JP4590318B2 - パウダースラッシュ成形機及びパウダースラッシュ成形方法 - Google Patents
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Description
ここで、金型の成形面に形成された熱溶融物を固化させるための冷却工程においては、加熱された金型を常温まで冷却するために、金型の成形面の背面側に対して冷却水を吹き付けたり、金型に対して冷却エアーを吹き付けたりすることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
一方、金型を冷却水により冷却する場合には、比較的短時間で常温まで冷却できるものの、金型の形状が複雑な場合等には、冷却水が金型の微細な凹凸部分に入り込んで残存してしまい、当該冷却水が原因となって錆び等が発生して、金型を損傷させる原因となるおそれがあった。特に、冷却水を繰り返し使用する場合には、冷却水のペーハーが徐々に高くなってしまい、金型がより錆びやすくなっていた。そのため、冷却水のペーハーを管理しなければならず、手間がかかってしまうという問題もあった。
さらに、金型が大型である場合に、冷却水又は冷却エアーを用いて金型を均一に冷却するためには、冷却水又は冷却エアーの吹出口を相当数設ける必要があり、金型の冷却装置の構成が複雑化するとともに、冷却水を使用する場合には、大量の冷却水を使用する必要があった。
第1の実施の形態に係るパウダースラッシュ成形機10は、図1に例示されるように、金型加熱部(B部)と、パウダースラッシュ部(A部)と、冷却部(C部)と、を備えたパウダースラッシュ成形機において、冷却部(C部)は、金型に対して冷却エアーを吹き付けるための冷却エアー吹出部と、金型に対して冷却水を吹き付けるための冷却水吹出部と、を備えるとともに、冷却エアー吹出部及び冷却水吹出部の吹出方向を変えるための可変手段を備えることを特徴とするパウダースラッシュ成形機10である。
かかるパウダースラッシュ成形機10は、各部を構成する装置を地表に一列に並べて配置されており、移動ロボット7及びロボットアーム8により金型5を各部に移動させるだけで、パウダースラッシュ成形を効率的に実施することができる装置である。
以下、パウダースラッシュ成形機を構成する各部について、金型加熱部、パウダースラッシュ部、冷却部、脱型部の順に説明し、最後に装置の全体配置について説明する。
図1においてB部で示される金型加熱部は、成形金型を、樹脂パウダーが溶融する約200〜300℃程度に加熱するための部位である。かかる金型加熱部は、例えば、図2に示すように、熱風を発生させるとともにこの熱風を回収及び循環させる熱風発生循環装置13と、熱風発生循環装置13の上部に設けられて金型5を出し入れ可能に収納する炉本体15と、炉本体15に設置された金型5に対して熱風を吹き出す熱風吹出部17、19とを備えた加熱炉11として構成することができる。
また、熱風発生循環装置13のエネルギー回収口16によって、炉本体15内の金型5に吹出された熱風が再び回収される。そして、エネルギー回収口16により回収された熱風は、回収用管25を介して熱風発生装置18に供給される。
このような熱風発生循環装置13であれば、炉本体15及び熱風発生循環装置13が小型であっても、従来の大型加熱炉と比較して、同等以上の加熱性を発揮することができる。また、加熱炉において、熱風発生循環装置13を含めた全体を著しく小型化することができるので、図1に示すように、金型加熱部(B部)としての特定の熱風発生循環装置を備えた加熱炉と、パウダースラッシュ部(A部)と、冷却部(C部)と、を地表に一列に並べた場合であっても、コンパクトなパウダースラッシュ成形機10を構成することが可能となる。
また、第1熱風吹出部17における熱風の出口には、熱風制御板27を設けることができる。これらの熱風制御板27によって、下方から金型5の成形面に吹き上げられる熱風の方向性、広がり性、送風量等を容易に制御することができる。例えば、図3(a)では、熱風制御板27が、向かって左側を向いているため、熱風も、金型5の左方向の成形面を集中的に加熱することができる。また、同様に、図3(b)では、熱風制御板27が、真っ直ぐ上方を向いているため、熱風も、金型5の中央付近の成形面を集中的に加熱することができ、図3(c)では、熱風制御板27が、向かって右側を向いているため、熱風により、金型5の右方向の成形面を集中的に加熱することができる。
具体的には、炉本体15は、例えば、上面に、開閉可能な開口部を有する平面長方形の箱状体であり、上面の開口部を開いた状態で、金型5を設置したフレーム部材6を炉内に搬入した後、開口部を閉じて、熱風発生循環装置13によって熱風を吹き込むことにより、金型5に対する加熱が行われるように構成されている。
また、図1においてA部で示されるパウダースラッシュ部は、加熱した成形金型の成形面に対して、樹脂パウダーを溶融付着させるための部位である。かかるパウダースラッシュ部は、図4(a)〜(b)に示すように、樹脂パウダー35が内部に投入されており、その開口部に対して、金型5の成形面を対向させて配置されるリザーバタンク33を含む構成のパウダースラッシュ装置31とすることができる。
また、かかるリザーバタンクは、上下に回転可能に構成されており、成形金型が一体的に連結された状態で、金型が下方に、リザーバタンクが上方に位置するように回転され、リザーバタンク内の樹脂パウダーが落下して、成形金型の成形面に付着する構成となっている。
(1)全体構成
また、図1においてC部で示される冷却部は、フレーム部材を含む金型を冷却して、樹脂膜を硬化させるための部位である。
本発明のパウダースラッシュ成形機における冷却部は、図5に示すように、金型5に対して冷却水を吹き付けるための冷却水吹出部45と、金型5に対して冷却エアーを吹き付けるための冷却エアー吹出部43と、を備えるとともに、冷却水吹出部45及び冷却エアー吹出部43の吹出方向を変えるための可変手段47を備えることを特徴とする。すなわち、冷却水を用いて、金型を効率的に所定温度まで冷却した後、冷却エアーを用いて、常温までさらに冷却することができるために、金型の表面から水分を除去しつつ、金型を迅速に冷却することができるためである。また、冷却水及び冷却エアーの吹出方向が可変であることから、それぞれの吹出口が少ない場合であっても、金型全体を均一に冷却させることができるためである。
(2)−1 冷却水吹出部
冷却水吹出部は、図5に示すように、給水タンク(図示せず)に連結されたノズル46を用いた構成とすることができる。すなわち、給水タンクに接続されたポンプにより、ノズル46に対して冷却水を圧送するとともに、当該圧送された冷却水を、ノズル46から金型5に対して吹出すように構成されている。
ここで、かかる冷却水吹出部による冷却は、金型を200〜300℃程度から、100℃程度まで冷却するための冷却段階であり、可変手段を備える点以外は、一般的に用いられる常温の水を金型に対して吹き付けられるような構成であれば、特に制限されるものではない。逆に、供給する冷却水が過度に低温の冷却水であると、金型が急激に冷却されることになり、割れたりする場合があるために、冷却手段等は備えていないことが好ましい。
したがって、冷却水を霧状にして金型に吹き付けることにより、金型に対する吹き付け面積を大きくでき、単位面積当たりの吹き付け量を減らすことができるために、金型の熱を気化熱として発散させながら金型をなめらかに冷却させることができる。
また、このように構成する場合には、図6に示すように、冷却エアー吹出部43と冷却水吹出部45とを一体的に固定配置することが好ましい。この理由は、装置内での省スペース化を図ることができるとともに、後述する冷却水吹出部及び冷却エアー吹出部の吹出方向を可変とする可変手段の数を少なく構成できるためである。
冷却エアー吹出部は、図5に示すように、例えば、ブロア44を用いた構成とすることができる。すなわち、ブロア44により、大量の冷却エアーを供給することができ、所定の流速の冷却エアーを金型に対して十分に吹き付けることができるように構成されている。
かかるブロアは特に制限されるものではなく、公知のものであれば好適に使用することができる。
中でも、図7に示すように、金型(図示せず)の長手方向に沿った直線状の吹出口42を備えた構成とすることが好ましい。この理由は、設置するブロアの数を少なくすることができるとともに、金型に対して均一に冷却エアーを吹き付けやすくできるためである。
また、このようなブロアを備える場合には、図7に示すように、一つの冷却エアー吹出部に対して、複数の冷却水吹出部を固定配置することができる。これによって、冷却水吹出部を設置する数を少なくした場合であっても、冷却エアーによって冷却水を拡散して、広範囲に冷却水を吹き付けることができる。したがって、使用する冷却水の量を著しく減少させることができ、コスト性に優れたパウダースラッシュ成形を実施することができる。
また、本発明のパウダースラッシュ成形機に備えられる冷却水吹出部及び冷却エアー吹出部は、図5に示すように、それぞれ吹出方向を変えるための可変手段47を備えることを特徴とする。
すなわち、吹出方向を変えることができるために、冷却水を吹出すためのノズルや、冷却エアーの吹出口を大量に備えていない場合であっても、大型の金型に対して、全体的に均一に、冷却水及び冷却エアーを吹き付けることができる。また、複雑な形状の金型であっても、吹き付ける位置の複雑さに対応して、吹付け時間を変えることにより、金型を全体的に均一に冷却させることができる。
これに対して、冷却水吹出部及び冷却エアー吹出部をともに備えるとともに、それぞれの吹出方向を可変とした構成であれば、例えば、図9(a)〜(b)に示すように、冷却水吹出部45及び冷却エアー吹出部43を備える数を少なくした場合であっても、金型5全体に対して、吹付方向を制御しながら冷却水及び冷却エアーを吹き付けることができる。
したがって、冷却水の使用量を著しく減少させることができるため、冷却水を繰り返し使用することなく、使い捨てにしたとしても、従来の冷却方法と比較して、コストを低下させることができる。例えば、上述したような自動車のインパネ部分に用いられる表皮を形成する場合に、高温の金型を冷却する際に、15リットル程度の冷却水でも十分に冷却させることができる。また、冷却水を繰り返し使用することがないために、金型の錆びの発生に影響を与えるペーハー管理を行う必要がなくなるために、装置の構成を簡略化することができる。
かかるシリンダを用いて吹出方向を可変とした冷却水吹出部及び冷却エアー吹出部であれば、シリンダの伸縮幅を制御することにより、冷却水や冷却エアーの吹出方向を容易かつ精度良く変えることができる。
かかる冷却水吹出部及び冷却エアー吹出部は、一例として、図9(a)〜(b)に示すように、樹脂熱溶融物が形成された成形面5aを上方に向けて配置された金型5を、成形面5aの背面側から、すなわち、下方側から吹付けられるように配置することができる。
このように配置することにより、冷却水が金型の成形面に形成された成形品に直接触れることがなく、金型本体を介して、なめらかに冷却固化させることができるためである。
この理由は、金型の背面側から、全面に対して均一に冷却水及び冷却エアーを吹き付けることができるために、金型を均一かつ効率的に冷却させることができるためである。
また、図1においてD部で示される脱型部は、冷却部において冷却固化された樹脂成形品を、金型5から剥離、すなわち脱型するための部位である。
かかる脱型部の構成は、樹脂成形品が成形面に形成された金型が載置可能であって、作業員が樹脂成形品を剥離することができるように構成されていれば、特に制限されるものではない。例えば、図11に示すように、作業員が、金型5から樹脂成形品を剥離しやすいように、金型5を所定の角度に回転保持することができるように構成されていることが好ましい。
なお、パウダースラッシュ成形機の構成によっては、上述した金型冷却部が、脱型部を兼ねた構成とすることもできる。
また、本発明のパウダースラッシュ成形機に用いることができる金型は特に制限されるものではなく、鉄や鉄合金からなる公知の金型であれば、いずれも好適に使用することができる。
また、パウダースラッシュ成形機は、図1に示すように、例えば、ロボットア−ム8にフレーム部材6を把持又は懸架した状態で移動され、金型加熱部(B部)、パウダースラッシュ部(A部)、冷却部(C部)、脱型部(D部)それぞれにおいて、ロボットア−ム8によりフレーム部材6を上面部まで移動させ、それぞれ炉本体15内、冷却装置41内、パウダースラッシュ装置31、脱型装置51上に搬入できる構造であることが好ましい。
この理由は、一つの金型をある工程においた状態で、別の金型を他の工程へ搬送することができるために、同時に、複数の型を用いてパウダースラッシュ成形を行うことができ、樹脂成形品の製造効率を著しく高めることができるためである。
このような構成からなるパウダースラッシュ成形機を用いて行われるパウダースラッシュ成形の具体的方法及び動作については、第2の実施の形態で詳細に説明するため、ここでの説明を省略する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態のパウダースラッシュ成形機を用いて行われ、金型加熱工程と、パウダースラッシュ工程と、冷却工程と、を含むパウダースラッシュ成形方法であって、冷却工程において、金型に対して、吹出方向を変えながら冷却水を吹き付けることにより所定温度まで冷却した後、吹出方向を変えながら冷却エアーを吹き付けることにより常温までさらに冷却することを特徴とするパウダースラッシュ成形方法である。
まず、図12(a)に示すように、金型5を、金型加熱部としての加熱炉11内に投入して、200〜300℃程度に加熱する。
より具体的には、フレーム部材に保持された金型を、ロボットアームにより、金型加熱部としての加熱炉の上方に移動する。次いで、炉本体の上面の開口部を開け、成形金型を、成形面を下方側に向けた状態で、炉本体内に搬入した後、開口部を閉じる。
次いで、金型の下方側の第1熱風吹出部から、成形面に対して熱風を吹き付けるとともに、金型の側方側の第2熱風吹出部から、金型の成形面の背面側に対して熱風を吹き付ける。このとき、第1熱風吹出部の吹出口に設けられた熱風制御版によって、金型の成形面に吹き付けられる熱風の方向性、広がり性、送風量等を制御することにより、金型が複雑な形状であっても、全体的に均一に加熱することができる。
次いで、加熱された金型を、炉本体から搬出して、次工程に移す。
次いで、図12(b)〜(d)に示すように、金型5の成形面5aに対して、樹脂パウダー35を溶融付着させ、樹脂熱溶融物3aを形成する。
より具体的には、金型加熱工程において加熱された金型を、ロボットアームにより、パウダースラッシュ部におけるリザーバタンクの上方に移動する。
次いで、図12(b)に示すように、金型5の成形面5aを下向きにするとともに、リザーバタンク33の開口面を上向きにした状態で、上下に一体的に連結する。このとき、リザーバタンク33内のパウダー35の分散性を向上させ、均一な厚さの樹脂膜(シート状物)を形成するために、リザーバタンク33の下方に設けられた、メッシュ部材37等によって仕切られた空間38に空気を導入して、パウダー35を流動状態とすることが好ましい。
次いで、図13(a)〜(b)に示すように、金型5を常温まで冷却することにより、成形面5aに形成された樹脂熱溶融物3aを固化させる。ここで、本発明のパウダースラッシュ成形方法は、冷却工程において、金型に対して、吹出方向を変えながら冷却水を吹き付けることにより所定温度まで冷却した後、吹出方向を変えながら冷却エアーを吹き付けることにより常温までさらに冷却することを特徴とする。すなわち、冷却工程の初期段階においては、冷却水を用いて効率的に金型を冷却するとともに、二次段階においては、冷却エアーを用いて冷却することにより、さらに常温まで冷却しつつ、金型表面の冷却水を除去するためである。このように実施することにより、金型が複雑な形状であっても、微細な凹凸部分に残存した冷却水によって、金型が錆びて、損傷することを防止することができる。また、冷却水の使用量を減らすことができるために、冷却水の再利用を考慮する必要がなくなり、装置を簡素化することができる。さらに、冷却水及び冷却エアーの吹出方向を変えながら、それぞれ金型に吹き付けることにより、金型が大型かつ複雑形状であっても、均一に冷却させることができる。
次いで、図13(a)に示すように、金型5の下方側から、金型5の成形面5aの背面側に対して、冷却水吹出部45により冷却水を吹き付けることにより、200〜300℃程度に加熱されていた金型5を、100℃程度まで冷却する。このとき、冷却水が局所的に吹き付けられ、金型の温度が著しくばらついたり、金型が割れたりすることがないように、霧状の冷却水を吹き付けることが好ましい。また、かかる霧状の冷却水を吹き付けるために、冷却エアーを吹出すとともに、当該冷却エアーに冷却水を混合させることにより霧状にして、金型に対して吹き付けることが好ましい。このように実施することにより、冷却水吹出部の構成を比較的簡易な構成にしつつ、霧状の冷却水を吹き付けることができる。
例えば、自動車のインパネ材を形成するような金型の場合、0.2リットル/秒の吹出量で70秒程度、金型に対して吹き付けることにより、金型を100℃程度まで冷却することができる。これに対して、従来の冷却装置の場合、吹出口が相当量設けられるとともに、常温まで冷却水で冷却していたことから、トータルで900リットル/分の冷却水を使用していたことから、冷却水を使い捨てにした場合であっても経済的に有利になる。また、冷却水の温度を調整するための熱交換器や、冷却水を繰り返し使用する際のペーハー管理も不要になることから、装置の構成を簡素化することができる。
このとき、冷却エアーの吹出方向を変えながら吹き付けることにより、大型の金型であっても、全面的に均一に冷却することができる。また、金型が複雑な形状であっても、冷却水が残存しやすい微細な凹凸部分に集中的に冷却エアーを吹き付けることにより、当該凹凸部分に冷却水が残存することを防止することができる。
次いで、冷却した金型を、冷却装置から搬出して、次工程に移す。
次いで、図13(c)に示すように、冷却固化された樹脂成形品3を金型5から剥離する。
より具体的には、冷却工程において、常温まで冷却された金型を、ロボットアームにより脱型部の上方に移動させるとともに、下降させて脱型装置に載置する。次いで、樹脂成形品が形成された成形面が作業員と面するように、金型を回転させて保持する。
そして、作業員が、樹脂成形品を金型から剥離することにより、樹脂成形品を取り出すことができる。
以上の工程を経て、樹脂成形品を製造するにあたり、複数の成形金型、例えば、三つの成形金型を用いて、ニ機のロボットアームによってそれぞれの工程間を移動させながら、タクトタイムを合わせて、同時に複数工程を実施することが好ましい。このように実施することにより、樹脂成形品の生産効率を著しく向上させることができるためである。
このような複数の金型を用いて行われるパウダースラッシュ成形の一例を以下説明する。
次いで、第1の金型5Aが200〜300℃程度に加熱されると、第2ステップとして、図14(b)に示すように、第1ロボットアーム8Aによって、第1の金型5Aを、金型加熱部(B部)からパウダースラッシュ部(A部)に移動させる。このとき、第2ロボットアーム8Bによって、第2の金型5Bが加熱炉11に投入される。そして、それぞれ、パウダースラッシュ工程及び金型加熱工程を実施する。
また、第1の金型5Aを冷却部(C部)に投入した後、第4ステップとして、図15(b)に示すように、第1ロボットアーム8Aによって、第2の金型5Bを、金型加熱部(B部)11からパウダースラッシュ部(A部)に移動させるとともに、第2ロボットアーム8Bによって、第3の金型5Cを加熱炉11に投入する。そして、それぞれ、パウダースラッシュ工程及び金型加熱工程を実施する。
また、第1の金型5Aを脱型工程に移動した後、第6ステップとして、図16(b)に示すように、第2ロボットアーム8Bによって、第2の金型5Bを、パウダースラッシュ部(A部)から冷却部(C部)に移動させるとともに、冷却装置41に投入する。また、このとき、第1ロボットアーム8Aによって、第3の金型5Cを、金型加熱部(B部)からパウダースラッシュ部(A部)に移動させる。そして、それぞれ、冷却工程及びパウダースラッシュ工程を実施する。
このように実施することにより、複数の金型を用いて、同時に、複数の工程を実施することが可能になり、樹脂成形品の生産効率を著しく高めることができる。
Claims (7)
- 金型加熱部と、パウダースラッシュ部と、冷却部と、を備えたパウダースラッシュ成形機において、
前記冷却部は、金型に対して冷却水を吹き付けるための冷却水吹出部と、前記金型に対して冷却エアーを吹き付けるための冷却エアー吹出部と、を備えるとともに、
前記冷却水吹出部及び冷却エアー吹出部の吹出方向を変えるための可変手段を備え、
かつ、
前記冷却水吹出部を、前記冷却エアー吹出部に固定配置してあること
を特徴とするパウダースラッシュ成形機。 - 前記冷却エアー吹出部一つに対して、複数の前記冷却水吹出部を固定配置してあることを特徴とする請求項1に記載のパウダースラッシュ成形機。
- 金型加熱部と、パウダースラッシュ部と、冷却部と、を備えたパウダースラッシュ成形機において、
前記冷却部は、金型に対して冷却水を吹き付けるための冷却水吹出部と、前記金型に対して冷却エアーを吹き付けるための冷却エアー吹出部と、を備えるとともに、
前記冷却水吹出部及び冷却エアー吹出部の吹出方向を変えるための可変手段を備え、
かつ、
前記冷却水吹出部から吹出される前記冷却水が、前記冷却エアー吹出部から吹出される前記冷却エアーと合流して、霧状となるように、前記冷却水吹出部の吹出方向が配置してあることを特徴とするパウダースラッシュ成形機。 - 金型加熱部と、パウダースラッシュ部と、冷却部と、を備えたパウダースラッシュ成形機において、
前記冷却部は、金型に対して冷却水を吹き付けるための冷却水吹出部と、前記金型に対して冷却エアーを吹き付けるための冷却エアー吹出部と、を備えるとともに、
前記冷却水吹出部及び冷却エアー吹出部の吹出方向を変えるための可変手段を備え、
かつ、
前記可変手段が、シリンダであることを特徴とするパウダースラッシュ成形機。 - 前記冷却水吹出部及び冷却エアー吹出部を、前記金型におけるすべての側面側に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のパウダースラッシュ成形機。
- 金型加熱部と、パウダースラッシュ部と、冷却部と、を備えるとともに、前記冷却部が、金型に対して冷却水を吹き付けるための冷却水吹出部と、前記金型に対して冷却エアーを吹き付けるための冷却エアー吹出部と、前記冷却水吹出部及び冷却エアー吹出部の吹出方向を変えるための可変手段と、を備えてなるパウダースラッシュ成形機を用いたパウダースラッシュ成形方法であって、
金型加熱工程と、パウダースラッシュ工程と、冷却工程と、を含み、かつ、前記冷却工程において、金型に対して、吹出方向を変えながら冷却水を吹き付けることにより所定温度まで冷却した後、吹出方向を変えながら冷却エアーを吹き付けることにより常温までさらに冷却することを特徴とするパウダースラッシュ成形方法。 - 前記冷却水によって冷却する際に、前記冷却エアーを吹出すとともに、当該冷却エアーに前記冷却水を混合させることにより、霧状にして金型に対して吹き付けることを特徴とする請求項6に記載のパウダースラッシュ成形方法。
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