JP4914836B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は半導体集積回路にかかわり、特には信号線の信号波形の傾きを検出する技術に関する。
従来から、半導体集積回路の出力信号線の信号波形の傾きを検出する方法では、特許文献1に示されるように、信号波形の“L”レベル側の到達時間と“H”レベル側の到達時間とを比較器で検出し、その遷移時間を波形の傾きに換算している。
米国特許(US6278305号)の図1−図3
しかしながら、上記従来の信号波形の傾き検出方法やそれに基づいて波形を補正する方法には、2つの課題がある。第1には、クロストークなどにより波形が異常波形(意図しない逆遷移、グリッチ(glitch:ひげ状のパルス)等)が生じた場合、遷移時間が誤認識されてしまう。第2には、製造ばらつきなどに起因する比較器自体の過渡応答時間により、波形の傾きに対して誤差が生じる。
したがって、本発明の主たる目的は、信号波形の傾きの検出やその検出結果に基づいた波形の補正が実施されても、遷移時間の誤認識や波形の傾きに対して誤差が生じない半導体集積回路を提供することである。
上述した目的を達成するために本発明による半導体集積回路は、
信号線と、
前記信号線の電圧レベルを検出する電圧レベル検出器と、
前記電圧レベル検出器が検出する前記電圧レベルに基づいて、前記信号線の非活性電圧状態から活性電圧状態へ遷移する遷移期間の時間長を検出する遷移時間検出器と、
を備え、
前記電圧レベル検出器は、前記遷移期間において、前記信号線の電圧レベルを検出する。これにより、信号線の信号波形の傾きを精度良く検出できる。
なお、前記遷移時間検出器は、前記電圧レベル検出器が検出する前記電圧レベルに基づいて、前記遷移期間中に逆遷移が生じるか否かをさらに判断する、という態様がある。そうすれば、意図しない波形の逆遷移などの異常も検出できる。
なお、前記信号線遷移時間検出器は、少なくとも1つのNMOSトランジスタを有し、当該NMOSトランジスタのゲートには前記信号線が接続され、当該NMOSトランジスタのソースには第1の電圧が設定され、当該NMOSトランジスタのドレインには、前記信号線が非活性電圧状態から活性電圧状態へ遷移する遷移期間より前に前記第1の電圧より大きな電圧が設定され、
前記電圧レベル検出器は、前記遷移期間において前記NMOSトランジスタのドレイン電圧を検出し、
前記信号線遷移時間検出器は、前記電圧レベル検出器が検出する前記ドレイン電圧に基づいて、前記遷移期間の時間長を検出する、という態様がある。そうすれば、信号線の信号波形の傾きを精度良く検出できる。
なお、前記NMOSトランジスタは、その閾値電圧が所望値となるようにその基板電圧が設定される、という態様がある。そうすれば、さらに定義した任意の電圧範囲での信号線の信号波形の傾きを精度良く検出できる。
なお、前記NMOSトランジスタの基板電圧値は、前記NMOSトランジスタが形成されているウェル上の前記トランジスタを挟む基板コンタクトから供給される基板電圧値によって設定される、という態様がある。そうすれば、NMOSを形成するウェルを別々に分離する必要がなく、各々のNMOSの基板電圧値を設定できるので、半導体基板に占める回路面積を削減することができる。
なお、前記電圧レベル検出器は、
そのソースには第2の電圧が設定され、そのドレインには前記遷移期間の開始前に前記第2の電圧より低い電圧が設定され、そのゲートには前記信号線が接続されるPMOSトランジスタと、
そのドレインには前記PMOSトランジスタのドレインが接続されそのゲートには前記NMOSトランジスタのドレインが接続されたNMOSトランジスタと、
を有しており、
当該電圧レベル検出器は、前記遷移期間内で前記PMOSトランジスタのドレイン電圧を検出し、
前記遷移時間検出器は、前記電圧レベル検出器が検出する前記PMOSトランジスタのドレイン電圧に基づいて、前記遷移期間の時間長を検出するとともに、当該遷移期間中に逆遷移が生じるか否かを判断する、という態様がある。そうすれば、信号線の信号波形の傾きを精度良く検出できる。さらに、意図しない波形の逆遷移などの異常も検出できる。
なお、前記PMOSトランジスタは、その閾値電圧が所望値となるようにその基板電圧が設定される、という態様がある。そうすれば、信号線の信号波形の傾きを精度良く検出した上で、実際の波形の傾きを定義した波形に精度良く補正できる。
なお、前記電圧レベル検出器は、そのゲートには前記信号線が接続され、その基板電圧が制御可能な少なくとも1つのMOSトランジスタを有する、という態様がある。そうすれば、信号線の信号波形の傾きを精度良く検出できる。さらに意図しない波形の逆遷移などの異常の検出のみならず、定義した任意の電圧範囲での逆遷移の波形の傾きを精度良く検出できる。
なお、前記遷移時間検出器の検出結果に基づいて前記信号線の信号波形の遷移時間を調整する遷移時間調整器をさらに備える、という態様がある。そうすれば、信号線の信号波形の傾きを精度良く検出した上で、実際の波形の傾きを、定義した波形に精度良く補正できる。
なお、上述した各文において記載された”定義した波形”や”定義した任意の電圧範囲”とは、設計時において設計に携わる者が定義するものであって、この発明が実施される半導体集積回路が駆動する際において、設計上、最適と思われる各種の値を示している。
なお、前記遷移時間調整器としては、種々の態様があるが、前記信号線の受信部の感度を調整することで前記遷移時間を調整する、という態様がある。そうすれば、実際の波形の傾きに応じた受信側の感度を調整でき、波形の受信エラーを防ぐことができる。前記受信部は、例えば、差動回路で構成される。
なお、前記信号線の受信部は、
第一のクロックで同期する複数のレジスタと、前記第一のクロックでカウントする第一のカウンタと、
前記第一のカウンターの出力で、前記複数のレジスタの内の1つに前記信号線の値を取り込み、更に、第2のクロックでカウントする第2のカウンターと、
前記複数のレジスタの出力のうち1つを前記第2のカウンターで選択するセレクター回路と、
を有し、
前記第2のカウントのMSB値は、信号線の遅延値に応じて調整されるという態様がある。そうすれば、設計時に定めた信号遅延時間より更に遅い場合でも、レイテンシー(latency:伝送遅延であって、メモリアクセスなどの際のCPUの待ち時間)を増加させることなく、信号線が高速伝送可能となる。
なお、前記差動回路は、前記信号線にゲートが接続された少なくとも2つのMOSトランジスタを有し、当該MOSトランジスタの基板電圧値は、前記NMOSトランジスタが形成されているウェル上の前記トランジスタを挟む基板コンタクトから供給される基板電圧値によって設定される、という態様がある。そうすれば、MOSを形成するウェルを別々に分離する必要がなく、各々のMOSの基板電圧値を設定できるので、面積を削減することができる。
なお、前記遷移時間調整器は、前記信号線に接続された増幅部の感度を調整することで前記遷移時間を調整する、という態様がある。そうすれば、送信ドライバーを補正しないので、信号線の距離を短くでき、小面積、消費電力の削減、高速調整が可能となる。
なお、前記増幅部は、前記信号線の転送周波数が任意の周波数値以下のときに遮断される、という態様がある。そうすれば、低周波時に意図的に増幅する必要がなくなって消費電力の削減が図れる。
なお、前記受信部の終端抵抗は、前記信号線の転送周波数が任意の周波数値以下のときに遮断される、という態様がある。そうすれば、低周波時に意図的に終端させる必要がなくなってDC電流が発生しなくなるので、消費電力の削減が図れる。
なお、前記遷移時間調整器は、前記信号線の抵抗値と容量値の積を調整することで前記遷移時間を調整する、という態様がある。そうすれば、実際の波形の傾きを、定義した波形に対する調整幅を広くした状態で精度良く補正できる。
なお、前記送信側ドライブ能力調整器は、前記送信側のデータ遷移状態に応じて、信号転送時間を制御する、という態様がある。そうすれば、データ転送周波数に応じて、信号転送時間が異なり、周波数変調できるので、信号線がより高速伝送可能となる。
なお、前記遷移時間検出器は、
位相の異なるクロックを生成する位相シフトクロック生成器と、
前記位相シフトクロック生成器で生成される前記クロックに同期して前記電圧レベル検出器の検出結果を保持する情報保持器と、
前記情報保持で保持している前記電圧レベル検出結果と期待値とを比較する比較器と、
を備える、という態様がある。そうすれば、信号線の信号波形の傾きを精度良く検出できる。さらに、補正中のノイズを遮断でき、実際の波形の傾きを定義した波形に精度良くかつ高速に補正できる。
なお、前記位相シフトクロック生成器は、
互いに並列に接続された複数のインバータと、
前記複数のインバータの出力を制御信号によって切り替える選択回路と、
を有し、
前記複数のインバータの各MOSトランジスタの基板電圧値は、前記各MOSトランジスタが形成されているウェル上の前記各MOSトランジスタを挟む基板コンタクトから供給される基板電圧値によって設定される、という態様がある。そうすれば、信号伝送方向の両端で設定された基板電圧値で各々のインバータの遅延値が設定できるので、簡単なレイアウト構成にて各インバータの遅延差に細かな設定を行うことが可能となるうえに小面積化が可能となる。
なお、前記遷移時間検出器は、前記比較器の比較結果同士の差分を演算する演算器を有し、当該遷移時間検出器は前記比較器での比較結果が良好な最小の位相差に関する情報を出力する、という態様がある。そうすれば、すべての検出器からの情報を処理できるので、信号線の信号波形の傾きを精度良くかつ高速に検出できる。さらに、実際の波形の傾きを定義した波形に精度良く補正できる。
なお、前記遷移時間検出器は、前記電圧レベル検出器の検出結果同士の電圧差分と基準電圧値とを比較する比較器を有する、という態様がある。そうすれば、簡易な構成で本発明を実現できる。
なお、前記信号線はクロック信号線である、という態様がある。そうすれば、クロックのスキューによる半導体集積回路の動作周波数のオーバーヘッドを削減できる。
なお、前記信号線は、バスラインである、という態様がある。そうすれば、バスの高速伝送が可能となり、半導体集積回路のバスのレイテンシーを削減することが可能となる。
なお、前記信号線の受信部を有し、
前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記受信部が期待値以外を検出した後にそれらの処理を実行する、という態様がある。そうすれば、必要なときのみ各回路要素が動作するので、消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器との出力をそれぞれ記憶する記憶装置をさらに有し、
前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、当該半導体集積回路の出荷検査時にそれらの処理を実行して、それら処理の結果を前記記憶装置に記憶する、という態様がある。そうすれば、歩留まりを低下させる信号波形の乱れの要因成分を実使用に先だって調整することが可能になる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線の動作周波数が任意の値以上のときにそれらの処理を実行する、という態様がある。そうすれば、高速伝送でタイミングがクリティカルなときのみ補正されるので、消費電力の削減を図ることが可能となる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線の動作周波数が任意の値以下のときにそれらの処理を実行する、という態様がある。そうすれば、低速伝送でタイミング制約がぎりぎりまで遅延時間を調整可能となり、信号線の電圧振幅を低くできるので、消費電力の削減を図ることが可能となる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、当該半導体集積回路の出荷後の任意の期間ごとにそれらの処理を実行する、という態様がある。そうすれば、信号線にかかわる各回路の経年劣化による信号波形の精度の劣化を補正できる。また、半導体集積回路を実使用期間において断続的に補正処理が実施されるので、消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、当該半導体集積回路の温度が任意の値以上のときにそれらの処理を実行する、という態様がある。そうすれば、高温で信号線の特性を劣化させる要因となる抵抗や送信部の影響に基づく信号波形の傾きを精度良く検出できる。また、ある温度未満では補正処理動作を停止させることにより消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、当該半導体集積回路の温度が任意の値以下のときにそれらの処理を実行する、という態様がある。そうすれば、低温で信号線の特性を鋭敏にさせる要因となる抵抗や送信部の影響に基づく信号線の信号波形の異常遷移を精度良く検出できる。また、ある温度超では補正処理動作を停止させることにより消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線の振幅電圧が任意の値以上のときにそれらの処理を実行する、という態様がある。そうすれば、高電圧で信号線の特性を鋭敏にさせる要因となる抵抗や送信部の影響に基づく信号線の信号波形の異常遷移を精度良く検出できる。信号線の信号波形の傾きを精度良く検出できる。また、ある電圧未満では補正処理動作を停止させることにより消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線の振幅電圧が任意の値以下のときにそれらの処理を実行する、という態様がある。そうすれば、低電圧で信号線の特性を劣化させる要因となる抵抗や送信部の影響に基づく信号線の信号波形の傾きを精度良く検出できる。また、ある電圧超では補正処理動作を停止させることにより消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線の活性化率が任意の値以上のときにそれらの処理を実行する、という態様がある。そうすれば、ある活性化率未満では補正処理動作を停止させることにより、消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線にかかわる機能ブロックが動作を開始する際にそれらの処理を実行する、という態様がある。そうすれば、必要がないときは、これらの回路要素を停止させることにより、消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、停止時に電源を遮断する、という態様がある。そうすれば、これらの回路要素の電流リークがなくなって、消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、前記電圧レベル検出器は、停止時における当該電圧レベル検出器の検出結果を保持する、という態様がある。そうすれば、これらの回路要素が停止時も補正情報を遷移時間調整器に伝達できる。また、遷移時間調整器における消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、外部接続用のパッドと、
前記電圧レベル検出器の検出結果を出力する検出結果出力線と、
をさらに有し、
前記検出結果出力線が前記パッドに接続される、
という態様がある。そうすれば、これらの回路要素を事前に正常動作しているかを出荷前に容易に検査でき、正常動作できるように回路構成をトリミングすることが可能になる。
なお、前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、当該半導体集積回路内に自己テスト機能を具備する、という態様がある。そうすれば、信号線の信号波形の遷移時間の補正を行う前に、これらの各回路要素が正常動作しているかを高速にかつ容易に検査でき、その検査結果に基づいて正常動作が可能となるように回路構成をトリミングすることができる。
なお、前記信号線の受信部をさらに備え、
前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記受信部を調整するものであって、当該受信部に近い箇所に配置されている、という態様がある。そうすれば、受信部の補正命令を高速に伝達できる。さらには信号線の面積オーバーヘッドを削減できて消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、前記信号線の送信部をさらに備え、
前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記送信部を調整するものであって、当該送信部に近い箇所に配置されている、という態様がある。そうすれば、送信部の補正命令が高速に伝達できる。さらには、信号線の面積オーバーヘッドを削減できて消費電力の削減を図ることが可能になる。
なお、前記信号線の送受信部をさらに備え、
前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器と前送受信部とは、電源電圧が共通である、という態様がある。そうすれば、これらの回路要素専用の電源ラインの面積オーバーヘッドを削減でき、物理配置設計を容易にすることが可能となる。
なお、前記信号線にかかわる機能ブロックに基板電圧を供給する基板電圧制御器をさらに備え、
前記MOSトランジスタの基板電圧として、前記基板電圧制御器の出力電圧を用いる、という態様がある。そうすれば、これらの回路要素専用の基板電圧制御器および基板信号線ラインの面積オーバーヘッドを削減できて、消費電力の削減を図ることが可能になる。
本発明を別の視点から見ると次のように構成される。すなわち、本発明の半導体集積回路は、
信号線と、
任意の位相差をもつ複数のクロックを発生させるクロック発生器と、
前記複数のクロックの内の1つに同期して参照電圧と前記信号線の電圧値とを比較する複数の増幅回路と、
を有し、
前記増幅回路の参照電圧値はそれぞれ異なる。これにより、信号線が遷移する際、信号線の電位が、任意に設定されたクロック位相差内に入っているかどうかを検出することが可能になる。
なお、前記複数の増幅回路の出力値が期待値と一致するか否かを検出する比較回路をさらに有する、という態様がある。そうすれば、各時間において、信号線の電圧値が各々の増幅回路の参照電圧を超えたか否かを判定することが可能となり、信号線の波形傾きが、任意に設定されたクロック位相差内に入っているかどうかを検出することが可能となる。
本発明によれば、電圧レベル検出器により信号線の電圧レベルを検出し、遷移時間検出器により電圧レベル検出器からの情報を用いて信号線の非活性電圧状態から活性電圧状態への遷移時間とその遷移中に逆遷移があるか否かを検出し、遷移時間調整器により遷移時間検出器からの情報に基づいて信号線の信号波形の遷移時間を調整している。そのため、本発明は、信号線の信号波形の傾きを精度良く検出でき、意図しない波形の逆遷移などの異常も検出できるとともに、実際の波形の傾きを定義した波形に精度良く補正できる。
以下、本発明の好ましい具体例について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態における半導体集積回路1の構成を示す回路図である。10は半導体集積回路1中の信号線回路である。信号線回路10は、送信回路11と、信号を増幅する増幅回路12と、受信回路13とを備える。21は送信回路11と増幅回路12との間の信号線の電圧レベルを検出する第1の電圧レベル検出回路である。22は増幅回路12と受信回路13との間の信号線の電圧レベルを検出する第2の電圧レベル検出回路である。電圧レベル検知回路21,22はMOSトランジスタから構成されており、信号線の信号を3つのNMOSトランジスタQN1,QN2,QN3のゲートと1つのPMOSトランジスタQP4のゲートとで受信する(符号D参照)。また、電圧レベル検知回路21,22は、各クロックCLK1,CLK2,CLK3がゲートに入力されるPMOSトランジスタQP1,QP2,QP3を備えており、信号が遷移する前に出力線OUT1,OUT2,OUT3をプリチャージする。つまり、電圧レベル検知回路21,22は、ドミノ回路の構成を有する。なお、電圧レベル検出回路は21,22のみではなく、信号線の複数の箇所に設けた方が精度良く信号波形の傾きを検出することができるが、ここでは図示していない。23は電圧レベル検出回路21,22の検出結果を用いて遷移時間(信号波形の傾きに相当)を検出する遷移時間検出回路である。24は遷移時間検出回路23の結果に基づいて遷移時間を調整することによって信号波形を補正する遷移時間調整回路である。遷移時間調整回路24は、信号線回路10の特性を補正することによって遷移時間を調整する。その調整方法については後述するように様々に考えられるが、ここでは端子Tcの値を調整することによって遷移時間を調整するものとする。25はテスト・モード制御回路である。テスト・モード制御回路25は、テスト回路25aとモード制御回路25bとを有する。テスト回路25aは、電圧レベル検知回路21,22と遷移時間検出回路23と遷移時間調整回路24とをテストする。モード制御回路25bは、テスト対象となる各回路21,22,23,24を制御する。26は半導体集積回路1の機能を実現する機能回路であって信号線回路10によって伝送される信号を受信して所定の処理を行う。なお、図示しないが信号線回路10の送信側にも同様に機能回路26を設けてもよい。27は基板電圧制御回路である。基板電圧制御回路27は、機能回路26に所望の基板電圧を供給する。28は半導体集積回路1の温度、電圧、周波数を検知する検知回路である。検知回路28はテスト・モード制御回路25に接続される。29はCPUタイマーである。CPUタイマー29はテスト・モード制御回路25に接続される。30は信号線回路10の活性化率を検知する活性化率検知回路である。31は信号線回路10が正常な期待値を出力したかを判定する比較回路である。比較回路31はテスト・モード制御回路25に接続される。
図1を参照して半導体集積回路1の動作を説明する。信号線回路10が起動する前に、基板電圧が基板電圧制御回路27から電圧レベル検出回路21,22の各MOSトランジスタの基板BN3,BN2,BN1,BP2に印加される。なお、基板電圧制御回路27はさらに受信回路13の基板電圧を制御してもよい。また、各NMOSトランジスタQN1,QN2,QN3のソースに0V,VDD/2−Vt,VDD−Vtの電圧が印加される。また、PMOSトランジスタQP4のソースにVDD/2+Vtの電圧が印加される。ここで、VDDについては、信号線回路10の信号電圧振幅幅が0VからVDDまであると定義する。また、VtはMOSトランジスタの閾値であり、300mVになるように基板電圧制御回路27から基板電圧が印加される。また、信号線回路10中の信号線が活性化される前に、電圧レベル検出回路21,22のクロックCLK1,CLK2,CLK3は、一度“H”レベルから“L”レベルに遷移した後、“H”レベルになっており、出力線OUT1,OUT2,OUT3は、PMOSトランジスタQP1,QP2,QP3のソースに供給された電圧値になっている。また、出力線OUT4は、NMOSトランジスタQN4のソースに供給された電圧値になっている。その後ある時間を経て、信号線回路10の信号線が0VからVDDに遷移する。その時、出力線OUT1から出力線OUT3の順番で“H”レベルから“L”レベルに遷移する。ここで、信号線回路10の信号線が、VDDまで遷移する期間中に、一度VDD/2以下に遷移したのち、次いでVDDまで遷移すると、出力線OUT4は“L”レベルから“H”レベルに遷移する。これが逆遷移検出である。出力線OUT1〜OUT4が“H”レベルから“L”レベルに遷移する時間を遷移時間検出回路23Aで計測し、その時間情報を遷移時間調整回路24に供給する。遷移時間調整回路24は、供給されるその時間情報と事前に定義しておいた信号遷移時間の情報とを比較し、実際の信号線の遷移時間情報が予め定義しておいた遷移時間情報と異なる場合、信号線回路10の各構成素子の値を調整する。
以上のように本実施の形態によれば、信号線の信号波形の傾きを精度良く検出できる。さらに、意図しない波形の逆遷移などの異常も検出できる。
次に上記をさらに具体化した構成について説明する。図2は、電圧レベル検出回路21の詳細である。PMOSトランジスタQP1,QP2,QP3の電源は、電圧供給回路21Aから供給される。電圧供給回路21Aは、電源と接地の間に接続された抵抗の各節の電圧が基準電圧値として入力される複数の増幅器1を有する。増幅器1は、増幅器1の出力電圧値が、基準電圧値へと補正されるようなフィードバック構成を有する。電圧供給回路21Aの各増幅器1から各電源電圧値がPMOSトランジスタQP1,QP2,QP3の電源に供給される。ここで本実施形態においては、各々のMOSトランジスタQP1,QP2,QP3,QN1,QN2,QN3のソース電位と、基板電位やクロックとは個別に制御することが可能となっている。
図3は、基板電圧値BP1,BN1,BP2,BN2,BP3,BN3の供給方法の詳細であり、電圧レベル検出回路21のうち増幅器と抵抗を除く3つのPMOSトランジスタQP1,QP2,QP3と3つのNMOSトランジスタQN1,QN2,QN3の物理レイアウト図を示している。NWELL上にPMOSトランジスタQP1,QP2,QP3が、PWELL上にNMOSトランジスタQN1,QN2,QN3が配置されている。これら6つのMOSトランジスタQP1,QP2,QP3,QN1,QN2,QN3のソースは、それぞれ、別々の配線に接続されており、順にVDD1,VDD2,VDD3,VSS1,VSS2,VSS3の電位が供給される。PMOSトランジスタQP1のドレインとNMOSトランジスタQN1のドレインとは共通に接続されている。同様に、PMOSトランジスタQP2のドレインとNMOSトランジスタQN2のドレインとは共通に接続されている。同様に、PMOSトランジスタQP3のドレインとNMOSトランジスタQN3のドレインとは共通に接続されている。各MOSトランジスタQP1,QP2,QP3,QN1,QN2,QN3のドレインは、OUT1,OUT2,OUT3の配線を介して外部に出力される。また、NWELLに基板タップBP11,BP12,BP21,BP23,BP31、PWELL上に基板タップBN11,BN12,BN21,BN23,BN31が設けられる。それぞれの基板タップの基板電圧値は、本実施形態では、BP11=1V、 BP12=1.2V、BP21=1.2V、BP23=1.4V、BP31=2V、BN11=−1V、BN12=−0.8V、BN21=−0.8V、BN23=−0.6V、BN31=0が供給される。各MOSトランジスタの基板電圧値の設定に関しては、例えば、基板タップBP11,BP12の電圧値の抵抗分割による中間電圧値が、PMOSトランジスタQP1の基板電圧値となる。仮にPMOSトランジスタQP1の閾値特性が、トランジスタの形状やチャンネル領域の注入濃度のばらつきによって、PMOSトランジスタQP2,QP3と異なっていても、基板タップBP11の電圧を調整することによって、PMOSトランジスタQP2、QP3と同様な値となるようにPMOSのトランジスタQP1の閾値を変更することが可能となる。つまり、トランジスタのランダムな特性ばらつきに関して特性補正することが可能である。更に、図3の物理レイアウト配置は、PMOSトランジスタQP1,QP2,QP3を形成する各NWELL,PWELLを分離せずに基板電圧を調整可能にできるところに特徴がある。つまり、従来は異なる基板電位をMOSトランジスタに供給する場合、その電位供給は、WELLを分離することによって行われていた。その場合、各PMOSトランジスタQP1,QP2,QP3を形成する各々NWELL,PWELLを分離するレイアウト配置が必要となる結果、WELLを分離させる間隔が生じて面積オーバーヘッドが生じる。しかしながら、図3に示す本実施の形態の物理レイアウト配置では、WELLを分離させる間隔が生じないので、レイアウト面積削減が可能となる。なお、図3では、PMOSトランジスタQP1,QP2間の基板タップは、各WELLで2個ずつ配置しているが、トランジスタ特性補正の精度を粗くする場合は、1個でも良い。また、このようなレイアウトは電圧レベル検出回路21においてのみではなく、異なる基板電位をMOSトランジスタに供給したい場合には有効である。
図4は、半導体集積回路1の詳細図面であり、機能回路26としてプロセッサとメモリ制御部が存在する場合に、その間で信号をやり取りするデータバスに本発明を適用した例である。メモリ制御部は、PADを介して、外部とデータをやりとりする。外部とメモリ制御部のデータのやりとりは、DDRや通常のCMOS伝送など様々なインターフェース仕様が考えられる。メモリ制御部は、プロセッサA,プロセッサB,プロセッサCとの間で信号線回路10を介してデータ通信を行う。各プロセッサとメモリ制御部との間の信号線回路10は、図面で示したようなバス幅(32ビット,64ビット,128ビット等)で構成される。また、プロセッサCとメモリ制御部との間ではデータ転送クロックαをデータ線と併走して設けてクロック同期でデータ転送を行う。データ転送クロック線とデータ線を併走させると、配線遅延などがほぼ同じになるので、クロック信号線とデータ線とを併走させない場合より、配線データ通信がより実現し易い。
図5は、本発明を複数のチップにまたがって実装した電子装置1Dの詳細の一例である。チップ1は、チップ2,3,4と信号線回路10を介してデータ通信をする。信号線回路10内の各電圧レベル検出回路21,22は、各々のチップに形成されている。なお、信号線を囲む周りの材質は、シリコンなどの半導体であっても良いし、何も設けられていなくても良い。
図6は、信号線回路10と機能回路26との間の接続の一例を示した詳細図である。機能回路26はフリップフロップFFによってデータを受信している。その他の構成については例えばプロセッサでもメモリ制御部でも良く、特に限定はしない。受信回路13は、カウンター1E1,カウンター1E2,レジスタREG[1:4],セレクター回路1E3を備える。レジスタREG[1:4]はデータ線からデータが入力され、カウンター1E1からの出力信号によって制御される。すなわちカウンター1E1から4本の出力信号が出力され、その4本のうち一本がイネーブルとなり、そのイネーブルになっているレジスタREGのデータだけが取り込まれる。各レジスタREG[1:4]の出力は、カウンター1E2からの出力信号を制御信号とするセレクター回路1E3で4個のうち1個のデータが選択され、機能ブロック26中のフリップフロップFFにデータが取り込まれる。データ転送クロックαは、カウンター1E1をインクリメントする。
仮に、設計時、レジスタREG[1:4]のうち、2個しか使用しておらず、この状態でデータ転送クロックαによって、カウンター1E1は、1から2までカウントし、データは、各レジスタREG[1:2]までに入力されるように設定してあると仮定する。さらには、機能回路26のクロックβでカウントされるカウンター1E2も、1から2までのデータを選択できるように設定してあると仮定する。そうした場合に、製造後、データ到着時間と機能回路26のクロックβの立ち上がりエッジ到着時間の遅延との間の差が大きくなると、受信回路13の出力期待値が異なってしまう。その際のタイミングチャートを図7に示す。なお、機能回路26のクロックβとして、データ転送クロックαを用いても良い。この図において、横軸は時間であり、縦軸は、データ転送クロックα、機能ブロッククロック、信号線のデータがどのサイクルのデータ転送クロックαで転送されたかがわかるサイクル数、カウンター1E1のカウント値(10進)、各レジスタの出力がどのサイクルのデータ転送クロックαで転送されたかがわかるサイクル数、カウンター2E2のカウント値、および機能回路26のフリップフロップの出力値がどのサイクルのデータ転送クロックαで転送されたかがわかるサイクル数をそれぞれ示す。この場合、レイテンシー(クロック周期の倍数)は3である。CMP.131にて出力された結果をモード制御回路25に伝達し、モード制御回路25から遅延時間調整回路24にて、信号線回路10の送信回路を高速にする。次以降のサイクルでも出力期待値が異なる場合は、TC[2]にてカウンター2E2のカウント値を1個ずらすことによりレイテンシー(クロック周期の倍数)は、2だけで、信号線データは確実に機能回路26に伝送できる。なお、図7は、カウント数変更とかかれた箇所の各ノードのタイミングチャートである。
また、[(データ転送クロックαの立ち上がりエッジと機能回路26のクロックβの立ち上がりエッジの遅延差)+データ転送時間]方が、[(データ転送のレイテンシー:クロック周期の倍数)−(レジスタの数M−1)×クロック周期]より小さい場合のタイミングチャートを図8に示す。横軸は時間であり、縦軸は、データ転送クロックα、機能ブロッククロック、信号線のデータがどのサイクルのデータ転送クロックαで転送されたかがわかるサイクル数、カウンター1E1のカウント値(10進)、各レジスタの出力がどのサイクルのデータ転送クロックαで転送されたかがわかるサイクル数、カウンター2E2のカウント値、および機能回路26のフリップフロップの出力値がどのサイクルのデータ転送クロックαで転送されたかがわかるサイクル数をそれぞれ示す。
TC[1]にてレジスタREG[1:4]の使用数を1つ増やす。データ転送クロックαの立ち上がりエッジと機能回路26のクロックβの立ち上がりエッジの遅延差は、位相比較器1E5にて検出され、データ転送時間は、電圧レベル検出回路21及び22でデータが、VDD/2に遷移した時間差で求められる。
また、TC[1]にてレジスタREG[1:4]の使用数を1つ増やすと同時にカウンター1E2も同様にTC[1]にてカウント値を増加させ、TC[2]にてカウント値を1つづらし、REG[1:3]の取り込んだデータが、選択できるようにセレクター回路1E3を制御する。このような構成をとることにより、データ転送クロックαの遅延とデータ到着時間及び機能回路26のクロックβの遅延が、設計時より大きく異なった場合でも、レジスタREG[1:M]の使用数を可変に調整でき、レイテンシー(クロック周期の倍数)は、2だけで、データ通信を安定して動作させることが可能となる。なお、データ転送クロックαは、図4のメモリ制御部から転送されてもよいし、半導体集積回路1内のクロック生成回路から転送されてもよい。
図9は、図6で示した例の別の回路図である。電圧レベル検出回路22と受信回路13と期待値比較回路31とをより簡易に実現した例である。図9では電圧レベル検出回路22は、3つの差動回路1EC1から構成される。各々の差動回路1EC1は、図10A、図10Bで示す回路構成を有する。差動回路1EC1は、クロック11,12,13に同期して入力信号電圧値と各参照電圧Vref1,Vref2,Vref3との差分を増幅する。図10Aと図10Bとの差異は、え差動ペアトランジスタがPMOSトランジスタで構成されているか、NMOSトランジスタで構成されているかの違いである。また図9の受信回路13は、3つのレジスタで構成され、各差動回路1EC1の出力がそれぞれのレジスタのデータ入力端子に接続される。比較回路31は、3つの差動回路1EC1の出力が一致しているかどうかを判定する3入力EXORとclk2で同期するフリップフロップで構成されている。
クロックclk11,clk12,clk13は、あらかじめ設定された遅延値からなり、これらのクロックclk11,clk12,clk13には、例えば、10psecの遅延差が設定されている。参照電圧Vref1,Vref2,Vrefは、異なる電圧値が設定されており、例えば、Vref1=0.4V,Vref2=0.5V,Vref3=0.6Vのように電位差を有する。もし、信号線の波形の傾きが、基準の波形の傾き値[V/sec]を満たしているならば、すべての図10Aの差動回路はHを出力する。比較回路31では、Hをフリップフロップのデータに取り込む。信号線の立下りの波形の傾きを検出する回路は、クロックclk13,clk12,clk11の順に遅延値が設定されている回路で実現できる。また、比較回路31も同構成で実現できる。このような構成をとることにより、電圧レベル検出回路22と受信回路13のデータ保持回路を兼用でき、小面積かつ低消費電力化が実現可能となる。
なお、図10A,図10Bで示した差動ペアトランジスタを、図11A,図11Bで示したようなレイアウトで構成することにより、差動ペアトランジスタのオフセット(閾値差)が削減可能となる。それは、例えば、図11Aの基板タップVBP11,VBP12で設定されるように基板電圧値に差をつけることにより、NWELL抵抗に電位差が発生して差動ペアトランジスタの基板電圧が変わり、閾値をそろえることが可能であるからである。例えば、差動ペアトランジスタの閾値にばらつきがない場合には基板タップVBP11とVBP12に同一の電位を設定すればオフセットは生じない。一方で差動ペアトランジスタの閾値にばらつきがある場合にはVBP11とVBP12とに異なる電位を設定する。そうすると、差動ペアトランジスタと基板タップとの位置関係によって各々のトランジスタの基板電位を微妙に調整することができる。すなわち、閾値を調整することができる。差動ペアトランジスタのオフセットが改善されることにより、より高精度な電圧値比較が可能となる。
次に遷移時間調整回路24の様々の例について説明する。遷移時間調整回路24は何れも遷移時間検出回路23によって検出された遷移時間に応じて、信号線回路10の特性を変化させて信号線の波形を調整するものである。そのためには遷移時間検出回路23で検出された遷移時間に基づいて信号線回路10の特性を変化させるための制御信号を生成する必要があるが、その構成については当業者であれば、比較回路、カウンター、フリップフロップを用いて容易に構成することができるため図示はしない。
図12に、遷移時間調整回路24の一例である遷移時間調整回路24Aを示す。遷移時間調整回路24Aは信号線のインダクタンス値を調整する。これにより遷移時間調整回路24Aは、信号線のインダクタンス成分に相互干渉するように信号線回路10への接続ポイントTcに電流を流して、そのインダクタンスを調整する。電流値は遷移時間検出回路23によって検出される遷移時間に応じて決定される。
図13に、遷移時間調整回路24の他の例である遷移時間調整回路24Bを示す。遷移時間調整回路24Bは信号線の容量を調整する。これにより遷移時間調整回路24Bは、信号線に平行に走らせた配線に、遷移時間検出回路23で検出される遷移時間に応じて、同位相の遷移もしくは逆位相の遷移となる波形遷移を生じさせる。これにより、遷移時間調整回路24Bは、配線に生じさせる遷移の向きと振幅とを調整することによって信号線の容量を調整できる。
図14に、遷移時間調整回路24の他の例である遷移時間調整回路24Cを示す。遷移時間調整回路24Cは、信号線において受信回路13に対する終端抵抗として機能する抵抗の値を調整する。遷移時間調整回路24Cは、遷移時間検出回路23で検出される遷移時間に応じてNMOSトランジスタのゲート電圧を調整することによって、信号線の終端抵抗を調整できる。
図15に、遷移時間調整回路24の他の例である遷移時間調整回路24Dを示す。遷移時間調整回路24Dは、信号線における送信回路11のドライブ能力調整器を制御する。送信側ドライブ能力調整器は、送信側ドライブを構成するMOSトランジスタの並列度数、ソースの電源電圧値、並びに基板の電圧値や、同じく送信側ドライブを構成する抵抗値などを制御する。なお、図1における増幅回路12のドライブ能力を、遷移時間調整回路24Dによって制御してもよい。そうすれば、より一層の高精度化が図れる。
図16にドライブ能力と終端抵抗とを同時に制御する遷移時間調整回路24の一例を示す。5Aは終端抵抗回路とドライブ能力調整回路を兼用した回路であり遷移時間調整回路24に相当する。回路5Aでは可変抵抗5Bと可変インバータ5B1が並列に接続され、信号線5B1I,5B1Oはそれぞれ、差動回路に入力されている。遷移時間検出回路23の検出結果に応じて、端子En2[1:2],Ep[1:2]に入力する値を変化させることにより可変インバータ5B1のドライブ能力を可変にできる。
図17は、図16の可変抵抗5Bの詳細図面である。可変抵抗5Bは、3つのトランスファーゲートTrans5B1,Trans5B2,Trans5B3から構成されている。各トランスファーゲートTrans5B1,Trans5B2,Trans5B3は、PMOSトランジスタやNMOSトランジスタから構成される。トランスファーゲートTrans5B1,Trans5B2,Trans5B3で構成された3つの抵抗を調整するゲート電圧調整端子EN1[1:3],EP1[1:3]と、基板電圧端子BP1[1:3],BN1[1:3]に入力される値とが遷移時間検出回路23の検出結果に応じて調整されることで、可変抵抗5Bの抵抗値を制御することができる。ゲート電圧調整端子EN1[1:3],EP1[1:3]と基板電圧端子BP1[1:3],BN1[1:3]の各端子の電圧は、アナログ値をもつ。これらの端子は、信号線5B1I,5B1Oの電圧差が大きくなるように調整される。これは、電圧レベル検出回路22で得た信号波形情報と受信回路13の期待値によって、データが所望のクロック周波数で伝送できるようにするためである。すなわち、高速にデータ(ギガヘルツオーダー)を転送する際には、可変抵抗5Bは、数kオームになるように設定される。低速にデータ(ギガヘルツオーダー以下)を転送する際には、可変抵抗5Bの抵抗値を調整するゲート電圧調整端子EN1[1:3]は0V、ゲート電圧調整端子EP1[1:3]は電源電圧値に設定される。
これにより、低速データを転送する際、信号線5B1Iを終端抵抗に接続することなく、開放端とすることができるので、終端抵抗部で発生するDC電流を遮断することができるので、消費電力の削減を図ることができる。更に、高速データ転送方式と低速データ転送方式が異なる場合(この例では、高速では、電流モード方式、低速では、電圧モード方式)でも、両方式でこの構成を兼用することができる。
図18は、受信回路13の差動信号に終端抵抗回路5Aを使用する場合であり、信号線対5B1I,5B1IBに図16で示した可変終端回路が接続された例である。終端抵抗5A’では、別の制御信号が接続できるので、信号線対5B1I,5B1IBの波形の傾きに応じて、各々の終端抵抗回路5A,5A’の抵抗値を調整できる。
図19は、受信回路13の差動信号線対5B1I,5B1IBに可変抵抗5Bが接続された例である。遷移時間検出回路23の検出結果に応じて、トランスファーゲートにおける3つの抵抗を調整するゲート電圧調整端子EN1[1:3] EP1[1:3]の値と基板電圧端子BP1[1:3],BN1[1:3]の値とが調整される。これによって、信号線対5B1I,5B1IBの波形の傾きに応じて、可変抵抗5Bの抵抗値を調整できる。
図20は、図1の送信回路11の詳細を示した図面である。送信前のデータD1は、フリップフロップ5E1のデータ入力部、ロジック5E2のA端子、遷移時間調整回路24の入力端子に接続されている。また、ロジック5E2のB端子は、フリップフロップ5E1の出力端子Qに接続されており、ロジック5Eの真理値表は、図20に示したようになっており、AとB入力端子が同じ場合は、遷移時間調整回路24にデータを送信せず、24はデータ出力しない。AとB入力端子が異なる場合は、遷移時間調整回路24にデータを送信し、遷移時間調整回路24はデータ出力する。遷移時間調整回路24Aは、常にデータD1を伝送する。このような構成により、信号線のデータパターンによって、信号線の電圧振幅と電流能力の調整が可能となる。また、遷移時間調整回路24,24Aは、図1の端子Tcからの制御信号EB1、EB2によって、出力電圧値を調整する。これらにより、データパターンに応じて送信回路11の信号線の傾きが可変にすることが可能となる。つまり、データ転送時間が可変になることにより、信号線の周波数変調ができるので、より高速伝送が可能となる。
図21は、図1の送信回路11の別の詳細回路を示した図面である。送信前のデータD1は、フリップフロップ5E3のデータ入力部とスイッチ5F2の端子とに接続されている。また、送信クロックclkは、duty補正5F1とフリップフロップ5E3のクロック端子に入力されており、スイッチ5F2は、duty補正5F1からのクロックCLKAで切り替え制御をおこないクロックCLKAがH期間は、D1の入力を伝達し、クロックCLKAがL期間は、フリップフロップ5E3の反転出力QBを伝達する。スイッチ5F2のもう一方の端子は、遷移時間調整回路24に入力される。duty補正5F1は、図1の端子Tcからの制御信号EAによってクロックCLKAのDuty比率(H期間とL期間の比率)を調整する。また、遷移時間調整回路24は、遷移時間検出回路23から出力される制御信号EBによって、出力電圧値を調整する。これらにより、送信回路11の信号線の傾きを可変にすることが可能となる。つまり、データ転送時間が可変になることにより、信号線の周波数変調ができるので、より高速伝送が可能となる。
図22にタイミングチャートを示す。横軸は時間であり、縦軸はクロックCLKAとD1フリップフロップ5E3の反転出力QBと遷移時間調整回路24の出力Oとを示す。遷移時間調整回路24の出力Oの周波数は、D1のデータパターンやクロックCLKAのDuty比によって異なる。
なお、図16〜図21の例においては、遷移時間調整回路24は信号線回路10内に組み込まれた構成となっている。
図23に、遷移時間調整回路24の他の例である遷移時間調整回路24Eを示す。遷移時間調整回路24Eは、信号線における受信回路13の感度を調整し、さらには、差動回路の電流源のゲート電極Gのバイアス電圧値を調整する。なお、信号線回路10の増幅回路12を同様の調整方法で遷移時間調整回路24Eによって調整してもよい。そうすれば、尚一層の効果を発揮することができる。
また、図23の受信回路13における信号線がゲートに接続されている2つのMOSトランジスタは、図3及び図11で詳述したレイアウトで各MOSトランジスタの基板電圧を調整できる。これにより、差動ペアのトランジスタのばらつきを補正することができる。この補正に関しては、受信回路からの出力をCMP31に入力し、入力する受信回路の出力が期待値と異なれば、モード制御回路25から遷移時間調整回路24を介して、TCを制御する。ここでいうTCを制御するとは、差動ペアトランジスタの両端にある基板コンタクトの電圧値の制御を行うことである。
図24は、増幅回路12の詳細図面である。差動信号線対5B1I、5B1IBにクロスカップル接続されたNMOS対とNMOSのソース部にPMOSのゲート容量と可変抵抗6A1が接続されている。この可変抵抗6A1は、遷移時間検出回路23の検出結果に応じて制御される。これにより、増幅回路12のインピーダンスを可変にすることが可能となる。
図25は、増幅回路12の別の詳細図面である。E2[1:2]がゲートに接続されたNMOSトランジスタのドレインに差動信号線対5B1I,5B1IBが接続され、同一のNMOSトランジスタのソースにクロスカップル接続されたNMOSのドレインが接続されている。この可変抵抗6A1は、遷移時間検出回路23の検出結果に応じて制御される。また、遷移時間検出回路23の検出結果に応じてE1[1:2],E2[1:2]も制御され、より増幅回路12のインピーダンスを可変にすることが可能となる。これによって遷移時間が調整される。また、低速伝送の際には、E1[1:2],E2[1:2]の電位を0にすることにより、通常のCMOSインターフェースが実現され、消費電力の削減を図ることができる。
図26は、電圧レベル検知回路21によって直接増幅回路12を補正する例である。この電圧レベル検知回路21は、図9と同じであり、各クロックclk11,clk12,clk13や基準電圧vref1,vref2,vref3は同じ方法で設定されている。電圧レベル検知回路21の各増幅回路1E1C1の出力OUT[3:1]が、増幅回路12の各PMOSトランジスタのゲートに接続されている。この構成により信号線がLレベルからHレベルに遷移する際において、信号線の電位レベルがある時間内に到達していない場合には、増幅回路12のPMOSトランジスタによって電流が増幅される。なお、信号線がHレベルからLレベルに遷移する際も同様な方法で実現可能であり、容易に推定できるものである。なお、この方法は、送信回路11や受信回路13でも適用可能である。
図27に、遷移時間調整回路24の他の例である遷移時間調整回路24Fを示す。遷移時間調整回路24Fは、信号線の抵抗値を調整する。具体的には、遷移時間調整回路24Fは、並列に接続された抵抗の接続個数をスイッチにより調整することにより、上記抵抗値と調整する。なお、遷移時間調整回路24Fによって信号線の抵抗値と容量値との両方を調整すれば、調整幅が広く、信号線の遷移を精度良く補正できる。
図28に、遷移時間検出回路23の一例である遷移時間検出回路23Aを示す。遷移時間検出回路23Aは、位相の異なるクロックを生成する位相シフトクロック生成回路35と、位相の異なるクロックで電圧レベル検知回路21,22の情報を保持するフリップフロップ32と、フリップフロップ32からの情報を期待値と比較する比較器33と、カウンター34とを備える。遷移時間検出回路23Aは、位相差が小さなクロックから順に生成させ、期待値と一致した時の時間情報を出力する。
すなわち、図28は、図1の電圧レベル検出回路21のうち、QP1のみを使用した場合の例であり、最初のクロックがフリップフロップ32に入力される前に、あらかじめ、NMOSトランジスタQN1のソース電圧を接地に設定する。PMOSトランジスタQP1のソース電圧をVDD/2に設定する。その状態で信号線を立ち上がらせ、クロックをフリップフロップ32に入力し、そのフリップフロップ32の出力Qを比較器33で期待値と比較し、期待値と一致すれば、カウンター34をデクリメントさせ、位相シフトクロック生成回路35にて規定のクロック位相差分だけクロックをマイナスシフトできる状態にする。更に、位相シフトクロック生成回路35にて規定のクロック位相差分だけクロックをマイナスシフトし、期待値と不一致するまでこの動作を繰り返す。不一致がでる寸前の状態値をカウンター34に保持しておく。この値をT1とする。
次にあらかじめ、NMOSトランジスタQN1のソース電圧をVDD/2−Vtに設定する。PMOSトランジスタQP1のソース電圧をVDD−Vtに設定する。その状態で信号線を立ち上がらせ、クロックをフリップフロップ32に入力し、そのフリップフロップ32の出力Qを比較器33で期待値と比較し、期待値と一致すれば、カウンター34をデンクリメントさせる。この動作を期待値と不一致するまで繰り返す。そして不一致がでる寸前の状態値をカウンター34に保持しておく。この値をT2とする。
更に、あらかじめ、NMOSトランジスタQN1のソース電圧をVDD−Vtに設定する。PMOSトランジスタQP1のソース電圧を3VDD/2−Vtに設定する。その状態で信号線を立ち上がらせ、クロックをフリップフロップ32に入力し、そのフリップフロップ32の出力Qを比較器33で期待値と比較し、期待値と一致すれば、カウンター34をデンクリメントさせる。この動作を期待値と不一致するまで繰り返す。そして不一致がでる寸前状態値をカウンターに保持しておく。この値をT3とする。
遷移時間調整回路24は、これら、T1、T2、T3の値がカウンター34から入力される。T2−T1の差は、信号線が0V−>VDD/2までの波形の傾きの値、T3−T2の差は信号線がVDD/2>VDDまでの波形の傾きの値、T3−T1の差は信号線が0−>VDDまでのおおよその波形の傾きの値である。これらの値が小さい場合、信号線の波形を緩やかになるように、遷移時間調整回路24にてTCを制御し、この値が大きい場合は、信号線の波形を急峻になるように、遷移時間調整回路24にてTCを制御する。更に上記一連で説明した動作を繰り返し、信号波形の傾きが所望の値になるようにする。
なお、精度を粗く、ある波形の傾き以下で良い場合には、電圧レベル検出回路21のMOSトランジスタQP1,QN1を各電源値に設定した後、信号線を立ち上がらせ、フリップフロップ32の出力Qの値が期待値と一致すれば、特にカウンター34をデクリメントさせず、次の動作へ移動する。逆に、フリップフロップ32の出力Qが期待値と異なっていれば、信号線の波形を急峻になるように、遷移時間調整回路24にてTcを制御する。また、低振幅の波形を検出する場合は、電圧レベル検出回路21の供給電圧を調整する。
図29に、遷移時間検出回路23の例である遷移時間検出回路23Bを示す。遷移時間検出回路23Bは、位相の異なるクロックを生成する位相シフトクロック生成回路35と、位相の異なるクロックで電圧レベル検知回路21,22の出力を保持するフリップフロップ32,32と、フリップフロップ32,32の出力と期待値とを比較する比較器33,33と、演算器36とを備える。この構成によれば、位相差が小さなクロックを、位相差の小さい順に生成させたうえで、比較器33,33の期待値とフリップフロップ32,32の出力とが一致した時点における位相値の差分を演算器36で演算して、その演算結果を出力する。
すなわち、図29は、図1の遷移検出回路21のうち、複数のPMOSトランジスタ、つまりPMOSトランジスタQP1,QP2を使用した場合の例であり、図8で示した例より少ないクロック数で波形の傾きを検出することができる。あらかじめ、PMOSトランジスタQP1,QP2のソースに固定電位を印加しておき、その後、信号線を立ち上がらせ、位相シフトクロック生成回路35では、各フリップフロップ32,32に様々な位相のクロックを供給する。そのフリップフロップ32の出力Qを比較器33でデータを比較し、その期待値比較結果を演算器36にて演算し、両方の比較結果が期待値と一致すれば、位相シフトクロック生成回路35にて各フリップフロップ32に供給するクロックの位相差を規定のクロック位相差分を縮める状態にする。このような一連の動作を繰り返して、演算器36において各期待値が異なる状態になると、その直前の位相差が信号線の波形の傾きであると判断する。これらの値が小さい場合、信号線の波形が緩やかになるように、遷移時間調整回路24にてTCを制御し、この値が大きい場合は、信号線の波形を急峻になるように、遷移時間調整回路24にてTCを制御する。なお、精度を粗く、ある波形の傾き以下で良い場合には、位相シフトクロック生成回路35にて各フリップフロップ32に供給するクロックの位相差を規定のクロック位相差分だけ生成し、演算器36で期待値が異なっていれば、信号線の波形を急峻になるように、遷移時間調整回路24にてTCを制御する簡易動作も可能である。
図30は、位相シフトクロック生成回路35からの位相の異なるクロックを出力する回路例である。まず、カウンターからの値をデコードして、E[1:N]の制御信号で、インバータE[1:N]の出力を切り替える。各インバータEにおいて、NMOSトランジスとPMOSトランジスとはトランジスタサイズが同じであるが、基板電圧BNと基板電圧BPとは互いに異なる。つまり、各インバータEの遅延値は、基板電圧に応じて異なる。各インバータEは、トランジスタ形状を同じにして、異なる遅延値が実現できるので、この構成では、微細化プロセスによるトランジスタばらつきの影響を受けにくい利点がある。
図31は、各インバータE[1],E[2]の出力位相差の中間値を生成させる回路例である。このような回路を用いることにより、より精度の高い位相シフトクロックが生成可能となる。
図32は、位相シフトクロック生成回路35からの位相の異なるクロックを出力する別の回路例である。図30と異なるのは、インバータEではなく、トライステートインバータE1である。カウンターからの値をデコードして、E[1:N]の制御信号で、トライステートインバータE1[1:N]の出力を切り替える。各トライステートインバータE1において、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタとはトランジスタサイズが同じであるが、基板電圧BNと基板電圧BPとは互いに異なる。
図33は、図31の回路のレイアウト図面である。各MOSトランジスタの基板タップを各トライステートインバータE1の両端におき、BP1,BP2,BN1,BN2に異なる電圧を印加する。BN1とBN2間の基板抵抗によって、各MOSトランジスタの基板電圧は設定される。このようなレイアウト配置は、各NWELL,PWELLを分離せずに基板電圧を調整可能にできるので、レイアウト面積の削減が可能となる。
なお、遷移時間検出回路23は、電圧レベル検知回路21,22からの情報同士の電圧差分と基準電圧値とを比較しても良い。そうすれば、簡易な構成で、信号線の信号波形の傾きを精度良く検出できる。
なお、信号線は半導体集積回路1のクロック信号線であってもよい。そうすれば、クロックのスキューによる半導体集積回路1の動作周波数のオーバーヘッドを削減できる。
また、信号線はバスラインであってもよい。そうすれば、バスの高速伝送が可能となり、半導体集積回路1のバスのレイテンシー(伝送遅延)を削減することが可能になる。
また、比較回路31が、受信回路13における受信信号が期待値以外であることを検出する際にのみ、上述した本発明の信号補正処理を実行してもよい。そうすれば、必要なときのみ各機能要素が動作するので、低消費電力化が可能となる。この場合、期待値も補正して機能回路26に伝達することが望ましい。
また、半導体集積回路1の出荷検査時に信号補正を実行し、記憶装置に各々の機能要素からの情報を格納してもよい。そうすれば、未然に歩留まりを低下させる信号波形の要因成分を救済することができる。
また、信号線の動作周波数が任意の値以上のときにのみ、上述した本発明の信号補正処理を実行してもよい。そうすれば、高速伝送でタイミングがクリティカルなときのみ本発明の補正されることになって、消費電力の削減を図ることが可能になる。
また、信号線の動作周波数が任意の値以下のときにのみ、上述した本発明の信号補正処理を実行してもよい。そうすれば、低速伝送でタイミング制約がぎりぎりまで遅延時間を調整することが可能になって、信号線の電圧振幅を低く抑えることができて、その分、さらに消費電力の削減を図ることが可能になる。
また、半導体集積回路1が出荷された後、ある任意の期間ごとに上述した本発明の信号補正処理を実行してもよい。そうすれば、信号線にかかわる各回路の経年劣化による信号波形の精度の劣化を補正することができる。この場合さらに、半導体集積回路の実使用期間において断続的に配置された任意の短期間のみ、上述した本発明の信号補正処理が実施されるので、その分、さらに、消費電力の削減を図ることが可能になる。
また、半導体集積回路1の温度が任意の値以上のときにのみ、上述した本発明の信号補正処理を実行してもよい。そうすれば、高温環境化で信号線の特性を劣化させる要因となる抵抗や、送信回路11の影響によって生じる信号線の信号波形の傾きを精度良く検出することができる。また、ある温度未満では本発明の信号補正処理を停止させることにより、消費電力の削減を図ることが可能になる。
また、半導体集積回路1の温度が任意の値以下のときにのみ、上述した本発明の信号補正処理を実行してもよい。そうすれば、低温で信号線の特性を鋭敏にさせる要因となる抵抗や、送信回路11の影響によって生じる信号線の信号波形の異常遷移を精度良く検出することができる。また、ある温度超では本発明の信号補正処理を停止させることにより、消費電力の削減を図ることが可能になる。
また、信号線の振幅電圧が任意の値以上のときにのみ、上述した本発明の信号補正処理を実行してもよい。そうすれば、高電圧で信号線の特性を鋭敏にさせる要因となる抵抗や、送信回路11の影響によって生じる信号線の信号波形の異常遷移を精度良く検出することができる。また、ある電圧未満では本発明の信号補正処理を停止させることにより、消費電力の削減を図ることが可能になる。
また、信号線の振幅電圧が任意の値以下のときにのみ、上述した本発明の信号補正処理を実行してもよい。そうすれば、低電圧で信号線の特性を劣化させる要因となる抵抗や、送信回路11の影響によって生じる信号線の信号波形の傾きを精度良く検出することができる。また、ある振幅電圧超では本発明の信号補正処理を停止させることにより、消費電力の削減を図ることが可能になる。さらには、送信回路や受信回路の電源ノイズからの影響を低減することができる。このような電源ノイズは本発明の信号補正処理を実行する回路を設けることに起因して増加する可能性がある。
また、信号線の活性化率が任意の値以上のときにのみ、本発明の信号補正処理を実行してもよい。そうすれば、信号線の信号波形の傾きを精度良く検出できる。さらに、ある活性化率未満では本発明の信号補正処理を停止させることにより、消費電力の低減を図ることが可能になる。
また、信号線にかかわる機能ブロックが動作を開始する際にのみ、本発明の信号補正処理を実行してもよい。そうすれば、必要がないときには、本発明の信号補正処理は停止状態となって、その分、消費電力の削減を図ることが可能になる。
また、本発明の信号補正処理を実現する各回路要素は、停止時、電源を遮断するのが好ましい。そうすれば、これら回路要素の電流リークがなくなって、その分、消費電力の削減が可能になる。
また、本発明の信号補正処理を実現する各回路要素は、停止時、検知した値を保持するのが好ましい。そうすれば、これら回路要素が停止している期間においても補正情報を遷移時間調整器に伝達することが可能になって、さらに遷移時間調整器の消費電力を削減することが可能になる。
また、半導体集積回路1の出荷検査時には、本発明の信号補正処理を実現する各設定電圧値や、出力線OUT1などの情報をテスト・モード制御回路25に伝達してここで期待値と事前に比較したうえで、その比較結果をPADを介して外部のテスト装置に伝達するのが好ましい。そうすれば、本発明の信号補正処理を実現する各回路要素の検査およびトリミング制御により、より精度の良い信号補正が可能となる。
また、本発明の信号補正処理によって受信回路13を調整する場合には、遷移時間調整回路24を、受信回路13側に近い箇所に配置するのが好ましい。そうすれば、受信回路13の補正命令を高速に伝達できる。また、信号線の面積オーバーヘッドを削減できて消費電力の削減を図ることが可能になる。
また、本発明の信号補正処理によって送信回路14を調整する場合には、遷移時間調整回路24を、送信回路14側に近い箇所に配置するのが好ましい。そうすれば、送信回路11の補正命令が高速に伝達できる。また、信号線の面積オーバーヘッドを削減できて消費電力の削減を図ることが可能になる。
また、本発明の信号補正処理を実行する各回路要素の電源電圧は、信号線の送受信回路11,13の電源電圧と共通にするのが好ましい。そうすれば、これら回路要素専用の電源ラインの面積オーバーヘッドを削減できて、物理配置設計の容易化が可能になる。
また、電圧レベル検知回路21,22の基板電圧は、機能ブロックに基板電圧を供給する基板電圧制御回路27の出力電圧を使用するように構成するのが好ましい。これは、図34に示すような回路構成である。図34において、37は定電流源、38aはPMOSによる基板電圧制御用のトランジスタ、38bはNMOSによる基板電圧制御用のトランジスタ、39は比較器、40はA/D変換器、41はD/A変換器である。
基板電圧制御回路27からの基板電圧BP,BNをA/D変換器40によりA/D変換し、さらに、D/A変換器41によりD/A変換して各MOSトランジスタの基板電圧に変換する。これにより、これらの回路要素専用の基板電圧制御回路および基板信号線ラインの面積オーバーヘッドを削減できて、消費電力の削減が可能になる。
また、別の電圧レベル検出回路21を図35に示す。これらは、CMOSトランジスタで構成されたオペアンプ回路で構成される。
本発明の半導体集積回路は、CPUを有する半導体チップとして有用である。また、そのチップを用いるチップセットなどでも適応できる。さらには、携帯電話やICカードチップなどにも適応できる。また、本発明の半導体集積回路を搭載した電気製品は環境にやさしい特長を有する。
本発明の実施の形態における半導体集積回路の構成を示す回路図。 本発明の実施の形態における電圧レベル検出回路の詳細回路の例。 本発明の実施の形態における電圧レベル検出回路の電源、基板供給のレイアウト例。 本発明の実施の形態における半導体集積回路の例。 図5は本発明の実施の形態における電子装置の例。 本発明の実施の形態における信号線回路と機能回路との例。 本発明の実施の形態における信号線回路と機能回路のタイミングチャート。 本発明の実施の形態における信号線回路と機能回路のタイミングチャート。 本発明の実施の形態における信号線回路と電圧レベル検出回路と機能回路と比較回路の例。 本発明の実施の形態における差動増幅回路の第1例。 本発明の実施の形態における差動増幅回路の第2例。 本発明の実施の形態における差動増幅回路のレイアウトの第1例。 本発明の実施の形態における差動増幅回路のレイアウトの第2例。 本発明の実施の形態における、信号線のインダクタンスを調整可能な遷移時間調整回路の例を示す回路図。 本発明の実施の形態における、信号線の容量を調整可能な遷移時間調整回路の例を示す回路図。 本発明の実施の形態における、信号線の終端抵抗を調整可能な遷移時間調整回路の例を示す回路図。 本発明の実施の形態における、信号線の送信回路のドライブ能力を調整可能な遷移時間調整回路の例を示す回路図。 本発明の実施の形態における受信回路の例。 本発明の実施の形態における受信回路の例。 本発明の実施の形態における受信回路の例。 本発明の実施の形態における受信回路の例。 本発明の実施の形態における送信回路の例。 本発明の実施の形態における送信回路の例。 本発明の実施の形態における送信回路のタイミングチャート。 本発明の実施の形態における、信号線の受信回路の感度を調整可能な遷移時間調整回路の例を示す回路図。 本発明の実施の形態における増幅回路の例。 本発明の実施の形態における増幅回路の例。 本発明の実施の形態における電圧レベル検知回路が直接、増幅回路を補正する例。 本発明の実施の形態における、信号線の抵抗を調整可能な遷移時間調整回路の例を示す回路図。 本発明の実施の形態における遷移時間検出回路の例を示す回路図。 本発明の実施の形態における遷移時間検出回路の別の例を示す回路図。 本発明の実施の形態における位相シフトクロック生成回路の例。 本発明の実施の形態における位相シフトクロック生成回路の例。 本発明の実施の形態における位相シフトクロック生成回路の例。 本発明の実施の形態における位相シフトクロック生成回路のレイアウト例。 本発明の実施の形態における基板電圧制御回路の例を示す回路図。 本発明の実施の形態における電圧レベル検出回路の別の例を示す回路図。
符号の説明
1 半導体集積回路
10 信号線回路
11 送信回路(送信部)
12 増幅回路(増幅部)
13 受信回路(受信部)
21,22 電圧レベル検出回路(電圧レベル検知器)
23 遷移時間検出回路(遷移時間検出器)
24 遷移時間調整回路(遷移時間調整器)
25 テスト・モード制御回路
25a テスト回路
25b モード制御回路
26 機能回路
27 基板電圧制御回路
28 検知回路
29 CPUタイマー
30 活性化率検出回路
31 比較回路
32 フリップフロップ
33 比較器
34 カウンター
35 位相シフトクロック生成回路
36 演算器

Claims (51)

  1. 信号線と、
    前記信号線の電圧レベルを検出する電圧レベル検出器と、
    前記電圧レベル検出器が検出する前記電圧レベルに基づいて、前記信号線の非活性電圧状態から活性電圧状態へ遷移する遷移期間の時間長を検出する遷移時間検出器と、
    を備え、
    前記電圧レベル検出器は、前記遷移期間において、前記信号線の電圧レベルを検出し、
    前記電圧レベル検出器は、少なくとも1つのNMOSトランジスタを有し、当該NMOSトランジスタのゲートには前記信号線が接続され、当該NMOSトランジスタのソースには第1の電圧が設定され、当該NMOSトランジスタのドレインには、前記信号線が非活性電圧状態から活性電圧状態へ遷移する遷移期間より前に前記第1の電圧より大きな電圧が設定され、
    前記電圧レベル検出器は、前記遷移期間において前記NMOSトランジスタのドレイン電圧を検出し、
    前記遷移時間検出器は、前記電圧レベル検出器が検出する前記ドレイン電圧に基づいて、前記遷移期間の時間長を検出する、
    半導体集積回路。
  2. 前記遷移時間検出器は、前記電圧レベル検出器が検出する前記電圧レベルに基づいて、前記遷移期間中に逆遷移が生じるか否かをさらに判断する、
    請求項1の半導体集積回路。
  3. 前記NMOSトランジスタは、その閾値電圧が所望値となるようにその基板電圧が設定される、
    請求項の半導体集積回路。
  4. 前記NMOSトランジスタの基板電圧値は、前記NMOSトランジスタが形成されているウェル上の前記トランジスタを挟む基板コンタクトから供給される基板電圧値によって設定される、
    請求項の半導体集積回路。
  5. 前記電圧レベル検出器は、
    そのソースには第2の電圧が設定され、そのドレインには前記遷移期間の開始前に前記第2の電圧より低い電圧が設定され、そのゲートには前記信号線が接続されるPMOSトランジスタと、
    そのドレインには前記PMOSトランジスタのドレインが接続されそのゲートには前記NMOSトランジスタのドレインが接続されたNMOSトランジスタと、
    を有しており、
    当該電圧レベル検出器は、前記遷移期間内で前記PMOSトランジスタのドレイン電圧を検出し、
    前記遷移時間検出器は、前記電圧レベル検出器が検出する前記PMOSトランジスタのドレイン電圧に基づいて、前記遷移期間の時間長を検出するとともに、当該遷移期間中に逆遷移が生じるか否かを判断する、
    請求項の半導体集積回路。
  6. 前記PMOSトランジスタは、その閾値電圧が所望値となるようにその基板電圧が設定される、
    請求項の半導体集積回路。
  7. 前記遷移時間検出器の検出結果に基づいて前記信号線の信号波形の遷移時間を調整する遷移時間調整器をさらに備える、
    請求項1の半導体集積回路。
  8. 前記遷移時間調整器は、前記信号線のインダクタンス値を調整することで前記遷移時間を調整する、
    請求項の半導体集積回路。
  9. 前記遷移時間調整器は、前記信号線の容量を調整することで前記遷移時間を調整する、
    請求項の半導体集積回路。
  10. 前記遷移時間調整器は、前記信号線の受信部の終端抵抗を調整することで前記遷移時間を調整する、
    請求項の半導体集積回路。
  11. 前記信号線の受信部の終端抵抗は、前記信号線の転送周波数が任意の周波数値以下のときに遮断される、
    請求項10の半導体集積回路。
  12. 前記信号線の送信側ドライブ能力調整器をさらに備え、
    前記遷移時間調整器は、前記送信側ドライブ能力調整器を制御することで前記遷移時間を調整する、
    請求項の半導体集積回路。
  13. MOSトランジスタを備えた送信側ドライブをさらに有し、
    前記送信側ドライブ能力調整器は、前記MOSトランジスタの並列度数を制御することで前記遷移時間を調整する、
    請求項12の半導体集積回路。
  14. MOSトランジスタを備えた送信側ドライブをさらに有し、
    前記送信側ドライブ能力調整器は、前記MOSトランジスタのソースの電源電圧値を制御することで前記遷移時間を調整する、
    請求項12の半導体集積回路。
  15. MOSトランジスタを備えた送信側ドライブをさらに有し、
    前記送信側ドライブ能力調整器は、前記MOSトランジスタの基板の電圧値を制御することで前記遷移時間を調整する、
    請求項12の半導体集積回路。
  16. 前記送信側ドライブ能力調整器は、前記送信側のデータ遷移状態に応じて、信号転送時間を制御する、
    請求項13の半導体集積回路。
  17. 抵抗を備えた送信側ドライブをさらに有し、
    前記送信側ドライブ能力調整器は、前記抵抗の抵抗値を制御することで前記遷移時間を調整する、
    請求項12の半導体集積回路。
  18. 前記信号線の受信部をさらに有し、
    前記遷移時間調整器は、前記受信部の感度を調整することで前記遷移時間を調整する、
    請求項の半導体集積回路。
  19. 前記信号線の受信部は、
    第一のクロックで同期する複数のレジスタと、
    前記第一のクロックでカウントする第一のカウンターと、
    前記第一のカウンターの出力で、前記複数のレジスタの内の1つに前記信号線の値を取り込み、更に、第2のクロックでカウントする第2のカウンターと、
    前記複数のレジスタの出力のうち1つを前記第2のカウンターで選択するセレクター回路と、
    を有し、
    前記第2のカウントのMSB値は、信号線の遅延値に応じて調整される、
    請求項18の半導体集積回路。
  20. 前記受信部は、差動回路から構成される、
    請求項18の半導体集積回路。
  21. 前記差動回路は、前記信号線にゲートが接続された少なくとも2つのMOSトランジスタを有し、当該MOSトランジスタの基板電圧値は、前記NMOSトランジスタが形成されているウェル上の前記トランジスタを挟む基板コンタクトから供給される基板電圧値によって設定される、
    請求項20の半導体集積回路。
  22. 前記信号線に接続された増幅部を有し、
    前記遷移時間調整器は、前記増幅部の感度を調整することで前記遷移時間を調整する、
    請求項の半導体集積回路。
  23. 前記増幅部は、前記信号線の転送周波数が任意の周波数値以下のときに遮断される、
    請求項22の半導体集積回路。
  24. 前記遷移時間調整器は、前記信号線の抵抗値を調整することで前記遷移時間を調整する、
    請求項の半導体集積回路。
  25. 前記遷移時間調整器は、前記信号線の抵抗値と容量値との積を調整することで前記遷移時間を調整する、
    請求項の半導体集積回路。
  26. 前記遷移時間検出器は、
    位相の異なるクロックを生成する位相シフトクロック生成器と、
    前記位相シフトクロック生成器で生成される前記クロックに同期して前記電圧レベル検出器の検出結果を保持する情報保持器と、
    前記情報保持で保持している前記電圧レベル検出結果と期待値とを比較する比較器と、
    を備える、
    請求項1の半導体集積回路。
  27. 前記位相シフトクロック生成器は、
    互いに並列に接続された複数のインバータと、
    前記複数のインバータの出力を制御信号によって切り替える選択回路と、
    を有し、
    前記複数のインバータの各MOSトランジスタの基板電圧値は、前記各MOSトランジスタが形成されているウェル上の前記各MOSトランジスタを挟む基板コンタクトから供給される基板電圧値によって設定される、
    請求項26の半導体集積回路。
  28. 前記遷移時間検出器は、前記比較器の比較結果同士の差分を演算する演算器を有し、当該遷移時間検出器は、前記比較器での比較結果が良好な最小の位相差に関する情報を出力する、
    請求項26の半導体集積回路。
  29. 前記遷移時間検出器は、前記電圧レベル検出器の検出結果同士の電圧差分と基準電圧値とを比較する比較器を有する、
    請求項1の半導体集積回路。
  30. 前記信号線は、クロック信号線である、
    請求項1の半導体集積回路。
  31. 前記信号線は、バスラインである、
    請求項1の半導体集積回路。
  32. 前記信号線の受信部を有し、
    前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記受信部が期待値以外を検出した後にそれらの処理を実行する、
    請求項の半導体集積回路。
  33. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器との出力をそれぞれ記憶する記憶装置をさらに有し、
    前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、当該半導体集積回路の出荷検査時にそれらの処理を実行して、それら処理の結果を前記記憶装置に記憶する、
    請求項の半導体集積回路。
  34. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線の動作周波数が任意の値以上のときにそれらの処理を実行する、
    請求項の半導体集積回路。
  35. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線の動作周波数が任意の値以下のときにそれらの処理を実行する、
    請求項の半導体集積回路。
  36. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、当該半導体集積回路の出荷後の任意の期間ごとにそれらの処理を実行する、
    請求項の半導体集積回路。
  37. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、当該半導体集積回路の温度が任意の値以上のときにそれらの処理を実行する、
    請求項の半導体集積回路。
  38. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、当該半導体集積回路の温度が任意の値以下のときにそれらの処理を実行する、
    請求項の半導体集積回路。
  39. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線の振幅電圧が任意の値以上のときにそれらの処理を実行する、
    請求項の半導体集積回路。
  40. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線の振幅電圧が任意の値以下のときにそれらの処理を実行する、
    請求項の半導体集積回路。
  41. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線の活性化率が任意の値以上のときにそれらの処理を実行する、
    請求項の半導体集積回路。
  42. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記信号線にかかわる機能ブロックが動作を開始する際にそれらの処理を実行する、
    請求項の半導体集積回路。
  43. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、停止時に電源を遮断する、
    請求項の半導体集積回路。
  44. 前記電圧レベル検出器は、停止時における当該電圧レベル検出器の検出結果を保持する、
    請求項1の半導体集積回路。
  45. 外部接続用のパッドと、
    前記電圧レベル検出器の検出結果を出力する検出結果出力線と、
    をさらに有し、
    前記検出結果出力線が前記パッドに接続される、
    請求項1の半導体集積回路。
  46. 前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、当該半導体集積回路内に自己テスト機能を具備する、
    請求項の半導体集積回路。
  47. 前記信号線の受信部をさらに備え、
    前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記受信部を調整するものであって、当該受信部に近い箇所に配置されている、
    請求項の半導体集積回路。
  48. 前記信号線の送信部をさらに備え、
    前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器とは、前記送信部を調整するものであって、当該送信部に近い箇所に配置されている、
    請求項の半導体集積回路。
  49. 前記信号線の送受信部をさらに備え、
    前記電圧レベル検出器と前記遷移時間検出器と前記遷移時間調整器と前送受信部とは、電源電圧が共通である、
    請求項の半導体集積回路。
  50. 前記信号線にかかわる機能ブロックに基板電圧を供給する基板電圧制御器をさらに備え、
    前記MOSトランジスタの基板電圧として、前記基板電圧制御器の出力電圧を用いる、
    請求項の半導体集積回路。
  51. 前記信号線にかかわる機能ブロックに基板電圧を供給する基板電圧制御器をさらに備え、
    前記MOSトランジスタの基板電圧として、前記基板電圧制御器の出力電圧を用いる、
    請求項の半導体集積回路。
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