JPH09248832A - 加熱炉 - Google Patents
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- JPH09248832A JPH09248832A JP8087047A JP8704796A JPH09248832A JP H09248832 A JPH09248832 A JP H09248832A JP 8087047 A JP8087047 A JP 8087047A JP 8704796 A JP8704796 A JP 8704796A JP H09248832 A JPH09248832 A JP H09248832A
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
あって操作及び保守が容易である及び金型への伝熱効率
が著しく大きくなる等の種々の優れた特徴を備えている
樹脂粉末成形法(特に、パウダ−スラッシュ成形法)で
の金型の加熱に使用される加熱炉を提供する。 【解決手段】加熱炉は、炉本体が開閉可能な上部の開口
部より樹脂粉末成形用の金型を炉内に搬出入して上部の
開口部を閉じた炉内で金型を加熱する構造に構成されて
いて、炉内構造が熱風を金型に下方向から吹きつける、
熱風制御機構を有する熱風吹出部が炉内底面に配設され
ている等の特徴を備えているものである。 【効果】本発明によれば、樹脂粉末成形法(特に、パウ
ダ−スラッシュ成形法)に使用される金型が、従来の数
十分の一大きさの加熱炉により加熱され、かつ、従来の
樹脂粉末成形法(特に、従来のパウダ−スラッシュ成形
法)と同等若しくはそれ以上の生産性が確保される。
Description
(特に、パウダ−スラッシュ成形法)での金型の加熱に
用いられる加熱炉に関する。
(特に、複雑な立体形状)の金型をも均一に短時間内に
加熱できる等の優れた加熱特能、及び小型化及び簡略化
できる等の優れた機械構造特能を備えている加熱炉に関
する。
相似形状の樹脂成形物に加工する樹脂粉末成形法につい
ては、いくつかの方法が公知になっている。工業的に実
施されている樹脂粉末成形法の代表的な方法にはパウダ
−スラッシュ成形法がある。
面上に熱可塑性樹脂粉末(若しくはそれを主体とする粉
末)を層状に充填して、金型の熱によりその充填樹脂粉
末を熱溶融させて金型面上に樹脂熱溶融物を形成させ、
その後で熱溶融物を冷却固化して金型面と同一若しくは
相似形状の樹脂成形物を得る成形法である。
パウダリング工程(樹脂粉末充填工程)、金型冷却工程
及び脱型工程(成形品取出工程)の各工程からなってい
る。後加熱工程をパウダリング工程の後に設けたパウダ
−スラッシュ法も工業的に実施されている。
脂粉末が熱溶融する温度)に加熱する工程で、工業的実
施においては、大型の加熱炉が使用されている。
行われる工程で、高温に加熱の金型上に熱可塑性樹脂粉
末を層状に充填して、所望の厚みで金型面と相似形の樹
脂熱溶融物を金型面上に設ける工程である。
型加熱炉において高温(熱可塑性樹脂粉末が熱溶融する
温度)に加熱された金型の面に上方から熱可塑性樹脂粉
末を落下させて或る厚みの熱可塑性樹脂粉末の層を金型
面上に充填している。その状態をしばらく(数十秒の範
囲)保持して金型の高熱により金型面上の熱可塑性樹脂
粉末を熱溶融させている。
に向けて未溶融の樹脂粉末を下に落下させて、所望の厚
み(代表的には、数mm程度の厚み)で付着している熱
可塑性樹脂熱溶融物の層を金型面に残存させている。熱
可塑性樹脂熱溶融物の層は、金型面に直接に接触してい
る層の内側と層の外側とでは熱溶融に程度の差が生じて
いる可能性があるとされている。
温度、熱可塑性樹脂粉末が金型面に接する時間及び熱可
塑性樹脂粉末の選択等の様々な条件を調整することによ
って、所望の厚みに制御されている。
塑性樹脂粉末を収容の連結端付きリザ−ブタンク、それ
に金型面を連結させた金型面とリザ−ブタンクとの連結
一体物の回転及び静止保持の装置を備えている。
移動ロボットが、金型を上方からリザ−ブタンクに接近
させて金型面とリザ−ブタンクの連結端を密な状態(熱
可塑性樹脂粉末が外に漏れない状態)で連結して連結一
体物にし、パウダリング装置の回転機構によりそれを反
転させて開口を下に向けた状態のリザ−ブタンクを金型
上の上側に位置させて、それによって、リザ−ブタンク
内の熱可塑性樹脂粉末を自重により加熱金型面に自然落
下させて金型面に熱可塑性樹脂粉末を充填している。
ザ−ブタンクとを最初の上下の位置に戻し、両者の連結
を解除して、熱可塑性樹脂熱溶融物の層が付着した金型
を移動ロボットにより次の後加熱工程に移動させてい
る。
樹脂熱溶融物の層の最外側にある部分(すなわち、金型
面から離れた位置にある部分)から加熱して、金型面上
の熱可塑性樹脂熱溶融物を均一な熱溶融物にして良質の
成形物にするための工程で、工業的実施のパウダ−スラ
ッシュ法では必須の工程であるとされている。
等と同程度の大きさの加熱装置が後加熱工程に使用され
ている。
れによって、金型面上の樹脂熱溶融物を固化させて樹脂
成形物にする工程である。工業的規模で実施の金型冷却
装置には、噴射水流を金型にあてて冷却する方式の装置
が使用されている。脱型工程は、樹脂成形物を金型から
分離する工程である。
パウダ−スラッシュ成形装置全体の説明図である。図8
は、図7に示すパウダ−スラッシュ成形装置全体の正面
図である。図9は、図7及び図8に示すパウダ−スラッ
シュ成形装置に用いられている加熱炉の説明図である。
をそれが使用されているパウダ−スラッシュ成形装置と
の関係において説明する。
したものは、同一若しくは同等のものを示している。
30の加熱炉31には、大型の横長箱状体で底面に相当
する箇所が開放状態の構造の炉(一般的には、山形炉と
称されている)が用いられている。その開放状態の炉内
底面に相当する箇所には、コンベア32が設けられてい
て(図9参照)、コンベア32には複数の金型枠33が
配設されている。
本発明の具体例の加熱炉と区別するために、便宜上、加
熱炉31を山形炉31ということがある。
型枠33に取り付けられた金型34が山形炉内に搬入さ
れて炉内をその長さ方向に移動して所望温度に加熱さ
れ、その後で山形炉外に搬出される。山形炉下部のコン
ベア32の両端の空間が金型34の搬入口35及び搬出
口36になっている。搬入口35及び搬出口36には、
横方向に移動可能なシャッタ37、37aが設けられて
いて、金型枠33が通過しない時はシャッタが断続的に
閉じて炉内温度の低下が防止されている。
が閉じて、搬出口36のシャッタ37aが開いた状態を
示している。
り炉内を高温雰囲気にして、炉内の高温雰囲気中に金型
34を所定時間滞在させ、高温雰囲気からの熱伝導によ
り金型34を加熱する方式(すなわち、工業炉における
通常の加熱方式)が採用されている。
気にする必要から、大型の装置が山形炉31上に配設さ
れていて、熱風がダクトを通じて炉内に供給されてい
る。
は、中型から大型の立体状樹脂成形品(例えば、長さが
おおよそ30cm〜2m、幅及び深さがおおよそ30c
m〜1m程度の樹脂成形品)の成形に用いられている。
に要する時間が長いので、多くの金型34を移動させな
がら炉内に滞在させて炉自体の生産性を大きくする必要
が生じていた。
成形装置30全体は、山形炉31がその構造から地表よ
り高い位置(例えば、地表より約10mの位置)に配置
され、パウダリング装置38、後加熱装置39、金型冷
却装置40及び脱型装置41が地表に列状に並べて配置
されている。
ベア32に搬出された金型34は、別の移動ロボット等
(図示せず)の移動装置により、パウダリング装置38
からる脱型装置41に至る各装置で操作されて成形物に
される。
守及び管理は、加熱炉及び熱風発生装置のそれぞれの高
さに相当する箇所に設けられた作業用踊場に立って行う
ようになっている。
ラッシュ成形装置30に使用の従来の山形炉31は多く
の問題点を有していて、下記(A)〜(G)に代表され
る多くの問題点を有していた。 (A)従来の加熱炉31は、金型加熱方式及び金型加熱
の生産性の点からは、炉下部に金型34の搬入口35及
び搬出口36を有する構造にして、複数の金型34を横
長形状の炉内を横長方向に列状に移動させる方式を採用
せざるを得なかった。
高い架台上に配設する等して、地表より高い位置(例え
ば、地表より約10mの位置)に配置せざるを得ないと
の問題点を有していた。
ランニングコストが高価なものであり、小型化が困難
で、しかも、操作、保守及び管理も複雑であるとの問題
点を有していた。 (B)従来の山形炉31は、炉内を高温雰囲気にし、金
型34が炉内を移動する際の高温雰囲気から熱移動させ
る伝熱方式を採用しているので、金型34加熱の際の総
括伝熱係数がそれ程に大きくなく、金型34加熱時間を
短縮するには、炉内雰囲気の温度を高くせざるを得ない
との問題点を有していた。
とは、炉操作の経済性の悪化、熱風装置の大型化等の様
々な負の要因が増大するので、実質的には不可能である
との問題点を有していた。 (C)従来の山形炉31は、金型加熱に要する時間が長
くかかるとの問題点を有していて、かつ、その問題点が
解決されていないとの問題点も有していた。そのため
に、山形炉31の能力によってパウダ−スラッシュ成形
装置30全体の生産性が規制されるとの問題点を有して
いた。 (D)従来の山形炉31は、大量の熱風を常時供給して
いて、しかも、金型加熱中においてもシャッタ37、3
7aを短時間の間隔で開閉しているので、ある程度の熱
の放散が生じる炉構造になっていて、炉自体の熱効率が
低いとの問題点を有していた。しかも、その問題点は実
質的に解決するのが著しく困難であるとの問題点を有し
ていた。 (E)従来の山形炉31は、形状若しくは大きさが異な
る複数の金型34(すなわち、異種の金型34)をコン
ベア32により供給すると、それらは炉内では同じ条件
で加熱されることになる。
より他の金型34を炉内で同時に加熱すると、加熱不足
若しくは加熱過剰の金型34が生じることになって、後
の工程を円滑に行うことができないとの問題点を有して
いた。 (F)従来のパウダ−スラッシュ成形装置30は、山形
炉31が地表より高い位置に配置せざるを得ないとの制
約があるので、成形装置全体の構造が複雑になり、操作
も煩雑にならざるを得ないとの問題点を有していた。 (G)パウダ−スラッシュ成形法に用いられる金型は、
一般的には、数mmの同じ厚みの金属に形成されてい
て、多くは立体的形状のものである。
シュ成形に使用する温度(代表的には、例えば、200
〜300℃)に加熱するのには、高温雰囲気中において
加熱する方法が、工業的加熱技術として最良と考えられ
ていた。
形装置の加熱炉における工業的に最適な金型加熱方法と
炉構造との関係等については、何らの検討もなされてい
ないとの問題点を有していた。
ッシュ成形法に使用の金型を短時間内に高効率に加熱で
きる炉構造及び金型の加熱方法が、工業的規模の炉の試
作と改良によって詳細に検討され、本発明による加熱炉
が見いだされた。
上述の問題点を解決して、地表若しくはそれに近い場所
で操作できる、小型化が容易である、建設費及びランニ
ングコストが安価である、操作、保守及び管理が容易で
ある、金型加熱についての熱効率(すなわち、金型への
伝熱効率)が大きくなる、金型加熱に要する時間を短縮
できる、形状若しくは大きさが異なる金型をも最適な条
件で加熱できる、パウダ−スラッシュ成形装置全体の建
設費を低減できる及び樹脂粉末成形装置全体(特に、パ
ウダ−スラッシュ成形装置全体)の操作が容易になる等
の様々な優れた特徴を備えている、樹脂粉末成形法(特
に、パウダ−スラッシュ成形法)での金型の加熱に使用
される加熱炉を提供することを、を目的とする。
に記載の発明)による加熱炉は、開閉可能な上部の開口
部より樹脂粉末成形用の金型を炉内に搬出入し、上部の
開口部を閉じた炉内で金型を加熱する構造に炉本体が構
成され、炉内構造が、下記(1)及び(2)に定義され
る特徴を有する、熱風吹出部及びエネルギ−回収部を備
えるものに構成され、熱風が金型に吹きつけられて加熱
される、樹脂粉末成形法での金型の加熱に使用されるも
のであること、を特徴とする。
る、熱風制御機構を有する熱風吹出部が炉内底面に配設
されているとの特徴を備えていて、(2)炉内構造は、
炉内の熱エネルギ−を回収する熱エネルギ−回収部が炉
内に配設されているとの特徴を備えているものに構成さ
れている。
よる加熱炉は、開閉可能な上部の開口部よりパウダ−ス
ラッシュ成形用の金型を炉内に搬出入し、上部の開口部
を閉じた炉内で金型を加熱する構造に炉本体が構成さ
れ、炉内構造が、下記(a)〜(c)に定義される特徴
を有する、熱風吹出部、熱エネルギ−回収部及び熱風制
御機構を備えるものに構成され、熱風が金型に吹きつけ
られて加熱される、パウダ−スラッシュ成形法での金型
の加熱に使用されるものであること、を特徴とする。
る、熱風制御機構を有する熱風吹出部が炉内底面に配設
されているとの特徴を備えていて、(b)炉内構造は、
熱風吹出部が炉内側面に配設され、熱風を金型に横方向
から吹きつけられる構造の特徴を備えていて、(c)炉
内構造は、炉内の熱エネルギ−を回収する熱エネルギ−
回収部が炉内底面に配設されているとの特徴を備えてい
るものに構成されている。
明する。図1は本発明による加熱炉の一具体例の説明図
であり、図2は図1に示す加熱炉内部の説明図であり、
図3は図1及び図2に示す加熱炉内部の底面部分の説明
図である。
発明による加熱炉を具体的に説明する。
発明の好適な具体例ではあるが、本発明に包含される多
種多様な具体例の一例示である。
ルギ−を供給する熱風発生循環装置2と上下に隣接して
配置の全体として一つのコンパクトな装置3に構成さ
れ、加熱炉1への熱エネルギ−の供給と加熱炉1からの
熱エネルギ−の回収が装置の配置の点から容易になって
いる。
ア4により開閉可能な開口を有する平面長方形の箱状体
の炉に形成され、上面部を開口して金型を炉内に搬出入
し、開口を閉じて密閉炉内で金型加熱が行われるように
構成されている。なお、本発明の「炉本体」は、図1に
図示する加熱炉1の全体を示している。
図示される平面長方形の箱状体であるのが代表的ではあ
るが、炉本体の形状において任意であって、金型の形状
若しくは加熱効率その他の条件によってそれに適した形
状の炉本体にすることが可能である。例えば、炉本体が
円筒状若しくは正立方体である等である。
ラッシュ成形法に用いられる大型の金型を収容可能な内
容積、すなわち、従来の山形炉31の十数分の一の大き
さの内容積、になっている。
大幅に小さくなっていて、従来の工業的規模の、パウダ
リング装置38、金型冷却装置40及び脱型装置41と
加熱炉1とを共に地表に列状に並べて配置しても、移動
装置(例えば、移送ロボット)により容易に操作可能で
ある(図6参照)。そして、本発明の加熱炉は、炉本体
をいずれの形状にしても、従来の山形炉31より容積及
び高さ大幅に小さくし、同一の生産性を確保できる等の
優れた加熱効率を有することが本発明で見いだされてい
る。
5及び熱エネルギ−回収口6、6aが設けられ、炉両側
面に熱風吹出口7、7aが設けられて、熱風が金型の周
辺から金型全体に吹きつけらて、炉内底面の熱エネルギ
−回収口6、6aから熱エネルギ−が回収される構造に
なっている。
支持部材8、8aに載置された金型9の下面9a(図面
上の下面)を炉内底面の熱風吹出口5から吹き上げる熱
風により加熱して、金型9の上面9b(図面上の上面)
を炉両側面の熱風吹出口7、7aから吹きつける熱風に
より加熱して、炉内底面に配設の熱エネルギ−回収口
6、6aから熱エネルギ−を回収している状態を示して
いる。
金型枠10が取りつけられた状態で加熱炉1内の炉内底
面に配設の金型支持部材8、8a上に載置されている。
金型9は、それが取りつけられているロボットのア−ム
に金型枠10を連結して、ロボットのア−ムを動かして
を態の各工程での移送に際しては、ロボットのア−ムに
より金型枠10をスライドドア4により開いた上面部の
開口より炉内に入れている。 金型支持部材8、8a
は、その表面が断熱材で覆われていて(図示を省略)、
断熱材にシ−リング材の役割もさせている。そのため
に、図1の金型7と金型支持部材8、8aとの接触部
は、断熱材によりシ−ルされて熱風が通り抜けが防止さ
れる(図1及び図3参照、なお、図2は金型支持部材の
図示が省略されている)。
内に収容する金型9の位置決めと、炉内底面の熱風吹出
口5から吹き上げる熱風が金型9の下面に効率よくあた
るように、熱風吹出口5から高さを調節する等のための
ものである。従って、金型支持部材8、8aは、炉内底
面の幅方向の中央部に位置する熱風吹出口5に対して等
分の間隔の位置に配設されている。
5に図示する樹脂成形品11(自動車の内装部品)に近
似若しくは類似の形状のものである。なお、図4は樹脂
成形品11の裏面の斜視図であり、図5は樹脂成形品1
1の表面の斜視図である。熱風吹出口5は、炉内底面の
幅方向の中央部に位置し、炉内底面の長手方向のほぼ全
般に伸びる長さの直線状に形成され、熱風吹出口として
の開口面積が炉側面の熱風吹出口7、7aのそれよりも
大きく形成されている(図1〜図3参照)。
に載置される場合には、多量の熱風が金型9の下面9a
の中央部若しく中央部近傍の下方から吹き上げられるこ
とになる。
金型9が常時にが炉内に置かれる領域に配設することに
よって、本発明による効果を享受することが可能であ
る。
機能を有していれば、図1〜図3に図示されている以外
のものであることができる。例えば、短い直線状の開口
を不連続に直線状に配設する、幅の狭い直線状の開口を
複数並列する、円状、楕円状若しくはその他の形状の複
数の開口を連続的に配設する等である。又、熱風吹出部
を凸部により形成する及び熱風吹出部を可動部分を有す
るものにすること等も可能である。
熱風を吹出すという機能を有するものであれば、形態及
び構造において任意であり得る。ただし、本発明に効果
を容易に享受することができて製作が容易であるのは、
例えば、図1〜図3に図示されている熱風吹出部であ
る。
回動して独自の所定の開き角度に制御して設定できる二
枚の熱風制御板13、13aが設けられ、それらの熱風
制御板13、13aによって、金型9の下面9aの中央
部若しく中央部近傍の下方から吹き上げられる熱風の、
方向性、広がり性、送風量及びその他が制御できるよう
になっている。二枚の熱風制御板13、13aは、熱風
吹出口5の長手方向の全般の長さに形成されている。
きさ及び金型9の形状等に適合する最適な条件に多量の
熱風を制御して熱風吹出口5の長手方向の全般から吹き
上げることが可能となる。例えば、金型9の下面9aの
面積も小さい場合には熱風制御板13、13aにより熱
風の広がり性を小さくして加熱効率を大きくする、ある
いは金型9の下面9aの一部が大きな凹凸形状になって
いる場合には熱風制御板13、13aにより熱風の主流
束をその部分に向ける等の様々な制御をするこができ
る。
の方向性を少なくとも制御する機構を備えているもので
あれば、その手段及び構造において任意であり得る。従
って、熱風制御機構としては、様々の制御部材及び制御
装置を用いることが可能である。
場合、動きを独立に制御できる長さの短い複数の制御板
を図1に図示する熱風制御板13、13aと同様の長さ
に配置した短制御板からなる制御機構、動きを制御でき
る可動制御板と固定されている静止制御板との組み合わ
せからなる制御機構若しくは複数の静止制御板の組み合
わせからなる制御機構等にすることが可能である。
が、炉内両側面の高さのおおよそ半分の位置に、炉長手
方向のほぼ全般に伸びる長さに直線状で、炉内底面の熱
風吹出口5と平行に形成されている(図1及び図2参
照)。
より熱風が吹きつけられて加熱される。そして、工業的
な成形法に用いられる数mmの厚みの金属製(代表的に
は、ニッケル電鋳製)の複雑な立体形状の金型の加熱に
おいて、金型の下方向から吹きつけられる多量の熱風及
びそれによって金型面を流動する熱風により加熱する
と、金型9全体への伝熱に関する諸条件(例えば、総括
伝熱係数)が著しく向上して、金型9の加熱に関する種
々の優れた効果が得られることになる。本発明の加熱炉
は、金型を取りつけた金型枠をロボットにより上面部の
開口から加熱炉内に搬入して、炉内に置いた金型に直接
に熱風を吹きつけて加熱する構造になっている。加熱炉
の炉本体は、その上面部が金型枠を搬出入することがで
きる大きさであって、炉内容積が金型及びその金型枠を
収容できる大きさであれば、本発明による効果を享受す
ることが可能である。
は、その加熱炉により加熱する金型との関係で決めるこ
とにより加熱炉全体の熱効率が優れたものになる。炉本
体を大きくしたとしても、上面部の開口部が金型枠を含
む金型の平面の約1.5倍程度であれば十分である。
回収口6、6aは、炉内底面に配設の熱風吹出口5の両
側に平行して配設され、かつ、両金型支持部材8、8a
の内側に配設されている。従って、熱風吹出口5及び熱
エネルギ−回収口6、6aが、炉内底面と両金型支持部
材8、8aと金型9とのよって形成される空間内に配設
せれていて、炉内からの熱エネルギ−が容易に回収され
るようになっている。本発明の「熱エネルギ−回収部」
は、熱エネルギ−回収の機能を有するものであれば、任
意の形態のものであり得る。例えば、熱エネルギ−回収
口6、6a以外の様々な形状の熱エネルギ−回収用の口
である。
4から供給された空気と熱エネルギ−回収口6、6aを
通じて炉内から回収された熱エネルギ−を用いて熱風発
生装置15により熱風を発生させ、熱風を熱風循環ファ
ン16により主配管17及びそれの分岐配管18、18
aを通じて熱風吹出口5、7、7aに供給するシステム
に構成されている。
18aよりも管径が大きい配管が使用されていて、分岐
配管18、18aの途中にはダンパ−19、19aが配
設されている。従って、炉内底面の熱風吹出口5と炉側
面の熱風吹出口7、7aから吹き出す熱風の量的比率を
ダンパ−19、19aによっても制御することが可能と
なり、ダンパ−19、19aにより分岐配管18、18
aを閉じて、炉内底面の熱風吹出口5のみから熱風を吹
き出すようにすることも可能である。
風吹出口5からの熱風により容易に金型9を短時間内に
所望の温度に加熱する場合等には有効である。
3、13aとを組合わせて制御することにより、金型9
に吹きつける熱風を様々な状態に制御することが可能と
なる。さらに、熱エネルギ−回収口6、6aから熱風発
生装置15に至る熱エネルギ−回収用の配管20、20
aにもダンパ−21、21aが設けられていて、熱エネ
ルギ−の回収も制御できるようになっている。
熱が、金型9の内面9a全体に拡散して流れる熱風の熱
量の金型9への伝熱によって行われる。従って、金型9
の加熱は、炉内に供給された熱量が加熱炉1外へ放散す
ることがない条件で、かつ、金型9全体への伝熱効率が
著しく大きくなる諸条件(例えば、総括伝熱係数が大き
くなる条件等)で行われることになり、著しく小型の加
熱炉1及び熱風発生循環装置3(すなわち、著しく小型
の金型加熱装置1)でも、従来の大型加熱炉と同等若し
くはそれ以上の生産性を有する。図1〜図3に図示する
加熱炉1は、熱風発生循環装置2を含めた全体の装置3
が著しく小型化でき(容積の点からは、十数分の一の大
きさにでき)、かつ、従来の大型加熱炉と同等若しくは
それ以上の生産性を有するので、全体の装置3と、パウ
ダリング装置38、金型冷却装置40及び脱型装置41
等とを地表に一列に並べて高生産性のパウダ−スラッシ
ュ成形装置にすることが可能となる。
表に一列に並べて配置したパウダ−スラッシュ成形装置
22、すなわち、本発明によるパウダ−スラッシュ成形
装置22、を示す説明図である。
置22は、加熱炉1と従来の工業的規模のパウダリング
装置38及び金型冷却装置40とが地表に隣接して列状
に並べて配置され、移動ロボット23により金型を各装
置に移動させている。
熱装置39(すなわち、従来のパウダ−スラッシュ成形
装置30では備えていることが必須であるとされている
装置)が除かれていて、加熱炉1が後加熱にも使用され
ている。そのために、パウダ−スラッシュ成形装置22
は、加熱炉1を後加熱にも使用するという点からも、パ
ウダ−スラッシュ成形装置全体の小型化が実現されてい
る。
は、加熱炉1において加熱された金型はロボット23に
よりパウダリング装置38に搬送されて、そこで、熱可
塑性樹脂熱溶融物の層が金型面に付着される。次に、熱
可塑性樹脂熱溶融物の層が付着した金型は、ロボット2
3により加熱炉1の真上に位置に搬送され、付着した熱
可塑性樹脂熱溶融物の層を下方に向けた状態でしばらく
の間(数十秒程度)静止状態が保持される。その間、加
熱炉1のスライドドア4は、開いた状態になっていて、
炉内(特に、炉内底面に熱風吹出口5)から吹き上がる
熱風により熱可塑性樹脂熱溶融物の層が加熱されて、熱
可塑性樹脂熱溶融物の層の全体が厚み方向において均質
な熱溶融物になる。
業的実験では、従来の後加熱工程で得られる後加熱効果
よりも優れた後加熱効果が得られることが見いだされる
いる。
は、ロボット23により金型冷却装置40に搬送されて
冷却され、樹脂成形物が金型から外される。パウダ−ス
ラッシュ成形装置22は、加熱炉1を含む各工程の装置
を地表に隣接して列状に並べて配置し、ロボット23に
より金型を移動するだけで、高生産性でより優れた樹脂
成形物を得ることができる。又、加熱炉1を増設する場
合は、加熱炉1を更に列に加えるだけでその目的を達成
することが可能である。
ダ−スラッシュ成形法は、従来のパウダ−スラッシュ成
形法には存在し得ない様々な態様(代表的には、例え
ば、後加熱装置を必要としないこと)及び操作を包含す
る成形法になり得る。
ュ成形法」の用語は、従来のパウダ−スラッシュ成形法
のみならず、本発明による加熱炉の使用により可能なる
全ての態様を包含するパウダ−スラッシュ成形法の語義
で使用している。本発明の「パウダ−スラッシュ成形
用」の用語についても同様である。
おいて任意の方法及び手段が用いられる。加熱炉1の代
表的な制御方法は、金型9をその形状に合わせて短時間
内に均一に高加熱効率で加熱するために熱風及び加熱時
間を制御することである。又、加熱炉1を使用してパウ
ダ−スラッシュ成形装置22にする場合には、パウダ−
スラッシュ成形装置22全体との関係で加熱炉1の制御
方法及び制御手段を設定することも可能である。
いては、炉内両側面に熱風吹出口7、7aが炉長手方向
のほぼ全般に伸びる長さに配設されている。しかし、金
型の形状及び厚みその他の金型の条件と炉内底面に配設
の熱風吹出口5から吹き出される熱風の制御とによっ
て、金型を下方から熱風により加熱するだけで本発明の
効果を享受できることがある。
炉内底面に配設することを必須の要件とする加熱炉を発
明としている。
ュ成形法に使用される金型を加熱する場合に本発明の最
大の効果を享受することができる。しかし、パウダ−ス
ラッシュ成形法以外の樹脂粉末成形法用の金型も同じ厚
みの金属から形成されているものがある。そこで、第一
の本発明は、パウダ−スラッシュ成形法を包含する種々
の樹脂粉末成形法での金型の加熱に使用される加熱炉を
対象としている。
本発明の効果を特に害さない限りにおいては、本発明の
部分的な変更及び改変若しくは本発明への部分的な付加
は任意であって、いずれも本発明の範囲である。
(3)に代表される様々な優れた特徴を有する、樹脂粉
末成形法での金型の加熱に使用の加熱炉が得られる。 (1)第一の本発明の加熱炉は、炉内底面に配設の熱風
吹出部を通じて金型に下方から熱風を吹きつけて加熱で
きる構造になっている。
金型面に衝突する熱風及び密閉した炉内での高温雰囲気
により加熱され、金型加熱の熱効率が大幅に向上するの
で、金型加熱に要する時間の短縮化、及び加熱炉の小型
化と簡略化が実現される。そのために、加熱炉及びその
関連装置の建設費及びランニングコストが安価となり、
加熱炉の、操作、保守及び管理も容易となる。 (2)第一の本発明の加熱炉においては、金型に下方か
ら吹きつける熱風は熱風制御機構を有する熱風吹出部を
通じて供給される。
風を金型加熱の熱効率が著しく大きくなるように制御す
る、例えば、熱風の方向性等をそのように制御する、こ
とにより、金型加熱の熱効率がより大幅に向上して、熱
効率の向上に伴う種々の利益が得られる。 (3)第一の本発明の加熱炉においては、炉内の熱エネ
ルギ−を回収する熱エネルギ−回収部が炉内に配設され
ている。
た炉内に熱風として供給された熱エネルギ−が回収され
るので、加熱炉に要する熱エネルギ−の利用効率が向上
する。
による効果に加えて、下記(a)〜(c)に代表される
様々な優れた特徴が付加されている、パウダ−スラッシ
ュ成形法に使用の加熱炉が得られる。 (a)第二の本発明の加熱炉は、熱風吹出部が炉内側面
に配設され、熱風を金型に横方向からも吹きつけられる
構造になっていて、横方向から吹きつけられ、それによ
って、熱風が金型面に衝突し、熱風が金型面を流動して
金型が加熱されることになる。
れる金型の多くは、数mmの厚みの立体形状の金属製の
ものである。従って、パウダ−スラッシュ成形法に用い
られる金型が、著しく高い熱効率で加熱され、パウダ−
スラッシュ成形法での金型加熱に要する時間の短縮化、
及びパウダ−スラッシュ成形装置の加熱炉の小型化と簡
略化が実現される。
各工程の装置を地表に並べて簡単かつ操作が容易で、建
設費が安価なパウダ−スラッシュ成形装置が実現され
る。 (b)第二の本発明の加熱炉は、炉本体が小型で上部が
開閉する構造になっている。
ダリング装置及び金型冷却装置等を地表に隣接して列状
に並べて配置して、ロボット等により金型を操作すれ
ば、本発明の加熱炉を後加熱工程の加熱炉としても使用
する新しいパウダ−スラッシュ成形装置にすることがで
きる。 (c)第二の本発明の加熱炉に使用によるパウダ−スラ
ッシュ成形装置は、加熱炉の増設及び加熱炉の以外の装
置の付加が容易になるので、装置全体の能力若しは態様
の変更が容易となるパウダ−スラッシュ成形装置が得ら
れる。
である。
の説明図である。
の正面図である。
熱炉の説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】開閉可能な上部の開口部より樹脂粉末成形
用の金型を炉内に搬出入し、上部の開口部を閉じた炉内
で金型を加熱する構造に炉本体が構成され、 炉内構造が、下記(1)及び(2)に定義される特徴を
有する、熱風吹出部及びエネルギ−回収部を備えるもの
に構成され、熱風が金型に吹きつけられて加熱される、
樹脂粉末成形法での金型の加熱に使用される加熱炉。炉内構造 (1)炉内構造は、熱風を金型に下方向から吹きつけ
る、熱風制御機構を有する熱風吹出部が炉内底面に配設
されているとの特徴を備えていて、(2)炉内構造は、
炉内の熱エネルギ−を回収する熱エネルギ−回収部が炉
内に配設されているとの特徴を備えているものに構成さ
れている。 - 【請求項2】開閉可能な上部の開口部よりパウダ−スラ
ッシュ成形用の金型を炉内に搬出入し、上部の開口部を
閉じた炉内で金型を加熱する構造に炉本体が構成され、 炉内構造が、下記(a)〜(c)に定義される特徴を有
する、熱風吹出部及びエネルギ−回収部を備えるものに
構成され、熱風が金型に吹きつけられて加熱される、パ
ウダ−スラッシュ成形法での金型の加熱に使用される加
熱炉。炉内構造 (a)炉内構造は、熱風を金型に下方向から吹きつけ
る、熱風制御機構を有する熱風吹出部が炉内底面に配設
されているとの特徴を備えていて、(b)炉内構造は、
熱風吹出部が炉内側面に配設され、熱風を金型に横方向
から吹きつけ吹きつける構造の特徴を備えていて、
(c)炉内構造は、炉内の熱エネルギ−を回収する熱エ
ネルギ−回収部が炉内底面に配設されているとの特徴を
備えているものに構成されている。 - 【請求項3】前記加熱炉が、下記(i)〜(iv)のい
ずれか一つ以上の特徴を備えているものに構成されてい
る請求項2に記載の金型加熱炉。 (i)炉内底面に配設の熱風吹出部が、炉内に収容の金
型の下方の領域に配置され、(ii)炉内底面には、炉
内に収容する金型を載置する金型支持部材が、その間に
炉内底面の熱風吹出部が位置する配置に設けられ、(i
ii)熱エネルギ−回収部が、炉内に収容する金型を載
置する複数の金型支持部の間に位置する配置に設けら
れ、(iv)熱風吹出部が有する熱風制御機構が、少な
くとも熱風の方向性を制御できるものに構成されている
ことを特徴とする。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP08704796A JP3578371B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08704796A JP3578371B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 加熱炉 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09248832A true JPH09248832A (ja) | 1997-09-22 |
| JP3578371B2 JP3578371B2 (ja) | 2004-10-20 |
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ID=13904037
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08704796A Expired - Fee Related JP3578371B2 (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 加熱炉 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3578371B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004060630A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Nakata Coating Co.,Ltd. | パウダースラッシュ成形機およびパウダースラッシュ成形方法 |
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| CN106956389A (zh) * | 2017-04-07 | 2017-07-18 | 马鞍山市北大益丰环保科技有限责任公司 | 一种高炉煤气岩棉固化加热炉及工艺 |
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-
1996
- 1996-03-18 JP JP08704796A patent/JP3578371B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3578371B2 (ja) | 2004-10-20 |
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