JP4332823B2 - 大容量コインホッパ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は投入されたバラ積み状態のコインを一個ずつ強制的に外に送り出すためのホッパ装置に関する。
とくに本発明はゲーム機に使用されるメダルやトークンを一個ずつ送り出すことができる小形円板体のホッパ装置に関する。
本発明は更に具体的には大量のメダルやトークンを使用するゲーム機に好適な大容量コインホッパに関するものである。
なお本明細書に使用される用語「円板体」には通貨である円板形のコインなどを含むことは勿論である。
【0002】
また本明細書に使用される用語「コイン」には通貨は勿論のことゲームなどに使用されるメダルやトークンを含むことは勿論である。
【従来の技術】
これまで円板体のホッパ装置としては種々のものが開発されて来ている。
たとえば本出願人による特願昭59−022825号には円板体である硬貨の送出装置が開示されている。
なお当該特願昭59−022825号は特公昭62−45588号公報に出願公告されている。
また当該特願昭59−022825号は米国特許4,589,433号によって特許になっている。
【0003】
このコイン払い出し装置を概略的に説明するために全体の斜面図が図9に示されている。
この装置には先ず水平に対し起立かつ傾斜して設けられた円形のベース板2が備えられている。
当該ベース板2には送り出し用のコインを貯留するための鍋形のタンク5が取り付けられている。
さらにタンク5内には回転ディスク6が備えられている。
この回転ディスク6は水平に対し起立かつ傾斜した状態において回転軸まわりに回転される。
当該回転ディスク6は中央部の上面に円板状の台部9を有している。
【0004】
そして回転ディスク6は外周部6aに円周方向に等間隔に配設された複数個の硬貨送り用のピン8を有している。
なお当該装置は回転ディスク6の外周部6aとベース板2との間に挿入されたベアリング用の複数個のボール(図示略)を有している。
これらのボールは回転ディスク6の外周部6aをベース板2の上に回転自在に支持するベアリング装置を構成している。
さらに当該装置は前記台部9の外周縁9aの上方に先端部10aを接するように設けられた出口ナイフ10を有する。
この出口ナイフ10は上縁10bに取り上げられたコインCを受け取って出口シュート11に放出する。
【0005】
なお前記台部9の中央にはホッパ5内のコインを撹拌するための装置15が配設されている。
また出口ナイフ10の上方にはローラ13が対向するように配置されている。
すなわちローラ13は枢軸された逆U字形の作動用のアーム12に回転自在に取り付けられている。
この作動アーム12は例えばコインを計数するためのスイッチ(図示略)のバネによって付勢されている。
したがって上方の出口部7をコインCが通過すると当該コインCの計数が行われることになる。
【0006】
言い換えると通過するコインCがローラ13をバネ(図示略)に抗して押し上げることによってコイン計数用のスイッチが作動される。
なお図9の上方に示される楕円形の14はワイパである。
このワイパ14は上方の出口部7にコインCが重なり合った状態で送り込まれるのを防止する。なお17はバネ板である。
このバネ板17は回転ディスク6を囲む周囲壁すなわちフード19にワイパ14を押さえつけるためのものである。
また図9の下部に示される参照符号1は取り付け用のフレームである。
このフレーム1は基盤Bを介在して当該装置を両替え機やメダル交換機などの所定位置に取り付けるためのものである。
【0007】
なお上述した硬貨処理装置は取り扱うコインCのサイズに対応した台部9が回転ディスク6の中央部に設けられる。
さらに複数個の硬貨送り用のピン8が回転ディスク6の外周にそれぞれ突設されている。
この結果、台部9と当該ピン8とによってコインCのポケットが作られる。
かくして回転ディスク6がホッパ5内で回転されるとポケット内それぞれに当該ホッパ5内のコインCが一個ずつ拾い上げられることになる。
一個ずつ拾い上げられたコインCは上部の出口部7に送られ出口ナイフ10を介在して出口シュート11に送り出される。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら上述したホッパ装置は小形円板体であるコインを連続的に然も高速で払い出すことが出来るために問題点があった。
すなわちコインの放出装置は高速の割にはタンクの容量が小さいためコインの払い出しが直ぐに終わってしまうという問題点があった。
とくに大量のメダルを使用するゲーム機においてはプレーの途中においてメダル切れが生じゲームの面白みを損ねるという問題点があった。
本発明はコインやメダルなどの円板体放出装置において円板体の収容能力を大幅に向上することを目的に開発されたものである。
言い換えると本発明はコインやトークンなどの円板体ホッパ装置において円板体の補給回数を大幅に低減することを目的に開発されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、筒形に形成され其の軸線が斜めに配置されて且つコインの出口が形成されているコインを収納する第一のタンク手段と、
この第一のタンク手段内に起立傾斜して且つ回転自在に配設されているコインの放出手段と、
前記第一のタンク手段とコインの供給用の開口を介して連通し、かつ底部が前記第一のタンク手段の底部より下に位置するように配置形成されたケース手段と、
前記ケース手段の前方に連通して配置された、前記第一のタンク手段より大容量のコインを収納する第二のタンク手段と、を備えたコインホッパにおいて、
前記ケース手段内には、その内側内周にほぼ沿い、前記開口をも取り囲んで概略リング状に配され、コインを前記第二のタンク手段から前記第一のタンク手段へ搬送するためのコンベヤ手段を設け、
このコンベア手段の内周部表面に突設された複数の横向きの突板にて、前記ケース手段の底部からコインを持ち上げ前記開口へと移送し、前記開口を通じて第一のタンク手段へコインを供給するようにしたことを特徴とする大容量コインホッパとしたものである。
【0010】
また本発明は、前記コンベア手段がベルトコンベアであることを特徴とした大容量コインホッパである。
また本発明は、前記コンベア手段がチェーンコンベアであることを特徴とした大容量コインホッパである。
【発明の実施の形態】
以下に本発明を其の実施について添付の図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明による一実施例を概略的に示す斜面図である。
図2は図1をサイドから見た側面図である。
図3は図2を上から見た平面図である。
図4は図1の一部分を取り除いて示す斜面図である。
【0011】
図5は図4の正面図である。
図6は図4の一部分を取り除いて示す斜面図である。
図7は図6の正面図である。
図8は図4の要部を取り出して示す拡大斜面図である。
図1の下右部に示される符号31は矩形の台板である。
この台板31は例えばコインを使用するゲーム機内などに水平に設置される。
そして概略三角形状である大小二個のフレーム32が台板31の左右端部にそれぞれ起立固定されている。
大小のフレーム32には概略円形のベース板33がやや傾斜した起立状態で固定されている。
【0012】
そしてベース板33の外周部には概略リング形のフード34が固定されている(図2を参照)。
なおフード34内にはコイン送り出し用の回転ディスク35が回転自在に収納されている。
さらにリング形のフード34には概略筒形のタンク36が取り付けられている(図2を参照)。
上述した構成は図9の従来例と概略同じであるため此処ではより詳細な説明を省略する。
なお図9のベース板2はベース板33に対応している。
また図9のフード19はフード34に対応している。
【0013】
また図9の回転ディスク6は回転ディスク35に対応している。
また図9のタンク5はタンク36に対応している。
また図9の台部9は台部37に対応している(図6を参照)。
また図9のピン8はピン27に対応している(図6を参照)。
また図9の撹はん装置15は撹はん装置39に対応している(図3を参照)。
さらに図9の出口シュート11は出口シュート41に対応している。
さらに図9のローラ13のアーム12はアーム29に対応している。
図6に示される大きな浅い箱形のものは装置を収納するためのケース51である。
このケース51は樹脂成形品あるいは金属成形品などからなる。
ケース51の底上部には半円形の開口52が形成されている。
【0014】
ケース51の底部裏面には開口52を少し大きく囲む取り付け用の筒部53が突出されている(図2を参照)。
この筒部53は図2に示されるように筒形のタンク36内に挿入されてネジ止め54されている
すなわち筒部53を介在してケース51がタンク36に固定されている。
ケース51の底部表面には開口52を大きく囲むレール55が概略円リング形に形成されている(図6を参照)。
このレール55は後記されるベルト式のコンベア装置61をガイドするためのものである(図4を参照)。
大きな箱ケース51の底部右下には小さな円形の箱部56が形成されている。
【0015】
この箱部56内には外側から電気モータ62が収納されてネジ止め(図示略)されている。
そして電気モータ62の駆動軸はケース51内に回転自在に突出されている。
突出された当該駆動軸にはギア63が固定されている。
さらに当該ギア63と噛み合うギア64が箱部56に枢軸されている(図4を参照)。
またケース51の各角部には取り付け用のナット部57がそれぞれ形成されている。
なおケース51の下部には一対の脚部59が突出して形成されている。
図1に示される大きな深い角鍋形のものは大量のコインを収納するためのタンク71である。
【0016】
この第二の大きなタンク71も樹脂成形品あるいは金属成形品などからなる。
タンク71の一周壁下部には概略矩形の開口72が形成されている。
そして当該開口72を形成する周壁には取り付け用の板部73が突出して形成されている。
開口72が形成されている一周壁ならびに板部73はケース51の蓋板になる。この一周壁ならびに板部73はケース51にナット部57を介在してネジ止め74されている(図1を参照)。
すなわち一周壁ならびに板部73を介在してタンク71がケース51に固定されている。
タンク71の開口72を大きく囲むレール75が当該一周壁の裏面において概略円リング形に形成されている(図1鎖線を参照)。
【0017】
このレール75は前記されたケース51のレール55と一対になる。
一対のレール55と75はベルト式のコンベア装置61をガイドするためのものである。
キャタピラ形であるベルト式のコンベア装置61は樹脂成形品あるいは金属成形品などからなる。
図8に当該コンベア装置61の一部が拡大して示されている。
このベルト式コンベア装置61は多数個の小さな矩形板69が枢軸60されて無端ベルトに形成されたものである。
矩形板69の裏面部にはギア64と噛み合うラック67が形成されている。
そして多数個の矩形板69のうち複数個の矩形板69の表面部には突板66が形成されている。
【0018】
ベルト式のコンベア装置61は図4に示されているように各枢軸60の一端がそれぞれケース51のレール55内にスライド自在に挿入される。そして大きいホッパ71がケース51の蓋として取り付けられる。このときベルト式のコンベア装置61の各枢軸60の他端がそれぞれレール75内にスライド自在に挿入される(図1を参照)。したがってベルト式コンベア装置61は一対になるレール55と75の間にスライド自在に配設されることになる。上述の構成からなる本実施例は大きな第二のタンク71内に多数個のコイン(図示略)が投入されてバラ積み状態に収納される。
【0019】
したがって多数個コインの一部は開口72と52から第一のタンク36内に流れ込むことになる。
また第二タンク71内に投入された大量のコインの一部は開口52の高さまで貯留されることになる。
かくして回転ディスク35の電気モータ(図示略)が駆動されると当該回転ディスク35は反時計方向に回転されることになる。
この結果、第一のタンク36内のコインは回転ディスク35の各ポケットそれぞれによって一個ずつ拾い上げられる。
なお回転ディスク35の表面部に突設された台部37とピン27とによってコイン保持のポケットが作られることは先に述べた。
【0020】
一個ずつ拾い上げられたコインは上部に送られ出口ナイフ(図示略)を介在して出口シュート41に送り出されることになる。
上述のようにして第一のタンク34内のコインが出口シュート41から放出される。
他方、第二の大きいタンク71内には開口52の高さまで多数個のコインが残留されることになる。
第一のタンク36内のコイン量が少なくなって回転ディスク35の負荷が少なくなる。
このとき、たとえば電流などのセンサ(図示略)によって負荷の低減が検知されて電気モータ62が駆動される。
したがってベルト式コンベア装置61は例えば反時計方向に回転される。
【0021】
第二のタンク71内に残るコインは複数個の突板66によって掻き上げられて開口52内に搬送されることになる。
開口52内に搬送されたコインは第一のタンク36内に落下することになる。
このようにして第一のタンク36内にコインが追加されるため回転ディスク35によるコイン放出は中断なく継続されることになる。
なお電気モータ62は例えば駆動されたあと一定時間で停止するようにしても良いことは勿論である。
また実施例においてコンベア装置61をキャタピラ式のベルトコンベアにしたが他のベルトコンベアでも良いことは勿論である。
【0022】
たとえば無端のゴムベルトや皮ベルトあるいは布ベルトを改良すると共にベルトのガイドレールを幅広にしても良いことは勿論である。
また無端の金属ベルトやプラスチック・ベルトあるいはチェーン形のベルトを改良して使用しても良いことは勿論である。
さらに図示を省略したが前記コンベア装置61をチェーンコンベアにしても良いことは勿論である。
この場合、ギア63と64の替わりにスプロケットが使用されることは勿論である。
また図示を省略したが前記コンベア装置61をバケットコンベアにしても良いことは勿論である。
【0023】
この場合、各バケットは上方位置において反転されてコインが落下されることは勿論である。
またベルト式コンベア装置61のコイン掻き上げ手段を突板66にしたが他の形状であっても良いことは勿論である。
たとえば突板66の替わりにスプーンや小さい鍋であっても良いことは勿論である。
加えて各開口72と52の大きさならびに位置はコンベア装置61を考慮して最適に決められることは勿論である。
言い換えると各開口72と52の大きさならびに位置はコンベア装置61によるコインの落下方向などが考慮されて決められることは勿論である。
【0024】
また台部37とピン27とをもつ回転ディスク35で説明したがコインを取り込む孔をもつ回転ディスク(図示略)であっても良いことは勿論である。
【発明の効果】
以上のようになる本発明は第一のタンクに更に第二のタンクを付加し第二のタンクから第一のタンクへのコンベア手段を配設した。
このことによって連通する第一ならびに第二のタンクは大量のコインを収容することが出来る。
加えて第二のタンクに残るコインもコンベア手段で第一のタンクに移送できるため大量のコインをすべて使用できるという大きな効果が得られる。
したがって特に大量のコインを使用するゲーム機においてもコイン切れが生じずにゲーム自体の面白みを維持できるという大きな利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による一実施例を概略的に示す斜面図である。
【図2】図2は図1をサイドから見た側面図である。
【図3】図3は図2を上から見た平面図である。
【図4】図4は図1の一部分を取り除いて示す斜面図である。
【図5】図5は図4の正面図である。
【図6】図6は図4の一部分を取り除いて示す斜面図である。
【図7】図7は図6の正面図である。
【図8】図8は図4の要部を取り出して示す拡大斜面図である。
【図9】図9は従来例を示す斜面図である。
【符号の説明】
第一のタンク手段・・・
34:フード、
36:ホッパ、
41:コインの出口シュート、
コインの放出手段・・・
27:ピン、
35:回転ディスク、
37:台部、
ケース手段・・・
51:ケース、
52:開口、
53:筒部、
第二のタンク手段・・・
71:ホッパ、
72:開口、
コンベア手段・・・
55:レール、
61:ベルト式のコンベア装置、
62:電気モータ、
63:ギア、
64:ギア、
66:突板、
67:ラック、
69:矩形板、
75:レール。

Claims (1)

  1. 筒形に形成され其の軸線が斜めに配置されて且つコインの出口が形成されているコインを収納する第一のタンク手段(36)と、
    この第一のタンク手段内に起立傾斜して且つ回転自在に配設されているコインの放出手段(35)と、
    前記第一のタンク手段(36)とコインの供給用の開口(52)を介して連通し、かつ底部が前記第一のタンク手段の底部より下に位置するように配置形成されたケース手段(51,53)と、
    前記ケース手段(35)の前方に連通して配置された、前記第一のタンク手段より大容量のコインを収納する第二のタンク手段(71)と、を備えたコインホッパにおいて、
    前記ケース手段(35)内には、その内側内周にほぼ沿い、前記開口(52)をも取り囲んで概略リング状に配され、コインを前記第二のタンク手段(71)から前記第一のタンク手段(36)へ搬送するためのコンベヤ手段(61)を設け、
    このコンベア手段の内周部表面に突設された複数の横向きの突板(66)にて、前記ケース手段の底部からコインを持ち上げ前記開口(52)へと移送し、前記開口を通じて第一のタンク手段(36)へコインを供給するようにしたことを特徴とする大容量コインホッパ。
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