JP4042080B2 - 編集装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は編集装置に関し、例えば磁気テープに記録された映像音声信号及びハードディスクに記録された映像音声信号を用いた編集(ハイブリッド編集)を行い得るようになされた編集システムに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の編集システムにおいては、編集装置、ハードディスク装置及び複数台のビデオテープレコータから構成されており、編集装置が予め作成された編集リストに基づいてハードディスク装置や各ビデオテープレコーダを制御することにより、当該編集リストに基づく編集映像音声を得ることができるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで近年のビデオテープレコーダの中には、入出力する映像音声信号の信号フォーマットとして、QSDT(以下、SDTI(Serial Data Transport Interface )と呼ぶ)、SDI(Serial Data Interface )等のディジタル映像音声信号フォーマットや、コンポジット、S−ビデオ、コンポーネント等のアナログ映像信号フォーマット、アナログ音声信号フォーマット、並びにAES(Audio Engineering Society )及びEBU(European Broadcasting Union )等のディジタル音声信号フォーマットなどの複数種類の信号フォーマットに対応し得るようになされたものがある。
【0004】
かかるビデオテープレコーダでは、各信号フォーマットにそれぞれ対応させて複数の入出力端子が設けられており、これら各入出力端子をそれぞれ介して対応する信号フォーマットでの映像及び又は音声信号の入出力を行い得るようになされている。
【0005】
そしてこのようなビデオテープレコーダが用いられた編集システムでは、編集装置側にも同様の機能及び入出力端子がそれぞれ設けられると共に、編集装置の各入出力端子がそれぞれビデオテープレコーダの対応する入出力端子とケーブル等を用いて接続され、編集装置及びビデオテープレコーダ間においてこれら各ケーブルを介して各種信号フォーマットでの映像音声信号の送受を行い得るようになされていた。
【0006】
ところがかかる編集システムにおいては、例えば編集装置からビデオテープレコーダに映像音声信号を転送する場合、編集装置の出力信号フォーマットと、対応するビデオテープレコーダの入力信号フォーマットとの設定をそれぞれ個別に行う必要があった。
【0007】
このため編集装置とビデオテープレコーダが離れて設置されているようなシステム構成の場合では、上述のような編集装置及び各ビデオテープレコーダに対する入出力信号の信号フォーマットの設定作業が煩雑となる問題があった。
【0008】
また複数の編集システムでビデオテープレコーダを共有している場合では、上述のような編集装置及びビデオテープレコーダに対する入出力信号フォーマットの設定を頻繁に行う必要があり、このためこのような設定作業がオペレータの負担となる問題があった。
【0009】
さらにビデオテープレコータの中には音声信号をそのチャンネル数に応じて異なる周波数(2チャンネルでは48〔KHz〕、4チャンネルでは32〔KHz〕)で記録再生するものもあり、このようなビデオテープレコーダでは設定項目が多いために設定を間違えやすい問題もあった。
【0010】
従って上述のような編集システムにおいて、例えば編集装置及びビデオテープレコーダに対する入出力信号フォーマットの設定作業を容易化することができれば、オペレータの負担を緩和させて編集作業の作業効率を向上させ得るものと考えられる。
【0011】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、編集作業の作業効率を格段的に向上させ得る編集装置を提案しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明は、編集装置において、接続される記録装置が映像及び又は音声信号の入力信号フォーマットとして複数種類の信号フォーマットに対応している場合に、その信号フォーマットの種類を項目ごとに選択可能に表示手段に表示し、選択された信号フォーマットの種類に対応させて、当該記録装置の入力信号フォーマットを設定するようにした。
【0013】
この結果この編集装置では、オペレータが記録装置の設置場所まで出向いて当該記録装置に対して入力信号フォーマットを設定するのを省略させることができ、その分このような設定作業に対するオペレータの負担を緩和させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0015】
(1)本実施の形態による編集システムの構成
図1において、1は全体として本実施の形態による編集システムを示し、ビデオテテープに記録された映像音声信号の所望部分をクリップとして登録し得る一方、必要に応じて所望するクリップの映像音声信号をハードディスク装置2に取り込み得るようになされている。
【0016】
またこの編集システム1では、登録された各クリップを所望状態に繋ぎ合わせて所望の編集映像音声を得るための編集内容を規定した編集リストを作成でき、さらにこの作成した編集リストに従って実際に編集処理を実行し、得られた編集映像及び編集音声をビデオテープに記録することができるようになされている。
【0017】
すなわちこの編集システム1においては、ハードディスク装置2、編集装置3、当該編集装置3に接続された複数台のビデオテープレコーダ4、ディスプレイ装置5及び入力装置6から構成されている。
【0018】
そして編集装置3は、コンピュータ10、システム制御部11、ディスク制御部12、映像特殊効果処理部13、ディジタル映像音声入出力部14、音声処理部16、ディジタル/アナログ変換器17及びアナログ/ディジタル変換器18から構成されている。
【0019】
この場合編集装置3のコンピュータ10は、初期時、ディスプレイ5に所定の操作画面(以下、これをメイン画面と呼ぶ)を表示させる。またコンピュータ10は、この状態においてマウス及びキーボード等からなる入力装置6が操作されることによりクリップ登録モードが選択され、1台のビデオテープレコーダ4に対する再生動作命令が入力されると、これに応じた制御コマンドC1をシステム制御部11に送出する。
【0020】
システム制御部11は、供給される制御コマンドC1に基づいて、対応するビデオテープレコーダ4を制御することにより、ビデオテープに記録された映像信号及び音声信号の再生動作を実行させる。
【0021】
この結果このビデオテープレコーダ4からは、アナログ映像信号S1V及びアナログ音声信号S1Aと、ディジタル映像信号S2V及びディジタル音声信号S2Aとが出力され、アナログ映像信号S1V及アナログ音声信号S1Aがそれぞれアナログ/ディジタル変換器18においてディジタル変換された後、ディジタル映像信号S3V及びディジタル音声信号S3Aとして映像特殊効果処理部13又は音声処理部16に与えられ、ディジタル映像信号S2V及びディジタル音声信号S2Aがそれぞれディジタル映像音声入出力部14を介して映像特殊効果処理部13又は音声処理部16に与えられる。
【0022】
映像特殊効果処理部13は、システム制御部11の制御のもとに、供給される2系統のディジタル映像信号S2V、S3Vのうちの指定された一方のディジタル映像信号S2V、S3Vを取り込み、これを取込みディジタル映像信号S4Vとしてコンピュータ10に与える。この結果ディスプレイ5には、コンピュータ10の制御のもとに、この取込みディジタル映像信号S4Vに基づく映像がメイン画面上の所定位置に表示される。
【0023】
またこれと共に映像特殊効果処理部13は、取込みディジタル映像信号S4Vをディジタル/アナログ変換器17に送出する。そしてディジタル/アナログ変換器17は、この取込みディジタル映像信号S4Vをアナログ変換した後、得られたアナログ映像信号S5Vをモニタ7に送出する。この結果このアナログ映像信号S5Vに基づく映像がモニタ7にも表示される。
【0024】
さらにこのとき音声処理部16は、システム制御部11の制御のもとに、供給される2系統のディジタル音声信号S2A、S3Aのうちの指定された一方を取り込み、これを取込みディジタル音声信号S4Aとしてディジタル/アナログ変換器17に送出する。
【0025】
ディジタル/アナログ変換器17は、供給される取込みディジタル音声信号S4Aをアナログ変換した後、得られたアナログ音声信号S5Aをヘッドホン端子8を介してヘッドホン9に送出する。この結果このアナログ音声信号S5Aに基づく音声がヘッドホン9から出力される。
【0026】
これによりこの編集システム1では、これらディスプレイ5及びモニタ7に表示された映像やヘッドホン9から出力される音声に基づいて、オペレータが入力装置6を介して映像及び音声の所望部分を指定することができ、さらにこれをクリップとしてそのイン点及びアウト点のタイムコード及びデュレーション(素材長)等の関連データをコンピュータ10に登録することができるようになされている。
【0027】
またコンピュータ10は、このとき予め取込みモードが選択されている場合には、これに応じた制御コマンドC1をシステム制御部11に送出する。
【0028】
システム制御部11は、供給される制御コマンドC1に基づいて、対応するビデオテープレコーダ4を制御することにより、指定されたクリップの映像音声を当該ビデオテープレコーダ4に再生させる。
【0029】
またシステム制御部11は、これと共に映像特殊効果処理部13を制御することにより、上述の結果として当該映像特殊効果処理部13に入力するディジタル映像信号S2V及びディジタル映像信号S3Vのうちの一方を取り込ませてこれを取込みディジタル映像信号S4Vとしてディスク制御部12に送出させる。
【0030】
さらにシステム制御部11は、これと共に音声処理部16を制御することにより、上述の結果として当該音声処理部16に入力するディジタル音声信号S2A及びディジタル音声信号S3Aのうちの一方を取り込ませてこれを取込みディジタル音声信号S4Aとしてディスク制御部12に送出させる。
【0031】
そしてこのときディスク制御部12は、システム制御部11の制御のもとに、映像特殊効果処理部13から与えられる取込みディジタル映像信号S4Vと、音声処理部16から与えられる取込みディジタル音声信号S4Aとを順次取り込み、これらをハードディスク装置2に与えてハードディスクの指定されたアドレス位置に記録させる。
【0032】
このようにしてこの編集システム1においては、指定されたクリップの映像音声をビデオテープから再生してハードディスク装置2に取り込むことができるようになされている。
【0033】
一方コンピュータ10は、上述のようにしてクリップが登録されると、ディスプレイ5に表示されているメイン画面内に登録されたクリップのリストを表示させる。
【0034】
そしてオペレータは、このメイン画面を用いてどのクリップとどのクリップとをどのように繋ぎ合わせるかといった編集内容を規定した編集データを編集リストとして作成することができる。またオペレータは、編集リストの作成後又は作成途中において、その編集リストに基づく編集映像及び編集音声を確認することができる。
【0035】
実際上、コンピュータ10は、編集リストの作成後又は作成途中において、その編集リストに基づく編集映像音声のプレビューモードが選択されると、これに応じた制御コマンドC1をシステム制御部11に送出する。
【0036】
このときシステム制御部11は、供給される制御コマンドC1に基づいて、必要時にビデオテープレコーダ4を制御することにより編集処理に利用するクリップの映像音声をビデオテープから再生させる一方、必要時にディスク制御部12を制御することにより編集処理に利用するクリップの映像音声をハードディスク装置2から再生させる。
【0037】
この結果映像特殊効果処理部13には、ビデオテープレコーダ4からディジタル映像音声入出力部14及びアナログ/ディジタル変換器18をそれぞれ経由して必要なクリップのディジタル映像信号S2V及びディジタル映像信号S3Vが与えられる一方、ハードディスク装置2からディスク制御部12を経由して必要なクリップのディジタル映像信号S6Vが与えられる。
【0038】
またこれと共に音声処理部16には、必要時にビデオテープレコーダ4からディジタル映像音声入出力部14及びアナログ/ディジタル変換器18をそれぞれ経由して必要なクリップのディジタル音声信号S2A及びディジタル音声信号S3Aが与えられる一方、ハードディスク装置2からディスク制御部12を経由して必要なクリップのディジタル音声信号S4Aが与えられる。
【0039】
そして映像特殊効果処理部13は、システム制御部11の制御のもとに、供給されるディジタル映像信号S2V、S3V、S6Vの中から必要なディジタル映像信号S2V、S3V、S6Vを取り込み、当該ディジタル映像信号S2V、S3V、S6Vに対して必要に応じて指定された状態に特殊効果加工処理を施す。また映像特殊効果処理部13は、このときコンピュータ10から必要時に与えられるタイトル文字や各種グラフィック等の画像データを対応するクリップのディジタル映像信号S2V、S3V、S6V間に挿入、又はディジタル映像信号S2V、S3V、S6Vに重畳し、かくして得られたディジタル編集映像信号S7Vをコンピュータ10及びディジタル/アナログ変換器18に送出する。
【0040】
またこのとき音声処理部16は、システム制御部11の制御のもとに、供給されるディジタル音声信号S2A、S3A、S6Aの中から必要なディジタル音声信号S2A、S3A、S6Aを取り込み、当該ディジタル音声信号S2A、S3A、S6Aに対して必要に応じて指定された状態にミキング加工処理等の編集処理を施した後、かくして得られたディジタル編集音声信号S7Aをディジタル/アナログ変換器17に送出する。そしてこのディジタル編集音声信号S7Aは、この後ディジタル/アナログ変換器17においてアナログ変換された後、ヘッドホン端子8を介してヘッドホン9に与えられる。
【0041】
この結果この編集システム1においては、ディスプレイ5に表示されたメイン画面上の所定位置やモニタ7にこのディジタル編集映像信号S7Vに基づく編集映像が表示されると共に、ヘッドホン9からディジタル編集音声信号S7Aに基づく編集音声が出力され、かくしてオペレータが編集リストに基づく編集映像及び編集音声を確認することができる。
【0042】
さらにコンピュータ10は、編集リストが作成された後、入力装置6を介してその実行命令が入力されると(ダウンロードモードが選択されると)、これに応じた制御コマンドC1をシステム制御部11に送出する。
【0043】
このときシステム制御部11は、供給される制御コマンドC1に基づいて、必要時に対応するビデオテープレコーダ4を制御することにより編集処理に利用するクリップの映像音声をビデオテープから再生させる一方、必要時にディスク制御部12を制御することにより編集処理に利用するクリップの映像音声をハードディスク装置2から再生させる。
【0044】
この結果映像特殊効果処理部13には、上述のプレビューモード時と同様にしてビデオテープレコーダ4からディジタル映像音声入出力部14及びアナログ/ディジタル変換器18をそれぞれ経由して必要なクリップのディジタル映像信号S2V及びディジタル映像信号S3Vが与えられる一方、ハードディスク装置2からディスク制御部12を経由して必要なクリップのディジタル映像信号S6Vが与えられる。
【0045】
またこれと共に音声処理部16には、上述の取込みモード時と同様にしてビデオテープレコーダ4からディジタル映像音声入出力部14及びアナログ/ディジタル変換器18をそれぞれ経由して必要なクリップのディジタル音声信号S2A及びディジタル音声信号S3Aが与えられる一方、ハードディスク装置2からディスク制御部12を経由して必要なクリップのディジタル音声信号S6Aが与えられる。
【0046】
そして映像特殊効果処理部13は、システム制御部11の制御のもとに、上述のプレビューモード時と同様にして、供給されるディジタル映像信号S2V、S3V、S6Vの中から必要なディジタル映像信号S2V、S3V、S6Vを取り込み、当該ディジタル映像信号S2V、S3V、S6Vに対して必要に応じて特殊効果加工処理を施し、かくして得られたディジタル編集映像信号S7Vをディジタル映像音声入出力部14及びディジタル/アナログ変換器17に送出する。
【0047】
また音声処理部16は、システム制御部11の制御のもとに、上述のプレビューモード時と同様にして、供給されるディジタル音声信号S2A、S3A、S6Aの中から必要なディジタル音声信号S2A、S3A、S6Aを取り込み、当該ディジタル音声信号S2A、S3A、S6Aに対して必要に応じてミキング加工等の信号処理を必要に応じて施し、かくして得られたディジタル編集音声信号S7Aをディジタル映像音声入出力部14及びディジタル/アナログ変換器17に送出する。
【0048】
そしてディジタル映像音声入出力部14は、供給されるディジタル編集映像信号S7V及びディジタル編集音声信号S7Aに対して必要に応じてフォーマット変換処理を施し、得られた編集映像音声信号S8を対応するビデオテープレコーダ4に送出する。
【0049】
またディジタル/アナログ変換器17は、供給されるディジタル編集映像信号S7V及びディジタル編集音声信号S7Aをアナログ変換し、得られた編集映像音声信号S9を対応するビデオテープレコーダ4に送出する。
【0050】
そしてこのビデオテープレコーダ4は、システム制御部11の制御のもとに、ディジタル映像音声入出力部14から供給される編集映像音声信号S8と、ディジタル/アナログ変換器17から供給される編集映像音声信号S9とのうちの指定されたいずれか一方を選択し、これをビデオテープの指定された位置に記録する。
【0051】
このようにしてこの編集システム1では、作成された編集リストに従って指定されたクリップの映像音声を指定された状態に編集加工してビデオテープに記録(ダウンロード)することができるようになされている。
【0052】
かかる構成に加えこの編集システム1の場合、編集装置3に接続された記録用のビデオテープレコーダ4の入力信号フォーマット及び入力音声周波数の設定を編集装置3側において行い得るようになされている。
【0053】
すなわちこの編集システム1の場合、図2に示すように、編集装置3には、SDTI及びSDIの各ディジタル映像音声信号フォーマットと、コンポジット、S−ビデオ及びコンポーネントの各アナログ映像信号フォーマットと、アナログ音声信号フォーマットと、AES/EBUのディジタル音声信号フォーマットとにそれぞれ対応させて7個の映像及び又は音声用の出力端子20が設けられている。また記録用のビデオテープレコーダ4には、これら各映像及び又は音声フォーマットにそれぞれ対応させて7個の入力端子21が設けられている。
【0054】
そしてこれら編集装置3の各出力端子20及び記録用のビデオテープレコーダ4の対応する入力端子21はそれぞれケーブル22を介して接続されると共に、編集装置3及び記録用のビデオテープレコーダ4は制御用ケーブル23を介して接続されている。
【0055】
これによりこの編集システム1においては、編集装置3から記録用のビデオテープレコーダ4に対して各ケーブル22をそれぞれ介して対応する信号フォーマットで映像及び又は音声信号を転送し得、かつ制御用ケーブル23を介して各種コマンドや情報を送受し得るようになされている。
【0056】
この場合、編集装置3から記録用のビデオテープレコーダ4への映像音声信号の転送はいずれのケーブル22を用いても行えるが、この映像音声信号をビデオテープに記録する際には、当該ビデオテープレコーダ4に対して、映像信号及び音声信号を取り込むケーブル22の組み合わせ(映像信号及び音声信号の信号フォーマットの組み合わせ)として図3に示す8種類の組み合わせの中からいずれか1つを設定する必要がある。
【0057】
このためこの編集システム1では、編集装置3の出力信号フォーマット及び出力音声周波数や、ビデオテープレコーダ4の入力信号フォーマット及び入力音声周波数をリモートコントロールにより操作するモード(以下、これをVTR入力設定コントロールモードと呼ぶ)を設定するためのダイアログをメイン画面上に表示させることができ、このダイアログにおいてデバイス入力設定コントロールモードを設定しておくことによって、編集装置3からビデオテープレコーダ4に映像音声信号を送出する際に、ビデオテープレコーダ4の入力信号フォーマット及び入力音声周波数を編集装置3の制御のもとに自動的に行うように設定し得るようになされている。
【0058】
実際上、編集装置3のコンピュータ10は、VTR入力設定コントロールモードが設定された状態において、例えばダウンロードモードのように映像音声信号を記録用のビデオテープレコーダ4に送出してこれをビデオテープに記録させる動作モードの実行命令が入力されると、これに応じた制御コマンドC1をシステム制御部11に送出する。
【0059】
そしてシステム制御部11は、この制御コマンドC1に基づいて、まず対応するビデオテープレコーダ4を制御用ケーブル23を介して制御することにより、当該ビデオテープレコーダ4の入力信号フォーマット及び入力音声周波数を、それぞれ上述のダイアログを用いてオペレータが設定した編集装置3の出力信号フォーマット及び出力音声周波数と同じに設定させる。
【0060】
さらにシステム制御部11は、この後対応するビデオテープレコーダ4や、ディスク制御部12、映像特殊効果処理部13、ディジタル映像音声入出力部14及び音声処理部16などとを必要に応じて制御することにより、指定された映像音声信号(例えば編集映像音声信号S8、S9)を当該ビデオテープレコーダ4に送出させる。
【0061】
このようにこの編集システム1においては、編集装置3を用いて記録用のビデオテープレコーダ4の入力信号フォーマット及び入力音声周波数を設定でき、これにより当該ビデオテープレコーダ4に対する煩雑な設定作業を容易化させ得るようになされている。
【0062】
なお図4に記録用のビデオテープレコーダ4の信号入力段の構成を示す。この図4からも明らかなように、記録用のビデオテープレコーダ4の入力段には、ディジタル信号を圧縮符号化するための圧縮符号化器30と、第1及び第2のアナログ/ディジタル変換器31、32と、第1〜第3のスイッチ33〜35とが設けられている。
【0063】
そしてこのビデオテープレコーダ4の全体の制御を司るコントローラ36は、制御用ケーブル23を介して編集装置3のシステム制御部11と接続され、当該システム制御部11から与えられるコマンドに基づいて第1〜第3のスイッチ33〜35を切換え制御することにより、映像音声信号を入力するケーブル22を設定(入力信号フォーマットを設定)するようになされている。
【0064】
(2)編集装置3のコンピュータ10の構成
ここで編集装置3のコンピュータ10は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit )40、ROM(Read Only Memory)41、RAM(Random Access Memory)42、表示処理部43、タイトル/グラフィック生成部44、インターフェース回路45、46及びSCSI(Small Computer System Interface )インターフェース回路47がCPUバス48を介して接続されることにより構成されており、各インターフェース回路45、46をそれぞれ介して入力装置6のマウス6A及びキーボード6Bと接続され、SCSIインターフェース回路47を介してハードディスク装置49と接続されている。
【0065】
この場合CPU40は、ROM41に格納されたプログラムに基づいて、必要に応じてROM41内の画像データを読み出し、これを表示処理部43を介してディスプレイ5に与えることにより、後述のようなメイン画面や各種ダイアログ、マウス操作に応動してメイン画面内を移動するカーソル及びキーボード6Bを介して入力された数字や文字などをディスプレイ5に表示させ、かつ映像特殊効果処理部13からタイトル/グラフィック生成部44を介して表示処理部43に与えられるディジタル映像信号S4Vやディジタル編集映像信号S7Vに基づく動画像や静止画像をメイン画面内の所定位置に表示させる。
【0066】
またCPU40は、例えばマウス6Aやキーボード6Bが操作されることにより所定処理の実行命令がインターフェース回路45、46を介して与えられると、ROM41に格納されたプログラムに基づいて、必要に応じてシステム制御部11に制御コマンドC1を送出することにより、当該システム制御部11を介して対応するビデオテープレコーダ4、ディスク制御部12(図1)、映像特殊効果処理部13、ディジタル映像音声入出力部14(図1)及び音声処理部16(図1)等に所定動作を実行させ、かくして編集システム1全体として上述したような各種処理を実行させる。
【0067】
さらにCPU40は、ROM41に格納されたプログラムに基づいて、必要時にはタイトル/グラフィック生成部44を制御してタイトル文字やグラフィックの画像データを生成させてこれを映像特殊効果処理部13に送出させ、かくしてこれらタイトル文字やグラフィックを編集映像に反映させるようになされている。
【0068】
(3)メイン画面における操作手順
ここで実際上CPU40は、電源が投入された立ち上がり時、ROM41に格納されているプログラムに基づいて、まず図6に示すようなメイン画面50をディスプレイ5に表示させる。
【0069】
このメイン画面50には、オペレータが所望する処理内容を選択するためのメニュー欄51及び複数のボタン52A〜52Qと、登録された各クリップのリスト等を表示するためのクリップ情報表示部53と、編集リスト作成時における各種処理を指定するための複数のボタン54A〜54Tと、編集リストを作成するための編集リスト作成部55とが設けられている。
【0070】
そしてこのメイン画面50では、画面上段のビデオクリップエディットボタン52Kをクリックすることによつて、図7のようなビデオクリップエディットダイアログ60、ライブ映像表示ダイアログ61及び音声レベル表示ダイアログ62をメイン画面50上に重ねて表示させることができる。
【0071】
この場合ビデオクリップエディットダイアログ60では、左側上段に各ビデオテープレコーダ4にそれぞれ対応させてソース選択ボタン70A〜70Dが複数表示されており、マウス操作によりこれらソース選択ボタン70A〜70Dのうちのいずれか1つをクリックすることにより所望の1台のビデオテープレコーダ4を選択することができる。
【0072】
そしてオペレータは、いずれかのソース選択ボタン70A〜70Dを選択した後、当該ビデオクリップエディットダイアログ60内に表示されたいずれかのビデオ操作用ボタン71をクリツクすることによつて、対応するビデオテープレコーダ4に選択したビデオ操作用ボタン71に応じた動作を実行させることができる。なおビデオクリップエディットダイアログ60内のスライダ72をドラッグ操作することによつても、同様にして対応するビデオテープレコーダ4に再生動作を実行させることができる。
【0073】
そしてこのときビデオテープレコーダ4に再生動作や変速再生動作を実行させた場合、当該ビデオテープレコーダ4によりビデオテープから再生された映像がこのライブ映像表示ダイアログ61内のライブ映像表示部73内に表示され、各音声チャンネルの音声レベルが音声レベル表示ダイアログ62内にメータ表示される。
【0074】
かくしてオペレータは、このライブ映像表示部73内に表示された映像を目視確認しながらイン点指定用ボタン74又はアウト点指定用ボタン75をクリックすることによつてクリップとして登録しようとする映像部分のイン点及びアウト点を指定することができる。そしてこのとき指定されたイン点及びアウト点の画像がそれぞれビデオクリップエディットダイアログ60のイン点画像表示部76又はアウト点画像表示部77内に表示される。
【0075】
またこのときイン点又はアウト点として指定された各画像のビデオテープにおけるタイムコードがそれぞれビデオクリップエディットダイアログ60のイン点タイムコード表示部78又はアウト点タイムコード表示部79に表示され、指定されたクリップの素材長(デュレーション)がデュレーション表示部80に表示される。
【0076】
なおビデオクリップエディットダイアログ60では、コマ送りボタン81A、81Bをクリックすることによつて、ライブ映像表示ダイアログ61内に表示された映像を順方向又は逆方向にコマ送り表示させることができ、またライブ映像移動ボタン82A、82Bをクリックすることによつてライブ映像表示ダイアログ61内の表示画像をイン点又はアウト点まで移動させることができる。
【0077】
そしてオペレータは、上述のようにしてクリップのイン点及びアウト点を指定した後登録ボタン83をクリックすることによつて、その映像のイン点からアウト点までの部分をクリップとして登録することができる。
【0078】
このときディスプレイ5に表示されているそのクリップのイン点及びアウト点のタイムコードや、素材長及び保存位置(ビデオテープ又はハードディスク装置2内)等の関連データがデータベースとしてコンピュータ10(図5)内のRAM42に取り込まれる。またこのようにして登録したクリップのイン点及びアウト点のタイムコードや素材長等の関連データが図8のようにメイン画面50のクリップ情報表示部53内に表示される。
【0079】
さらにこのとき図示しない設定画面上で予め取込みモードを選択している場合には、このクリップの映像音声が上述のようにしてハードディスク装置2に取り込まれ、かつそのクリップの保存位置がハードディスク装置2内であることを表すデータ(例えばフラグ)がデータベース内の対応する位置に格納される。
【0080】
因にこのときこの編集装置3では、このクリップの映像信号及び音声信号を指定された範囲(すなわち指定されたイン点からアウト点まで)よりも前後所定時間分(例えば2秒分)だけ余分にハードディスク装置2に取り込む。またこのとき例えば上述の設定画面上で予めリンクモードが選択されている場合には映像及び音声がデータとしてリンクしてハードディスク装置2に取り込まれる一方、ノンリンクモードを選択している場合には映像及び音声がデータとしてリンクされないでハードディスク装置2に取り込まれる。
【0081】
そしてビデオクリップエディットダイアログ60では、ニューエディットボタン84をクリックすることによつて初期状態に戻すことができ、これによりオペレータがこの後上述と同様の手順により他のクリップを順次登録することができる。
【0082】
またこのビデオクリップエディットダイアログ60では、リプレイスボタン85をクリックした後、所望するクリップを選択することによって、当該クリップのイン点及びアウト点等の設定を更新することができ、さらに右上に表示されたクローズボタン86をクリックすることによってこのビデオクリップエディットダイアログ60をクローズさせることができる。
【0083】
一方オペレータは、上述のようにしてメイン画面50のクリップ情報表示部53に登録されたクリップのリストが表示された状態(図8)において、このメイン画面50の編集リスト作成部55を利用して以下の方法により編集リストを作成することができる。
【0084】
この場合まずマウス操作によりクリツプ情報表示部53内の所望のクリップの段にカーソルを合わせた後、マウス6A(図5)のボタンを押下するようにして1つのクリップを指定し、その状態のままカーソルを、編集リスト作成部55のタイムスケール55Aを指標として、第1又は第2のビデオトラック55C、55E内の所望位置に移動させた後、マウス6Aのボタンを放すようにする。
【0085】
この結果図9に示すように、この第1又は第2のビデオトラツク55C、55E内にそのときのカーソルの位置を先頭として、上述のようにして指定されたクリップの素材長に応じた長さの枠90A〜90Dが表示される。またこのときそのクリップの映像と音声がリンクされて登録されている場合には、その枠90A〜90Dが表示された第1又は第2のビデオトラック55C、55Dと対応する第1又は第2のオーディオトラック55G、55H上に第1又は第2のビデオトラック55C、55E内に表示された枠90A〜90Dとタイムスケール55A上で同じ位置に同じ長さの枠91A〜91Dが表示される。
【0086】
そしてオペレータは、上述のような操作を繰り返し行い、タイムスケール55Aの始めのタイムコード(「00:00.00:00 」)から所望するタイムコードまで(すなわち所望する時間分だけ)タイムスケール55A上において連続するように、第1又は第2のビデオトラック55C、55Eと、第1又は第2のオーディオトラック55G、55Hとに順次枠90A〜90D、91A〜91Dを表示させるようにする。
【0087】
ここでこのように編集リスト表示部55の第1又は第2のビデオトラック55C、55Eや、第1又は第2のオーディオトラック55G、55Hに枠90A〜90D、91A〜91Dが表示されることは、編集映像音声の出力時にタイムスケール55Aで表された時間にその枠90A〜90D、91A〜91Dに対応するクリップの映像が表示され又は音声が出力されることを意味する。従つてこのような操作により編集映像として表示され、又は編集音声として出力されるクリップ映像又は音声を順次規定してなる編集リストを作成することができる。
【0088】
なおこのようにして編集リストを作成する際、例えば第1のクリップの映像から第2のクリップの映像への切り換わり時に映像特殊効果処理を施したいときには、先行する第1のクリップに対応する第1の枠90Aを一方の第1又は第2のビデオトラック55C、55Eに表示させると共に、当該第1の枠90Aの後側の一部とその前側の一部がタイムスケール55Aでのタイムコードが重なるように、後行する第2のクリップに対応する第2の枠90Bを他方の第2又は第1のビデオトラック55E、55C上に表示させる。
【0089】
続いて画面中段部のセレクトエフェクトボタン54Rをクリックする。この結果メイン画面50上に、例えば図10のような実行できる各種映像特殊効果処理の内容を表すアイコン(以下、これらをエフェクトアイコンと呼ぶ)93A〜93Yが複数表示された所定のダイアログ(以下、これをセレクトエフェクトダイアログと呼ぶ)92を表示させることができる。
【0090】
次いで所望する映像特殊効果処理のエフェクトアイコン93A〜93G上にカーソルを移動させ、この後マウス6A(図5)のボタンを押下し、その状態でカーソルを上述の編集リスト作成部55のエフェクトトラック55Dにおける第1及び第2の枠90A、90Bがタイムスケール55A上でタイムコードが重なり合う部分に移動させてマウス6Aのボタンを放す(ドラッグアンドドロップ)するようにする。
【0091】
この結果セレクトエフェクトダイアログ92内のドラッグされたエフェクトアイコン93A〜93Yが画面上をカーソルと一体に移動してドロップされた位置に貼り付けられた状態に表示される。
【0092】
これにより一方の第1又は第2のビデオトラック55C、55Eに表示された第1の枠90Aに対応するクリップの映像と、他方の第2又は第1のビデオトラック55E、55Cに表示された第2の枠90Bに対応するクリップの映像との繋ぎ部分において上述のようにして貼り付けられたエフェクトアイコン93A〜93Yに応じた映像特殊効果処理を実行すべき旨の指示を入力することができる。
【0093】
またこのようにして編集リストを作成した後又は編集リストの作成時に、メイン画面50の画面中段に表示されたプレビューボタン54Dをクリックしてプレビューモードを選択することによつて、上述のようにこの編集リストに基づく編集映像をモニタ7(図1)に表示させ、また当該編集リストに基づく編集音声をヘッドホン9から出力させることができる。
【0094】
さらに上述のようにして編集リストを作成した後、メイン画面50の画面中段に表示された記録ボタン54Gをクリックしてダウンロードモードを選択することによつて、上述のように当該編集リストに基づく編集処理を実行させ、かくして得られた編集映像及び編集音声を予め指定したビデオテープレコーダ4を介してビデオテープに記録させることができる。
【0095】
なおダウンロードは、メイン画面50の画面上段に設けられたメニュー欄51の「Tools 」を選択して図示しないツールダイアログを表示させた後、さらにその中の「ダウンロード」を選択して図示しないダウンロードダイアログを表示させ、当該ダウンロードダイアログ内のOKボタンをクリックすることによっても実行させることができる。
【0096】
(4)デバイス設定ダイアログ100
一方メイン画面50では、上段に設けられたメニュー欄51の「Settings」を選択し、かくして表示される図示しないダイアログ内に表示された「デバイス」を選択することによって、図11に示すようなデバイス設定ダイアログ100を表示させることができる。
【0097】
そしてオペレータは、このデバイス設定ダイアログ100を用いて編集装置3及び各ビデオテープレコーダ4間の通信に関する各種設定をそれぞれビデオテープレコーダ4毎に設定することができる。
【0098】
実際上このデバイス設定ダイアログ100では、編集装置3に接続された各ビデオテープレコーダ4(この図11においては、再生用に3台(「Player1」、「Player2」、「Aux 」)と、記録用に1台(「Recoder 」))にそれぞれ対応させてタブ101A〜101Dが表示される。
【0099】
そして各タブ101A〜101D内の上段にはVTRタイプ表示欄102が設けられており、このVTRタイプ表示欄102内に「自動検出」及び「ユーザ」の文字と、これらの文字にそれぞれ対応させていずれか一方のみをオン状態とすることのできる第1及び第2の選択ボタン103A、103Bとが表示される。
【0100】
そしてオペレータは、第1及び第2の選択ボタン103A、103Bのいずれか一方をマウス操作により選択することができ、例えば第1の選択ボタン103Aを選択することによって、対応するビデオテープレコーダ4の機種を自動的に検出させてこれをVTRタイプ表示部104内に表示させることができる。
【0101】
実際上このとき編集装置3では、コンピュータ10(図1)内のCPU40(図5)が制御用ケーブル23(図2)を介して対応するビデオテープレコーダ4のコントローラ36(図4)にアクセスして当該ビデオテープレコーダ4の機種を聞き出し、これをVTRタイプ表示部104内に表示させる。
【0102】
また例えば第2の選択ボタン103Bを選択することによって、ビデオテープレコーダ4の機種をキーボード6B(図5)を介して入力することができ、このとき入力された機種名がVTRタイプ表示部104内に表示させる。
【0103】
一方VTRタイプ表示欄102の下側には、タイムコードタイプ表示部105、カラーフレーム精度表示部106、入力ビデオフォーマット表示部107、調整精度表示部108、ODSIポート表示部109がそれぞれ表示されており、これら各表示部105〜109内に、オペレータにより設定された対応するビデオテープレコーダ4におけるタイムコードタイプ、カラーフレーム精度(2フレーム、4フレーム(NTSC方式)又は8フレーム(PAL方式)のいずれを単位とする編集かの精度)、入力映像信号フォーマット、調整精度(ビデオテープレコーダ4からの入力フレームのずれの精度)、映像音声信号出力時におけるSDTIのポートがそれぞれ表示される。
【0104】
なおこれらタイムコードタイプ、カラーフレーム精度、入力映像信号フォーマット、調整精度、映像音声信号出力時におけるSDTIポートの選択は、それぞれ対応する各表示部105〜109の右横にそれぞれ表示されたプルダウンボタン110A〜110Eをクリックすることによってオープンさせることのできるダイアログを用いてそれぞれ行うことができる。
【0105】
さらにデバイス設定ダイアログ100における記録用のビデオテープレコーダ4に対応するタブ101Dの下側には、出力信号設定部111が設けられている。
【0106】
この場合出力信号設定部111には、出力映像信号フォーマット設定表示部112、出力音声信号フォーマット設定表示部113及び出力音声周波数設定表示部114が設けられている。そしてこの出力信号設定部111では、出力映像信号フォーマット設定表示部112の右横に表示されたプルダウンボタン115Aをクリックすることによって、図12に示すような編集装置3から出力できる幾つかの映像信号の信号フォーマット名が表示された出力映像信号フォーマット選択ダイアログ116をプルダウン表示させることができる。
【0107】
そしてオペレータは、編集装置3から記録用のビデオテープレコーダ4に出力する映像信号の信号フォーマットとして所望する信号フォーマットを、この出力ビデオフォーマット選択ダイアログ116に表示された各信号フォーマット名の中から対応する信号フォーマット名をマウス操作によりクリックするようにして選択することができ、このとき選択した映像信号の信号フォーマット名が出力映像信号フォーマット設定表示部112内に表示される。なお上述のようにして出力映像信号信号フォーマットを選択すると、出力映像信号フォーマット選択ダイアログ116はクローズする。
【0108】
また出力信号設定部111では、出力音声信号フォーマット設定表示部113の右横に表示されたプルダウンボタン115Bをクリックすることによって、図13に示すような編集装置3から出力できる幾つかの音声信号の信号フォーマット名が表示された出力音声信号フォーマット選択ダイアログ117をプルダウン表示させることができる。
【0109】
そしてオペレータは、編集装置3から記録用のビデオテープレコーダ4に出力する音声信号の信号フォーマットとして所望する信号フォーマットを、この出力音声信号フォーマット選択ダイアログ117に表示された各信号フォーマット名の中から対応する信号フォーマット名をマウス操作によりクリックするようにして選択することができ、このとき選択した音声信号の信号フォーマット名が出力音声信号フォーマット設定表示部113内に表示される。
【0110】
なお出力映像信号フォーマットとしてSDTI又はSDIのいずれかの信号フォーマットが選択されている場合には、SDTI又はSDIが映像信号及び音声信号をまとめて転送する信号フォーマットであるため、出力音声信号フォーマット選択ダイアログ117内の各信号フォーマット名は無効表示される(すなわち選択できない)。また出力音声信号フォーマット選択ダイアログ117は、上述のようにして信号フォーマットを選択するとクローズする。
【0111】
さらに出力信号設定部111では、出力音声周波数設定表示部114の右横に表示されたプルダウンボタン115Cをクリックすることによって、図14に示すような編集装置3から出力できる幾つかの音声信号の周波数が表示された出力音声周波数選択ダイアログ118をプルダウン表示させることができる。
【0112】
そしてオペレータは、編集装置3から記録用のビデオテープレコーダ4に音声信号を転送する際の当該音声信号の周波数(又はチャンネル数)として所望する周波数を、この出力音声周波数選択ダイアログ118に表示された各数字の中から対応する数字をマウス操作により指定するようにして選択することができ、このとき選択した周波数を表す数字が出力音声周波数設定表示部114内に表示される。なお上述のようにして周波数を選択すると、出力音声周波数選択ダイアログ118はクローズする。
【0113】
さらに出力信号設定部111では、出力映像信号フォーマット設定表示部112の下側に「VTR リモートコントロール」の文字と、チェックボックス119が表示される。
【0114】
そしてオペレータは、上述のVTR入力設定コントロールモードを設定したい場合にはこのチェックボックス119をクリックすれば良く、このときチェックボックス119内にはチェックマークが表示される。
【0115】
なおこのデバイス設定ダイアログ100は、下段に表示されたOKボタン120をクリックすることによってクローズさせることができ、このときこのデバイス設定ダイアログ100を用いて選択した各種設定がコンピュータ10に取り込まれて当該コンピュータ10内部において設定(すなわち各種設定内容がハードディスク装置49(図5)に取り込まれて記憶)される。
【0116】
またこのデバイス設定ダイアログ100は、下段に表示されたキャンセルボタン121をクリックすることによってもクローズさせることができ、このときにはこのデバイス設定ダイアログ100を用いて今回選択した各種設定がキャンセルされ、先行して選択された各ビデオテープレコーダ4との間の通信に関する各種設定が継続される。
【0117】
(5)デバイス設定処理手順RT1
ここで編集装置3においては、上述のようにしてVTR入力設定コントロールモードが設定された場合、ビデオテープレコーダ4に映像音声信号を送出する際にシステム制御部11が図15及び図16に示すVTR入力設定コントロール処理手順RT1に従って各種処理を順次実行することにより、対応するビデオテープレコーダ4の入力映像信号フォーマット、入力音声信号フォーマット及び入力音声周波数を設定する。
【0118】
すなわちシステム制御部11は、編集装置3からビデオテープレコーダ4に映像音声信号を送出してこれをビデオテープに記録させるべき制御コマンドC1がコンピュータ10から与えられると、このVTR入力設定コントロール処理手順RT1をステップSP1において開始し、続くステップSP2において、デバイス設定ダイアログ100(図11)の出力信号設定部111のチェックボックス119がチェックされているか否かと、対応するビデオテープレコーダ4がコントロール可能な機種であるか否かとに基づいて、対応するビデオテープレコーダ4の入力映像信号フォーマット、入力音声信号フォーマット及び入力音声周波数の設定を行うか否かを判断する。
【0119】
そしてシステム制御部11は、このステップSP2において否定結果を得るとステップSP16に進み、これに対して肯定結果を得るとステップSP4に進んでデバイス設定ダイアログ100の出力信号設定部111において設定された出力映像信号フォーマットを判定する。
【0120】
そしてシステム制御部11は、このステップSP3において出力映像信号フォーマットとしてコンポジット、S−ビデオ又はコンポーネントのいずれかの信号フォーマットが選択されていることを確認した場合には、ステップSP4に進んで対応するビデオテープレコーダ4のコントローラ36(図4)を制御することにより、当該ビデオテープレコーダ4の入力映像信号フォーマットをデバイス設定ダイアログ100の出力信号設定部111において選択された信号フォーマットに設定させる。
【0121】
さらにシステム制御部11は、この後ステップSP5に進んでデバイス設定ダイアログ100の出力信号設定部111において設定された出力音声信号フォーマットを判定し、アナログフォーマットが選択されている場合には、ステップSP6に進んで対応するビデオテープレコーダ4のコントローラ36を制御することにより、当該ビデオテープレコーダ4の入力音声信号フォーマットをアナログフォーマットに設定させた後ステップSP12に進む。
【0122】
これに対してシステム制御部11は、AES/EBUフォーマットが選択されている場合には、ステップSP7に進んで対応するビデオテープレコーダ4のコントローラ36を制御することにより、当該ビデオテープレコーダ4の音声信号の入力音声信号フォーマットをAES/EBUフォーマットに設定させた後ステップSP12に進む。
【0123】
一方システム制御部11は、ステップSP3において出力映像信号フォーマットとしてSDIフォーマットが選択されていることを確認した場合には、ステップSP9に進んで対応するビデオテープレコーダ4のコントローラ36を制御することにより、当該ビデオテープレコーダ4の入力映像信号フォーマットをSDIフォーマットに設定させる。
【0124】
そしてシステム制御部11は、この後ステップSP9に進んで対応するビデオテープレコーダ4のコントローラ36を制御することにより、当該ビデオテープレコーダ4の入力音声信号フォーマットもSDIフォーマットに設定させた後、ステップSP12に進む。
【0125】
これに対してシステム制御部11は、ステップSP3において出力映像信号フォーマットとしてSDTIフォーマットが選択されていることを確認した場合には、ステップSP10に進んで対応するビデオテープレコーダ4のコントローラ36を制御することにより、当該ビデオテープレコーダ36の入力映像信号フォーマットをSDTIフォーマットに設定させる。
【0126】
そしてシステム制御部11は、この後ステップSP11に進んで対応するビデオテープレコーダ4のコントローラ36を制御することにより、当該ビデオテープレコーダ4の入力音声信号フォーマットもSDTIフォーマットに設定させた後、ステップSP12に進む。
【0127】
さらにシステム制御部11は、この後ステップSP12においてビデオテープレコーダ4に対して入力音声周波数を設定する必要があるか否かを判断し、否定結果を得るとステップSP16に進み、これに対して肯定結果を得るとステップSP13に進んでデバイス設定ダイアログ100の出力信号設定部111において設定された出力音声周波数が32〔KHz〕及び48〔KHz〕のいずれであるかを判断する。
【0128】
そしてシステム制御部11は、このステップSP13において、設定された出力音声周波数が48〔KHz〕であることを確認した場合には、ステップSP14に進んで対応するビデオテープレコーダ4のコントローラ36を制御することにより、当該ビデオテープレコーダ4の入力音声周波数を48〔KHz〕に設定させた後ステップSP16に進む。
【0129】
これに対してシステム制御部11は、ステップSP13において、設定された出力音声信号の周波数が32〔KHz〕であることを確認した場合には、ステップSP15に進んで対応するビデオテープレコーダ4のコントローラ36を制御することにより、当該ビデオテープレコーダ4の入力音声周波数を32〔KHz〕に設定させた後ステップSP16に進む。
【0130】
そしてシステム制御部11は、この後このステップSP16において必要なビデオテープレコーダ4やハードディスク装置2等を制御することにより、指定された映像音声信号を対応するビデオテープレコーダ4に送出させて、これを当該ビデオテープレコーダ4を介してビデオテープに記録させた後、ステップSP17に進んでこのVTR入力設定コントロール処理手順RT1を終了する。
【0131】
(6)本実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、この編集システム1では、ディスプレイ5に表示されるデバイス設定ダイアログ100の出力信号設定部111において出力映像信号フォーマット、出力音声信号フォーマット及び出力音声周波数を設定しておき、チェックボックス119をチェックしておくことによって、例えばダウンロードモード時のように編集装置3から出力される映像音声信号をビデオテープに記録する際に、対応するビテオテープレコーダ4の入力映像信号フォーマット、入力音声信号フォーマット及び入力音声周波数をそれぞれデバイス設定ダイアログ100の出力信号設定部111において設定した出力映像信号フォーマット、出力音声信号フォーマット及び出力音声周波数と同じに自動的に設定することができる。
【0132】
従ってこの編集システム1では、ダウンロードモード時等において、編集装置3の出力映像信号フォーマット、出力音声信号フォーマット及び出力音声周波数と、ビデオテープレコーダの入力映像信号フォーマット、入力音声信号フォーマット及び入力音声周波数とをそれぞれ個別に設定する必要がなく、その分これら各種設定作業を簡易化させることができる。
【0133】
以上の構成によれば、編集装置3が、予め設定された出力映像信号フォーマット、出力音声信号フォーマット及び出力音声周波数の設定に応じて、ダウンロードモード時等に対応するビデオテープレコーダ4の入力映像信号フォーマット、入力音声信号フォーマット及び入力音声周波数をそれぞれ編集装置3の出力映像信号フォーマット、出力音声信号フォーマット及び出力音声周波数と同じに設定するように当該ビデオテープレコーダ4を制御するようにしたことにより、各種設定作業を簡易化させることができ、かくして編集作業の作業効率を格段的に向上させ得る編集装置を実現できる。
【0134】
(7)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明をハイブリット編集を行い得るようになされた編集システム1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、リニア編集又はノンリニア編集を行い得るようになされたこの他種々の構成の編集システムに広く適用することができる。
【0135】
また上述の実施の形態においては、編集装置3の制御対象がビデオテープレコーダ4である場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これ以外のこの他種々の記録装置である場合にも本発明を広く適用することができる。
【0136】
さらに上述の実施の形態においては、編集装置の出力映像信号フォーマット、出力音声信号フォーマット及び出力音声周波数を設定(すなわちビデオテープレコーダの入力映像信号フォーマット、入力音声信号フォーマット及び入力音声周波数を設定)する設定画面(本実施の形態においてはデバイス設定ダイアログ100)を1つとする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらの設定を別々の設定画面において行い得るようにしても良い。
【0137】
さらに上述の実施の形態においては、編集装置3から出力する映像音声信号を記録媒体(本実施の形態においてはビデオテープ)に記録する記録装置(本実施の形態においてはビデオテープレコーダ4)が映像及び又は音声の信号フォーマットとしてSDTI、SDI、コンポジット、S−ビデオ、コンポーネント、アナログ音声及びAES/EBUに対応している場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これ以外の信号フォーマットに対応している場合においても本発明を広く適用することができる。
【0138】
さらに上述の実施の形態においては、映像及び又は音声信号を複数種類の信号フォーマットで出力できる信号出力系をディジタル映像音声入出力部14と、ディジタル/アナログ変換器17と、アナログ/ディジタル変換器18とで構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を広く適用することができる。
【0139】
さらに上述の実施の形態においては、ビデオテープレコーダ4を制御して、編集装置3から出力される映像音声信号をビデオテープに記録させる制御手段を、編集装置3の各処理部を制御するシステム制御部11で併用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、このような制御手段をシステム制御部11とは別に別途設けるようにしても良い。
【0140】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、編集装置において、接続される記録装置が映像及び又は音声信号の入力信号フォーマットとして複数種類の信号フォーマットに対応している場合に、その信号フォーマットの種類を項目ごとに選択可能に表示手段に表示し、選択された信号フォーマットの種類に対応させて、当該記録装置の入力信号フォーマットを設定するようにしたことにより、記録装置の入力信号フォーマットの設定作業に対するオペレータの負担を緩和させることができ、かくして編集作業の作業効率を格段的に向上させ得る編集装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による編集システムの構成を示すブロック図である。
【図2】編集装置及び各ビデオテープレコーダ間の接続を示す略線図である。
【図3】本編集システムにおいて使用するケーブルの組み合わせの説明に供する略線図である。
【図4】ビデオテープレコーダの一部構成を示すブロック図である。
【図5】コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図6】メイン画面の構成を示す略線図である。
【図7】ビデオクリップエディットダイアログ、ライブ映像表示ダイアログ及び音声レベル表示ダイアログを示す略線図である。
【図8】メイン画面の構成を示す略線図である。
【図9】メイン画面の構成を示す略線図である。
【図10】セレクトエフェクトダイアログを示す略線図である。
【図11】デバイス設定ダイアログを示す略線図である。
【図12】出力映像信号フォーマット選択ダイアログを示す略線図である。
【図13】出力音声信号フォーマット選択ダイアログを示す略線図である。
【図14】出力音声周波数選択ダイアログを示す略線図である。
【図15】VTR入力設定コントロール処理手順を示すフローチャートである。
【図16】VTR入力設定コントロール処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……編集システム、2……ハードディスク装置、3……編集装置、4……ビデオテープレコーダ、5……ディスプレイ、6……入力装置、10……コンピュータ、11……システム制御部、22……ケーブル、23……制御用ケーブル、36……コントローラ、40……CPU、41……ROM、42……RAM、50……メイン画面、100……デバイス設定ダイアログ、111……出力信号設定部、112……出力映像信号フォーマット設定表示部、113……出力音声信号フォーマット設定表示部、114……出力音声周波数設定表示部、116……出力映像信号フォーマット選択ダイアログ、117……出力音声信号フォーマット選択ダイアログ、118……出力音声周波数選択ダイアログ、RT1……デバイス設定処理手順、S8、S9……編集映像音声信号。
Claims (4)
- 映像及び音声いずれか一方又は双方の信号を複数種類の信号フォーマットで出力できる信号出力系と、
外部の記録装置を制御して、上記信号出力系から出力される上記映像及び音声いずれか一方又は双方の信号を上記記録装置を介して記録媒体に記録させる制御手段と
を具え、
上記制御手段は、
接続される記録装置が上記映像及び音声いずれか一方又は双方の信号の入力信号フォーマットとして上記複数種類の信号フォーマットに対応している場合、その信号フォーマットの種類を項目ごとに選択可能に表示手段に表示し、選択された上記信号フォーマットの種類に対応させて、当該記録装置の上記入力信号フォーマットを設定する
ことを特徴とする編集装置。 - 上記制御手段は、
上記信号フォーマットが上記映像信号及び音声信号をまとめて転送するものである場合、音声信号の信号フォーマットに対する上記項目を、選択不能に表示手段に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の編集装置。 - 上記制御手段は、
接続される記録装置が上記音声信号の入力周波数として複数種類の周波数に対応している場合、その周波数の値を項目ごとに選択可能に表示手段に表示し、選択された上記周波数の値に対応させて、当該記録装置の上記音声信号の入力周波数を設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の編集装置。 - 上記制御手段は、
記録装置を制御するモードが選択されたときにのみ当該記録装置を制御して、上記入力信号フォーマットを設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の編集装置。
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