JP4164811B2 - 一軸剪断式破砕機 - Google Patents

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本発明は例えば都市ゴミ、産業廃棄物等を破砕する一軸剪断式破砕機に関するものである。
従来この種の一軸剪断式破砕機として、破砕機体内に破砕室を形成し、破砕室内に回転軸を横設し、回転軸に回転体を配設し、回転体の外周部分に回転刃を配設し、破砕機体に回転刃と協働して被破砕物を剪断破砕する固定刃を配設し、固定刃のすくい面である表面を上記回転軸の回転軸線に対してずらして配置して回転刃のすくい面と該固定刃のすくい面とが剪断開始時において或る剪断角度をなして配置され、回転刃の刃部は略V状をなして隣り合う二つの直線状の稜線からなり、固定刃の刃部は該回転刃の刃部としての上記隣り合う二つの直線状の稜線に対向する略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる構造のものが知られている。
特許第3122725号
しかしながらこれら従来構造の場合、図16の如く、上記固定刃Aの稜線A1を含む上記回転刃Bの稜線B1の回転軌跡面Fに対面する固定刃Aの逃げ面A2は固定刃Aの表面としてのすくい面A3に対して直交する面となっており、このため、固定刃Aの稜線A1と回転刃Bの稜線B1とにより断続的に剪断破砕作用がなされることにより被破砕物の仕様によっては固定刃Aの稜線A1と逃げ面A2とのなす角度が90度であって角部分Mが摩耗により短期に欠損し易いことがあるという不都合を有している。
本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、破砕機体内に破砕室を形成し、該破砕室内に回転軸を横設し、該回転軸に回転体を配設し、該回転体の外周部分に回転刃を配設し、該破砕機体に該回転刃と協働して被破砕物を剪断破砕する固定刃を配設し、該固定刃のすくい面である表面を上記回転軸の回転軸線に対してずらして配置して該回転刃のすくい面と該固定刃のすくい面とが剪断開始時において或る剪断角度をなして配置され、該回転刃の刃部は略V状をなして隣り合う二つの直線状の稜線からなり、該固定刃の刃部は該回転刃の刃部としての上記隣り合う二つの直線状の稜線に対向する略V状をなして隣り合う二つの稜線からなり、上記固定刃の稜線を含む上記回転刃の稜線の回転軌跡面に対面する該固定刃の逃げ面を該回転軌跡面に可及的に近接する近接面に形成し、上記固定刃の刃部は該回転刃の刃部としての上記隣り合う二つの直線状の稜線の上記固定刃のすくい面上における軌跡に適合した略V状をなして隣り合う二つの凹曲線状の稜線からなり、上記固定刃の刃部は固定刃の表裏面に形成され、上記固定刃の逃げ面は表側の刃部の使用時における逃げ面及び反転後の裏側の刃部の使用時における逃げ面が形成されていることを特徴とする一軸剪断式破砕機にある。
又、請求項2記載の発明は、上記各逃げ面は上記刃部の回転軌跡面に近接する平坦面に形成されていることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記各逃げ面は上記刃部の回転軌跡面に近接する弧状面に形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項4記載の発明は、上記回転刃は正方形断面の角柱状に形成され、該回転刃の表面の四個の稜線のうちの略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状をなして隣り合う二つの稜線をそれぞれ刃部とすることを特徴とするものであり、又、請求項5記載の発明は、上記回転刃は正方形断面の角柱状に形成され、該回転刃の表面及び裏面の各四個ずつ計八個の稜線のうちの表面の略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状をなして隣り合う二つの稜線並びに裏面の略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状をなして隣り合う二つの稜線をそれぞれ刃部とすることを特徴とするものである。
又、請求項6記載の発明は、上記回転刃は回転軸の軸線方向にして一定の位相差をもって複数個配設され、上記固定刃は長尺板状に形成され、該固定刃に該複数個の回転刃の略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる複数個の刃部に対向する略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる複数個の刃部を鋸刃状に形成していることを特徴とするものであり、又、請求項7記載の発明は、上記固定刃のすくい面は水平軸線に対して回転軸に向かって前下がり状に傾斜していることを特徴とするものである。
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、破砕機体内の破砕室に被破砕物を供給し、破砕室内において、回転刃の回転により固定刃との協動で被破砕物は剪断破砕され、固定刃のすくい面である表面を回転軸の回転軸線に対してずらして配置して回転刃のすくい面と固定刃のすくい面とが剪断開始時において或る剪断角度をなして配置されているので、略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる刃部と略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる刃部とが同時に近接してなす線状破砕に伴う大きな破砕抵抗よりも小さな破砕抵抗とすることになり、この際、上記固定刃の刃部としての稜線を含む上記回転刃の刃部としての稜線の回転軌跡面に対面する固定刃の逃げ面を回転軌跡面に可及的に近接する近接面に形成してなるから、固定刃の刃部としての稜線と逃げ面とのなす角度が90度以上の鈍角となって、その角部分の耐摩耗性を高めることができ、短期欠損を抑制することができ、かつ、例えば、そのすくい面を含む角部分の欠損が生じたとしても、固定刃の逃げ面は回転軌跡面に可及的に近接する近接面に形成されているので、その欠損後の残りの角部分が新たな刃部として作用することになり、それだけ被破砕物の剪断破砕を良好に継続することができ、剪断破砕効率を向上することができ、上記回転刃の刃部は略V状をなして隣り合う二つの直線状の稜線からなり、固定刃の刃部は回転刃の刃部としての上記隣り合う二つの直線状の稜線の上記固定刃のすくい面上における軌跡に適合した略V状をなして隣り合う二つの凹曲線状の稜線の一部により形成されているので、剪断破砕がなされる固定刃のすくい面上においては、回転刃の直線状の稜線からなる刃部は固定刃の刃部に対して一定のクリアランスを保持することができ、刃先、中程部及び刃元において、揃った一定のクリアランスを形成することができ、従って、例えばラップフィルムやフィルムシート状の被破砕物の剪断破砕を良好に行うことができ、それだけ剪断破砕効率を向上することができ、上記固定刃の刃部は固定刃の表裏面に形成され、上記固定刃の逃げ面は表側の刃部の使用時における逃げ面及び反転後の裏側の刃部の使用時における逃げ面が形成されているから、刃部の摩耗時において、固定刃を表裏反転させて用いることにより裏面の稜線を刃部として使用することができ、それだけ経済性を高めることができる。
又、請求項2記載の発明にあっては、上記各逃げ面は上記刃部の回転軌跡面に近接する平坦面に形成されている、固定刃を表裏反転して表裏面の刃部を使用することができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記各逃げ面は上記刃部の回転軌跡面に近接する弧状面に形成されているから、固定刃を表裏反転して表裏面の刃部を使用することができる。
又、請求項4記載の発明にあっては、上記回転刃は正方形断面の角柱状に形成され、回転刃の表面の四個の稜線のうちの略V状をなして隣り合う二つの稜線を刃部としているから、回転刃の製作を容易に行うことができると共に刃部の摩耗時において、回転刃を180度回転させることにより、他の稜線を刃部として使用することができ、それだけ経済性を高めることができ、又、請求項5記載の発明にあっては、上記回転刃は正方形断面の角柱状に形成され、回転刃の表面及び裏面の各四個ずつ計八個の稜線のうちの表面の略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状をなして隣り合う二つの稜線並びに裏面の略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状をなして隣り合う二つの稜線をそれぞれ刃部としているので、回転刃の製作を容易に行うことができると共に刃部の摩耗時において、回転刃を180度回転させると共に表裏反転させることにより、計八個の稜線を刃部として使用することができ、それだけ経済性を高めることができる。
又、請求項6記載の発明にあっては、上記回転刃は回転軸の軸線方向にして一定の位相差をもって複数個配設され、上記固定刃は長尺板状に形成され、固定刃に複数個の回転刃の略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる複数個の刃部に対向する略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる複数個の刃部を鋸刃状に形成しているから、複数個の回転刃と複数個の固定刃により剪断破砕がなされ、被破砕物の破砕効率を高めることができ、又、請求項7記載の発明にあっては、上記固定刃のすくい面は水平軸線に対して回転軸に向かって前下がり状に傾斜しているので、被破砕物を回転刃に向けて自重によって落走させる作用を得ることができ、それだけ被破砕物の給送を確実に行うことができる。
図1乃至図14は本発明の実施の形態例を示し、図1乃至図11は実施の第一形態例、図12は第二形態例、図13は第三形態例、図14は第四形態例である。
図1乃至図11の第一形態例において、1は破砕機体であって、内部に破砕室2が形成され、破砕室2の上側方位置に被破砕物Wの滞留部分3を斜め下向きに押し込み可能な図示省略の押し込み機構を配設し、破砕室2内に回転軸4を横設し、回転軸4を回転させる図外の回転機構を配設し、この回転軸4にロール状の回転体5を配設し、回転体5の外周部分に複数個の回転刃6を一定の位相差をもってつるまき状に配設し、破砕機体1に回転刃6と協働して被破砕物Wを剪断破砕する固定刃7を配設し、回転刃6の下方位置に排出穴8aをもつスクリーン板8を配置している。
この場合、回転刃6は、図2、図3、図5、図7の如く、正方形断面の角柱状に形成され、その表面の四個の稜線のうちの略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状にをなして隣り合う二つの稜線をそれぞれ刃部6aとしてなり、かつ、その裏面の四個の稜線のうちの略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状にをなして隣り合う二つの稜線をそれぞれ刃部6aとしてなり、しかして、表面の四個の刃部6a及び裏面の四個の刃部6aの隣り合う二つの稜線のなす角度φは90度となっており(φ=90度)、上記回転体5の外周面に複数個の弧状溝5aを並列形成し、各弧状溝5aの中央位置に嵌着凹溝5bを一定の位相差をもってつるまき状に配列形成し、嵌着凹溝5bに取付ブロック9をボルト10により取付け、取付ブロック9に90度のV状受面9aを形成し、V状受面9aに回転刃6の隣る両側面を載置嵌着し、止着ボルト11により回転刃6を取付ブロック9に着脱自在に固定すると共に回転刃6を上記回転体5に取り付けた取付ブロック9に対して180度回転して他の隣る稜線を刃部6aとして使用可能に構成すると共に回転刃6を表裏反転して取付ブロック9に取付けることにより表面の四個の刃部6a及び裏面の四個の刃部6aの計八個の稜線を刃部として使用可能に構成している。
又、固定刃7は、長尺板状に形成され、上記複数個の回転刃6の略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる刃部6aに対向する略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる刃部7aからなり、この刃部7aは固定刃7の表裏面に形成され、この場合、図2、図4、図5、図8の如く、回転刃6の刃部6aとしての二つの稜線はそのなす角度がφ=90度の直線となっているから、固定刃7の表面であるすくい面7b上での回転刃6の刃部6aの軌跡Pを解析して求め、その軌跡Pは角度φより小さな変化する角度βにして(β<φ)、この場合φ=90度のため90度より小さく(β=約80度<90)、かつその軌跡Pは凹曲線状になるので、その軌跡Pに対して適合して一定のクリアランスCを保持可能な隣り合う稜線が凹曲線状からなる刃部7aを形成し、しかして、図9の如く、固定刃7のすくい面7b上においては、回転刃6の直線状の稜線からなる刃部6aは固定刃7の刃部7aに対して一定のクリアランスCを保持し、この刃部7aを上記複数個の回転刃6の数に応じた数の複数個形成して、全体として鋸刃状に形成され、破砕機体1側に取付座体12を取付け、取付座体12に載置凹部12aを形成し、載置凹部12aに固定刃7を載置し、取付座体12に調節ボルト13を螺着すると共に調節ボルト13に固定ナット14を螺着し、固定刃7に長穴7dを形成し、固定刃7を調節ボルトの進退により位置調節して取付ボルト15により取付座体12に着脱自在に取付固定すると共に固定刃7を表裏反転して使用可能に設けて構成している。
又、この場合、上記固定刃7の表面としてのすくい面7bは水平軸線Lに対して回転軸4に向かって前下がり状に角度α分傾斜配置され、かつ上記固定刃7の表面としてのすくい面7bが上記回転軸4の回転軸線Oに対して距離E分ずらして配置され、これにより上記回転刃6の回転方向前面であるすくい面6bと上記固定刃7の表面であるすくい面7bとが剪断開始時において或る剪断角度θをなすように配置構成されている。
更に、この場合、上記固定刃7の稜線としての刃部7aを含む上記回転刃6の稜線としての刃部6aの回転軌跡面Fに対面する固定刃7の逃げ面7cを回転軌跡面Fに可及的に近接する近接面に形成している。
この場合、逃げ面7cは、固定刃7を表裏反転して表裏面の刃部7a・7aを使用するようにしているため、表側の刃部7aの使用時における逃げ面7c及び反転後の裏側の刃部7aの使用時における逃げ面7cが形成され、上記刃部6aの回転軌跡面Fに近接する平坦面に形成されている。
この実施の第一形態例は上記構成であるから、図1の如く、人為的又は自動的に、破砕機体1内の破砕室2に図外のホッパーを介して、フィルム、ランナ、プラスチックラップ等の都市ゴミや産業廃棄物等の被破砕物Wを投入し、滞留部分3の被破砕物Wは図示省略のシリンダ機構等からなる押し込み機構により回転軸4に向けて押し込まれ、破砕室2内において、図示省略のモータ等からなる回転機構により回転軸4が回転し、ロール状の回転体5は回転し、回転体5の回転により回転刃6は図中矢印方向の時計廻りに回転し、固定刃7のすくい面7bである表面を回転軸4の回転軸線Oに対してE分ずらして配置して回転刃6のすくい面6aと固定刃7のすくい面7bとが剪断開始時において或る剪断角度θをなして配置されているので、略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる刃部6aと略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる刃部7aとが同時に近接してなす線状破砕に伴う大きな破砕抵抗よりも小さな破砕抵抗とすることになり、この回転刃6の回転により破砕機体1に取り付けられた固定刃との協働により被破砕物Wを剪断破砕し、破砕された被破砕物Wはスクリーン板8の排出穴8aを介して落下し、排出穴8aより大きな被破砕物Wは再び上方にまわってから再度剪断破砕され、このようにして被破砕物Wの剪断破砕が行われることになる。、
この際、図2、図10、図11の如く、上記固定刃7の刃部7aとしての稜線を含む上記回転刃6の刃部6aとしての稜線の回転軌跡面Fに対面する固定刃7の逃げ面7cを回転軌跡面Fに可及的に近接する近接面に形成してなるから、固定刃7の刃部7aとしての稜線と逃げ面7cとのなす角度が90度以上の鈍角となって、その角部分Mの耐摩耗性を高めることができ、短期欠損を抑制することができ、かつ、例えば、そのすくい面7bを含む角部分Mの欠損が生じたとしても、固定刃7の逃げ面7cは回転軌跡面Fに可及的に近接する近接面に形成されているので、その欠損後の残りの角部分Mが新たな刃部7aとして作用することになり、それだけ被破砕物の剪断破砕を良好に継続することができ、剪断破砕効率を向上することができる。
又、この場合、上記回転刃6の刃部6aは略V状をなして隣り合う二つの直線状の稜線からなり、固定刃7の刃部7aは回転刃6の刃部6aとしての上記隣り合う二つの直線状の稜線の上記固定刃7のすくい面7a上における軌跡Pに適合した略V状をなして隣り合う二つの凹曲線状の稜線の一部により形成されているので、剪断破砕がなされる固定刃7のすくい面7b上においては、回転刃6の直線状の稜線からなる刃部6aは固定刃7の刃部7aに対して一定のクリアランスCを保持することができ、刃先、中程部及び刃元において、揃った一定のクリアランスを形成することができ、従って、例えばラップフィルムやフィルムシート状の被破砕物の剪断破砕を良好に行うことができ、それだけ剪断破砕効率を向上することができ、又、この場合、上記固定刃7の刃部7aは固定刃7の表裏面に形成されているから、刃部7aの摩耗時において、固定刃7を表裏反転させて用いることにより裏面の稜線を刃部7aとして使用することができ、それだけ経済性を高めることができる。
又、この場合、上記回転刃6は正方形断面の角柱状に形成され、回転刃6の表面の四個の稜線のうちの略V状をなして隣り合う二つの稜線を刃部6aとしているから、回転刃6の製作を容易に行うことができると共に刃部6aの摩耗時において、回転刃6を180度回転させることにより、他の稜線を刃部6aとして使用することができ、それだけ経済性を高めることができ、又、この場合、上記回転刃6は正方形断面の角柱状に形成され、回転刃6の表面及び裏面の各四個ずつ計八個の稜線のうちの表面の略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状をなして隣り合う二つの稜線並びに裏面の略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状をなして隣り合う二つの稜線をそれぞれ刃部6aとしているので、回転刃6の製作を容易に行うことができると共に刃部6aの摩耗時において、回転刃6を180度回転させると共に表裏反転させることにより、計八個の稜線を刃部6aとして使用することができ、それだけ経済性を高めることができる。
又、この場合、上記回転刃6は回転軸4の軸線方向にして一定の位相差をもって複数個配設され、上記固定刃7は長尺板状に形成され、固定刃7に複数個の回転刃6の略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる複数個の刃部6aに対向する略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる複数個の刃部7bを鋸刃状に形成しているから、複数個の回転刃6と複数個の固定刃7により剪断破砕がなされ、被破砕物Wの破砕効率を高めることができ、又、この場合、上記固定刃7のすくい面7bは水平軸線Lに対して回転軸4に向かって角度α分の前下がり状に傾斜しているので、被破砕物Wを回転刃6に向けて自重によって落走させる作用を得ることができ、それだけ被破砕物Wの給送を確実に行うことができる。
図12の第二形態例は固定刃7の別例構造を示し、この場合、逃げ面7cは、固定刃7を表裏反転して表裏面の刃部7a・7aを使用するようにしているため、表側の刃部7aの使用時における上記刃部6aの回転軌跡面Fに近接する逃げ面7c及び反転後の裏側の刃部7aの使用時における上記刃部6aの回転軌跡面Fに近接する逃げ面7cが形成され、かつ、回転刃6の回転軸線Oの配置上、二つの逃げ面7c・7cの境界部分に平坦な頂面が形成されている。
図13の第三形態例も固定刃7の別例構造を示し、この場合、逃げ面7cは、固定刃7を表裏反転して表裏面の刃部7a・7aを使用するようにしているため、表側の刃部7aの使用時における上記刃部6aの回転軌跡面Fに近接する逃げ面7c及び反転後の裏側の刃部7aの使用時における上記刃部6aの回転軌跡面Fに近接する逃げ面7cが形成され、かつ、製作上、上記刃部6aの回転軌跡面Fに近接する弧状面に形成されている。
図14の第四形態例も固定刃7の別例構造を示し、この場合、逃げ面7cは、固定刃7を表裏反転して表裏面の刃部7a・7aを使用するようにしているため、表側の刃部7aの使用時における上記刃部6aの回転軌跡面Fに近接する逃げ面7c及び反転後の裏側の刃部7aの使用時における上記刃部6aの回転軌跡面Fに近接する逃げ面7cが形成され、かつ、製作上、上記刃部6aの回転軌跡面Fに近接する弧状面に形成され、さらに、回転刃6の回転軸線Oの配置上、二つの逃げ面7c・7cの境界部分に平坦な頂面が形成されている。
これら各実施の形態例にあっても、上記第一形態例と同様な作用効果を得ることができる。
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、例えば破砕機体1、回転刃6、固定刃7、逃げ面7cの形状や構造並び材質等は適宜設計して変更されるものである。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
本発明の実施の第一形態例の側断面図である。 本発明の実施の第一形態例の拡大側断面図である。 本発明の実施の第一形態例の部分斜視図である。 本発明の実施の第一形態例の部分平面図である。 本発明の実施の第一形態例の部分分解斜視図である。 本発明の実施の第一形態例の部分正面図である。 本発明の実施の第一形態例の部分正面図である。 本発明の実施の第一形態例の説明平面図である。 本発明の実施の第一形態例の説明平面図である。 本発明の実施の第一形態例の固定刃の断面図である。 本発明の実施の第一形態例の固定刃の部分拡大平面図である。 本発明の実施の第二形態例の固定刃の断面図である。 本発明の実施の第三形態例の固定刃の断面図である。 本発明の実施の第四形態例の固定刃の断面図である。 従来構造の拡大側断面図である。
符号の説明
W 被破砕物
θ 剪断角度
P 軌跡
F 回転軌跡面
M 角部分
L 水平軸線
1 破砕機体
2 破砕室
4 回転軸
5 回転体
6 回転刃
6a 刃部
6b すくい面
7 固定刃
7a 刃部
7b すくい面
7c 逃げ面

Claims (7)

  1. 破砕機体内に破砕室を形成し、該破砕室内に回転軸を横設し、該回転軸に回転体を配設し、該回転体の外周部分に回転刃を配設し、該破砕機体に該回転刃と協働して被破砕物を剪断破砕する固定刃を配設し、該固定刃のすくい面である表面を上記回転軸の回転軸線に対してずらして配置して該回転刃のすくい面と該固定刃のすくい面とが剪断開始時において或る剪断角度をなして配置され、該回転刃の刃部は略V状をなして隣り合う二つの直線状の稜線からなり、該固定刃の刃部は該回転刃の刃部としての上記隣り合う二つの直線状の稜線に対向する略V状をなして隣り合う二つの稜線からなり、上記固定刃の稜線を含む上記回転刃の稜線の回転軌跡面に対面する該固定刃の逃げ面を該回転軌跡面に可及的に近接する近接面に形成し、上記固定刃の刃部は該回転刃の刃部としての上記隣り合う二つの直線状の稜線の上記固定刃のすくい面上における軌跡に適合した略V状をなして隣り合う二つの凹曲線状の稜線からなり、上記固定刃の刃部は固定刃の表裏面に形成され、上記固定刃の逃げ面は表側の刃部の使用時における逃げ面及び反転後の裏側の刃部の使用時における逃げ面が形成されていることを特徴とする一軸剪断式破砕機。
  2. 上記各逃げ面は上記刃部の回転軌跡面に近接する平坦面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の一軸剪断式破砕機。
  3. 記各逃げ面は上記刃部の回転軌跡面に近接する弧状面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の一軸剪断式破砕機。
  4. 上記回転刃は正方形断面の角柱状に形成され、該回転刃の表面の四個の稜線のうちの略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状をなして隣り合う二つの稜線をそれぞれ刃部とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の一軸剪断式破砕機。
  5. 上記回転刃は正方形断面の角柱状に形成され、該回転刃の表面及び裏面の各四個ずつ計八個の稜線のうちの表面の略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状をなして隣り合う二つの稜線並びに裏面の略V状をなして隣り合う二つの稜線及び残りの略V状をなして隣り合う二つの稜線をそれぞれ刃部とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の一軸剪断式破砕機。
  6. 上記回転刃は回転軸の軸線方向にして一定の位相差をもって複数個配設され、上記固定刃は長尺板状に形成され、該固定刃に該複数個の回転刃の略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる複数個の刃部に対向する略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる複数個の刃部を鋸刃状に形成していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の一軸剪断式破砕機。
  7. 上記固定刃のすくい面は水平軸線に対して回転軸に向かって前下がり状に傾斜していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の一軸剪断式破砕機。
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