JP4667886B2 - カラーフィルタ修正方法 - Google Patents
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Description
そこで、従来は欠陥部分にレーザ光を照射して、該欠陥部分を除去したのち、ディスペンサーを用いて紫外線硬化性のカラーフィルタ着色用インクを被修正面に供給した後、紫外線を照射して、前記紫外線硬化性のカラーフィルタ着色用インクを硬化させる修正方法(特許文献1)などが用いられている。
更に、従来技術では紫外線硬化させた際の修正用材料の減量が著しく、減量分を見越して余分に修正箇所に該修正材料を供給するため、更に不要な部分まで修正用色彩が供給されて色彩の混合が著しくなる問題点がある。
その結果、上記欠陥が赤色、緑色、青色フィルタを区切る黒色フィルタを挟んだ少なくとも2つの赤色、緑色、青色の有色彩フィルタに及ぶ場合、修正用材料間で混合が生じ、目的とする有色彩による補修が出来ない場合がある。
請求項1に係るカラーフィルタ修正方法は、所定の厚みと幅とを有する複数の有色彩フィルタと、当該有色彩フィルタを区切るように配置されて前記有色彩フィルタの厚みより薄く且つ所定の幅を有する黒色フィルタとから構成されるカラーフィルタについて、前記黒色フィルタを挟んで少なくとも2つの有色彩フィルタに及ぶ欠陥を修正するに際し、
前記欠陥を含む所定の範囲の有色彩フィルタおよび黒色フィルタをレーザ光で除去してから、
前記レーザ光で除去した所定の範囲内に、不揮発性で紫外線硬化性の黒色の修正用材料を、該黒色の修正用材料に紫外線が照射されて硬化した際に、該硬化後の黒色の修正用材料の高さが未修正部分の黒色フィルタの高さ以上で、且つ有色彩フィルタの高さ以下になるような量だけ供給した後、当該黒色の修正用材料に紫外線を照射して硬化させ、
ついで、前記紫外線によって硬化させた黒色の修正用材料のうち前記レーザ光で除去した所定の範囲内の有色彩フィルタの領域に存在する部分をレーザ光で除去することによって所定形状の新たな黒色フィルタ部分を形成してから、
前記新たな黒色フィルタ部分によって区切られた、夫々の前記所定の範囲内の有色彩フィルタの領域に、夫々の不揮発性で紫外線硬化性の所定の有色彩の修正用材料を供給した後、
前記夫々の範囲に供給された有色彩の修正用材料に同時に紫外線を照射して硬化させることを特徴としている。
請求項1に係るフィルタ修正方法では、欠陥を含む所定の範囲の有色彩フィルタおよび黒色フィルタをレーザ光によって除去するため、必要な部分のみを除去することができ、少ない量の修正用材料で効率よく修正ができる。
また、前記修正用材料が不揮発性で紫外線硬化性の材料であるため、前記修正用材料の硬化時における容量の減少が少なく、修正後の有色彩の修正材料および黒色の修正材料の厚さの減少による色彩の濃度低下を防止できる。
そして、黒色の修正用材料は有色彩の修正用材料と比較してレーザ光の吸収が良く(レーザ光の波長に影響されにくい)、前記紫外線によって硬化された黒色の修正用材料のうち前記レーザ光で除去された所定の領域内の有色彩フィルタの領域にある部分の除去が容易に行える。
さらに、未修正部分の黒色フィルタの高さ以上で、且つ有色彩フィルタの高さ以下の新たな黒色フィルタ部分によって区切られた前記所定の範囲内にそれぞれの有色彩の修正用材料を供給して、ついで、それぞれの有色彩の修正用材料を同時に硬化させるため、短時間に修正ができると共に、前記有色彩の修正用材料間の混合が生じることなく、目的とした色彩による修正が容易にできる。
なお、前記所定形状とは、前記所定の範囲周辺の黒色フィルタの幅と同等の幅であって、前記所定の範囲周辺の黒色フィルタの厚み以上で、且つ、前記所定の範囲周辺の有色彩フィルタの厚み以下の厚みである形状を意味し、好ましくは前記所定の範囲周辺の黒色フィルタの幅と同等の幅であって、前記所定の範囲周辺の有色彩フィルタの厚みと同等な厚みである形状である。
また、前記不揮発性で紫外線硬化性の修正用材料とは、好ましくは、揮発性溶媒を含まない状態のものであるが、揮発性溶媒を全く含まないものに限定されるものではない。
即ち、前記修正用材料が紫外線照射によって硬化される際に、該修正用材料の容積の減少が問題とならない程度の揮発性溶媒が含まれていてもよい、
その揮発性溶媒の含有量は前記修正用材料に含まれるその他の成分性状によって変わるものである。
図1に示すように、この欠陥修正装置1は所定の厚みと幅を有する複数の有色彩フィルタと当該有色彩フィルタを区切る所定の厚みと幅を有する黒色フィルタとから構成されるカラーフィルタ(以下、単に「ワーク」という。)2を載置するテーブル3と、テーブル3をX方向及びY方向(紙面に対し垂直な方向)に移動させるための移動手段4を備えている。
また、可変スリット8は図3に示すように、スリット板8A、8B、8C、8Dを有し、これらスリット板8A、8B、8C、8Dは、図1の制御装置17に電気的に接続されたスリット駆動手段(図示せず)によって図3の矢印ハ方向に独立して移動可能になっている。
そして、スリット開口部8Eの形状および開口部8Eの中心位置を調整することによって、レーザ照射器9Aからワーク2に照射するレーザ光の形状および位置が調整されるようになっている。
そして、ハーフミラー10を透過した光軸L3上には前記修正用材料を硬化させるための紫外線を照射する紫外線照射器9Bが設けられており、紫外線照射器9Bには開閉用シャッター(図示せず)が内蔵されている。
カラーフィルタ2をテーブル3に載置し、図4(a)及び図4(a)のV−V断面を表す図4(b)に示すようなカラーフィルタ2の欠陥の欠陥部26を含む所定の範囲21をテーブル移動手段4によって対物レンズ5の光軸Lの下方にセットする(ステップ1)。
その際、照明手段9Cを作動させ、レーザ照射器9Aの開閉器及び紫外線照射器9Bの開閉用シャッターは閉じておく。
これは、黒色の修正インクの液滴23が紫外線の照射によって硬化される際に、図7(c)に示すように液滴23の容積が収縮するため、その減少量を見込んで、黒色の修正インク22Aを供給するためである。
また、前記見込む収縮量は使用する修正インクの性状によって異なるため、予め測定した、使用する修正インクの液滴の紫外線硬化後の厚みのデータに基づいて決定する。
また、本実施例では、紫外線硬化性の修正インクを使用しているが、熱硬化性の修正インクを用いてもよく、その場合、紫外線照射器9Bに換えて加熱用の白熱光の照射器を用いる。
更に、本実施例では、新たな黒色フィルタの厚さが所定の範囲21の周辺の有色彩フィルタの厚さと同じになるようにしているが、これに限らず、修正された黒色のフィルタ部分の必要とされる光の遮断性能に見合う厚さにしてもよい。
更にまた、本実施例では、欠陥部の除去にレーザ光を用いているが、機械的に除去してもよい。
そして、本実施例では、いわゆる黒欠陥(異物が混入している欠陥)についての修正方法について説明しているが、いわゆる白抜欠陥(各色彩のフィルタの一部に色彩が十分に存在しない欠陥)についても、その白抜欠陥部分をレーザ光で除去した後、前述の方法によって修正するこができることはいうまでもない。
2 カラーフィルタ(ワーク)
2A 黒色フィルタ部分
2B 緑色フィルタ部分
2C 赤色フィルタ部分
2D 青色フィルタ部分
2E ガラス基板
3 テーブル
4 テーブル移動手段
5 対物レンズ
6A,6B ハーフミラー
6C 偏向用ミラー
7 対物レンズ
8 可変スリット
8E スリット開口部
9A レーザ照射器
9B 紫外光照射器
9C 照明手段
10 ハーフミラー
11 CCDカメラ
12 表示器
13A,13B,13C,13D ディスペンサーノズル
14A,14B,14C,14D 導管
15A,15B,15C,15D 開閉弁
16 圧縮空気製造機
17 制御装置
18 圧力調節弁
19 外部入力装置
20 欠陥部の存在するカラーフィルタの一部
21 所定の範囲
21A 黒色領域
21B 緑色領域
21C 赤色領域
22A 黒色の修正インク
22B 緑色の修正インク
22C 赤色の修正インク
22D 青色の修正インク
23 黒色の修正インクの液滴
24A 緑色の修正インクの液滴
24B 赤色の修正インクの液滴
25 新たな黒色フィルタ部分
26 欠陥部
L 光軸
L1 光軸Lから分岐された光軸
L2 光軸L1から分岐された光軸
L3 光軸L2から分岐された光軸
β ディスペンサーのノズルの移動方向
Claims (1)
- 所定の厚みと幅とを有する複数の有色彩フィルタと、当該有色彩フィルタを区切るように配置されて前記有色彩フィルタの厚みより薄く且つ所定の幅を有する黒色フィルタとから構成されるカラーフィルタについて、前記黒色フィルタを挟んで少なくとも2つの有色彩フィルタに及ぶ欠陥を修正するに際し、
前記欠陥を含む所定の範囲の有色彩フィルタおよび黒色フィルタをレーザ光で除去してから、
前記レーザ光で除去した所定の範囲内に、不揮発性で紫外線硬化性の黒色の修正用材料を、該黒色の修正用材料に紫外線が照射されて硬化した際に、該硬化後の黒色の修正用材料の高さが未修正部分の黒色フィルタの高さ以上で、且つ有色彩フィルタの高さ以下になるような量だけ供給した後、当該黒色の修正用材料に紫外線を照射して硬化させ、
ついで、前記紫外線によって硬化させた黒色の修正用材料のうち前記レーザ光で除去した所定の範囲内の有色彩フィルタの領域に存在する部分をレーザ光で除去することによって所定形状の新たな黒色フィルタ部分を形成してから、
前記新たな黒色フィルタ部分によって区切られた、夫々の前記所定の範囲内の有色彩フィルタの領域に、夫々の不揮発性で紫外線硬化性の所定の有色彩の修正用材料を供給した後、
前記夫々の範囲に供給された有色彩の修正用材料に同時に紫外線を照射して硬化させることを特徴とするカラーフィルタ修正方法。
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