JP4355477B2 - プラント用警報管理システム及び警報管理方法 - Google Patents

プラント用警報管理システム及び警報管理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業プラントなどで発生する警報の管理システム及び管理方法に関し、特に警報の発生要因を入力し、これに基づいて表示画面上で警報を管理可能とする警報管理システム及び警報管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄鋼製造プラント、紙パルプ製造プラント、上水道管理プラント、ごみ処理プラントなどに代表される各種産業プラントにおいては、プラントの稼動にともない多くの警報が発生する。
【0003】
従来、これらの警報を管理するため情報として、警報確認、発生時刻、タグ、説明などの情報が使用されていた。これらの情報は、通常、警報監視制御装置内に警報ID情報としてデータベース化されている。
【0004】
警報監視制御装置内にデータベース化された警報ID情報は、警報監視制御装置に付加されたCRTなどの表示画面に表示される。そして、従来、操作員はこの表示画面の表示に基づいて警報を管理していた。
【0005】
ところで、プラントの稼動時に発生する警報は、大きく分けて、機器のメンテナンス時などに発生する警報と、プラントの異常時に発生する重大な警報に分類される。そして、通常、これらの警報は混在している。
【0006】
このような状況においては、従来の警報ID情報には登録されていなかった警報要因(警報が発生した原因に関する情報)などの新たなID情報に基づいて警報を分類管理することが重要な課題となる。
【0007】
この課題を解決するにあたって、従来、操作員は警報要因のうちの重要なものについて日誌に手書きで記録するなどしていた。
【0008】
しかし、その場合、操作員は警報の管理にあたって警報監視制御装置に付加された表示装置の表示画面と日誌という実質上2つのインターフェースを相互に参照しなければならないことになる。そのため、操作員は、従来の警報ID情報と警報要因を一つの警報ID情報として統合するのに手間がかかり、警報の管理、分析に不手際が生じるという問題があった。
【0009】
このようなインターフェース統合の問題を解決するために、特開平5−164577において、発生したプラント警報をCRTなどの単一の表示画面上で制御する警報監視制御装置が開示されている。
【0010】
この警報監視制御装置は、プラントの立ち上げ、立ち下げ時、あるいはプラントの出力を上昇させたり、下降させたりする過渡的な運転時に無駄な警報が発生するのを防止する装置であって、警報の記憶や確認、ブザー停止などの定型型の命令がキーボード上にコマンドキーとして予め与えられている。
【0011】
したがって、操作員はそれらのコマンドキーを操作することによって、単一の表示画面上に警報ID情報及びコマンドの内容を一括表示させることが可能となる。これにより、操作員は単一のインターフェース上に表示された情報のみに基づき警報の監視制御をすることが可能となる。
【0012】
しかし、この場合においても、警報要因などの新たなID情報の記載に関しては、やはり操作員が日誌に手書きで記録するなどしなければならなかったため、プラントの稼動時に発生する警報の管理に際して混在するメンテナンス時の警報と異常時の警報とを的確に分類管理するという課題に関しては開かれた問題として残されていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の警報監視制御装置においては、通常の警報ID情報には登録されていない警報要因などの新たなID情報に基づき警報の管理、分析をするに際し、CRTなどの表示画面上に表示された情報と日誌に記載された情報とを一つに統合するのに手間がかかり、日誌管理にも手間がかかるなどの問題があった。
【0014】
更に、このような警報監視制御装置においては、交代勤務により操作員が入れ替わった場合に、業務をスムーズに引き継ぐことが困難であるといった問題もあった。
【0015】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、警報発生の原因に関する警報要因などの警報に関する追加ID情報をメモ入力することによって、警報要因を従来の警報ID情報とともに表示画面上に一括表示させ、操作員が単一の表示画面のみを参照することによって警報を一括して的確に分類管理することができ、過去にさかのぼって警報の履歴情報を解析する場合においても、警報と直結したメモを警報の履歴情報とともに単一の表示画面に表示させることにより、容易に解析作業が行うことができるプラント用警報管理システムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載のプラント用警報管理システムは、プラントからのプロセス信号を入力する信号入力手段と、前記信号入力手段に入力されたプロセス信号の中から警報信号を警報ID情報として順次検出する警報検出手段と、前記警報検出手段から出力された警報ID情報を各レコードに記憶する警報記憶手段と、前記警報記憶手段内の各レコードから読み出された警報ID情報を警報管理画面として表示する警報表示手段と、警報ID情報で特定される警報の発生原因に関する警報要因を前記警報管理画面上の所定領域に直接入力する警報要因入力手段と、前記警報記憶手段内の各レコードから各警報要因を読み出し、これらの警報要因を指標として各レコードを警報要因ごとに分類し、この分類に基づいて前記警報管理画面の表示形式を前記警報表示手段に対して変更させる警報分類手段とを備え、前記警報記憶手段は、前記警報要因入力手段で入力された各警報要因を前記警報検出手段から出力された警報ID情報と作業領域上で追加警報ID情報として対応付けて警報ID情報とともに各レコードに記憶させるデータベース構造を有し、前記警報表示手段は、前記データベース内の各レコードから読み出された各警報ID情報と各警報要因とを新規警報ID情報として前記警報管理画面上に一括表示することを特徴とする。
【0021】
、請求項に記載のプラント用警報管理方法は、プラントからのプロセス信号を入力し、この入力されたプロセス信号の中から警報に関する警報ID情報が順次検出されたときには、警報ID情報を記憶手段に書き込み、前記記憶手段から読み出された各警報ID情報を警報管理画面として警報表示手段に表示し、各警報ID情報で特定される警報の発生原因に関する警報要因が前記警報表示画面上の所定領域に直接入力されたときには、これらの警報要因を警報ID情報に対する追加警報ID情報として対応付けて警報ID情報とともに前記記憶手段に書き込み、前記記憶手段から読み出された警報ID情報と前記警報要因を新規警報ID情報として前記警報管理画面上に一括表示し、前記警報管理画面の表示形式の変更命令が前記警報管理画面上の所定領域に入力された場合には、前記記憶手段から各警報要因を読み出し、これらの警報要因を指標として各警報ID情報を警報要因ごとに分類し、この分類に基づいて前記警報管理画面の前記表示形式を変更することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1から図6に基づき説明する。
【0026】
図1は、本発明のプラント用警報管理システムの一実施形態の概略構成を示すブロック図である。図2は、図1の警報管理システムが掲載される表示画面付き警報監視制御装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【0027】
図1に示すように、プラント用警報管理システムは大きく分けて、警報管理部10と警報要因入力部15と警報表示部16からなる。
【0028】
警報管理部10は、例えば図2に示すように、一般の汎用コンピュータなどの警報監視制御装置23内に組み込まれている。
【0029】
警報要因入力部15は、例えば図2に示すように、ディスプレイ24上に発生警報に関する追加情報としての警報要因を打ち込むキーボード25やディスプレイ24上の所定領域を指示し、画面操作をするマウス26などから構成される。
【0030】
この警報要因入力部15は、警報表示部16に表示された警報を特定するための警報情報(たとえば、警報確認、発生時刻、タグ、説明など)と予め関連付けられた警報表示部16の所定領域(例えば、図5及び図6のメモ入力エリア33など)を指示可能とし、この領域に表示されるべき警報要因を入力可能とする。
【0031】
又、警報表示部16は、例えば図2に示すように、一般の汎用コンピュータに付加されるCRTなどのディスプレイ24からなる。
【0032】
警報管理部10は更に、プラント4からのプロセス信号5を入力する信号入力部11と、信号入力部11から出力されたプロセス信号5の中から警報信号を警報情報として順次検出する警報検出部12と、警報検出部12から出力された警報情報をCPU1、RAM2を介して各レコードに記憶する警報記憶部13とを備えてなる。
【0033】
警報表示部16は、CPU1を介して、警報記憶部13からRAM2の作業領域上に読み出された警報情報を表示させる。又、警報表示部16は、警報検出部12から出力された警報情報をRAM2のみを介して直接表示させることももちろん可能である。
【0034】
更に、警報記憶部13は、警報要因入力部15から出力された警報要因を警報検出部12から出力された警報情報とRAM2の作業領域上で対応付けて追加警報情報としてCPU1を介して警報記憶部13内の各レコードに上記警報情報とともに記憶させるデータベース構造を有する。
【0035】
警報記憶部13は、警報検出部12からの出力である従来の警報情報(上述した、警報確認、発生時刻、タグ、説明など)が記憶される警報情報記憶領域131と、警報要因入力部13からの出力である警報要因が記憶される警報要因記憶領域132を有する。そして、この2つの領域によって警報ID情報記憶領域133が構成される。
【0036】
この警報情報記憶領域131は、複数のレコードの集まりからなり、各レコードには発生した警報ごとの警報情報が格納される。又、警報要因記憶領域132も複数のレコードの集まりからなり、各レコードには発生した警報ごとの警報要因が格納される。
【0037】
警報記憶部13は、例えば図2に示すように、警報監視制御装置23における記憶部21内に格納されている。
【0038】
更に、警報管理部10は、CPU1を介して、警報記憶部13における警報要因記憶領域132内の各レコードからRAM2の作業領域上に警報要因を読み出し、この作業領域上に読み出された警報要因を指標として警報情報記憶領域131内の各レコードを警報要因ごとに分類し、この分類に基づいて上記警報情報と上記警報要因に関する新規データベースをRAM2の作業領域上に作成し、この新規データベースに従って警報表示部16に表示された上記警報情報と上記警報要因の表示形式をCPU1を介して警報表示部16に対して変更させる警報分類部14を備える。
【0039】
更に、この警報分類部14は、現在発生中の警報に関する警報情報を発生警報情報として識別可能とし、それらの発生警報情報が蓄積された発生警報の履歴情報を警報履歴情報として識別可能とする。
【0040】
警報記憶部13における警報情報記憶領域131内の各レコードから呼び出された発生警報情報、又は警報検出部12からRAM2のみを介して直接出力された発生警報情報は、警報分類部14を介して、発生警報画面31(図5参照)としてディスプレイ24上に表示される。同様に、警報記憶部13における警報情報記憶領域131内の各レコードから呼び出された警報履歴情報は、警報分類部14を介して、警報履歴画面35(図6参照)としてディスプレイ24上に表示される。
【0041】
更に、警報表示部16に表示された上記警報ID情報と上記警報要因の表示形式を上記分類に基づいて変更させる場合には、キーボード25やマウス26によって所定の操作(例えば、ソーティングキーを操作するなど)を行うと、警報分類部14は、RAM2の作業領域上に作成された新規データベースにしたがって、例えば警報履歴情報を警報要因ごとに分類し並び替えて新しい警報履歴画面としてディスプレイ24上に表示する。
【0042】
なお、図1において、警報記憶部13は、信号入力部11、警報検出部12、警報分類部14、警報要因入力部15、及び警報表示部16と一体的に警報管理部10の中に設けられている。しかし、大量の警報情報の履歴データを集中して管理保管するために、警報記憶部13のみを分離して別途サーバーに組み込んでもよいことは言うまでもない。
【0043】
又、上記実施形態では、警報情報及び警報要因を表示する警報表示部16としてCRTディスプレイを一例として説明したわけであるが、本発明はこの実施形態に限らず、他にも液晶ディスプレイ、TFTディスプレイ、タッチパネルディスプレイ、HMディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)などさまざまな表示装置が適用できる。
【0044】
又、上記実施形態では、警報要因入力部15としてキーボードとマウスを一例として説明したわけであるが、本発明はこの実施形態に限らず、他にもタッチパネル、ジョイスティック、タブレット、スキャナーなどのさまざまな入力装置が適用できる。特に、タッチパネルやジョイスティックなどの入力装置を用いると、あらかじめ想定される警報要因をディスプレイ上に表示させておくことによって、警報ごとにその中から警報要因を選択するといったことも可能となる。
【0045】
更に、上記実施形態では、警報表示部16と、警報要因入力部15をそれぞれCRTディスプレイと、キーボード、マウスのようにそれぞれ別体として説明したわけであるが、これらは一体的に設けることが可能である。一例としては、タッチパネル、タブレットなどが適用可能である。この場合、上述した利点に加えて、更に操作員は表示画面上に警報要因などの追加情報を直接入力することができるという利点がある。
【0046】
なお、以上の説明において、本発明の警報管理システムが掲載される表示画面付き警報監視制御装置として、一般的な汎用コンピュータを一例として説明したわけであるが、もちろんこれはプラント専用のプロセスコンピュータであってもよい。
【0047】
更には、プラントの警報管理は必ずしも同じプラント敷地内から成されるとは限らない。場合によっては、プラント警報を遠隔地から管理することもありえる。その場合は、本発明の警報管理システムを例えば携帯端末に適用することも十分に可能である。その場合には、上述したように、大容量となる警報記憶部13を別途サーバーに分離し、その他の機能をクライアント携帯端末にもたせることも可能である。
【0048】
次に、本発明の警報管理システムを用いた現在発生中の警報の管理手順を図1、図2、図3、及び図5を用いて説明する。図3は、上記実施形態に係る警報管理システムを用いた現在発生中の警報に関する発生警報情報の管理手順を示すフローチャートである。又、図5は、現在発生中の警報に関する発生警報情報を表示する発生警報画面の一実施形態を示す説明図である。
【0049】
図3において、まず信号入力部11はプラント4からのプロセス信号5の入力を促す(ステップ1)。
【0050】
次に、警報検出部12は信号入力部11に入力されたプロセス信号5が警報に関する信号であるか否かを判断し、警報信号を検出する(ステップ2)。
【0051】
このプロセス信号5が警報検出部12によって警報信号であると判断された場合には、CPU1は、警報検出部12からの出力である警報信号を現在発生中の警報に関する発生警報情報としてRAM2の作業領域に一時記憶させる(ステップ3)。
【0052】
次に、警報分類部14を介して、この発生警報情報をディスプレイ24上に発生警報画面31として表示させる(ステップ4)。
【0053】
なお、この時点においては、まだ警報要因は入力されていないので、警報分類部14は実質上作動しない。
【0054】
図5に示した発生警報画面31の一実施形態においては、発生警報画面上に従来の警報監視制御装置の警報表示機能にある、警報確認、発生時刻、タグ、説明などの警報を特定する警報情報表示欄のほかにメモ欄32が設けられている。
【0055】
操作員がマウス26によってマウスポインタ34をメモ欄32のメモ入力エリア33に移動させて、警報要因などの追加ID情報をキーボード25によってメモ入力した場合(ステップ5)には、キーボード25は、CPU1を介して、発生警報情報の変更を警報記憶部13へ通知し、これを受けて、CPU1は、上記警報要因をこの発生警報情報に対する追加ID情報として上記発生警報情報に付加させて警報記憶部13内の警報要因記憶領域132に記憶させる、すなわち記憶の書き換えを行う(ステップ6)。
【0056】
更に、キーボード25によって入力された警報要因は、RAM2を介して、上記発生警報情報に対応させる形式で発生警報画面31の所定領域(例えば、メモ欄32)に書き加えられるといった表示の変更が行われる(ステップ7)。
【0057】
一方、ステップ2において信号入力部11からの出力が警報検出部12によって警報ではないと判断された場合には、一連の作業を終了して次回のプロセス信号の入力待ち状態に戻る。同様に、ステップ5において操作員がキーボード25によって警報要因情報をメモ入力を行わない場合にも、図3に示した一連の作業を終了して次回のプロセス信号の入力待ち状態に戻る。
【0058】
なお、上記発生警報画面の一実施形態においては、メモ欄32が一つである例を説明したわけだが、もちろんこのメモ欄は複数個設けられていても良い。
【0059】
又、上記発生警報画面の一実施形態においては、上記警報情報欄に記載された警報情報とメモ欄に書き込まれた警報要因とを一体とした情報と行とし発生時刻を列としてマトリックス表示させたものを一例として説明しているが、もちろんこのマトリックス表示において行と列とを置換するなどしてもよい。
【0060】
更に、本発明の発生警報画面の表示方法はこのようなマトリックス表示に規定される必要はなく、要するに所定情報とメモとの対応関係が操作員にとって明確であるような表示方法であるならば、どのような表示方法(グラフや図など)であっても、本願クレームに特定された本発明の精神から逸脱することなく、適用可能であることは明らかである。
【0061】
次に、本発明の警報管理システムを用いた過去に発生した警報の履歴の管理手順を図1、図2、図4、及び図6を用いて説明する。図4は、上記実施形態に係る警報管理システムを用いた過去に発生した警報の履歴情報の管理手順を示すフローチャートである。又、図6は、過去に発生した警報の履歴情報を表示する警報履歴画面の一実施形態を示す説明図である。
【0062】
図4において、まず図3で説明したステップ1からステップ7までの一連の動作を繰り返すことによって、警報記憶部13には発生した警報に関する発生警報情報が順次書き込まれ、警報履歴情報として蓄積される(ステップ10)。
【0063】
次に、操作員がキーボード25及びマウス26によって、CPU1を介して警報記憶部13内の警報ID記憶領域133に記憶された警報履歴情報を呼び出した場合(ステップ11)には、ディスプレイ24は警報履歴画面35に警報履歴情報の表示を行う(ステップ12)。
【0064】
図6に示した警報履歴画面35においては、図5と同様に、従来の警報監視制御装置の警報表示機能にある、警報確認、発生時刻、タグ、説明などの警報を特定する警報情報欄の他にメモ欄32が設けられている。
【0065】
操作員がマウス26によってマウスポインタ34をメモ欄32のメモ入力エリア33に移動させて、新たに警報要因などの追加ID情報や修正事項などをキーボード25によってメモ入力した場合(ステップ13)には、キーボード25は、CPU1を介して警報履歴情報の変更を警報記憶部13へ通知し、これを受けて、CPU1は、上記警報要因をこの警報履歴情報に対する追加ID情報として上記警報履歴情報に付加させて警報記憶部13の警報要因記憶領域132に記憶させる、すなわち記憶の書き換えを行う(ステップ14)。
【0066】
更に、キーボード25によって入力された警報要因は、RAM2を介して、上記警報履歴情報に対応させる形式で警報履歴画面35の所定領域(例えば、メモ欄32)に書き加えられるといった表示の変更が行われる(ステップ15)。
【0067】
又、図6に示した警報履歴画面35の一実施形態においては、警報情報欄にはソーティングキー36、37、及び38が付加されている。更にメモ欄32にもソーティングキー39を備えており、操作員はキーボード25やマウス26を用いてソーティングキー39を操作することで(ステップ16)、メモの内容に応じた履歴情報のソーティング表示を行うことができる(ステップ17)。
【0068】
このとき、CPU1は警報記憶部13の警報要因記憶領域132内の各レコードから警報要因をRAM2の作業領域上に読み出し、この警報要因を指標として警報履歴情報をこの警報要因ごとに分類し、この分類ごとに表示内容を並べ替えるといったような警報履歴画面の表示形式を変更させる。これにより、警報履歴の解析を従来よりも詳細に且つスムーズに行うことが可能となる。
【0069】
一方、ステップ11において、操作員が警報履歴情報の呼び出しを行わない場合には、図4に示した一連の作業を終了して待機状態に戻る。同様に、ステップ13において、操作員が警報履歴情報に追加事項や修正事項をメモ入力しない場合にも、図4に示した一連の作業を終了して待機状態に戻る。
【0070】
なお、上記発生警報画面の一実施形態においては、メモ欄32が一つの例を説明したわけだが、もちろんこのメモ欄は複数設けられていても良い。
【0071】
なお、上記警報履歴画面の一実施形態においても、上記発生警報画面と同様のマトリックス表示を一例としているが、もちろんこのマトリックス表示において行と列とを置換するなどしてもよい。
【0072】
更に、本発明の警報履歴画面の表示方法は必ずしもこのようなマトリックス表示に規定される必要はなく、要するに警報情報とメモとの対応関係が操作員にとって明確であるような表示方法であるならば、どのような表示方法(グラフや図など)であっても適用可能であることは明らかである。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、警報ID情報を警報管理画面として表示する警報表示手段と、上記警報ID情報で特定される警報発生の原因に関する警報要因を警報管理画面上に直接入力する警報要因入力手段とを設けたことによって、混在するメンテナンス時の警報と異常時の警報とを単一の画面上で一括管理することが可能となる。更に、上記警報要因を上記警報ID情報と対応付けて記憶させる警報記憶手段を設けたことによって、警報の履歴情報を過去にさかのぼって解析する場合にも、容易に解析作業が行うことが可能となる。
【0074】
又、本発明の別の側面によれば、警報要因に基づいて警報情報を分類可能とする警報分類手段を設けたことによって、上記警報要因を指標として、発生した警報を表示画面上で警報要因ごとに分類することが可能となる。
【0075】
更に、本発明のもう一つの側面によれば、上記警報表示手段を警報情報と警報要因とをマトリックス表示可能としたことによって、操作員が警報管理する際に誤認を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態に係る警報管理システムの概略構成図である。
【図2】 図1の警報管理システムが掲載される表示画面付き警報監視制御用コンピュータの一実施形態を示す概略構成図である。
【図3】 上記実施形態に係る警報管理システムを用いた現在発生中の警報の管理手順を示すフローチャートである。
【図4】 上記実施形態に係る警報管理システムを用いた過去に発生した警報の管理手順を示すフローチャートである。
【図5】 図2の表示画面に表示される本発明の現在発生中の警報を表示する画面の一実施形態を示す説明図である。
【図6】 図2の表示画面に表示される本発明の過去に発生した警報を表示する画面の一実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 プラント
5 プラントからの信号
6 警報要因信号
10 警報管理部
11 信号入力部
12 警報検出部
13 警報記憶部
131 警報情報記憶領域
132 警報要因記憶領域
133 警報ID情報記憶領域
14 警報分類部
15 警報要因入力部
16 警報表示部
21 装置本体の記憶部
23 警報監視制御装置
24 ディスプレイ
25 キーボード
26 マウス
31 発生警報画面
32 メモ欄
33 メモ入力エリア
34 マウスポインタ
35 警報履歴画面
39 メモ欄用のソーティングキー

Claims (2)

  1. プラントからのプロセス信号を入力する信号入力手段と、
    前記信号入力手段に入力されたプロセス信号の中から警報信号を警報ID情報として順次検出する警報検出手段と、
    前記警報検出手段から出力された警報ID情報を各レコードに記憶する警報記憶手段と、
    前記警報記憶手段内の各レコードから読み出された警報ID情報を警報管理画面として表示する警報表示手段と、
    警報ID情報で特定される警報の発生原因に関する警報要因を前記警報管理画面上の所定領域に直接入力する警報要因入力手段と、
    前記警報記憶手段内の各レコードから各警報要因を読み出し、これらの警報要因を指標として各レコードを警報要因ごとに分類し、この分類に基づいて前記警報管理画面の表示形式を前記警報表示手段に対して変更させる警報分類手段と、
    を備え、
    前記警報記憶手段は、前記警報要因入力手段で入力された各警報要因を前記警報検出手段から出力された警報ID情報と作業領域上で追加警報ID情報として対応付けて警報ID情報とともに各レコードに記憶させるデータベース構造を有し、
    前記警報表示手段は、前記データベース内の各レコードから読み出された各警報ID情報と各警報要因とを新規警報ID情報として前記警報管理画面上に一括表示することを特徴とするプラント用警報管理システム。
  2. プラントからのプロセス信号を入力し、
    この入力されたプロセス信号の中から警報に関する警報ID情報が順次検出されたときには、各警報ID情報を記憶手段に書き込み、
    前記記憶手段から読み出された各警報ID情報を警報管理画面として警報表示手段に表示し、
    各警報ID情報で特定される警報の発生原因に関する各警報要因が前記警報表示画面上の所定領域に直接入力されたときには、これらの警報要因を各警報ID情報に対する追加警報ID情報として対応付けて各警報ID情報とともに前記記憶手段に書き込み、
    前記記憶手段から読み出された各警報ID情報と前記警報要因を新規警報ID情報として前記警報管理画面上に一括表示し、
    前記警報管理画面の表示形式の変更命令が前記警報管理画面上の所定領域に入力された場合には、前記記憶手段から各警報要因を読み出し、これらの警報要因を指標として各警報ID情報を警報要因ごとに分類し、この分類に基づいて前記警報管理画の前記表示形式を変更することを特徴とするプラント用警報管理方法。
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