JP4585149B2 - 圧縮機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば空気調和機あるいは冷凍機等に用いられて好適な圧縮機に係り、特に、オイルセパレータを有する圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機等に用いられる圧縮機は、駆動源から動力を得て冷媒を圧縮し、コンデンサに高温高圧の冷媒を吐出するものである。圧縮室に設けられた冷媒を圧縮する圧縮機構には摺動部を保護するための潤滑油が必要であり、冷媒中に潤滑油を含有させることにより圧縮機構への潤滑が図られている。
冷媒中に含まれる潤滑油の量は、潤滑のためには多いほうがよいが、冷媒とともに循環する潤滑油は冷凍に寄与しないため冷房性能に対してマイナスに作用するので、循環する潤滑油量は少ない方が良い。そこで、圧縮機内部には、冷媒から潤滑油を分離するオイルセパレータが設けられている。
【0003】
図6に示すオイルセパレータ4が備えられた一般的な圧縮機1について説明する。
符号2は、図示されない例えば固定スクロール及び旋回スクロールを備えた圧縮機構が設けられている圧縮室2を示し、圧縮機構にて圧縮された冷媒は、圧縮機1の外郭形状を形成するハウジング3の内部に形成された吐出室8から孔部5aを通過して油分離室であるオイルセパレータ4に送入される。
冷媒から潤滑油を分離するオイルセパレータ4は、ハウジング3の一部にて形成される外筒5と、外筒5の上端部に固定される内筒6とから構成されている。また、外筒5を形成するハウジング3の壁面には、冷媒が送入される上述した孔部5aが設けられている。符号7は、オイルセパレータ4により分離された潤滑油が貯留される油溜まり室7を示し、ハウジング3の一部を構成するように形成されている。
【0004】
冷媒から潤滑油を分離する過程について説明する。圧縮室2に設けられた圧縮機構(図示せず)にて高温高圧状態に圧縮された冷媒は、圧縮室2から吐出され、ハウジング3内部に形成された吐出室8を経由して、オイルセパレータ4の外筒5に設けられた孔部5aからオイルセパレータ4内部に送入される。
ここで、図7を用いて説明する。なお、図7は図6のB−B断面における部分断面図である。図7に示すように、孔部5aは内筒6の軸線に対して偏心した位置に形成されており、送入された冷媒は円筒状の内筒6に衝突しないように外筒5の内側壁面に沿って渦巻き状に流動し、流動過程において発生する遠心力によって、潤滑油とガス冷媒とに分離される。
図6に示すように、分離された潤滑油は油溜まり室7に滴下し、一方、ガス冷媒は内筒6の下端部にある入口から流入し、内筒6内部を通過して冷媒吐出口6aから図示されないコンデンサに吐出されることとなる。
【0005】
このオイルセパレータ4の外筒5は、ハウジング3の一部にて形成されているため、ハウジング3はオイルセパレータ4の形状を考慮して鋳造により一体成型されている。また、外筒5の圧縮室側壁面には、上述した孔部5aが設けられている。この孔部5aは、オイルセパレータ4内部に送入された冷媒が、外筒5の内側壁面に沿って渦巻き状に流動するように方向性を備えた流路として形成されている。このように孔部5aに方向性をもたせるためには、孔部5aが設けられる外筒5の肉厚t(図7参照)を厚くして冷媒の流路を形成し、この流路を通過することで冷媒の方向性が決定されている。よって、この孔部5aを形成するためには、外筒5(ハウジング3)の肉厚tを、例えば4〜5mmと厚く形成する必要がある。
【0006】
一方、内筒6は、筒部6bが、外筒5の内径よりも小さく、且つ外筒5との隙間を有するような外径となるように鋳造あるいは塑性加工にて中空形状の筒状に成型される。また、内筒6の上端部には、冷媒吐出口6aと固定面6dとが形成され、ハウジング3の一部にて形成される外筒5の上端面に図示されないボルトによって接合される。
このようにハウジング3の一部にて形成される外筒5と、内筒6とによってオイルセパレータ4が圧縮機1に形成されることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記説明の従来の圧縮機においては、以下の問題点を有していた。
すなわち、図6に示したように、オイルセパレータ4の外筒5は、ハウジング3と鋳造にて一体成型されているため、本来ハウジング3としての機能である圧縮機構(図示せず)等を収容する、あるいは、吐出室8を形成することに加え、オイルセパレータ4の外筒5を考慮して形成される必要があった。このことにより、ハウジング3の鋳物形状の複雑化が生じていた。
【0008】
また、孔部5aは、冷媒がオイルセパレータ4の外筒5の内側壁面に沿って渦巻き状に流動するように形成される必要がある。よって、冷媒がオイルセパレータ4内部へ送出される方向性を導くために、孔部5aが設けられる外筒5の肉厚t(図7参照)を厚くせざるをえず、ハウジング3の質量が嵩み、軽量化が求められる圧縮機1にとって問題とされていた。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ハウジング形状の複雑化を低減し、軽量化された、オイルセパレータを備える圧縮機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
請求項1記載の発明は、圧縮室より吐出される冷媒から潤滑油を分離するオイルセパレータをハウジング内に備えた圧縮機において、前記オイルセパレータは、両端が開口されている円筒形状の外筒と、該外筒内に配置される内筒とを有し、前記ハウジングの外壁には、前記オイルセパレータを内部に挿入するためのオイルセパレータ固定穴が形成されており、該オイルセパレータ固定穴に対して前記オイルセパレータの前記外筒の一端部が固定設置されているとともに、前記外筒の他端部が前記ハウジング内の該オイルセパレータが設置される空間と油溜まり室とを隔てる仕切壁に固定設置され、該仕切壁に形成されている連通穴を介して分離された油を滴下する前記油溜まり室に連通されていることを特徴としている。
【0011】
このような構成としたことで、圧縮機のハウジングの一部にて形成されていたオイルセパレータは、ハウジングと別の構成部品としてハウジングに形成されたオイルセパレータ固定穴に挿入されて配置されることになる。ハウジングには、オイルセパレータを設けるための空間及びオイルセパレータ固定穴を有するように鋳造成型されることとなる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の圧縮機であって、前記内筒は、前記外筒を内側に折り曲げた状態で一体成型されていることを特徴としている。
【0013】
このような構成としたことで、オイルセパレータは、外筒と内筒とが一体成型された形状にて形成される。形成されたオイルセパレータは、外筒の上端部にてハウジングのオイルセパレータ固定穴に挿入されて配置されることになる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の圧縮機であって、前記外筒には、圧縮室より吐出される冷媒を導入するための孔部が形成されており、
該孔部は、前記外筒の一部を内側に折り曲げることにより形成されていることを特徴としている。
【0015】
このような構成としたことで、外筒の壁面の一部が、内側に折り曲げられた孔部が形成され、折り曲げられた壁面の方向性により冷媒の流動方向が導かれることとなる。なお、折り曲げによって形成された壁面は、一平面あるいは、袋状に押し込まれて折り曲げられた形状を含むものである。
また、折り曲げる角度は、挿入される冷媒が内筒に直接衝突しないようにすることが好適である。孔部の位置及び大きさは、圧縮室の配置と容量によって決定されるものとする。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の圧縮機であって、前記オイルセパレータの前記外筒は、前記ハウジングに形成された前記オイルセパレータ固定穴に圧入されて固定されることを特徴としている。
【0017】
このような構成としたことで、オイルセパレータ固定穴の内径に対してわずかながら大きい外径を有する外筒が、このオイルセパレータ固定穴に圧入されて固定される。圧入における外筒の固定位置は、先に挿入される例えば下側の端部と、後にオイルセパレータ固定穴と接触する例えば上側の端部とに2カ所設けることが好適である。よって、オイルセパレータ固定穴の内壁と外筒の外壁との接触部、及びハウジング内部のオイルセパレータ固定穴の内壁と外筒の外壁とが固着される。また、オイルセパレータ固定穴の内壁と外筒の外壁との接触部の密着性が高くなり、液体もしくは気体の漏れはなくなる。
【0018】
請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の圧縮機であって、前記オイルセパレータの前記外筒は、前記ハウジングへの挿入側の端部がテーパ形状とされていることを特徴としている。
【0019】
このような構成としたことで、外筒をオイルセパレータ固定穴に挿入して圧入させる際に、オイルセパレータ固定穴の中心軸に対して外筒の中心軸が同一軸線上に重なり、オイルセパレータ固定穴に均等な力が働きスムーズに圧入される。
また、挿入途中にて先に挿入された外筒の端部は、ハウジング内部のオイルセパレータ固定穴に誘導されて圧入されることになる。
【0020】
請求項6記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の圧縮機であって、この圧縮機は、スクロール圧縮機であることを特徴としている。
【0021】
このような構成としたことで、オイルセパレータとハウジングとが別体にて構成されたオイルセパレータを有するスクロール圧縮機が形成されることとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明に係る第1の実施の形態のオイルセパレータ4を示す圧縮機1の部分断面図である。なお、この図1における部分断面図は、図6に示された従来の圧縮機1のオイルセパレータ4部分を、本発明の第1の実施の形態に変更して模式的に示したものである。
符号3は、図示されない圧縮機構が設けられた圧縮室2等を収容するハウジング3を示している。このハウジング3には、オイルセパレータ4が挿入される空間と、これを固定するためのオイルセパレータ固定穴3aとが形成される。また、ハウジング3の下方には、オイルセパレータ4にて分離された潤滑油が溜められる油溜まり室7が形成される。この油溜まり室7とオイルセパレータ4が固定される空間とは、仕切壁3bによって隔てられており、この仕切壁3bに貫通されたオイルセパレータ固定穴3aにオイルセパレータ4の外筒5の先端部が固定される。よって、オイルセパレータ4内部と油溜まり室7とは連通している。
【0023】
第1の実施の形態におけるオイルセパレータ4は、ハウジング3の上下に2カ所設けられたオイルセパレータ固定穴3a,3aに各端部(図において上方と下方)にて固定され、圧縮機1に一体化される。オイルセパレータ4は、主として外筒5と内筒6とにより構成され、外筒5には冷媒が送入される孔部5aが設けられる。また、内筒6も外筒5と同様にオイルセパレータ固定穴3a(図において上方)に固定される。外筒5と内筒6とによって形成されたオイルセパレータ4には、この一端部(図において上方)に冷媒吐出口6aが形成され、図示されない冷媒配管等を介してコンデンサ(図示せず)に吐出される。
【0024】
オイルセパレータ固定穴3aに対して固定される内筒6の一端部(図において上方)には、このオイルセパレータ固定穴3aの内径よりもわずかに大きい外径寸法、または、外筒5の外径寸法と略同等な大きさの大筒部6eが形成される。また、内筒6の小筒部6bは、冷媒が外筒5の内側壁面に沿って流動するための隙間を有するような外径寸法にて形成される。
【0025】
外筒5は、オイルセパレータ4に送入された冷媒が、外筒5の内側壁面に沿って渦巻き状に流動するように略円筒形状に形成される。外筒5の一端部(図において上方)には、オイルセパレータ固定穴3aに固定されるための固定面5dが形成される。
また、外筒5の先にオイルセパレータ固定穴3aに挿入される一端部(図において下方)には、先端に近づくにつれて窄まった形状のテーパ形状のテーパ部5eが形成される。このテーパ部5eは、仕切壁3bのオイルセパレータ固定穴3aへの誘導を行い、圧入を容易にしている。この圧入によって気密性が保たれるとともに、強固に固定されることになる。
【0026】
外筒5の圧縮室側壁面には、図5(a)に示されるような外筒5の壁面の一部が内側に折り曲げられた孔部5aが形成される。この壁面が折り曲げられる角度は、流入された冷媒が直接内筒6に衝突しないように決定されるとともに、外筒5の内側壁面に沿って渦巻き状に流動するように方向性を考慮して折り曲げられる。なお、図5(b)に示すように袋形状の孔部5aとしても良い。
【0027】
この孔部5aの形状は、冷媒の流動方向を下方に導くために、図5(a)の孔部5aの折り曲げ線を外筒5の中心線と平行にせずに角度をつけることによって、3次元的な渦巻き状に冷媒を流動させることも可能である。
また、図5(b)の孔部5aの袋形状の方向をわずかに下方に向けることで、図5(a)の孔部5aと同様に3次元的な渦巻き状に冷媒を流動させることも可能である。このように外筒5に孔部5aを形成することは、外筒5の肉厚が薄い場合において有効なものとなる。
【0028】
以上説明した両筒5,6は、内筒6の大筒部6eと外筒5の固定面5dとがそれぞれオイルセパレータ固定穴3aに固定され、圧縮機1の一構成部分としてのオイルセパレータ4が形成されることとなる。
【0029】
ハウジング3には、このようなオイルセパレータ4が組み込まれるための空間とオイルセパレータ固定穴3a、及び油溜まり室7等が設けられ、オイルセパレータ4を除いた形状に鋳造にて成型される。
【0030】
次にオイルセパレータ4の外筒5及び内筒6の製造方法について説明する。内筒6は、小筒部6bと大筒部6eとを有するような形状にプレス加工にて成型される。プレス加工による成型のため、内筒6の肉厚は従来の鋳造成型に比べ薄くなる。
また、外筒5も内筒6と同様に、筒部5bとテーパ部5e(テーパ形状)とを有するような形状にプレス加工にて成型される。また、外筒5には、上述した孔部5aを形成するため、孔部5aの寸法とプレス加工とを考慮し、外筒5の壁面の肉厚が決定される。
なお、外筒5は複雑な形状が要求されないため、管状の円筒から形成することも可能であり、内筒6においては小筒部6bと大筒部6eとを管状の円筒の組み合わせとして形成することも可能である。
【0031】
次に、冷媒が分離される過程について説明する。圧縮室2から吐出された冷媒は、孔部5aからオイルセパレータ4に送入される。送入された冷媒は、孔部5aの折り曲げ形状と内筒6とによって外筒5の内側壁面に沿って渦巻き状に流動し、徐々に油溜まり室7の方へと導かれる。冷媒が渦巻き状に流動する際、遠心力の働きによって潤滑油とガス冷媒とに分離され、分離された潤滑油は、テーパ部5eを通過して油溜まり室7に滴下される。
また、分離されたガス冷媒は、内筒6の一端部(図において下方)の入口から内筒6の小筒部6bに流入し、ここを通過して冷媒吐出口6aから図示されないコンデンサに吐出されることとなる。
【0032】
以上説明した第1の実施の形態のオイルセパレータによれば、従来ハウジング3に肉厚t(図7参照)をとって一部分を円筒状に鋳造成型していたハウジング3の構造を、外筒5と内筒6とがプレス加工にて成型され、ハウジング3の一端部(図において上方)にて固定される構造にしている。
よって、ハウジング3形状の簡略化がなされ、さらに、ハウジング3の肉厚を薄くすることができる。これにより鋳造におけるコストの低減が図られ、また、ハウジング3の軽量化がなされることにより圧縮機1及び、これに含まれるスクロール圧縮機の軽量化が図られる。
【0033】
[第2の実施形態]
図2には、本発明に係る第2の実施の形態が示されている。このオイルセパレータ4が第1の実施の形態に比較して異なっている点について説明し、その他は上述の第1の実施の形態の圧縮機1と同様なので説明を省略する。
【0034】
第2の実施の形態における、オイルセパレータ4の構造及び製造方法について説明する。
外筒5は、オイルセパレータ4に送入された冷媒を外筒5の内側壁面に沿って渦巻き状に流動させるとともに、ハウジング3との固定面5dを有するように略円筒状にプレス加工にて成型される。
また、内筒6は、外筒5がプレス成型される際と同時あるいは、外筒5のプレス加工の前後に、外筒5と同一な部材にて外筒5が内側に折り曲げられた形状にプレス加工される。よって、このオイルセパレータ4は、一つの部材によって形成されることとなる。
【0035】
また、外筒5の圧縮室側壁面には、図5に示すような、壁面が内側に折り曲げられた孔部5aが第1の実施の形態と同様に形成される。この一体成型されたオイルセパレータ4は、外筒5の一端部の側面(図において上方)に設けた固定面5dにてハウジング3のオイルセパレータ固定穴3aに固定されることとなる。
また、オイルセパレータの一端部(図において下方)は、仕切壁3bに外筒5の外径に合わせて形成された溝部3dに嵌め込まれて固定されることが好適である。これにより、冷媒の吐出圧力に対して漏れを防止することができる。
【0036】
この溝部3eの形状は、この図2に示されるような鋳造の容易化のために仕切壁3bが均一平面に鋳造にて成型された後、オイルセパレータ固定穴3aから工作機械を挿入し、機械加工を行って外筒5の外径寸法に切削し溝部3eを形成するものがある。また、図3に示されるような鋳造における成型と機械加工にて形成する溝部3dがある。
さらに前者についていえば、外筒5の肉厚に合わせてリング状の溝部(図示せず)を形成するものがある。これらの構成とした溝部3d,3eにより、圧力漏れを確実に防ぐことが可能となる。
なお、仕切壁3bの溝部3d,3eについては、以下説明する実施の形態のすべてに適用可能である。
【0037】
冷媒が分離される過程について説明する。圧縮室2から吐出された冷媒は、孔部5aから本実施の形態のオイルセパレータ4に送入される。送入された冷媒は、孔部5aの折り曲げ形状と内筒6とによって外筒5の内側壁面に沿って渦巻き状に流動し、徐々に油溜まり室7の方へと導かれる。冷媒が渦巻き状に流動する際、遠心力の働きによって潤滑油とガス冷媒とに分離され、分離された潤滑油は、仕切壁3bに形成された連通穴3cを通過して油溜まり室7に滴下される。
また、分離されたガス冷媒は、内筒6の一端部(図において下方)の入口から内筒6内部に流入し、ここを通過して冷媒吐出口6aから図示されないコンデンサに吐出されることとなる。
【0038】
以上説明した第2の実施の形態によれば、オイルセパレータ4が一体成型されてハウジング3に一端部(図において上方)にて固定されることによって、外筒5と内筒6との接合部がないオイルセパレータ4となり、製作の容易化が図られる。
また、第1の実施の形態と同様に、スクロール圧縮機を含む圧縮機1の軽量化と、ハウジング形状の単純化が図られる。
【0039】
[第3の実施形態]
図3には、本発明に係る第3の実施の形態が示されている。このオイルセパレータ4が第1あるいは第2の実施の形態に比較して異なっている点について説明し、その他は上述の第1あるいは第2の実施の形態の圧縮機1と同様なので説明を省略する。
【0040】
第3の実施の形態における、オイルセパレータ4の構造及び製造方法について説明する。
外筒5は、オイルセパレータ4に送入された冷媒が外筒5の内側壁面を渦巻き状に流動させるとともに、一端部(図において上方)がハウジング3との固定面5dを有するように略円筒状にプレス加工にて成型される。また、圧縮室側壁面には孔部5aが第1の実施の形態と同様に設けられている。
内筒6は、従来の内筒6(図6参照)と同様に鋳造にて成型される。
【0041】
内筒6に形成された固定面6dにて外筒5の一端部(図において上方)と固定され、オイルセパレータ4として形成される。形成されたオイルセパレータ4は、ハウジング3のオイルセパレータ固定穴3aに一端部(図において上方)の固定面5dにて固定されることとなる。
なお、外筒5が先にハウジング3に固定され後に、内筒6が外筒5の端部(図において上方)または、ハウジング3との固定面6dにて固定される場合もあるものとする。
【0042】
以上説明した第3の実施の形態によれば、オイルセパレータ4がプレス成型と鋳造成型とによって形成され、ハウジング3に一端部に固定されることになる。よって、ハウジング3の形状が簡略化されるとともに軽量化することができ、よって、スクロール圧縮機を含む圧縮機1の軽量化を図ることができる。
また、内筒6を特殊な形状、あるいは肉厚を厚くする必要がある場合においては、鋳造による内筒6の製作容易化が図られる。
【0043】
[第4の実施形態]
図4には、第4の実施の形態が示されている。このオイルセパレータ4が第1〜第3のいずれかの実施の形態に比較して異なっている点について説明し、その他は上述の各実施の形態の圧縮機と同様なのでその説明を省略する。
【0044】
第4の実施の形態における、オイルセパレータ4の構造及び製造方法について説明する。
内筒6は、冷媒が流動する隙間を有するように、外筒5の内径よりも外径が小さく形成された小筒部6bと、外筒5の内径とほぼ同等な大きさの外径に形成された大筒部6eとを有するように、例えば漏斗のような形状に、プレス加工にて成型される。
外筒5は、オイルセパレータ4に送入された冷媒が外筒5の内側壁面に沿って渦巻き状に流動するとともに、一端部(図において上方)がハウジング3との固定面5dとを有するように略円筒状にプレス加工にて成型される。また、外筒5の圧縮室側の壁面には、第1の実施の形態と同様な図5に示される孔部5aが形成される。
なお、外筒5は、プレス加工を用いないで、管状の円筒を加工して形成することも可能である。
【0045】
このような形状に形成された両筒5,6は、外筒5の一端部(図において上方)に内筒6の外径が大きな大筒部6eが圧入されることによりオイルセパレータ4が形成される。形成されたオイルセパレータ4は、ハウジング3のオイルセパレータ固定穴3aに、外筒5の一端部(図において上方)側面の固定面5dにて固定される。
【0046】
以上説明した第4の実施の形態によれば、オイルセパレータ4は、両筒5,6がプレス加工にて成型された後、外筒5に内筒6が圧入されて形成され、ハウジング3に一端部(図において上方)にて固定されることによるものである。よって、ハウジング3の形状が簡略化されるとともに軽量化することができ、さらにはオイルセパレータ4を容易に製作することができる。これにより、スクロール圧縮機を含む圧縮機1の軽量化が図られる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る以下のような効果を得ることとなる。
請求項1記載の発明によれば、圧縮機のハウジングとオイルセパレータとが別の構成部品とされ、オイルセパレータがハウジングに固定される構造により、ハウジング形状の複雑化を低減することができ、圧縮機の軽量化及びコスト低下を図ることが可能となる。
【0048】
請求項2記載の発明によれば、オイルセパレータを構成する外筒と内筒とがプレス加工にて一体成型される構成としたことにより、オイルセパレータの部品点数及び製作容易化が可能となり、さらに、ハウジング形状の複雑化が低減される。よって、圧縮機の軽量化及びコスト低下を図ることが可能となる。
【0049】
請求項3記載の発明によれば、冷媒が送入される孔部が外筒の壁面が内側に折り曲げられた形状にて形成される構成により、冷媒の的確な方向性が導けるとともにハウジングの軽量化が図られ、よって、圧縮機の軽量化が可能となる。
【0050】
請求項4記載の発明によれば、オイルセパレータの外筒は、ハウジングに形成されたオイルセパレータ固定穴に圧入されて固定されることとされるので、容易に且つ強固に固定されたオイルセパレータを圧縮機に形成することができる。
【0051】
請求項5記載の発明によれば、オイルセパレータの外筒の端部がテーパー形状とされているので、容易に且つ迅速に組み立てが可能なオイルセパレータを圧縮機に形成することができる。
【0052】
請求項6記載の発明によれば、スクロール圧縮機におけるオイルセパレータであるので、軽量化及びコスト低下が図られたスクロール圧縮機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態を説明するオイルセパレータを有する圧縮機の部分断面図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態を説明するオイルセパレータを有する圧縮機の部分断面図である。
【図3】本発明に係る第3の実施の形態を説明するオイルセパレータを有する圧縮機の部分断面図である。
【図4】本発明に係る第4の実施の形態を説明するオイルセパレータを有する圧縮機の部分断面図である。
【図5】本発明に係るオイルセパレータの孔部の形状を説明する図であって、図5(a)は図1におけるA−A断面図であり、図5(b)はその変形例である。
【図6】従来のオイルセパレータを有する圧縮機の全体構成を説明する圧縮機の断面図である。
【図7】図6のB−B断面におけるオイルセパレータの孔部を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 圧縮室
3 ハウジング
3a オイルセパレータ固定穴
3b 仕切壁
3c 連通穴
3d,3e 溝部
4 オイルセパレータ
5 外筒
5a 孔部
5d 固定面
5e テーパ部(テーパ形状)
6 内筒
6a 冷媒吐出口
6b 小筒部
6e 大筒部
7 油溜まり室
Claims (6)
- 圧縮室より吐出される冷媒から潤滑油を分離するオイルセパレータをハウジング内に備えた圧縮機において、
前記オイルセパレータは、両端が開口されている円筒形状の外筒と、該外筒内に配置される内筒とを有し、
前記ハウジングの外壁には、前記オイルセパレータを内部に挿入するためのオイルセパレータ固定穴が形成されており、
該オイルセパレータ固定穴に対して前記オイルセパレータの前記外筒の一端部が固定設置されているとともに、前記外筒の他端部が前記ハウジング内の該オイルセパレータが設置される空間と油溜まり室とを隔てる仕切壁に固定設置され、該仕切壁に形成されている連通穴を介して分離された油を滴下する前記油溜まり室に連通されていることを特徴とする圧縮機。 - 前記内筒は、前記外筒を内側に折り曲げた状態で一体成型されていることを特徴とする請求項1記載の圧縮機。
- 前記外筒には、圧縮室より吐出される冷媒を導入するための孔部が形成されており、
該孔部は、前記外筒の一部を内側に折り曲げることにより形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の圧縮機。 - 前記オイルセパレータの前記外筒は、前記ハウジングに形成された前記オイルセパレータ固定穴に圧入されて固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の圧縮機。
- 前記オイルセパレータの前記外筒は、前記ハウジングへの挿入側の端部がテーパ形状とされていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の圧縮機。
- スクロール圧縮機であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の圧縮機。
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