JP4887573B2 - アレルゲン不活化剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はアレルゲン不活化剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
多くの人々が花粉症、喘息等の様々なアレルギーに悩まされつづけている。しかし、アレルギーの根本的な治療方法は未だ確立されておらず、アレルギーを防除するにはアレルゲンと呼ばれるアレルギーの原因物質を身辺から清掃等により除去し、アレルゲンとの接触を極力避ける以外実用的に有効な手段がなかった。
近年、没食子酸、ハイドロキシアパタイト等の化合物を用いるアレルゲンの不活化方法が提案されている(特開平6-279273号公報)。このような方法は、アレルギー防除において有効な手段として、注目されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、このような状況下、アレルゲンの不活化につき鋭意検討した結果、ザクロ科の植物であるザクロ(Punica granatum)の葉の抽出物がアレルゲンを不活化する能力を有することを見出し本発明に至った。
【0004】
すなわち本発明は、水および親水性溶媒から選ばれる少なくとも一種からなる溶媒(以下、抽出用溶媒と記す。)によるザクロの葉の抽出物(以下、本有効成分と記す。)を有効成分として含有することを特徴とするアレルゲン不活化剤(以下、本発明アレルゲン不活化剤と記す。)及び本発明アレルゲン不活化剤をアレルゲンの存在域に処理することを特徴とするアレルゲンの不活化方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
ザクロ(Punica granatum)は、ザクロ科の植物であり、その果実は世界中で食用に供されている。
本発明において、ザクロは葉の部分が用いられる。ザクロの葉は、生の状態であっても乾燥させた状態であってもよく、また、そのままの形態であっても粉砕された形態であってもよい。
【0006】
本発明に用いられる本有効成分は、褐色の粉末状であり、例えば以下のような方法により得られる。
ザクロの葉を、抽出用溶媒にしばらく浸漬させる。その後、ろ過等の方法によりザクロの葉を取り出し、残された抽出用溶媒を、留去、凍結乾燥等の方法により取り除く。
【0007】
浸漬とは、溶媒中に有効成分を抽出させるために、葉などの植物と溶媒とを接触させる処理のことであり、本発明において具体的にはザクロの葉を抽出用溶媒に漬け込む方法等が挙げられる。浸漬は例えば、静置条件下、あるいは攪拌条件下で行うことができ、また、室温条件下、あるいは加温条件下で行うことができる。
【0008】
抽出用溶媒が親水性溶媒または水と親水性溶媒とからなる混合溶媒である場合、ザクロの葉に対する抽出用溶媒の量は、通常、ザクロの葉1Kgにつき3〜20Lである。
浸漬温度は室温〜80℃であり、通常10〜50℃、好ましくは15〜30℃である。
浸漬時間は、約1日〜2ヶ月、通常は1〜5日である。
【0009】
抽出用溶媒が水である場合、浸漬温度は50℃以上であることが好ましい。浸漬は、通常加熱条件下で行われ、実際には、100℃またはそれに近い温度条件下で行われる。その際、途中で水を足しつつ行ってもよい。
浸漬時間は、約1〜24時間であり、通常は2時間〜12時間である。
【0010】
ザクロの葉の抽出用溶媒による浸漬の前に、疎水性溶媒による前処理を行うことにより、脂質や脂肪酸等の夾雑物を除去することができる。
前処理はザクロの葉を疎水性溶媒に浸漬する方法で行われ、前処理に用いられる疎水性溶媒の量は、通常ザクロ1Kgにつき3〜20Lであり、また、前処理の温度は15〜30℃である。
前処理時間は約1〜30日、通常24〜72時間である。
【0011】
本発明において親水性溶媒とは、15〜30℃において、混合割合に関わらず水との均一溶媒を形成し得る有機溶媒を意味する。
【0012】
親水性溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜3のアルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、アセトン等のケトン類等を挙げることができ、また、これらは2種以上の混合物であってもよい。
【0013】
疎水性溶媒とは、15〜30℃において同体積の水と混合した場合に二層に分離する有機溶媒と定義することができ、具体的には例えばジエチルエーテル、t-ブチルメチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ジクロロエタン、トリクロロエタン、クロロフォルム等のハロゲン化炭化水素溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ペンタン、へキサン等の脂肪族炭化水素類等を挙げることができる。また、これらは2種以上の混合物であってもよい。
【0014】
抽出用溶媒としては親水性溶媒が好ましく、中でも炭素数1〜3のアルコール類が好ましい。
【0015】
本発明アレルゲン不活化剤は本有効成分そのままの形態、水溶液剤(水性溶液)、油剤、乳剤、粉剤、懸濁剤、水和剤、噴霧剤、エアゾール剤、塗布剤等の本有効成分を含有する製剤の形態(以下、本製剤と記す。)等、種々の形態であり得る。
【0016】
本製剤は、通常、本有効成分を液体担体、固体担体等の担体と混合し、さらに必要により製剤用補助剤を添加する一般的に知られた方法により調製される。
【0017】
液体担体としては例えば水;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、アミルアルコール等の炭素数が1〜6の1価のアルコール、グリセリン、ブチルジグリコール、エチルジグリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール等の炭素数が2〜6の多価アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロへキサノン等のケトン類、へキサン、ケロシン、パラフィン、ラノリン誘導体、石油ベンジン等の脂肪族炭化水素類、酢酸エチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、シリコン油等の合成油脂類、大豆油、綿実油等の植物油類、ジメチルスルフォキシド、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
【0018】
また、固体担体としては例えば、珪酸、カオリン、活性炭、ベントナイト、珪藻土、タルク等の鉱物性粉末、小麦粉、デンプン等の植物性粉末、ポリ塩化ビニル等の合成ポリマー粉末等が挙げられる。
【0019】
製剤用補助剤としては例えば、乳化剤、分散剤、展着・湿潤剤、懸濁化剤、保存剤、噴射剤、増粘剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、塗膜形成剤等が挙げられる。
具体的には例えば、乳化剤として石鹸類、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、脂肪酸グリセリド、ソルビタン脂肪酸エステル、高級アルコールの硫酸エステル、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ等のアルキルアリールスルホン酸塩等、分散剤としてモノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノリノール酸デカグリセリル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルアミン等が挙げられ、展着・湿潤剤としては、液体担体としても用いられうるグリセリン、ポリエチレングリコール等が挙げられる。懸濁化剤としてカゼイン、ゼラチン、アルギン酸、カルボキシメチルセルロース、アラビアガム、ヒドロキシプロピルセルロース、ベントナイト等、保存剤としてパラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等、噴射剤として液化石油ガス、ジメチルエーテル、クロロフルオロカーボン類、窒素ガス、炭酸ガス、液化炭酸ガス、フロンガス(フロン11、フロン12等)、ペンタン等、増粘剤としてヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アラビアガム、ポリビニルアルコール、ポリビニルメタアクリレート、カラギナン、ペクチン、アルギン酸等、酸化防止剤としてトコフェロール、ジ-t−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ジ-t−ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、アスコルビン酸、セサモール、没食子酸イソプロピル等、紫外線吸収剤としてp―アミノ安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、クマリン、ベンゾフェノン、グアイアズレン等、塗膜形成剤としてポリビニルアルコール等が挙げられる。
本製剤には、本有効成分が通常0.1〜50重量%、好ましくは1〜30重量%含有される。
【0020】
噴霧剤は、例えば本有効成分を含有する乳剤、懸濁剤、水和剤等を必要により分散剤や界面活性剤等と共に水で希釈した希釈液、本有効成分を含有する水溶液剤または本有効成分を含有する油剤を、噴霧機構を有する容器に充填することで得られる。
エアゾール剤は、例えば本有効成分を含有する乳剤、懸濁剤等を必要により分散剤や界面活性剤等と共に水で希釈した希釈液、本有効成分を含有する水溶液剤または本有効成分を含有する油剤を、噴射剤等と共に噴射口を備えた耐圧容器に充填することで得られる。
塗布剤は、例えば本有効成分を含有する水溶液剤に必要に応じて塗膜形成剤等を含有させることにより得られる。
【0021】
油剤に含有される有機溶媒としては、本有効成分を溶解しうる有機溶媒が挙げられ、具体的にはジエチルエーテル等のエーテル類、ペンタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素類等が挙げられる。
【0022】
本発明アレルゲン不活化剤をアレルゲンの存在域に処理することによりアレルゲンを不活化し得る。
【0023】
本発明において、アレルゲンの不活化とはアレルゲンからアレルギーを引き起こす作用を失わせることを意味する。
【0024】
本発明アレルゲン不活化剤は、アレルゲンの存在域に散布、噴霧、塗布等の方法によって処理される。
【0025】
ここでいうアレルゲンとは、例えばダニ類(ダニの成虫、ダニの死骸、ダニの糞等)、動物の毛等の動物性アレルゲン、花粉等の植物性アレルゲン等が挙げられる。
アレルゲンとなり得るダニの例としては主に屋内塵性ダニが挙げられ、具体的にはコナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farmae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)等が挙げられる。
【0026】
本発明アレルゲン不活化剤が処理されるアレルゲンの存在域としては、具体的には例えば、アレルゲンが付着する床、壁面、生活用品等が挙げられ、生活用品の例としては、畳、ソファー、クッション類、カーペット、マット、絨毯、毛布、枕、布団、マットレス等が挙げられる。
【0027】
本発明のアレルゲン不活化剤は、例えば、床、生活用品等の表面に粉剤を散布する方法、床、壁面、生活用品等の表面にエアゾール剤、噴霧剤等を噴霧する方法、クッション類、枕、布団、マットレス等の生活用品の中綿にエアゾール剤、噴霧剤等を噴霧する方法、床、壁面等に塗布剤を塗布する方法等によりアレルゲンの存在域に処理される。
【0028】
本発明アレルゲン不活化剤の処理量は、床、生活用品等の表面に粉剤を散布する場合、また、床、壁面、生活用品等の表面にエアゾール剤、噴霧剤等を噴霧する場合において、1m2あたり本有効成分量に換算して通常0.1〜50g、好ましくは1〜10gである。絨毯、カーペット等には1m2あたり本有効成分量に換算して通常5g〜30gが処理される。また、クッション類、枕、布団、マットレス等の生活用品の中綿に、エアゾール剤、噴霧剤等を噴霧する場合、その処理量は1m3あたり本有効成分量に換算して通常0.1〜50g、好ましくは1〜5gである。床、壁面等に塗布剤を塗布する場合、その処理量は1m2あたり本有効成分量に換算して通常0.1〜50g、好ましくは1〜10gである。
なお、本発明アレルゲン不活化剤によりアレルゲンを不活化させるのに要する時間は、本発明アレルゲン不活化剤の処理後、通常1時間から3時間である。また、本発明アレルゲン不活化剤は、アレルゲン不活化後、必要に応じて掃除機等により施用場所から除去される。
【0029】
本発明アレルゲン不活化剤には必要に応じ、殺ダニ剤及びその共力剤、殺菌剤、防カビ剤等が含有される。具体的には例えば、殺ダニ剤としてはフェノトリン、ぺルメトリン、エンペントリン、プラレトリン等のピレスロイド系化合物、サリチル酸フェニル、安息香酸ベンジル、2−メトキシカルボニルー4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリド等、該殺ダニ剤の共力剤としてピペロニルブトキサイド、N−(2−エチルへキシル)−1−イソプロピルー4−メチルビシクロ[2,2,2]―オクト―5−エンー2,3−ジカルボキシイミド、N−(2-エチニル)―ビシクロ[2,2,1]―ヘプタ―5−エンー2,3−ジカルボキシイミド等、殺菌剤及び防カビ剤としてトリシクロサン(2,4,4'―トリクロロ−2'―ヒドロキシジフェニルエーテル)、塩酸クロロヘキシディン、p−クロローm―キシレノール、3―メチルー4―イソプロピルフェノール、カルバクロール、チモール、ヒノキチオール、カテキン、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾール、メチルー2−ベンズイミダゾールカーバメート、塩化ベンザルコニウム、N―(トリクロロメチルチオ)−4−シクロへキセ−1,2−ジカルボイミド、N―(フルオロジクロロメチルチオ)フタルイミド、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォニル)ピリジン等が挙げられる。
【0030】
また本発明アレルゲン不活化剤には、必要に応じて芳香を有する植物精油が含有される。芳香を有する植物精油としては、例えばキャロット油、アップル油、ストロベリー油、レモン油、シトロネラ油、オレンジ油、ローズマリー油、ウイキョウ油、アニス油、ペパーミント油、ローズ油、ユーカリ油、パルマローサ油、クローブ油、パインニードル油、アビエス油、イランイラン油、シナモン油、キャラウェー油、サイプレス油、ヒノキ油、ジンジャー油、タイム油、オレガノ油、ぺリラ油、クミン油、ヒソップ油、マヌカ油等があげられる。
その量は、本発明アレルゲン不活化剤の効果を損なわない範囲であり、精油の芳香の強さに応じて変わり得るが、通常は本製剤中に0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
【0031】
また本発明アレルゲン不活化剤を、アレルゲン付着前またはダニ発生前の床、壁面、生活用品等にあらかじめ処理しておくことによりアレルギーを予防することもできる。
【0032】
【実施例】
以下、本発明アレルゲン不活化剤の製剤例および試験例をあげて、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
まず本発明アレルゲン不活化剤の製剤例を示す。尚、断りのない限り、部は重量部を表わす。
【0033】
製剤例1
十分に乾燥させたザクロの葉1000gを室温にて1週間クロロフォルム10Lに浸漬した。その後、ろ過によりザクロの葉を取り出し、該ザクロの葉を次いでメタノール10Lに1週間浸漬させた。ろ過によりザクロの葉を除去し、残った溶液からメタノールをエバポレーターにより留去し、褐色、粉末状のザクロの葉のメタノール抽出物45gを得た。
【0034】
製剤例2
十分に乾燥させたザクロの葉1000gを室温にて1週間クロロフォルム10Lに浸漬した。その後、ろ過によりザクロの葉を取り出し、該ザクロの葉を次いで水5Lに加え、時々水を足しながら2時間沸騰させた。しばらく放置して室温に戻してから、ろ過によりザクロの葉を除去した。残った溶液を凍結乾燥することにより、褐色、粉末状のザクロの水抽出物100gを得た。
【0035】
製剤例3
ザクロのメタノール抽出物10部、エタノール40部、ベンジルアルコール20部及び水30部をよく攪拌混合し、水溶液剤を得る。
【0036】
製剤例4
ザクロのメタノール抽出物5部、エタノール10部及び水85部をよく攪拌混合し、水溶液剤を得る。
【0037】
製剤例5
ザクロのメタノール抽出物5部、エタノール40部、ラベンダー油1部及び水54部をよく攪拌混合し、水溶液剤を得る。
【0038】
製剤例6
ザクロのメタノール抽出物10部を溶かして全体を50部としたエタノール溶液をエアゾール容器に充填する。該容器にバルブを付けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤(フロン11とフロン12の1:1の混合物)50部を加圧充填し、エアゾール剤を得る。
【0039】
製剤例7
ザクロのメタノール抽出物2部を溶かして全体を20部としたエタノール溶液と、珪藻土80部とを混合し、よく撹拌後、乾燥して粉剤を得る。
【0040】
試験例1
コナヒョウヒダニを約3ヶ月間飼育培養した飼育培地(日本クレア(株)製CE−2)を0.1g取り、加熱処理によって生ダニを死亡させた。次いで、該培地をザクロのメタノール抽出物250mgと10%エタノール液10mlとの混合物に添加して試験液(これを試験液aとする。)を得た。ザクロのメタノール抽出物250mgを含まないこと以外は前記と同様の手順を行い、試験液(これを試験液bとする。)を得た。試験液a、bを3時間放置した後、ろ過した。該濾液0.5mlに、TWEEN20が0.05%となるように添加された0.1Mリン酸緩衝液5mlを各々混合し、試験液aから本発明アレルゲン不活化剤処理済の試験液(これを試験液Aとする。)及び試験液bから本発明アレルゲン不活化剤未処理の試験液(これを試験液Bとする。)を調製した。試験液A、Bについて、コナヒョウヒダニの主要アレルゲンであるDerIIと特異的に反応するモノクロナ−ル抗体を用いたELISA法により、ダニアレルゲンの存在を調べた。その結果、試験液Aでは全くアレルゲンの存在が確認されなかったのに対して、試験液Bには明らかにアレルゲンの存在が確認された。
【0041】
【発明の効果】
本発明により、アレルゲンを不活化する剤及び該剤を用いたアレルゲンの不活化方法を提供できる。
Claims (3)
- 水および親水性溶媒から選ばれる少なくとも一種からなる溶媒によるザクロの葉の抽出物を含有することを特徴とするアレルゲン不活化剤。
- 水および親水性溶媒から選ばれる少なくとも一種からなる溶媒がアルコール類である請求項1に記載のアレルゲン不活化剤。
- 請求項1または2に記載のアレルゲン不活化剤を用いてアレルゲンの存在域を処理することを特徴とするアレルゲンの不活化方法。
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