JP4262005B2 - 現像剤補給装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電子写真複写機に用いられる現像剤補給装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置は、像担持体としての感光体ドラム上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像器で現像する。現像器にはトナー補給装置としてのトナーボトルが取付けられ、このトナーボトルによりトナーが補給される。
【0003】
トナーボトルはその先端キャップ部側が駆動部を構成するカップリング内に挿入されて接続される。トナーボトルの先端キャップ部の周壁部には開口部が設けられ、カップリングの周壁部にはトナー供給口が設けられている。トナーボトルの先端キャップ部側がカップリング内に挿入されると、その開口部がカップリングのトナー供給口に対向されるようになっている。
【0004】
トナー補給時には、カップリングの回転に伴なってトナーボトルが回転されてその開口部とトナー供給口が下部側に位置すると、トナーボトル内のトナーがその自重により開口部を介してトナー供給口から落下されて現像器内に補給される。
【0005】
ところで、トナーボトルの先端キャップ部はカップリング内に密閉状態で挿入されて嵌合されるため、トナーボトルの引き抜き時には、カップリング内の圧力が急激に変化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、カップリングに設けられている穴がトナー供給口のみであるため、トナーボトルの引き抜き時にはトナー供給口に強い吸引力が作用する。このため、トナー供給口の周縁部に付着しているトナーがトナー供給口から内部に吸引されてしまいカップリング内が汚れてしまうという問題があった。
【0007】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、現像剤収納容器の引抜時に、カップリングの現像剤供給口から現像剤を吸引しないようにした現像剤補給装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は周壁部に現像剤供給口を有するカップリングと、このカップリング内にその内周壁面に沿って所定間隔を存して一体的に設けられた仕切壁と、この仕切壁の内周壁面にその周方向に亘って複数設けられ、トータルした開口量が前記現像剤供給口の開口量よりも大とする穴部と、現像剤を収納し、前記仕切壁内に先端部側を気密的に挿脱自在に挿入し、先端周壁部に前記仕切壁の穴部に対向する現像剤補給口を有し、この現像剤補給口から前記穴部、及び現像剤供給口を介して現像剤を被補給部に補給する現像剤収納容器とを具備する。
【0009】
請求項5記載の発明は、像担持体上に静電潜像を形成する像形成手段と、この像形成手段により形成された静電潜像に現像剤を供給して現像剤像とする現像手段と、この現像手段に現像剤を補給する現像剤補給手段とを具備し、前記現像剤補給手段は、周壁部に現像剤供給口を有するカップリングと、このカップリング内にその内周壁面に沿って所定間隔を存して一体的に設けられた仕切壁と、この仕切壁の内周壁面にその周方向に亘って複数設けられ、トータルした開口量が前記現像剤供給口の開口量よりも大とする穴部と、現像剤を収納し、前記仕切壁内に先端部側を気密的に挿脱自在に挿入し、先端周壁部に前記仕切壁の穴部に対向する現像剤補給口を有し、この現像剤補給口から前記穴部、及び現像剤供給口を介して現像剤を前記現像手段に補給する現像剤収納容器とを具備する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施の形態である画像形成装置としての電子写真複写機の内部構成を概略的に示すものである。
【0012】
図1中1は像担持体としての感光体ドラムで、この感光体ドラム1は矢印方向に回転自在に設けられている。この感光体ドラム1の周囲部にはその回転方向に沿って順次、感光体ドラム1の表面を帯電する帯電チャージャ2、感光体ドラム1上の静電潜像をトナーで現像する現像器3、感光体ドラム1上のトナー像を用紙に転写させる転写チャージャ4、感光体ドラム1上の残留トナーを除去するクリーニング装置5及び感光体ドラム1上の残留電位を除去する除電器6が配設されている。
【0013】
また、感光体ドラム1には画像情報光7aを感光体ドラム1の表面に照射して静電潜像を形成する像形成手段としての露光ユニット7が離間対向されている。現像器3の上方部には現像器3にトナーを補給するための現像剤補給手段としてのトナー補給装置9が設けられている。露光ユニット7の下部側には、風を送風することにより帯電チャージャ2から発生するオゾンを排出するととともに、トナー補給装置9を冷却するためのファン11が設けられている。
【0014】
一方、現像器3の下方部には用紙Pを収納する給紙カセット12が設けられ、この給紙カセット12内の用紙Pはピックアップローラ13の回転によって取り出される。取り出された用紙は搬送系15によって上方へと搬送される。
【0015】
搬送系15中には用紙の搬送方向に沿って順次、用紙を一枚づつ分離して供給する給紙/分離ローラ16、用紙を挟持搬送する搬送ローラ対17、用紙を整位するレジストローラ対18、上述した転写チャージャ4、転写されたトナー像を用紙に定着させる定着装置19、用紙を排出させる排紙ローラ対20及び排出される用紙を受ける排紙トレイ21が配設されている。
【0016】
次に、上記した画像形成装置の画像形成動作について説明する。
【0017】
画像形成時には、まず、感光体ドラム1の表面が帯電チャージャ2によって一様に帯電され、この帯電された感光体ドラム1上に露光ユニット7から画像情報光7aが照射されて静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ドラム1の回転により現像器3に送られ、現像器3からトナーが供給されることにより現像される。この現像されたトナー像は感光体ドラム1の回転により移動され転写チャージャ4に対向される。
【0018】
一方、このときには、給紙カセット12から用紙Pが供給され、この用紙Pは感光体ドラム1と転写チャージャ4との間の画像転写部2aに送り込まれて感光体ドラム1上のトナー像が転写される。この転写後、用紙Pは感光体ドラム1から剥離されて定着装置19に送られ、この定着装置19でトナー像が加熱されるとともに加圧されて用紙Pに定着される。この定着後、用紙Pは排紙ローラ対20を介して排紙トレイ21上に排出される。以後、順次同様にして画像形成動作が繰り返される。
【0019】
図2はトナー補給装置9を示す側断面図である。
【0020】
図2中25は現像剤としてのトナーtを収納する現像剤収納容器としてのトナーボトルで、このトナーボトル25はその先端部が駆動手段としての駆動装置26に接続されて回転駆動される。
【0021】
駆動装置26はトナーボトル25の先端キャップ部28を挿入させて接離自在に接続させる筒状のカップリング29を備えている。このカップリング29は筒状のケーシング30内に回転自在に設けられている。ケーシング30の周壁部の下面側には開口部30bが穿設されている。
【0022】
カップリング29の内底中央部には口体部29aが突設されている。この口体部29aは外周面が円形状をなし、内周面が多角形状をなしている。口体部29aはケーシング30に穿設された取付孔30a内に回転自在に挿入されている。カップリング29の周壁部には現像剤供給口としてのトナー供給口29bが穿設されている。
【0023】
カップリング29は、トナーボトル25を挿入させる際には定位置、即ち、トナー供給口29bが上部側に位置する状態にある。この定位置でカップリング29内にトナーボトル25が挿入されてその現像剤補給口としての開口部28aがトナー供給口29bに対向されるようになっている。
【0024】
カップリング29の口体部29a内にはカップリングギヤ32がスライド自在に取付けられている。カップリングギヤ32は断面多角形状のシャフト部32aを有し、このシャフト部32aの一端部側が口体部29a内にスライド自在に挿入されている。シャフト部32aの他端部には円盤状のプレート32bを介してギヤ部32cが突設されている。
【0025】
ギヤ部32cには駆動部としての駆動ギヤ34が噛合されている。駆動ギヤ34には駆動モータ(図示しない)が接続されている。
【0026】
図3は上記したカップリング29を示す正断面図で、図4はその側断面図である。
【0027】
カップリング29の内部にはその内周壁面に沿って所定間隔を存して仕切壁35が一体的に設けられている。仕切壁35の周壁にはその周方向に亘って複数の穴部35aが穿設されている。これら複数の穴部35aのトータルした開口量はトナー供給口29bの開口量よりも大とされている。
【0028】
一方、トナーボトル25の先端キャップ部28の開口部28aはシャッタ36によって開閉されるようになっている。シャッタ36は先端キャップ部28の外周壁部に径方法に突設された突起部37にスライド自在に取付けられ、図示しないスプリングによって開口部28aを閉塞する方向に付勢されている。
【0029】
上記したカップリング29の仕切壁35にはトナーボトル25の突起部37を挿入させてガイドし、その先端キャップ部28の開口部28aをトナー供給口29bに対向させるガイド部40が形成されている。
【0030】
また、カップリング29の深さ方向の寸法L1は、仕切壁35の深さ方向の寸法L2より大とされ、穴部35aまでの寸法L4はカップリング29の開口端までの寸法L3より小となる位置に配置されている。
【0031】
次に、トナーの補給動作について説明する。
【0032】
図2に示す状態において、駆動モータが駆動されて駆動ギヤ34が回転駆動されると、ギヤ部32cを介してカップリングギヤ32が回転される。これにより、カップリング29が回転されてトナーボトル25が回転される。この回転により、図5に示すように、カップリング29のトナー供給口29bがケーシング30の開口部30bに対向すると、トナーボトル25内のトナーtが先端キャップ部28の開口部28a、トナー供給口29bを介して矢印で示すようにケーシング30の開口部30bから落下されて現像器3内に補給される。
【0033】
上記したトナーの補給によりトナーボトル25内のトナーが使用された場合には、新しいトナーボトル25に交換する必要がある。
【0034】
この場合には、使用済みのトナーボトル25をカップリング29から引き抜いたのち新たなトナーボトル25をカップリング29内に挿入する。
【0035】
ところで、トナーボトル25はその先端キャップ部28がカップリング29の仕切壁35内に気密的に挿入されて接続されているため、図6に支援すようにトナーボトル25を引き抜くと、仕切壁35内が負圧状態になる。しかし、このときには、カップリング29と仕切壁35との間に存在する空気が仕切壁35の穴部35aから矢印で示すように仕切壁35の内部に吸引される。この吸引により、カップリング29のトナー供給口29bに作用する吸引力が低下され、トナー供給口29bの周縁部に残留するトナーがトナー供給口29bから吸引してしまうことがない。従って、カップリング29内のトナー汚れを確実に防止することが可能となる。
【0036】
また、新たなトナーボトル25をカップリング29内に挿入する場合には、まず、図7に示すようにトナーボトル25の先端キャップ部28をカップリング29内の内周面に沿って仕切壁35の前端部側まで挿入する。ついで、この状態からトナーボトル25をカップリング29の内周面に沿って周方向に回動させ、その突起部37が仕切壁35のガイド部40に対向した位置でトナーボトル25を奥方向へ押し込む。これにより、トナーボトル25の先端キャップ部28の突起部27がガイド部40内に挿入され、この挿入途中でシャッタ36が図示しないストッパに当接して開放され、開口部28aが仕切壁35の穴部35aを介してカップリング29のトナー供給口29bに対向する。この状態からカップリング29が回転されてそのトナー供給口29bが下部側に位置すると、トナーボトル25内のトナーが自重により先端キャップ部28の開口部28aを介して下方に落下されて補給される。
【0037】
上記したように、トナーボトル25の引抜時には、カップリング29と仕切壁35との間の空気を仕切壁35の穴部35aから内部に吸引するため、カップリング29のトナー供給口29bに作用する空気吸引力を低下でき、トナー供給口29bからトナーを吸引してしまうことがない。従って、カップリング29のトナー汚れを確実に防止することが可能となる。
【0038】
また、新たなトナーボトル25をカップリング29内に挿入する場合には、トナーボトル25をカップリング29の前端部側の内周面に沿って挿入したのち、周方向に回動させだけでトナーボトル25を位置決めでき、トナーボトル25の挿入作業が容易になる。
【0039】
図8は本発明の他の実施の形態であるカップリング45を示す断面図である。
【0040】
この実施の形態では、カップリング45の内周面部と仕切壁46の外周面部との間にその周方向に亘って複数の支持部材としてのリブ47が突設され、これら複数のリブ47a,47b,47cにより仕切壁46が支持されている。
【0041】
リブ47aは、カップリング45のトナー供給口45aの反対側に位置し、他のリブ47b,47cは、トナー供給口45aとリブ47aを結ぶ直線Sとカップリング45の中心を通る直線S1,S2とのなす角度が±45度の範囲内に配置されている。
【0042】
また、リブ47a〜47cは仕切壁46の深さ寸法L2と等しい長さ寸法で形成され、仕切壁35の開口端から前方に突出しない状態になっている。これにより、トナーボトル25の挿入時にその先端キャップ部28がリブ47a〜47cに当接することなく、スムーズに挿入できるようになっている。
【0043】
この実施の形態によれば、仕切壁46の強度を高めることができ、トナー供給口45とトナーボトル25の先端キャップ部28の開口部28aとの位置関係を良好に維持できる利点がある。
【0044】
なお、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0045】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、現像剤収納容器の引抜時において、カップリングの現像剤供給口に作用する吸引力を低下させることができ、現像剤供給口からの現像剤の吸引を極力低減でき、汚れを防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である電子写真複写機の内部構成を概略的に示す図。
【図2】 同電子写真複写機に備えられるトナー補給装置を示す側断面図。
【図3】 同トナー補給装置のカップリングを示す正断面図。
【図4】 同カップリングを示す側断面図。
【図5】 同トナー補給装置によってトナーが補給された状態を示す断面図。
【図6】 同トナーボトルの引き抜き動作を示す図。
【図7】 同トナーボトルのカップリングへの挿入動作を示す図。
【図8】 同カップリングの変形例を示す図。
【符号の説明】
t…トナー(現像剤)、3…被補給部(現像手段)、7…露光ユニット(像形成手段)、9…トナー補給装置(現像剤補給手段)、25…トナーボトル(現像剤収納容器)、29…カップリング、29b…トナー供給口(現像剤供給口)、35a…穴部、35…仕切壁、37…突起部、40…ガイド部、45…カップリング、46…仕切壁、47a〜47c…リブ(支持部材)。
Claims (5)
- 周壁部に現像剤供給口を有するカップリングと、
このカップリング内にその内周壁面に沿って所定間隔を存して一体的に設けられた仕切壁と、
この仕切壁の内周壁面にその周方向に亘って複数設けられ、トータルした開口量が前記現像剤供給口の開口量よりも大とする穴部と、
現像剤を収納し、前記仕切壁内に先端部側を気密的に挿脱自在に挿入し、先端周壁部に前記仕切壁の穴部に対向する現像剤補給口を有し、この現像剤補給口から前記穴部、及び現像剤供給口を介して現像剤を被補給部に補給する現像剤収納容器と
を具備することを特徴とする現像剤補給装置。 - 前記現像剤収納容器はその先端外周壁部に径方法に突出する突起部を有し、
前記仕切壁は前記現像剤収納容器の先端外周壁部の突起部を嵌合させて挿入方向にスライド自在にガイドして前記現像剤補給口を前記現像剤供給口に対向させるガイド部を有することを特徴とする請求項1記載の現像剤補給装置。 - 前記仕切壁の開口端は前記カップリングの開口端よりもカップリング内の奥側に位置され、前記現像剤収納容器は前記カップリングの内周面に沿って前記仕切壁の手前まで挿入されたのち、前記カップリングの周方向に沿って回転されることにより位置決めされることを特徴とする請求項1記載の現像剤補給装置。
- 前記カップリングの内周面と仕切壁の外周面との間に前記カップリングの現像剤供給口と反対側に位置して前記仕切壁を支持する支持部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の現像剤補給装置。
- 像担持体上に静電潜像を形成する像形成手段と、
この像形成手段により形成された静電潜像に現像剤を供給して現像剤像とする現像手段と、
この現像手段に現像剤を補給する現像剤補給手段とを具備し、
前記現像剤補給手段は、
周壁部に現像剤供給口を有するカップリングと、
このカップリング内にその内周壁面に沿って所定間隔を存して一体的に設けられた仕切壁と、
この仕切壁の内周壁面にその周方向に亘って複数設けられ、トータルした開口量が前記現像剤供給口の開口量よりも大とする穴部と、
現像剤を収納し、前記仕切壁内に先端部側を気密的に挿脱自在に挿入し、先端周壁部に前記仕切壁の穴部に対向する現像剤補給口を有し、この現像剤補給口から前記穴部、及び現像剤供給口を介して現像剤を前記現像手段に補給する現像剤収納容器と
を具備することを特徴とする画像形成装置。
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