JP4808083B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、表示窓部が形成された前面パネルの後方に、所定数の図柄が該表示窓部から前方に臨むように複数のドラムを配設するようにした遊技機に関し、例えばスロットマシン、パチンコ遊技機などに適用して有効な技術に関する。
従来、遊技機として、遊技盤に形成された遊技領域に複数のドラムを備えた変動表示装置を配設し、遊技領域に打ち込まれた遊技球が始動入賞口へ入賞した場合に、該変動表示装置の各ドラムを回転させることにより変動表示ゲームを実行し、所定時間経過後に変動表示ゲームを終了して表示窓部に対して各ドラムにより停止表示された図柄が特別図柄組合せ態様を形成した場合に特別遊技状態を発生し、変動入賞装置を開状態に変換するようにしたパチンコ遊技機が知られている。
また、他の遊技機として、前面パネルの略中央に形成された表示窓部の後方側に例えば3個のドラムからなる変動表示装置が配設され、これらのドラムを回転させることでドラム上に描かれた複数の図柄を変動表示させてゲームを実行し、各ドラムを停止して表示窓内に停止表示した図柄が予め設定された有効ライン上において所定の図柄組合せ態様を形成した場合に、特別遊技状態としてボーナスゲームを実行するようにしたスロットマシンが知られている。
また、ドラムからなる変動表示装置の他に、液晶表示装置等を備えて、ドラムの停止結果に応じた各種の演出画像を表示することで遊技の興趣を高めるようにした遊技機も一般的である。さらに、大きさの異なるドラムを内側と外側に重合して設け、表示窓部内で2つのドラム上の図柄により停止態様を形成するようにした遊技機も知られている。(特許文献1,特許文献2)。
特開平4−341288号公報 特開2001−327690号公報
しかしながら、従来の遊技機の場合、ドラムを重合して設けるようにし、外側のドラムを透明にすることで前後の図柄を表示可能にしているので、いくら外側のドラムが透明であってもやはり内側ドラムの図柄の視認性が低下してしまう。
また、重合して設けたドラムを別々に回転させるため、1つのドラムユニット内に2つのモータを備える必要があり、装置の複雑化や大型化を招く上、駆動機構も複雑になってしまうといった課題がある。
本発明は、上記のような課題に着目してなされたもので、ドラムの図柄の視認性を低下させたり装置の複雑化や大型化を招いたりすることなく、ドラムの停止結果に応じた各種の演出画像を表示することで遊技の興趣を高めることができるスロットマシンやパチンコ遊技機などの遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、表示窓部が形成された前面パネルの後方に、表面に複数の図柄が所定の配列で設けられた回転可能な複数のドラムを所定数の図柄が該表示窓部から前方に臨むように配設し、該複数のドラムに跨って設定された有効ライン上に停止した複数の図柄が特別図柄組合せ態様を形成した場合に特別遊技状態を発生させるようにした遊技機において、
前記前面パネルの後方に配設され、前記特別図柄組合せ態様を形成する図柄と同様の演出図柄が設けられた演出表示部材と、
前記演出表示部材を作動させて、前記表示窓部内における所定のドラムの前方に前記演出図柄を現出させる現出状態と、該演出図柄を該表示窓部から没して該ドラムの前方を開放した没状態とに変換可能な変換手段と、
所定遊技条件の成立に基づき前記変換手段を作動させて前記演出表示部材を前記没状態から前記現出状態に変換制御する変換制御手段と、
を備え、
前記演出表示部材は、前記ドラムの上方および下方にそれぞれ配設され、そのそれぞれに異なる演出図柄が付された複数の演出表示部材が備えられるとともに、前記変換手段により前記複数の演出表示部材を個別に変換可能に構成され、
前記変換制御手段は、前記所定遊技条件の成立に基づき前記変換手段を作動させて前記複数の演出表示部材のうちの何れかを選択的に変換する選択制御手段を含むとともに、前記表示窓部内における1のドラムに前記特別図柄組合せ態様を形成可能な図柄が停止して他のドラムが回転中に、当該1のドラムに対応する前記上下双方の演出表示部材の前記現出状態への変換により当該ドラムの前方に前記演出図柄を現出させることで、当該ドラムの図柄と前記演出図柄とにより1のドラム上に前記特別図柄組合せ態様と同一の図柄配列表示を現出可能に構成され、
前記選択制御手段は、前記表示窓部内に停止した所定のドラムの図柄に応じて前記演出表示部材の変換を行うことにより、異なる種類の前記特別図柄組合せ態様の図柄配列表示を現出可能であるようにした。
ここで、「遊技機」は、スロットマシン、パチンコ遊技機など表面に複数の図柄が所定の配列で設けられたドラムを用いてゲームを行なう遊技機であればどのようなものでもよい。また、演出表示部材に設けられる「所定の演出図柄」は、ドラムの図柄と同じ図柄(例えば「7」など)でもよいし、ドラムの図柄とは異なる図柄などなんでもよい。さらに、演出表示部材により前方を覆う現出状態と前方を開放した没状態とに変換される「所定のドラム」は、全てのドラムでもよいし一部のドラムでもよい。また、「所定遊技条件の成立」は、特別入賞の当選、所定の小役入賞の当選あるいは成立、外れの場合の所定確率、ドラム上に特定図柄が停止した場合など予め設定した遊技条件を意味する。
請求項に係る発明は、前記演出表示部材は、前記ドラムの外形に対応した円弧状の部材で構成され、前記ドラムの円周方向に沿って移動可能に構成されているようにした。演出表示部材は、平坦な部材で表示窓部の上方や下方に直線的に移動する部材として構成することも可能であるが、円弧状の部材でドラムの円周方向に沿って移動可能に構成することにより、表示窓部の上方や下方に充分な空間を確保できない場合にも適用することができる。
請求項に係る発明は、当該遊技機は、ベット数に応じて前記表示窓部内に臨む前記所定数の図柄の有効な並びを設定してゲームを実行するスロットマシンとして構成され、前記変換制御手段は、前記設定された有効な並び以外の図柄を前記演出表示部材によって隠蔽するように前記変換制御を行うようにした。これにより、演出表示部材に、ボーナスフラグの成立を示唆する機能以外の機能(有効ライン表示)を発揮させることができる。
請求項に係る発明は、当該遊技機は、遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生確率を複数段階で設定可能な確率設定手段(設定装置)を有し、前記変換制御手段は、前記演出表示部材の現出状態が前記確率設定手段による確率設定値と関連するように前記演出表示部材の変換を行うようにした。これにより、演出表示部材に、ボーナスフラグの成立を示唆する機能以外の機能(確率設定値示唆)を発揮させることができる。
請求項に係る発明は、異なる演出図柄が設けられるとともに前記演出図柄が設けられている領域以外の所要領域が透明にされている複数の演出表示部材を前記ドラムの上方および下方それぞれに備え、前記変換手段は、前記複数の演出表示部材を個別に変換可能であるとともに、前記上方および下方の演出表示部材を同時に変換した際に上下の演出表示部材が前後方向に重合する状態まで変換可能であるように構成され、前記変換制御手段は、前記上下の演出表示部材の図柄同士が重ならないように前記変換手段を制御して、該上下の演出表示部材の図柄と前記ドラム上の図柄とにより、前記表示窓部内に該ドラム上の所定の図柄配列と同一な図柄配列表示を現出可能であるとともに、前記所定の図柄配列と同一な図柄配列表示を複数種類現出可能であるようにした。これにより、演出表示部材の図柄と前記ドラム上の図柄とにより、実際のゲームで現出する多種多様な図柄配列を表示窓部内に擬似的に表示させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、演出表示部材により興趣の高い演出や報知が行えるようになる。また、演出表示部材が作動していない場合には表示窓部から没した状態となるので、ドラムの視認性を低下させることもない。さらに、機構の複雑化や装置の大型化等を招くこともない。
また、請求項に記載の発明によれば、前記変換制御手段は、前記表示窓部内における1のドラムに前記特別図柄組合せ態様を形成する図柄が停止した場合に、ドラムの図柄と前記演出図柄とにより1のドラム上に前記特別図柄組合せ態様と同一の図柄配列表示を現出可能であるので、単に演出表示部材だけで演出が行われるのではなく停止したドラムの図柄との関連で演出が行われることとなり、興趣をさらに向上させることができる。
さらにまた、請求項に記載の発明によれば、異なる演出図柄が設けられた複数の演出表示部材を備えるとともに、前記変換手段は各演出表示部材を個別に変換可能に構成し、前記変換制御手段は、所定遊技条件の成立に基づき前記変換手段を作動させて前記複数の演出表示部材のうちの何れかを選択的に変換する選択制御手段を含み、前記選択制御手段は、前記表示窓部内に停止した所定のドラムの図柄に応じて前記演出表示部材の変換を行うことにより、異なる種類の前記特別図柄組合せ態様の図柄配列表示を現出可能であるので、より多彩な演出が可能となり興趣をさらに向上させることができる。また、複数の演出表示部材を設けても装置の複雑化や大型化等を招くこともない。
請求項に記載の発明によれば、前記演出表示部材は、前記ドラムの上部および下部に配設されて該ドラムの外形に対応した円弧状の部材で構成されているので、ドラムの表示に対して何の違和感のない表現が可能となる上、2重ドラム風の演出も簡単な機構で可能となる。
請求項に記載の発明によれば、当該遊技機は、ベット数に応じて表示窓部内の所定数の図柄の有効な並び(有効ライン)を設定してゲームを実行するスロットマシンとして構成され、前記変換制御手段は、前記設定された有効な並び以外の図柄を前記演出表示部材によって隠蔽するように前記変換制御を行うようにしたので、興趣の向上の他、従来にない斬新かつ確実な有効ラインの報知が行えるようになる。
請求項に記載の発明によれば、当該遊技機は、遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生確率を複数段階で設定可能な確率設定手段を有し、前記変換制御手段は、前記演出表示部材の現出状態が前記確率設定手段による確率設定値と関連するように前記演出表示部材の変換を行うようにしたので、演出表示部材により確率設定値を示唆させるような表示が可能となり、遊技店による遊技客へのサービス向上に利用でき、特に、確率設定変更後や遊技機の電源投入時に変換制御を行うことで、開店直後の集客力を高めることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、異なる演出図柄が設けられるとともに前記演出図柄が設けられている領域以外の所要領域が透明にされている複数の演出表示部材を前記ドラムの上方および下方それぞれに備え、前記変換手段は、前記複数の演出表示部材を個別に変換可能であるとともに、前記上方および下方の演出表示部材を同時に変換した際に上下の演出表示部材が前後方向に重合する状態まで変換可能であるように構成され、前記変換制御手段は、前記上下の演出表示部材の演出図柄同士が重ならないように前記変換手段を制御して、該上下の演出表示部材の演出図柄と前記ドラム上の図柄とにより、前記表示窓部内に所定の図柄配列表示を現出可能であるとともに、前記所定の図柄配列と同一な図柄配列表示を複数種類現出可能であるので、単にドラムを重合させたものでは不可能な極めて多彩な演出が簡単な機構で可能となり、興趣をより一層高めることが可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明を適用した遊技機としてのスロットマシン100の正面図である。
本体部(筐体)1の前面側に蝶番で開閉可能に取り付けられた前面パネル(前面枠)2の略中央には、その後方に設けられた変動表示手段(装置)としてのドラム(リール)4a,4b,4cの回転により変動表示される図柄(識別情報)を遊技者に視認させるための表示窓部10が設けられている。この表示窓部10からは、ドラム4a,4b,4cが停止している状態で各ドラム4a,4b,4cの外周面に表記された図柄列のうち3個の図柄がそれぞれ視認可能となっている。つまり、ドラム4a,4b,4cが停止した状態では、表示窓部10から合計9個の図柄が視認できる。
表示窓部10の上方には、種々の情報が表示される液晶表示装置(LCD)等からなる演出表示装置30が設けられている。演出表示装置30は、演出制御装置31(図5)により制御され、内部抽選により当選した入賞の種類等を報知する。
表示窓部10の左側方には、遊技者が投入したメダル数又はクレジットから入力された賭数(最高3枚)に対応して有効化されたベットラインを表示するベットライン表示部11が設けられている。このベットライン表示部11は、例えば、メダル賭数が1枚のときはベットライン表示部11中央の「1」が点灯され中段の横ラインだけが有効ラインであることを示し、メダル賭数が2枚のときはベットライン表示部11中央の「1」とその上下に位置する「2」が点灯され上段、中段、下段の3本の横ラインが有効ラインであることを示し、メダル賭数が3枚のときはベットライン表示部11の「1」「2」「3」がすべて点灯され3本の横ラインと右下がり、右上がりの2本の斜めラインの計5ラインが有効ラインであることを示す。
表示窓部10の下方には、遊技者が各種入賞を獲得してメダルの払い出しを受けるときの払出枚数を表示する払出し表示部12、特別遊技状態としてBB(ビックボーナス)ゲーム状態又はRB(レギュラーボーナス)ゲーム状態中のトータルの払出枚数等を表示する遊技進行表示部13、メダルのクレジット数を表示するクレジット数表示部14が横並びに設けられている。なお、これらの各表示部12、13,14は7セグメントLEDや液晶装置を用いて構成することができる。
前面パネル2の下部にある傾斜台部20及びこの近傍には、ドラム4a〜4cによる変動表示ゲームを実行するための複数の操作部が配置されている。本実施形態では、この領域を操作部配設領域と呼ぶ。操作部配設領域としての傾斜台部20の上面には、メダルを投入するメダル投入口21が配設され、遊技者はこの投入口にメダルを投入することにより遊技できるようになる。
また、傾斜台部20の上面には、押圧操作によりクレジット数(クレジットデータ)から賭数を入力可能なベットボタン(賭数設定手段)22が配設されている。このメダルベットボタン22により、メダル投入口21からメダルを投入することなくクレジット数表示部14に表示されているクレジット数が最大賭数以上あることを条件に、最大賭数の賭け操作を1操作で行うことができ、この操作により全てのラインが有効ラインとして設定される。
傾斜台部20の前面には、メダルをクレジットとして記憶可能なクレジット状態と記憶不能な非クレジット状態の何れか一方の状態に選択的に切換可能なクレジット選択ボタン23、各ドラム4a,4b,4cの回転を開始させるためのスタートレバー24及び各々のドラム4a,4b,4cの回転を停止させるためのドラム停止ボタン25a,25b,25cが設けられている。
ドラム停止ボタン25a,25b,25cの各々には、ドラム停止ボタンが操作可能な状態であるか否かを報知する停止ボタンランプがそれぞれ内蔵されている。例えば、これらの停止ボタンランプが点灯していない間はドラム停止ボタン25a,25b,25cを操作不能(停止ボタン無効化)とし、ランプが点灯した後にドラム停止ボタン25a,25b,25cを操作可能(停止ボタン有効化)とする。また、停止ボタンランプの点灯色によってドラム停止ボタン25a,25b,25cが操作可能な状態であるか否かを報知するようにしてもよい。
操作部配設領域の下部には下部パネルが設けられ、その下部パネルの背部にあるメダル払出部3(図5)より払い出されたメダルを貯留可能な受皿26や、灰皿27などが設けられている。上述したように、本実施形態のスロットマシン100は、従来のスロットマシンとほぼ同様の構成をしているが、本実施形態では、マシン内部すなわち前面パネルの後方であって表示窓部10より臨むドラム4a〜4cの周辺に図2,図3に示すような演出装置60を構成する各部品が配設されている点が異なる。
図2〜図4は、演出装置60の構成例を示す説明図である。
図2に示すように、演出装置60は、ドラム4a〜4cの周辺に配置された円弧状の隙間を有する変換手段としての1組のガイド61A,61Bと、その隙間内に移動可能に挿入された短冊状の表示片群62A,62Bと、表示片群62A,62Bの各表示片の表面に接触してこれらを移動させる変換手段としての送りローラ63A,63Bと、各表示片の位置を検出するセンサ65A,65Bと、表示片のごみを落とすブラシ67A,67Bなどから構成されている。図2は表示片がガイド61A,61B内に収納されている状態を、図3は表示片がガイド61A,61Bより送り出されてドラム4a〜4cの表面の一部を覆うようにされている状態を示す。図2には示されていないが、ガイド61A,61Bには側壁が設けられている。
表示片群62A,62Bは、それぞれ図4(A)に示すような例えば3枚の表示片62a,62b,62cを備えている。3枚の表示片62a,62b,62cは、図4(B)に示すように重ね合わされた状態で図2のガイド61A,61B内に収納される。図4に示されている部品は、1つのドラムに対応して設けられた上下2つの表示片群のうち片方の表示片群を構成する。従って、図2の実施形態の場合、このような表示片群が全部で6組設けられる。
上記表示片62a,62b,62cは、1つのドラムとほぼ同一の幅を有し表面にドラムの表面に設けられている図柄のうち例えばボーナス図柄と同一の図柄からなる演出図柄が付された表示部Dと、ドラムの幅の約1/3の幅を有し互いに位置がずれるように形成された保持部Hとからなり、全体としてドラム4a〜4cとほぼ同一の曲率で湾曲されている。また、各表示片62a,62b,62cは円弧状の形状を維持できる樹脂などの材質で形成されるとともにドラムの円周方向に沿って移動可能に構成されている。また、図柄が付されている部位は不透明(好ましくはドラムの表面と同一色)とされ、それ以外の部位は透明とされている。さらに、各表示片62a,62b,62cの1/3の幅を有する保持部Hの端部には、前記センサ65A,65Bにより表示片の現出位置を検出するための検知片66aが、また保持部Hの途中には、前記センサ65A,65Bにより表示片の没位置を検出するための検知片66bが設けられている。
ローラ63A(63B)は、3枚の表示片62a,62b,62cの保持部Hに対応して3個設けられ、それぞれ図示しないモータにより独立して回転駆動可能に構成されているとともに、これらのローラに対向して表示片62a,62b,62cを挟持するように従動ローラ68が設けられている。また、表示片62a,62b,62cが密着しないように離間するローラ69も設けられている。各モータは各ローラ63A(63B)の内部に設けても良い。モータをローラの外側に設ける場合、互いの軸が干渉しないようにローラを送り方向にずらして配置するのがよい。センサ65A(65B)も同様に、3枚の表示片62a,62b,62cの保持部Hに対応して3個設けられ、これらのセンサからの検出信号に基づいて対応するモータの駆動停止タイミングが与えられるように制御装置が構成される。
演出装置60は上記のように構成されることで、後述の演出制御装置の変換制御によりローラ63A,63Bを作動させて、演出表示部材としての表示片62a〜62cを表示窓部10内に現出してドラムの前方を覆う現出状態と、表示窓部10から没してドラムの前方を開放した没状態とに変換可能となっている。
図5は、当該スロットマシンの内部に設けられるメイン制御手段としての遊技制御装置50を備えたスロットマシン全体の制御系の構成例を示すブロック図である。
図中、遊技制御装置(メイン制御装置)50は、CPU51、読出し専用のROM52、読出し書込み可能なRAM53、入出力インターフェース(I/F)54、乱数発生器55で構成される。CPU51は、制御部及び演算部により各種演算制御を行う制御手段であり、例えば、スタートレバー24の操作やドラム停止ボタン25a〜25cからの信号に基づいて遊技の開始、停止などの処理を実行する。
ROM52には、制御プログラムや制御データが格納されている他、内部抽選用の入賞判定テーブルなどが格納されている。また、ROM52には、ドラム停止ボタン25a〜25cの停止操作タイミングに基づいて所定の停止結果態様を導出するための停止制御テーブルが記憶されている。
RAM53は、乱数発生器55で抽出された入賞抽選用乱数の記憶領域や、その他の各種データ(例えば、メダルのクレジット数、メダル賭数、当選入賞種類など)の記憶領域、並びに、CPU51の作業領域を備えている。また、記憶手段としてのRAM53は、メダル投入口15から投入されたメダルを所定のクレジット数の範囲(例えば、50枚)で記憶可能な記憶領域を備えている。
入出力インターフェース(I/F)54は、図示しないローパスフィルタ及びバッファゲートを介して、投入メダル検出センサ21S、スタートレバースイッチ(センサ)24S、ドラム停止スイッチ(センサ)5Sa,5Sb,5Sc、ドラム位置検出センサ31a,31b,31c、1枚ずつ賭数を設定するための1ベットスイッチ(センサ)22S、最大賭数(例えば3枚)を設定するためのマックスベットスイッチ(センサ)20S、クレジット選択スイッチ(センサ)23S、払出メダル検出センサ3S、確率等の設定装置41、リセットスイッチ(センサ:無効状態解除操作手段)42、前面枠開放検出スイッチ(センサ)43等から出力された各種検出信号をCPU51に入力する。
ここで、投入メダル検出センサ21Sはメダル投入口21より投入されたメダルを検出するためのセンサで、スタートレバースイッチ24Sはスタートレバー24が操作されたことを検出するためのスイッチ、ドラム停止スイッチ5Sa,5Sb,5Scはドラム停止ボタン25a,25b,25c毎に各々設けられ、各ドラム停止ボタン25a,25b,25cが操作されたことを検出するためのスイッチである。ドラム位置検出センサ31a,31b,31cはドラム4a,4b,4c毎にその内側に各々設けられ、各ドラム4a,4b,4cの内周側に設けられた位置特定部を検出する。そして、CPU51は、ドラム位置検出センサ31a,31b,31cにより位置特定部の通過が検出されてからの時間によりドラム位置を正確に割り出すことができる。
また、1ベットスイッチ22Sは1ベットボタン(図示省略)が押されたことを検出するためのスイッチで、マックスベットスイッチ20Sはマックスベットボタン(メダルベットボタン22)が押されたことを検出するためのスイッチ、クレジット選択スイッチ23Sはクレジット選択ボタン23が押されたことを検出するためのスイッチ、払出メダル検出センサ3Sはメダル払出部3から払い出されたメダルの枚数を検出するセンサ、設定装置41はスロットマシンの設定(特別入賞等の当選確率が異なる1〜6の設定が用意されており設定1の当選確率が一番低く設定値が大きくなるにつれ当選確率は高くなる)等を切り替える装置、リセットスイッチ42はスロットマシンの遊技状態をリセットするためのスイッチ、前面枠開放検出スイッチ43は前面パネル2が開放されたことを検出するスイッチである。
また、遊技制御装置50は、CPU51から出力された制御信号を、図示しない出力ポート及びドライバを介して、演出制御装置(サブ制御手段)31、ベットライン表示部11、払出し表示部12、遊技進行表示部13、クレジット数表示部14、メダル払出部(装置)3、ドラム用モータ4Ma,4Mb,4Mc、外部信号出力部38などに出力する。また、遊技制御装置50は、ドラム停止ボタン25a,25b,25cに内蔵されているランプLED1〜3を点灯する駆動信号を出力する。
サブ制御手段としての演出制御装置(変換制御手段,選択制御手段)31は、制御用CPU及びRAM、ROM等を備えており、遊技制御装置50からの指令に基づいて演出表示装置30の演出に関わる表示や音出力等の制御を統括して行う。具体的には、演出制御装置31から演出表示装置30に表示制御信号が送信されるとともに、スピーカ32やランプやLEDなどからなる装飾用発光装置33に駆動信号が出力される。また、演出制御装置31は、図2に示されている演出装置60を構成する各表示片群62A,62Bごとに設けられている2組計6個のセンサ65A,65Bから検出信号を受け、遊技制御装置50から指令に基づいて6個のローラ63A,63Bのモータ63Mに駆動開始信号を出力するとともに、センサ65A,65Bからの検出信号に基づいてモータ63Mの停止信号を出力する。
次に、本実施形態のスロットマシン100におけるメイン制御処理について説明する。図6は、スロットマシン100の遊技制御装置50におけるメイン制御処理のフローチャートである。
まず、ステップS101において初期化処理を行う。この初期化処理では、RAM53におけるワークメモリ、レジスタ、各種フラグの初期化処理や、その他の各装置の初期化処理が行われる。
次に、ステップS102においてベット受付処理を行う。具体的には、メダルの賭け操作(ベット)を監視し、賭数に応じて有効ラインを設定する。この処理におけるメダルの賭け操作とは、前回のゲームの結果としてリプレイゲームの権利が発生すること、メダル投入口21より少なくとも1枚以上のメダルが投入されること、RAM53に少なくとも1枚以上のメダルがクレジットとして記憶されている状態でベットボタン22が操作されること、が該当する。
例えば、メダル投入口21よりメダルが投入されると、その投入されたメダルがメダル検出センサ21Sにより検出されて該検出信号が遊技制御装置50に入力される。そして、該検出信号に基づいて、メダルの賭数を記憶するとともに、その賭数に対応して有効ラインを設定する。但し、賭数には、所定の上限値(例えば3枚)が設定されており、例えば、クレジット選択ボタン23により「非クレジット状態」が選択されている状態において、賭数の上限値を超えるメダルがメダル投入口21より投入された場合には、超えた分のメダルは賭数に加算されずに受皿27へと返却される。一方、クレジット選択ボタン23により「クレジット状態」が選択されている状態において、賭数の上限値を超えるメダルがメダル投入口21より投入された場合には、超えた分のメダルがクレジット数に加算されるとともに、その加算結果がクレジット数としてクレジット数表示部14に表示される。
ステップS103では、スタートレバー24が操作されたこと(スタートレバースイッチ24Sからの信号の検出)に基づいて小役入賞や特別入賞としてのビックボーナス入賞、レギュラーボーナス入賞等の内部抽選処理を行う。ステップS104では、ドラム変動開始処理を行う。このドラム変動開始処理では、前回ゲームにおける各ドラム4a,4b,4cの回転開始から一定時間(例えば、4.1秒)経過しているか監視し、一定時間経過した時点でドラムの変動を開始する。なお、ビックボーナス入賞は、各々特別図柄組合せ態様の異なる複数の入賞が設定され、それぞれ別個で内部抽選される。
ステップS105では、ドラム変動停止処理を行う。例えば、遊技者がドラム停止ボタン25a,25b,25cにより各ドラム4a,4b,4cを停止操作したタイミングと内部抽選処理による内部当選フラグの成立状態に応じてドラム4a,4b,4cの停止位置を決定し、この決定に基づいてドラム駆動用モータ4Ma、4Mb、4Mcに対して制御信号を出力する。
ステップS106では、入賞判定処理を行う。この入賞判定処理では、遊技者によるドラム停止ボタン25a,25b,25cの停止操作に基づいて停止表示がなされた結果、所定の図柄組合せ態様の何れかが有効ライン上に停止表示された場合に入賞が成立したものと判定する。ステップS107では、内部抽選結果や1ゲーム終了時の各ドラムの停止図柄情報に応じて演出表示装置30と演出装置60を使用した演出処理が行われる。
ステップS108では、所定の図柄組合せ態様が有効ライン上に形成され成立した入賞に応じてメダルの払出処理を行う。例えば、クレジット選択ボタン23によりクレジット状態となっていればメダルをクレジットに加算し、非クレジット状態であればメダル払出装置3に制御信号を送ってメダルを排出する。なお、クレジット状態となっている場合であっても、クレジットの限度数(例えば50)を超えた場合には残りのメダルをメダル受皿27に排出することになる。
上述したステップS101〜S108の一連の遊技制御処理により通常遊技状態、BBゲーム状態、RBゲーム状態における1ゲームが終了する。特別遊技状態としてのBBゲーム状態は、特別図柄組合せ態様としての「黒7」または「白7」が有効ライン上に揃った場合に発生する。
次に、本実施形態のスロットマシン100の演出制御装置31による演出装置60の制御動作について説明する。図7は、所定遊技条件の成立としての内部抽選処理によりビックボーナス入賞が内部当選したものの、ドラム4a〜4cの停止状態がビックボーナス入賞が成立する図柄組合せ態様からずれていた場合の演出動作の一例を示す。
内部抽選処理によりビックボーナス入賞が内部当選したものの、ドラム4a〜4cがビックボーナス入賞の図柄組合せ態様でない図7(A)のような組み合わせ図柄で停止した場合、演出制御装置31は遊技制御装置50からの信号に基づき各ドラムの停止図柄を判定して、図7(B)のように、演出装置60の第1ドラム4aに対応する表示片62a〜62cのうち62aを選択して表示窓枠の上方よりドラム4aの上段表示を隠すように延出させて、第2ドラムの中段に停止したボーナス図柄を基準にして見かけ上ボーナス図柄が揃った状態を現出させる。内部抽選処理によりビックボーナス入賞が内部当選せずに、ドラム4a〜4cがビックボーナス入賞の図柄組合せ態様でない図柄で停止した場合には、演出装置60による演出はしないようにする。
これにより、遊技者はビックボーナスフラグが成立していることを知ることができる。第1ドラム4aに対応する表示片62aの代わりに第3ドラム4cに対応する表示片62a〜62cのうち62aを、表示窓枠の上方よりドラム4aの上段表示を隠すように延出させて、図7(C)のように見かけ上ボーナス図柄が揃った状態を現出させるようにしても良い。図7(B),(C)どちらの状態にするかは演出制御装置31でランダムに決定することができる。
また、内部抽選処理により「白7」のビックボーナスまたは「黒7」のビックボーナス入賞が内部当選したものの、図8(A)のようにドラム4a〜4cの停止状態がビックボーナス入賞の図柄組合せ態様でない図柄で停止した場合には、停止図柄を判定するととともに成立フラグに応じて「白7」の場合には図8(B)のように、演出装置60の第1ドラム4aに対応する表示片62a〜62cのうち62bを表示窓枠の上方よりドラム4aの上段表示を隠すように、あるいは第3ドラム4cに対応する表示片62bを表示窓枠の下方よりドラム4cの下段表示を隠すようにそれぞれ延出させて、第2ドラムの中段に停止した「白7」の図柄を基準にして見かけ上ボーナス図柄が揃った状態を現出させる。
また、成立フラグが「黒7」の場合には図8(C)のように、演出装置60の第2ドラム4bに対応する表示片62a〜62cのうち62aを表示窓枠の下方よりドラム4bの下段表示を隠すように延出させて、第1ドラムの下段および第3ドラムの下段に停止した「黒7」の図柄を基準にして見かけ上ボーナス図柄が揃った状態を現出させる。これにより、遊技者はビックボーナスフラグが成立していることを知ることができる。このように、表示窓部内に停止したドラム上の図柄(図柄組合せ態様を含む)に応じて内部当選したボーナス入賞の種類を報知できるような変換制御が行われる。
次に、演出制御装置31により演出装置60の各表示片を段階的に作動させるとともに、「白7」か「黒7」あるいはボーナス入賞が内部当選していないかを最終段階まで分からないようにした演出を行なう場合の演出の例を、図9および図10を用いて説明する。
内部抽選処理によるビックボーナスの成立の有無に関わらず、ドラム4a〜4cがビックボーナス入賞の図柄組合せ態様でない図9(A)のような組み合わせ図柄で停止した場合、第2ドラムの中段に「白7」が停止したことを判定し、先ず第1ステップでは図9(B)のように、演出装置60の第1ドラム4aに対応する表示片62a〜62cのうち62bを表示窓枠の上方よりドラム4aの上段表示を隠すように延出させるとともに、第1ドラム4aに対応する表示片62aを表示窓枠の下方よりドラム4aの下段表示を隠すようにそれぞれ延出させる。次に、第2ステップでは、図9(C)のように、演出装置60の第2ドラム4bに対応する表示片62a〜62cのうち62aを表示窓枠の下方よりドラム4bの下段表示を隠すように延出させて、異なる種類のボーナス図柄が2つ並んだリーチ(テンパイ)状態を現出させる。
その後、内部抽選処理により「黒7」のビックボーナス入賞が内部当選していたときは、第3ステップで、図10(A)のように、演出装置60の第3ドラム4cに対応する表示片62a〜62cのうち62aを表示窓枠の下方よりドラム4cの下段表示を隠すように延出させて見かけ上「黒7」のボーナス図柄が揃った状態を現出させる。また、「白7」のビックボーナス入賞が内部当選していたときは、第3ステップで、図10(B)のように、演出装置60の第3ドラム4cに対応する表示片62a〜62cのうち62bを表示窓枠の下方よりドラム4cの下段表示を隠すように延出させて見かけ上「白7」のボーナス図柄が揃った状態を現出させる。
一方、ビックボーナス入賞が内部当選していないときすなわち外れのときは、第3ステップで、例えば図10(C)のように演出装置60の第3ドラム4cに対応する表示片62a〜62cのうち62aを表示窓枠の上方よりドラム4cの上段表示を隠すように延出させて、不揃いの状態を表示させる。これにより、遊技者はビックボーナスフラグが成立していないことを知ることができる。
(変形例1)
以上、すべてのドラム4a〜4cが停止した後に演出装置60による演出を行なう場合について説明したが、最初のドラムが停止した時点あるいは2番目のドラムが停止した時点などすべてのドラムが停止する前に演出を行なうようにしても良く、例えば図11のように、最初に第1ドラムが操作された例として第1ドラム4aのみが停止した状態で表示窓枠の上方と下方よりそれぞれ表示片62aを延出させて縦方向にボーナス図柄が揃った状態を現出させることによって、ドラム完全停止前に内部当選を報知させるようにしてもよい。
(変形例2)
以上、ドラム4a〜4cを回転させて行なうゲームにてビックボーナス入賞の内部当選の有無を演出装置60による演出で報知する場合について説明したが、図2のような構成を有する演出装置60は遊技者に遊技機の状態や情報を知らせるための表示手段として利用することができる。
第1の応用例として、ベット状態を知らせる手段としての応用がある。具体的には、表示片62a〜62cとして図4(A)のような符号を付したものの代わりに符号なしで不透明の表示片をそれぞれ設けておいて、1ベットボタンの操作あるいはメダル1枚投等によって1ベットが選択された場合には、図12(A)のように、演出装置60の第1〜第3ドラム4a〜4cに対応する表示片のうち上記不透明の表示片を表示窓枠の上方および下方より延出させてドラム4a〜4cの上段表示および下段表示を隠すことで、中段表示のみが見えるようにすることで1ラインのみが有効な並びである状態を現出させる。
また、1ベットボタンの2回操作あるいはメダル2枚投入等によって2ベットが選択された場合には、図12(B)のように、演出装置60の第1〜第3ドラム4a〜4cのうち第2ドラム4bに対応する表示片のうち上記不透明の表示片を表示窓枠の上方および下方より延出させてドラム4bの上段表示および下段表示を隠す((A)からの連続動作になるので左右上下段の表示片を没状態に動作させる)ことで、中央の横1列と斜め2方向の3ラインが有効な並びである状態を現出させる。さらに、1ベットボタンの3回操作あるいはメダル3枚投入等によって3ベットが選択された場合には、図12(C)のように、演出装置60の第1〜第3ドラム4a〜4cの表示片をすべて表示窓枠より後退させることで、横3列と斜め2方向の5ラインが有効な並びである状態を現出させる。
第2の応用例として、確率等のマシン設定状態を知らせる手段としての応用がある。具体的には、確率設定手段としての設定装置41による設定変更時および電源投入時に図13のように表示窓枠の上方および下方より表示片62a〜62cを延出させるとともに、延出させる表示片62a〜62cの組合せを設定値に応じて変更する。さらに、同一の組合せが示唆する設定値の信頼性を、乱数テーブル等を用いて制御する。
図14には、表示窓枠に延出される表示片62a〜62cの組合せと設定値の信頼性との関係の一例を示す。図14は、設定値が「1」の場合には10%の確率で図13(A)のように6枚の表示片62a〜62cを表示窓枠に延出させ、設定値が「6」の場合には18%の確率で6枚の表示片62a〜62cを表示窓枠に延出させ、設定値が「1」の場合には16%の確率で図13(B)のように左右のドラム4a,4cに対応する4枚の表示片62a〜62cを表示窓枠に延出させ、設定値が「6」の場合には13%の確率で左右4枚の表示片62a〜62cを表示窓枠に延出させることを表わしている。なお、設定値「2」〜「5」に関しては、図示していないが、設定値が高くなるほど延出する枚数が多くなるように振り分けられる。
さらに、例えば同じ6枚の表示片62a〜62cを延出させる場合であっても、延出させる表示片62a〜62cの種類すなわち延出させる図柄の組合せによっても設定値の信頼性が異なるようにすることができる。具体的には、図15に示すように、設定値が高くなるほど同種の「7」を並べない場合よりも同種の「7」を並べる割合が多くなるように制御する。
(第2実施形態)
図16は第2の実施形態に係る演出装置を示す説明図である。この実施形態に係る演出装置は、各ドラムに対応して上下にそれぞれ4枚計8枚の表示片62a〜62hを設け、1つのドラムに対応する各表示片にはドラム4a〜4cの表面に付される8種類全ての図柄(ブランクは入賞とならない図柄)のそれぞれが付されている。図柄が付されている部位以外は透明である。
さらに、第1の実施形態に係る演出装置では、上方の表示片62a〜62cはドラムの上段のみを隠すように、また下方の表示片62a〜62cはドラムの下段のみを隠すように延出量が制限されているが、第2の実施形態に係る演出装置では、図17に示すように、上方の表示片62a〜62dと下方の表示片62e〜62hは互いに重なり合う程度まで、上方の表示片の図柄が下段まで、また下方の表示片の図柄が上段まで位置するように各表示片が延出可能に構成されている。
これによって、表示片62a〜62hを表示窓枠に延出させることで表示片に付される図柄とドラム4a〜4cの表面に付される図柄とでドラム上の上下3個の図柄配列のパターンをより多く擬似的に表示することが可能となり、より興趣の高い演出を行うことができる。
(変形例3)
図18に示すように、ドラム4a〜4cの表面にはそれぞれ図柄が付されていない領域を設けるようにしたものである。これにより、該無図柄領域が表示窓枠に望む状態でドラムが停止した場合には、演出装置の表示片62a〜62hを延出させて演出を行なう(行わない場合もある)現出契機とするような制御を行なうことで、無図柄領域が表示された時点で演出装置の作動に対する期待が高まり、遊技の興趣を高めることができる。
なお、ドラム4a〜4cの表面に無図柄領域を設ける代わりに、入賞に関わる図柄以外の文字や図柄(例えば「チャンス」等)を付しておいて、該文字や図柄で停止させることで演出装置の表示片の現出を示唆するような制御をしても良い。この変形例は、第2実施形態の演出装置を用いる場合に限定されるものでなく、第1実施形態の演出装置を用いる場合にも適用することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態ではドラムを用いた変動表示装置を備えたスロットマシンに適用したものを説明したが、ドラムの代りに同様な表示が可能な液晶表示装置等の表示器からなる変動表示装置を備えたものにも適用することができる。その場合、演出装置の表示片は湾曲している必要がなく、平坦であっても良い。また、本発明は、スロットマシンでなく変動ゲーム装置を備えたパチンコ遊技機など他の遊技機にも適用することもできる。
なお、本明細書で開示した実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用して好適なスロットマシンの一例を示す正面図である。 演出装置の一実施形態を示す側面図である。 演出装置の表示片を延出させた状態を示す側面図である。 図4(A)は演出装置の表示片の具体例を示す説明図、図4(B)は演出装置のガイドを除いた状態を示す斜視図である。 スロットマシンの内部に設けられるメイン制御手段としての遊技制御装置を備えたスロットマシン全体の制御系の構成例を示すブロック図である。 スロットマシンのメイン制御処理のフローチャートである。 演出装置による演出動作の一例を示す表示説明図である。 演出装置による演出動作の他の例を示す表示説明図である。 演出装置による演出動作のさらに他の例の前半部分を示す表示説明図である。 演出装置による演出動作のさらに他の例の後半部分を示す表示説明図である。 演出装置による演出動作のさらに他の例を示す表示説明図である。 演出装置の第1の変形例を示す表示説明図である。 演出装置の第2の変形例を示す表示説明図である。 演出装置の第2の変形例における表示片の延出パターンと設定値の信頼性との関係の一例を示す説明図である。 演出装置の第2の変形例における表示片の延出パターンと設定値の信頼性との関係の他の例を示す説明図である。 第2実施形態に係る演出装置を構成する表示片の具体例を示す説明図である。 第2実施形態に係る演出装置における表示片の延出の仕方を示す側面図である。 第2実施形態に係る演出装置におけるドラムの構成例を示す表示説明図である。
符号の説明
1 本体部
2 前面パネル
3 メダル払出部
4 ドラム(変動表示装置)
10 表示窓部
11 ベットライン表示部
12 払出表示部
13 遊技進行表示部
14 クレジット数表示部
20 傾斜台部(操作部配設領域)
21 メダル投入口
22 ベットボタン(賭数設定手段)
23 クレジット選択ボタン
24 スタートレバー(スタート操作部)
25 ドラム停止ボタン
26 灰皿
27 メダル貯留受皿
30 演出表示装置
31 演出制御装置(変換制御手段、選択制御手段)
41 設定装置(確率設定手段)
60 演出装置
61 ガイド(変換手段)
62 表示片(演出表示部材)
63 送りローラ(変換手段)
65 センサ
66 検知片
67 ブラシ
68 従動ローラ
69 離間用のローラ
100 スロットマシン(遊技機)

Claims (5)

  1. 表示窓部が形成された前面パネルの後方に、表面に複数の図柄が所定の配列で設けられた回転可能な複数のドラムを所定数の図柄が該表示窓部から前方に臨むように配設し、該複数のドラムに跨って設定された有効ライン上に停止した複数の図柄が特別図柄組合せ態様を形成した場合に特別遊技状態を発生させるようにした遊技機において、
    前記前面パネルの後方に配設され、前記特別図柄組合せ態様を形成する図柄と同様の演出図柄が設けられた演出表示部材と、
    前記演出表示部材を作動させて、前記表示窓部内における所定のドラムの前方に前記演出図柄を現出させる現出状態と、該演出図柄を該表示窓部から没して該ドラムの前方を開放した没状態とに変換可能な変換手段と、
    所定遊技条件の成立に基づき前記変換手段を作動させて前記演出表示部材を前記没状態から前記現出状態に変換制御する変換制御手段と、
    を備え、
    前記演出表示部材は、前記ドラムの上方および下方にそれぞれ配設され、そのそれぞれに異なる演出図柄が付された複数の演出表示部材が備えられるとともに、前記変換手段により前記複数の演出表示部材を個別に変換可能に構成され、
    前記変換制御手段は、前記所定遊技条件の成立に基づき前記変換手段を作動させて前記複数の演出表示部材のうちの何れかを選択的に変換する選択制御手段を含むとともに、前記表示窓部内における1のドラムに前記特別図柄組合せ態様を形成可能な図柄が停止して他のドラムが回転中に、当該1のドラムに対応する前記上下双方の演出表示部材の前記現出状態への変換により当該ドラムの前方に前記演出図柄を現出させることで、当該ドラムの図柄と前記演出図柄とにより1のドラム上に前記特別図柄組合せ態様と同一の図柄配列表示を現出可能に構成され、
    前記選択制御手段は、前記表示窓部内に停止した所定のドラムの図柄に応じて前記演出表示部材の変換を行うことにより、異なる種類の前記特別図柄組合せ態様の図柄配列表示を現出可能であることを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出表示部材は、前記ドラムの外形に対応した円弧状の部材で構成され、前記ドラムの円周方向に沿って移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 当該遊技機は、ベット数に応じて前記表示窓部内に臨む前記所定数の図柄の有効な並びを設定してゲームを実行するスロットマシンとして構成され、
    前記変換制御手段は、前記設定された有効な並び以外の図柄を前記演出表示部材によって隠蔽するように前記変換制御を行うようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の遊技機。
  4. 当該遊技機は、遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生確率を複数段階で設定可能な確率設定手段を有し、
    前記変換制御手段は、前記演出表示部材の現出状態が前記確率設定手段による確率設定値と関連するように前記演出表示部材の変換を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の遊技機。
  5. 異なる演出図柄が設けられるとともに前記演出図柄が設けられている領域以外の所要領域が透明にされている複数の演出表示部材を前記ドラムの上方および下方それぞれに備え、
    前記変換手段は、前記複数の演出表示部材を個別に変換可能であるとともに、前記上方および下方の演出表示部材を同時に変換した際に上下の演出表示部材が前後方向に重合する状態まで変換可能であるように構成され、
    前記変換制御手段は、前記上下の演出表示部材の図柄同士が重ならないように前記変換手段を制御して、該上下の演出表示部材の図柄と前記ドラム上の図柄とにより、前記表示窓部内に該ドラム上の所定の図柄配列と同一な図柄配列表示を現出可能であるとともに、前記所定の図柄配列と同一な図柄配列表示を複数種類現出可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の遊技機。
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