JP4012907B2 - 非同期伝送方法及びその回路 - Google Patents

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Description

本発明は、非同期伝送方法及びその回路に関し、シリアルデータ通信に用いる非同期伝送方法及びその回路に関する。
非同期伝送方法の一つとして調歩同期方式がある。この従来の非同期伝送方法を用いたデータ通信は、送信するデータの先頭にスタートビットF−Topを挿入し、データの末尾にストップビットを挿入することによって、同期信号を用いることなく個々の受信データの始まりと終わりを認識する(例えば、特許文献1:特開平9−8863号参照)。
ここで、このスタートビットに始まり、ストップビットに終わるブロック単位を「フレーム」と呼ぶ。受信側では、伝送路に何もデータが送られていない状態(「アイドル状態」と呼ぶ、論理値は”1”)から、スタートビットF−Top(論理値”0”)が感知されると、受信データの始まりと感知してデータのサンプリングを開始する。データのサンプリングはあらかじめ送受信側で決められているデータ長の分だけ行い、末尾のストップビット(論理値”1”)で強制的にアイドル状態に戻す。以下同様に、送信されてくるフレームに対してデータを受信していく。
なお、この方式では送信側と受信側であらかじめ、ビットレート、データ長、ストップビット長、パリティビットやCRCなどの誤り検出の有無を取り決めておく必要がある。
従来の非同期方式によるデータ通信では、高信頼の通信を行うためには、すなわち、誤り無く確実にスタートビットを検出しデータを受信するためには、1データ長の伝送時間より長いアイドル状態期間が必要である。なぜなら、スタートビットを認識する条件(通信プロトコル)を「送信データ長より長い期間のアイドル状態(論理値”1”の連続)から論理値”0”に移り変わる」と決めておかないと、仮に送信データ内にアイドル状態と同じ”1”の連続から”0”に移り変わるビット列が含まれているとすると、その部分をスタートビットとして誤検出し、正しいデータの受信が不可能となってしまうからである。
図1に、従来の非同期伝送方法による信号波形を示す。同図中、1ビットのスタートビットF−Topと、32ビットのデータと、1ビットのストップビットでフレームが構成されている。これに続けて33ビット以上のアイドル状態期間が設けられている。
したがって、伝送路には、データフレームを送信する毎に、それより長いビット長のアイドル状態期間が存在することになり、伝送効率が非常に悪くなるという問題があった。
本発明は、アイドル状態期間を削減でき、伝送効率を大幅に向上することができる非同期伝送方法及びその回路を提供することを総括的な目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、所定ビット長のデータの先頭にスタートビットを挿入し、かつ、末尾にストップビットを挿入してシリアル伝送する非同期伝送方法において、前記データの所定ビット数毎に所定論理値のフィックストビットを挿入して伝送するよう構成される。
このような非同期伝送方法によれば、アイドル状態期間を最小で所定ビット数+1ビットに削減でき、伝送効率を大幅に向上することができる。
本発明の他の目的、特徴及び利点は添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことにより一層明瞭となるであろう。
図1は、従来の非同期伝送方法による信号波形を示す図である。
図2は、本発明の非同期伝送方法による信号波形を示す図である。
図3は、本発明の非同期伝送方法を適用したデータ通信インタフェース回路の一実施例のブロック図である。
図4は、送受信コントロール部が実行する送信処理のフローチャートである。
図5は、送受信コントロール部が実行する受信処理のフローチャートである。
図6は、2つのユニット間で設定情報を受け渡す実施例のブロック図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図2に、本発明の非同期伝送方法による信号波形を示す。ここでは、送信データ長を例えば32ビットとする。同図中、先頭にスタートビットF−Top(論理値”0”の1ビット)、末尾にストップビット(論理値”1”の1ビット)、そしてデータを16ビットのブロックに分割し、16ビット目と17ビット目の間にフィックストビット(論理値”0”の1ビット)を挿入してデータフレームを構成する。これに続けて17ビット以上のアイドル状態期間が設けられている。
このとき、1フレーム長は、次のようになる。
1(スタートビット)+16(第1データブロック)+1(フィックストビット)+16(第2データブロック)+1(ストップビット)=35ビット
このフレーム構成をとることにより、スタートビットF−Topを認識するプロトコルを「16ビットより長い(17ビット以上)のアイドル状態期間から論理値”0”に移り変わる」と決めることができる。
これにより、従来は33ビット以上必要であったアイドル状態期間をほぼ半分の17ビットにまで減らすことができる。つまり、フィックストビットを1ビット追加するだけで通信効率を大幅に改善することができる。
ここで、送信データ長を長く(例えば96ビット、または128ビット)設定した場合でも、16ビット毎にフィックストビットを挿入してやれば、送信データ間に最小17ビットのアイドル状態期間があれば良い。なお、受信の際にはこの16ビット毎に挿入されるフィックストビットを取り除く。
図3は、本発明の非同期伝送方法を適用したデータ通信インタフェース回路の一実施例のブロック図を示す。同図中、ビットレートジェネレータ10は、外部より供給されるシステムクロックを所定の分周比で分周してビットレートクロック及びサンプリングクロックを生成し、これらのクロックを送受信コントロール部12に供給する。
送受信コントロール部12は、ビットレートクロックを送信シフトレジスタ14に供給し、サンプリングクロックを受信シフトレジスタ16に供給する。また、送受信コントロール部12は上位装置からデータバス22を介して送信要求を供給されると、送信データレジスタ18に書き込み/読み出し指示信号を供給し、受信データのアイドル状態に続くスタートビットを検出すると、受信データレジスタ20に書き込み/読み出し指示信号を供給する。
送信データレジスタ18は、後述するメモリからデータバス22を介して転送される32ビットパラレルの送信データを送受信コントロール部12からの書き込み指示に従って格納し、また、送受信コントロール部12からの読み出し指示に従って読み出し、送信シフトレジスタ14に供給する。
送信シフトレジスタ14は、少なくとも35ビットのデータを格納でき、送信データレジスタ18から32ビットパラレルの送信データを供給されると、送受信コントロール部12からの書き込み指示に従って、送信データの上位16ビットを第2〜第17ビットに格納し、送信データの下位16ビットを第19〜第34ビットに格納し、第1,第18ビットにフィックストビット”0”をセットし、第35ビットにストップビット”1”をセットする。そして、送受信コントロール部12からのビットレートクロックでパラレル/シリアル変換してシリアル出力する。
受信シフトレジスタ16は、シリアル入力データを送受信コントロール部12からのサンプリングクロックにより取り込んでシフトする。受信シフトレジスタ16は少なくとも51ビットのデータを格納でき、格納しているデータの第1〜第18ビットをパラレルに送受信コントロール部12に供給する。また、送受信コントロール部12から読み出し指示信号を供給されると、格納しているデータの第19〜第34ビット及び第36〜第51ビットの合計32ビットをパラレルに受信データレジスタ20に供給する。
受信データレジスタ20は、受信シフトレジスタ16から供給される32ビットパラレルの受信データを送受信コントロール部12からの書き込み指示に従って格納し、送受信コントロール部12からの読み出し指示に従って読み出し、データバス22を介して後述するメモリに転送する。
図4は、送受信コントロール部12が実行する送信処理のフローチャートを示す。この処理は上位装置から送信要求を受信すると開始される。同図中、送受信コントロール部12はステップS10で既に17ビット以上のアイドル状態(”1”の出力状態)を持続しているか否かを判別する。この判別を満足しない場合には、満足するまでステップS10を繰り返す。
ステップS10の判別を満足した場合には、ステップS12で送信データレジスタ18に書き込み指示信号を供給して送信データを格納させる。そして、ステップS14で送信データレジスタ18に読み出し指示信号を供給して送信データを読み出させると共に、送信シフトレジスタ14に書き込み指示信号を供給して送信データの上位16ビットを送信シフトレジスタ14の第2〜第17ビットにセットし、送信データの下位16ビットを第19〜第34ビットにセットし、第1,第18ビットにフィックストビット”0”をセットし、第35ビットにストップビット”1”をセットして、送信シフトレジスタ14に格納させる。
次に、ステップS16でビットレートクロックを送信シフトレジスタ14に供給し、送信シフトレジスタ14の内容をパラレル/シリアル変換してシリアル出力させ、この処理サイクルを終了する。
図5は、送受信コントロール部12が実行する受信処理のフローチャートを示す。この処理はサンプリングクロック周期で繰り返し実行される。同図中、送受信コントロール部12はステップS20で受信シフトレジスタ16から供給される18ビットパラレルの受信データを受け取り、ステップS22でこの受信データの第1〜第18ビットが所定パターン”111111111111111110”であるか否かを判別する。
ステップS22を満足した場合には、ステップS24で読み出し指示信号を受信シフトレジスタ16に供給して、その格納データの第19〜第34ビット及び第36〜第51ビットの合計32ビットをパラレルに出力させ、かつ、受信データレジスタ20に書き込み指示信号を供給して上記32ビットの受信データを格納させる。そして、ステップS26で受信データレジスタ20に読み出し指示信号を供給して格納している32ビットの受信データをデータバス22に送出する。ステップS22を満足しない場合には、この処理サイクルを終了する。
従来はデータフレームの間隔としてそのデータ長より大きなアイドル状態期間が必要であったが、n(nは例えば16ビット)毎にフィックストビットを挿入することにより、アイドル状態期間を最小n+1ビットまで削減できる。したがって、伝送効率を大幅に向上することができる。
また、送信データのデータ長が大きくても、フレーム間隔を最小n+1ビットまで削減できるため、nビット毎にフィックストビットを挿入していっても送信データの大きさから効率面での影響は小さく、ビットレートを上げれば大容量の伝送が可能となる。
ここで、交換機等の装置内の複数ユニット間で、情報量の大きなデータ通信を追加したいが、両ユニット間の伝送路にほとんど空きが無い場合などに、両ユニットに図3のデータ通信インタフェース回路を実装することにより、少ない伝送路で、簡潔な通信プロトコルを用いた大容量の通信が実現できる。
図6は、2つのユニット30,40間で64ビットの設定情報を受け渡す実施例のブロック図を示す。同図中、ユニット30,40内のデータ通信インタフェース32,42は図3に示す構成である。
メモリ34には2ワード64ビットの設定情報が格納されており、この設定情報がユニット30の制御により送信要求と共にワード単位でデータ通信インタフェース32のデータバス22に供給される。
データ通信インタフェース32の送信シフトレジスタ14からシリアルに出力される設定情報はデータ線35を通してデータ通信インタフェース42の受信シフトレジスタ16に転送され、データ通信インタフェース42のデータバスを通してワード単位でメモリ44に格納される。
これにより、1本のシリアル線にて、64ビットの大容量情報の受け渡しが効率よく行える。
ところで、ユニット30,40それぞれのシステムクロックの周波数が異なる場合には、例えばユニット30内にクロック発生器を設け、その発生クロックをシステムクロックとしてデータ通信インタフェース32に供給すると共に、ユニット30,40を接続する制御線を通してユニット40のデータ通信インタフェース42に供給して、ユニット30,40それぞれのシステムクロックを一致させる。
なお、送信シフトレジスタ14が請求項記載の送信シフトレジスタ手段に対応し、送受信コントロール部12が格納制御手段に対応し、受信シフトレジスタ16が受信シフトレジスタ手段に対応し、送受信コントロール部12が出力制御手段に対応する。

Claims (5)

  1. 所定ビット長のデータの先頭にスタートビットを挿入し、かつ、末尾にストップビットを挿入してシリアル伝送する非同期伝送方法において、
    前記データの所定ビット数毎に所定論理値のフィックストビットを挿入して伝送する非同期伝送方法。
  2. 請求項1記載の非同期伝送方法において、
    前記フィックストビットの論理値は、前記スタートビットと同一である非同期伝送方法。
  3. 少なくとも所定ビット長のデータとスタートビットとストップビットとフィックストビットを格納し、格納している内容をクロックに従ってシフトしシリアルに出力する送信シフトレジスタ手段と、
    前記のデータの先頭にスタートビットを挿入し、かつ、末尾にストップビットを挿入し、かつ、前記データの所定ビット数毎に所定論理値のフィックストビットを挿入した状態で前記送信シフトレジスタ手段に格納する格納制御手段を有する非同期伝送送信回路。
  4. シリアルに入力される少なくとも所定ビット長のデータとスタートビットとストップビットと前記データの所定ビット数毎に挿入されたフィックストビットをクロックに従ってシフトして格納し、格納している内容をパラレルに出力する受信シフトレジスタ手段と、
    前記フィックストビットが挿入された所定ビット数を超えるアイドル状態期間に前記スタートビットが続いた状態で前記受信シフトレジスタ手段に格納されていることを判別し、前記スタートビットに続く前記データのみをパラレルに出力させる出力制御手段を
    有する非同期伝送受信回路。
  5. 少なくとも所定ビット長のデータとスタートビットとストップビットとフィックストビットを格納し、格納している内容をクロックに従ってシフトしシリアルに出力する送信シフトレジスタ手段と、
    前記のデータの先頭にスタートビットを挿入し、かつ、末尾にストップビットを挿入し、かつ、前記データの所定ビット数毎に所定論理値のフィックストビットを挿入した状態で前記送信シフトレジスタ手段に格納する格納制御手段と、
    シリアルに入力される少なくとも所定ビット長のデータとスタートビットとストップビットとフィックストビットをクロックに従ってシフトして格納し、格納している内容をパラレルに出力する受信シフトレジスタ手段と、
    前記フィックストビットが挿入された所定ビット数を超えるアイドル状態期間に前記スタートビットが続いた状態で前記受信シフトレジスタ手段に格納されていることを判別し、前記スタートビットに続く前記データのみをパラレルに出力させる出力制御手段を
    有する非同期伝送送受信回路。
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