JP4003021B2 - 歯科治療装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本装置は、歯科用チェアユニットにおける水回路の処理装置に係り、特にインスツルメント及び給水用水回路の排出並びに吸引と、給水カップ及びスピットンの各水回路に、殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアとを切り替えて供給し滅菌、洗浄、乾燥する歯科治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水回路内の残留水処理装置は、水路内の排出用及び吸引用のチューブ接続端を集約してセットする水回路処理ユニットを、スピットンの排水口の上に戴置して配設されており、施療終了後、単に排出用チューブ接続端から水を排出させ、その排水を吸引用チューブにより吸引して排水管に排出し洗浄していた。また、コップ給水及びスピットンは単に洗浄水を流して排出洗浄していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、単に洗浄水を流し排出する作用のみでは、排出あるいは吸引用インスツルメントの先端又は、コップ給水、スピットン等の水回路から侵入した細菌、あるいは水路内の残留水内の細菌が繁殖する場合があり、交差感染、2次感染等のおそれがあった。
このため、酸性水、強酸性水等を前記水路内に流し滅菌する案もみられるが、水路内が酸化により腐食あるいは劣化する現象があった。従ってこれらの課題を解決する装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題に鑑み本願発明者等は鋭意研究の結果下記に示す手段によりこれらの課題を解決した。
(1)▲1▼.歯科用チェアユニットの水回路内の、殺菌水と洗浄水及び乾燥用エア排出用の排出チューブ群34端部の挿着部11c〜16c及び36cと、
▲2▼.コップ給水管より排出される排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを受け入れるためのコップ給水受け口と、▲3▼.後記▲4▼.の貯留槽中の排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを外部に放出するための吸引用チューブ群33端部の挿着部17c、18cと、▲4▼.前記水回路から排出された排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを貯留し、さらに、コップ給水管60より排出された排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを貯留する貯留槽21とを備えてなる水回路処理ユニットが、
歯科用チェアユニットのスピットンの上部に着脱自在に配設されてなることを特徴とする歯科治療装置。
(2)水回路処理ユニットが、貯留槽の排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを外部へ放出するための放出機構を具備してなることを特徴とする(1)項に記載の歯科治療装置
(3)水回路処理ユニットが、複数の排出機能をもつインスツルメント及び給水並びに吸引機能をもつインスツルメントの各々のチューブ端部の挿着部及び、コップ給水管からの水の受け口とを備え、複数の排出用チューブ端部及びコップ給水の受け口から排出された殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアは、複数の吸引用チューブ端部より直ちに吸引されて、水処理ユニットに連設された所定の排水管を介して外部へ放出されるように構成したことを特徴とする(1)項又は(2)項に記載の歯科治療装置。
(4)水回路処理ユニットが、複数の排出チュ−ブ端部及びコップ給水管から排出された殺菌水あるいは洗浄水の溢水放流口を有し、同溢水は排水管に排出されるものであることを特徴とする(3)項に記載の歯科治療装置。
(5)歯科用チェアユニットのスピットン洗浄用の水回路を、殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアの供給回路から分岐して設けたことを特徴とする(1)項〜(4)項のいずれか1項に記載の歯科治療装置。
【0005】
【発明の実施の形態】
歯科用チェアユニットの水回路内の残留水処理装置において、水回路内のインスツルメント及び給水口すなわち排出用並びに吸引用チューブの接続端部を集約してセットする水回路処理ユニットを有し、また該ユニットは給水コップ水回路と連結されている。
前記水回路処理ユニットにセットされた排出と吸引用及び乾燥用エアの水回路には、殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアを流し、かつ殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアを供給する水回路を、スピットンの水回路に分岐している。
施療の終了時にインスツルメント及び給水口のチューブ接続端を水回路処理ユニットに集約してセットして、まず殺菌水(例えばソフト酸性水)を流して水回路内を滅菌洗浄し、次ぎに引き続いて洗浄水を流して前記殺菌水を洗い流し、さらに乾燥用エアを流して水回路を空にし、水回路内の酸化による腐食や劣化を防止するとともに、水回路内を乾燥させて完全に処理している。
なお、排水及び吸引作用をもつ各インスツルメントの先端部は、オートクレーブ等による殺菌を別途行うので、上記チューブとの接続端部よりあらかじめ取り外されているものとする。
【0006】
【実施例】
本発明の歯科治療装置の構造並びに作用の実施例を図面に基づいて以下に説明する。
図1は歯科用チェアユニットのスピットンに水回路処理ユニットを配設した平面外観図、である。
図において、1は歯科用チェアユニット、2はチェア、3は移動用アーム、4はブラケットテーブル、5は操作盤、6は施療者用チェア、7は補助者用テーブル、8はスピットン、9はインスツルメント、10は補助者用インスツルメント、11a、16aはスリーウエイシリンジチュ−ブの基部、11b、16bはスリーウエイシリンジチュ−ブの接続端部、12aはスケーラチューブの基部、12bはスケーラチュ−ブの接続端部、13aはマイクロモータハンドピースチュ−ブの基部、13bはマイクロモータハンドピースチューブの接続端部、14a、15aはエアタービンハンドピースチューブの基部、14b、15bはエアタービンハンドピースチューブの接続端部、17aはバキュームシリンジチューブの基部、17bはバキュームシリンジチューブの接続端部、18aはサライバエジェクタチューブの基部、18bはサライバエジェクタチューブの接続端部、19は水回路処理ユニット、25はスピットン洗浄管、26は貯留タンク上部と下部の留め具、36aは給水口チューブの基部、36bは給水口チューブの接続端部、60はコップ給水管、61はコップ給水受け口、をそれぞれ示す。
【0007】
図に示すように、水回路処理ユニット19は、スピットン8のスピットン排水孔80(図3)の上部に着脱自在に取り付けられている。
また、前記各インスツルメント9の排出用チューブ基部(スリーウエイシリンジチューブの基部11a、スケーラチューブの基部12a、マイクロモータハンドピースチューブの基部13a、エアタービンハンドピースチューブの基部14a、15a、及びスリーウエイシリンジチュ−ブの基部16a)から伸長されたチューブ接続端部(スリーウエイシリンジチューブの接続端部11b、スケーラチューブの接続端部12b、マイクロモータハンドピースチューブの接続端部13b、エアタービンハンドピースチューブの接続端部14b、15b及びスリーウエイシリンジチュ−ブの接続端部16b)並びに、給水口チューブの基部36aから伸長されたチューブ36bのそれぞれの接続端部がセットされており、
また、吸引用チューブの基部(バキュームシリンジチューブの基部17a及びサライバエジェクタのチューブの基部18a)から伸長されたチューブ接続端部(バキュームシリンジチューブの接続端部17b及びサライバエジェクタのチューブの接続端部18b)がセットされている。
作動時には、前記排水器の水回路の殺菌水、洗浄水及び乾燥用エアは、いったん水回路処理ユニット19の貯留槽21に貯留されると共に、吸引用チュ−ブ17d、18d(図7)によって吸引されて外部排水管に排出される。
このように、前記殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアを順番に流して、各水回路の滅菌、洗浄及び乾燥を行うと同時に、水回路の酸化による腐食や劣化を防止している。
【0008】
また、コップ給水管60の殺菌水、洗浄水及び乾燥用エアーは、前記水回路処理ユニット19に連結されたコップ給水受け口61から排出されて、水回路処理ユニット19の貯留槽21に貯留され、吸引チュ−ブ17d及び18dによって吸引されて外部排水管に排出される。
そして、スピットンの洗浄は、スピットン洗浄管25から直接、スピットン排水孔80(図3)に殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアを流して、滅菌・洗浄及び乾燥を行うと同時に、水回路の酸化による腐食や劣化を防止している。
なおこの水回路はスピットン8の内部に収納されている。
【0009】
図2は、給水口の外観図で、(イ)図は給水口の配置を示す正面図。(ロ)図は(イ)図のC−C断面図を示す。
図において、36cは給水口チューブの受け口、37は水量開閉調整つまみ、38は取り付けパネルを示す。
この給水は、寒天印象の冷却用や前記水回路処理ユニットの排水補給等に使用されるもので、通常スピットン8の側面扉部に設置されており、前記インスツルメント9と同様に、排出用の水回路をもつ。
【0010】
図3は、スピットンの上部に取着された水回路処理ユニットに排水用及び吸引用のチューブ接続端をセットした外観斜視図で、
排出用チューブ群34(スリーウエイシリンジチューブの接続端部11b、スケーラチューブの接続端部12b、マイクロモータハンドピースチューブの接続端部13b、エアタービンハンドピースチューブの接続端部14b、15bと、スリーウエイシリンジチュ−ブの接続端部16b)及び給水口チューブの接続端部36b並びに、吸引用チューブ群33(バキュームシリンジのチューブ接続端部17b及びサライバエジェクタのチューブの接続端部18b)がセットされている。
図において、20は水回路処理ユニットの上部、21は水回路処理ユニットの貯留槽、33は上記吸引用チューブ群、34は排出用チューブ群、80はスピットン排水孔をそれぞれ示す。
【0011】
図4は、水回路処理ユニットをスピットンの上部に取り付けた外観斜視図で、(イ)図は外観斜視図、(ロ)図は水回路処理ユニット蓋、(ハ)図は飛散防止用連結管の外観図、を示す。
図において、11c、16cはスリーウエイシリンジチューブ接続端部の装着部、12cはスケーラチュ−ブ接続端部の挿着部、13cはマイクロモータハンドピースチュ−ブ接続端部の挿着部、14c、15cはエアタービンハンドピースチューブ接続端部の挿着部、17cはバキュームシリンジチューブ接続端部の挿着部、18cはサライバエジェクタチューブ接続端部の挿着部、22は水回路処理ユニット蓋、26は水回路処理ユニットの上下部留め具、36cは給水口チューブの受け口、39は飛散防止用連結管、をそれぞれ示す。
【0012】
図において、水回路処理ユニット19を使用しないときは、上面に水回路処理ユニット蓋22を被せて塵埃の付着侵入を防止する。
また、使用時には飛散防止用連結管39をコップ給水受け口61に挿着して、コップ給水管60と連結させ、殺菌水、洗浄水及び乾燥用エアが外部に飛散するのを防止する。
【0013】
図5は、水回路処理ユニットの詳細図であり、(イ)図は平面図、(ロ)図は(イ)図のB−B断面図、(ハ)図は(イ)図のA−A断面図を示す。
図において、23は安定用錘、31はレバー押さえ留め具、32はスリーウエイシリンジのレバー押さえ、35はサライバエジェクタ用突設継手管を示す。
上記(ロ)図、(ハ)図に示すように、水回路処理ユニット19の上部20と貯留槽21とは水回路処理ユニットの上下部留め具26によりネジ留めされており、容易に分離できる。また、水回路処理ユニット19自体も、前記スピットン排水孔80の上部に容易に着脱できる。
また、前記各装着部にセットされた排出器の排出用チューブ接続端部(スリーウエイシリンジチューブの接続端部11b、スケーラチューブの接続端部12b、マイクロモータハンドピースチューブの接続端部13b、エアタービンハンドピースチューブの接続端部14b、15bと、スリーウエイシリンジチュ−ブの接続端部16b)からの排水と乾燥用エア及び、給水口チューブの受け口36cに外側から挿着された排出用チューブの接続端部36b(図3)からの排水及び乾燥用エアは、前記貯留槽21内に貯留されると同時に、吸引器の吸引用チューブ接続端部(バキュームシリンジのチューブ接続端部17b及びサライバエジェクタのチューブの接続端部18b)(図3)から吸引され、外部排水管に放出される。
さらに、サライバエジェクタチューブ接続端部18bは、挿着部18cの中央に設けられた突設継手管35の上方に外側から挿着され、さらに突設継手管35の下部の先端は、貯留槽21の底面まで伸長されており、貯留槽内に洗浄水等が残留しないようになっている。
【0014】
そして、コップ給水管60から排出された排水及び乾燥用エアーは、前記水回路処理ユニット19に連結したコップ給水受け口61を経由して、水回路処理ユニット19の貯留槽21に貯留され、前記吸引用チュ−ブの接続端部(バキュームシリンジのチューブ接続端部17b及びサライバエジェクタのチューブの接続端部18b)によって吸引されて外部排水管に放出される。
【0015】
また、スピットンの水回路には、スピットン洗浄管25(図1)から直接、スピットン排水孔80(図3)に殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアを流して、滅菌、洗浄及び乾燥を行うと同時に、水回路の酸化による腐食や劣化を防止している。
また、乾燥用エアの場合は吸引も行っている(後記図7)
なお、上記の各水回路はスピットン8の内部に収納されている。
【0016】
図6は、水回路処理ユニット貯留槽の下部中央に溢水放流口を設けた図である。図において、24は溢水放流口、43は中央凸部の高さを示す。
図の中央凸部の高さ43を越えた水等は、溢水放流口24から下に流れ、スピットン排水孔80より排出されるため、万一吸引器が作動しない場合でも溢水することはない。
【0017】
次ぎに、水処理装置のブロック図により、作用の概要を説明する。
図7は、本発明の水処理装置のブロック図である。
図において、11d〜16d、36d、64dは排出用チューブ、17d、18dは吸引用チューブ、44は流入方向矢印、45、46は水回路開閉用電磁弁、47は逆止弁、48は給水ポンプ、49は水回路切換制御部、50は殺菌水生成装置、51は排出水路元管の流路方向矢印、52は分岐排出管水路の流路方向矢印、53は分岐吸引管水路の流路方向矢印、54は吸引水路元管の流路方向矢印、55は排水吸引ポンプ、56は吸引水の外部排水管への排出方向、57は貯留槽の水位検知、59は外部排水管への排出方向、62は逆止弁、63はコップ給水用の水回路、64aはコップ給水管の基部、65はスピットン洗浄の水回路、66は流路方向矢印、67は乾燥用エアコンプレッサー、68は乾燥用エア回路の乾燥用エアの噴出方向、69は乾燥用エア用逆止弁、70は排水路開閉用電磁弁、71は乾燥用エア開閉用電磁弁、72は乾燥用エア管路、73は乾燥用エア吸引ポンプ、74は排水用電磁弁、75は乾燥用エア開閉用電磁弁、76はスピットンの外部排気管への排気方向、77は排気管路、78は合流排水管、をそれぞれ示す。
【0018】
施療作業終了時、水回路内を殺菌水により滅菌洗浄し、次ぎに洗浄水によって殺菌水を洗い流し、さらに乾燥用エアによって水回路を空にし乾燥させる場合を説明する。
始めに、殺菌水による水回路の滅菌工程を説明する。
まず洗浄水を流入方向矢印44のように流入させ、水回路切換制御部49によって洗浄水用の水路開閉用電磁弁45を閉じ、殺菌水生成装置50用の水路開閉用電磁弁46を開き殺菌水を生成する。
この殺菌水は、給水ポンプ48によって排出水路元管の流路方向矢印51のように送出され、前記排出用チューブ群34と給水口チューブの基部36a及び、コップ給水用水回路63のコップ給水管の基部64aそれぞれの、分岐排出管水路を、分岐排出管水路の流路方向矢印52のように通過して、前記伸長された排出用チューブ11d〜16dと給水口より伸長された排出用チューブ36d並びに、コップ給水管60から飛散防止用連結管39を介して水回路処理ユニット19に連結されているコップ給水受け口61にそれぞれ排出されて、水回路処理ユニット19の貯留槽21に貯留される。
【0019】
そして、水回路切換制御部49の水位検知57及び給水ポンプ48の開始経過時間との関連から(図示せず)水路開閉用電磁弁70を開き、排水用吸引ポンプ55を作動させ、吸引器の吸引用チューブの接続端(バキュームシリンジのチューブ接続端部17b及びサライバエジェクタチューブの接続端部18b)から、
前記貯留されている排水の吸引を行い、排水は伸長された吸引用チューブ17d及び18dを通って、吸引水路元管の流路方向矢印54のように、前記吸引器用チューブの基部(バキュームシリンジチューブの基部17a及びサライバエジェクタチューブの基部18a)の吸引用チューブ群33より吸引水の外部排水管への排出方向56のように排出する。
なお、このとき乾燥用エア管路開閉用電磁弁71は閉じられている。
上記のようにして所定時間殺菌水を流すことにより、各器具水回路の内部は滅菌洗浄される。
一方、前記排出水路元管からの流路方向矢印66のように分岐された殺菌水は、スピットン洗浄管25から直接スピットン洗浄の水回路65に流入し、開かれた排水開閉用電磁弁74を通り、外部排水管への排出方向59のように排出され、前記吸引水の外部排水管への排出方向56と合流し、合流排水管78に排出される。
なお、上記の場合、排気開閉用電磁弁75は閉じられているものとする。
【0020】
次に、洗浄水により水回路を洗浄する工程を説明する。
上記殺菌水の排出後、殺菌水側の水路開閉用電磁弁46を閉じ、洗浄水側の水路開閉用電磁弁45を開いて、以降は前述したのと同様な工程で、水回路内に洗浄水を所定時間流し、前記殺菌水を洗い流して洗浄し、水路内の酸化による腐食や劣化を防止している。
なお、逆止弁47により前記切り換え時に殺菌水と洗浄水との混合を防止しており、また、逆止弁62は水回路処理ユニット19とコップ給水用の水回路63及びスピットン洗浄の水回路65との混合を防止している。
そして、所定時間経過後、水回路開閉用電磁弁45を閉じ、前記貯留槽21内の貯留水を、排水吸引ポンプ55を引き続き作動させて吸引排水を行い、いったん空にする。
【0021】
次に乾燥用エアにより水回路を空にし、かつ乾燥させる工程を説明する。
上記の工程により、水回路は残留洗浄水のみとなるが、乾燥用エアの工程においては、前記水路開閉用電磁弁45及び46は水回路切替制御部49の制御によって、共に閉じられると共に、吸引ポンプ55も停止している。
そして、前記排水路開閉用電磁弁70は閉じられ、乾燥用エア開閉用電磁弁71が開かれいてる。
上記の状態で、乾燥用エアコンプレッサー67を水回路切替制御部49によって作動させると、乾燥用エアは前記排出用チューブ群34と給水口チューブの基部36a及びコップ給水用の水回路63のコップ給水管の基部64aのそれぞれを、分岐排出管水路の流路方向矢印52のように通過して、前記伸長された排出用チューブ11d〜16dと給水口チューブの基部36aより伸長された排出用チューブ36d及び、コップ給水管60を経由して、水回路処理ユニット19に連結されているコップ給水受け口61から排出されて、水回路処理ユニット19の下部タンク21に排出貯留される(図のタンク内の残留水は乾燥用エアに置き換わる:図示せず)ただし、貯留される乾燥用エアは密閉されたものではない。
【0022】
そして、乾燥用エア供給開始経過時間との関連から(図示せず)乾燥用エア吸引ポンプ73を作動させて、吸引用チューブ接続端部(バキュームシリンジのチューブ接続端部17b及びサライバエジェクタチューブの接続端部18b)から前記貯留されている乾燥用エアの吸引を行い、乾燥用エアは伸長された吸引用チューブ17d、18dを通って、乾燥用エア管路72を流れ、排気管路77へ排気される。
上記のようにして所定時間乾燥用エアを流すことにより、前記各器具の水回路の内部は空になりかつ、乾燥される。
【0023】
一方、スピットン洗浄の水回路65の、流路方向矢印66のように分岐された乾燥用エアは、スピットン洗浄管25から直接スピットン洗浄の水回路65に噴出されるがスピットン排水孔80(図3)との間は密閉できないため、逆方向から吸引して排気する。この時スピットン洗浄の水回路65のトラップ内の残留水も前記吸引により排除される。
上記の場合、排水開閉用電磁弁74は閉じられ、排気開閉用電磁弁75は開くように制御されている。したがって、前記乾燥用エア吸引ポンプ73によって、スピットンの外部排気管への排気方向76のように乾燥用エアは乾燥用エア管路72と合流して排気管路77に排気される。
上記のようにしてスピットン水回路の内部は空になりかつ、乾燥される。
【0024】
なお、前記乾燥用エアを各水回路に流して、内部を空にし乾燥する際に、乾燥用エアを加熱して供給することにより、より迅速に水回路を乾燥させ、かつ滅菌作用をさらに付加することができる。
【0025】
図8は水回路処理ユニットに溢水放流口を設けた場合のブロック図である。
58は溢水流路の流出方向を示す矢印、79は溢水流路用開閉電磁弁を示す。
本ブロック図において、上記図7の作用と異なるのは、貯留タンク21に溢水放流口24を設けた(図6−(ロ)図、(ハ)図)点である。
貯留タンク21において、一定水位(図6ー(ハ)図の中央凸部の高さ43)を越えた排水は、溢水流路用開閉電磁弁79を通り、溢水放流口24より溢水流路の流出方向矢印58のように流出し、吸引水の外部排水管への排出方向56に合流して排出される。
なお、溢水流路用開閉電磁弁79は、殺菌水及び洗浄水の排水時には開かれており、乾燥用エア作動時には閉じるように制御される。
【0026】
【発明の効果】
本願発明によれば、下記に記載する優れた効果を発揮することができる。
1、本願発明の請求項1の発明によれば、
歯科用チェアユニットの水回路内の殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアの排出用並びに吸引用の各チューブ端部の挿着部を有し、また、水回路から排出された排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを貯留しさらに、コップ給水管より排出された排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを貯留する貯留槽を備えてなるため、前記インスツルメント等のチューブ接続端部を水回路処理ユニットに集約して容易にセットすることができる。また、前記水回路処理ユニットはチェアユニットのスピットンの上部に着脱自在に配設することができるため操作が簡単である。
2、請求項2の発明によれば、
貯留槽の排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを外部へ放出するための放出機構とを具備してなる水回路処理ユニットに、殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアを流すことにより、水回路内の残留水を滅菌し2次感染を防止すると共に、次ぎに洗浄水で洗浄し、さらに乾燥用エアで乾燥させることによって、殺菌水による水回路内の酸化腐食や劣化を防止することができる。
3、請求項3の発明によれば
水回路の処理ユニットが、複数の排出機能をもつインスツルメント及び給水並びに吸引機能をもつインスツルメントの各々のチューブ端部の挿着部及び、該挿着部に連結したコップ給水管の受け口とを備え、前記複数の排出用チューブ端部及びコップ給水管の受け口から排出された殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアは、複数の吸引チューブ端部より直ちに吸引されて排水管を介して外部へ放出されるため、操作が簡単でかつ作動は迅速に行われる。
【0027】
4、請求項4の発明によれば
水回路処理ユニットが、複数の排出用チュ−ブ端部及びコップ給水管から排出された殺菌水あるいは洗浄水の溢水放流口を有し、溢水は排水管に排出されるため、万一吸引機構が作動しないことがあっても安全である。
5、請求項5の発明によれば
歯科用チェアユニットのスピットン洗浄用の水回路を、殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアの供給回路から分岐して設けたことにより、スピットンの水回路も他の水回路と同様に滅菌し、洗浄及び乾燥することによって、腐食や劣化の防止を行うことができる。
以上述べたように、本発明の歯科治療装置によれば、歯科用チェアユニットの全水回路の滅菌、洗浄、及び乾燥を一括して効率よく実施することができ、患者並びに施療者の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯科用チェアユニットのスピットンに本発明の水回路処理ユニットを配設した平面外観図。
【図2】給水口の外観図。
【図3】スピットンの上部に取着された水回路処理ユニットに排出用及び吸引用のチューブ接続端をセットした外観斜視図。
【図4】水回路処理ユニットをスピットンの上部に取り付けた外観斜視図。
【図5】水回路処理ユニットの詳細図。
【図6】水回路処理ユニット下部中央に溢水放流口を設けた図。
【図7】本発明の水処理装置のブロック図。
【図8】水処理装置に溢水放流口を設けた場合のブロック図。
【符号の説明】
1:歯科用チェアユニット 2:チェア
3:移動用アーム 4:ブラケットテーブル
5:操作盤 6:施療者用チェア
7:補助者用テーブル 8:スピットン
9:インスツルメント 10:補助者用インスツルメント
11a:スリーウエイシリンジチュ−ブの基部
11b:スリーウエイシリンジチュ−ブの接続端部
11c:スリーウエイシリンジチュ−ブ接続端部の挿着部
11d:排出用チューブ
12a:スケーラチューブの基部
12b:スケーラチュ−ブの接続端部
12c:スケーラチュ−ブ接続端部の挿着部
12d:排出用チューブ
13a:マイクロモータハンドピースチュ−ブの基部
13b:マイクロモータハンドピースチューブの接続端部
13c:マイクロモータハンドピースチューブの接続端部の挿着部
13d:排出用チューブ
14a:エアタービンハンドピースチューブの基部
14b:エアタービンハンドピースチューブの接続端部
14c:エアタービンハンドピースチューブの接続端部の挿着部
14d:排出用チューブ
15a:エアタービンハンドピースチューブの基部
15b:エアタービンハンドピースチューブの接続端部
15c:エアタービンハンドピースチューブの接続端部の挿着部
15d:排出用チューブ
16a:スリーウエイシリンジチュ−ブの基部
16b:スリーウエイシリンジチュ−ブの接続端部
16c:スリーウエイシリンジチュ−ブ接続端部の挿着部
16d:排出用チューブ
17a:バキュームシリンジチューブの基部
17b:バキュームシリンジチューブの接続端部
17c:バキュームシリンジチューブ接続端部の挿着部
17d:吸引用チューブ
18a:サライバエジェクタチューブの基部
18b:サライバエジェクタチューブの接続端部
18c:サライバエジェクタチューブ接続端部の挿着部
18d:吸引用チューブ
19:水回路処理ユニット 20:水回路処理ユニットの上部
21:貯留槽 22:水回路処理ユニット蓋
23:安定用錘 24:溢水放流口
25:スピットン洗浄管
26:貯留タンク上部と下部の留め具 31:レバー押さえ留め具
32:スリーウエイシリンジのレバー押さえ
33:吸引用チューブ群 34:排出用チューブ群
35:サライバエジェクタ突設継手管 36a:給水口チューブの基部
36b:給水口チューブの接続端部 36c:給水口チューブの受け口
36d:排出用チューブ 37:水量開閉調整つまみ
38:取り付けパネル 39:飛散防止用連結管
43:中央凸部の高さ 44:流入方向矢印
45、46:水路開閉用電磁弁 47:逆止弁
48:給水ポンプ 49:水回路切換制御部
50:殺菌水生成装置 51:排出水路元管の流路方向矢印
52:分岐排出管水路の流路方向矢印
53:分岐吸引管水路の流路方向矢印 54:吸引水路元管の流路方向矢印
55:排水吸引ポンプ
56:吸引水の外部排水管への排出方向
57:貯留タンクの水位検知 58:溢水流路の流出方向矢印
59:外部排水管への排出方向 60:コップ給水管
61:コップ給水受け口 62:逆止弁
63:コップ給水用の水回路 64a:コップ給水管の基部
64d:排出用チューブ 65:スピットン洗浄の水回路
66:流路方向矢印 67:乾燥用エアコンプレッサー
68:乾燥用エア回路の乾燥用エアの噴出方向
69:乾燥用エア用逆止弁 70:排水路開閉用電磁弁
71:乾燥用エア開閉用電磁弁 72:乾燥用エア管路
73:乾燥用エア吸引ポンプ 74:排水開閉用電磁弁
75:排気開閉用電磁弁
76:スピットンの外部排気管への排気方向
77:排気管路 78:合流排水管
79:溢水流路用開閉電磁弁 80:スピットン排水孔
Claims (5)
- ▲1▼.歯科用チェアユニットの水回路内の、殺菌水と洗浄水及び乾燥用エア排出用の排出チューブ群34端部の挿着部11c〜16c及び36cと、
▲2▼.コップ給水管より排出される排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを受け入れるためのコップ給水受け口と、
▲3▼.後記▲4▼.の貯留槽中の排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを外部に放出するための吸引用チューブ群33端部の挿着部17c、18cと、
▲4▼.前記水回路から排出された排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを貯留し、さらに、コップ給水管60より排出された排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを貯留する貯留槽21とを備えてなる水回路処理ユニットが、
歯科用チェアユニットのスピットンの上部に着脱自在に配設されてなることを特徴とする歯科治療装置。 - 水回路処理ユニットが、
貯留槽の排出殺菌水と排出洗浄水及び乾燥用エアを外部へ放出するための放出機構を具備してなることを特徴とする請求項1に記載の歯科治療装置 - 水回路処理ユニットが、
複数の排出機能をもつインスツルメント及び給水並びに吸引機能をもつインスツルメントの各々のチューブ端部の挿着部及び、コップ給水管からの水の受け口とを備え、
複数の排出用チューブ端部及びコップ給水の受け口から排出された殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアは、複数の吸引用チューブ端部より直ちに吸引されて、水処理ユニットに連設された所定の排水管を介して外部へ放出されるように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科治療装置。 - 水回路処理ユニットが、
複数の排出チュ−ブ端部及びコップ給水管から排出された殺菌水あるいは洗浄水の溢水放流口を有し、同溢水は排水管に排出されるものであることを特徴とする請求項3に記載の歯科治療装置。 - 歯科用チェアユニットのスピットン洗浄用の水回路を、殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアの供給回路から分岐して設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の歯科治療装置。
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| JP15614098A JP4003021B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 歯科治療装置 |
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| JP15614098A JP4003021B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 歯科治療装置 |
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| JPH11347051A JPH11347051A (ja) | 1999-12-21 |
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| JP15614098A Expired - Fee Related JP4003021B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 歯科治療装置 |
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-
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| JPH11347051A (ja) | 1999-12-21 |
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