜めに傾いた方向に突出されている。
【0035】
本第3参考例の場合、第1及び第2参考例や実施形態において説明した如く各アーム部8,8のマスとしての作用による動ばね定数の低減化に加えて、主ばね部75が一対の円弧状部75a,75aのみならず本体部7の左右方向幅の全体領域にわたり拡がっており、しかも、その左右方向中間領域に多数の空孔76,76,…が形成されて振動入力に伴う上下方向荷重を分散する役割を果たすため、サージングが抑制されてそのサージング周波数をより高い周波数域にシフトさせることができる。この結果、幅広い周波数域で動ばね定数の低減化を図ることができる。
<他の実施形態>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第1〜第3参考例及び実施形態では、各アーム部2,4,6,8をゴム材料でのみ形成しているが、その各突出端側に他のマス部材を接着することにより付加したり、あるいは、図5にMで示すようにマス部材Mを予め埋め込むようにしてもよい。
【0036】
さらに、上記第1〜第3参考例及び実施形態では、各アーム部2,4,6,8として左右両側でそれぞれ一対のもので構成しているが、これに限らず、例えば第3参考例の場合の例を図8に示すように、上側のアーム部8,8に加えて下側に他の一対のアーム部9,9を設けるようにしてもよい。
<試験結果>
第1参考例のものと、第3参考例のものとについて、実際に振動を加えた場合の試験結果を、図9及び図10にそれぞれ示す。図9には、周波数に対する絶対ばね定数の変化を実線で、位相の変化を破線でそれぞれ示している。また、図10には、第3参考例における周波数に対する絶対ばね定数の変化を実線で示し、比較例として従来のθタイプのものにおける周波数に対する絶対ばね定数の変化を破線で示している。
【0037】
これによれば、図9の第1参考例の場合には、周波数200〜250Hzの領域で動ばね定数のボトミング部(低減部)が生じ、このボトミング部がアーム部2の長さを短くするほど高周波側に移行し、上記アーム部2の長さを長くするほど低周波側に移行した。
【0038】
また、図10の第3参考例と比較例との場合、比較例のものでは動ばね定数のボトミング部が350Hz前で生じた後に高周波側にかけて増大しているのに対し、第3参考例のものでは動ばね定数のボトミング部がほぼ350〜650Hzの幅広い周波数領域で得られた。従って、動ばね定数の低減化という効果において、第3参考例のものは比較例のものと比べ、広い周波数域で得ることができ、その低減の程度は図10に一点鎖線のハッチングで示す改善域のものを得ることができた。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明におけるサイレンサーハンガーラバーによれば、アーム部の質量をマスとして本体部に対し作用させることができ、動ばね定数の低減化を図ることができる。そして、アーム部の長さ調整により動ばね特性の変更が可能であり、本体部により定まる静ばね特性と、上記アーム部によ定まる動ばね特性とを互いに独立してチューニングすることができる。しかも、マスとして機能するアーム部が本体部と一体にゴム材料により形成されているため、別個にマスを埋め込む場合と比べ、製造の容易化、軽量化を図ることができる。その上、一旦製造後も、アーム部の切断等による長さ調整によって、動ばね特性の変更を容易に行うことができる
【0040】
また、上記請求項記載の発明によれば、振動入力に伴いアーム部を確実に振動させることができるとともに、空所の存在により、アーム部を空所のない場合よりも大きく変位させて振動させることができ、より確実にかつより大きな振動抑制効果を得ることができる。
【0041】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、上記凸部を支点としてアーム部をより一層確実に振動させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例を示す正面図である。
【図2】 図1のもの使用状態を示す斜視図である。
【図3】 第2参考例を示す図1相当図である。
【図4】 本発明の実施形態を示す図1相当図である。
【図5】 図4のA−A線における断面図である。
【図6】 第3参考例を示す図1相当図である。
【図7】 図6の中央断面図である。
【図8】 他の参考例を示す図1相当図である。
【図9】 第1参考例における周波数と、絶対ばね定数及び位相との関係図である。
【図10】 第4参考例と比較例とにおける周波数と絶対ばね定数と関係図である。
【符号の説明】
1,3,5,7 本体部
2,4,6,8,9 アーム部
11,31,51,71 上側取付部(第1取付部)
12,32,52,72 下側取付部(第2取付部)
13,33,53,73 第1取付孔
14,34,54,74 第2取付孔
15,55,75a 円弧状部(主ばね部)
16,17 支持部材
21,41,81 アームの付根
22,42,61,82 アーム部の突出端
35b 円弧状片(円弧状部)
35,75 主ばね部
51b,52b 外側空所(空所)
51c,52c 取付部の端縁側部位
51d,52d 凸部
75 主ばね部
76 空孔
S サイレンサー
V 車体

Claims (2)

  1. 車体とサイレンサーとの間に配設されるものであって、車体側からの支持部材が挿入される第1取付孔を有する第1取付部と、サイレンサー側からの支持部材が挿入される第2取付孔を有する第2取付部と、上記第1取付部と第2取付部との間に延びて両者を互いに連結する主ばね部とがゴム材料により一体に形成され、上記サイレンサーを車体に対し弾性支持するサイレンサーハンガーラバーにおいて、
    上記第1取付部と第2取付部と主ばね部とからなる本体部の一部から上記第1取付孔と第2取付孔とを結ぶ方向とは異なる方向に突出されて、その突出端が、上記第1取付孔と第2取付孔とを結ぶ方向に入力する振動を受けて振動する自由端を構成するアーム部を備えており、
    このアーム部はゴム材料により上記本体部と一体に形成されていて、上記第1取付孔と第2取付孔とを結ぶ方向に対し外方側に位置する、上記第1取付部及び第2取付部の端縁側部位からそれぞれ突出され、
    上記アーム部と取付孔との間の取付部には、その取付孔と平行に貫通する空所が形成されていることを特徴とするサイレンサーハンガーラバー
  2. 請求項1において、
    空所の第1取付孔と第2取付孔とを結ぶ方向に相対向する相対向面のいずれか一方には、上記方向に突出する凸部が形成されていることを特徴とするサイレンサーハンガーラバー
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