JP3970052B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
画像から特定色を認識するための色認識パラメータを設定するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像からのカラーマーカー認識などのためには、画像から特定の色を認識する必要がある。計算機による色認識は、画面上の各画素の色を示す値があらかじめ定められた範囲にあるかで特定の色どうかを判定することで行う。
【0003】
例えば、赤い色を検出する場合には、画素を構成するピクセルの色差信号Cb,Crの範囲を
−1<Cb<+3かつ+25<Cr<+127
と指定していた。この場合、赤という色を指定するのに、(−1,+3,+25,+127)という数値の組を使用していた。
【0004】
通常この特定色を指定するための範囲は、照明条件などが変わると条件に合わせて調整しなおす必要がある。例えば蛍光灯下で使用していた色認識パラメータは、白熱灯下では調整しなおす必要がある。
【0005】
従来この色認識パラメータの調整は、オペレータが認識率を観察しながら、数値をマニュアル調整することにより行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
だがこのような色認識パラメータの調整は、オペレータの熟練が必要であり、また各色ごとに作業を繰り返す必要があり効率が悪かった。
【0007】
また、このような数値の組による色指定方法は直感的でなく、認識する色を指定しずらかった。
【0008】
本発明は、この点に鑑みてなされたものであり、色見本の撮影画像を解析することにより色認識パラメータが設定できるようにし、ユーザの色認識パラメータの設定にかかる労力を軽減することを目的とする。
【0009】
また、色認識パラメータをグラフィカルな表示に基づき調整できるようにすることにより、調整を直感的に簡単に行えるようにすることを他の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
【0011】
本発明の画像処理装置は、画像から特定色を認識するための色認識パラメータを設定する画像処理装置であって、予め決められたパターンでマーカーの色が配置された色見本を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像からマーカー領域を検出し、検出したマーカー領域の画素の色情報を2次元平面にプロットした色分布グラフ上の前記プロットされた点を含む最小の多角形を求め、求めた多角形から前記マーカーを検出するための色認識パラメータを求める解析手段と、前記解析手段により求めた色解析パラメータを記憶する記憶手段とを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態は、画像中の特定色のマーカーを見つける画像処理装置のために、特定色のマーカーを検出するための色パラメータを設定する色パラメータ設定装置に関する。
【0015】
図1は本実施形態のシステムの全体図である。本実施形態は計算機のソフトウェアとして実装されている。本実施形態のシステムは計算機100、色見本パネル200、ビデオカメラ300からなる。
【0016】
色見本パネル200をビデオカメラ300で撮影し、その映像を計算機100に取り込む。計算機100は取り込んだ映像から色見本パネル200の色情報を抽出し、色見本パネルに含まれるマーカーを認識するための色パラメータを求める。
【0017】
色パラメータは、図2のようにCb,Cr平面における領域を示すパラメータである。Cb,Cr平面は、輝度・色差信号の色みを示す色差信号によって定義される色平面である。領域はCb,Cr平面で原点から放射線状に広がる長方形の領域である。色パラメータは、図3に示されるように、長方形の中心点、長方形の円周方向の大きさ、長方形の放射線方向の大きさの各々を示すパラメータが含まれる。色認識プログラムはこの色パラメータを用い、画素の色のCb,Cr値が、色パラメータで示される長方形領域に入っているかどうかで色認識を行う。
【0018】
色見本パネル200を図4に示す。本実施形態では、マーカーとして6色を用意し、色見本パネル内に2行3列に配置した。色見本パネル200にはガイドマーカー210が各マーカーの4隅に配置されるように格子状に配置されている。計算機100はこのガイドマーカー210を認識して、取り込んだ画像中での色見本パネル200の位置を認識する。
【0019】
本実施形態の動作画面を図5に示す。動作画面は、メインウィンドウ500とカラーチャートウィンドウ600からなる。
【0020】
メインウィンドウ500はメニューバーを持ち、本実施形態全体の制御を行うことができる。メインウィンドウ500の下半分には実写画像、上半分には画像認識映像が表示される。
【0021】
画像認識映像は、実写画像を2値化し得られた白黒画像に、2値画像の解析結果を合わせて表示した。2値化は、画面全体の明るさの平均値を求め、平均値を閾値として用いる。2値画像を解析することによりマーカー領域510を認識した時は、2値画像に赤で認識したマーカー領域の位置を表示する。なお、本実施形態では6つのマーカーを用いているので、6つのマーカー領域が検出されている。
【0022】
カラーチャートウィンドウ600は、横軸をCb、縦軸をCrにとったグラフである。色見本パネルを認識した結果得た色見本のCb,Cr値に点をプロットするために使用する。
【0023】
本実施形態のプログラムは、キャプチャした画像の認識結果から画面上の色見本パネルの位置を特定し、色見本のCb,Cr値を得る。そして、取得した色見本のCb,Cr値をカラーチャートウィンドウ上にプロットする。
【0024】
プロットされる点の色は、色見本ごとに変えてある。このウィンドウに表示されたカラーチャートをもとに、色認識パラメータを作成する。
【0025】
プログラムは常にビデオカメラ300から画像をキャプチャしており、色見本パネルを認識するとその結果をカラーチャートウィンドウ200にプロットする。色見本パネル200の角度を変えるなどすると、多くの場合図6のような形にカラーチャートがプロットされる。
【0026】
色認識パラメータの作成は、メインウィンドウ500のメニューバーから「calibrate」を選ぶことで行う。
【0027】
色認識パラメータは、カラーチャートウィンドウ00にプロットされた色領域を元に作成される。色認識パラメータは、カラーチャートの点が作る島のなかで最大のものを内包する最小の長方形である。例として図7を示す。
【0028】
本実施形態のプログラムのメインルーチンのフローチャートを図8に示す。プログラムはイベントドリブンで動作している。ビデオカメラ300から1画面キャプチャが完了するとキャプチャイベントが起きる。またメニューから「calibrate」を選択すると、色パラメータ作成イベントが起きる。メインルーチンは通常、イベント待ちをしており(S10)、発生したイベントに従い(S11、S12)、キャプチャイベント処理(S12〜S19)、色パラメータ作成処理(S2〜S2)を行う。
【0029】
キャプチャイベントが起きると、キャプチャした画面を取り込み、メインウィンドウ500の下半分に取り込んだ画像を表示する(S12)。
【0030】
そして画面全体の明るさの平均値を計算し、画面を構成する各画素に対して、平均値を用いて2値化する(S13)。これは、各画素を示す輝度・色差信号の輝度信号を用いて処理する。
【0031】
2値化画像に対してラベリングを行い、取り込んだ画面中に写った色見本パネル200のガイドマーカー210と思われる点のリストを作る(S14)。ラベリングのアルゴリズムについては、よく知られているのでここでは説明しない。
【0032】
ラベリング結果から格子状に4行3列に並んだ点をガイドマーカーとして検出し、そして画面に写った色見本パネル200を認識する(S15)。ラベリングにより作った点のリストから格子状に並んだ点を探すには、ハフ変換により直線に並んだ点を探し、それらの直線の組み合わせを評価し、その結果から認識する。ハフ変換のアルゴリズムはよく知られているので、ここでは説明しない。
【0033】
色見本パネル200が見つかった場合(S16)には、色見本パネル200の位置からそれぞれの色見本(6色)の場所を計算し、元画面の対応する場所の色情報の平均を計算する(S17)。色見本パネル200が見つからない場合にはS19に進む。
【0034】
また得た色情報は同時に、256×256の配列に格納する。この配列はカラーチャートの各点に対応する。初期状態では配列はすべて0が埋められている。そして得た色情報に従い、要素(Cb+128,Cr+128)に色見本のID、1〜6が代入される。
【0035】
計算した色情報を、カラーチャートウィンドウ600にプロットする(S18)。
【0036】
最後にメインウィンドウ500の上半分に、2値化した画像を白黒画像として表示する(S19)。また、色見本パネルを探す過程で見つけた直線に並んだ点を緑で、色見本パネル200が見つかっている場合には、色見本パネルの位置を赤で表示する。
【0037】
一方、色パラメータ作成イベントが起きると(S20)、カラーチャート200の情報を格納した256×256の配列を元に、色パラメータを計算する(S21)。配列の内容をラベリングし、各色ごとにもっとも面積の大きい島を探す。それらの島の中心点を色パラメータのCb,Crの値とし、それらの島に図3のように外接する長方形の大きさを、それらの色の色パラメータとして記録する。
【0038】
得た色パラメータを、ファイルに書き出す(S22)。より具体的には、カラーIDと長方形の中心、長方形の放射線方向の大きさ、長方形の円周方向の大きさを書き出す。
【0039】
本実施形態によれば、色見本を撮影することにより色認識パラメータを設定することができ、色認識パラメータの設定にかかるユーザの労力を軽減することができる。また、色見本には複数のマーカーが、マーカーを囲むように格子状に配置されたガイドマーカーとともに含まれているので、色見本の撮影画像からマーカー領域を高精度に検出することができる。本実施形態では明るさを示す信号のみを用いて簡単かつ高精度に検出することができる。また、図2に示されるように複数のマーカーが異なる色相を有しているので、色みを示す信号を用いて高精度に認識することができ、また、色認識パラメータも簡単にすることができる。
【0040】
(実施形態2)
本実施形態は画像中の特定の色のマーカーを見つける画像処理装置である。
【0041】
図9は本実施形態の全体図である。本実施形態は計算機のソフトウェアとして実装されている。本実施形態は計算機100、ビデオカメラ200、カラーマーカー300〜306からなる。
【0042】
ビデオカメラ200でカラーマーカー300〜305を撮影し、その映像を計算機100に取り込む。計算機100は取り込んだ映像から、カラーマーカー300〜30を検出し、その領域の重心を計算する。計算結果はネットワークを通じて出力する。本実施形態の動作の模式図を図10に示す。
【0043】
本実施形態の実行画面を図11に示す。実行画面は、コントロールウィンドウ1000、プレビューウィンドウ1100、カラーチャートウインドウ1200で構成される。
【0044】
カラーチャートウィンドウ1200は、縦軸をCb、横軸をCrとする平面を表す。認識する色の色パラメータは、Cb,Cr平面で原点から放射線状に広がる長方形の色認識領域1201、1202、1203、1204、1205、1206で表される(図12)。色認識プログラムは画素の色をCb,Crの値に変換したとき、これらの色領域1201、1202、1203、1204、1205、1206に入っているかどうかで画素の色を判定する。
【0045】
色認識領域1201、1202、1203、1204、1205、1206は、実施形態1と同様に、長方形の中心点、円周方向の長さ、放射線方向の長さにより特定される。
【0046】
カラーマーカー300、301、302、303、304、305の色に対応する色認識領域1201、1202、1203、1204、1205、1206を指定することにより、カラーマーカーの識別を行う。
【0047】
色認識領域1201、1202、1203、1204、1205、1206は、カラーチャートウィンドウにおいて、マウスでドラッグすることで移動、大きさを変更することができる。色認識領域のどの部分をドラッグするかにより操作は変わる。
【0048】
色認識領域の中心部分でマウスをドラッグした場合には、色認識領域を移動させることができる(図13)。ドラッグが終わり、マウスUPした地点が新しい色認識領域の中心点となる。移動は色認識領域の平行移動ではなく原点を中心とした回転移動であり、移動した色認識領域もまた、原点から放射線状に広がる長方形となる。
【0049】
色認識領域の端をマウスでドラッグした場合には、色認識領域の大きさを変えることができる(図14)。ドラッグが終わり、マウスUPした地点が新しい長方形の端となる。
【0050】
コントロールウィンドウ1000はプレビューウィンドウ1100のプレビュー切り替えスイッチ1001、1002を持つ。プレビュー切り替えスイッチ1001、1002を切り替えると、プレビューウィンドウ1100に表示される内容が、ビデオカメラ200の画像そのもの、色認識した結果にそれぞれ切り替わる。
【0051】
プレビューウィンドウ1100に表示される色認識結果を見ながら、色認識領域1201、1202、1203、1204、1205、1206をグラフィカルに操作することで、カラーマーカー300、301、302、303、304、305の色と、色認識領域1201、1202、1203、1204、1205、1206の認識する色が一致するよう調整することができる。
【0052】
本実施形態のプログラムのメインルーチンのフローチャートを図15に示す。
【0053】
プログラムはイベントドリブンで動作している。ビデオカメラ200から1画面キャプチャが完了するとキャプチャイベントが起きる。またカラーチャートウィンドウ1200内でマウスをドラッグすると、カラーチャートのマウスイベントが起きる。コントロールウィンドウ内のボタンを選択すると、コントロールウィンドウイベントが起きる。
【0054】
メインルーチンは通常、イベント待ちをしており(S100)、発生したイベント(ビデオキャプチャ完了イベントS101、カラーチャートウィンドウイベントS103、コントロールウィンドウイベントS105)に従い、ビデオキャプチャイベント処理(S102)、カラーチャートウィンドウイベント処理(S104)、コントロールウィンドウイベント処理(S106)を行う。
【0055】
図16はカラーチャートイベントが発生したとき処理(S104)の内部のフローチャートである。
【0056】
S200において、マウスダウンイベントが生じたときは、マウス座標の近傍に色認識領域1201、1202、1203、1204、1205、1206の中心点があるかどうかを調べる(S202)。
【0057】
もし近傍に色認識領域の中心があれば、変数「ドラッグモード」に「中心移動中」を代入し、変数「注目している色領域認識」にその色認識領域のIDをする(S203)。
【0058】
もし近傍に色認識領域の中心がなければ、マウス座標の近傍に色認識領域1201、1202、1203、1204、1205、1206の原点に近い方の端があるかどうかを調べる(S204)。
【0059】
もし近傍に色認識領域の原点よりの端があれば、変数「ドラッグモード」に「内部端点移動中」を代入し、変数「注目している色領域認識」にその色認識領域のIDをする(S205)。
【0060】
もし近傍に色認識領域の原点よりの端がなければ、マウス座標の近傍に色認識領域1201、1202、1203、1204、1205、1206の原点からはなれた端があるかどうかを調べる(S206)。
【0061】
もし近傍に色認識領域の原点からはなれた端があれば、変数「ドラッグモード」に「外部端点移動中」を代入し、変数「注目している色領域認識」にその色認識領域のIDをする(S207)。
マウス座標の近傍に色認識領域1201、1202、1203、1204、1205、1206の中心点も端もなければ、変数「ドラッグモード」に「NULL」を代入する(S208)。
【0062】
マウスアップイベントが生じたときは、変数「ドラッグモード」により処理を変える(S220、S222、S224)。
【0063】
変数「ドラッグモード」が「中心移動中」である場合は、変数「注目している色認識領域」で指定される色認識領域の中心座標を、マウス座標で置き換える(S221)。
【0064】
変数「ドラッグモード」が「内部端点移動中」である場合は、変数「注目している色認識領域」で指定される色認識領域の色パラメータのうち、中心座標と放射線方向の大きさを次の方法で更新する。
【0065】
x,yを元の中心座標、radiation_lenを元の放射線方向の大きさ、mouse_x,mouse_yをマウス座標とする。また新しい色パラメータの、新たな中心座標をnew_x,new_yを、新たな放射線方向の大きさをnew_radiation_lenとすると、次の式でそれらを求めて色パラメータを更新する(S223)。
【0066】
angle=atan2(y,x);
x_offset=radiation_len*cos(angle)/2;
y_offset=radiation_len*sin(angle)/2;
opposite_x=x−x_offset;
opposite_y=y−y_offset;
new_x=(mouse_x+opposite_x)/2;
new_y=(mouse_y+opposite_y)/2;
new_radiation_len=sqrt(pow(mouse_x−opposite_x,2)+pow(mouse_y−opposite_y,2));
つまり、マウスアップした位置が新たな色認識領域を示す長方形の(原点に近い方の)端となる。
【0067】
同様に変数「ドラッグモード」が「外部端点移動中」である場合も、変数「注目している色認識領域」で指定される色認識領域の色パラメータのうち、中心座標と放射線方向の大きさを次の方法で更新する。
【0068】
x,yを元の中心座標、radiation_lenを元の放射線方向の大きさ、mouse_x,mouse_yをマウス座標とする。また新しい色パラメータの、新たな中心座標をnew_x,new_yを、新たな放射線方向の大きさを new_radiation_lenとすると、次の式でそれらを求めて色パラメータを更新する(S225)。
【0069】
angle=atan2(y,x);
x_offset=radiation_len*cos(angle)/2;
y_offset=radiation_len*sin(angle)/2;
opposite_x=x+x_offset;
opposite_y=y+y_offset;
new_x=(mouse_x+opposite_x)/2;
new_y=(mouse_y+opposite_y)/2;
new_radiation_len=sqrt(pow(mouse_x−opposite_x,2)+pow(mouse_y−opposite_y,2));
色認識領域の位置が更新されると、それに合わせて色認識テーブルの値を更新し(S226)、ウィンドウを再描画する(S22
【0070】
色認識テーブルは、32768(15bit)の大きさの配列である。配列は15bitのRGB値に対応し、15bitのRGB値がどの色認識領域に対応するかを格納している。色認識テーブルの作成のPAD図を図17に示す。
【0071】
最初に色認識テーブルを0で初期化する(S300)。そして各色認識領域に関して、S302〜S305の処理を行う(S301)。15bit RGBの全ての値0〜0xfffffに関して(S302)、あるRGB値xをCb、Cr各8bitに変換し(S303)、そのCb、Cr値が色認識領域に含まれているなら、色認識テーブルの添字がxの要素にその色認識領域のIDを代入する(S304)。
【0072】
図18はキャプチャイベントが発生したとき処理(S102)の内部のPAD図である。
【0073】
最初にキャプチャ映像を色認識し、図16のように色認識領域の色に対応して6値化する(S201〜203)。色認識領域ID1の部分(青の部分)を1、色認識領域ID2の部分(赤の部分)を2というように色ごとに数値化した画像データに置き換える。それ以外の部分を0とする。
【0074】
キャプチャした映像を受け取り(S00)、映像の全ての画素についてS202〜203の処理を行う(S201)。画素の値(15bit RGB)を添字として色認識テーブルを参照し、画素の値に対応する色認識領域のIDを得る(S202)。得た色認識領域のIDを色認識結果として、映像と同じ大きさ(640*240)の配列に書き出す(S203)。
【0075】
色認識結果として得た配列を元に、プレビューウィンドウを再描画する(S204)。再描画はビューモードにより、キャプチャした画像そのものか、色認識結果を表示する。
【0076】
色認識結果を表示する場合には、配列の各要素について、0なら黒、1なら赤、2なら青…といったように、対応するプレビューウィンドウの各ピクセルを描画する。
【0077】
この画像データに対してラベリングを行い(S205)、「どの色が、どの座標を中心に、どのくらいの面積で存在するか」を示すブロックデータを作成する。ラベリングのアルゴリズムは一般によく知られているのでここでは説明しない。
【0078】
ラベリングの結果について、一定面積(本実施形態では10ドット以上のものに関して、その「色ID、面積、中心点のx,y座標」を組にして登録されたクライアントにネットワークを通じてパケットを送る(S206)。
【0079】
本実施形態によれば、直感的にかつ簡単に色認識パラメータを調整することができる。
【0080】
(他の実施形態)
実施形態1で求められた色認識パラメータを、実施形態2で説明した方法を用いて微調整できるようにしても構わない。
【0081】
また、上記実施形態では輝度・色差信号を用いたが、L*a*b*などの明るさを示す信号と色みを示す信号で構成される信号であれば他の信号を用いても構わない。
【0082】
また、前述した実施の形態の機能を実現する様に各種のデバイスを動作させる様に該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前記実施の形態の機能を実現するためのソフトウエアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
【0083】
この場合、前記ソフトウエアのプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。
【0084】
かかるプログラムコードを格納する記憶媒体としては例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることが出来る。
【0085】
またコンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。更に供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
【0086】
【発明の効果】
本発明によれば、解析手段が、撮影手段により撮影された画像からマーカー領域を検出し、検出したマーカー領域の画素の色情報を2次元平面にプロットした色分布グラフ上の前記プロットされた点を含む最小の多角形を求め、求めた多角形からマーカーを検出するための色認識パラメータを求めるので、ユーザの色認識パラメータの設定にかかる労力を軽減することができる。
また、色認識パラメータをグラフィカルな表示に基づき調整できるようにすることにより、調整を直感的に簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のハードウェアの全体図である。
【図2】Cb,Cr空間での色認識領域を示した図である。
【図3】色認識領域を特定するために必要なパラメータを示した図である。
【図4】色見本パネルである。
【図5】本実施形態の実行画面である。
【図6】プロットしたカラーチャートの例である。
【図7】カラーチャートから色認識領域を設定した例である。
【図8】実施形態1のフローチャートである。
【図9】実施形態2のハードウェアの全体図である。
【図10】実施形態2の動作を示した模式図である。
【図11】実施形態2の実行画面である。
【図12】カラーチャートウィンドウである。
【図13】色認識領域の中央をドラッグした時の動作を示した図である。
【図14】色認識領域の端をドラッグした時の動作を示した図である。
【図15】メインルーチンのフローチャートである。
【図16】カラーチャートウィンドウへのイベントを処理するルーチンのフローチャートである。
【図17】色認識テーブルの作成方法を示したPAD図である。
【図18】キャプチャイベントを処理するルーチンのフローチャートである。
【図19】画像の6値化を示した模式図である。

Claims (7)

  1. 画像から特定色を認識するための色認識パラメータを設定する画像処理装置であって、
    予め決められたパターンでマーカーの色が配置された色見本を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像からマーカー領域を検出し、検出したマーカー領域の画素の色情報を2次元平面にプロットした色分布グラフ上の前記プロットされた点を含む最小の多角形を求め、求めた多角形から前記マーカーを検出するための色認識パラメータを求める解析手段と、
    前記解析手段により求めた色解析パラメータを記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記解析手段は、前記色認識パラメータを、前記撮影装置により前記色見本を角度を変えて撮影した複数の画像情報を用いた計算処理により求めることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記色見本は複数のマーカーのそれぞれの色であり、前記複数のマーカーのそれぞれの色は、格子状のガイドパターンがそれぞれ4隅に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記解析手段が作成する前記色認識パラメータは、色平面において原点から放射線状にのびる多角形を示すパラメータであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 色平面において原点から放射線状にのびる多角形を、表示画面にグラフィカル表示する表示制御手段と、
    前記表示画面上において前記多角形を調整する調整手段とを更に備え、
    前記色認識パラメータを調整可能であることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. コンピュータを請求項1乃至請求項のいずれかに記載の画像処理装置として実現させるためのプログラム。
  7. 請求項に記載のプログラムが記録された記録媒体。
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