JP4076103B2 - 外囲体及びパネル取付金具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、飾り板あるいは、太陽電池パネルなどのパネルを取り付けた屋根あるいは外壁などの外囲体及び外囲体を構成する外囲板の上にパネルを取り付けるためのパネル取付金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
飾り板やソーラーパネル(太陽電池パネル)などのパネル部材を外囲板に取り付けた屋根や外壁が従来知られている。これらのパネルは、直接ビスなどの止着具によって外囲板に固定されるか、あるいは、パネル部材側と外囲板側に、取付けのための特殊な構造を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
パネルを外囲板に直接ビス止めすると、ビス止め部から雨水が漏れるため、パッキングその他の防水処理が必要とされ、この処理に手間と費用がかかりコスト高となるという問題点があった。
また、パネル側と外囲板側に、取付けのための特殊構造を設計する必要があり、コスト高となる。また、取付に溶接などの作業を伴う場合があり、簡単に,外囲板に化粧板などのパネルを取り付けることができないという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、下地材(2)上に、両側に立ち上り部(4b)(4d)を有する複数の外囲板(4)を並列配置し、互いに隣接する外囲板(4)の立ち上り部(4b)(4d)の上部を屈折して接合部(8)を構成する一方、長尺帯状の支持板部(6a)とこれの両側にこれに対して直角に形成された側板部(6b)を有し、前記側板部(6b)に前記接合部(8)の幅よりも若干大きな幅の挿入凹部(10)と該挿入凹部(10)に対して直角方向に形成されたはぜ部収納凹部(12)と該はぜ収納凹部(12)の底部に位置する係合突片(14)とが形成された長尺状のパネル取付金具(6)を前記接合部(8)の長手方向に対して直角の方向となるように前記接合部(8)上に配置し、前記パネル取付金具(6)の挿入凹部(10)に前記接合部(8)を挿入した後、前記パネル取付金具(6)を長手方向にずらして前記はぜ部収納凹部(12)内に前記接合部(8)を相対移動し、前記係合突片(14)を前記接合部(8)の下面に係合し、前記パネル取付金具(6)をその長手方向に沿って移動しないように前記外囲板(4)に係止し、前記パネル取付金具(6)に化粧板などのパネル(16)を取りつけるようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図1において、(2)は合板などから成る屋根あるいは外壁構築用下地材であり、これに紙面垂直方向に延びる長尺の鋼板などの金属板から成る複数の外囲板(4)が並列に配置され、各外囲板(4)の側部の立ち上り部は、はぜ締め構造により接合されている。
【0006】
各外囲板(4)の一側部には、下位水平部(4a)と、2重構造の立ち上り部(4b)と、これの上部にこれに対して直角に形成された2重構造の引掛部(4c)とが形成されている。前記下位水平部(4a)は、下地材(2)上に敷設された防水シート(図示省略)の上からビスなどによって、下地材(2)に固定されている。
【0007】
各外囲板(4)の他側部には、立ち上り部(4d)と、これの上端にこれに対して直角に上位水平部(4e)が形成され、立ち上り部(4e)は、隣接する他の外囲板(4)の立ち上り部(4b)に合接し、且つ、上位水平部(4e)が、隣接する外囲板(4)の引掛部(4c)に、はぜ締め即ち屈曲接合されている。
【0008】
(6)は、長尺の鋼板などの金属板から成るパネル取付金具であり、図5に示すように、帯状の支持板部(6a)と、これの両側端に垂直に形成された側板部(6b)(6b)と、該側板部(6b)(6b)の下端に屈折形成された下位水平部(6c)(6c)とを備えている。
【0009】
前記側板部(6b)(6b)と下位水平部(6c)(6c)には、前記外囲板(4)の各接合部(8)の間隔と同一の間隔を存し、且つ、接合部(8)に遊嵌可能な幅を有する挿入凹部(10)が下向きに開口して形成されている。前記側板部(6b)(6b)の上部には、取付金具(6)の長手方向に延びるはぜ部収納凹部(12)が形成され、該凹部(12)は、挿入凹部(10)の上部に連通している。前記側板部(6b)(6b)の前記はぜ部収納凹部(12)の底部を形成する部分は、接合部(8)の下面と係合するための係合突片(14)を構成している。
【0010】
(16)は、アルミ型材などの金属材料から成る飾りパネルから成るパネルである。尚、パネル(16)は、ソーラーパネルその他のものを用いることができる。
次に、図3を参照して、外囲板(4)の接合部(8)上にパネル取付金具(6)を、架設する作業について説明する。
【0011】
図3(A)に示すように、まず、外囲板(4)の上に、各外囲板(4)の長手方向に対して直角方向に、取付金具(6)を配置し、該状態で図3(B)に示すように取付金具(6)を下降させて、取付金具(6)の挿入凹部(10)を、接合部(8)に挿入する。
【0012】
次に、図3(C)に示すように、取付金具(6)を、左方向にずらし、接合部(8)を取付金具(6)のはぜ部収納凹部(12)に収納し、各係合突片(14)を、対応する各接合部(8)の下面に係合し,各係合突片(14)の先端を対応する立ち上り部(4b)の側面に係合する。
【0013】
次に、図4に示すように、取付金具(6)の長手方向の一端部(6d)を下向き直角方向に折り曲げて、対応する立ち上り部(4d)の側面に係合させる。これにより、取付金具(6)の左右方向の移動が阻止されるとともに上方向の移動が係合突片(14)と接合部(8)下面との係合により阻止され、取付金具(6)は、外囲板(4)のはぜ締めによる接合部(8)上にしっかりと取り付けられる。
【0014】
上記した要領で、複数の取付金具(6)を図2に示すように所定間隔を存してして、外囲板(4)の接合部(8)上に、ビス止めを用いることなく、取り付け、しかる後に、飾り板などのパネル(16)を、取付金具(6)の支持板部(6a)上に配置し、パネル(16)をビスにより、支持板部(6a)に固定する。
【0015】
上記実施の形態において、取付金具(6)の支持板部(6a)と側板部(6b)の断面形状を、図5に示すように、横コ字状とし、側板部(6b)(6b)の下端に下位水平部(6c)(6c)を一体的に形成した形状した場合には、取付金具(6)を外囲板(4)に取り付けた状態において、下位水平部(6c)(6c)と外囲板(4)の上面との間に間隔が形成される。
【0016】
しかるに、取付金具(6)の形状は、図5に示す断面形状に特に限定されるものではない。取付金具は、図8に示すように、断面形状を略横コ字状とし、比較的幅の長い側板部(18a)(18a)の下端に折り返し部(18b)(18b)と、排水穴(18c)を設け、取付金具(18)を、図6及び図7に示すように外囲板(4)の接合部(8)に取り付けたとき、側板部(18a)(18a)の下端が、外囲板(4)の上面に密着する構成としても良い。
【0017】
図6、7、8中、(20)は、側板部(18a)(18a)に形成された挿入凹部、(22)は、はぜ部収納凹部、(24)は係合突片であり、これらによって、取付金具(18)を、外囲板(4)の接合部(8)に取り付ける構成は、上記した第1の実施の形態と略同一である。
次に、図9乃至図11を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0018】
図9中、(26)は、I型鋼、あるいはH型鋼から構成される梁であり、建物の屋根の下地材を構成している。下地材(26)は、複数並列に配置され、これら下地材(26)の上面には、タイトフレーム(28)が固定されている。前記下地材(26)の上には、複数の鋼板などの金属製の折板から成る外囲板(30)が複数、それぞれ下面がタイトフレーム(28)に嵌合した状態で配置されている。
【0019】
各外囲板(30)の両側部には立ち上り部(30a)(30b)が形成され、該立ち上り部(30a)(30b)は、対応するタイトフレーム(28)の凸部の上で、該凸部に固定された吊子(32)と、隣接する外囲板(30)の立ち上り部(30a)(30b)とに合接され、該合接状態で屈曲されている。この屈曲部は、はぜ締めによる接合部(33)を構成している。各外囲板(30)は、全体として断面形状が波形の外囲板を構成する。
【0020】
(34)は、断面形状がコ字状の長尺の鋼板などの金属板から成るパネル取付金具であり、支持板部の両側の両側板部(34a)に、挿入凹部(36)と、はぜ部収納凹部(38)と、係合突片(40)が形成されている。
次に、図10、11を参照して、外囲板(30)の接合部(33)上に、パネル取付金具(34)を架設する作業について説明する。
【0021】
まず、外囲板(30)の上に、各外囲板(30)の長手方向に対して直角方向に、取付金具(34)を配置し、該状態で取付金具(34)を下降させて、取付金具(14)の挿入凹部(36)を、接合部(33)に挿入する。次に、図10(B)に示すように、取付金具(34)を、右方向にずらし、接合部(33)を、取付金具(34)のはぜ部収納凹部(38)に収納し、各係合突片(40)を、対応する各接合部(33)の下面に係合し、各係合突片(40)の先端を対応する、外囲板(30)の立ち上り部(30a)の側面に係合する。
【0022】
次に、図11に示すように、取付金具(34)の長手方向の一端部(34b)を下向き直角方向に折り曲げて、対応する外囲板(30)の立ち上り部(30b)の側面に係合させる。これにより、取付金具(34)の左右方向のずれが阻止されるとともに、上方向の移動が、突片(40)と接合部(33)下面との係合により阻止され、取付金具(34)は、外囲板(30)の接合部(33)上にしっかりと取り付けられる。
【0023】
上記した要領で、複数の取付金具(34)を、所定間隔を在して、外囲板(30)上に、ビス止めを用いることなく、取り付け、しかる後に、飾り板などのパネル(16)を、取付金具(34)の支持板部上に配置し、パネル(16)をビスにより、取付金具(34)の支持板部に固定する。尚、飾り板などのパネル(16)を、取付金具に固定する構成は、ビス止め以外に、図12に示すように、押え金具(42)(44)を、取付金具(46)の支持板部にボルト締めし、この押え金具(42)(44)によって飾り板又はソーラパネルなどのパネル(16)を押圧して、パネル(16)を取付金具(46)に固定するようにしても良い。
【0024】
この取付金具(46)の構造は、上記第1及び第2の実施の形態の取付金具(6)(18)又は、第3の実施の形態の取付金具(34)と同一の構造である。上記の如く、取付金具(6)(18)(34)のはぜ部収納凹部(12)(22)(38)は外囲板の接合部(8)(33)に嵌合され、係合突片(14)(24)(40)が接合部(8)(33)と係合するので、取付金具(6)(18)(34)は、下向きの垂直荷重に対して大きな強度を有する。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く構成したので、簡単な構造によって、パネルを外囲板に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外囲体の断面図である。
【図2】外囲体の一部を切欠した外観図である。
【図3】本発明の動作説明図である。
【図4】外囲体の断面説明図である。
【図5】パネル取付金具の外観図である。
【図6】外囲体の他の実施の形態を示す断面図である。
【図7】同上、外観図である。
【図8】パネル取付金具の他の実施の形態を示す外観図である。
【図9】外囲体の他の実施の形態を示す断面図である。
【図10】同上、説明図である。
【図11】同上、説明図である。
【図12】外囲体の他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 下地材
4 外囲板
4a 下位水平部
4b 立ち上り部
4c 引掛部
4d 立ち上り部
4e 上位水平部
6 パネル取付金具
6a 支持板部
6b 側板部
6c 下位水平部
6d 一端部
8 接合部
10 挿入凹部
12 はぜ部収納凹部
14 係合突片
16 パネル
18 取付金具
18a 側板部
18b 折り返し部
18c 排水穴
20 挿入凹部
22 はぜ部収納凹部
24 係合突片
26 下地材
28 タイトフレーム
30 外囲板
30a 立ち上り部
30b 立ち上り部
32 吊子
33 接合部
34 パネル取付金具
34a 側板部
36 挿入凹部
38 はぜ部収納凹部
40 係合突片
42 押え金具
44 押え金具
Claims (2)
- 下地材(2)上に、両側に立ち上り部(4b)(4d)を有する複数の外囲板(4)を並列配置し、互いに隣接する外囲板(4)の立ち上り部(4b)(4d)の上部を屈折して接合部(8)を構成する一方、長尺帯状の支持板部(6a)とこれの両側にこれに対して直角に形成された側板部(6b)を有し、前記側板部(6b)に前記接合部(8)の幅よりも若干大きな幅の挿入凹部(10)と該挿入凹部(10)に対して直角方向に形成されたはぜ部収納凹部(12)と該はぜ収納凹部(12)の底部に位置する係合突片(14)とが形成された長尺状のパネル取付金具(6)を前記接合部(8)の長手方向に対して直角の方向となるように前記接合部(8)上に配置し、前記パネル取付金具(6)の挿入凹部(10)に前記接合部(8)を挿入した後、前記パネル取付金具(6)を長手方向にずらして前記はぜ部収納凹部(12)内に前記接合部(8)を相対移動し、前記係合突片(14)を前記接合部(8)の下面に係合し、前記パネル取付金具(6)をその長手方向に沿って移動しないように前記外囲板(4)に係止し、前記パネル取付金具(6)に化粧板などのパネル(16)を取りつけるようにしたことを特徴とする外囲体。
- 長尺状の金属板から構成され、帯状の支持板部(6a)と、該支持板部(6a)の両側に直角に形成された側板部(6b)と、外囲板(4)の立ち上り部に形成された接合部(8)を前記支持板部(6a)に対して垂直な方向から受け入れるための前記側板部(6b)に形成された挿入凹部(10)と、該挿入凹部(10)の側方に延び前記接合部(8)を前記支持板部(6a)に対して水平な方向から受け入れるための前記側板部(6b)に形成されたはぜ部収納凹部(12)と、前記はぜ部収納凹部(12)の底部に位置して前記側板部(6b)に形成され前記はぜ部収納凹部(12)内の前記接合部(8)の下面と係合するための係合突片(14)とを備えたことを特徴とするパネル取付金具。
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