JP4193262B2 - 復号装置およびデータ再生装置、並びに復号方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、RLL(Run Length Limited)符号を用いて情報を記録した、たとえばCD(コンパクトディスク)やMD(ミニディスク)と称されるディジタル・オーディオ・ディスク等の情報記録媒体から読み出したRF信号を復号して、チャネルビットデータを出力する復号装置およびデータ再生装置、並びに復号方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
データを伝送したり、たとえば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体にデータを記録する際に、伝送や記録に適するようにデータの変調が行われる。
このような変調符号の1つとしてブロック符号が知られている。
【0003】
このブロック符号は、データ列をm×iビットからなる単位(以下、データ語という)にブロック化し、このデータ語を適当な符号則に従ってn×iビットからなる符号に変換するものである。
このブロック符号は、i=1のときには固定長符号となる。また、iが複数個選べるとき、すなわちiが2以上で最大のiであるimax =rで変換したときには可変長符号となる。
ブロック符号化された符号は、可変長符号(d,k;m,n;r)と表される。
ここで、iは拘束長であり、rは最大拘束長である。また、dおよびkは符号系列内の連続する「1」の間に入る「0」の最小連続個数および「0」の最大連続個数である。
【0004】
以下に、具体例としてディジタル・オーディオ・ディスクの変調方式について説明する。
【0005】
ディジタル・オーディオ・ディスク、たとえばCD方式のディスクでは、EFM(Eight to Fourteen Modulation) と呼ばれる変調方式が採られている。
CDのディスクに記録されているデータは、44.1kHzでサンプリングした16ビットのデジタルデータを上記(Upper )/下位(Lower )側に8ビットずつ2分割され、インターリーブ処理を施した上でC1、C2系列に添ってパリティが付加される。
そして、この8ビットのデータ語があらかじめ定められている14ビットの符号語(チャネルビット)にパターン変換(EFM変調)された後、EFM変調後の直流成分を低減させるために、データ間に3ビットの結合ビットが付加されて、ディスクにNRZIで記録される。
【0006】
符号系列内の連続する「1」の間に入る「0」の最小連続個数が2、「0」の最大連続個数が10の条件を満足するように、8ビットから14ビットへの変換並びに結合ビットが付加される。
したがって、この変調方式のパラメータ(d,k;m,n;r)は、(2,10;8,17;1)である。
チャネルビット列(記録波形列)のビット間隔をTとすると、最小反転間隔はTmin は3(2+1)Tである。また、最大反転間隔Tmax は、11(=10+1)Tである。
すなわち、8ビットから14ビットへの変換並びに結合ビットが付加されるデータは、最終的に3Tから11T(1/T=4.3218MHz、1倍)の長さに集約される。
【0007】
このEFM信号を復調する際には、ディスクから読み取ったRF信号を波形整形することによって得られる2値のパルス列信号に基づいてクロック(以下、再生クロックと称する)を生成し、この再生クロックを用いて復調処理が行われる。この再生クロックの生成には、一般的に、PLL(Phase Locked Loop)回路が用いられている。
【0008】
この再生クロックPCKの周波数は4.3218MHzである。4.3218MHzはCD方式でEFM信号をPWM変調するときのチャネルクロック周波数であり、この3周期から11周期まで1周期ステップでEFM信号はPWM変調されている。
ディスクから読み取られたRF信号が波形整形によって2値化されて得られる2値化信号は、チャネルクロックの周期をTとすると、nT(但し、nは3〜11の整数)で変化する信号である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CDシステムでは、入力されたRF信号を2値化してEFM復調を行ったとき、EFM信号の3Tが、傷や、コンパレートレベルのずれによって、1T、2Tとして検出される場合がある。
従来のCDシステムの復号装置では、これに対して何も補正を行わず、このEFM信号の3Tから11T以外のものは本来存在し得ない信号としてエラーとして扱われ、内部のエラー訂正回路によって訂正される。
【0010】
ところが、エラー訂正回路のエラー訂正能力には限界があるため、ある一定以上の1T、2Tがランダムに含まれた場合、上述した従来のCDシステムの復号装置では、エラー訂正回路で訂正不能となってしまい、プレイアビリティが悪化していた。
【0011】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、本来存在しえない1T,2Tの補正を行うことができ、エラー訂正回路の処理を軽減でき、プレイアビリティを向上させることができる復号装置およびデータ再生装置、並びに復号方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、2個のシンボルにより構成される符号系列の同一のシンボル間に連続して配置される他の上記シンボルの長さである連続長が所定の規定長として規定されている符号であって、チャネルビット列のビット間隔をTとすると、最小反転間隔が3Tである符号を復号する復号装置であって、符号系列から最小反転間隔を3Tより小さく正常な場合に本来存在し得ないTのパターンを検出する検出手段と、上記検出手段で本来存在し得ないTのパターンが検出されると、当該パターンを3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する補正手段と、を有し、上記補正手段は、位相エラー情報に基づいて、2Tが検出されたときの信号の後方エッジと前方エッジの位相エラーが揃うタイミングで、両エッジにおける大小比較を行い、この演算結果を用いて、所定の条件に従って2Tを3Tへ補正する方向を決定し、当該決定に応じて前方へ1T伸ばす補正、または後方へ1T伸ばす補正を行う補正回路を含む。
【0013】
また、本発明は、2個のシンボルにより構成される符号系列の同一のシンボル間に連続して配置される他の上記シンボルの長さである連続長が所定の規定長として規定されている符号データであって、所定の記録媒体に記録された、チャネルビット列(記録波形列)のビット間隔をTとすると、最小反転間隔が3Tである符号データを再生するデータ再生装置であって、上記記録媒体からRF信号を再生する手段と、再生されたRF信号から最小反転間隔を3Tより小さく正常な場合に本来存在し得ないTのパターンを検出する検出手段と、上記検出手段で本来存在し得ないTのパターンが検出されると、当該パターンを3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する補正手段と、上記補正手段で補正された信号に対してエラー訂正を行うエラー訂正回路と、を有し、上記補正手段は、位相エラー情報に基づいて、2Tが検出されたときの信号の後方エッジと前方エッジの位相エラーが揃うタイミングで、両エッジにおける大小比較を行い、この演算結果を用いて、所定の条件に従って2Tを3Tへ補正する方向を決定し、当該決定に応じて前方へ1T伸ばす補正、または後方へ1T伸ばす補正を行う補正回路を含む。
【0014】
また、本発明では、上記検出手段は、1Tを含む連続したTのパターンを検出し、上記補正手段は、1Tを含む連続したTのパターンが検出されると、1T部分を除去して、3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する。
【0015】
また、本発明では、上記検出手段は、1Tを含む連続したTのパターンを検出し、上記補正手段は、1Tを含む連続したTのパターンが検出されると、1T部分を3Tに補正する。
【0016】
また、本発明では、上記検出手段は、1Tを含む連続したパターンを検出し、上記補正手段は、1Tを含む連続したパターンが検出されると、3T以上の任意のフォーマットの信号に補正する。
【0017】
また、本発明では、上記検出手段は、1Tおよび2Tを含む連続したTのパターンを検出し、上記補正手段は、1Tおよび2Tを含む連続したTのパターンが検出されると、3T以上の任意のフォーマットの信号に補正する。
【0018】
また、本発明では、上記検出手段は、2Tを含む連続したTのパターンを検出し、上記補正手段は、2Tを含む連続したTのパターンが検出されると、2T部分を除去して、3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する。
【0019】
また、本発明では、上記検出手段は、2Tを含む連続したTのパターンを検出し、上記補正手段は、2Tを含む連続したTのパターンが検出されると、2T部分を3Tに補正する。
【0020】
また、本発明では、上記検出手段は、2Tを含む連続したパターンを検出し、上記補正手段は、2Tを含む連続したパターンが検出されると、3T以上の任意のフォーマットの信号に補正する。
【0021】
また、本発明では、上記補正手段は、2Tが検出された場合、当該2T部分の前後のTの長さを比較して長い方へ補正する。
【0022】
また、本発明では、上記補正手段は、2Tの2値化信号の各エッジの位相エラーを比較して、比較結果に応じて当該2T部分の前後のいずれの方向に補正するかを決定し、決定した方向に当該2Tを3Tに補正する。
【0023】
また、本発明では、上記補正手段は、2Tが検出された場合、強制的に前方または後方へ1T伸ばし3Tに補正する。
また、本発明では、上記補正手段は、2Tの検出毎に、強制的に1T伸ばす方向を前方および後方で交互に行う。
【0024】
また、本発明では、上記補正手段は、1Tが検出された場合、強制的に前方および後方へ1T伸ばし3Tに補正する。
【0025】
また、本発明では、上記補正手段は、1Tが検出されると当該1T部分を除去して、3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する第1の補正回路と、上記第1の補正回路の出力信号から、2Tを検出すると、当該2T部分を3Tに補正する第2の補正回路と、上記第2の補正回路の出力信号から、2Tを検出すると、2Tの2値化信号の各エッジの位相エラーを比較して、比較結果に応じて当該2T部分の前後のいずれの方向に補正するかを決定し、決定した方向に当該2Tを3Tに補正する第3の補正回路と、上記第3の補正回路の出力信号から、1Tを検出すると、当該1T部を3Tに補正する第4の補正回路とを有する。
【0026】
また、本発明では、上記第3の補正回路と上記第4の補正回路の信号ラインの位置を、上記第2の補正回路の出力と当該補正手段の出力との間で接続切り替え可能な手段を有する。
【0027】
また、本発明は、2個のシンボルにより構成される符号系列の同一のシンボル間に連続して配置される他の上記シンボルの長さである連続長が所定の規定長として規定されている符号であって、チャネルビット列のビット間隔をTとすると、最小反転間隔が3Tである符号を復号する復号方法であって、符号系列から最小反転間隔を3Tより小さく正常な場合に本来存在し得ないTのパターンを検出する第1ステップと、本来存在し得ないTのパターンを検出すると、当該パターンを3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する第2ステップと、を含み、上記第2ステップにおいて、位相エラー情報に基づいて、2Tが検出されたときの信号の後方エッジと前方エッジの位相エラーが揃うタイミングで、両エッジにおける大小比較を行い、この演算結果を用いて、所定の条件に従って2Tを3Tへ補正する方向を決定し、当該決定に応じて前方へ1T伸ばす補正、または後方へ1T伸ばす補正を行う。
【0028】
本発明によれば、検出手段において、符号系列から最小反転間隔を3Tより小さく正常な場合に本来存在し得ないTのパターンである、1Tまたは2Tの少なくとも一方が検出される。
そして、検出手段で本来存在し得ないTのパターンが検出されると、補正手段において、当該パターンが3T以上の正常なフォーマットの信号に補正される。
【0029】
また、本発明によれば、記録媒体からRF信号が再生される。
そして、検出手段において、再生されたRF信号から最小反転間隔を3Tより小さく正常な場合に本来存在し得ないTのパターンである、1Tまたは2Tの少なくとも一方が検出される。
そして、検出手段で本来存在し得ないTのパターンが検出されると、補正手段において、当該パターンが3T以上の正常なフォーマットの信号に補正される。
補正された信号はエラー訂正回路に入力されてエラーが訂正される。
【0030】
このように、発生した1T、2T信号を補正することにより、今までエラーとなっていた信号を復元できる。そのため、エラー訂正回路で訂正を行う信号が、3Tから11Tのフォーマットに補正されるため、結果的にエラーレートが向上し、プレイアビリティが向上する。
【0031】
また、ディスク表面に細かく付いた傷によってRF信号の振幅レベルが下がり正確にRF信号が入力されないものや正確に2値化されずに発生した、1T、2Tの信号を除去することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、たとえばCDプレーヤに適用された本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明は、CDプレーヤへの適用に限定されるものではなく、MDプレーヤなどディスクプレーヤ全般に適用し得るものである。
【0033】
図1は、本発明に係る復号装置が適用されるCDプレーヤの制御系の一実施形態を示す構成図である。
【0034】
本制御系は、図1に示すように、ディスク(CD;符号変調を用いた情報ディスク)1、スピンドルモータ2、光学式ピックアップ(以下、単にピックアップと称する)3、I/VAmp8、RFイコライザ9、DSP(Digital Signal Processor)回路10、コントローラ20、および光学系サーボ信号処理回路22を主構成要素としている。
【0035】
図1において、符号変調を用いた情報ディスクであるディスク1はスピンドルモータ2によって回転駆動され、ディスク1の記録情報は光学式ピックアップ3によって読み取られる。
ピックアップ3は、レーザダイオード4、このレーザダイオード4から発せられるレーザ光ビームをディスク1の信号記録面上に情報読取用光スポットとして集束させる対物レンズ5、ディスク1からの反射光ビームの進行方向を変える偏光ビームスプリッタ6、この反射光ビームを受光するフォトディテクタ7等によって構成され、スレッド送りモータ(図示せず)を駆動源としてディスク半径方向において移動自在に設けられている。
【0036】
ピックアップ3にはさらに、図示しないが、ディスク1の記録トラックに対して情報読取用光スポットをディスク半径方向において移動させるトラッキングアクチュエータと、対物レンズ5のその光軸方向において移動させるフォーカスアクチュエータとが内蔵されている。
このピックアップ3の出力信号は、I(電流)/V(電圧)アンプ8で電流信号から電圧信号に変換され、さらにRFイコライズ回路9で波形整形された後、RF信号としてDSP(Digital Signal Processor)回路10に供給される。
【0037】
DSP回路10は、PLLアシンメトリ補正回路11、EFMブロック12、サブコード処理回路13、RAM14、エラー訂正回路15、デ・インタリーブ回路16、クロック発生器17を有している。これらの信号処理系のついては後述す。
DSP回路10には、さらに、スピンドルモータ2の回転制御をなすスピンドル・サーボ信号処理回路18が設けられている。DSP回路10は、クリスタル発振子21の高精度の発振出力に基づいて各種のクロックを発生するクロック発生器17を内蔵し、各クロックに基づいて各種の信号処理を行う。
【0038】
なお、光学系サーボ信号処理回路22は、ピックアップ3の動作に関連する各サーボ系、即ち情報読取用光スポットをディスク1の記録トラックに追従させるためのトラッキングサーボ系、当該光スポットをディスク1の信号記録面上に常に集束させるためのフォーカスサーボ系およびピックアップ3のディスク半径方向における位置制御をなすためのスレッドサーボ系を制御するためのものである。
【0039】
次に、このDSP回路10における信号処理系について説明する。
【0040】
PLLアシンメトリ補正回路11は、RFイコライザ9によるRF信号を受けて、アシンメトリ(asymmetry) の補正を行い、2値化したRF信号(EFM信号)をEFMブロック12に出力する。
なお、アシンメトリとは、RF信号のアイパターンの中心が振幅の中心からずれる状態を言う。
【0041】
また、PLLアシンメトリ補正回路11は、2値の信号エッジ(2値のパルス列信号)に基づいて再生クロックPCKを生成するディジタルPLL回路111を内蔵している。
この再生クロックPCKの周波数は4.3218MHzである。
そして、ディジタルPLL回路111は、2値化されたEFM信号をもとに、再生クロックPCKの逓倍の基準クロックHIFを生成し、EFM信号と再生クロックPCKの同期を取る際に、基準クロックHIFを用いて位相エラー量を検出し、このRF信号の位相エラーを、後述するように3ビットの位相エラー情報S111としてEFMブロック12の補正部121に供給する。
なお、再生クロックPCKの逓倍の基準クロックHIFは、通常速動作時は、4.3218MHz×8(=34.5744MHz)、倍速動作時は4.3218MHz×6(=25.9308MHz)である。
【0042】
ディジタルPLL回路111より得られる位相エラーと値の関係を以下に示す。なお括弧内の値はディジタルPLL回路111より出力される3ビットデータである。
【0043】
通常速動作時 倍速動作時
位相進み +4(100)
位相進み +3(011) +3(101)
位相進み +2(010) +1(001)
位相進み +1(001) +1(001)
位相差無し 0(000) 0(000)
位相遅れ −1(111) −1(111)
位相遅れ −2(110) −2(110)
位相遅れ −3(101)
【0044】
EFMブロック12は、図2に示すように、PLLアシンメトリ補正回路11で2値化されたRF信号のエッジ検出を行ってNRZ変換してディジタルPLL回路11で生成されたクロックを用いて同期化し、同期化したときに発生したフォーマット上はEFM信号として本来存在し得ない1T,2T(Tはチャネルクロックの周期)の検出を行い、検出した1T,2Tの信号を、所定の条件に従って0または3Tに補正(この補正については、後で詳述する)して、RF信号から1T,2Tを除去し、その1T,2Tを除去したRF信号をEFM変調する補正部121と、EFM変調後の信号をEFM復調する復調回路122により構成されている。
【0045】
EFMブロック12において復調されたEFM信号は、ディジタルオーディオのデータと、エラー訂正・検出用のパリティになるとともに、フレーム同期信号のすぐ後ろに入っているサブコードが復調される。このサブコードは、サブコード処理回路13を経てコントローラ20に供給される。
EFM復調後のデータは一旦RAM14に格納され、エラー訂正回路15によってエラー訂正・検出用のパリティに基づいてエラー訂正が行われる。
エラー訂正後のデータは、デ・インターリーブ回路16にてCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)のインターリーブが解かれ、L/Rchのオーディオ信号として出力される。
【0046】
以下に、本発明の特徴であるEFMブロック12の補正部121の機能、構成について、順を追って説明する。
【0047】
補正部121は、CD,MD,DVDなど、符号変調を用いた情報ディスク1の表面に細かく付いた傷や、たとえばRFイコライザ9におけるコンパレートレベルのずれによってフォーマット上エラーとなっていた、本来存在し得ないEFM信号に対して含まれる1T信号または2T信号を、たとえば以下に示す方式に従って0または3T信号に補正する。
【0048】
補正方式には、パターン検出方式、エッジ検出方式、および強制補正方式がある。これら補正方式は以下の内容で、1T信号または2T信号を0または3T信号に補正する。
【0049】
1.パターン検出方式
・1Tを含む連続したTのパターンを検出して0、3Tに補正する。
・1Tを含む連続したパターンを検出して任意のTに補正する。
・1T、2Tを含む連続したパターンを検出して任意のTに補正する。
・2Tを含む連続したTのパターンを検出して0、3Tに補正する。
・2Tを含む連続したパターンを検出して任意のTに補正する。
【0050】
2.エッジ比較方式
・2Tが検出された場合、前後のTの長さを比較して長い方に補正する。
・2Tの、EFM信号の各エッジの位相エラーを比較して3Tに補正する。
【0051】
3.強制補正方式
・2Tが検出された場合、強制的に前、後ろへ1T伸ばし3Tに補正する。
・1Tが検出された場合、強制的に前後へ1T伸ばし3Tに補正する。
【0052】
補正部121は、図3に示すように、NRZ変換・エッジ検出回路1211、検出した1Tを0Tに補正する第1の補正回路1212、検出した2Tを3Tまたは0Tに補正する第2の補正回路1213、検出した2Tを3Tに補正する第3の補正回路1214、検出した1Tを3Tに補正する第4の補正回路1215、セレクタ1216、およびEFM変調回路1217により構成されている。
なお、セレクタ1216は、補正モード時には、第4の補正回路1215の出力をEFM変調回路1217に入力させ、補正を行わないときには、NRZ変換・エッジ検出回路1211の出力信号をEFM変調回路1217に直接入力させる。
【0053】
このような構成を有する補正部121では、アシンメトリ補正回路によって2値化されたRF信号(EFM信号)が、NRZ変換・エッジ検出回路1211でNRZ変換され、エッジ検出が行われた後、第1の補正回路1212(A)→第2の補正回路1213(B)→第3の補正回路1214(C)→第4の補正回路1215(D)における補正が行われ、再びEFM変調回路1217でEFM信号へ変換されて、後段のEFM復調回路122へ送られる。
【0054】
補正部121は、連続したTの中に1Tを含む任意のパターンに着目して補正を行う。この場合、発生頻度の低いもの、1T、2Tを含む前後のTの長さが、あるパターンに沿って入力されるものについて、確実に補正を行い、それらの補正を行った後、一番効果的な補正を行う。
1Tの短いものから、長いものへ補正を行うことにより、効果的に補正を行うことができる。
また、1T、2T信号に対してのみ補正を行うことにより、正常に入力されたEFM信号の3Tから11Tを壊さずに補正を行うことが可能になる。
【0055】
次に、第1〜第4の補正回路の具体的な回路構成について、図面を参照して説明する。
【0056】
図4は、第1の補正回路1212の構成例を示す回路図、図5は図4のタイミングチャートである。
なお、ここでは1Tを含む連続したパターン3T−1T−3Tの補正を例にとって説明する。
【0057】
第1の補正回路1212は、図4に示すように、D型フリップフロップFF1〜FF10、2入力ANDゲートAD1,AD2、後方1T,2T,3T,4T検出器201、1T検出器202、前方1T,2T,3T,4T検出器203、および判定回路204により構成されている。
【0058】
フリップフロップFF1〜FF10のクロックCK端子にPLLアシンメトリ回路11のディジタルPLL回路111で生成された再生クロック(1Tのチャネルクロック)PCKが供給されている。
そして、フリップフロップFF1〜FF5のQ出力とD入力が縦続接続され、フリップフロップFF1のD入力にNRZ変換・エッジ検出回路1211でエッジ検出された信号S1211が入力され、またフリップフロップFF1〜FF4のQ出力が検出器201に入力される。フリップフロップFF5のQ出力がANDゲートAD1の一方の入力端子に接続されている。
ANDゲートAD1の他方の入力端子(負入力端子)が判定回路204の1T補正信号S204の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF6のD入力に接続されている。フリップフロップFF6のQ出力がANDゲートAD2の一方の入力端子に接続されている。
ANDゲートAD2の他方の入力端子(負入力端子)が判定回路204の1T補正信号S204の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF7のD入力に接続されている。
さらに、フリップフロップFF7〜FF10のQ出力とD入力が縦続接続され、またフリップフロップFF7〜FF10のQ出力が検出器203に入力され、フリップフロップFF10のQ出力が補正後の信号として次段の第2の補正回路1213に出力される。
【0059】
検出器201は、フリップフロップFF1〜FF4のQ出力から後方の1T,2T,3T,4Tを検出し、検出結果を信号S201として判定回路204に出力する。たとえば1T,2T,3T,4Tを検出すると、たとえば信号S201をハイレベルで出力する。
【0060】
1T検出器202は、フリップフロップFF5,FF6のQ出力から後方の1Tを検出し、1Tを検出すると、たとえばハイレベルの信号S202を判定回路204に出力する。
【0061】
検出器203は、フリップフロップFF7〜FF10のQ出力から前方の1T,2T,3T,4Tを検出し、検出結果を信号S203として判定回路204に出力する。たとえば1T,2T,3T,4Tを検出すると、たとえば信号S203をハイレベルで出力する。
【0062】
判定回路204は、たとえば検出器201,202,204による検出信号S201,S202,203を全てハイレベルで入力すると、連続する信号パターンから1Tを除去すべきものと判定して、1T補正信号S204をANDゲートAD1,AD2の他方の入力端子(負入力端子)に出力する。
【0063】
ここで、上記構成を有する第1の補正回路1212の補正動作を、1Tを含む連続したパターン3T−1T−3Tの補正を例にとって説明する。
【0064】
図5(B)に示すような2値化後同期化されたEFM信号が、NRZ変換・エッジ検出回路1211において、NRZ変換後エッジ検出され、図5(C)に示すような信号となる。
その後、エッジ検出後の信号は、第1の補正回路1212に入力され、1Tの後方Tを検出するためのレジスタから再生クロックPCKのクロック周期でシフトして入力される。
そして、補正対象の1Tが検出器202で検出されたとき、具体的には、フリップフロップFF6,FF5の出力が論理「1,1」になって、検出器202の出力信号S202がハイレベルになったタイミングで後方の検出器201で3Tが検出され、図5(D)に示すように検出器201の出力信号S201がハイレベルに設定され、また、前方の検出器203で3Tが検出されて、図5(F)に示すように検出器203の出力信号S203がハイレベルに設定された場合、1Tを除去すべきのもと判定回路204で、図5(E)に示すように補正信号S204がハイレベルに設定されて出力される。
その結果、図5(H)に示すようにエッジ検出された信号から1T部が除去される。
この1T部が除去された信号が、後段のEFM変調回路1217で変調された後の補正EFM信号は、図5(I)に示すように7Tの信号となる。
すなわち、1Tを含む連続したパターン3T−1T−3TのEFM信号は、第1の補正回路1212により1Tが除去された、7Tの信号に補正される。
【0065】
第1の補正回路1212では、上記の動作により、以下の1Tを含む出現パターンに一致した場合、同様の補正を行う。
【0066】
定型の1Tの連続を検出して補正
(1)対象補正内容(2T−1T−2T −> 5T)
(2)対象補正内容(3T−1T−3T −> 7T)
(3)対象補正内容(4T−1T−3T −> 8T)
(4)対象補正内容(3T−1T−4T −> 8T)
【0067】
連続した1Tを消去
(5)対象補正内容(1T−1T−1T −> 3T)
(6)対象補正内容(2T−1T−1T −> 4T)
(7)対象補正内容(1T−1T−2T −> 4T)
【0068】
また、これらの補正に対して、補正選択信号を判定回路204に与えることにより、補正内容を任意に選択可能としている。
【0069】
次に、第2の補正回路1213の構成および機能について説明する。
図6は、第2の補正回路1213の構成例を示す回路図、図7は図6のタイミングチャートである。
この回路では、第1の補正回路1212の出力信号から、前方または後方に3Tを含んだ2Tが検出された時に、前後に存在する3Tを破壊せずに補正を行う。
なお、対象となるEFM信号のエッジ検出前のものを図7(B)に示し、このエッジ検出後の信号を図7(C)に示す。
【0070】
第2の補正回路1213は、図6に示すように、D型フリップフロップFF11〜FF20、2入力ANDゲートAD11〜AD13、2入力ORゲートOR11〜OR13、後方1T,2T,3T検出器211、2T検出器212、前方1T,2T,3T検出器213、および2T除去判定回路214により構成されている。
【0071】
フリップフロップFF11〜FF20のクロックCK端子にPLLアシンメトリ回路11のディジタルPLL回路111で生成された再生クロック(1Tのチャネルクロック)PCKが供給されている。
そして、フリップフロップFF11〜FF13のQ出力とD入力が縦続接続され、フリップフロップFF11のD入力にNRZ変換・エッジ検出回路1211でエッジ検出された信号S1211(第1の補正回路1212の出力信号)が入力され、またフリップフロップFF11〜FF13のQ出力が検出器211に入力される。フリップフロップFF13のQ出力がORゲートOR11の一方の入力端子に接続されている。
【0072】
ORゲートOR11の他方の入力端子が判定回路214の補正信号S214−1の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF14のD入力に接続されている。フリップフロップFF14のQ出力がANDゲートAD11の一方の入力端子に接続されている。
ANDゲートAD11の他方の入力端子(負入力端子)が判定回路214の補正信号S214−2の出力ラインに接続され、出力端子がORゲートOR12の一方の入力端子に接続されている。
ORゲートOR12の他方の入力端子が判定回路214の補正信号S214−3の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF15のD入力に接続されている。フリップフロップFF15のQ出力がANDゲートAD12の一方の入力端子に接続されている。
ANDゲートAD12の他方の入力端子(負入力端子)が判定回路214の補正信号S214−4の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF16のD入力に接続されている。フリップフロップFF16のQ出力がANDゲートAD13の一方の入力端子に接続されている。
ANDゲートAD13の他方の入力端子(負入力端子)が判定回路214の補正信号S214−5の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF17のD入力に接続されている。フリップフロップFF17のQ出力がORゲートOR13の一方の入力端子に接続されている。
ORゲートOR13の他方の入力端子が判定回路214の補正信号S214−6の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF18のD入力に接続されている。
また、フリップフロップFF14,FF15,FF16のQ出力が検出器212に入力される。
さらに、フリップフロップFF18〜FF20のQ出力とD入力が縦続接続され、またフリップフロップFF18〜FF20のQ出力が検出器213に入力され、フリップフロップFF20のQ出力が補正後の信号として次段の第3の補正回路1214に出力される。
【0073】
検出器211は、フリップフロップFF11〜FF13のQ出力から後方の1T,2T,3Tを検出し、検出結果を信号S211として判定回路214に出力する。たとえば1T,2T,3Tを検出すると、たとえば信号S211をハイレベルで出力する。
【0074】
2T検出器212は、フリップフロップFF14,FF15,FF16のQ出力から後方の2Tを検出すると、たとえばハイレベルの信号S212を判定回路214に出力する。
【0075】
検出器213は、フリップフロップFF18,FF19,FF20のQ出力から前方の1T,2T,3Tを検出し、検出結果を信号S213として判定回路214に出力する。たとえば1T,2T,3Tを検出すると、たとえば信号S213をハイレベルで出力する。
【0076】
判定回路214は、たとえば検出器212,213による検出信号S212,S213をハイレベルで入力すると、連続する信号パターンから2Tを除去すべきものと判定して、前方を補正すべく補正信号S214−1〜S214−6を所定のレベルで出力する。
さらに具体的には、補正対象の2Tが検出器212で検出された時に、後方の3Tを検出した場合、対象となる2T補正信号が有効となる。この検出された各信号をもとに、2Tを3Tへ補正する場合の方向を判定回路214は決定して、決定に応じた補正信号S214−1〜S214−6を出力する。
【0077】
次に、上記構成を有する第2の補正回路1213の補正動作を、2Tを含む連続したパターン3T(前方)−2T−5T(後方)の補正を例にとって説明する。
【0078】
第1の補正回路1212を通過した信号は、第2の補正回路1213に入力され、2Tの後方の3Tを検出するためのレジスタから再生クロックPCKのクロック周期でシフトして入力される。
補正対象の2Tが検出器212で検出され、図7(E)に示すように検出信号S212がハイレベルに設定された時に、検出器213において前方の3Tが検出され、図7(F)に示すように検出信号S213がハイレベルに設定された場合、対象となる2T補正信号が有効となる(図7(F))。
そして、この検出された各信号をもとに、2Tを3Tへ補正する場合の方向が判定回路214が決定され、決定に応じた補正信号S214−1〜S214−6が出力される。
この決定信号によって、2Tが補正される。図7の例の場合、後方側に補正するように決定され、後方の5Tが4Tとなるような補正が行われる。
この場合、補正信号S214−1,S214−2、およびS214−4がハイレベルで出力され、補正信号S214−3,S214−5、およびS214−6がローレベルで出力される。
その結果、図7(G)に示すようにエッジ検出された信号から2T部が3Tに補正される。
後段のEFM変調回路1217で変調された後の補正EFM信号は、図7(H)に示すような信号となる。
すなわち、2Tを含む連続したパターン3T−2T−5TのEFM信号は、第2の補正回路1213により3T−3T−4Tに補正される。
【0079】
上記の説明出は後方補正の場合について説明したが、たとえば前方補正の場合には、判定回路214から出力される補正信号は、S214−3,S214−4,S214−5、およびS214−6がハイレベルに設定され、S214−1およびS214−2がローレベルに設定される。
また、2Tを除去する場合には、判定回路214から出力される補正信号は、S214−2およびS214−5がハイレベルに設定され、S214−1,S214−3,S214−4、およびS214−6がローレベルに設定される。
【0080】
また、第2の補正回路1213は、以下に示す2Tを含む出現パターンに一致した場合、同様に補正を行う。
下記の(1)〜(3)の補正に対して対象の2Tの前後が1T、2Tとなった場合、誤補正で対象のT以外を破壊しないために、前後で1T、2Tの検出を行っている。
【0081】
定型の2Tパターンを補正
(1)対象補正内容(3T−2T−nT −> 3T−3T−(n−1)T)
ただし、n>4
(2)対象補正内容(nT−2T−3T −> (n−1)T−3T−3T)
【0082】
2Tの両側に3Tが出現した場合8Tへ補正
(1)対象補正内容(3T−2T−3T −>8T)
【0083】
また、第2の補正回路1213の判定回路214も、第1の補正回路1212の判定回路204と同様に、これらの補正に対して、補正選択信号を与えることにより、補正内容を任意に選択可能である。
【0084】
次に、第3の補正回路1214の構成および機能について説明する。
図8は、第3の補正回路1214の構成例を示す回路図、図9および図10は図8のタイミングチャートである。
【0085】
この回路は、大きくわけて3通りの補正を切り替えて使用することができる。
第1にディジタルPLL回路11からの位相エラーを利用した補正、第2に前後のTの長さを比較しての補正、第3に2Tが出現した場合強制的に3Tへ補正する、3通りである。
なお、図9がディジタルPLL回路11からの位相エラーを利用した補正時のタイミングチャートであり、図10が前後のTの長さを比較しての補正時のタイミングチャートである。
【0086】
そして、第3の補正回路1214は、図8に示すように、D型フリップフロップFF21〜FF48、2入力ANDゲートAD21〜AD23、2入力ORゲートOR21〜OR23、後方3T〜11T検出器221、2T検出器222、前方3T〜11T検出器223、2TのEFMエッジの位相エラー演算回路224および2T除去/2T→3T判定回路225により構成されている。
【0087】
フリップフロップFF21〜FF48のクロックCK端子にPLLアシンメトリ回路11のディジタルPLL回路111で生成された再生クロック(1Tのチャネルクロック)PCKが供給されている。
そして、フリップフロップFF21〜FF32のQ出力とD入力が縦続接続され、フリップフロップFF21のD入力にNRZ変換・エッジ検出回路1211でエッジ検出された信号S1211(第2の補正回路1213の出力信号)が入力され、またフリップフロップFF21〜FF32のQ出力が検出器221に入力される。フリップフロップFF32のQ出力がORゲートOR21の一方の入力端子に接続されている。
【0088】
ORゲートOR21の他方の入力端子が判定回路225の補正信号S225−1の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF33のD入力に接続されている。フリップフロップFF33のQ出力がANDゲートAD21の一方の入力端子に接続されている。
ANDゲートAD21の他方の入力端子(負入力端子)が判定回路225の補正信号S225−2の出力ラインに接続され、出力端子がORゲートOR22の一方の入力端子に接続されている。
ORゲートOR22の他方の入力端子が判定回路225の補正信号S225−3の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF34のD入力に接続されている。フリップフロップFF34のQ出力がANDゲートAD22の一方の入力端子に接続されている。
ANDゲートAD22の他方の入力端子(負入力端子)が判定回路225の補正信号S225−4の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF35のD入力に接続されている。フリップフロップFF35のQ出力がANDゲートAD23の一方の入力端子に接続されている。
ANDゲートAD23の他方の入力端子(負入力端子)が判定回路225の補正信号S225−5の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF36のD入力に接続されている。フリップフロップFF36のQ出力がORゲートOR23の一方の入力端子に接続されている。
ORゲートOR23の他方の入力端子が判定回路214の補正信号S225−6の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF37のD入力に接続されている。
また、フリップフロップFF33,FF34,FF35のQ出力が検出器212に入力される。
さらに、フリップフロップFF37〜FF48のQ出力とD入力が縦続接続され、またフリップフロップFF36〜FF48のQ出力が検出器233に入力され、フリップフロップFF48のQ出力が補正後の信号として次段の第4の補正回路1215に出力される。
【0089】
検出器221は、フリップフロップFF21〜FF32のQ出力から後方の3T〜11Tを検出し、検出結果を信号S221として判定回路225に出力する。たとえば3T〜11Tを検出すると、たとえば信号S221をハイレベルで出力する。
【0090】
2T検出器222は、フリップフロップFF33,FF34,FF35のQ出力から後方の2Tを検出すると、たとえばハイレベルの信号S222を判定回路225に出力する。
【0091】
検出器223は、フリップフロップFF37〜FF48のQ出力から前方の3T〜11Tを検出し、検出結果を信号S223として判定回路225に出力する。たとえば3T〜11Tを検出すると、たとえば信号S223をハイレベルで出力する。
【0092】
位相エラー演算回路224は、ディジタルPLL回路111において、通常速動作時は、4.3218MHz×8(=34.5744MHz)、倍速動作時は4.3218MHz×6(=25.9308MHz)である基準クロックHIFを用いて検出された結果である3ビットの位相エラー情報S111に基づいて、2T検出器222で2Tが検出されたときのEFM信号の後方エッジをA,前方エッジをBとして、この各エッジのA、Bの位相エラーが揃うタイミングで、A、Bの値の大小比較を行い、この演算結果を用いて、図11に示す条件に従って2Tを3Tへ補正する方向を決定するための信号S224として判定回路225に出力する。
たとえば図11に示すように、前エッジが位相進み+4(100)で後エッジが位相進み+2(010)では、前方へ1T伸ばす。
また、前エッジが位相進み+2(010)で後エッジが位相遅れ−3(101)では、後方へ1T伸ばす。
このように、前方へ1T伸ばすか、後方へ1T伸ばすかが、図11に示すように、位相エラー情報S111の内容に応じて条件付けがされている。
また、図11中に丸印を付した箇所は、前方または後方の選択可能条件を示している。
【0093】
なお、本回路では、スキューの状態によって補正する方向が変わる場合があるため、A=Bの時、前方、後方の補正を選択可能としている。
【0094】
判定回路225は、たとえば検出器221,222,223による検出信号S221,S222,S223の入力レベルおよび位相エラー演算回路224による2T→3Tの補正方向指示信号S224に従って、2Tを除去または指示信号に従った前方または後方を補正すべく補正信号S225−1〜S225−6を所定のレベルで出力する。
たとえば、前方に補正する場合には、補正信号S225−3,S225−4,S225−5、およびS225−6をハイレベルで出力し、補正信号S225−1および225−2をローレベルで出力する。
また、後方に補正する場合には、補正信号S225−1,S225−2、およびS225−4をハイレベルで出力し、補正信号S225−3,S225−5、およびS225−6をローレベルで出力する。
また、2Tを除去する場合には、補正信号S225−2およびS225−5をハイレベルで出力し、S225−1,S225−3,S225−4、およびS225−6をローレベルで出力する。
【0095】
次に、上記構成を有する第3の補正回路1214の第1、第2および第3の補正動作を順を追って説明する。
【0096】
(1)DPLLからの位相エラーを利用した補正
DSP回路10においては、PLLアシンメトリ補正回路11で、図9(D)に示すような2値化されたEFM信号をもとに、図9(C)に示す再生クロックPCKを動作モードに応じて逓倍された図9(A)に示すような基準クロックHIFが、ディジタルDPLL回路111で生成される。
なお、図9の例では、基準クロックHIFは、再生クロックPCKの8倍(通常速動作時4.3218MHz×8)されたクロックとして生成された場合を示している。
そして、ディジタルDPLL回路111では、EFM信号と再生クロックPCKの同期を取る場合、基準クロックHIFを用いて位相エラー量が検出される。このEFM信号と再生クロックPCKの位相の関係が、図9(B)に示されている。
【0097】
図9(D)に示すようなEFM信号が入力され同期化を行った場合、図9(E)に示すように2Tとして検出される。
この2Tが検出された時のEFM信号の後方エッジをA、前方エッジをBとする。
そして、ディジタルDPLL回路111より得られる位相エラーと値の関係は以下にようになり、括弧内の3ビットの情報が位相エラー情報S111として補正部12に出力される。
【0098】
通常速動作時
位相進み +4(100)
位相進み +3(011)
位相進み +2(010)
位相進み +1(001)
位相差無し 0(000)
位相遅れ −1(111)
位相遅れ −2(110)
位相遅れ −3(101)
【0099】
このディジタルDPLL回路111より得られた位相エラー情報S111は、2T EFMエッジ演算回路224に入力され、以下の内容が実行される。
すなわち、2T検出器222で2Tが検出されたときの各エッジに対して、前方のエッジの位相差の値は、図9(G)のタイミングで出現する。この図9(G)に示す信号を2PCK分遅延させたものが、図9(I)に示すようになる。
この各エッジのA、Bの位相エラーが揃うタイミングで、A、Bの値の大小比較が行われる。
そして、図9(J)に示す演算結果を用いて、図11に示す条件に従って2Tを3Tへ補正する方向が決定される。
この図11の結果をもとに、図9(D)に示すEFM信号は、2T→3T判定回路225へ、補正方向の信号が送られ、2Tが3Tに補正される。
【0100】
(2)前後のTの長さを比較しての補正
次に、図10のタイミングチャートに関連付けて、上述した(1)の補正の他に、2Tが出現した場合の補正について説明する。
ここでは、2Tを含む連続したパターンmT−2T−nTが入力された場合の補正を説明する。(m、nは3〜11の整数)
【0101】
図10(B)に示す対象となるEFM信号のエッジ検出前の信号が、エッジ検出後、図10(C)に示すようになる。
この信号が第3の補正回路1214に入力され、2Tの後方3T〜11Tを検出するためのレジスタから再生クロックPCKのクロック周期でシフトして入力される。
そして、図10(D)に示すように、補正対象の2Tが検出された時に、後方、前方の3T〜11Tを検出した場合、後方mT、前方nTの大小比較が行われ、以下の条件で、2Tから3Tの補正が行われる。
【0102】
対象補正内容 m>n(mT−2T−nT −> (m−1)T−3T−nT)
【0103】
対象補正内容 m<n(mT−2T−nT −> mT−3T−(n−1)T)
【0104】
図10の例では、m=5T、n=6Tの時m>nとなり、2T除去判定回路225で、図10(E)に示す後方補正信号が有効となる。
その結果、図10(F)に示すような補正結果が得られる。
後段のEFM変調回路1217で変調された後の補正EFM信号は、図10(G)に示すように、5T−3T−5Tの信号となる。
すなわち、2Tを含む連続したパターン6T−2T−5TのEFM信号は、第3の補正回路1214により5T−3T−5Tの信号に補正される。
【0105】
なお、本回路では、m=nの場合が発生するため、m=nの時、前方、後方の補正を設定可能である。
【0106】
(3)2Tが出現した場合強制的に3Tへ補正
第1の補正回路1212および第2の補正回路1213を通過後の信号について、2T検出器222で検出された場合、下記のように強制的に2Tから3Tへの補正が行われる。
【0107】
(3−1)強制的に3Tに補正される。なお、この補正方向である前方/後方は選択可能である。
(3−2)強制的に3Tに補正される。このときの補正を2Tが検出される毎に、前方−>後方が交互に繰り返される。
【0108】
次に、第4の補正回路1215の構成および機能について説明する。
図12は、第4の補正回路1215の構成例を示す回路図、図13は図12のタイミングチャートである。
【0109】
この第4の補正回路1215は、第1の補正回路1212、第2の補正回路1213、および第3の補正回路1214を通過した後の信号に、残っている1Tが検出されたときに、前後に1T拡張して1Tから3Tへ補正を行う。
【0110】
そして、第4の補正回路1215は、図12に示すように、D型フリップフロップFF51〜FF55、2入力ANDゲートAD51,AD52、2入力ORゲートOR51,OR52、1T検出器231、および1T→3T補正判定回路232により構成されている。
【0111】
フリップフロップFF51〜FF55のクロックCK端子にPLLアシンメトリ回路11のディジタルPLL回路111で生成された再生クロック(1Tのチャネルクロック)PCKが供給されている。
そして、フリップフロップFF51のD入力にNRZ変換・エッジ検出回路1211でエッジ検出された信号S1211(第3の補正回路1214の出力信号)が入力される。またフリップフロップFF51Q出力がORゲートOR51の一方の入力端子に接続されている。
ORゲートOR51の他方の入力端子が判定回路232の補正信号S232の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF52のD入力に接続されている。フリップフロップFF52のQ出力がANDゲートAD51の一方の入力端子に接続されている。
ANDゲートAD51の他方の入力端子(負入力端子)が判定回路232の補正信号S232の出力ラインに接続され、フリップフロップFF53のD入力に接続されている。フリップフロップFF53のQ出力がANDゲートAD52の一方の入力端子に接続されている。
ANDゲートAD52の他方の入力端子(負入力端子)が判定回路232の補正信号S232の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF54のD入力に接続されている。フリップフロップFF54のQ出力がORゲートOR52の一方の入力端子に接続されている。
ORゲートOR52の他方の入力端子が判定回路232の補正信号S232の出力ラインに接続され、出力端子がフリップフロップFF55のD入力に接続されている。
そして、フリップフロップFF55のQ出力が補正後の信号としてセレクタ1216を介してEFM変調回路1217に出力される。
また、フリップフロップFF52,FF53のQ出力が1T検出器231に入力される。
【0112】
1T検出器231は、フリップフロップFF52,FF53のQ出力から1Tを検出し、検出結果を信号S231として判定回路232に出力する。たとえば1Tを検出すると、信号S231をハイレベルで出力する。
【0113】
判定回路232は、検出器231による検出信号S231をハイレベルで入力すると、1Tを3Tに補正すべく、1T→3T補正信号S232をORゲートOR51,OR52の他方の入力端子およびANDゲートAD51,AD52の他方の入力端子(負入力端子)に出力する。
【0114】
次に、上記構成を有する第4の補正回路1215の補正動作を説明する。
図13(B)に示す対象となるEFM信号のエッジ検出前の信号が、エッジ検出後、図13(C)に示すようになる。
この信号が第4の補正回路1215に入力され、レジスタから再生クロックPCKのクロック周期でシフトして入力される。
補正対象の1Tが検出された時、図13(D)に示すように、1Tから3Tへの補正が行われる。
後段のEFM変調回路1217で変調された後の補正EFM信号は、図13(D)に示すように、3T−3T−3Tの信号となる。
すなわち、1Tを含む連続したパターン4T−1T−4TのEFM信号は、第4の補正回路1215により3T−3T−3Tの信号に補正される。
【0115】
なお、第4の補正回路1215では、機能選択信号を与えることにより、補正のON/OFF 可能としている。
【0116】
次に、図1の回路の動作を説明する。
符号変調を用いた情報が記録されているディスク1はスピンドルモータ2によって回転駆動され、ディスク1の記録情報は光学式ピックアップ3によって読み取られる。
このピックアップ3の出力信号は、I(電流)/V(電圧)アンプ8で電流信号から電圧信号に変換され、さらにRFイコライズ回路9で波形整形された後、RF信号としてDSP回路10に供給される。
【0117】
DSP回路10では、RFイコライザ9によるRF信号がPLLアシンメトリ補正回路11に入力され、RF信号に対するアシンメトリの補正が行われ、2値化したRF信号(EFM信号)としてEFMブロック12に出力される。
また、PLLアシンメトリ補正回路11では、2値の信号エッジ(2値のパルス列信号)に基づいて周波数4.3218MHzの再生クロックPCKが生成される。そして、ディジタルPLL回路111では、2値化されたEFM信号をもとに、再生クロックPCKの逓倍の基準クロックHIFが生成され、EFM信号とPCK信号の同期を取るにあたって、基準クロックHIFを用いて位相エラー量が検出される。このRF信号の位相エラーは、3ビットの位相エラー情報S111としてEFMブロック12の補正部121に供給される。
【0118】
補正部121では、符号変調を用いたディスク1の表面に細かく付いた傷や、たとえばRFイコライザ9におけるコンパレートレベルのずれによってフォーマット上エラーとなっていた、本来存在し得ないEFM信号に対して含まれる1T信号または2T信号が所定の方式に従って0または3T信号に補正される。
さらに具体的には、PLLアシンメトリ補正回路11で2値化されたRF信号のエッジ検出が行われてNRZ変換される。そして、ディジタルPLL回路111で生成されたクロックを用いて同期化され、第1〜第4の補正回路1212〜1215で、同期化したときに発生したフォーマット上はEFM信号として本来存在し得ない1T,2T(Tはチャネルクロックの周期)の検出が行われ、検出した1T,2Tの信号が、所定の条件に従って0または3Tに補正される。
【0119】
補正部12の第1〜第4の補正回路1212〜1215で補正された信号は、セレクタ1216を介してEFM変調回路1217に入力されてEFM変調される。EFM変調された信号はEFM復調回路122で復調される。
そして、復調されたEFM信号は、ディジタルオーディオのデータと、エラー訂正・検出用のパリティになるとともに、フレーム同期信号のすぐ後ろに入っているサブコードが復調される。このサブコードは、サブコード処理回路13を経てコントローラ20に供給される。
また、EFM復調後のデータは一端RAM14に格納され、エラー訂正回路15によってエラー訂正・検出用のパリティに基づいてエラー訂正が行われる。
エラー訂正後のデータは、デ・インターリーブ回路16にてCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)のインターリーブが解かれ、L/Rchのオーディオ信号として出力される。
【0120】
以上説明したように、本実施形態によれば、PLLアシンメトリ補正回路11で2値化されたRF信号のエッジ検出を行ってNRZ変換してディジタルPLL回路11で生成されたクロックを用いて同期化し、同期化したときに発生したフォーマット上はEFM信号として本来存在し得ない1T,2T(Tはチャネルクロックの周期)の検出を行い、検出した1T,2Tの信号を、所定の条件に従って0または3Tに補正して、RF信号から1T,2Tを除去し、その1T,2Tを除去したRF信号をEFM変調する補正部121と、EFM変調後の信号をEFM復調する復調回路122とを含むEFMブロック12を設けたので、今までエラーとなっていた信号を復元できる。そのため、エラー訂正回路15で訂正を行う信号が、3Tから11Tのフォーマットに補正されるため、C1、C2のエラーレートが改善され、プレイアビリティの向上ができる。
そして、結果的にエラーレートの向上、プレイアビリティの向上を図れる利点がある。
【0121】
また、ディスク表面に細かく付いた傷によってRF信号の振幅レベルが下がり正確にRF信号が入力されないもの、また、アシンメトリのずれによってスライスレベルがプラス、またはマイナス側にシフトしてしまい正確に2値化されずに発生した、1T、2Tの信号を除去することができる。
このため、これらのアシンメトリずれディスクや傷ディスクなどの粗悪ディスクに対して再生能力を向上することができる利点がある。
【0122】
なお、本実施形態では、補正部121において、2T→3T補正を行う第3の補正回路1214を通過した信号を、1T→3T補正を行う第4の補正回路1215に入力させるように構成したが、第2の補正回路1213を通過した信号を第4の補正回路1215に入力させ、第4の補正回路1215を通過した信号を第3の補正回路1214に入力させて2T→3T補正を行うように構成してもよい。
この場合、制御信号により第2の補正回路1213→第3の補正回路1214→第4の補正回路1215の接続形態と、第2の補正回路1213→第4の補正回路1215→第3の補正回路1214の接続形態とを図示しないスイッチ回路により切り替えるように構成することも可能である。
【0123】
このように補正の順番について入れ替えの機能を設けることで、ディスクの再生状態により1T、2Tの出現状態が変化した場合、補正結果が悪化するのを軽減することができる利点がある。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、発生した1T、2T信号を補正することにより、今までエラーとなっていた信号を復元できる。そのため、エラー訂正回路で訂正を行う信号が、3Tから11Tのフォーマットに補正されるため、結果的にエラーレートの向上、プレイアビリティの向上を図れる利点がある。
【0125】
また、ディスク表面に細かく付いた傷によってRF信号の振幅レベルが下がり正確にRF信号が入力されないもの、また、アシンメトリのずれによってスライスレベルがプラス、またはマイナス側にシフトしてしまい正確に2値化されずに発生した、1T、2Tの信号を除去することができる。
このため、これらのアシンメトリずれディスクや傷ディスクなどの粗悪ディスクに対して再生能力を向上することができる利点がある。
【0126】
また、補正の順番について入れ替えの機能と補正機能の選択手段を設けることで、ディスクの再生状態により1T、2Tの出現状態が変化した場合、補正結果が悪化するのを軽減することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る復号装置が適用されるCDプレーヤの制御系の一実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明に係るEFMブロックの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るEFMブロックの補正回路の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3の第1の補正回路の構成例を示す回路図である。
【図5】図4の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】図3の第2の補正回路の構成例を示す回路図である。
【図7】図6の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図8】図3の第3の補正回路の構成例を示す回路図である。
【図9】図8におけるディジタルPLL回路からの位相エラーを利用した補正時のタイミングチャートである。
【図10】図8における前後のTの長さを比較しての補正時のタイミングチャートである。
【図11】位相エラーによって補正を行う方向を決定するための条件を示す図である。
【図12】図3の第4の補正回路の構成例を示す回路図である。
【図13】図12の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…ディスク、2…スピンドルモータ、3…ピックアップ、8…I/VAmp、9…RFイコライザ、10…DSP回路、11…PLLアシンメトリ補正回路、111…ディジタルPLL回路、12…EFMブロック、121…補正部、122…復調回路、13…サブコード処理回路、14…RAM、15…エラー訂正回路、16…デ・インタリーブ回路、17…クロック発生器、18…スピンドル・サーボ信号処理回路、20…コントローラ、22…光学系サーボ信号処理回路1211…NRZ変換・エッジ検出回路、1212…第1の補正回路、1213…第2の補正回路、1214…第3の補正回路、1215…第4の補正回路、1216…セレクタ、1217…EFM変調回路。
Claims (18)
- 2個のシンボルにより構成される符号系列の同一のシンボル間に連続して配置される他の上記シンボルの長さである連続長が所定の規定長として規定されている符号であって、チャネルビット列のビット間隔をTとすると、最小反転間隔が3Tである符号を復号する復号装置であって、
符号系列から最小反転間隔を3Tより小さく正常な場合に本来存在し得ないTのパターンを検出する検出手段と、
上記検出手段で本来存在し得ないTのパターンが検出されると、当該パターンを3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する補正手段と、を有し、
上記補正手段は、
位相エラー情報に基づいて、2Tが検出されたときの信号の後方エッジと前方エッジの位相エラーが揃うタイミングで、両エッジにおける大小比較を行い、この演算結果を用いて、所定の条件に従って2Tを3Tへ補正する方向を決定し、当該決定に応じて前方へ1T伸ばす補正、または後方へ1T伸ばす補正を行う補正回路を含む
復号装置。 - 上記補正手段は、
1Tが検出されると当該1T部分を除去して、3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する第1の補正回路と、
上記第1の補正回路の出力信号から、2Tを検出すると、当該2T部分を3Tに補正する第2の補正回路と、
上記第2の補正回路の出力信号から、2Tを検出すると、2Tの2値化信号の各エッジの位相エラーを比較して、比較結果に応じて当該2T部分の前後のいずれの方向に補正するかを決定し、決定した方向に当該2Tを3Tに補正する第3の補正回路と、
上記第3の補正回路の出力信号から、1Tを検出すると、当該1T部を3Tに補正する第4の補正回路と、を有し、
上記第3の補正回路が、
位相エラー情報に基づいて、2Tが検出されたときの信号の後方エッジと前方エッジの位相エラーが揃うタイミングで、両エッジにおける大小比較を行い、この演算結果を用いて、所定の条件に従って2Tを3Tへ補正する方向を決定し、当該決定に応じて前方へ1T伸ばす補正、または後方へ1T伸ばす補正を行う
請求項1記載の復号装置。 - 上記第1の補正回路は、
1Tのチャネルクロックに同期して順次にシフトさせた4つの第1のシフト信号で後方の1,2,3,4Tを検出する後方1,2,3,4T検出器と、
上記第1のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた2つの第2のシフト信号で1Tを検出する1T検出器と、
上記第2のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた4つの第3のシフト信号で前方の1,2,3,4Tを検出する前方1,2,3,4T検出器と、を含み、
上記後方1,2,3,4T検出器、上記1T検出器、および上記前方1,2,3,4T検出器の全てで対象Tが検出されると、連続する信号パターンから1Tを除去すべきものとして当該1T部分を除去して、3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する
請求項2記載の復号装置。 - 上記第2の補正回路は、
上記第1の補正回路の出力信号を上記チャネルクロックに同期してシフトさせた3つの第4のシフト信号で後方の1,2,3Tを検出する後方1,2,3T検出器と、
上記第4のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた3つの第5のシフト信号で2Tを検出する2T検出器と、
上記第5のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた3つの第6のシフト信号で前方の1,2,3Tを検出する前方1,2,3T検出器と、を含み、
上記後方1,2,3T検出器、上記2T検出器、および上記前方1,2,3T検出器の検出結果に応じて2Tを3Tへ補正する方向を決定し、決定方向に従って2T部分を3Tに補正する
請求項2または3記載の復号装置。 - 上記第3の補正回路は、
上記第2の補正回路の出力信号を上記チャネルクロックに同期してシフトさせた12の第7のシフト信号で後方の3T〜11Tを検出する後方3T〜11T検出器と、
上記第7のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた3つの第8のシフト信号で2Tを検出する2T検出器と、
上記第8のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた12の第9のシフト信号で前方の3T〜11Tを検出する前方3T〜11T検出器と、を含み、
上記後方3T〜11T検出器、上記2T検出器、および上記前方3T〜11T検出器の検出結果に応じて2Tを3Tへ補正する方向を決定し、2Tの除去または決定方向に従って後方または前方を補正する
請求項2から4のいずれか一に記載の復号装置。 - 上記第3の補正回路は、
上記第2の補正回路の出力信号を上記チャネルクロックに同期してシフトさせた12の第7のシフト信号で後方の3T〜11Tを検出する後方3T〜11T検出器と、
上記第7のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた3つの第8のシフト信号で2Tを検出する2T検出器と、
上記第8のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた12の第9のシフト信号で前方の3T〜11Tを検出する前方3T〜11T検出器と、
位相エラー情報に基づいて、2Tが検出されたときの信号の後方エッジと前方エッジの位相エラーが揃うタイミングで、両エッジにおける大小比較を行う演算回路と、を含み、
上記後方3T〜11T検出器、上記2T検出器、上記前方3T〜11T検出器、および演算回路の結果に応じて2Tを3Tへ補正する方向を決定し、選択的に2Tの除去または決定方向に従って後方または前方を補正する
請求項2から4のいずれか一に記載の復号装置。 - 上記第4の補正回路は、
上記第3の補正回路の出力信号を上記チャネルクロックに同期してシフトさせた2つの第10のシフト信号で1T〜11を検出する1T検出器を有し、
上記1T検出器で1Tが検出されると当該1T部を3Tに補正する
請求項2から6のいずれか一に記載の復号装置。 - 上記第3の補正回路と上記第4の補正回路の信号ラインの位置を、上記第2の補正回路の出力と当該補正手段の出力との間で接続切り替え可能な手段
を有する請求項2から7のいずれか一に記載の復号装置。 - 2個のシンボルにより構成される符号系列の同一のシンボル間に連続して配置される他の上記シンボルの長さである連続長が所定の規定長として規定されている符号データであって、所定の記録媒体に記録された、チャネルビット列(記録波形列)のビット間隔をTとすると、最小反転間隔が3Tである符号データを再生するデータ再生装置であって、
上記記録媒体からRF信号を再生する手段と、
再生されたRF信号から最小反転間隔を3Tより小さく正常な場合に本来存在し得ないTのパターンを検出する検出手段と、
上記検出手段で本来存在し得ないTのパターンが検出されると、当該パターンを3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する補正手段と、
上記補正手段で補正された信号に対してエラー訂正を行うエラー訂正回路と、を有し、
上記補正手段は、
位相エラー情報に基づいて、2Tが検出されたときの信号の後方エッジと前方エッジの位相エラーが揃うタイミングで、両エッジにおける大小比較を行い、この演算結果を用いて、所定の条件に従って2Tを3Tへ補正する方向を決定し、当該決定に応じて前方へ1T伸ばす補正、または後方へ1T伸ばす補正を行う補正回路を含む
データ再生装置。 - 上記補正手段は、
1Tが検出されると当該1T部分を除去して、3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する第1の補正回路と、
上記第1の補正回路の出力信号から、2Tを検出すると、当該2T部分を3Tに補正する第2の補正回路と、
上記第2の補正回路の出力信号から、2Tを検出すると、2Tの2値化信号の各エッジの位相エラーを比較して、比較結果に応じて当該2T部分の前後のいずれの方向に補正するかを決定し、決定した方向に当該2Tを3Tに補正する第3の補正回路と、
上記第3の補正回路の出力信号から、1Tを検出すると、当該1T部を3Tに補正する第4の補正回路と、を有し、
上記第3の補正回路が、
位相エラー情報に基づいて、2Tが検出されたときの信号の後方エッジと前方エッジの位相エラーが揃うタイミングで、両エッジにおける大小比較を行い、この演算結果を用いて、所定の条件に従って2Tを3Tへ補正する方向を決定し、当該決定に応じて前方へ1T伸ばす補正、または後方へ1T伸ばす補正を行う
請求項9記載のデータ再生装置。 - 上記第1の補正回路は、
1Tのチャネルクロックに同期して順次にシフトさせた4つの第1のシフト信号で後方の1,2,3,4Tを検出する後方1,2,3,4T検出器と、
上記第1のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた2つの第2のシフト信号で1Tを検出する1T検出器と、
上記第2のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた4つの第3のシフト信号で前方の1,2,3,4Tを検出する前方1,2,3,4T検出器と、を含み、
上記後方1,2,3,4T検出器、上記1T検出器、および上記前方1,2,3,4T検出器の全てで対象Tが検出されると、連続する信号パターンから1Tを除去すべきものとして当該1T部分を除去して、3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する
請求項10記載のデータ再生装置。 - 上記第2の補正回路は、
上記第1の補正回路の出力信号を上記チャネルクロックに同期してシフトさせた3つの第4のシフト信号で後方の1,2,3Tを検出する後方1,2,3T検出器と、
上記第4のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた3つの第5のシフト信号で2Tを検出する2T検出器と、
上記第5のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた3つの第6のシフト信号で前方の1,2,3Tを検出する前方1,2,3T検出器と、を含み、
上記後方1,2,3T検出器、上記2T検出器、および上記前方1,2,3T検出器の検出結果に応じて2Tを3Tへ補正する方向を決定し、決定方向に従って2T部分を3Tに補正する
請求項10または11記載のデータ再生装置。 - 上記第3の補正回路は、
上記第2の補正回路の出力信号を上記チャネルクロックに同期してシフトさせた12の第7のシフト信号で後方の3T〜11Tを検出する後方3T〜11T検出器と、
上記第7のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた3つの第8のシフト信号で2Tを検出する2T検出器と、
上記第8のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた12の第9のシフト信号で前方の3T〜11Tを検出する前方3T〜11T検出器と、を含み、
上記後方3T〜11T検出器、上記2T検出器、および上記前方3T〜11T検出器の検出結果に応じて2Tを3Tへ補正する方向を決定し、2Tの除去または決定方向に従って後方または前方を補正する
請求項10から12のいずれか一に記載のデータ再生装置。 - 上記第3の補正回路は、
上記第2の補正回路の出力信号を上記チャネルクロックに同期してシフトさせた12の第7のシフト信号で後方の3T〜11Tを検出する後方3T〜11T検出器と、
上記第7のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた3つの第8のシフト信号で2Tを検出する2T検出器と、
上記第8のシフト信号をさらに上記チャネルクロックに同期してシフトさせた12の第9のシフト信号で前方の3T〜11Tを検出する前方3T〜11T検出器と、
位相エラー情報に基づいて、2Tが検出されたときの信号の後方エッジと前方エッジの位相エラーが揃うタイミングで、両エッジにおける大小比較を行う演算回路と、を含み、
上記後方3T〜11T検出器、上記2T検出器、上記前方3T〜11T検出器、および演算回路の結果に応じて2Tを3Tへ補正する方向を決定し、選択的に2Tの除去または決定方向に従って後方または前方を補正する
請求項10から12のいずれか一に記載のデータ再生装置。 - 上記第4の補正回路は、
上記第3の補正回路の出力信号を上記チャネルクロックに同期してシフトさせた2つの第10のシフト信号で1T〜11を検出する1T検出器を有し、
上記1T検出器で1Tが検出されると当該1T部を3Tに補正する
請求項10から14のいずれか一に記載のデータ再生装置。 - 上記第3の補正回路と上記第4の補正回路の信号ラインの位置を、上記第2の補正回路の出力と当該補正手段の出力との間で接続切り替え可能な手段
を有する請求項10から15のいずれか一に記載のデータ再生装置。 - 2個のシンボルにより構成される符号系列の同一のシンボル間に連続して配置される他の上記シンボルの長さである連続長が所定の規定長として規定されている符号であって、チャネルビット列のビット間隔をTとすると、最小反転間隔が3Tである符号を復号する復号方法であって、
符号系列から最小反転間隔を3Tより小さく正常な場合に本来存在し得ないTのパターンを検出する第1ステップと、
本来存在し得ないTのパターンを検出すると、当該パターンを3T以上の正常なフォーマットの信号に補正する第2ステップと、を含み、
上記第2ステップにおいて、
位相エラー情報に基づいて、2Tが検出されたときの信号の後方エッジと前方エッジの位相エラーが揃うタイミングで、両エッジにおける大小比較を行い、この演算結果を用いて、所定の条件に従って2Tを3Tへ補正する方向を決定し、当該決定に応じて前方へ1T伸ばす補正、または後方へ1T伸ばす補正を行う
復号方法。 - 上記第2のステップにおいて、
第1の補正回路で1Tが検出されると当該1T部分を除去して、3T以上の正常なフォーマットの信号に補正し、
第2の補正回路で、上記第1の補正回路の出力信号から、2Tを検出すると、当該2T部分を3Tに補正し、
第3の補正回路で、上記第2の補正回路の出力信号から、2Tを検出すると、2Tの2値化信号の各エッジの位相エラーを比較して、比較結果に応じて当該2T部分の前後のいずれの方向に補正するかを決定し、決定した方向に当該2Tを3Tに補正し、
第4の補正回路で、上記第3の補正回路の出力信号から、1Tを検出すると、当該1T部を3Tに補正し、
上記第3の補正回路における補正において、
位相エラー情報に基づいて、2Tが検出されたときの信号の後方エッジと前方エッジの位相エラーが揃うタイミングで、両エッジにおける大小比較を行い、この演算結果を用いて、所定の条件に従って2Tを3Tへ補正する方向を決定し、当該決定に応じて前方へ1T伸ばす補正、または後方へ1T伸ばす補正を行う
請求項18記載の復号方法。
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