JP4168439B2 - 信号伝送システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝送タイミングを調整して信号を伝送する信号伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
高速な信号伝送システムにおいては、伝送される複数の信号間に伝送スキューを生じることがある。
信号間の伝送スキューを抑制するためには、同期をとる調整回路を各信号ごとに設けることが知られている。(特許文献1〜4参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−37580号公報
【特許文献2】
特開平11−341102号公報
【特許文献3】
特開平6−224962号公報
【特許文献4】
特開2000−201105号公報
【0004】
しかしながら、同期をとる調整回路を各信号ごとに設ける信号伝送システムは、信号の数に応じて調整回路を設ける必要があり、回路の構成が複雑化したり大規模化すること、または、システムが高価になることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した背景からなされたものであり、信号ごとに同期をとる調整回路を設けなくても、信号の伝送を中継するデバイスごとに同期をとる調整回路により、正確なタイミングで信号伝送を行なうことができる信号伝送システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
[信号伝送システム]
上記目的を達成するために、本発明にかかる信号伝送システムは、伝送の対象となる複数の伝送信号と、前記伝送信号と同期する同期信号とを伝送する伝送装置と、前記伝送装置が伝送する複数の伝送信号と同期信号とを受信する受信装置と、前記受信装置に対して少なくとも複数の伝送信号を中継する1つ以上のデバイスと、を有する信号伝送システムであって、前記受信装置は、前記複数の伝送信号と同期信号とを受信する受信手段と、前記受信された複数の伝送信号を、前記受信された同期信号に同期して保持する保持手段と、前記受信された複数の伝送信号がそれぞれ正しい値で保持されるように、前記受信された同期信号に対する前記受信された複数の伝送信号のタイミングを、前記デバイスごとに調整する受信タイミング調整手段とを有する。
【0007】
好適には、前記伝送装置は、前記伝送信号として、所定のテストパターンを伝送し、
前記受信装置の受信タイミング調整手段は、前記伝送信号として受信されたテストパターンが、正しい値で保持されるように、前記受信された伝送信号または同期信号のタイミングを調整する。
【0008】
好適には、前記受信装置は、前記同期信号から前記受信された伝送信号を保持するために用いられるクロック信号を再生するクロック再生手段をさらに有し、前記受信タイミング調整手段は、前記クロック再生手段に対して、前記同期信号を供給するタイミングを調整することにより、前記受信された同期信号との間のタイミングを調整する。
【0009】
好適には、複数の前記デバイスを有し、前記受信装置において、前記受信手段は、前記複数のデバイスそれぞれから、前記中継された伝送信号と同期信号とを受信し、前記保持手段は、前記複数のデバイスから受信された伝送信号それぞれを、前記複数のデバイスから受信された同期信号それぞれに同期して保持し、前記受信タイミング調整手段は、前記複数のデバイスから受信された伝送信号それぞれが正しい値で保持されるように、前記複数のデバイスから受信された伝送信号それぞれと、前記複数のデバイスから受信された同期信号それぞれとの間のタイミングを調整する。
【0010】
本発明にかかる信号伝送システムは、伝送の対象となる複数の伝送信号と、前記伝送信号と同期する同期信号とを伝送する伝送装置と、前記伝送装置が伝送する複数の伝送信号と同期信号とを受信する受信装置と、前記受信装置に対して少なくとも複数の伝送信号を中継する1つ以上のデバイスと、を有する信号伝送システムであって、前記受信装置は、前記複数の伝送信号と同期信号とを受信する受信手段と、前記受信された複数の伝送信号を、前記受信された同期信号に同期して保持する保持手段と、前記受信された複数の伝送信号がそれぞれ正しい値で保持されたか否かを、前記伝送装置に対して通知する通知手段とを有し、前記伝送装置は、前記受信装置からの通知に基づいて、前記受信された複数の伝送信号がそれぞれ正しい値で保持されるように、前記伝送される複数の伝送信号と、前記伝送される同期信号との間のタイミングを、前記デバイスごとに調整する送信タイミング調整手段を有する。
【0011】
好適には、前記伝送装置は、前記伝送信号として、所定のテストパターンを伝送するテストパターン伝送手段を有し、前記受信装置の通知手段は、前記伝送信号として受信されたテストパターンが、正しい値で保持されたか否かを、前記伝送装置に対して通知する。
【0012】
好適には、複数の前記デバイスを有し、前記受信装置において、前記受信手段は、前記複数のデバイスそれぞれから、前記中継された伝送信号と同期信号とを受信し、前記保持手段は、前記複数のデバイスから受信された伝送信号それぞれを、前記複数のデバイスから受信された同期信号それぞれに同期して保持し、前記通知手段は、前記複数のデバイスから受信された伝送信号それぞれが正しい値で保持されたか否かを、前記伝送装置に対して通知し、前記送信タイミング調整手段は、前記受信装置からの通知に基づいて、前記複数のデバイスから受信され伝送信号それぞれが正しい値で保持されるように、前記複数のデバイスから受信され伝送信号それぞれと、前記複数のデバイスから受信され同期信号それぞれとの間のタイミングを調整する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
[信号伝送システム1]
図1は、本発明にかかる信号伝送システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、信号伝送システム1は、例えば光信号伝送システムであって、受信側LSIa20、送信側LSIa30、n個のレーザダイオード駆動回路アレイ(LDDアレイ)40−1〜40−n(nは整数)、n個のレーザダイオードアレイ(LDアレイ)42−1〜42−n、n個のフォトダイオードアレイ(PDアレイ)44−1〜44−n、n個の増幅器アレイ(AMPアレイ)46−1〜46−nおよびn個のファイバーアレイa50−1〜50−nから構成される。
LDDアレイ40、LDアレイ42、ファイバーアレイa50、PDアレイ44およびAMPアレイ46には、例えば、それぞれの機能の素子が5つずつ並列に設けられている。
【0014】
送信側LSIa30から受信側LSIa20に対して伝送される複数の信号のうち、例えば、n番目のLDDアレイ40−n、LDアレイ42−n、ファイバーアレイa50−n、PDアレイ44−nおよびAMPアレイ46−nが中継する信号の1つは、伝送信号の同期をとるために用いられるフレーム信号FR(図4(A)〜(F),図5(A)〜(D)を用いて後述)である。
以下、送信側LSIa30と受信側LSIa20を接続している信号伝送経路を中継するn番目のLDDアレイ40−n、LDアレイ42−n、ファイバーアレイa50−n、PDアレイ44−nおよびAMPアレイ46−nなどの順に配置されて5チャンネルの光信号伝送経路を構成する部分は、あわせて単に「n番目のデバイス群」と略記し、順序を特定しない場合には単に「デバイス群」と略記することがある。
また、LDDアレイ40−1〜40−nなど複数ある構成部分の、いずれかを特定せずに示す場合には、単に「LDDアレイ40」などと略記することがある。
【0015】
図2は、図1に示した信号伝送システム1において、LDDアレイ40、LDアレイ42、PDアレイ44、AMPアレイ46およびファイバーアレイa50の数を2(n=2)とした場合の具体例を示す図である。
なお、以下、説明を具体化し、発明の理解を容易にするため、図2に示すように、信号伝送システム1がLDDアレイ40、LDアレイ42、PDアレイ44、AMPアレイ46およびファイバーアレイa50をそれぞれ2個含む場合を具体例として説明する。
送信側LSIb32から受信側LSIb22に対して伝送される信号のうち、2番目のデバイス群を介して伝送される信号の1つはフレーム信号FR(図4(B))である。
【0016】
[受信側LSIb22]
図3は、図2に示した受信側LSIb22の構成を示す図である。
図4は、1つの伝送フレームに対する各信号の関係を示す図であって、図4(A)はクロック信号CLKを示し、図4(B)はフレーム信号FRを示し、図4(C)は10ビットのシリアルデータを示し、図4(D)はパラレルデータの例を示し、図4(E)は伝送タイミングをテストする際に送信される送信テストパターンの例を示し、図4(F)は伝送タイミングをテストする際に受信された受信テストパターンの例を示す図である。
図3に示すように、受信側LSIb22は、例えば、フレーム信号FRの遅延を変更する可変遅延回路220−1,220−2、遅延されたフレーム信号FRをてい倍してクロック信号CLKを生成するPLL222−1,222−2、4チャンネルのラッチ回路a224、4入力シリアル/パラレル変換回路(S/P回路)a226、5チャンネルのラッチ回路b228、5入力シリアル/パラレル変換回路(S/P回路)b230、タイミング調整回路a232および処理部a234から構成される。
【0017】
[可変遅延回路220−1]
可変遅延回路220−1は、タイミング調整回路a232から入力される受信遅延指示信号RDaにより制御されて、送信側LSIb32(図2)から2番目のデバイス群を介して入力されるフレーム信号FRを遅延させる。(図4(E),(F)参照)
受信遅延指示信号RDaによって遅延されたフレーム信号FRは、可変遅延回路220−1によって、PLL222−1、S/P回路a226、タイミング調整回路a232および処理部a234に対して出力される。
【0018】
[可変遅延回路220−2]
可変遅延回路220−2は、タイミング調整回路a232から入力される受信遅延指示信号RDbに制御されて、送信側LSIb32(図2)から2番目のデバイス群を介して入力されるフレーム信号FRを遅延させる。(図4(E),(F)参照)
受信遅延指示信号RDbによって遅延されたフレーム信号FRは、可変遅延回路220−2によって、PLL222−2およびS/P回路b230に対して出力される。
【0019】
[PLL222−1]
PLL222−1は、可変遅延回路220−1から入力されるフレーム信号FRを、10倍の周波数にてい倍し、ラッチ回路a224、S/P回路a226およびタイミング調整回路a232に対して出力する。(図4(A),(B)参照)
【0020】
[PLL222−2]
PLL222−2は、可変遅延回路220−2から入力されるフレーム信号FRを、10倍の周波数にてい倍し、ラッチ回路b228およびS/P回路b230に対して出力する。(図4(A),(B)参照)
【0021】
[ラッチ回路a224]
ラッチ回路a224は、4つのDフリップフロップ(D−F/F;図示せず)を含み、送信側LSIb32(図2)から2番目のデバイス群を介して入力される4チャンネルのシリアルデータ信号DATAを、PLL222−1から入力されるクロック信号CLKによりラッチし、S/P回路a226に対して出力する。
【0022】
[S/P回路a226]
S/P回路a226は、可変遅延回路220−1から入力されるフレーム信号FR、および、PLL222−1から入力されるCLKを用いて、ラッチ回路a224から入力される4チャンネルのシリアルデータ信号DATAを、それぞれ10ビットのパラレルデータに変換し、タイミング調整回路a232に対して出力する。(図4(C),(D)参照)
【0023】
[ラッチ回路b228]
ラッチ回路b228は、5つのDフリップフロップ(D−F/F;図示せず)を含み、送信側LSIb32(図2)から1番目のデバイス群を介して入力される5チャンネルのシリアルデータ信号DATAを、PLL222−2から入力されるクロック信号CLKによりラッチし、S/P回路b230に対して出力する。
【0024】
[S/P回路b230]
S/P回路b230は、可変遅延回路220−2から入力されるフレーム信号FR、および、PLL222−2から入力されるCLKを用いて、ラッチ回路b228から入力される5チャンネルのシリアルデータ信号DATAを、それぞれ10ビットのパラレルデータに変換し、タイミング調整回路a232に対して出力する。(図4(C),(D)参照)
【0025】
[タイミング調整回路a232]
タイミング調整回路a232は、CPU236およびメモリ238などを含み、可変遅延回路220−1から入力されるフレーム信号FRに同期して動作し、S/P回路a226およびS/P回路b230からパラレルデータを受け入れ、処理部a234に対し所定のパラレルデータを出力する。
タイミング調整回路a232は、さらにS/P回路a226およびS/P回路b230から入力されるパラレルデータと、送信側LSIb32(図2)から2番目のデバイス群を介して入力されるフレーム信号FRとの受信タイミングのずれを検出し、同一のデバイス群を介して伝送される信号ごとに受信タイミングを調整するため、可変遅延回路220−1,220−2に対してそれぞれ受信遅延指示信号RDa,RDbを出力する。
【0026】
図5は、可変遅延回路220によってタイミングが変化するクロック信号CLK、およびフレーム信号FRの例を示す図であって、図5(A)はラッチ回路224がデータ信号DATAを取りこむタイミングを示し、図5(B)は図5(A)におけるビットエラーレート(Bit Error Rate;BER)を、横軸にサンプリングのタイミング、縦軸にBERをとって示し、図5(C)は10ビットのパラレルデータに対するフレーム信号FRのタイミングの変化を示す。
【0027】
タイミング調整回路a232は、受信遅延指示信号RDa,RDbにより、可変遅延回路220−1,220−2およびPLL222−1,222−2を介して、ラッチ回路a224,ラッチ回路b228がデータをサンプリングするクロック信号CLKのタイミングを、例えば、クロック信号CLKの周期(T)の8分の1ごとの遅延で連続的に24ステップ(図5(A))変化させる。
図5(B)に示すように、データをサンプリングするクロック信号CLKのタイミングの変化によって、データを正しくサンプリングできる確率は変化し、タイミング調整回路a232は、データのBERが小さいタイミングの中から、より正しいデータをサンプリングできる最適なタイミングをデバイス群ごとにそれぞれ選択する。(図7を用いて後述)
【0028】
すなわち、タイミング調整回路a232は、S/P回路a226およびS/P回路b230から受け入れるパラレルデータに対し、可変遅延回路220−1,222−2を介してフレーム信号FRを3Tの期間に24ステップでシフト(図5(C)参照)させ、最適なタイミングのフレーム信号FRを選択する。
また、タイミング調整回路a232および可変遅延回路220は、同一のデバイス群を介して伝送される信号ごとに同期をとることにより、それぞれの信号のチャンネル間スキューを抑える。
【0029】
[処理部a234]
処理部a234(図3)は、可変遅延回路220−1から入力されるフレーム信号FRに同期して動作し、例えば、データ信号DATAの記憶など、受信側LSIb22における所定の処理を行なう。
【0030】
メモリ238は、タイミング調整に用いるテストパターン(図4(E),図7(A)参照)などが格納されているROM、および、テストパターンの照合結果などを格納するRAM(図示せず)を含み、CPU236はタイマなど(図示せず)を含む。
【0031】
[送信側LSIb32]
送信側LSIb32は、CPU、ROM、RAMおよびタイマなど(図示せず)を含み、さらに、ROMには受信側LSIb22と同じテストパターン(図4(E),図7(A)参照)が格納されている。
受信調整シーケンス(図6を用いて後述)において、テストパターンはデバイス群を介し受信側LSIb22に対して送信される。
【0032】
[全体動作]
以下、信号伝送システムのタイミング調整について、全体的な動作を説明する。
図6は、図2に示す信号伝送システムにおいて、受信側LSIb22が受信タイミングを調整する受信調整シーケンス(S10)を示すフローチャートである。
図7は、タイミング調整に用いられるテストパターンと、テスト結果の例を示す図であって、図7(A)は、送信するテストパターン例(ビット列1)を示し、図7(B)は、ビット列1を受信した受信例(ビット列2)を示し、図7(C)は、フレーム信号FRの遅延を連続的に変化させて、24種類の異なるタイミングでテストパターンを受信した結果の例を示す図表である。(図5(A),(B),(C)参照)
【0033】
図6に示すように、ステップ100(S100)において、受信側LSIb22のタイミング調整回路a232(図3)は、デバイス群ごとに受信タイミング調整を行うため、可変遅延回路220−1,220−2に対して受信タイミングの初期化を行なう。
【0034】
ステップ102(S102)において、送信側LSIb32(図2)は、例えば、2番目のデバイス群を介し、送信側LSIb32のROM(図示せず)に格納されているテストパターン(図7(A);ビット列1)を受信側LSIb22に対して送信する。
送信するテストパターンとして、ビット列1は繰り返して送信される。
【0035】
ステップ104(S104)において、送信側LSIb32は、あらかじめ設定された時間が経過するまでテストパターンを送信する。
設定された時間の経過は、例えば、タイマ(図示せず)などによって確認する。
テストパターンの送信に設定される時間は、受信側LSIb22で行われる後述のS106〜S126にかかる処理時間よりも充分に長い時間である。
【0036】
ステップ106(S106)において、受信側LSIb22は、送信側LSIb32から送信されるテストパターン(図7(A))を、可変遅延回路220−1または220−2から入力されるフレーム信号FR、および、PLL222−1または222−2から入力されるクロック信号CLKに同期して受信する。
【0037】
ステップ108(S108)において、受信側LSIb22は、メモリ238のROM(図示せず)に格納されているテストパターン(正解テストパターン)と受信したテストパターンの照合を行う。
正解テストパターンとの照合は、“個別のビットが正しく受信されているかどうか;(結果1)”および“個別のビットが正しい場合、正解テストパターンと一致するにはビットのシフトがいくつ必要か;(結果2)”について行う。
【0038】
例えば、受信されたビット列2(図7(B))の個別のビットは、ビット列1(図7(A))の個別のビットと同じであり、先頭ビットがフレーム信号FRに対して1ビット右にずれているだけとなっている。(図4(E),(F)参照)
【0039】
ステップ110(S110)において、受信したテストパターンと正解テストパターンとの照合結果は、例えば、メモリ238のRAM(図示せず)に格納される。
ビット列2を受信したときの照合結果は、“個別のビットは正しく受信されている(OK);結果1”および“フレーム信号FRを右に1ビット分シフトすると正解テストパターンと一致する;結果2”となる。
【0040】
ステップ112(S112)において、フレーム信号FRのタイミングを連続的に変化させて、例えば、テストパターンが24種類の異なるタイミングで受信されたかどうかの判断をする。
24種類受信した場合はS116の処理に進み、その他の場合はS114の処理に進む。
【0041】
ステップ114(S114)において、タイミング調整回路a232は、受信遅延指示信号RDa,RDbをそれぞれ可変遅延回路220−1,220−2に対して出力し、受信タイミングを変化させてS106を行う。
【0042】
ステップ116(S116)において、例えば、図7(C)に示すような受信タイミングを連続的に変化させて受信した24種類のテストパターンの照合結果を、メモリ238のRAM(図示せず)からタイミング調整回路a232のCPU236が読み込む。
【0043】
ステップ118(S118)において、図7(C)に示す照合結果からタイミング調整回路a232のCPU236は、24種類の受信タイミングの中から最適なタイミングを選択する。
選択は、結果1.が“OK”である受信タイミング3〜7,11〜15および19〜23のうち、結果2.の必要なシフト数がなく、良好な受信結果の中央である受信タイミング13で設定したタイミングを、最適受信タイミングとする方法で行う。
【0044】
ステップ120(S120)において、結果1.がすべて“NG”である場合のように、受信タイミングが設定できない場合はS126の処理に進み、最適受信タイミングが選択された場合はS122の処理に進む。
【0045】
ステップ122(S122)において、デバイス群ごとの最適受信タイミングは、それぞれデバイス群ごとの選択結果として、タイミング調整回路a232のメモリ238に含まれるRAM(図示せず)に格納する。
【0046】
ステップ124(S124)において、タイミング調整回路a232のCPU236は、RAM(図示せず)に格納された最適受信タイミングの選択結果をもとに、可変遅延回路220の遅延を設定することにより、受信データに対するフレーム信号FRの受信タイミングをデバイス群ごとに設定する。
【0047】
ステップ126(S126)において、受信側LSIb22は、図示しない表示手段に対してエラー表示を指示する。
【0048】
[第1の変形例]
以下、信号伝送システム1に対する第1の変形例について説明する。
図8は、図2に示した信号伝送システムに対する第1の変形例を示す図である。
なお、図8に示した第1の変形例の構成部分のうち、図2に示した信号伝送システムの構成要素と実質的に同じものには、同じ符号を付してある。
図8に示すように、第1の変形例は、受信側LSIc24、送信側LSIc34、LDDアレイ40−1,40−2、LDアレイ42−1,42−2、PDアレイ44−1,44−2、AMPアレイ46−1,46−2およびファイバーアレイa50−1,50−2から構成される。
送信側LSIc34から受信側LSIc24に対して、各々のデバイス群を介して伝送される信号の1つはそれぞれフレーム信号FR(図4(B))である。
【0049】
[受信側LSIc24]
図9は、図8に示した受信側LSIc24の構成を示す図である。
なお、図9に示した受信側LSIc24の構成部分のうち、図3に示した受信側LSIb22の構成要素と実質的に同じものには、同じ符号を付してある。
図9に示すように、受信側LSIc24は、可変遅延回路220−1,220−2、PLL222−1,222−2、ラッチ回路a224−1,224−2、S/P回路a226−1,226−2、タイミング調整回路b240および処理部b242から構成される。
【0050】
[タイミング調整回路b240]
タイミング調整回路b240は、CPU236およびメモリ238などを含み、可変遅延回路220−1から入力されるフレーム信号FRに同期して動作し、S/P回路a226−1,226−2からパラレルデータを受け入れ、処理部b242に対して所定のパラレルデータを出力する。
【0051】
タイミング調整回路b240は、S/P回路a226−1から入力されるパラレルデータ(図5(C)参照)と、送信側LSIb32(図2)から2番目のデバイス群および可変遅延回路220−1を介して入力されるフレーム信号FR(図5(B)参照)との受信タイミングのずれを検出し、さらに1番目のデバイス群および可変遅延回路220−2を介して入力されるフレーム信号FRに同期したS/P回路a226−2から入力されるパラレルデータと、送信側LSIb32から2番目のデバイス群および可変遅延回路220−1を介して入力されるフレーム信号FRとの受信タイミングのずれを検出し、同一のデバイス群を介して伝送される信号ごとに受信タイミングを調整するために、可変遅延回路220−1,220−2に対してそれぞれ受信遅延指示信号RDa,RDbを出力する。
【0052】
[処理部b242]
処理部b242は、例えば、データ信号DATAの記憶など、受信側LSIc24における所定の処理を行なう。
【0053】
第1の変形例では、1番目のデバイス群による遅延と2番目のデバイス群による遅延の差が大きい場合でも、同一のデバイス群を介して伝送されるデータ信号とフレーム信号FRとの間で同期をとることができるため、受信側LSIc24において受信タイミングの調整に要する時間を短縮することができる。
【0054】
[第2の変形例]
以下、信号伝送システム1に対する第2の変形例について説明する。
図10は、図8に示した第1の変形例を、さらに変形させた第2の変形例を示す図である。
なお、図10に示した第2の変形例の構成部分のうち、図8に示した第1の変形例の構成要素と実質的に同じものには、同じ符号を付してある。
図10に示すように、第2の変形例は、受信側LSIc24−1,24−2、送信側LSIc34、LDDアレイ40−1,40−2、LDアレイ42−1,42−2、PDアレイ44−1〜4、AMPアレイ46−1〜4および光バスのファイバーアレイb52−1,52−2から構成される。
ファイバーアレイb52は、1つのLDアレイ42から入力される5つの伝送信号を2つのPDアレイ44に対して伝送する光バスのファイバーアレイである。
【0055】
第2の変形例では、送信側LSIc34から受信側LSIc24−1に対する信号伝送において、LDDアレイ40−1、LDアレイ42−1、PDアレイ44−1、AMPアレイ46−1およびファイバーアレイb52−1を1番目のデバイス群とみなし、LDDアレイ40−2、LDアレイ42−2、PDアレイ44−2、AMPアレイ46−2およびファイバーアレイb52−2を2番目のデバイス群とみなすことができる。
また、送信側LSIc34から受信側LSIc24−2に対する信号伝送において、LDDアレイ40−1、LDアレイ42−1、PDアレイ44−3、AMPアレイ46−3およびファイバーアレイb52−1を1番目のデバイス群とみなし、LDDアレイ40−2、LDアレイ42−2、PDアレイ44−4、AMPアレイ46−4およびファイバーアレイb52−2を2番目のデバイス群とみなすことができる。
【0056】
よって、第2の変形例は、光バスのファイバーアレイb52−1,52−2により、同一のデバイス群を介して伝送される信号ごとのタイミング調整、複数のデバイス群を介した信号伝送における1つの受信LSI内でのタイミング調整、および、1つの送信LSIから複数の受信LSIに対して信号伝送されるような1対多の信号伝送でのタイミング調整を行なうことが可能である。
【0057】
また、受信側LSIc24−1が信号を受信する受信タイミングと、受信側LSIc24−2が信号を受信する受信タイミングとの差が、伝送経路長の差などにより大きい場合でも、それぞれ同一のデバイス群とみなされる伝送経路を介して伝送されるデータ信号とフレーム信号FRとの間で同期をとることができるため、受信側LSIc24−1,24−2において受信タイミングの調整を簡易に行うことができる。
【0058】
[第3の変形例]
以下、信号伝送システム1に対する第3の変形例について説明する。
図11は、図2に示した信号伝送システムを変形させた第3の変形例を示す図である。
なお、図11に示した第3の変形例の構成部分のうち、図2に示した信号伝送システムの構成要素と実質的に同じものには、同じ符号を付してある。
図11に示すように、第3の変形例は、受信側LSId26、送信側LSId36、LDDアレイ40−1,40−2、LDアレイ42−1,42−2、PDアレイ44−1,44−2、AMPアレイ46−1,46−2およびファイバーアレイa50−1,50−2から構成される。
送信側LSId36は、2番目のデバイス群を介し、受信側LSId26に対して伝送信号を送信する。
受信側LSId26は、1番目のデバイス群を介し、送信側LSId36に対して伝送信号を送信する。
【0059】
[送信側LSId36]
図12は、図11に示した送信側LSId36の構成を示す図である。
なお、図12に示した送信側LSId36の構成部分のうち、図3に示した受信側LSIb22の構成要素と実質的に同じものには、同じ符号を付してある。
図12に示すように、送信側LSId36は、発振回路360、分周回路362、可変遅延回路220−1,220−2、PLL222、ラッチ回路a224−1,224−2、S/P回路a226、P/S回路364、タイミング調整回路c366および処理部c368から構成される。
【0060】
[発振回路360]
発振回路360は、オシレータなどによりクロック信号CLKを発生させ、分周回路362、タイミング調整回路c366、P/S回路364およびラッチ回路a224−2に対してクロック信号CLKを出力する。
【0061】
[分周回路362]
分周回路362は、発振回路360から入力されるクロック信号CLKを、例えば、10分周してフレーム信号FRを生成し、可変遅延回路220−2、P/S回路364、タイミング調整回路c366および処理部c368に対してフレーム信号FRを出力する。
【0062】
[P/S回路364]
P/S回路364は、発振回路360から入力されるクロック信号CLK、および、分周回路362から入力されるフレーム信号FRに同期して動作し、例えば、タイミング調整回路c366から入力される4つの10ビットパラレルデータをそれぞれシリアルデータに変換し、ラッチ回路a224−2に対して出力する。
【0063】
[タイミング調整回路c366]
タイミング調整回路c366は、CPU236およびメモリ238などを含み、分周回路362から入力されるフレーム信号FRに同期して動作し、S/P回路a226からパラレルデータを受け入れ、処理部c368に対し所定のパラレルデータを出力し、処理部c368からパラレルデータを受け入れ、P/S回路364に対し所定パラレルデータを出力する。
【0064】
また、タイミング調整回路c366は、受信側LSId26(図11)が2番目のデバイス群を介して受信するデータ信号DATAとフレーム信号FRのずれに対し、受信側LSId26から送信される最適タイミングの選択結果(図14を用いて後述)によって、分周回路362から可変遅延回路220−2を介し受信側LSId26に対して出力されるフレーム信号FRの送信タイミングを調整するため、可変遅延回路220−2に対して送信遅延指示信号TDaを出力する。
S/P回路a226は1番目のデバイス群および可変遅延回路220−1を介して入力されるフレーム信号FRに同期して動作しており、タイミング調整回路c366は、S/P回路a226から入力されるパラレルデータと、分周回路362から入力されるフレーム信号FRとのタイミングのずれを検出し、1番目のデバイス群を介して伝送される信号の受信タイミングを調整するため、可変遅延回路220−1に対して受信遅延指示信号RDaを出力する。
【0065】
[処理部c368]
処理部c368は、例えば、データ信号DATAの演算や記憶など、送信側LSId36における所定の処理を行なう。
【0066】
[受信側LSId26]
図13は、図11に示した受信側LSId26の構成を示す図である。
なお、図13に示した受信側LSId26の構成部分のうち、図3に示した受信側LSIb22、および、図12に示した送信側LSId36の構成要素と実質的に同じものには、同じ符号を付してある。
図13に示すように、受信側LSId26は、PLL222−1,222−2、ラッチ回路a224−1,224−2、S/P回路a226、P/S回路364および受信処理部260から構成される。
【0067】
[受信処理部260]
受信処理部260は、CPU236およびメモリ238などを含み、2番目のデバイス群を介して入力されるフレーム信号FR、および、PLL222−2から入力されるクロック信号CLKに同期して動作し、S/P回路a226からパラレルデータを受け入れ、例えば、受信データを記憶するなどの所定の処理、または、送信側LSId36からの最適送信タイミングの選択(図14を用いて後述)などを行って、P/S回路364に対し所定のパラレルデータを出力する。
また、2番目のデバイス群を介して入力されたフレーム信号FRを、P/S回路364、PLL222−1および1番目のデバイス群に対して出力する。
【0068】
[第3の変形例の送信調整シーケンス]
以下、第3の変形例の送信調整シーケンスについて説明する。
図14は、図11に示す第3の変形例において、送信側LSId36が受信側LSId26に対する送信タイミングを調整する送信調整シーケンス(S20)を示すフローチャートである。
【0069】
図14に示すように、ステップ200(S200)において、送信側LSId36のタイミング調整回路c366(図12)は、可変遅延回路220−1,220−2に対して伝送タイミングの初期化を行なう。
【0070】
ステップ202(S202)において、送信側LSId36(図12)は、例えば、2番目のデバイス群を介し、送信側LSId36のROM(図示せず)に格納されているテストパターン(図7(A);ビット列1)を受信側LSId26(図13)に対して送信する。
送信するテストパターンとして、ビット列1は繰り返して送信される。
【0071】
ステップ204(S204)において、送信側LSId36は、テストパターンの送信に設定される時間の経過を、例えば、タイマ(図示せず)などによって確認する。
テストパターンの送信に設定される時間は、受信側LSId26で行われる後述のS206〜S226にかかる処理時間よりも充分に長い時間である。
【0072】
ステップ206(S206)において、受信側LSId26は、送信側LSId36から送信されるテストパターン(図7(A))を、送信側LSId36から2番目のデバイス群を介して入力されるフレーム信号FR、および、PLL222−2から入力されるクロック信号CLKに同期して受信する。
【0073】
ステップ208(S208)において、受信側LSId26は、メモリ238のROM(図示せず)に格納されているテストパターン(正解テストパターン)と受信したテストパターンの照合を行う。(図4(E),(F)参照)
【0074】
ステップ210(S210)において、受信したテストパターンと正解テストパターンとの照合結果は、例えば、メモリ238のRAM(図示せず)に格納される。(図7(C)参照)
【0075】
ステップ212(S212)において、フレーム信号FRのタイミングを連続的に変化させて、例えば、テストパターンが24種類の異なるタイミングで受信されたかどうかの判断をする。
24種類受信した場合はS218の処理に進み、その他の場合はS214の処理に進む。
【0076】
ステップ214(S214)において、受信処理部260は、1番目のデバイス群を介して送信タイミング変更指示の信号を、送信側LSId36に対して送信し、S228の処理に進む。
【0077】
ステップ228(S228)において、送信側LSId36は、受信側LSId26から送信された信号が送信タイミング変更指示または選択結果のいずれの信号であるかを判断し、送信タイミング変更指示の場合はS216の処理に進み、選択結果の場合はS230の処理に進み、その他の場合はS202に進む。
【0078】
ステップ216(S216)において、送信側LSId36のタイミング調整回路c366は、可変遅延回路220−2に対して送信遅延指示信号TDaを出力し、可変遅延回路220−2が2番目のデバイス群に対して出力するフレーム信号FRの送信タイミングを変更する。
【0079】
ステップ218(S218)において、例えば、図7(C)に示すような送信側LSId36の送信タイミングを連続的に変化させて受信側LSId26が受信した24種類のテストパターンの照合結果を、受信側LSId26においてメモリ238のRAM(図示せず)からCPU236が読み込む。
【0080】
ステップ220(S220)において、図7(C)に示す照合結果から受信側LSId26のCPU236は、24種類の受信タイミングの中から最適なタイミングを選択する。
選択は、結果1.が“OK”である送信側LSId36の送信タイミング3〜7,11〜15,19〜23のうち、結果2.の必要なシフト数がなく、良好な送信結果の中央である送信タイミング13で設定したタイミングを、最適送信タイミングとする方法で行う。
【0081】
ステップ222(S222)において、結果1.がすべて”NG”である場合のように、送信側LSId36の送信タイミングが設定できない場合はS226の処理に進み、最適送信タイミングが選択された場合はS224の処理に進む。
【0082】
ステップ226(S226)において、受信側LSId26は、図示しない表示手段に対してエラー表示を指示する。
【0083】
ステップ224(S224)において、受信側LSId26は、選択された最適送信タイミングを示す結果を、1番目のデバイス群を介して送信側LSId36に対し送信する。
【0084】
ステップ230(S230)において、送信側LSId36のCPU236は、メモリ238に含まれるRAM(図示せず)に所定のアドレスを指定して、2番目のデバイス群に対する送信タイミングの選択結果を格納する。
【0085】
ステップ232(S232)において、送信側LSId36のCPU236は、RAM(図示せず)に格納された最適送信タイミングの選択結果によって、可変遅延回路220−2の遅延を設定することにより、送信データに対するフレーム信号FRの送信タイミングを設定する。
【0086】
[第4の変形例]
以下、信号伝送システム1に対する第4の変形例について説明する。
図15は、図10に示した信号伝送システムを変形させた第4の変形例を示す図である。
なお、図15に示した第4の変形例の構成部分のうち、図10に示した信号伝送システムの構成要素と実質的に同じものには、同じ符号を付してある。
図15に示すように、第4の変形例は、受信側LSIe28−1,28−2、送信側LSIe38、LDDアレイ40−1,40−2,40−3、LDアレイ42−1,42−2,42−3、PDアレイ44−1,44−2,44−3、AMPアレイ46−1,46−2,46−3およびファイバーアレイb52−1,52−2から構成される。
ただし、受信側LSIe28−1は、LDDアレイ40−2に対してフレーム信号FRを出力し、受信側LSIe28−2は、フレーム信号FRの出力をLDDアレイ40−3に接続しないため、ファイバーアレイb52−2に入力されるフレーム信号FRは、受信側LSIe28−1からのみである。
よって、受信側LSIe28−2から送信されるデータ信号DATAは、受信側LSIe28−1から出力されるフレーム信号FRと同期させるようにタイミング調整する。
【0087】
[送信側LSIe38]
図16は、図15に示した送信側LSIe38の構成を示す図である。
なお、図16に示した送信側LSIe38の構成部分のうち、図3に示した受信側LSIb22、および、図12に示した送信側LSId36の構成要素と実質的に同じものには、同じ符号を付してある。
図16に示すように、送信側LSIe38は、発振回路360、分周回路362、PLL222、ラッチ回路a224−1,224−2、S/P回路a226、P/S回路364、タイミング調整回路d380および処理部c368から構成される。
【0088】
[タイミング調整回路d380]
タイミング調整回路d380は、CPU236およびメモリ238などを含み、分周回路362から入力されるフレーム信号FRに同期して動作し、S/P回路a226からパラレルデータを受け入れ、処理部c368に対し所定のパラレルデータを出力し、処理部c368からパラレルデータを受け入れ、P/S回路364に対し所定パラレルデータを出力する。
【0089】
[受信側LSIe28]
図17は、図15に示した受信側LSIe28の構成を示す図である。
なお、図17に示した受信側LSIe28の構成部分のうち、図3に示した受信側LSIb22、および、図12に示した送信側LSId36の構成要素と実質的に同じものには、同じ符号を付してある。
図17に示すように、受信側LSIe28は、可変遅延回路220−1,220−2、PLL222−1,222−2、ラッチ回路a224−1,224−2、S/P回路a226、P/S回路364、タイミング調整回路e280および処理部d282から構成される。
【0090】
[タイミング調整回路e280]
タイミング調整回路e280は、CPU236およびメモリ238などを含み、可変遅延回路220−1から入力されるフレーム信号FRに同期して動作し、S/P回路a226からパラレルデータを受け入れ、処理部d282に対し所定のパラレルデータを出力し、処理部d282からパラレルデータを受け入れ、P/S回路364に対し所定パラレルデータを出力する。
【0091】
タイミング調整回路e280は、S/P回路a226から入力されるパラレルデータと、可変遅延回路220−1を介し送信側LSIe38(図15)から入力されるフレーム信号FRとのタイミングのずれを検出し、伝送される信号の受信タイミングを調整するため、可変遅延回路220−1に対して受信遅延指示信号RDaを出力する。
また、タイミング調整回路e280は、送信側LSIe38が受信するデータ信号DATAとフレーム信号FRのずれに対し、送信側LSIe38から送信される最適タイミングの選択結果によって、フレーム信号FRのタイミングを調整するため、可変遅延回路220−2に対して送信遅延指示信号TDaを出力する。
【0092】
[処理部282]
処理部d282は、可変遅延回路220−1から入力されるフレーム信号FRに同期して動作し、例えば、データ信号DATAの記憶など、受信側LSIe28における所定の処理を行なう。
【0093】
[第4の変形例の送信調整シーケンス]
以下、図18および図19において、受信側LSIe28が送信タイミングを調整する送信調整シーケンス(S30)についての動作を説明する。
図18は、受信側LSIe28の送信調整シーケンス(送信LSIe38側)を示すフローチャートである。
なお、S3xxは、S30における送信側LSIe38による処理を示す。
図19は、受信側LSIe28の送信調整シーケンス(受信LSIe28側)を示すフローチャートである。
なお、S4xxは、S30における受信側LSIe28による処理を示す。
【0094】
図18に示すように、ステップ300(S300)において、送信側LSIe38のタイミング調整回路d380は、受信側LSIe28に対して、受信側LSIe28−1および受信側LSIe28−2固有のIDを送信する。
各IDは、連続する番号で設定される。
【0095】
ステップ302(S302)において、送信側LSIe38は、IDを送信する設定された時間の経過を、例えば、タイミング調整回路d380に含まれるCPU236のタイマなどによって確認する。
【0096】
図19に示すように、ステップ400(S400)において、受信側LSIe28のタイミング調整回路e280は、送信タイミングの初期化を行う。
【0097】
ステップ402(S402)において受信側LSIe28のタイミング調整回路e280は、送信側LSIe38から送信される信号がID信号または終了信号のどちらであるかを確認し、ID信号である場合はS404に進み、終了信号である場合はシーケンスを終了し、その他の場合は継続して信号を受信する。
【0098】
ステップ404(S404)において、受信側LSIe28のタイミング調整回路e280は、送信側LSIe38から送信される信号を自己のID信号と照合し、結果を、例えば、レジスタに保持する。
【0099】
ステップ406(S406)において、受信側LSIe28のタイミング調整回路e280は、S404で照合した結果が自LSIを指定している場合はS408に進み、その他の場合はS410の処理に進む。
【0100】
ステップ408(S408)において、自LSIを指定されたタイミング調整回路e280は、送信側LSIe38に対してそれぞれのROMに格納されているテストパターン(図4(E)参照)を送信する。
【0101】
ステップ410(S410)において、自LSIが指定されていないノードは、送信側LSIe38に対してオール“0”の値を送信し、S406の処理に進む。
【0102】
ステップ304(S304)において、送信側LSIe38は、受信側LSIe28から送信されるテストパターン(図4(E))を、発振回路360から入力されるクロック信号CLKに同期して受信する。
テストパターンの受信は、例えば、タイミングを連続的に変化させた24種類のテストパターン(図5参照)を受信する。
【0103】
ステップ306(S306)において、タイミング調整回路d380のROMにあらかじめ格納されている正解テストパターンと受信したテストパターンの照合を行う。
正解テストパターンとの照合は、“個別のビットは正しく受信されているかどうか;(結果1)”、および“個別のビットが正しい場合、正解テストパターンと一致するにはビットのシフトが必要か;(結果2)”について行う。
例えば、図7(B)に示すビット列2は、受信側LSIe28から図7(A)に示すビット列1を送信された場合の、送信側LSIe38が受信したビット列を示している。
受信されたビット列2は個別のビットはビット列1と同じであり、先頭ビットが1ビットずれているだけとなっている。
ビット列2を受信した送信側LSIe38の照合結果は、“個別のビットは正しく受信されている(OK)”および“左に1ビットシフトすると正解テストパターンと一致する”となる。
【0104】
ステップ308(S308)において、受信したテストパターンと正解テストパターンとの照合結果を、例えば、タイミング調整回路d380のRAMに格納する。
【0105】
ステップ310(S310)において、例えば、タイミングを連続的に変化させた24種類のテストパターンを受信したかどうかを確認し、24種類受信した場合はS316に進み、その他の場合はS312の処理に進む。
【0106】
ステップ316(S316)において、例えば、図7(C)に示すような受信タイミングを連続的に変化させて受信した24種類のテストパターンの照合結果を、タイミング調整回路d380のRAM(図示せず)からCPU236が読み込む。
【0107】
ステップ318(S318)において、図7(C)に示す照合結果からタイミング調整回路d380のCPU236は、24種類の受信タイミングの中から受信側LSIe28が送信した最適なタイミングを選択する。
選択は、例えば、結果1が“OK”である受信側LSIe28の送信タイミング3〜7,11〜15,19〜23のうち、結果2の必要なシフト数がなく、良好な送信結果の中央である送信タイミング13で設定したタイミングを、最適送信タイミングとする方法で行う。
【0108】
ステップ320(S320)において、送信側LSIe38は、選択した最適送信タイミングを受信側LSIe28に対して送信する。
【0109】
ステップ312(S312)において、送信側LSIe38のタイミング調整回路d380は、例えば、受信側LSIe28の送信タイミングを連続的に変化させた24種類のテストパターンの受信が終了していない場合、送信タイミングの変更指示を受信側LSIe28に対して送信する。
【0110】
ステップ314(S314)において、あらかじめ設定された時間が経過するまでS312の処理に進み、設定された時間経過後はS304の処理に進む。
【0111】
ステップ322(S322)において、タイミング調整回路d380は、受信側LSIe28の全てのIDに対して調整を終了するとS326に進み、終了していない場合はS324の処理に進む。
【0112】
ステップ324(S324)において、IDの番号を1つ更新し、S300の処理に進む。
【0113】
ステップ412(S412)において、受信側LSIe28のタイミング調整回路e280は、送信側LSIe38から送信された信号が選択結果信号およびタイミング変更指示信号のいづれであるかを確認する。
送信側LSIe38から受信した信号がタイミング変更指示信号である場合はS414に進み、選択結果信号である場合はS416に進み、その他の場合はS406の処理に進む。
【0114】
ステップ414(S414)において、受信側LSIe28のタイミング調整回路e280は、送信制御信号TDaを、可変遅延回路220−2に対して出力し、可変遅延回路220−2におけるデータ送信のタイミングを変更しS406の処理に進む。
【0115】
ステップ416(S416)において、選択された最適送信タイミングは、デバイス群ごとにそれぞれの選択結果として受信側LSIe28のメモリ238に含まれるRAM(図示せず)に格納される。
【0116】
ステップ418(S418)において、タイミング調整回路e280に含まれるCPU236は、RAMに格納された最適送信タイミングの選択結果をもとに、可変遅延回路220−2による遅延を設定し、フレーム信号FRの送信タイミングを設定する。
【0117】
ステップ420(S420)において、テストパターンを送信していた受信側LSIe28は、テストパターンの送信を中止し、S402の処理に進む。
【0118】
ステップ326(S326)において、送信側LSIe38は、送信タイミングの調整処理が終了したことを受信側LSIe28に対して通知する。
【0119】
ステップ328(S328)において、S326の処理を設定時間が経過するまで行なう。
【0120】
ステップ330(S330)において、送信側LSIe38は、図示しないステータス出力手段に対して送信調整シーケンスの最終結果を出力する。
【0121】
以上のように、デバイス群を構成している同一のデバイス(LDDアレイ40,LDアレイ42など)内では、伝播遅延時間やスキューなどのばらつきが小さいこと、および、光伝送路は同一アレイ内では伝播遅延時間のばらつきが小さいことから、伝送される複数の信号は、同一のデバイス群を介して伝送される信号ごとにタイミング調整を行うことにより、タイミングを調整する回路の規模を大きくすることなくそれぞれの信号のチャンネル間スキューを抑えることができる。
また、複数の受信LSIが、それぞれ異なった伝送経路長などにより異なる受信タイミングで信号を受信する場合も、同一のデバイス群とみなされる伝送経路を介して伝送される信号ごとにタイミング調整を行うことにより、タイミングを調整する回路の規模を大きくすることなくそれぞれの信号のスキューを抑えることができる。
【0122】
同一のデバイス群ごとに同期させるための同期信号は、フレーム信号FRまたはクロック信号CLKのいずれで伝送されてもよい。
フレーム信号FRを伝送して同期をとる場合の、クロック信号CLKを生成するPLLは、可変遅延回路により遅延を変化させる前または後のいずれに配置されてもよい。
また、タイミング調整回路は、送信LSIおよび受信LSIのいずれかまたは両方に設けられても良い。
フレーム信号FRなどの同期信号と、データ信号DATAとのタイミングを調整する場合、データ信号DATAに対する同期信号の遅延により同期をさせても、同期信号に対するデータ信号DATAの遅延により同期をさせてもよい。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる信号伝送システムによれば、信号伝送経路ごとに伝送タイミングが異なっても、同一の信号伝送経路を構成するデバイス群ごとにタイミングを調整することにより、正確なタイミングで信号伝送を行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる信号伝送システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示した信号伝送システムにおいて、LDDアレイ、LDアレイ、PDアレイ、AMPアレイおよびファイバーアレイaの数を2(n=2)とした場合の具体例を示す図である。
【図3】図2に示した受信側LSIbの構成を示す図である。
【図4】 1つの伝送フレームに対する各信号の関係を示す図であって、図4(A)はクロック信号CLKを示し、図4(B)はフレーム信号FRを示し、図4(C)は10ビットのシリアルデータを示し、図4(D)はパラレルデータの例を示し、図4(E)は伝送タイミングをテストする際に送信される送信テストパターンの例を示し、図4(F)は伝送タイミングをテストする際に受信された受信テストパターンの例を示す。
【図5】図5は、可変遅延回路によってタイミングが変化するクロック信号CLK、およびフレーム信号FRの例を示す図であって、図5(A)はラッチ回路aがデータ信号DATAを取りこむタイミングを示し、図5(B)は図5(A)におけるビットエラーレート(Bit Error Rate;BER)を、横軸にサンプリングのタイミング、縦軸にBERをとって示し、図5(C)は10ビットのパラレルデータに対するフレーム信号FRのタイミングの変化を示す。
【図6】図2に示す信号伝送システムにおいて、受信側LSIbが受信タイミングを調整する受信調整シーケンスを示すフローチャートである。
【図7】図7は、タイミング調整に用いられるテストパターンと、テスト結果の例を示す図であって、図7(A)は、送信するテストパターン例(ビット列1)を示し、図7(B)は、ビット列1を受信した受信例(ビット列2)を示し、図7(C)は、フレーム信号FRの遅延を連続的に変化させて、24種類の異なるタイミングでテストパターンを受信した結果の例を示す図表である。
【図8】図2に示した信号伝送システムに対する第1の変形例を示す図である。
【図9】図8に示した受信側LSIcの構成を示す図である。
【図10】図8に示した第1の変形例を、さらに変形させた第2の変形例を示す図である。
【図11】図2に示した信号伝送システムを変形させた第3の変形例を示す図である。
【図12】図11に示した送信側LSIdの構成を示す図である。
【図13】図11に示した受信側LSIdの構成を示す図である。
【図14】図11に示す第3の変形例において、送信側LSIdが受信側LSIdに対する送信タイミングを調整する送信調整シーケンスを示すフローチャートである。
【図15】図15は、図10に示した信号伝送システムを変形させた第4の変形例を示す図である。
【図16】図16は、図15に示した送信側LSIeの構成を示す図である。
【図17】図17は、図15に示した受信側LSIeの構成を示す図である。
【図18】図18は、受信側LSIeの送信調整シーケンス(送信LSIe側)を示すフローチャートである。
【図19】図19は、受信側LSIeの送信調整シーケンス(受信LSIe側)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・信号伝送システム
20・・・受信側LSIa
22・・・受信側LSIb
222−1,2・・・PLL
224−1,2・・・ラッチ回路a
226−1,2・・・S/P回路a
228・・・ラッチ回路b
230・・・S/P回路b
232・・・タイミング調整回路a
234・・・処理部a234
236・・・CPU
238・・・メモリ
24−1,2・・・受信側LSIc
240・・・タイミング調整回路b
242・・・処理部b
26・・・受信側LSId
260・・・受信処理部
28−1,2・・・受信側LSIe
280・・・タイミング調整回路e
282・・・処理部d
30・・・送信側LSIa
32・・・送信側LSIb
34・・・送信側LSIb
36・・・送信側LSId
38・・・送信側LSIe
360・・・発振回路
362・・・分周回路
364・・・P/S回路
366・・・タイミング調整回路c
368・・・処理部c
380・・・タイミング調整回路d
40−1〜n・・・LDDアレイ
42−1〜n・・・LDアレイ
44−1〜n・・・PDアレイ
46−1〜n・・・AMPアレイ
50−1〜n・・・ファイバーアレイa
52−1,2・・・ファイバーアレイb

Claims (7)

  1. 伝送の対象となる複数の伝送信号と、前記伝送信号と同期する同期信号とを伝送する伝送装置と、
    前記伝送装置が伝送する複数の伝送信号と同期信号とを受信する受信装置と、
    前記受信装置に対して少なくとも複数の伝送信号を中継する1つ以上のデバイスと、
    を有する信号伝送システムであって、
    前記受信装置は、
    前記複数の伝送信号と同期信号とを受信する受信手段と、
    前記受信された複数の伝送信号を、前記受信された同期信号に同期して保持する保持手段と、
    前記受信された複数の伝送信号がそれぞれ正しい値で保持されるように、前記受信された同期信号に対する前記受信された複数の伝送信号のタイミングを、前記デバイスごとに調整する受信タイミング調整手段と
    を有する信号伝送システム。
  2. 前記伝送装置は、前記伝送信号として、所定のテストパターンを伝送し、
    前記受信装置の受信タイミング調整手段は、前記伝送信号として受信されたテストパターンが、正しい値で保持されるように、前記受信された伝送信号または同期信号のタイミングを調整する
    請求項1に記載の信号伝送システム。
  3. 前記受信装置は、
    前記同期信号から前記受信された伝送信号を保持するために用いられるクロック信号を再生するクロック再生手段
    をさらに有し、
    前記受信タイミング調整手段は、前記クロック再生手段に対して、前記同期信号を供給するタイミングを調整することにより、前記受信された同期信号との間のタイミングを調整する
    請求項1または2に記載の信号伝送システム。
  4. 複数の前記デバイスを有し、
    前記受信装置において、
    前記受信手段は、前記複数のデバイスそれぞれから、前記中継された伝送信号と同期信号とを受信し、
    前記保持手段は、前記複数のデバイスから受信された伝送信号それぞれを、前記複数のデバイスから受信された同期信号それぞれに同期して保持し、
    前記受信タイミング調整手段は、前記複数のデバイスから受信された伝送信号それぞれが正しい値で保持されるように、前記複数のデバイスから受信された伝送信号それぞれと、前記複数のデバイスから受信された同期信号それぞれとの間のタイミングを調整する
    請求項1〜3のいずれかに記載の信号伝送システム。
  5. 伝送の対象となる複数の伝送信号と、前記伝送信号と同期する同期信号とを伝送する伝送装置と、
    前記伝送装置が伝送する複数の伝送信号と同期信号とを受信する受信装置と、
    前記受信装置に対して少なくとも複数の伝送信号を中継する1つ以上のデバイスと、
    を有する信号伝送システムであって、
    前記受信装置は、
    前記複数の伝送信号と同期信号とを受信する受信手段と、
    前記受信された複数の伝送信号を、前記受信された同期信号に同期して保持する保持手段と、
    前記受信された複数の伝送信号がそれぞれ正しい値で保持されたか否かを、前記伝送装置に対して通知する通知手段と
    を有し、
    前記伝送装置は、
    前記受信装置からの通知に基づいて、前記受信された複数の伝送信号がそれぞれ正しい値で保持されるように、前記伝送される複数の伝送信号と、前記伝送される同期信号との間のタイミングを、前記デバイスごとに調整する送信タイミング調整手段
    を有する信号伝送システム。
  6. 前記伝送装置は、
    前記伝送信号として、所定のテストパターンを伝送するテストパターン伝送手段
    を有し、
    前記受信装置の通知手段は、前記伝送信号として受信されたテストパターンが、正しい値で保持されたか否かを、前記伝送装置に対して通知する
    請求項5に記載の信号伝送システム。
  7. 複数の前記デバイスを有し、
    前記受信装置において、
    前記受信手段は、前記複数のデバイスそれぞれから、前記中継された伝送信号と同期信号とを受信し、
    前記保持手段は、前記複数のデバイスから受信された伝送信号それぞれを、前記複数のデバイスから受信された同期信号それぞれに同期して保持し、
    前記通知手段は、前記複数のデバイスから受信された伝送信号それぞれが正しい値で保持されたか否かを、前記伝送装置に対して通知し、
    前記送信タイミング調整手段は、前記受信装置からの通知に基づいて、前記複数のデバイスから受信され伝送信号それぞれが正しい値で保持されるように、前記複数のデバイスから受信され伝送信号それぞれと、前記複数のデバイスから受信され同期信号それぞれとの間のタイミングを調整する
    請求項5または6に記載の信号伝送システム。
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