JP4200528B2 - ぱちんこ遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ぱちんこ遊技機、特には第3種ぱちんこ遊技機として協定規約に規定されているところの通称「権利もの」と称されるぱちんこ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
第3種ぱちんこ遊技機では、遊技球が遊技盤上の遊技領域に設けられた特定の入賞口に入賞する等の、特定の条件を偶発的に満たしたときに特別な装置が作動可能状態にされ、遊技者は改めて該作動可能状態にされた特別な装置を使用して遊技者に有利な特別の遊技を行う権利を得る(上記特別な装置を以下、特別装置と言う)。そして上記権利が発生中に重ねて該権利を発生させるとその権利は先の権利とともに消滅されると言う、いわゆる権利のパンクが生ずべきことも特徴である。
【0003】
従来のある一つの種類の第3種ぱちんこ遊技機では、抽選機能を有する普通図柄(遊技球が始動ゲートを通過したときに始動して表示される図柄が次々と変化してランダムに止まりそのときの図柄が当り図柄になると特定入賞口を一定時間継続して開放していわゆる大当りの状態にするものを言う)が当りになって開放された特定入賞口、に入賞した遊技球はほぼ確実に上記特別装置作動領域を通過して該特別装置が作動可能状態となり遊技者は所定の遊技を行う権利を得る。このタイプは遊技性がほぼ第1種ぱちんこ遊技機(特定な条件を満たすと特定入賞口が一定時間開放されていわゆる大当り状態になるもの)とほぼ同じになって単調になり易いが、遊技者の支持は根強い。
【0004】
一方従来の別の第3種ぱちんこ遊技機の場合では、上記普通図柄が当りなって開放された特定入賞口、に入賞した遊技球が更に特別装置作動判定用の別の抽選機能の図柄(以下、特別装置作動判定図柄、略しては判定図柄と言う)を作動させ、この判定図柄が当りとなったときに初めて特別装置が作動可能状態となる(即ち、遊技者が権利を得る)と言う2段階判定方式とされている。しかしながら、この2段階判定方式のものは、2段階判定方式としたことでかえってまだるっこい感を遊技者に与えて余り受け入れられていないのが実状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記従来の、普通図柄と特別装置作動判定図柄とによる2段階判定方式の、上記第3種ぱちんこ遊技機に分類される種類のぱちんこ遊技機に対する遊技客の上記不評を解消するべく、その遊技性を高めることである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の作用・効果】
上記課題を解決するための請求項1に記載の本発明のぱちんこ遊技機は、
遊技盤の遊技領域に球を打ち込んで遊技が可能なぱちんこ遊技機であって;
普通図柄の当り図柄判定手段と;
上記遊技領域内に配設され、遊技球が入賞し易い開放状態と入賞し難い非開放状態とに切り替え自在な可変開口部材を備えた特定入賞口と;
上記特定入賞口に入賞した入賞遊技球が通過することによって作動する特別装置作動判定図柄作動スイッチと;
上記特別装置作動判定図柄作動スイッチを通過した上記入賞遊技球が一時停留する遊技球停留部と;
上記特別装置作動判定図柄作動スイッチの上方に位置して遊技球が該作動スイッチに達し得ないよう通路を遮断するオン状態と該遮断を解除するオフ状態とに切り替え自在なストッパー手段と;
上記遊技球停留部に停留する遊技球を開放して特別装置作動領域に誘導して排出する場合と外れ領域に誘導して排出する場合とに切り換え誘導可能な停留遊技球切り換え誘導手段と;
上記特定入賞口の上記可変開口部材が時間間隔を置いて順次与える一連の複数の開放時限の間だけ開放状態になるようにする該特定入賞口の時限開放を、上記普通図柄の当たり図柄判定手段の判定結果に基づいて実施する可変開口部材開閉制御手段と;
上記ストッパー手段を、開放された上記特定入賞口に入賞した遊技球が特別装置作動判定図柄作動スイッチを通過して上記遊技球停留部に停留することが生じるまでの間は現に進行中の開放時限中はオフ状態にして上記遊技球が上記停留部に停留するのを待つが、上記遊技球が上記遊技球停留部に停留することが生じた後はオン状態とし、しかしてもし上記特別装置作動判定図柄が当たりとなった場合は該オン状態を現に進行中の上記特定入賞口の時限開放の終了まで維持し、そしてもし上記特別装置作動判定図柄が外れの場合はオン状態のままで現に進行中の開放時限の終了まで維持して現に進行中の上記時限開放を終わるかもしくは上記現に進行中の開放時限の後に一連の開放時限の残り開放時限があるときはその開放時限において先の開放時限の場合と同様にオンオフ制御を行うストッパー手段オンオフ制御手段と;
上記停留遊技球切り換え誘導手段により上記特別装置作動領域へ遊技球が誘導されたときに初めて発生される特別な遊技をする権利の行使に使用される特別装置と;
を備えたことを特徴とする。
【0007】
ここで普通図柄又は特別装置作動判定図柄は、遊技盤上に横に並ぶ複数又は1つの図柄表示器上に表示される複数又は1つの図柄からなり、遊技球(打ち球)が普通図柄又は判定図柄のための始動入賞口に入賞するかもしくは始動ゲートを通過することによって、各表示器に複数の図柄が順次変動して表示され始め、そして一定時間経過してから、ランダムに決められる1つの図柄が各表示器に停止表示されるようにする。そして当り図柄は、例えば普通図柄の場合なら上記複数の図柄(例えば16図柄)のうちの1から7までのいずれかの図柄が3つの表示器に揃って停止表示される場合を当り図柄とし、判定図柄の場合なら1つの表示器に特定の一つの図柄が停止表示された場合を当り図柄とすると言うように予め決められる。そしてそれらの当り図柄のいずれかが停止表示される確率は例えば、普通図柄の場合で100分の1に、判定図柄の場合は3分の1にと言うように定められる。しかしてこの場合、普通図柄には7通りの当り図柄があるが、例えばそれらのいずれかの当り図柄が出たときに、上記特定入賞口の可変開口部材の時限開放を従来のように例えば6秒の開放時限1回で行う代わりに、上記時限開放を上記6秒を例えば2分割した各3秒の開放時限で2回まで時間間隔をおいて順次与えると言う一連の2つの開放時限で行うか、或は又上記6秒を例えば3分割した各2秒の開放時限で3回まで時間間隔をおいて順次与えると言う一連の3つの開放時限で行うようにする。なお、普通図柄の当り1回について行う上記特定入賞口の可変開口部材の時限開放の開閉駆動は、最初の開動作から一定時間(30秒)が経過した後は規約で禁じているが、そのような場合はその時間範囲の中で上記時限開放が完結するようにする。
【0008】
このように1回の普通図柄の当りについて行う1回の時限開放において上記特定入賞口の可変開口部材を開放する開放時限の数を複数とする(但し、複数とした各開放時限の時間の長さは一定とは限られない)とともに、その各開放時限で開放された上記特定入賞口に遊技球が入賞しそして、上記一連の開放時限の数だけ上記特別装置作動判定図柄の作動機会が繰り返し与えられるようにする。このため、特定入賞口の1回の作動(時限開放)における可変開口部材の開放時間の合計時間を長めることなく、従来の2段階判定方式の第3種ぱちんこ遊技機の場合(上記特定入賞口の可変開口部材の時限開放が1回の開放時限だけで終わる場合)に比べて、上記権利発生の抽選確率は、開放中の特定入賞口に打ち球を入賞させると言う遊技技術が伴えば高められ、遊技に退屈さを感じさせないようにすることができる。即ち、遊技のゲーム性と娯楽性とが高められる。なお、権利発生に至った特定入賞口の作動(時限開放)の後の、又同様に権利発生に至る特定入賞口の作動(時限開放)1回が生じるまでの間の各普通図柄の作動における当り図柄の抽選確率を例えば10倍(抽選確率1/10)に高めていわゆる2回権利ものとしたり、或は又、権利発生に至った特定入賞口の作動(時限開放)の後の、同様に権利発生に至る特定入賞口の作動(時限開放)2回が生じるまでの間の各普通図柄の作動における当り図柄の抽選確率を例えば10倍(抽選確率1/10)に高めていわゆる3回権利ものとしたりたりする遊技法を採用して遊技の射幸性も高めるようにすることもできる。
【0009】
請求項2に記載の本発明のぱちんこ遊技機は、
遊技盤の遊技領域に球を打ち込んで遊技が可能なぱちんこ遊技機であって;
普通図柄の当り図柄の種類判定手段と;
上記遊技領域内に配設され、遊技球が入賞し易い開放状態と入賞し難い非開放状態とに切り替え自在な可変開口部材を備えた特定入賞口と;
上記特定入賞口に入賞した入賞遊技球が通過することによって作動する特別装置作動判定図柄作動スイッチと;
上記特別装置作動判定図柄作動スイッチを通過した上記入賞遊技球が一時停留する遊技球停留部と;
上記特別装置作動判定図柄作動スイッチの上方に位置して遊技球が該作動スイッチに達し得ないよう通路を遮断するオン状態と該遮断を解除するオフ状態とに切り替え自在なストッパー手段と;
上記遊技球停留部に停留する遊技球を開放して特別装置作動領域に誘導して排出する場合と外れ領域に誘導して排出する場合とに切り換え誘導可能な停留遊技球切り換え誘導手段と;
上記特定入賞口の上記可変開口部材が1つの開放時限もしくは時間間隔を置いて順次与える一連の複数の開放時限の間だけ開放状態になるようにする該特定入賞口の時限開放を、上記普通図柄の当たり図柄の種類判定手段の判定結果に応じて該時限開放における開放時限数を異ならしめて実施する可変開口部材開閉制御手段と;
上記ストッパー手段を、開放された上記特定入賞口に入賞した遊技球が特別装置作動判定図柄作動スイッチを通過して上記遊技球停留部に停留することが生じるまでの間は現に進行中の開放時限中はオフ状態にして上記遊技球が上記停留部に停留するのを待つが、上記遊技球が上記遊技球停留部に停留することが生じた後はオン状態とし、しかしてもし上記特別装置作動判定図柄が当たりとなった場合は該オン状態を現に進行中の上記特定入賞口の時限開放の終了まで維持し、そしてもし上記特別装置作動判定図柄が外れの場合はオン状態のままで現に進行中の開放時限の終了まで維持して現に進行中の上記時限開放を終わるかもしくは上記現に進行中の開放時限の後に一連の開放時限の残り開放時限があるときはその開放時限において先の開放時限の場合と同様にオンオフ制御を行うストッパー手段オンオフ制御手段と;
上記停留遊技球切り換え誘導手段により上記特別装置作動領域へ遊技球が誘導されたときに初めて発生される特別な遊技をする権利の行使に使用される特別装置と;
を備えたことを特徴とする。
【0010】
この請求項2に記載の発明のぱちんこ遊技機では、例えば上記の例の場合で説明すると、普通図柄には7通りの当り図柄があるが、このうち例えば3で揃ったときと7で揃ったときの2通りの特別な当り図柄以外の5通りの普通の当り図柄(即ち、1、2、4、5、6のいずれかで揃ったときの図柄)の場合には、上記特定入賞口の可変開口部材の時限開放を従来のように例えば6秒の開放時限1回で行い、上記特別の2通りの場合(即ち、3又は7で揃ったときの図柄)では上記時限開放を上記6秒を例えば2分割した各3秒の開放時限で2回まで時間間隔をおいて順次与えると言う一連の2つの開放時限で行うか、或は又上記6秒を例えば3分割した各2秒の開放時限で3回まで時間間隔をおいて順次与えると言う一連の3つの開放時限で行うようにする。
【0011】
このように1回の普通図柄の当りについて行う1回の時限開放において、上記特定入賞口の可変開口部材を開放する開放時限の回数を上記普通図柄の当り図柄の種類によっては、最少1である場合を含み得て、異ならしめる。このため請求項1に記載の発明の上記作用・効果と同様な作用・効果に加えて、普通図柄の当り図柄の種類によってはその後の判定図柄の当りの抽選確率即ち、権利発生の抽選確率が実質的に高められるので遊技者は上記特定な種類の当り図柄が出ることに対する期待感を持つことができ、従来の2段階判定方式の第3種ぱちんこ遊技機の場合(上記特定入賞口の可変開口部材の時限開放が普通図柄の当り図柄の種類によらず全て同じ開放時限数で終わる場合)に比べて遊技に変化ないしは楽しみが生まれる。即ち、遊技に更に射幸性が加味されて遊技性が向上される。なお、上記時限開放における開放時限の数を、特別の限られた当り図柄のときだけ複数としその他の当り図柄のときは1回だけとする場合は、遊技全体としての権利発生の実質抽選確率をそれほど高めることなく、遊技性を全体として高めるようにすることができる。なお、この請求項2に記載の発明のぱちんこ遊技機においても上記請求項1に記載した発明の場合と同様にいわゆる2回権利ものにしたり3回権利ものにしたりすることができるが、殊にこの請求項2に記載の発明のぱちんこ遊技機において開放時限の数を特別の限られた当り図柄のときだけ複数としその他の当り図柄のときは1回だけとして遊技全体としての権利発生の実質抽選確率をそれほど高めないようにする場合に上記2回もしくは3回権利ものを採用する場合には、普通図柄の当り図柄の抽選確率を例えば10倍に高めている間、即ちいわゆる確率変動中は特定入賞口の時限開放が頻繁に行われることになって持ち球の減少が抑えられ、2回目のもしくは2回目と3回目の権利が発生し易くなる。即ち、遊技の射幸性を有利に高めるようにすることができる。
【0013】
この請求項1および請求項2に記載の発明のぱちんこ遊技機は、1回の普通図柄の当りについて行う1回の時限開放において上記特定入賞口の可変開口部材を開放する開放時限の数を複数とするとともに、その各開放時限で開放された上記特定入賞口に遊技球が入賞しそして上記特別装置作動判定図柄を始動させたときはその開放時限では該判定図柄の始動はその1回までに限り、そしてその判定結果が当りになったときは特別装置を作動させるがその特別装置の作動は上記時限開放1回に対して1回(但し、特別装置が、1回の判定図柄の当りによって一連の繰り返しの作動が可能とされる場合にはその一連の繰り返しの作動をこの場合の1回の動作とする)までに限り、しかして判定図柄の外れが続く間は最大、上記一連の開放時限の数だけ上記特別装置作動判定図柄の作動機会が繰り返し与えられるようにする。このため、特定入賞口の1回の時限開放の間に遊技者が特別装置を使用して特別な遊技をすることができる権利の発生が2回生じていわゆる権利のパンクを生じることがないようにしつつ、かつ又特定入賞口の1回の作動(時限開放)における可変開口部材の開放時間の合計時間を長めることなく、従来の2段階判定方式の第3種ぱちんこ遊技機の場合(上記特定入賞口の可変開口部材の時限開放が1回の開放時限だけで終わる場合)に比べて、上記権利発生の抽選確率は、開放中の特定入賞口に打ち球を入賞させると言う遊技技術が伴えば高められ、遊技に退屈さを感じさせないようにすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1から図21までに示す。なお、図1は本実施形態のぱちんこ遊技機の正面図であり、図2はその遊技盤に取り付けて用いられる本実施形態の特定入賞口アッセンブリーの全体斜視図であり、図3は上記特定入賞口アッセンブリーが遊技盤に取り付けられたときに遊技領域の一部を形成する該アッセンブリ前方部分を、その要部を露呈させて示した正面図であり、(イ)は特定入賞口の可変開口部材としての電動チューリップが非開放の状態にあるときを示し、(ロ)は上記電動チューリップが開放の状態にあるときを示す。図4は上記特定入賞口アッセンブリーをその上記前方部分を露呈させて示した全体斜視図であり、図5は入賞した遊技球(打ち球)が上記前方部分に設けられた入賞遊技球の停留部に停留中の状態を示すための上記特定入賞口アッセンブリーの全体斜視図であり、図6は上記特定入賞口アッセンブリーの全体構造を示すための分解斜視図であり、図7はぱちんこ遊技機1の制御装置の構成を示すブロック図であり、図8から図21までは、図7に示した制御装置の動作を示すフローチャートである。
【0016】
図1に示すように実施例のぱちんこ遊技機1の遊技盤2には、その中央上方位置に液晶表示装置3が取り付けられている。この液晶表示装置3には普通図柄の、横に並ぶ3つ(3桁)の表示器4a、4b、4cと、後述する特別装置作動判定図柄の1つの表示器5を含んで構成されている。液晶表示装置3のすぐ下方の位置には普通図柄の始動スイッチとしての普通図柄始動ゲート(電磁型通過センサ)6が設けられている。後述する打球ハンドル(13)と連携する図示しない電動式打球機構の作動によって遊技盤2の遊技領域内に打ち込まれた遊技球がこの普通図柄始動ゲート6を通過したとき検知出力が発生されて上記普通図柄の変動が始動されようになっている。普通図柄の始動に伴って各表示器4a、4b、4cでは、1から7までの数字図柄を含む複数(ここでは16種類)の図柄の変動表示(最も速い表示器で例えば10msの時間間隔で変動する)を開始し、そして例えばその6秒経過以降には3のつ表示器で順次図柄変動がランダムに停止するように制御される。なお、上記各表示器での複数の図柄のランダムな停止表示と当たり図柄の所定確率下でのランダムな停止表示とは、乱数を用いて行われるが詳細は後述する。
【0017】
遊技盤2の中央下方の位置には、上記普通図柄が当りになったときに作動される特定入賞口アッセンブリー7が、その前側部分が遊技領域の一部分を形成するようにして取り付けられている。この特定入賞口アッセンブリー7の詳細構造と作動とは後に改めて詳述する。
【0018】
前記普通図柄始動ゲート6のすぐ下方の遊技盤2の中央位置にはここでは上記特定入賞口アッセンブリー7の中に一体に組み込んだ1つの普通入賞口8が配設されている。遊技盤の左側中央付近から下方にかけた領域には他に3つの普通入賞口9、9、9が設けられて遊技領域の一部を形成している。
【0019】
遊技盤2の右側中央付近には、第3種始動口10が設けられている。この第3種始動口10は、上記普通図柄の当たりによって開放された上記特定入賞口アッセンブリ7の特定入賞口70に入賞した遊技球が更に後述する特別装置作動判定図柄を始動させそれが当たりになったときに初めて発生される特別な遊技をする権利の行使に使用される装置即ち特別装置の一部をなすものである。ここではこの第3種始動口10は図に現していないが、打ち出された遊技球が1つだけ一時停留可能な停留凹所を備え、該停留凹所の底面は、該停留凹所の直下の地点を回転中心として回動自由に取り付けられた全体として円盤状をなす回動盤の周面によって形成されるようになっている。そしてその回動円盤の上記周面上の一地点には、回転中心に向かって深いスリット状の切り込みが形成され該切り込みの上記回転中心側に位置する底面は遊技盤後方に向け斜め下方に傾斜する傾斜面とされた遊技球排出用のスリット溝が設けられており、一定の比較的ゆっくりした回転速度で常時回転している。そして遊技中に遊技球が上記第3種始動口10の上記停留凹所に停留することが起きると、回転中の上記回動円盤の上記遊技球排出用スリット溝が丁度上死点の位置にきたときに該停留遊技球を排出用スリット溝内に取り込んで遊技盤後方に設けられた排出通路内に排出する。この排出通路には第3種始動口入賞センサ10a(電磁型通過センサ、但し図示されていない)が設けられている。上記第3種始動口10の直下には該第3種始動口10とともに特別装置の一部をなす大入賞口11が配設されている。上記第3種始動口入賞センサ10aは、上記特別装置を使用して行う特別な遊戯をする権利が発生した時点から後には上記大入賞口11の可変開口部材、ここでは通常アタッカーと呼ばれる前後方向に可変の扉、の開放を駆動制御するセンサとして用いられる。上記アタッカーの開閉は大入賞口開閉ソレノイド11b(但し図示していない)によって駆動される。上記アタッカーはその解放後、10秒を経過する時点か、最大ここでは10個の遊技球の入賞が大入賞口用カウントスイッチ11a(電磁型通過センサ、但し図示されていない)でカウントされる時点かのいずれか早く到来する時点で閉とされる。そして第3種入賞口10の上記停留凹所へ遊技球が停留されその後これが排出される毎に上記第3種始動口入賞センサ10aの出力によってスイッチされる大入賞口11のアタッカーの上記解放が、ここでは合計16回まで行われて後に特別な遊技をする権利が終わるようにされる。なお、通常は上記権利が発生中に新たに上記権利が発生してしまったときは現に継続中の権利とともに全て消滅してしまうようにされる。
【0020】
又、普通図柄が始動してから普通図柄の判定結果が外れになるまでの間、又は該図柄の判定結果が当りとなって引続き上記特定入賞口アッセンブリー7の電動チューリップの時限開放が行われそれが権利発生に至るか外れに終わるかに係わりなく終結するまでの間に、打ち球が上記普通図柄始動ゲート6を通過することが生じたら、最高4回まで普通図柄の始動入賞が記憶される。しかして記憶された始動入賞があるときは上記普通図柄の始動から停止までの動作が終わったときに引き続いて自動的に普通図柄の始動が行われるようにされるが、その記憶して保留された普通図柄始動予約数の表示のための4個の保留球表示LED12a、12b、12c、12dが、液晶表示装置3のすぐ上に設けられている。又パチンコ遊技機1の正面の遊技盤2の下側には、打球ハンドル13と、賞品球放出口14、打球供給皿15、余剰賞品球放出口16、余剰球受皿17を備えている。
【0021】
次に、図2から図6まで基づいて本実施形態における上記特定入賞口アッセンブリ7について詳細に説明する。遊技盤2に対してビス止めにより取り付けられる台板72の表面側に可変開口部材としての左右の電動チューリップ片(以下、単に電動チューリップと言う)71、71が該台板72に対して、ここでは後述する前飾り板(82)を介して立設された軸71a、71aに対して、回動自在に取り付けられている。該電動チューリップ71、71には上記回転軸71aから偏芯した位置に、該回転軸と平行で且つ該台板72に設けられた細長の孔の中を該電動チューリップ71、71の開閉動作(即ち回動運動)と一体の回動が自在とされて貫通する電動チューリップ開閉駆動棒71b、71bを備えている。この左右の電動チューリップ開閉駆動棒71b、71bを上記回転軸71a,71aとほぼ同じ高さ位置から同時に上方に動かすと左右の電動チューリップ71、71が開放され、下方に動かすと閉じるようにされている。かかる電動チューリップ71、71の開閉駆動は、ソレノイドベース(A)73aとソレノイドベース(B)73b(これらは台板72の後面側と後述する球流しモータベース(87)とにまたがってネジ止め固定されている)とに取り付けられた電動チューリップ開閉ソレノイド74の芯棒75(上記芯棒75はコイルバネ76によって常時は前方に突出する方向に付勢されている)の前後方向運動を、上記チューリップ開閉駆動棒71b、71bを上下方向に動かすための上下方向運動に、リンク機構を用いて変換することで行っている。リンク機構は、台板72側から後方に向けて立設された2本の腕板(図面にはその一方のほぼ垂直を向く腕部72aだけが現されている)によって支持された軸78に対し、L字の角の位置を回転中心として枢軸取り付けされるL字形リンク79からなるリンク機構が用いられている。そして該L字形リンク79の一方のほぼ垂直を向く腕部79aの先側には長孔が形成されていて、該長孔に上記ソレノイド74の芯棒75の先側の係合軸部75aが摺動・回動自在に挿通されることによって、該芯棒75の前後方向の動きがL字形リンク79の回動に変えられる。そしてL字形リンク79の他方のほぼ前後方向を向くリンク腕部(図示されていない)の先端には左右方向に長いスリット溝を形成する部材を備えていて該スリット溝内には前記左右のチューリップ開閉駆動棒71b,71bが緩く嵌め入れられており、しかして該スリット溝形成部材のほぼ上下方向直線運動に近い回動運動が該左右の電動チューリップ開閉駆動棒71b,71bを該電動チューリップ71、71の回転中心の回りに回動させる。かくして電動チューリップ開閉ソレノイド74がオフのときには心棒75はコイルバネ76によって前方に押し出された位置にきて電動チューリップ71、71を閉状態とし、オンのときは該心棒75はコイルバネ76に抗して後方に引き込まれた位置にきて電動チューリップ71、71を開放状態にする。なお、図3(イ)は電動チューリップ71、71が閉じた状態を示し、それ以外の図2、図3(ロ)及び図4から図6までは電動チューリップ71、71が開いた状態を示している。
【0022】
電動チューリップ71、71の前側に上記台板72と平行に配される透明な前飾り板82aを有する前飾り部材82が、該台板72に対し固定されている。この前飾り部材82は前飾り板82aから一体成形で立ち上げて形成した隔壁部82bを備えており、前飾り部材82を上記台板72に対して固定したとき該隔壁部82bは、該台板72側から一体成形で形成された隔壁部72bと協働して、上記台板72と上記前飾り板82aとに挟まれた空間内の、上記電動チューリップ71、71が形成する開口、即ち特定入賞口70のすぐ下側に、該特定入賞口70を介して外側の遊技領域と直接連通する第1領域83と、該第1領域83とは比較的狭められた連通部を介して連通して下方側において隣接する第2領域84とを形成するようにされている。上記第1領域83と第2領域84との連通部には、ストッパーオンスイッチとしても用いられる特別装置作動判定図柄作動スイッチ(電磁型通過センサ)85が、台板72の後方からその検知用ゲート部を前方に突出させて取り付けられている。その検知用ゲート部のゲート孔は上下方向を向き該第1領域83から第2領域84への遊技球の通過路を形成している。上記判定図柄作動スイッチ85の検知用ゲート部の直下の上記第2領域84内の位置には全体として概ね円盤形状をなすがその外周面上の1つの位置に遊技球を完全に収容する大きさの凹所86aが形成された球流し用回転体86が設けられている。この球流し用回転体86は、台板72の後面側において該台板72に対してネジ止め固定された球流しモータベース87に取り付けられたシンクロナスモータ88の回転軸89の先側に、該円盤形状回転体86の円盤の円中心が回転中心となるようにして取り付けられた上、該回転体86の外周面が上記判定図柄作動スイッチ85の検知ゲート部のゲート孔の下方開口端にほぼ接する位置にくるように配設されている。上記シンクロナスモータの回転軸89には又、上記回転体86の外周面上に設けられた凹所86aの方向と角度方向を一致させて形成された半径方向スリット90aを備える位置決め用ディスク90が一体に取り付けられている。そして上記ディスク90の下方位置には二股形状の電磁型の位置センサ(図示されない)がその二股部分で該ディスク90の周縁部を挟むようにして設けられており、上記シンクロナスモータ88の回転軸89は上記位置センサからの信号を得て常に上記回転体の凹所86aが下方を向いた位置で停止するようにしている。しかして上記球流し用回転体86は常時は上記判定図柄作動スイッチ85のゲート孔と協働して、開放された電動チューリップ71、71が形成する特定入賞口70から入賞した遊技球が停留可能な、本発明の遊技球停留部としての停留凹所91を形成し、そして上記回転体86がシンクロナスモータ88の作動によって右もしくは左回転に1回転するとき、上記球停留凹所91に停留する遊技球があるときにはこれを上記回転体側凹所86aが上死点にきたときに該凹所内に取り込んで収容し、そして該凹所86aが再び下方を向いたときに右側の普通入償通路92又は左側の普通入償通路93のいずれかへ放出するようにする。なおここでは上記右側の普通入賞通路92の下流側通路に該下流通路の一部を形成するようにして、特別装置作動スイッチ94(電磁型通過センサ)が、上記球流しモータベース87を介する固定のもとに、配設されている。
【0023】
一方開放された上記電動チューリップ71、71が形成する特定入賞口アッセンブリ装置7の特定入賞口70から入った入賞遊技球が該開口の直下に位置した上記停留凹所91内に入ったときには、上記判定図柄作動スイッチ85から検知出力が発生され、これによって上記特別装置(ここでは上記第3種始動口10と上記大入賞口11とを含んで構成される装置)の作動をするかしないかの判定表示をするための判定図柄の作動がオンされ、その表示器5に図柄の変動表示が開始される。上記判定図柄の図柄の変動表示と所定確率(ここでは3分の1の確率)での当り図柄の停止表示とは、上記普通図柄の場合と同様にして行われる。そしてこの判定図柄が当りになると上記回転体86は右回りの1回転を開始し、その間に停留凹所91内に停留され待機していた遊技球を上記回転体側凹所86a内に取り込みそして更に上記右側の普通入賞通路92側に排出するようにする。判定図柄が外れのときは左回りの1回転を開始し、上記遊技球を左側の普通入賞通路93側に排出する。
遊技球停留部としての上記停留凹所91のすぐ上方の位置には、本発明のストッパー手段としてのストッパー95の弁部95aが上記台板72に設けた孔から前方に向けて突出可能に設けられている。ここで該ストッパー95は先側の上記弁部95aと中間の弁本体摺動部95bと後端側の二股腕部95cとからなる一体物からなっており、該弁本体摺動部95bは厚板形状をなし、上記台板72と上記球流しモーターベース87との両方に設けられた角形状孔内に前後方向にだけ摺動自在に嵌め入れされている。かかるストッパー95の前後方向運動の駆動は、上記ソレノイドベース(A)73aとソレノイドベース(B)73bとに取り付けられたストッパーオンオフソレノイド96の芯棒(図示されない)の前後方向運動を、リンク機構を用いて拡大することによって行っている。そのリンク機構は、ほぼ棒形状をなしその上端寄りの位置を回転中心として、上記ソレノイドベース(A)73aの左右の側板間に支持された軸(図示されない)に枢軸取り付けされる腕棒形リンク97からなるリンク機構が用いられている。そして該腕棒形リンク97の中間部には長孔が形成されていて、該長孔には上記ソレノイド96の芯棒と一体の二股部98の股間に支持された横方向軸を摺動・回動自在に挿通せしめている。そして該腕棒形リンク97の下方端側の位置には該リンクと一体に左右方向張り出し軸が設けられていて、該左右方向張り出し軸は上記ストッパー95の二股部95cの各股板に形成された長孔内に摺動・回動可能に挿通されることによって、該ソレノイド96の芯棒の前後方向の往復運動が上記ストッパー95に拡大された前後方向往復運動として伝えられる。かくしてストッパーオンオフソレノイド96がオフのときには心棒はコイルバネによって前方に押し出された位置にきてストッパー95の弁部95aは台板72の表面から突き出して遊技球が上記球停留凹所91に達するのを阻止するストッパーオンの状態になる。ストッパーオンオフソレノイド96がオンのときは心棒はコイルバネに抗して後方に引き込まれた位置にきてストッパー95の弁部95aは上記台板72の表面からちょうど引っ込んだ位置にきてストッパーオフの状態になる。図5は上記停留凹所91に遊技球100が停留するに至ったときに上記判定図柄作動スイッチ85から検知出力が発生してストッパー95がオンになった状態を示す。このストッパー95は、現に継続していた電動チューリップ71、71の開放時限が終わるまでの間に上記判定図柄の作動が2回以上発生していわゆる権利がパンクする(第3種ぱちんこ遊技機の規約上、権利発生中に又権利が発生すると全て権利がなくなってしまうこと)可能性をなくするためと、引き続いて入賞してきた遊技球が既に停留凹所91に停留している遊技球上に直接衝突することによって誤動作が生じることを防止するためと、電動チューリップ71、71の閉状態の間に何かのはずみで遊技球が上記特定入賞口70に入賞して上記判定図柄作動スイッチ85に検知出力を発生させ上記判定図柄を作動させてしまうことが起こり得ないようにするために設けられたものである。なお、上記停留凹所91に遊技球が停留して上記ストッパー95がオンとなった後の、未だ電動チューリップ71、71の開放時限が終了しない間に、該電動チューリップ71、71の開放された開口を通って続いて入賞してきた入賞球は、該ストッパーの弁95aによってその左右の側に設けられた普通入賞通路101、102に振り分けて排出される。
【0024】
又上記センサ、ソレノイド、シンクロナスモータ、ランプ、それらの駆動回路及び後述する制御装置等の間の電気配線のための中継基板ベース103が上記球流しモータベース87に対して固定して設けられている。
なお、この特定入賞口アッセンブリ7は電動チューリップ71、71(特定入賞口70)、ストッパー95、回転体86、それらの駆動装置、特別装置作動判定図柄作動スイッチ、停留凹所、中継基板ベースを少なくともアッセンブリ化したので、権利のパンクがなく確実に本発明の遊技方法が実施できるとともに遊技機に組み上げるのが容易となる。
【0025】
次に、図7から図21までに基づいてこの実施形態のぱちんこ遊技機1の動作を説明する。なお、図7はぱちんこ遊技機1の制御装置のブロック構成図であり、図8は上記制御装置によって制御される基本遊技処理のフローチャートであり、図9は普通図柄始動ゲートの検知出力を割込み信号とする、始動入賞記憶等のための割込み制御処理のフローチャートであり、図10は図8における基本遊技処理のうちの普通図柄の始動・変動・停止処理のフローチャートであり、図11は図8の基本遊技処理のうちの普通電動役物としての特定入賞口を含み、該特定入賞口に関連する電動チューリップ71、71、ストッパー95、判定図柄、回転体86のための制御処理(以下、特定入賞口関連装置制御処理と言う)のフローチャートであり、図12は図11の上記特定入賞口関連装置制御処理のうち、普通図柄の当たり図柄が普通の当たり図柄の場合の上記特定入賞口の電動チューリップの制御処理のフローチャートであり、図13は図11の上記特定入賞口関連装置制御処理のうち、普通図柄の当たり図柄が普通の当たり図柄の場合の上記ストッパーの、4ms毎に割込みながら進める割込み制御処理の内容を表すフローチャートであり、図14は上記判定図柄及び上記回転体86の、4ms毎に割込みながら進める割込み制御処理の内容を表すフローチャートであり、図15は図14の割込み制御処理のうち判定図柄の始動・変動・停止処理の内容を表すフローチャートであり、図16は図11の特定入賞口関連装置制御処理のうち、普通図柄の当たり図柄が3で揃った当たり図柄の場合の上記特定入賞口の電動チューリップの制御処理のフローチャートであり、図17は普通図柄の当たり図柄が上記3で揃った当たり図柄の場合の上記ストッパーの、4ms毎に割込みながら進める割込み制御処理の内容を表すフローチャートであり、図18は図11の特定入賞口関連装置制御処理のうち、普通図柄の当たり図柄が7で揃った当たり図柄の場合の上記特定入賞口の電動チューリップの制御処理のフローチャートであり、図19は普通図柄の当たり図柄が上記7で揃った当たり図柄の場合の上記ストッパーの、4ms毎に割込みながら進める割込み制御処理の内容を表すフローチャートであり、図20は特別装置の、常時4ms毎に割込みながら進める割込み制御処理の内容を表すフローチャートであり、図21は大入賞口用カウントスイッチの検知出力を割込み信号とする、大入賞口への入賞カウンターのための割込み制御処理のフローチャートである。
【0026】
図7の制御装置200は、普通図柄始動ゲート6、判定図柄作動スイッチ85、特別装置作動スイッチ94、第3種始動口入賞センサ10a及び大入賞口用カウントスイッチ11aからの検知信号を入力する入力回路201と、該入力回路201を介して得た上記各検知信号に基づいて普通図柄や特定入賞口関連装置等を制御するための制御プログラムを実行するCPU202と、CPU202が実行する制御プログラムを格納するROM203と、CPU202が処理するデータを一時記憶する等のためのRAM204と、CPU202が普通図柄及び判定図柄の図柄データや画像データを格納する画像ROM205と、CPU202からの指令に基づいて保留球表示LED12a〜12d,普通図柄表示器4a〜4c、判定図柄表示器5、電動チューリップ開閉ソレノイド74、ストッパーオンオフソレノイド96及び大入賞口開閉ソレノイド11bへそれぞれ駆動信号を出力する出力回路206と、上記各部の間で各種データをやり取りするためのバス207とを備えている。
【0027】
このように構成された制御装置200において,CPU202は基本遊技処理及びこれに関連して行う各種割込み制御処理を実行することにより、上記ぱちんこ遊技機1の遊技全体の制御を行う。以下、CPU202が実行する基本遊技処理及び関連して行われる割込み制御処理について説明する。
【0028】
図8の基本遊技処理S10が実行されると、先ずS11で普通図柄の始動入賞記憶があるか否かを判断する。始動入賞記憶なしのときはスタートに戻りこの基本遊技処理S10を繰り返す。もし記憶ありのときは次の普通図柄の始動・変動・停止の処理S12に進む。なお、上記始動入賞の記憶は図9にフローチャートを示した普通図柄始動ゲート6の検知出力を割込み信号とする割込み制御処理S20によって行われる。即ち、この割込み制御処理S20では先ずS21で停止表示させるべき普通図柄の設定が行われる。この設定には乱数を用いてランダムに行われる。ここでは乱数として、制御装置200のCPU202が具備するクロックに基づいてマイクロコンピュータ内に形成する一定時間毎にカウントアップされるループカウンタの、遊技球が偶然に普通図柄始動ゲート6を通過した時点でのカウント値を採用している。例えば、4つのループカウンタを用い、そのうち第1ループカウンタは例えば2.5ms毎に値を1づつ増加させるとともに該ループカウンタのカウント値が、上記当たり図柄(1から7までのいずれかの数字で3つ揃う図柄)のいずれかで停止される確率をここでは100分の1とすることに対応して、700になる毎に0に戻すようにし、しかして該第1ループカウンタには0から699までの値が順次かつ繰り返し設定されるようにしておく。そして普通図柄始動ゲート6に遊技球が通過するとその時点又はその時点を基準にした時点での第1ループカウンタのカウント値が読み取られ、該読み取り値が例えば1から7までのいずれかの値Mであったときに当たり図柄はMMMとされ、普通図柄表示器4a、4b、4cの図柄Za、Zb、ZcがそれぞれM、M、Mとなって停止表示されるように制御する。第2ループカウンタから第4ループカウンタまでの3つのループカウンタは、外れ図柄の場合の上記3つ図柄Za、Zb、Zcの設定に用いられる。そのために各表示器における変動図柄の数、即ちここでは16の図柄としたことに対応してカウント値が16になる毎に0に戻るループカウンタとされ、0から15までが順次かつ繰り返し設定される。そして第2ループカウンタは第1ループカウンタと同様にインクリメントされ又普通図始動ゲート6を遊技球が通過した時点又はそれを基準にした時点でカウント値の読み取りが行われる。そして第3ループカウンタは第2ループカウンタが0に戻る毎にカウントアップされ、第4ループカウンタは第3ループカウンタが0に戻る毎にカウントアップされ、しかして第2ループカウンタのカウント値の読み取り時点と同時点で第3、第4のループカウンタのカウント値の読み取りも行われる。なお第2から第4ループカウンタで読み取られた3つの図柄が当たり図柄となった場合は所定ルールに従い外れ図柄に変更して最終的に停止表示されるべき外れ図柄が設定される。かくしてS21で停止表示されるべき図柄が設定される。なお、権利発生に至った特定入賞口の作動(時限開放)の後の、又同様に権利発生に至る特定入賞口の作動(時限開放)1回が生じるまでの間の各普通図柄の作動における当り図柄の抽選確率を例えば10倍(抽選確率1/10)に高めていわゆる2回権利ものとしたり、或は又、権利発生に至った特定入賞口の作動(時限開放)の後の、同様に権利発生に至る特定入賞口の作動(時限開放)2回が生じるまでの間の各普通図柄の作動における当り図柄の抽選確率を例えば10倍(抽選確率1/10)に高めていわゆる3回権利ものとしたりする遊技法を採用して遊技の射幸性をより高めるようにすることもできるが、そのような遊技方法を採る場合には、上記第1ループカウンタの当たりとするカウント値の数を10倍に増すことにより当たり確率を10倍にすればよい。次にS22では始動入賞記憶が4であるか否かを判断し、4であればそれ以上は記憶しないものとしてリターンへ戻る。始動入賞記憶が4でなければS23に進んで始動入賞記憶数を+1する。又S24で保留球表示LED12a、12b、12c、12dに上記記憶数の数だけ左側のLED12aから順にオンとしてリターンに戻る。又、図8の基本遊技処理のフローチャートの普通図柄の始動・変動・停止処理S12は、図10に示した処理S12が行われる。即ち、先ずS121でマイクロコンピュータ内に形成したタイマカウンタTC1をゼロにリセットする。次にS122では普通図柄の始動に伴って各表示器4a、4b、4cの図柄Za、Zb、Zcに、複数種類の図柄、ここでは16種類の図柄(但しその中に1から7までの図柄が含まれる)を、画像ROMから読み出して、最も速い表示器で例えば10msの時間間隔で1つづつ順に表示させる。そしてS123ではTC1が10秒以上となったか否かを判断し、10秒に達するまではS122に戻って図柄Za、Zb、Zcを順次にかつ繰り返し変動させて行く。そしてTC1が10秒になったときにS124に進んで、例えばZa→Zc→Zbの順に、且つ所定の図柄が表示されるように停止させる。再び図8に戻ってS13では始動記憶数が1以上のときにー1する。なおこのとき保留球LEDも1つオフする。次にS14に進んで、改めて停止表示された図柄が当たり図柄か否かを判断し、外れのときはS11に戻りこの処理S10を繰り返す。そしてS14で当たり図柄のときはS15に進み特定入賞口関連装置制御処理を実行する。そしてこの特定入賞口関連装置制御処理を終えるとS11に戻りこの処理S10を繰り返す。
【0029】
図11にこの特定入賞口関連装置制御処理S15のフローチャートを示す。先ずS151で普通図柄の当り図柄の種類が7で揃った当り図柄か否かの判断をする。そして否のときはS152に進み、3で揃った当り図柄かどうか判断する。これも否のときは当り図柄は普通の当り図柄(ここでは1、2、4、5、6の数字が3桁揃った図柄)であるから、S153の普通の当たり図柄のストッパー割込み制御処理S30(図13にその処理内容を表すフローチャートを示す)の開始処理を行った後に、S154の普通の当たり図柄の電動チューリップ制御処理に進む。上記ストッパー割込み制御処理S30を説明する前に、図12にフローチャートを示した上記普通の当たり図柄の電動チューリップ制御処理S154を説明する。
【0030】
図12に示した普通の当たり図柄の電動チューリップ制御処理S154では電動チューリップ71、71の時限開放を、6秒間1回の開放時限だけで行うように制御する。先ず、S154ー1でマイクロコンピュータ内に形成したタイマカウンタT1をゼロにリセットし、次いでS154ー2で電動チューリップ71、71を開放し、次いでS154ー3に進みT1が所定開放時限6秒に達したか否かを判断し6秒の経過を待つ。6秒になったらS154ー4に進み電動チューリッ71、71を閉じてこの処理を終わり、図8の基本遊技処理S10のS11に戻って基本遊技処理S10を繰り返す。
【0031】
図13に、特定入賞口関連装置制御処理S15のS153で4ms毎の割込みが開始される普通の当たり図柄のストッパー割込み制御処理S30の内容を表すフローチャートを示す。なお、図13以下の図に示した各種制御処理のフローチャートのうち割込み制御処理に係わるものは、処理内容を判りやすくするために実際にCPU202で実行されるプログラムに沿ったフローとは必ずしもされていない。即ち実際にCPU202で実行されるときのプログラムは、割込みスタート端子からリターン端子までの間の、常に一方向に進む処理ステップの繰り返しからなる処理フローに書き換えたフローチャートに基づいて実行されるものであることは言うまでもない。S30においては先ず、S31でカウンタタイマT3をゼロにリセットし、次いでS32では権利状態(記憶)が特別装置を使用して特別な遊技をする権利が発生した状態になっているか否かを判断し、権利がないことを確認したときはS33に進み、常時オン(即ち、常時遊技盤から突出する)のストッパー95を、ストッパーオンオフソレノイド96に通電することによって、電動チューリップ71、71の開放に合わせてオフ(即ち遊技盤から奥に引っ込める)とする。次いでS34で特別装置作動判定図柄の作動スイッチ85からの検知出力があるか否かを判断し、否のときはS35に進み、タイマカウンタT3が所定開放時限6秒を少し越えた長さにされた時限、即ちここでは7秒に達したかどうかを判断し上記7秒に達していないときはS32に戻って繰り返し判定図柄作動スイッチ85のオンを待つ。その間にS34で、開放された電動チューリップ71、71の開口に入賞した遊技球が上記停留凹所91内に停留することが生じ判定図柄作動スイッチ85がオンとなったときはS36へ進み判定図柄及び回転体86のための割込み制御処理の開始処理を行った後S37に進んでストッパー95をオンとする。次いでS38でこの4ms毎の割込み制御処理の割込みを停止する処理を行ってこの割込み制御処理S30を終わる。なお、ストッパー95は常時オンとされているので、以後判定図柄の結果が当たりであるか外れであるかにかかわらず少なくとも次の電動チューリップ71、71の時限開放が行われるときまではオンのままを維持する。S34で結局判定図柄作動スイッチ85がオンとならないままT3が上記7秒を計時したときはS35からS37に進んでストッパー95をオンとし、次いでS38でこの割り込み制御処理の割込みを停止して、この割込み処理を終える。なお、S35でタイマカウンタT3による時間が電動チューリップ71、71の開放時限6秒を少し越えた長さの時限7秒に達っするまで待ってストッパー95をオンとしたのは、電動チューリップ71、71の閉駆動と同時では未だ判定図柄作動スイッチ85をオンする可能性のある入賞球を排除してしまうことが起こり得るのでこれを避けるためである。又上記S32で権利状態が権利ありのときはストッパー95をオフとすることなくS34とS35とを経て時間待ちし、権利ありが続く間はストッパー95はオンを維持していわゆる権利のパンクを防止する。
【0032】
一方、図14には、上記S36(S57、S76)で4ms毎の割込みが開始される判定図柄及び回転体86のための割込み制御処理S40の内容を表すフローチャートを示す。そのS41では判定図柄の設定処理を行う。この判定図柄の設定はS21で行った普通図柄の設定の場合と同様にして乱数を用いてランダムに行い、且つここでは当たり図柄の発生確率が3分の1のもとで図柄設定が行われる。次いでS42では判定図柄の始動・変動・停止処理を行う。この処理S42の内容を表すフローチャートは図15に示す。先ずS421でタイマカウンタTC2をゼロにリセットする。次にS422では判定図柄の始動に伴って表示器5の図柄Yaに、1から3までの数字図柄を含む複数の図柄を、画像ROMから読み出して変動表示させる。そしてS423ではTC2が3秒となったか否かを判断し、3秒に達するまではS422に戻って図柄Yaを順次にかつ繰り返し変動させて行く。そしてTC2が3秒になったときにS424に進んでYaに所定の図柄が停止表示されるように停止させる。図14に示す処理S40に戻ってS43では改めて判定図柄が当たり図柄か否かを判断し、当たりであればS44で回転体86を右回転させて特別装置作動領域へ上記停留待機中の入賞遊技球を誘導する。次いでS45で特別装置作動スイッチ94のオンを待ってからS46に進み、権利状態(記憶)を反転する。即ち、権利なしの状態にあるときは権利ありに変えられる。逆に権利ありのときは権利なしに変えられる。その後S47でこの割込み制御処理の割込みを停止してこの割込み制御処理S40を終わる。又S43で判定図柄が外れのときはS48で回転体86を左回転させて上記停留待機中の遊技球を外れ領域へ誘導してからS47に飛びこの割込み制御処理の割込みを停止してこの割込み制御処理S40を終わる。なお、上記S12での普通図柄の始動から停止までの時間は、この割込み制御処理S40が開始されてからS44又はS48の処理後に回転体86が停留凹所91に停留した遊技球を該回転体86側の凹所86a内に取り込んで上記停留凹所91を空の停留凹所とするまでに要する時間よりも充分に長く設定されていて、特定入賞口の次の作動までには上記停留凹所91が必ず空いているようにされる。なおここでは、上記S12での普通図柄の始動から停止までの時間は、この割込み制御処理S40が開始されてからS46で権利状態が反転されるまでに要する時間よりも長く設定することにより、権利が発生してから更に次の特定入賞口の時限開放で権利が発生して権利がパンクしてしまうことを防止するようにしている。
【0033】
このように普通の当り図柄の場合(ここでは1、2、4、5、6で揃った場合)は、特定入賞口の1回の作動(時限開放)で、最大1回の判定図柄の作動機会が与えられるに過ぎない。
図11の特定入賞口関連装置制御処理S15に戻って、S152で当たり図柄が3で揃った当り図柄であるときは、S155に進んで、当り図柄3の場合のストッパー割込み制御処理S40(図17にその処理内容を表すフローチャートを示す)の開始処理を行った後に、S156の当たり図柄3の電動チューリップ制御処理に進む。上記ストッパー割込み制御処理S40を説明する前に、図16にフローチャートを示した上記当たり図柄3の電動チューリップ制御処理S156を説明する。
【0034】
図16に示した当たり図柄3の電動チューリップ制御処理S156では、電動チューリップ71、71の時限開放を、3秒の開放時限を時間間隔15秒をおいて2回与えると言う、一連の2つの開放時限で行うように制御する。先ずS156ー1ではタイマカウンタT2をゼロにリセットし、次いでS156ー2でタイマカウンタT1をゼロにリセットし、次いでS156ー3で電動チューリップ71、71を開放する。次いでS156ー4に進みT1が所定開放時限3秒に達したか否かを判断して、3秒の経過を待つ。3秒になったらS156ー5に進み電動チューリップ71、71を閉じる。次いでS156ー6に進みT2が電動チューリップ71、71を最後に閉駆動するべき所定時点21秒に達していないことを確認して次のS156ー7に進みここでT1が2回目の電動チューリップ開放駆動時点18秒を計時するまで待ってから、S156ー2へ戻り、S156ー2からS156ー5至るまでのステップで1回目と同様にして2回目の3秒間の開放時限を実現する。S156ー6ではT2が上記21秒を越えたことを確認してこの処理を終わり、図8の基本遊技処理S10のS11に戻って基本遊技処理S10を繰り返す。
【0035】
図17に、S155で4ms毎の割込みが開始される当たり図柄3のストッパー割込み制御処理S50の内容を表すフローチャートを示す。先ず、S51でカウンタタイマT4をゼロにリセットし、次いでS52でタイマカウンタT3をゼロにリセットし、次いでS53で権利状態(記憶)が権利ありか否かを判断し、権利が発生中でないことを確認したときはS54に進みストッパー95を、電動チューリップ71、71の開放に合わせてオフとする。次いでS55で特別装置作動判定図柄の作動スイッチ85からの検知出力があるか否か判断し、否のときはS56に進みT3が、S30の場合に述べたと同じ理由で所定開放時限3秒を少し越える長さとされた時限、即ちここでは4秒に達したかどうかを判断し上記4秒に達していないときはS53に戻って繰り返し判定図柄作動スイッチ85のオンを待つ。その間にS55で、開放された電動チューリップ71、71の開口70に入賞した遊技球が上記停留凹所91内に停留することが生じ判定図柄作動スイッチ85がオンとなったときは直ちに検知してS57に進み、判定図柄及び回転体86のための割込み制御処理の開始処理を行った後S58へ進んでストッパー95をオンとする。次いでS59でタイマカウンタT4が、電動チューリップ71、71を最後に閉駆動するべき時点21秒に達していないことを確認して次のS60に進み、ここでT3が2回目の電動チューリップ開放時限開始時点18秒を計時するまで、並行して行われている割り込み制御処理S40で行われた判定図柄の判定結果が当たりであると外れであるとにかかわらず、ストッパー95をオンとしたままで待つ。そしてS61に進む。一方もしS55で判定図柄作動スイッチ85がオンとならないまま、S56でT3 が上記4秒を計時したらS58に進んでストッパー95をオンする。次いでS59でタイマカウンタT4が、電動チューリップ71、71を最後に閉駆動するべき時点21秒に達していないことを確認して次のS60に進み、ここでT3が2回目の電動チューリップ開放時限開始時点18秒を計時するまで待って、次のS61に進む。S61では、上記S55で判定図柄作動スイッチ85がオンであった場合の結果として判定図柄が当り図柄であったか否かを判断し、当り図柄であったときはS62に進み、この割込み制御処理の割込みを停止する処理を行ってこの割り込み処理を終える。S61で図柄が外れのときは又は判定図柄作動スイッチ85のオンがなかったときは再びS52に戻り2度目の判定図柄の作動機会が与えられるようにし、以後S52からS58まで先と同様に処理が行われる。S58でストッパー95がオンとされた後は、S59で上記所定時点21秒の経過を待ってもしくは該経過を確認してS62に飛び、この割り込み制御処理の割込みを停止してこの割込み処理を終える。なお、S55で判定図柄作動スイッチ85がオンとなったときは、先に説明した図14の判定図柄及び回転体95の割込み制御処理S40が4ms毎の割込みで開始され直ちにS44又はS48までの処理が行われる。そして上記S61における判断時点までには、判定図柄の判定結果が判明していることは勿論のこと上記停留凹所91に停留していた遊技球も既に該停留凹所から排出済みとなるようにされる。又上記S53で権利状態が権利ありのときはストッパー95をオフとすることなくS55とS56とを経て時間待ちし、権利ありが続く間はストッパー95はオンを維持していわゆる権利のパンクを防止する。
【0036】
このように当たり図柄が3の場合には、特定入賞口の1回の作動(時限開放)で、最大2回の判定図柄の作動機会が与えられる。
図11の特定入賞口関連装置制御処理S15に戻って、S151で当たり図柄が7で揃った当り図柄であるときは、S157に進んで、当り図柄7の場合のストッパー割込み制御処理S70(図19にその処理内容を表すフローチャートを示す)の開始処理を行った後に、S158の当たり図柄7の電動チューリップ制御処理に進む。上記ストッパー割込み制御処理S70を説明する前に、図18にフローチャートを示した上記当たり図柄7電動チューリップ制御処理S158を説明する。
【0037】
図18に示した当たり図柄7の電動チューリップ制御処理S158では、電動チューリップ71、71の時限開放を、2秒の開放時限を時間間隔12秒をおいて3回与えると言う、一連の3つの開放時限で行うように制御する。先ずS158ー1ではタイマカウンタT2をゼロにリセットし、次いでS158ー2でタイマカウンタT1をゼロにリセットし、次いでS158ー3で電動チューリップ71、71を開放する。次いでS158ー4に進みT1が所定開放時限2秒に達したか否かを判断して2秒の経過を待つ。2秒になったらS158ー5に進み電動チューリップ71、71を閉じる。次いでS158ー6に進みT2が電動チューリップ71、71を最後に閉駆動するべき時間30秒に達していないことを確認して次のS158ー7に進みここでT1が2回目の電動チューリップ開放駆動時点14秒を計時するまで待ってから、S158ー2へ戻り、再びS158ー2からS158ー7に至るまでの処理が先の場合と同様に繰り返されて2回目の開放時限の実現とそれに続く所定の待ち時間間隔がとられ、三度S158ー2に戻って以降のS158ー5までの処理で3回目の開放時限が実現され、S158ー6を経て図8の基本遊技処理S10のS11に戻り、この基本遊技処理S10を繰り返す。
【0038】
図19に、S157で4ms毎の割込みが開始される当たり図柄7のストッパー割込み制御処理S70の内容を表すフローチャートを示す。先ず、S71でカウンタタイマT4をゼロにリセットし、次いでS72でタイマカウンタT3をゼロにリセットし、次いでS73で権利状態(記憶)が権利ありか否かを判断し、権利なしのときにS74に進みストッパー95を、電動チューリップ71、71の開放に合わせてオフとする。次いでS75で特別装置作動判定図柄の作動スイッチ85からの検知出力があるか否かを判断し、否のときはS76に進みT3がS30の場合で述べたと同じ理由で所定開放時限2秒を少し越えた長さとされた時限、即ちここでは3秒に達したかどうかを判断し上記3秒に達していないときはS73に戻って繰り返し、判定図柄作動スイッチ85のオンを待つ。その間にS75で、開放された電動チューリップ71、71の開口に入賞した遊技球が上記停留凹所91内に停留することが生じ判定図柄作動スイッチ85がオンとなったときは直ちに検知してS77に進み、判定図柄及び回転体86のための割込み制御処理の開始処理を行った後S78へ進んでストッパー95をオンとする。次いでS79でタイマカウンタT4が、電動チューリップ71、71を最後に閉駆動するべき時点30秒に達していないことを確認して次のS80に進み、ここでT3が2回目の電動チューリップ開放時限開始時点14秒を計時するまで、並行して行われている割り込み制御処理S40で行われた判定図柄の判定結果が当たりであると外れであるとにかかわらず、ストッパー95をオンとしたままで待つ。そしてS81に進む。もしS75で判定図柄作動スイッチ85がオンとならないまま、S76でT3 が上記3秒を計時したらS78に進んでストッパー95をオンする。次いでS79でタイマカウンタT4が、電動チューリップ71、71を最後に閉駆動するべき時間30秒に達していないことを確認して次のS80に進み、ここでT3が2回目の電動チューリップ開放時限開始時点14秒を計時するまで待つ。そして上記所定時点14秒を経過したとき、次のS81に移る。S81では、上記S75で判定図柄作動スイッチ85がオンであった場合の結果として判定図柄が当り図柄であったか否かを判断し、当り図柄であったときはS82に進み、この割込み制御処理の割込みを停止する処理を行ってこの割り込み処理を終え、ストッパー95はオンのままを維持される。S81で判定図柄が外れのときは又は判定図柄作動スイッチ85のオンがなかったときは再びS72に戻り2度目の特別装置作動判定図柄の作動機会が与えられるようにし、以降S72からS81まで先と同様に処理が行われる。そしてS81で判定図柄が外れのときは又は判定図柄作動スイッチ85のオンがなかったときは三度S72に戻って3度目の特別装置作動判定図柄の作動機会が与えられるようにし、以降S72からS78まで先と同様に処理が行われる。S78でストッパー95がオンとされた後は、S79で上記所定時点30秒の経過を待ってもしくは該経過を確認してS82に飛び、この割り込み制御処理の割込みを停止してこの割込み処理を終える。なお、S75で判定図柄作動スイッチ85がオンとなったときは、先に説明した図14の判定図柄及び回転体95の割込み制御処理S40が4ms毎の割込みで常に実行されているので直ちにS44又はS48までの処理が行われる。そして上記S81における判断時点までには、判定図柄の判定結果が判明していることは勿論のこと上記停留凹所91に停留していた遊技球も既に該停留凹所91から排出済みとなるようにされる。又上記S73で権利状態が権利ありのときはストッパー95をオフとすることなくS75とS76とを経て時間待ちし、権利ありが続く間はストッパー95はオンを維持していわゆる権利のパンクを防止する。
【0039】
このように当たり図柄が7の場合には、特定入賞口の1回の作動(時限開放)で、最大3回の判定図柄の作動機会が与えられる。
図20に、常時4msごとに割込みながら進める、特別装置の割込み制御処理S100の内容を表すフローチャートを示す。先ず、S101では権利状態(記憶)が権利ありか否かを判断し、権利なしのときはスタートに戻って権利の発生を待つ。権利が発生したらS102に進み第3種始動入賞口10に入賞して第3種始動口入賞センサ10aからの検知出力があったか否かを判断し、否のときはS101に戻って繰り返し、入賞を待つ。S102で入賞があったときはS103に進んでラウンドカウンタを+1し、次いでS104で大入賞口11への入賞カウンタをゼロにリセットし、次いでS105でタイマカウンタT2をゼロにリセットし、次いでS106で大入賞口11のアタッカーを開放駆動する。次いでS107に進み、タイマカウンタT2が10秒になったか否かを判断する。否のときは次のS108に進み、大入賞口11への入賞カウンタのカウント数が10(10個以下なら幾つに設定してもよい)になったか否を判断する。これも否のときはS107に戻って繰り返し、タイマカウンタT2が10秒に達するか又は大入賞口11への入賞カウンタのカウント数が10に達するかいずれか早い方が達成されたときを待ってS109に進み、大入賞口11のアタッカーを閉じる。次いでS110でラウンドカウンタが16(16ラウンド以下なら何ラウンドに設定してもよい)になっているか否かを判断し、16でないとき、即ち16ラウンド目を終えた状態に達していないときはS101に戻り、以降S101からS110まで先と同様に処理を繰り返す。なお、大入賞口11への入賞数のカウントは、図21に示した、大入賞口カウントスイッチ11aの検知出力を割込み信号とする大入賞口11への入賞カウントのための割込み制御処理S200によって行わる。この処理S200はS201で大入賞口11への入賞カウンタを+1して終わる。S100のS110に戻って、ラウンドカウンタが16となっていたときはS111に進み、ラウンドカウンタをゼロにリセットするとともにS112で権利状態を権利終了、即ち権利なしにセットして又S101に戻ってこの処理S100を繰り返す。なお、何等かの原因で特別装置の作動中に重ねて権利の発生が起こったときは、S46で権利状態が反転されて権利なしになるので、この処理のS101で次の権利発生まで待機することとなり、現に終了したラウンドまででこの特別装置の作動が終えられる。
【0040】
なお、上記実施形態の、図8に示した基本遊技処理S10のステップS14と図11に示した特定入賞口関連装置制御処理S15のステップS151とS152とが本発明の当り図柄の種類判定手段に該当し、図3から図6までに示した停留凹所91が本発明の遊技球停留部に該当し、シンクロナスモータ88の回転軸89の先側に取り付けされた回転体86が本発明の停留遊技球切り換え誘導手段に該当し、図12のS154、図16のS156及び図18のS158の電動チューリップ制御処理が本発明の可変開口部材開閉制御手段に該当し、図13のS30、図17のS50及び図19のS70のストッパー割込み制御処理が本発明のストッパー手段オンオフ制御手段に該当する。
【0041】
このように本実施形態のぱちんこ遊技機1では特別装置を使用できる権利が発生する抽選確率が、開放された特定入賞口70へ打ち球を入賞させる遊技技術があれば、いわゆる権利のパンクを起こすことなく実質的に相応に高めることができ、遊技のゲーム性と娯楽性とが相応に高められる。又普通図柄の当り図柄の種類によってその後の上記抽選確率が異なって実質的に高められるので、更に遊技に射幸性も加味される。なお、本実施形態の場合は、特別な当り図柄即ちここでは3で揃ったときと7で揃ったときの2種類の当り図柄のときだけその後の権利発生の抽選確率を実質的に高めるようにし、そしてその他の5種類の普通の当り図柄のときにはその後の権利発生の抽選確率は従来の場合と同じにしたので、遊技全体としての権利発生の抽選確率はそれほど高められることはないが、このようにした場合に前記した2回権利ものや3回権利ものとするときは、前記確率変動中は、もともと2段階判定方式であることによってそうでない方式のものに比べて普通図柄の当り確率は高く設定されることに基本的には依拠して、特定入賞口の電動チューリップ71、71の時限開放が頻繁に行われることになり、その結果上記確率変動中の持ち球の減少が抑えられて権利が2回もしくは3回まとまって発生し易くなる。即ち、遊技の射幸性も有利に高めることができる。
【0042】
上記実施形態では、普通図柄の始動から停止までの時間を、判定図柄作動スイッチ85のオンから、判定図柄及び回転体の割込み制御処理S40のS46で権利状態の反転(権利発生)が行われるまでの時間よりも長くなるようにしていわゆる権利のパンクが生じ得るのを防止したが、これを基本遊技処理S10おいて特定入賞口関連装置制御処理S15からS11に戻る際に上記S40の処理が終わっていることを確認してから戻るようにすることで行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のぱちんこ遊技機の正面図である。
【図2】上記実施形態の特定入賞口アッセンブリーの全体斜視図である。
【図3】上記特定入賞口アッセンブリーが遊技盤に取り付けられたときに遊技領域の一部を形成する該アッセンブリ前方部分を、その要部を露呈させて示した正面図であり、(イ)特定入賞口の可変開口部材としての電動チューリップが非開放の状態にあるときを示し、(ロ)は上記電動チューリップが開放の状態にあるときを示す。
【図4】上記特定入賞口アッセンブリーをその上記前方部分を露呈させて示した全体斜視図である。
【図5】入賞した遊技球(打ち球)が停留部に停留中の状態を示すための上記特定入賞口アッセンブリーの全体斜視図である。
【図6】上記特定入賞口アッセンブリーの全体構造を示すための分解斜視図である。
【図7】上記実施形態のぱちんこ遊技機1の制御装置の構成を示すブロック図である。
【図8】上記制御装置によって制御される基本遊技処理のフローチャートである。
【図9】普通図柄始動ゲートの検知出力を割込み信号とする、始動入賞記憶等のための割込み制御処理のフローチャートである。
【図10】図8の基本遊技処理のうちの普通図柄の始動・変動・停止処理のフローチャートである。
【図11】図8の基本遊技処理のうちの特定入賞口関連装置制御処理のフローチャートである。
【図12】図11の上記特定入賞口関連装置制御処理のうち、普通図柄の当たり図柄が普通の当たり図柄の場合の特定入賞口の電動チューリップの制御処理のフローチャートである。
【図13】図11の上記特定入賞口関連装置制御処理のうち、普通図柄の当たり図柄が普通の当たり図柄の場合のストッパーの、4ms毎に割込みながら進める割込み制御処理の内容を表すフローチャートである。
【図14】判定図柄及び回転体の、4ms毎に割込みながら進める割込み制御処理の内容を表すフローチャートである。
【図15】図14の割込み制御処理のうち判定図柄の始動・変動・停止処理の内容を表すフローチャートである。
【図16】図11の特定入賞口関連装置制御処理のうち、普通図柄の当たり図柄が3で揃った当たり図柄の場合の特定入賞口の電動チューリップの制御処理のフローチャートである。
【図17】普通図柄の当たり図柄が3で揃った当たり図柄の場合のストッパーの、4ms毎に割込みながら進める割込み制御処理の内容を表すフローチャートである。
【図18】図11の特定入賞口関連装置制御処理のうち、普通図柄の当たり図柄が7で揃った当たり図柄の場合の特定入賞口の電動チューリップの制御処理のフローチャートである。
【図19】普通図柄の当たり図柄が7で揃った当たり図柄の場合のストッパーの、4ms毎に割込みながら進める割込み制御処理の内容を表すフローチャートである。
【図20】特別装置の、4ms毎に割込みながら進める割込み制御処理の内容を表すフローチャートである。
【図21】大入賞口用カウントスイッチの検知出力を割込み信号とする、大入賞口への入賞カウンターのための割込み制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
70…特定入賞口
71・71…電動チューリップ(可変開口部材)
85…特別装置作動判定図柄作動スイッチ
86…回転体(停留遊技球切り替え誘導手段)
91…停留凹所(遊技球停留部)
95…ストッパー(ストッパー手段)
S151・S152…当り図柄の種類判定手段
S154・S156・S158…電動チューリップ制御処理(可変開口部材開閉制御手段)
S30・S50・S70…ストッパー割込み制御手段(ストッパーオンオフ制御手段)
S44・S45・S48…回転体の割込み制御手段(停留遊技球切り替え誘導手段駆動制御手段)
Claims (2)
- 遊技盤の遊技領域に球を打ち込んで遊技が可能なぱちんこ遊技機であって;
普通図柄の当り図柄判定手段と;
上記遊技領域内に配設され、遊技球が入賞し易い開放状態と入賞し難い非開放状態とに切り替え自在な可変開口部材を備えた特定入賞口と;
上記特定入賞口に入賞した入賞遊技球が通過することによって作動する特別装置作動判定図柄作動スイッチと;
上記特別装置作動判定図柄作動スイッチを通過した上記入賞遊技球が一時停留する遊技球停留部と;
上記特別装置作動判定図柄作動スイッチの上方に位置して遊技球が該作動スイッチに達し得ないよう通路を遮断するオン状態と該遮断を解除するオフ状態とに切り替え自在なストッパー手段と;
上記遊技球停留部に停留する遊技球を開放して特別装置作動領域に誘導して排出する場合と外れ領域に誘導して排出する場合とに切り換え誘導可能な停留遊技球切り換え誘導手段と;
上記特定入賞口の上記可変開口部材が時間間隔を置いて順次与える一連の複数の開放時限の間だけ開放状態になるようにする該特定入賞口の時限開放を、上記普通図柄の当たり図柄判定手段の判定結果に基づいて実施する可変開口部材開閉制御手段と;
上記ストッパー手段を、開放された上記特定入賞口に入賞した遊技球が特別装置作動判定図柄作動スイッチを通過して上記遊技球停留部に停留することが生じるまでの間は現に進行中の開放時限中はオフ状態にして上記遊技球が上記停留部に停留するのを待つが、上記遊技球が上記遊技球停留部に停留することが生じた後はオン状態とし、しかしてもし上記特別装置作動判定図柄が当たりとなった場合は該オン状態を現に進行中の上記特定入賞口の時限開放の終了まで維持し、そしてもし上記特別装置作動判定図柄が外れの場合はオン状態のままで現に進行中の開放時限の終了まで維持して現に進行中の上記時限開放を終わるかもしくは上記現に進行中の開放時限の後に一連の開放時限の残り開放時限があるときはその開放時限において先の開放時限の場合と同様にオンオフ制御を行うストッパー手段オンオフ制御手段と;
上記停留遊技球切り換え誘導手段により上記特別装置作動領域へ遊技球が誘導されたときに初めて発生される特別な遊技をする権利の行使に使用される特別装置と;
を備えたことを特徴とするぱちんこ遊技機。 - 遊技盤の遊技領域に球を打ち込んで遊技が可能なぱちんこ遊技機であって;
普通図柄の当り図柄の種類判定手段と;
上記遊技領域内に配設され、遊技球が入賞し易い開放状態と入賞し難い非開放状態とに切り替え自在な可変開口部材を備えた特定入賞口と;
上記特定入賞口に入賞した入賞遊技球が通過することによって作動する特別装置作動判定図柄作動スイッチと;
上記特別装置作動判定図柄作動スイッチを通過した上記入賞遊技球が一時停留する遊技球停留部と;
上記特別装置作動判定図柄作動スイッチの上方に位置して遊技球が該作動スイッチに達し得ないよう通路を遮断するオン状態と該遮断を解除するオフ状態とに切り替え自在なストッパー手段と;
上記遊技球停留部に停留する遊技球を開放して特別装置作動領域に誘導して排出する場合と外れ領域に誘導して排出する場合とに切り換え誘導可能な停留遊技球切り換え誘導手段と;
上記特定入賞口の上記可変開口部材が1つの開放時限もしくは時間間隔を置いて順次与える一連の複数の開放時限の間だけ開放状態になるようにする該特定入賞口の時限開放を、上記普通図柄の当たり図柄の種類判定手段の判定結果に応じて該時限開放における開放時限数を異ならしめて実施する可変開口部材開閉制御手段と;
上記ストッパー手段を、開放された上記特定入賞口に入賞した遊技球が特別装置作動判定図柄作動スイッチを通過して上記遊技球停留部に停留することが生じるまでの間は現に進行中の開放時限中はオフ状態にして上記遊技球が上記停留部に停留するのを待つが、上記遊技球が上記遊技球停留部に停留することが生じた後はオン状態とし、しかしてもし上記特別装置作動判定図柄が当たりとなった場合は該オン状態を現に進行中の上記特定入賞口の時限開放の終了まで維持し、そしてもし上記特別装置作動判定図柄が外れの場合はオン状態のままで現に進行中の開放時限の終了まで維持して現に進行中の上記時限開放を終わるかもしくは上記現に進行中の開放時限の後に一連の開放時限の残り開放時限があるときはその開放時限において先の開放時限の場合と同様にオンオフ制御を行うストッパー手段オンオフ制御手段と;
上記停留遊技球切り換え誘導手段により上記特別装置作動領域へ遊技球が誘導されたときに初めて発生される特別な遊技をする権利の行使に使用される特別装置と;
を備えたことを特徴とするぱちんこ遊技機。
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