JP4677131B2 - 蓋付き塵取り - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓋付き塵取りに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、塵芥掃き込み用の開口部を前面に備えた集塵箱と、この集塵箱の開口部を開閉する蓋体と、上記集塵箱に回動自在に連結された柄とを備えた塵取りは公知である。この塵取りは、清掃時に上記集塵箱を地面に横向きに接地させると上記蓋体が開放して塵芥を掃き込むことができ、柄で上記集塵箱を持ち上げて宙吊り状態にすると、上記蓋体が開口部を閉じるようになっている。
【0003】
このような塵取りは、機能的で使用には便利であるが、嵩張り易い構造であるため、商品として複数個を一緒に梱包して輸送する場合にコンパクトにまとめることができないとか、店舗等に陳列して展示するような場合に広い占有スペースを必要とするといったような欠点があり、取り扱いにくかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、蓋付きの塵取りをスタッキング可能なるように構成することにより、輸送時や陳列時等の嵩張りをなくしてコンパクトにまとめることができるようにし、取り扱い性を高めることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る蓋付き塵取りは、グリップを基端部に備えた柄と、該柄の先端に回動自在に取り付けられた集塵箱と、この集塵箱の開口部を覆う開閉自在の蓋体とからなり、上記集塵箱は、後部側が次第に細幅化しかつ低尺化した平面視略矩形の箱形をなしていて、その前面に上記後部側より縦横寸法の大きい塵芥掃き込み用の上記開口部を有し、上記蓋体は、上記開口部の下半部を覆う第1蓋部分と、上半部を覆う第2蓋部分とからなり、上記第1蓋部分は、中央の天板部と、該天板部に連なる左右の側板部と、該側板部から集塵箱の外側面に沿って延びる左右一対の連結アームとを有し、該連結アームによって上記集塵箱に回動自在に連結されると共に、上記柄に着脱自在に連結され、上記第2蓋部分は、中央の天板部と、該天板部に連なる左右の側板部とを有し、上記第1蓋部分と第2蓋部分とは、各々の天板部がヒンジで相互に連結されることにより、該天板部の外面同士が相互に向き合う方向に折曲自在であり、上記第1蓋部分を上記集塵箱の上面側へ回動させることにより、上記第2蓋部分が、上記集塵箱の上面に沿って後方側に移動し、上記開口部が開放されるように構成されている。
【0006】
このような構成を有する本発明の塵取りは、輸送等に当たって複数を梱包する際に、柄を蓋体から取り外すと共に、該蓋体を折り畳んだ状態に開放し、各集塵箱の後端部を隣接する集塵箱の開口部内に順次挿入した状態で荷造りする。これにより、複数の塵取りを部分的に重複させてスタック式に梱包することができるため、それらを単に並べて梱包するしかない従来品に比べ、非常にコンパクトにまとめることができる。この場合特に、上記蓋体が二つに折れ曲がるようになっていて、折曲状態で開放されるため、蓋体が一枚ものである従来品のように該蓋体が大きく立ち上がったまま開放して嵩張るといったようなことがなく、蓋体による嵩張りまでも確実に解消することができる。
【0007】
また、複数の塵取りを完成品として陳列する場合にも、柄を取り付けた状態で上記と同様に、蓋体を折曲状態に開放させて隣接する集塵箱を順次部分的に重複させることにより、小さいスペース内にそれらを陳列することができる。
【0008】
本発明においては、上記蓋体の第1蓋部分及び第2蓋部分の外面の互いに対応する位置に、第2蓋部分を上記ヒンジでの折曲により開放した状態で第1蓋部分に係止させておくための係止手段を有することが望ましい。これにより、塵取りの不使用時に、第2蓋部分を開放させて第1蓋部分に係止させておくことにより、その開口部分を通じてごみを投入することができ、ごみ箱の代わりに使用することができる。
【0009】
また、本発明においては、上記柄の基端部に回動自在のフックを設けることができ、これにより、不使用時にこのフックに帚を吊り掛けておくことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明に係る蓋付き塵取りの好ましい代表的な一実施形態を示すもので、この塵取り1は、L字形のグリップ2aを基端部に備えた柄2と、該柄2の先端に回動自在に取り付けられた集塵箱3と、この集塵箱3の開口部4を覆う開閉自在の蓋体5とで構成されている。
【0011】
上記集塵箱3は、平面視略矩形の箱形をなすもので、その形状は、後部側が僅かずつ徐々に細幅化しかつ低尺化しており、該集塵箱3の前面に、後端部側より縦横寸法の大きい塵芥掃き込み用の上記開口部4が形成されている。この開口部4は、集塵箱3の両側壁3a,3a及び上壁3bの前端を実質的に斜め前下がり状をなすように切り欠くことにより、斜め上方を向いて開放するように形成されており、集塵箱3の底壁3cの先端縁には、塵芥を掃き込み易くするためのヘラ6が取り付けられている。
【0012】
また、上記蓋体5は、上記集塵箱3の開口部4の下半部を覆う第1蓋部分5aと、上半部を覆う第2蓋部分5bとを、ヒンジ8で外側に向けて折曲自在に連結することにより形成されている。
【0013】
上記第1蓋部分5aは、くの字形の断面形状を有する天板部10と、この天板部10の左右両端部に連なって集塵箱3の側壁3a,3aの外面に部分的に重なる側板部11,11と、これらの側板部11,11から集塵箱3の外側面に沿って延びる一対の連結アーム12,12とを有し、これらの連結アーム12,12の先端が、上記集塵箱3の外側面にピン13で回動自在に連結されている。そして、この第1蓋部分5aにおける上記天板部10の中央部に、上記柄2が、両連結アーム12,12の軸線を含む面内においてこれらの連結アーム12,12と実質的に平行をなすような位置関係で、着脱自在に取り付けられている。一方の第2蓋部分5bは、ほぼ平らな天板部15と、この天板部15の左右両端部に連なる側板部16,16とを有するもので、これら両蓋部分5a,5bは、各々の天板部10,15同士が上記ヒンジ8で相互に連結されていて、該天板部10,15の外面同士が相互に向き合う方向に折曲自在となっている。
【0014】
そして、上記集塵箱3と蓋体5及び柄2とは、図2に示すように、上記柄2により集塵箱3を持ち上げて宙吊り状態に支持したときには、該集塵箱3の開口部4が上を向くと共に、上記第1蓋部分5aと第2蓋部分5bとによって集塵箱3の開口部4が閉鎖され、図3に示すように、清掃時に上記集塵箱3を横向きに接地させた場合には、上記柄2及び第1蓋部分5aが集塵箱3の上面側に所要の角度相対的に回動すると共に、この第1蓋部分5aに押されて第2蓋部分5bが、ヒンジ8の位置で折れ曲がりながら集塵箱3の上面に沿って後方側に移動し、上記開口部4を開放するように関係付けられている。
【0015】
上記集塵箱3の両外側面には、上記連結アーム12,12の回動端を規定するためのストッパ19が設けられている。このストッパ19は略くの字形をしていて、集塵箱3の前後方向に延びる第1部分19aと、ほぼ高さ方向に延びる第2部分19bとを有し、図2に示すように集塵箱3を宙吊り状態に支持したときには、上記第1部分19aに連結アーム12,12が当接し、図3に示すように集塵箱3を横向きに接地させたときには、上記第2部分19bに連結アーム12,12が当接するようになっている。
【0016】
また、上記蓋体5の第1蓋部分5a及び第2蓋部分5bの外面の互いに対応する位置には、これらの両蓋部分5a,5bを折曲した状態で相互に係止させるための係止手段として、係止爪21と係止孔22とが設けられている。この構成により、例えば図4に示すように、塵取り1の不使用時にグリップ2aを利用してそれを壁面のフック23等に吊り掛けておく場合などに、第2蓋部分5bを開放させて第1蓋部分5aに係止させておくことで、その開口部分を通じて集塵箱3内にごみを投入することができ、ごみ箱の代わりに使用することができるものである。
図示の例では、第1蓋部分5aに係止爪21が設けられ、第2蓋部分5bに係止孔22が設けられているが、それとは逆に、第2蓋部分5bに係止爪21を設け、第1蓋部分5aに係止孔22を設けても良い。
【0017】
更に、上記柄2の基端部には、グリップ2aの近くに、柄2の回りに回動自在のフック24が設けられている。このフック24は、例えば、塵取り1を商品として陳列する場合に、回転により向きを調整して陳列棚の金具に吊り掛けたり、あるいは図4に示すように、清掃を行わない場合に帚25を吊り掛けておいたりするのに好適に利用することができる。
【0018】
上記構成を有する蓋付き塵取り1は、輸送等に当たって複数を梱包する際に、図6に示すように、柄2を蓋体5から取り外し、上記蓋体5を折り畳んだ状態に開放し、各集塵箱3の後端部を隣接する集塵箱3の開口部4内に順次挿入した状態で荷造りする。柄2は集塵箱3とは別に適宜梱包する。これにより、複数の集塵箱3を部分的に重複させた状態で梱包することができるため、それらを単に並べて梱包するしかない従来品に比べ、非常にコンパクトに納めることができる。特に、上記蓋体5が二つに折れ曲がるようになっていて、折曲状態で開放されるため、蓋体が一枚ものである従来品のように該蓋体が大きく立ち上がったまま開放して嵩張るといったようなことがなく、蓋体による嵩張りを確実に解消することができる。
【0019】
また、複数の塵取り1を完成品として陳列する場合にも、図5に示すように、蓋体5に柄2を取り付けた状態で上記図6の場合と同様に、蓋体5を折曲状態に開放させて隣接する集塵箱3を順次部分的に重複させることにより、小さいスペース内にそれらをまとめて陳列することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明の蓋付き塵取りは、複数の塵取りを部分的に重複させてスタック式に梱包したり陳列することができるため、輸送時や陳列時等の嵩張りをなくしてコンパクトにまとめることができ、取り扱い性に勝れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る柄付き塵取りの好ましい一実施形態を示す不使用状態での正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の塵取りの使用状態での側面図である。
【図4】図1の塵取りの不使用状態での異なる例を示す側面図である。
【図5】複数の塵取りをスタック式にまとめた状態を示す側面図である。
【図6】複数の塵取りを分解して梱包する状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 塵取り
2 柄
2a グリップ
3 集塵箱
4 開口部
5 蓋体
5a 第1蓋部分
5b 第2蓋部分
8 ヒンジ
21 係止爪
22 係止孔
24 フック
Claims (3)
- グリップを基端部に備えた柄と、該柄の先端に回動自在に取り付けられた集塵箱と、この集塵箱の開口部を覆う開閉自在の蓋体とからなり、
上記集塵箱は、後部側が次第に細幅化しかつ低尺化した平面視略矩形の箱形をなしていて、その前面に上記後部側より縦横寸法の大きい塵芥掃き込み用の上記開口部を有し、
上記蓋体は、上記開口部の下半部を覆う第1蓋部分と、上半部を覆う第2蓋部分とからなり、
上記第1蓋部分は、中央の天板部と、該天板部に連なる左右の側板部と、該側板部から集塵箱の外側面に沿って延びる左右一対の連結アームとを有し、該連結アームによって上記集塵箱に回動自在に連結されると共に、上記柄に着脱自在に連結され、
上記第2蓋部分は、中央の天板部と、該天板部に連なる左右の側板部とを有し、
上記第1蓋部分と第2蓋部分とは、各々の天板部がヒンジで相互に連結されることにより、該天板部の外面同士が相互に向き合う方向に折曲自在であり、
上記第1蓋部分を上記集塵箱の上面側へ回動させることにより、上記第2蓋部分が、上記集塵箱の上面に沿って後方側に移動し、上記開口部が開放されるように構成されている、
ことを特徴とする蓋付き塵取り。 - 上記蓋体の第1蓋部分及び第2蓋部分の外面の互いに対応する位置に、第2蓋部分を上記ヒンジでの折曲により開放した状態で第1蓋部分に係止させておくための係止手段を有することを特徴とする請求項1に記載の蓋付き塵取り。
- 上記柄の基端部に、回動自在のフックを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋付き塵取り。
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