JP3965549B2 - 容器の異物や汚れ検査方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙を主体とした筒状容器の虫等異物や汚れ等欠点を検査する方法およびその装置に関するものであり、特に、容器の内面はもとより容器の外面および層間の異物や汚れをも検査を可能にする容器の異物や汚れ検査方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば紙カップの内面を検査する異物や汚れ検査機が知られ、それは、上部から紙カップの内面を照明し、上部にあるCPUが搭載されたCCDカメラで容器の内面を捕らえて異物や汚れの有無をその反射光で検出するもので、紙カップの外面や層間の異物や汚れを検出することはできなかった。
【0003】
そこで紙カップの外面をも検出するには、更に外面を照明する照明具ともう一式のCPUが搭載されたCCDカメラを必要とし、装置にコストが嵩むという問題点があり、さらにこの方法では容器(紙)層間の挟雑物などの異物や汚れを検出することはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、装置コストが嵩まずに、下方向からのCPU付CCDカメラのみで容器の内面、外面および層間の異物や汚れをも検出することのできる容器の異物や汚れ検査方法およびその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、請求項1の発明は、光が透過する素材でなり、上端に開口部を有し下部に底部を有する筒状容器の異物や汚れを検査する方法であって、下部から前記筒状容器の外面を照明して該外面の異物の汚れの陰影を反射光で検出し、上部からも前記筒状容器の内面を照明して、該内面や光が透過する素材の層間の異物や汚れの陰影をも前記光が透過する素材を通しての透過光で検出することを特徴とする容器の異物や汚れ検査方法としたものである。
【0006】
上記請求項1の発明によれば、下部からの照明で、容器外面の異物や汚れの陰影の反射光を下部から捕らえて検出するとともに、上部からの照明で、容器内面の異物や汚れの陰影および層間の異物や汚れの陰影の透過光を光が透過する素材を通して下部から捕らえて検出を可能にする容器の異物や汚れ検査方法とすることができる。すなわち下部からの検出のみで容器の外面、内面および層間の異物や汚れを検出することのできる検査方法を提供できる。
【0007】
また、請求項2の発明では、前記光が透過する素材が紙もしくは紙と熱可塑性樹脂の積層体であることを特徴とする請求項1記載の容器の異物や汚れ検査方法としたものである。
【0008】
また、請求項3の発明では、前記紙の坪量が50g/m2以上、500g/m2以下の範囲であることを特徴とする請求項2記載の容器の異物や汚れ検査方法としたものである。
【0009】
上記請求項2および3の発明によれば、この筒状容器を光が透過する素材を紙もしくは紙と熱可塑性樹脂の積層体として白色系で半透明の素材とし、これに用いられる紙の坪量を50g/m2以上、500g/m2以下の範囲とすることによって、異物や汚れの陰影を反射光としても光が透過する素材を通しての透過光としても捕らえられるので、上下部どちらか一方からの検出のみで容器の外面も内面も、さらに層間の異物や汚れをも検出することのできるの検査方法とすることができる。
【0010】
さらにまた、請求項4の発明では、透明基板上に、上端に開口部を有する筒状容器が載置され、該筒状容器の下部には、その外面を照明するリング状照明具と該筒状容器の外面を捕らえて検出するCPU搭載のCCDカメラとを具備し、前記筒状容器の上部には、該筒状容器内面を照明するリング状照明具を具備してなることを特徴とする容器の異物や汚れ検査装置としたものである。
【0011】
上記請求項4の発明によれば、筒状容器の下部にのみ、その外面を捕らえて検出するCPU搭載のCCDカメラを具備していて、従来のように上部にも具備する必要がないので、容器の外面はもとより内面の異物や汚れをも、さらには層間の異物や汚れをも検出する、装置コストの嵩まない容器の異物や汚れ検査装置を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。本発明は、例えば図1の斜視図に示すように、例えば光が透過する紙素材でなり、上端に開口部(13)を有し下部に底部(16)を有する筒状容器(10)の異物や汚れを検査する方法であって、下部から前記筒状容器(10)の外面を、下部リング状照明具(22)で照明して、その外面の異物や汚れ(11)の陰影の有無をCPU(32)が搭載されたCCDカメラ(30)で捕らえて検出し、上部からも筒状容器(10)の内面を、上部リング状照明具(20)で照明して、その内面の異物や汚れ(12)や光が透過する紙素材の層間の異物や汚れ(図示せず)の陰影をも検出する検査方法としたものであり、その異物や汚れ検査装置は、図1に示すように、透明基板(40)上に、上端に開口部(13)を有する筒状容器(10)を載置し、この筒状容器(10)の下部には、その外面を照明する下部リング状照明具(22)とこの筒状容器(10)の外面を捕らえて検出するCPU(32)搭載のCCDカメラ(30)とを具備し、前記筒状容器(10)の上部には、この筒状容器(10)の内面を照明する上部リング状照明具(20)を具備してなる検査装置(100)とするものである。
【0013】
上記発明の容器の異物や汚れ検査方法およびその装置によれば、図1に示すように、下部リング状照明具(22)からの照明で、容器外面の異物や汚れ(11)の陰影の反射光を、CCDカメラ(30)で捕らえて検出するとともに、上部リング状照明具(20)からの照明で、容器内面の異物や汚れ(12)の陰影および層間の異物や汚れ(図示せず)の陰影の透過光を、前記の下部にあるCCDカメラ(30)で、筒状容器(10)を構成する光が透過する紙素材を通して捕らえて検出することができる容器の異物や汚れ検査方法とその装置(100)とすることができる。すなわち従来の下部にあるCCDカメラ(30)のみでも容器の外面はもとより内面および層間の異物や汚れをも検出することのできる検査方法とその装置(100)とすることができる。
【0014】
なお、この場合も胴部の貼り合わせ部(14)や底部の貼り合わせ部(15)の陰影と異物や汚れの陰影を区別するためのCPU(32)内でのマスキング処理を施す必要がないという付随的メリットもでる検査方法とその装置とすることもできる。
【0015】
また、本発明では、図1に示す筒状容器(10)を構成する光が透過する素材が紙もしくは紙と熱可塑性樹脂の積層体とし、その紙の坪量を50g/m2以上、500g/m2以下の範囲としたもので、このように、筒状容器(10)を光が透過する素材として、紙もしくは紙と熱可塑性樹脂の積層体のような白色系の半透明な素材とし、この紙の坪量を50g/m2以上、500g/m2以下の範囲の白色系の半透明な素材とすることによって、異物や汚れの陰影を反射光としても光が透過する素材を通しての透過光としても捕らえることができ、上下部どちらか一方からの検出のみで容器の外面、内面および層間の異物や汚れを検出することのできるの検査方法とすることができる。
【0016】
上記光が透過する素材としての紙の坪量が50g/m2に満たないと容器としての腰の強さに欠けるとともに、光が透過しすぎるので異物や汚れの陰影をCCDカメラ(30)で反射光として捕らえ難いものとなり、紙の坪量が500g/m2を越えると光が透過し難くなるので異物や汚れの陰影を透過光として捕らえ難いものとなるので好ましくない。
【0017】
本発明の被検査物である筒状容器(10)としては、図1に示すような円筒状の筒状容器(10)のほかに、上端に開口部を有する四角形状あるいは多角形状の筒状容器が適用される。
【0018】
また、この筒状容器(10)の紙素材としては、例えばコートボール、ノーコートボー
ル、コートマニラ、アイボリー(コート・ノーコート)などが挙げられ、その坪量とともに容器のサイズや内容物等に応じて適宜選定される。
【0019】
また、本発明の容器の異物や汚れ検査装置(100)を構成する透明基板(40)としては、間歇的に走行する透明なガラス板あるいはプラスチック板が挙げられ、その透明基板(40)が停止している間に検出し、異物や汚れの陰影が検出されると、例えばその透明基板(40)上から筒状容器(10)が除去される異物や汚れ検査方法とその装置とするものである。
【0020】
また、本発明の容器の異物や汚れ検査装置(100)を構成する上部リング状照明具(20,22)としては、例えばサークル型のLED照明が好適に用いられることができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。即ち、光が透過する白色半透明の紙素材でなる、筒状容器の異物や汚れを検査する方法において、下部から前記筒状容器の外面を照明してその外面の異物や汚れの陰影を反射光で検出し、上部からも前記筒状容器の内面を照明してその内面や白色半透明の紙の層間の異物や汚れの陰影をも紙素材を通しての透過光で下部から検出する異物や汚れ検査方法としたので、下部からの照明で、容器外面の異物や汚れの陰影の反射光を下部から捕らえて検出するとともに、上部からの照明で、容器内面の異物や汚れの陰影および層間の異物や汚れの陰影の透過光を光が透過する素材を通して下部から捕らえて検出を可能にする容器の異物や汚れ検査方法とすることができる。すなわち下部からの検出のみで容器の内面、外面および層間の異物や汚れを検出することのできる検査方法を提供できる。
【0022】
前記筒状容器の素材として、坪量50g/m2以上、500g/m2以下の範囲の紙とすることによって、異物や汚れの陰影を反射光としても容器の素材を通しての透過光としても捕らえられるので、下部からの検出のみで容器の外面も内面も、さらに素材の層間の異物や汚れの陰影をも検出することのできる検査方法とすることができる。
【0023】
さらにまた、透明基板上に、上端に開口部を有する筒状容器が載置され、該筒状容器の下部には、その外面を照明するリング状照明具と該筒状容器の外面を捕らえて検出するCPU搭載のCCDカメラとを具備し、前記筒状容器の上部には、該筒状容器内面を照明するリング状照明具を具備してなる容器の異物や汚れ検査装置とした、すなわち筒状容器の下部にのみ、CPU搭載のCCDカメラを具備していて、容器の内面はもとより外面の異物や汚れをも、さらには層間の異物や汚れをも検出する、装置コストの嵩まない容器の異物や汚れ検査装置とすることができる。
【0024】
また、筒状容器の下部にのみ、CPU搭載のCCDカメラを具備していて、従来のように上部にも具備する必要がないので、容器の外面はもとより内面の異物や汚れをも、さらには素材の層間の異物や汚れをも検出する、装置コストの嵩まない容器の異物や汚れ検査装置とすることができる。
【0025】
また、本発明の付随的な効果として、下部からCCDカメラで捕らえる場合は、上部リング状照明具の照明によって、容器胴部の貼り合わせ部や底部の貼り合わせ部の陰影がなくなるので、従来行っていた各貼り合わせ部の陰影と異物や汚れの陰影を区別するためのマスキング処理または検出機の感度を落とす処理が不必要となる容器の異物や汚れ検査方法とその装置とすることができる。
【0026】
従って本発明は、食品などを収納する紙カップ等容器に付着する異物や汚れ等欠点ある
いは容器素材の層間挟雑物を検査する異物や汚れ検査方法および装置として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の異物や汚れ検査装置の一実施の形態を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
10‥‥筒状容器
11‥‥外面の異物や汚れ
12‥‥内面の異物や汚れ
13‥‥開口部
14‥‥胴部の貼り合わせ部
15‥‥底部の貼り合わせ部
16‥‥底部
20‥‥上部リング状照明具
22‥‥上部リング状照明具
30‥‥CCDカメラ
32‥‥CPU
40‥‥透明基板
100‥‥容器の異物や汚れ検査装置
Claims (4)
- 光が透過する素材でなり、上端に開口部を有し下部に底部を有する筒状容器の異物や汚れを検査する方法であって、下部から前記筒状容器の外面を照明して該外面の異物や汚れの陰影を反射光で検出し、上部からも前記筒状容器の内面を照明して、該内面や光が透過する素材の層間の異物や汚れの陰影をも前記光が透過する素材を通しての透過光で検出することを特徴とする容器の異物や汚れ検査方法。
- 前記光が透過する素材が紙もしくは紙と熱可塑性樹脂の積層体であることを特徴とする請求項1記載の容器の異物や汚れ検査方法。
- 前記紙の坪量が50g/m2以上、500g/m2以下の範囲であることを特徴とする請求項2記載の容器の異物や汚れ検査方法。
- 透明基板上に、上端に開口部を有する筒状容器が載置され、該筒状容器の下部には、その外面を照明するリング状照明具と該筒状容器の外面を捕らえて検出するCPU搭載のCCDカメラとを具備し、前記筒状容器の上部には、該筒状容器内面を照明するリング状照明具を具備してなることを特徴とする容器の異物や汚れ検査装置。
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