JP4843455B2 - 整合回路、マルチバンド増幅器 - Google Patents
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Description
増幅素子の入出力インピーダンスは図1に示されるような周波数特性をもち、増幅素子を用いて増幅器を設計する場合には、設計周波数における入出力インピーダンスに対してそれぞれ、系のインピーダンスであるZ0とインピーダンス整合を行う必要がある。
そこで、異なる周波数帯の信号を増幅する場合には、例えば“帯域共用移動機”内で用いられる増幅器(例えば、非特許文献1参照。)のように、異なる増幅素子と整合回路による増幅器を、使用する周波数帯の数だけ備え、使用周波数帯に応じて選択する方法が従来用いられている。また、整合回路自体を、動作周波数帯域全体に渡って整合を確立できるように広帯域設計する方法がある。さらに、整合回路の回路定数を変更する方法などがある。
千葉耕司他,"移動機",NTT DoCoMoテクニカルジャーナル,Vol.10,No.1 福田敦史他,"MEMSスイッチを用いたマルチバンド電力増幅器",2004年電子情報通信学会 総合大会C−2−4
一方、広帯域設計された整合回路を用いる方法および整合回路の回路定数を変更する方法は増幅器自体を切り替える方法と比較して回路の小型化が可能であるなどの利点がある。
しかし、広帯域設計された整合回路を用いる場合には、整合回路を各動作周波数に対して最適に設計することが困難であり、特に、高効率動作が要求される電力増幅器の設計には支障がある。
しかし、複数の周波数帯域の信号を同時に効率良く増幅する場合には、広帯域整合の箇所で述べたものと同じ課題、すなわち整合回路を各動作周波数に対して最適に設計することが困難となり、特に、高効率動作が要求される電力増幅器の設計には支障があるという問題がある。すなわち、複数の周波数帯域の信号を同時に効率良く増幅することができないという問題がある。
また、分波回路と整合ブロックに周波数可変機能を設けることにより、多バンド化した、高効率・高出力のマルチバンド増幅器を設計することができる。また、飽和出力電力が異なる2以上の増幅器から、入力された信号の電力に応じて動作させる増幅器を選択させる構成にすることにより、より高効率なマルチバンド増幅器を設計することができる。また、バトラーマトリクスを用いることにより、増幅素子に入力される平均化することができるため、低コスト・高効率なマルチバンド増幅器を設計することができる。さらに、ドハティネットワークを用いることにより、より効率的なマルチバンド増幅器を設計することができる。
図4に、マルチバンド増幅器の出力側回路での実施例を示す。本発明による整合回路をマルチバンド増幅器の増幅素子の出力側に設けることにより、高効率・高性能なパワーアンプを設計することができる。図4に示したマルチバンド増幅器100は、2つの周波数帯域f1、f2の信号を増幅するものである。マルチバンド増幅器100は、増幅素子10と整合回路40で構成される。また、整合回路40は、分波回路20、整合ブロック30及び整合ブロック31で構成される。
そして、整合ブロック30は、周波数帯域f1の信号に対して分波回路20側をみたインピーダンスと系のインピーダンスとの整合をとる。また、整合ブロック31は周波数帯域f2の信号に対して分波回路20側をみたインピーダンスと系のインピーダンスとの整合をとる。
また、2つの周波数帯域の信号が同時に入力された場合においても、各整合ブロックには、それぞれ対応した周波数帯域の信号のみが入力されることになるので、原理的には1つの周波数帯域が入力された場合と同様に例えば、高効率で高出力な増幅が可能となる。
上述したマルチバンド増幅器を、多バンド化、多バンド共用化へと拡張することができる。図5に、多バンド化したマルチバンド増幅器104の出力側回路での実施例を示す。
図5に示したマルチバンド増幅器104は、M個の周波数帯域f1,…,fm,…,fMの信号を増幅するものである。マルチバンド増幅器104は、増幅素子11と整合回路44で構成される。また、整合回路44は、分波回路21、M個の整合ブロック321,…,整合ブロック32m,…,整合ブロック32Mで構成される。
周波数帯域fmの信号(1≦m≦M)において増幅素子11の出力端子から分波回路21を介して整合ブロック32m以外の整合ブロック側を見たインピーダンスは十分大きいためである。
この場合、各整合ブロックは対応する周波数帯域の信号に対する整合を達成すればよい。また、各整合ブロックの設計は他の整合ブロックの構成に関係ないため、各整合ブロックをそれぞれ独立に設計することができ、各周波数帯域においてそれぞれ最適な整合ブロックを構成できる。このため、各周波数帯域fm(1≦m≦M)で高出力、高効率設計が可能となり、高出力、高効率なマルチバンド増幅器を構成することができる。
また、M個の周波数帯域の信号が同時に入力された場合においても、各整合ブロックには、それぞれ対応した周波数の信号のみ入力されることになるので、原理的には1周波数入力の場合と同様に例えば、高効率で高出力な増幅が可能となる。
分波回路を構成するフィルタに周波数可変機能を持たせて、周波数帯域fmに含まれる周波数(Fm1〜Fmp)のうち、1つ又は複数の周波数の信号を通過させることができるようにしてもよい(pは、2以上の整数。)。すなわち、周波数帯域fmに含まれる周波数(Fm1〜Fmp)の一部の周波数の信号を通過させるようにしてもよい。
この場合には、整合ブロックに周波数可変機能を持たせるとよい。これにより、周波数可変フィルタが通過させた信号の周波数に合わせてインピーダンス整合を行うことができ、高出力・高効率の動作が可能となるためである。
整合ブロック33は、周波数可変フィルタ28が通過させた信号の周波数でインピーダンス整合を行うように予め設定してあり、当該周波数可変フィルタ28が通過させた信号の周波数でインピーダンス整合を行う。同様に、整合ブロック34も、周波数可変フィルタ29が通過させた信号の周波数でインピーダンス整合を行うように予め設定してあり、当該周波数可変フィルタ29が通過させた信号の周波数でインピーダンス整合を行う。
このように、分波回路22のフィルタと、整合ブロックとに周波数可変機能を設けることにより、多バンド化、多バンド共用化した、高効率・高出力のマルチバンド増幅器を構成することができる。
なお、図7に破線で示すように、増幅素子10と分波回路20の間にプリマッチ回路9を設けてもよい。プリマッチ回路9は、増幅素子10の出力インピーダンスを分波回路20や整合ブロック30、31が設計しやすい値に変更することや、高調波処理回路などを設けてマルチバンド増幅器101の高効率化を図るなど色々な用途に適用できる。
また、図8に示すように、整合回路の中に合波回路60を設けてもよい。合波回路60は、整合ブロック30から入力された周波数帯域f1の信号と、整合ブロック31から入力された周波数帯域f2の信号を合成して出力する。このような構成にすることにより,1出力のマルチバンド増幅器103を達成することができる。
また、図9−1に、整合回路42の中にアイソレータ8、アイソレータ7を設けたマルチバンド増幅器102を示す。アイソレータ8は、周波数帯域f1で動作するものであり、整合ブロック30の出力端子に接続されている。アイソレータ7は、周波数帯域f2で動作するものであり、整合ブロック31の出力端子に接続されている。マルチバンド増幅器102で増幅された信号は、図示していないアンテナに給電されるが、アンテナのインピーダンスは利用条件に応じて変動することが予想される。この場合、マルチバンド増幅器102の出力インピーダンスが変動することになるため、マルチバンド増幅器102の整合状態が変わり、特性が劣化する。アイソレータ8、アイソレータ7を設けることにより、アンテナのインピーダンス変動の影響がマルチバンド増幅器102の増幅特性に影響しないようにすることができる。
また、図9−2に示すように、アイソレータ8、9がそれぞれ出力した信号を合波する合波回路60を整合回路46に設けることにより、1出力のマルチバンド増幅器106を構成することができる。
なお、図9−2に示した他、上記説明したマルチバンド化1、2の手法、プリマッチ回路、合波回路、アイソレータは適宜組み合わせることが可能である。
分波回路は、例えば、所定の周波数帯域の信号のみを通過させる帯域通過フィルタ(Band Pass Filter:BPF)、又は、所定の周波数帯域の信号の通過を阻止する帯域阻止フィルタ(Band Elimination Filter:BEF)を並列に接続することにより構成することができる。また、分波回路は、帯域通過フィルタと帯域阻止フィルタを組み合わせたフィルタを並列に接続することにより構成することもできる。理想的な帯域通過フィルタの特性を図10Aに、理想的な帯域阻止フィルタの特性を図10Bに示す。
フィルタの構成例を図14に示す。図14に示したフィルタ900はBEFであり、阻止したい周波数の波長λの4分の1の長さの伝送線路901と、伝送線路の一端に接続された波長λの4分の1の長さの先端開放線路902によって構成される。
フィルタ900の周波数特性を図15に示す。ここで、阻止する周波数として2GHzを選択し、線路長がλ/4線路で構成した場合の反射係数S11と透過係数S21を示している。設計周波数(2GHz)においてポート1から入射された信号はポート2へ伝達せず、反射している。
なお、伝送線路は、例えば、マイクロストリップ線路や、コプレーナ線路により構成することができる。また、集中乗数素子よりなる直列共振回路を通じて接地することにより、フィルタを構成しても良い。その他、フィルタは、フィルタ理論に基づいて任意の構成を用いることができる。
また、図14に示したフィルタは容易に多バンド化が可能である。図16に、スイッチ素子を用いた2バンドフィルタ910を示す。
この2バンドフィルタ910を、図6に示したマルチバンド増幅器105の周波数可変フィルタ28、29として用いることができる。
この2バンドフィルタ910は、容易に2バンド以上についても拡張することができる。例えば、阻止しようとする周波数fiの波長をλiとすると、λi/4の長さの先端開放線路を、信号が入力される側の伝送線路の端からλi/4の長さだけ離れた場所に配置することを、すべての阻止しようとする周波数fiに対して行うことにより、多バンド化することができる。
また、単一の増幅素子を用いて、1入力多出力スイッチ等を用いて整合回路を切り替えるという方法も考えられる。しかし、周波数の差が大きい場合や、スイッチの系統数が大きい場合には、一般に、良好なスイッチの挿入損失とアイソレーション特性の両立が困難となり、効率が良いスイッチを構成するのが難しい。
図17に、周波数可変機能を有する可変整合回路の構成例を示す。図17に記載された可変整合回路は920は、非特許文献2で示されている可変整合回路であり、スイッチ素子SW3のオン/オフ状態を選択することにより、例えば、周波数f1、周波数f2の信号に対してそれぞれ、ターゲットインピーダンスと系のインピーダンスの整合をとれる。可変整合回路920は、伝送線路921と、先端開放線路922、先端開放線路923により構成される。図17では、スイッチ素子SW3がオフ状態のときに周波数f1の整合回路となり、スイッチ素子がオン状態のときに周波数f2の整合回路となる。可変整合回路920は、例えば、図6に示したマルチバンド増幅器105の整合ブロック33、34として用いることができる。また、2バンド以上についても容易に拡張できる(例えば、非特許文献2参照。)。
第一実施形態の整合回路、マルチバンド増幅器は出力側のものであったが、同様の整合回路を、マルチバンド増幅器の入力側に適用することができる。入力側に本発明による整合回路を設けることにより、例えば、高効率な増幅器を設計することができる。以下の説明において、第一実施形態と同じ部分については同じ符号を付けて説明を省略する。
図18に、第1実施形態の整合回路をマルチバンド増幅器の入力側に適用したマルチバンド増幅器の例を示す。図18に記載されたマルチバンド増幅器500は、2つの周波数帯域f1、f2の信号を増幅するものである。マルチバンド増幅器500は、増幅素子10と整合回路501で構成される。また、整合回路501は、主に、合波回路60、整合ブロック530、整合ブロック531で構成される。
この場合、整合ブロック530と整合ブロック531はそれぞれ対応する周波数帯域の信号に対する整合を達成すればよい。また、各整合ブロックの設計は他の整合ブロックの構成に関係ないため、各整合ブロックをそれぞれ独立に設計することができ、各周波数帯域において最適な整合ブロックを構成できる。このため、各周波数帯域f1、f2で高出力、高効率設計が可能となり、高効率のマルチバンド増幅器を構成することができる。
なお、第二実施形態のマルチバンド増幅器500について、第一実施形態のマルチバンド増幅器の各変形例と同様の変形をすることができる。例えば、ターゲットインピーダンスが異なる複数の整合ブロックを設けることによりマルチバンド化を図ることができる。また、整合回路501に、分波回路20を設けることにより一入力一出力のマルチバンド増幅器500を設計することができる。また、その分波回路20と各整合ブロックと合波回路に周波数可変機能を設けることができる。また、合波回路の出力端子にプリマッチ回路9を設けてもよい。さらに、これらの変形を組み合わせることもできる。
第三実施形態のマルチバンド増幅器は、第一実施形態で説明した整合回路と、増幅素子と、第二実施形態で説明した整合回路を組み合わせたものである。例えば、図19に記載したマルチバンド増幅器600のように、第二実施形態で説明した整合回路501と、整合回路501が出力した信号を増幅する増幅素子10と、増幅素子10の出力した信号について周波数帯域ごとにインピーダンス整合を行う第一実施形態で説明した整合回路40を設ける。
入力側と出力側の両方に、本発明による整合回路を設けることにより、高効率・高出力・低雑音のマルチバンド増幅器を設計することができる。
図20に示した第四実施形態によるマルチバンド増幅器1000は、第一実施形態で説明した2系統マルチバンド増幅器を2つ備え(以下、増幅器1002、増幅器1003とする。)、各系統の出力のうち同一の周波数帯域の信号出力をそれぞれ合成する合成回路75、76を備える。
ここで、増幅器1002は飽和出力電力が大きく、増幅器1003は飽和出力電力が小さいとする。一般に、増幅器は飽和出力電力付近で効率よく信号を増幅することができるため、例えば、飽和出力電力の大きい増幅器で低出力レベルの信号を増幅すると効率が劣化する。そこで、マルチバンド増幅器1000では、出力電力レベルが大きい場合には第1の増幅器1002をオン状態、小さい場合は第2の増幅器1003をオン状態とすることにより、全出力レベルにおいて、高効率な動作が達成できる。
比較器77は、入力信号の電力レベルが所定の値よりも大きい場合には、スイッチ72をオンにして、スイッチ73をオフにする。これにより、電源78の電力を増幅器1002の増幅素子10に供給させ、増幅器1002を動作させる。一方、比較器77は、所定の値が入力信号の電力レベルよりも小さい場合には、スイッチ73をオンにして、スイッチ72をオフにする。これにより、電源78の電力を増幅器1003の増幅素子10に供給させ、増幅器1003を動作させる。
ここで、各増幅器1002、1003に周波数帯域ごとの2系統の出力端子設け、各増幅器が出力した信号のうち同じ周波数帯域の信号について、各合成回路75、76でそれぞれ合成を行う。すなわち、増幅器1002の整合ブロック30と増幅器1003の整合ブロック30がそれぞれ出力した周波数帯域f1の信号を合成回路75が合成して出力し、増幅器1002の整合ブロック30と増幅器1003の整合ブロック31がそれぞれ出力した周波数帯域f2の信号を合成回路76が合成して出力をする。ここで、合成回路75は各周波数帯域で設計したものを用いる。
さらに、第一実施形態と第二実施形態で説明したのと同様に、増幅器1002と増幅器1003を、マルチバンド化をすることができ、分波回路20、合波回路60、アイソレータ8、7、プリマッチ回路9を適宜設けることができる。
このように飽和出力電力が異なる2以上の増幅器を設けて、入力された信号の電力に応じて、最も適切な増幅器を選択することにより、さらに高効率・高出力なマルチバンド増幅器を設計することができる。
複数の分配器と複数の本発明による増幅器と複数の合成器を縦続接続した構成により、各周波数の信号を対応する周波数で設計された各分配器で複数の信号に分配し、分配された信号を各系統の増幅器でそれぞれ増幅し、増幅された信号を対応する周波数で設計された各合成器で合成する。この構成により達成される増幅器として、マルチポート増幅器とドハティ増幅器を例にあげて説明する。第五実施形態として、マルチポート増幅器について説明する。ドハティ増幅器については後述する。
単位増幅器820は入力された上記第1番目の信号f11f12f21f22を増幅して、バトラーマトリクス810のポート812に出力する。単位増幅器821は入力された上記第2番目の信号を増幅して、バトラーマトリクス810のポート813に出力する。
また、本実施形態で用いることができるバトラーマトリクスは、2入力2出力のものだけに限られない。入力ポートがB個あり、出力ポートがB個あるバトラーマトリクスにも適用することができる。例えば、出力ポートがB個ある場合には、入力側のバトラーマトリクスと出力側のバトラーマトリクスとの間に、出力ポートの数B個だけ単位増幅器を並列させればよい。
また、90度ハイブリッドで構成するような現実のバトラーマトリクスは周波数特性をもち、その場合、設計周波数でのみ上記の効果が得られる。そこで、図24で示すように、分配器、合成器にそれぞれの周波数帯域で設計されたバトラーマトリクスを適用し、第三実施形態によるマルチバンド増幅器1201と増幅器1202を用いれば、増幅器1201と増幅器1202は複数の周波数帯域で共用することができるため、小型のマルチポート型マルチバンド増幅器が達成できる。
第七実施形態は、本発明による整合回路、マルチバンド増幅器を、ドハティ型増幅器に適用するものである。
図25に、一般的なドハティ増幅器251の構成例を示す。ドハティ増幅器251は、例えば、入力側ドハティネットワーク252、出力側ドハティネットワーク253、キャリア増幅器254、ピーク増幅器255から構成される。
キャリア増幅器254は、ポート257とポート262の間に設置される。キャリア増幅器254は、例えば、キャリア増幅器はF級にバイアスされる。
ポート256から入力側ドハティネットワーク252に入力された信号は、分配器259で2つの経路に分配され、一方の信号がポート257から出力され、キャリア増幅器254で増幅される。他方の信号は、λ/4波長線路260を通過することにより、上記一方の信号に対して90度位相がずらされた上で、ポート258から出力され、ピーク増幅器255で増幅される。
キャリア増幅器254は、入力信号が存在する限りその信号を増幅して出力する。すなわち、瞬時入力信号が小さい場合であっても、その信号を増幅して出力する。
この場合には、上記実施形態と同様に、各入力側ドハティネットワークが出力した第1番目の信号はキャリア増幅器に入力され、各入力側ドハティネットワークが出力した第2番目の信号はピーク増幅器に入力される。また、各増幅器が出力した信号のうち同じ周波数帯域の信号は、上記と同様に、同一の出力側のドハティネットワークに入力される 。
また、第1の信号がピーク増幅器に入力され、第2の信号がキャリア増幅器に入力されるようにしてもよい。
なお、キャリア増幅器1301、ピーク増幅器1302は、第一実施形態〜第三実施形態で説明したのと同様の方法で、マルチバンド化が可能であり、また、プリマッチ回路、アイソレータ、周波数可変機能を設けることができる。
なお、ドハティネットワークは、各周波数帯域で設計されたものを複数用いることになり、その回路規模が問題となる場合があるが、例えば、図27に示すように、分配器、合成器を多層基板の各層に構成することにより、小型化をすることが可能である。
なお、本発明による整合回路は、増幅器以外の用途にも当然に用いることができる。すなわち、周波数によりインピーダンスが変化する回路全般に、本発明による整合回路を用いることが可能である。
図28に、1.5GHz/2.5GHz対応の本発明によるマルチバンド増幅器の設計例を示す。図28に示したマルチバンド増幅器6000は、整合回路623と、増幅素子601と、3.423mmの長さの伝送線路614と、分波回路602と、2.5GHzの周波数帯域に対してインピーダンス整合を行う整合ブロック605と、1.5GHzの周波数帯域に対してインピーダンス整合を行う整合ブロック606を備える。
分波回路602は、フィルタ603とフィルタ604を備える。フィルタ603、604は、図14の構成を基本に設計した。具体的には、フィルタ603は、19.75mmの長さの伝送線路615と、19.75mmの長さの先端開放線路616を備える。フィルタ604は、11.83mmの長さの伝送線路617と、11.83mmの長さの先端開放線路618を備える。
Claims (17)
- 2以上の周波数帯域の信号を増幅する増幅素子から出力された信号を、周波数帯域ごとの信号に分波して出力する分波回路と、
上記分波回路に接続され、入力された周波数帯域ごとの信号に対して当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、を備え、
上記分波回路は、上記増幅素子から出力された信号を受信する、上記整合ブロックと同数の帯域阻止フィルタを備え、
各上記帯域阻止フィルタは、伝送線路と、その伝送線路に接続される、上記各帯域阻止フィルタにより阻止しようとする周波数の4分の1波長の長さの先端開放線路とを備える、
ことを特徴とする整合回路。 - 2以上の周波数帯域の信号を増幅する増幅素子から出力された信号を、周波数帯域ごとの信号に分波して出力する分波回路と、
上記分波回路に接続され、入力された周波数帯域ごとの信号に対して当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、を備え、
上記分波回路は、上記増幅素子から出力された信号を受信する、上記整合ブロックと同数の帯域阻止フィルタを備え、
各上記帯域阻止フィルタは、伝送線路と、複数の先端開放線路とを備え、
各上記先端開放線路は、上記各先端開放線路により阻止しようとする周波数の4分の1波長の長さであり、上記伝送線路の一端から上記各先端開放線と同じ長さだけ離れて上記伝送線路に接続されており、
上記伝送線路と各上記先端開放線路との間に、上記伝送線路と接続する先端開放線路を選択可能なスイッチが設けられている、
ことを特徴とする整合回路。 - 請求項1又は2に記載の整合回路において、
上記整合ブロックは、インピーダンス整合を行う周波数帯域を変化させることができる整合ブロックである、
ことを特徴とする整合回路。 - 請求項1から3の何れかに記載の整合回路において、さらに、
上記整合ブロックの出力側の端子に、アイソレータを備える、
ことを特徴とする整合回路。 - 請求項1から4の何れかに記載の整合回路において、さらに、
上記増幅素子と上記分波回路との間に、プリマッチ回路を備える、
ことを特徴とする整合回路。 - 請求項1から5の何れかに記載の整合回路において、さらに、
各整合ブロックから入力された信号を合波して出力する合波回路、
を備えることを特徴とする整合回路。 - 入力された周波数帯域ごとの信号に対して、当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、
上記2以上の整合ブロックに接続され、各整合ブロックから入力された信号を合波して、2以上の周波数帯域の信号を増幅する増幅素子に出力する合波回路と、
入力された信号を周波数帯域ごとの信号に分波して、上記整合ブロックに出力する分波回路と、を備え、
上記分波回路は、上記整合ブロックと同数の帯域阻止フィルタを備え、
各上記帯域阻止フィルタは、伝送線路と、その伝送線路に接続される、上記各帯域阻止フィルタにより阻止しようとする周波数の4分の1波長の長さの先端開放線路とを備える、
ことを特徴とする整合回路。 - 入力された周波数帯域ごとの信号に対して、当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、
上記2以上の整合ブロックに接続され、各整合ブロックから入力された信号を合波して、2以上の周波数帯域の信号を増幅する増幅素子に出力する合波回路と、
入力された信号を周波数帯域ごとの信号に分波して、上記整合ブロックに出力する分波回路と、を備え、
上記分波回路は、上記整合ブロックと同数の帯域阻止フィルタを備え、
上記各帯域阻止フィルタは、伝送線路と、複数の先端開放線路とを備え、
各上記先端開放線路は、上記各先端開放線路により阻止しようとする周波数の4分の1波長の長さであり、上記伝送線路の一端から上記各先端開放線と同じ長さだけ離れて上記伝送線路に接続されており、
上記伝送線路と上記各先端開放線路との間に、上記伝送線路と接続する先端開放線路を選択可能なスイッチが設けられている、
ことを特徴とする整合回路。 - 請求項7又は8に記載の整合回路において、
上記整合ブロックは、インピーダンス整合を行う周波数帯域を変化させることができる整合ブロックである、
ことを特徴とする整合回路。 - 請求項7から9の何れかに記載の整合回路において、さらに、
上記増幅素子と上記合波回路との間に、プリマッチ回路を備える、
ことを特徴とする整合回路。 - 請求項1から6の何れかに記載の整合回路と、
2以上の周波数帯域の信号を増幅して、上記整合回路の分波回路に出力する増幅素子と、
を備えることを特徴とするマルチバンド増幅器。 - 請求項7から10の何れかに記載の整合回路と、
上記整合回路の合波回路から入力された2以上の周波数帯域の信号を増幅して出力する増幅素子と、
を備えることを特徴とするマルチバンド増幅器。 - 請求項1から6の何れかに記載の整合回路(以下、出力整合回路とする。)と、
請求項7から10の何れかに記載の整合回路(以下、入力整合回路とする。)と、
上記入力整合回路の合波回路と上記出力整合回路の分波回路に接続され、上記入力整合回路の合波回路から入力された異なる周波数帯域の信号を増幅して、上記出力整合回路の分波回路に出力する増幅素子と、
を備えるマルチバンド増幅器。 - 飽和出力電力が異なる2以上の増幅器と、
入力された信号の電力から、上記2以上の増幅器の中の1つを選択し、当該選択した増幅器のみを駆動状態にする制御手段と、
上記各増幅器が出力した信号のうち同じ周波数帯域の信号を合成して出力する合成回路と、
を備え、
2以上の周波数帯域の信号を増幅する増幅素子と、当該増幅素子から出力された信号を、周波数帯域ごとの信号に分波して出力する分波回路と、当該分波回路に接続され、入力された周波数帯域ごとの信号に対して当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、を備える増幅器を第一増幅器とし、
入力された周波数帯域ごとの信号に対して、当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、当該2以上の整合ブロックに接続され、各整合ブロックから入力された信号を合波する合波回路と、当該合波回路から入力された信号を増幅して出力する増幅素子と、を備える増幅器を第二増幅器とし、
入力された周波数帯域ごとの信号に対して、当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、当該2以上の整合ブロックに接続され、各整合ブロックから入力された信号を合波する合波回路と、当該合波回路から入力された信号を増幅して出力する増幅素子と、当該増幅素子から出力された信号を、周波数帯域ごとの信号に分波して出力する分波回路と、当該分波回路に接続され、入力された周波数帯域ごとの信号に対して当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、を備える増幅器を第三増幅器として、
上記2以上の増幅器のそれぞれは、上記第一増幅器、上記第二増幅器及び上記第三増幅器の何れかである、
ことを特徴とするマルチバンド増幅器。 - B(Bは任意の自然数。)個の信号が入力され、それらの信号の位相をずらし、等配分をしてB個の信号を出力する第一バトラーマトリクスと、
bを1からBまでの整数とし、上記第一バトラーマトリクスが出力したb番目の信号が入力される請求項7に記載の整合回路(以下、第b入力整合回路とする。)と、上記第b入力整合回路が出力した信号を増幅して出力する第b増幅素子と、上記第b増幅素子が出力した信号が入力される請求項6に記載の整合回路(以下、第b出力整合回路とする。)とをB個備え、さらに、
上記各第b出力整合回路が出力した信号のそれぞれの位相をずらし、等配分してB個の信号を出力する第二バトラーマトリクス、
を備えるマルチバンド増幅器。 - B(Bは任意の自然数。)個の信号が入力され、それらの信号の位相をずらし、等配分をしてB個の信号を出力するバトラーマトリクスを複数備え、さらに、
bを1からBまでの整数とし、上記各バトラーマトリクスが出力した信号のうちb番目の信号が入力される第b入力整合回路と、上記第b入力整合回路が出力した信号を増幅して出力する第b増幅素子と、上記第b増幅素子が出力した信号が入力される第b出力整合回路とをB個備え、さらに、
上記各第b出力整合回路が出力した信号のうち同じ周波数帯域の信号が入力され、その入力された信号のそれぞれの位相をずらし、等配分してB個の信号を出力するバトラーマトリクスを複数備え、
各上記第b入力整合回路は、入力された周波数帯域ごとの信号に対して、当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、上記2以上の整合ブロックに接続され、各整合ブロックから入力された信号を合波する合波回路と、を備え、
各上記第b出力整合回路は、入力された信号を周波数帯域ごとの信号に分波して出力する分波回路と、上記分波回路に接続され、入力された周波数帯域ごとの信号に対して当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、を備える、
ことを特徴とするマルチバンド増幅器。 - 入力された信号を2つに分配し、分配された一方の信号の位相を他方の信号の位相に対して90度ずらして出力する入力側ドハティネットワークを複数備え、さらに、
上記各入力側ドハティネットワークが出力した信号のうち第一番目の信号が入力される第一入力整合回路と、
上記第一入力整合回路が出力した信号を増幅する 第一増幅素子と、
上記第一増幅素子が出力した信号が入力される第一出力整合回路と、
上記各入力側ドハティネットワークが出力した信号のうち第二番目の信号が入力される第二入力整合回路と、
上記第二入力整合回路が出力した信号を増幅する第二増幅素子と、
上記第二増幅素子が出力した信号が入力される第二出力整合回路と、
上記各出力整合回路が出力した信号のうち同じ周波数帯域の信号が入力され、入力された一方の信号の位相を他方の信号の位相に対して90度ずらして出力する出力側ドハティネットワークを複数備え、
上記第一入力整合回路及び上記第二入力整合回路のそれぞれは、入力された周波数帯域ごとの信号に対して、当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、上記2以上の整合ブロックに接続され、各整合ブロックから入力された信号を合波する合波回路と、を備え、
上記第一出力整合回路及び上記第二出力整合回路のそれぞれは、各上記第b出力整合回路は、入力された信号を周波数帯域ごとの信号に分波して出力する分波回路と、上記分波回路に接続され、入力された周波数帯域ごとの信号に対して当該入力された信号の周波数帯域でインピーダンス整合を行う2以上の整合ブロックと、を備える、
ことを特徴とするマルチバンド増幅器。
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