JP3995934B2 - 光伝送システム及び該システムに適用可能な端局装置 - Google Patents

光伝送システム及び該システムに適用可能な端局装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は双方向伝送に適した光伝送システム及びこのシステムに適用可能な端局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ATM−PON(アシンクロナストランスファーモードパッシブオプティカルネットワーク)システムの国際標準仕様がITU−T:G983.1に定められている。このシステムは、各々加入者端末としての複数のONU(オプティカルネットワークユニット)と局側端局装置としてのOLT(オプティカルラインターミナル)とを光スターカプラにより接続して、各ONUとOLTとの間での双方向伝送を可能にしたものである。
【0003】
一般に、ONUの送信パワーは一定である。そのため、OLTの受信パワーは、各ONUとOLTとを結ぶ光ファイバ伝送路の損失により減衰され、OLTの受信部のダイナミックレンジは、その伝送路損失差の大きさをそのまま反映する。従って、OLTの受信部の回路には、大きなダイナミックレンジを有するバーストデータ列に対して“0”及び“1”を瞬時に判別することが要求され、回路構成が複雑になる。又、ネットワークを拡張するという要求、即ち、ONUを遠隔に若しくは近傍に配置し直す又は加入者数を増加させるなどの要求が生じた際には、OLTに到達するONUの送信パワーがOLTの受信可能レベル範囲内に収まることが要求され、柔軟なネットワーク拡張が困難である。
【0004】
こうした問題に対処するためには、ONUの受信パワーから伝送路損失を割り出し、その結果に基きONUの送信パワーを制御して、OLTの受信部のダイナミックレンジを縮小することが有効である。例えば特開平4−269023号公報は、OLTには、実質的に一定のレベルで光信号を送出する手段を設け、ONUには、受信した光信号のレベルから伝送路損失を検出する手段と、OLTが実質的に一定のレベルで光信号を受信することが出来るように、伝送路損失の検出結果に従って自分の送信する光信号のレベルを調整する手段とを設けてなる光伝送装置を開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、当手法におけるOLTの受信部のダイナミックレンジの縮小の目的は、受信部回路の設計を容易化することであり、ネットワーク拡張を狙う際に重要となる送信部ダイナミックレンジを大きく取るための手法については言及されておらず、当手法によりネットワークの拡張を図ろうとしてもその効果は小さい。
【0006】
よって、本発明の目的は、ネットワークの拡張性に優れた光伝送システムを提供することである。本発明の他の目的はそのような光伝送システムに適用可能な端局装置を提供することである。
【0007】
本発明の更に他の目的は以下の説明から明らかになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、第1の端局装置と、第2の端局装置と、第1及び第2の端局装置の間を結ぶ光ファイバ伝送路とを備えたシステムが提供される。第1の端局装置は、第1の光信号を光ファイバ伝送路へ送出する第1の光源を含む。第2の端局装置は、第2の光源と、第2の光源が第2の光信号を光ファイバ伝送路へ送出するように第2の光源に駆動電流を供給する駆動回路と、光ファイバ伝送路からの第1の光信号を受けるフォトディテクタと、フォトディテクタの出力の振幅を検出する振幅検出回路と、振幅検出回路により検出された振幅の増加及び減少に応じてそれぞれ駆動電流を減少及び増加させる制御回路と、上記第2の光信号の発振遅延ジッタが減少するように上記駆動電流にバイアス電流を加えるプリバイアス回路とを含み、上記制御回路は、上記振幅検出回路により検出された振幅が所定値よりも大きいときは、上記発振遅延ジッタの規定値で定まるパワーの下限を与える駆動電流とする
【0009】
制御回路は、プリバイアス回路によるバイアス電流に基づき、第2の光信号の下限のパワーが低減されるように駆動電流を制御する。
【0010】
第2の光信号は例えばバースト信号であり、この場合、プリバイアス回路はバースト信号の第1ビットの直前からバイアス電流を出力することが出来る。
【0011】
望ましくは、第2の端局装置は、振幅検出回路により検出された振幅に基き第2の光信号のデューティが一定に維持されるように第2の光源を制御する回路を更に含む。
【0012】
第2の端局装置は例えば複数の加入者端末からなる。この場合、複数の加入者端末を第1の端局装置と接続するスターカプラが用いられる。
【0013】
本発明の他の側面によると、端局装置が提供される。端局装置は、第1の光信号を受けるフォトディテクタと、フォトディテクタの出力の振幅を検出する振幅検出回路と、光源と、光源が第2の光信号を出力するように光源に駆動電流を供給する駆動回路と、振幅検出回路により検出された振幅の増加及び減少に応じてそれぞれ駆動電流を減少及び増加させる制御回路と、上記第2の光信号の発信遅延ジッタが減少するように上記駆動電流にバイアス電流を加えるプリバイアス回路とを備え、上記制御回路は、上記振幅検出回路により検出された振幅が所定値よりも大きいときは、上記発振遅延ジッタの規定値で定まるパワーの下限を与える駆動電流とする端局装置が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。同様の図を通じて同一の符号は類似又は同様の部品を示す。
【0015】
図1は本発明による端局装置の実施形態を示すブロック図である。この装置はATM−PONシステムの各ONUとして用いることができる。この端局装置は、波長λ1(例えば1.5μm)の光信号の受信部2と、電流制御回路4と、波長λ2(例えば1.3μm)の光信号の送信部6と、プリバイアス回路8とを含む本体回路10と、本体回路10に光学的に接続されるWDM(波長分割多重)カプラ12とを備えている。WDMカプラ12は、受信部2に関する波長λ1の光入力と送信部6に関する波長λ2の光出力とを同一の光路14に結合する。
【0016】
受信部2は、波長λ1の光信号を電流信号に変換するフォトディテクタ(PD)16と、フォトディテクタ16から出力された電流信号を電圧信号に変換するプリアンプ18と、プリアンプ18の出力を増幅してデータ出力を得るためのメインアンプ20とを含む。
【0017】
送信部6は、波長λ2の光信号を出力する光源としてのレーザダイオード(LD)22と、データ入力に基きレーザダイオード22を駆動するLDドライバ24とを含む。
【0018】
電流制御回路4は、受信部2からの信号に基き波長λ1の光信号の振幅に対応した値を検出する振幅検出回路26と、振幅検出回路26により検出された振幅の増加及び減少に応じてそれぞれレーザダイオード22の駆動電流を減少及び増加させる駆動電流制御回路28と、振幅検出回路26により検出された振幅に基き、レーザダイオード22から出力される光信号のデューティを補償するデューティ補償回路30とを含む。補償回路30は例えばレーザダイオード22から出力される光信号のデューティが一定に維持されるように、LDドライバ24からレーザダイオード22に供給される駆動電流を制御する。
【0019】
プリバイアス回路8は、例えば、レーザダイオード22から出力される光信号の発振遅延ジッタが減少するように、LDドライバ24からレーザダイオード22に供給される駆動電流にバイアス電流を加える。レーザダイオード22から出力される光信号はこの実施形態ではバースト信号であり、この場合、プリバイアス回路8は、バースト信号の第1ビットの直前からバイアス電流を出力する。
【0020】
ネットワークの拡張性を上昇させるという観点で考えると、送信部6のダイナミックレンジを大きくすることが重要である。送信パワーの上限については、レーザダイオード22の最大定格値によって定められており、問題となるのは送信パワーの下限である。従来技術では、パワーをどれだけ低減することが出来るかという検討がなされておらず、ネットワークの拡張性という観点からは、満足なパワー可変幅が得られないという問題があった。
【0021】
送信パワーを低くした際において問題となるのは発振遅延ジッタであり、送信パワーの下限は、発振遅延ジッタの規定値によって与えられる。発振遅延ジッタというのは、図2Aに示されるように、データ列“0”が長く連続した後に“1”が立ち上がると、レーザダイオード22の発光に必要なキャリア密度に到達するまでに時間がかかるため、“1”が正常に立ち上がらず、信号波形が劣化してしまう現象である。また、発振遅延ジッタの規定値とは、発振遅延ジッタによる1ビットのパルス幅の劣化量であり、この値を下まわっていれば正常な伝送を行うことが出来る。
【0022】
そこで、図1に示される端局装置では、発振遅延ジッタの規定値を満たす送信パワーを可能な限り低減するために、プリバイアス回路8が設けられている。図2Bに示されるように、プリバイアス回路8が信号の直前よりバイアス電流を流しておくことによりキャリア蓄積を行うことが出来、バースト信号の第1ビットを正常に立ち上げさせることが出来る。
【0023】
図3は発振遅延ジッタとレーザ駆動電流との関係を示すグラフである。プリバイアス回路8を設けたことにより発振遅延ジッタを抑圧することが出来るので、図の曲線を下方にシフトすることが可能となり、発振遅延ジッタの規定値を満足する最小LD駆動電流を低減することが可能となる。即ち、システム拡張を図る際に、従来ではONUの送信パワー低減時における波形劣化対策を施しておらず、受信部のダイナミックレンジ縮小効果が十分ではなかったが、本実施形態によれば、ONUの送信パワーの可変幅を大きくすることが出来るので、OLT受信部のダイナミックレンジ縮小効果が大きくなり、ネットワークの拡張性を高めることが出来る。また、ダイナミックレンジの縮小を利用してOLTの受信部に対する感度要求を緩和することが出来るので、OLTの受信部の回路の設計の容易化を図ることが可能である。
【0024】
図4Aは先行技術によるシステムのブロック図であり、図4Bは本発明によるシステムの実施形態を示すブロック図である。図4Bに示されるシステムは、各々図1に示される構成を有する複数の加入者端末としてのONU32と、1つのOLT34とをスターカプラ36により接続して構成されている。スターカプラ36とONU32及びOLT34の各々とは光ファイバ伝送路38により接続されている。各ONU32は波長λ2の光信号をOLT34に向けて出力し、OLT34は波長λ1の光信号を各ONU32に向けて出力する光源を含む。
【0025】
図4Aに示される先行技術では、ONU32に代えて本発明が適用されないONU32´が設けられており、各ONU32´はOLT34に向けて一定の送信パワーで光信号を送出する。先行技術では、ONU32´とスターカプラ36とを接続している光ファイバ伝送路38の損失が異なる場合に、損失の大きな光ファイバ伝送路38に関してはOLT34の受信パワーが小さくなり、又、損失の小さな光ファイバ伝送路38に関するOLT34の受信パワーは大きくなる。その結果、OLT34に到達するパワーは伝送路損失をそのまま反映することになり、ダイナミックレンジが大きくなる。
【0026】
図4Bに示されるシステムでは、本発明に従って、ONU32の受信パワーが伝送路損失を反映していることを利用して、ONU32の受信パワーが小さい場合にはONU32の送信パワーを増やす一方、受信パワーが大きい場合には送信パワーを減らすように制御される。更に、ONU32の送信パワーのダイナミックレンジを大きく取れるよう、送出するバースト信号の第1ビットの直前(例えば2ビット以内前)からプリバイアス回路8がバイアス電流を出力するようにしている。以上の制御により、OLT34の受信部のダイナミックレンジを縮小することができ、この縮小分を加入者数増大、伝送距離伸長、短縮等に割り当てることができる。より特定的には次の通りである。
【0027】
まず、加入者数については、ONUの送信パワーが3dB上昇したとすると、図5A(a)及び図5A(b)に示されるように、分岐数を32分岐から64分岐に倍増させてもOLT34に到達するパワーは一定に保たれる。即ち、OLT34の受信部では、一定のパワーを受信しているままで加入者数を増大することができていることになる。又、図5B(a)及び図5B(b)に示されるように、あるONU32が遠隔地に再配置されたとしても送信パワーを増大させればOLT34の受信パワーは一定となる。更に、図5C(a)及び図5C(b)に示されるように、あるONU32が近傍に再配置されたとしても送信パワーを減少させればOLT34の受信パワーは一定である。このようにOLT34の受信部に到達するONU32からの光信号のパワーが一定のままでネットワークの拡張を容易に実現することができる。
【0028】
図6を参照すると、図1に示される駆動電流制御回路28の回路図の例が示されている。演算増幅器OP1と抵抗R1,R2及びR3とによって反転増幅器が構成されている。振幅検出回路26(図1参照)からの電圧入力Vinは抵抗R1を介して演算増幅器OP1の反転入力ポートに供給される。参照電圧Vrefは演算増幅器OP1の非反転入力ポートに供給される。非反転入力ポートは抵抗R3を介して接地される。演算増幅器OP1の反転入力ポート及び出力ポート間は抵抗R2により接続される。この反転増幅器のゲインはR2/R1で与えられる。抵抗R1及びR2の値並びに参照電圧Vrefを適切に設定することによって、図7に示されるように、受信信号の振幅が小さいときにはLD駆動電流を大きくし、受信信号の振幅が大きいときにはLD駆動電流を小さくして、ONU32の送信パワーを可変にすることができる。
【0029】
図1に示されるプリバイアス回路8は、LD駆動電流が小さい場合でも発振遅延ジッタを低減する働きを有する。その結果、ONU32の送信部2のダイナミックレンジを大きく取ることができる。即ち、図7のA点のように受信信号の振幅が比較的小さい時には、例えばLD22の定格値で定まるパワーの上限を与えるLD駆動電流とし、又、B点のように受信信号の振幅が大きいときには発振遅延ジッタの規定値で定まるパワーの下限を与えるLD駆動電流となるようにすれば良い。
【0030】
図8を参照すると、図1に示されるデューティ補償回路30の回路図の例が示されている。演算増幅器OP11の反転入力ポートは抵抗R11を介して接地される。演算増幅器OP11の非反転入力ポートには振幅検出回路26の出力電圧Vinが供給される。演算増幅器OP11の反転入力ポート及び出力ポート間は抵抗R12により接続される。演算増幅器11の出力ポートは抵抗R13を介して演算増幅器OP12の反転入力ポートに接続される。参照電圧Vref´は抵抗R15を介して演算増幅器OP12の非反転入力ポートに供給される。演算増幅器OP12の非反転入力ポートは抵抗R16を介して接地される。演算増幅器OP12の反転入力ポート及び出力ポート間は抵抗R14により接続される。演算増幅器OP12の出力ポートはFET(電界効果トランジスタ)F1のゲートに接続される。FETF1のソースは接地され、ドレインは抵抗R17を介してデューティ制御回路に接続される。デューティ制御回路は例えば図1に示されるLDドライバ24内に内蔵されている。
【0031】
抵抗R11及びR12並びに演算増幅器OP11によって非反転増幅器が構成される。これにより、ONU32の受信パワーに対応した電圧信号Vinが増幅される。抵抗R13,R14,R15及びR16並びに演算増幅器OP12によって加算器が構成されている。この加算器は、非反転増幅器によって増幅された信号に参照電圧Vref´を加える。加算の結果得られた信号はFETF1のゲートに入力される。これにより電圧変化が電流変化に変換され、抵抗R17における電圧降下を介してデューティ制御回路の調整が行われる。予めFETF1のゲート電圧とデューティ制御回路との関係を測定しておき、デューティ100%に相当するゲート電圧を求めておく。そして、この電圧に合致するように抵抗R11及びR12の値を設定することにより、レーザダイオード22(図1参照)から出力される光信号のデューティが実質的に一定に維持されるようになり、デューティ補償が可能になる。
【0032】
或いは又、レーザダイオード22の駆動電流の振幅の増加及び減少に応じてそれぞれバイアス電流を減少及び増加させるようにして、レーザダイオード22から出力される光信号のデューティを実質的に一定に維持することもできる。より特定的には次の通りである。
【0033】
一般に、レーザダイオード(半導体レーザ)の発振遅延時間tdは(1)式で与えられる。
【0034】
td=τln(Ip/(Ip−(Ith−Ib))) …(1)
ここで、τはキャリア寿命、Ip、Ith及びIbはそれぞれレーザダイオードの駆動電流、閾値電流及びバイアス電流である。デューティが一定であるためには、(1)式における真数部が一定であればよい。即ち、定数kを用いて(2)式が成立すれば良い。
【0035】
Ip/(Ip−(Ith−Ib))=k …(2)
(2)式を変形すると、(3)式が得られる。
【0036】
Ib=(1/k−1)Ip+Ith …(3)
(3)式に基いてバイアス電流Ibと駆動電流Ipの関係をグラフにすると図9のようになる。即ち、グラフ中の実線上を満たすように、半導体レーザの駆動電流に従ってバイアス電流を変化させることによって、発振遅延時間tdは一定となり、実質的に一定のデューティを得ることができる。
【0037】
図10は一定のデューティを得るための実施形態を示すブロック図である。図9の関係を満足するように、変換回路40が駆動電流Ipに基きバイアス電流Ibを決定することによって、パワー変動に関わらず一定のデューティを得ることができる。
【0038】
図11は図1に示される実施形態で発振遅延ジッタとLD駆動電流Ipとの関係を実験により求めた結果を示すグラフであり、図3に概ね対応している。測定条件として、温度は室温、マーク率は1/2、ビットレートは上りで155.52Mbps、下りで622.08Mbpsとした。閾値電流Ithは7.6mAであった。発振遅延ジッタの目標値(規定値)としてパルス幅の5%(300ps)を設定し、同目標値を満足する駆動電流Ipの最小値を微小バイアス(Ip=0.13mA)とプリバイアス(Ib=3.5mA)とで比較した。微小バイアスでは28mAであるのに対して、プリバイアスでは15mAまで低減することができた。これは光出力パワーに換算して約4.5dBの低減に相当し、プリバイアスの有用性が確認された。
【0039】
次に、図11の結果をもとにして、図1の実施形態により光パワーの制御実験を行った。その結果を図12に示す。ONU受信パワー−29dBm〜−6dBmに対するONU送信パワーは+4.1dBm〜−4.2dBmと可変でき、又、送信波形のデューティは、デューティ補償回路30により変動幅をほぼ一定値にできることが確認された。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、第2の端局装置(ONU)の受信パワーに応じてその送信パワーを制御するようにしているので、その送信パワーのダイナミックレンジを大きくとることができ、第1の端局装置(OLT)の受信部のダイナミックレンジを縮小して、この縮小分をネットワークの拡張に割り当てることができる。特に、本発明の望ましい実施形態に従ってプリバイアス回路を採用することによって、発信遅延ジッタの規定値を満たす送信パワーを十分に低減することができる。このように、本発明によると、ネットワークの特徴性に優れた光伝送システム及びそのような光伝送路システムに適用な端局装置の提供が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による端局装置の実施形態を示すブロック図;
【図2】図2A及び図2Bはレーザダイオードの変調特性を無バイアス及びプリバイアスで比較するための図;
【図3】図3は発振遅延ジッタとLD駆動電流との関係を示すグラフ;
【図4】図4Aは先行技術によるシステムのブロック図;図4Bは本発明によるシステムの実施形態を示すブロック図;
【図5】図5A(a)乃至図5C(b)はネットワークの拡張性を説明するための図;
【図6】図6は図1に示される駆動電流制御回路の回路図の例;
【図7】図7はLD駆動電流と受信信号の振幅との関係を示すグラフ;
【図8】図8は図1に示されるデューティ補償回路の回路図の例;
【図9】図9はレーザダイオードのバイアス電流Idと駆動電流Ipとの関係を示すグラフ;
【図10】図10は図9に示される関係を得るための回路図の例;
【図11】図11は発振遅延ジッタとLDの駆動電流Ipとの関係を実験により得た結果を示すグラフ;そして
【図12】図12は図1の実施形態により光パワーの制御実験を行った結果を示すグラフである。

Claims (13)

  1. 第1の端局装置と、
    第2の端局装置、
    上記第1及び第2の端局装置の間を結ぶ光ファイバ伝送路とを備え、
    上記第1の端局装置は、第1の光信号を上記光ファイバ伝送路へ送出する第1の光源を含み、
    上記第2の端局装置は、
    第2の光源と、
    上記第2の光源が第2の光信号を上記光ファイバ伝送路へ送出するように上記第2の光源に駆動電流を供給する駆動回路と、
    上記光ファイバ伝送路からの上記第1の光信号を受けるフォトディテクタと、
    上記フォトディテクタの出力の振幅を検出する振幅検出回路と、
    上記振幅検出回路により検出された振幅の増加及び減少に応じてそれぞれ上記駆動電流を減少及び増加させる制御回路と、
    上記第2の光信号の発振遅延ジッタが減少するように上記駆動電流にバイアス電流を加えるプリバイアス回路とを含み、
    上記制御回路は、前記振幅検出回路により検出された振幅が所定値よりも大きいときは、上記発振遅延ジッタの規定値で定まるパワーの下限を与える駆動電流とすることを特徴とするシステム。
  2. 請求項1に記載のシステムであって、
    上記制御回路は、上記プリバイアス回路による上記バイアス電流に基づき、上記第2の光信号の下限のパワーが低減されるように上記駆動電流を制御するシステム。
  3. 請求項1に記載のシステムであって、
    上記第2の光信号はバースト信号であり、
    上記プリバイアス回路は上記バースト信号の第1ビットの直前から上記バイアス電流を出力するシステム。
  4. 請求項1に記載のシステムであって、
    上記第2の光源はレーザダイオードであるシステム。
  5. 請求項1に記載のシステムであって、
    上記第2の端局装置は、上記振幅検出回路により検出された振幅に基き上記第2の光信号のデューティが一定に維持されるように上記第2の光源を制御する回路を更に含むシステム。
  6. 請求項に記載のシステムであって、
    上記駆動電流の振幅の増加及び減少に応じてそれぞれ上記バイアス電流を減少及び増加させる回路を更に備え、上記バイアス電流を減少及び増加させる回路は、上記バイアス電流が上記駆動電流と定数との積と上記レーザダイオードの閾値電流との和に一致するように制御し、それにより上記第2の光信号のデューティが一定に維持されるシステム。
  7. 請求項1に記載のシステムであって、
    上記第2の端局装置は複数の加入者端末からなり、
    上記複数の加入者端末を上記第1の端局装置と接続するスターカプラを更に備えたシステム。
  8. 第1の光信号を受けるフォトディテクタと、
    上記フォトディテクタの出力の振幅を検出する振幅検出回路と、
    光源と、
    上記光源が第2の光信号を出力するように上記光源に駆動電流を供給する駆動回路と、
    上記振幅検出回路により検出された振幅の増加及び減少に応じてそれぞれ上記駆動電流を減少及び増加させる制御回路と、
    上記第2の光信号の発遅延ジッタが減少するように上記駆動電流にバイアス電流を加えるプリバイアス回路とを備え
    上記制御回路は、上記振幅検出回路により検出された振幅が所定値よりも大きいときは、上記発振遅延ジッタの規定値で定まるパワーの下限を与える駆動電流とする端局装置。
  9. 請求項8に記載の端局装置であって、上記制御回路は、上記プリバイアス回路による上記バイアス電流に基づき、上記第2の光信号の下限のパワーが低減されるように上記駆動電流を制御する端局装置。
  10. 請求項8に記載の端局装置であって、
    上記第2の光信号はバースト信号であり、
    上記プリバイアス回路は上記バースト信号の第1ビットの直前から上記バイアス電流を出力する端局装置。
  11. 請求項8に記載の端局装置であって、
    上記光源はレーザダイオードである端局装置。
  12. 請求項8に記載の端局装置であって、
    上記振幅検出回路により検出された振幅に基き上記第2の光信号のデューティが一定に維持されるように上記光源を制御する回路を更に備えた端局装置。
  13. 請求項11に記載の端局装置であって、
    上記駆動電流の振幅の増加及び減少に応じてそれぞれ上記バイアス電流を減少及び増加させる回路を更に備え、上記バイアス電流を減少及び増加させる回路は、上記バイアス電流が上記駆動電流と定数との積と上記レーザダイオードの閾値電流との和に一致するように制御し、それにより上記第2の光信号のデューティが一定に維持される端局装置。
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