JPH11112347A - A/d変換器、a/d変換器の駆動方法、コンパレータ及びコンパレータの駆動方法 - Google Patents

A/d変換器、a/d変換器の駆動方法、コンパレータ及びコンパレータの駆動方法

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JPH11112347A
JPH11112347A JP27450997A JP27450997A JPH11112347A JP H11112347 A JPH11112347 A JP H11112347A JP 27450997 A JP27450997 A JP 27450997A JP 27450997 A JP27450997 A JP 27450997A JP H11112347 A JPH11112347 A JP H11112347A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタル変換速度を高速化することができるA
/D変換器を提供すること。 【解決手段】第2〜第4コンパレータ回路部12b〜1
2dは、それぞれ同一の回路構成からなる3個の第1〜
第3チョッパ型コンパレータ21,22,23を備えて
いる。第1チョッパ型コンパレータ21は、サンプリン
グ動作、比較動作、出力動作の各動作を順番に行いそれ
を繰り返す。第2チョッパ型コンパレータ22は、図3
に示すようにサンプリング動作、比較動作、出力動作の
各動作を順番に行いそれを繰り返す。第3チョッパ型コ
ンパレータ23は、サンプリング動作、比較動作、出力
動作の各動作を順番に行いそれを繰り返す。又、第1〜
第3チョッパ型コンパレータ21〜23のサンプリング
動作、比較動作及び出力動作の各動作は、第1〜第3チ
ョッパ型コンパレータ21〜23が互いに重ならないよ
うに動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、A/D変換器、A
/D変換器の駆動方法、コンパレータ及びコンパレータ
の駆動方法に関するものである。
【0002】近年、電子機器においてはアナログ装置に
おいてもデジタル化が進みそのためA/D変換器の普及
は著しい。又、電子機器は高速処理が要求されこれらA
/D変換器も同様により高速に動作するものが望まれて
いる。これに伴って、A/D変換器に用いられるコンパ
レータについてもさらなる高速化が求められている。
【0003】
【従来の技術】従来、高速タイプのA/D変換器として
フラッシュ型A/D変換器が一般的に知られている。こ
のフラッシュ型A/D変換器にはチョッパ型コンパレー
タが使用されている。
【0004】図10はチョッパ型コンパレータを使用し
たNビットフラッシュ型A/D変換器を示す。同変換器
は、基準電圧生成回路51、(2N −1)個のチョッパ
型コンパレータ52、エンコーダ53とから構成されて
いる。
【0005】基準電圧生成回路51は、2N 個の等しい
抵抗値の抵抗Rを直列に接続した分圧回路にて構成さ
れ、基準電圧VR を2N 個の抵抗Rにて分圧し、その分
圧した各電圧をそれぞれ比較電圧V1〜VN-1 として対
応する各コンパレータ52に加える。各チョッパ型コン
パレータ52は、アナログ入力電圧VAXを入力する。各
チョッパ型コンパレータ52はそれぞれ対応する比較電
圧V1 〜VN-1 とアナログ入力電圧VAXとの大小を比較
し、その比較結果をエンコーダ53に出力する。エンコ
ーダ53は、各コンパレータ52の比較結果に基づいて
アナログ入力電圧VAXに対するNビットのデジタル出力
信号を出力する。
【0006】各チョッパ型コンパレータ52は、3個の
第1〜第3スイッチSW1〜SW3、コンデンサC、及
び、CMOSインバータIVとから構成されている。第
1スイッチSW1は第1制御信号φ1に基づいて開閉し
前記アナログ入力電圧VAXをコンデンサCの一端に供給
する。第2スイッチSW2は第2制御信号φ2に基づい
て開閉し前記基準電圧生成回路51からの比較電圧をコ
ンデンサCの一端に供給する。前記コンデンサCの他端
はインバータIVを介してエンコーダ53に接続されて
いる。CMOSインバータIVの出力端子と入力端子と
の間には第3スイッチSW3が接続されている。第3ス
イッチSW3は第3制御信号φ3に基づいて開閉する。
【0007】第1〜第3制御信号φ1〜φ3は制御信号
生成回路54から所定のタイミングで出力され、各スイ
ッチSW1〜SW3を制御する。詳述すると、第2制御
信号φ2により第2スイッチSW2が開いた状態(オフ
状態)にあって、第1及び第3制御信号φ1,φ3によ
り第1及び第3スイッチSW1,SW3が閉じた状態
(オン状態)にあるとき、サンプリング動作、即ちアナ
ログ入力電圧VAXを入力する。この時、インバータIV
の入出力端子は該インバータIVのしきい値電圧VTHと
なり、コンデンサCの端子間電圧VcはVc=VAX−V
TH、になる。
【0008】やがて、第1〜第3制御信号φ1〜φ3に
より第1〜第3スイッチSW1〜SW3をオフ状態させ
てサンプリング動作を完了させた後、比較動作に移る。
比較動作は、第1及び第3制御信号φ1,φ3により第
1及び第3スイッチSW1,SW3をオフ状態にすると
ともに、第2制御信号φ2により第2スイッチSW2を
オン状態にする。第1スイッチSW1がオフ状態、第2
スイッチSW2がオン状態に切り替わることによりコン
デンサCの一端には、比較電圧が印加される。
【0009】この時、比較電圧が先のサンプリング動作
の時に入力したアナログ入力電圧VAXより大きい時、イ
ンバータIVの入力端子の電圧は該インバータIVのし
きい値電圧VTHより大きな値になるため、インバータI
VはLレベルの出力信号をエンコーダ53に出力する。
反対に、比較電圧が先のサンプリング動作の時に入力し
たアナログ入力電圧VAXより小さい時、インバータIV
の入力端子の電圧は該インバータIVのしきい値電圧V
THより小さな値になるため、インバータIVはHレベル
の出力信号をエンコーダ53に出力する。つまり、各チ
ョッパ型コンパレータ52は制御信号φ1〜φ3に基づ
いてサンプリング動作、比較動作を順番に実行し、それ
ぞれ対応する比較電圧V1 〜VN-1 とアナログ入力電圧
VAXとの比較結果をエンコーダ53に出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したチ
ョッパ型コンパレータを使用したNビットフラッシュ型
A/D変換器は、高速化を図る上で優れているが、上記
したように、チョッパ型コンパレータにおいて、サンプ
リング動作と比較動作の2つの動作が行われることと比
較動作に時間を要することからさらなる高速化を図る上
で限界があった。
【0011】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的はさらに高速化を図ること
ができるA/D変換器、A/D変換器の駆動方法を提供
することにある。又、本発明の第2の目的は、A/D変
換器の高速化に寄与することができるコンパレータ及び
コンパレータの駆動方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、互いに異なる電位からなる複数の比較電圧と、各比
較電圧に対して設けられたコンパレータにてそれぞれ該
比較電圧とアナログ電圧とを比較するA/D変換器であ
って、前記各比較電圧毎に、その比較電圧とアナログ電
圧とを比較するコンパレータを複数設けた。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のA/D変換器において、比較電圧に対して設けられた
複数のコンパレータの出力と、その隣接する比較電圧に
対して設けられた複数のコンパレータの出力とをそれぞ
れ比較する新たなコンパレータを設けた。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のA/D変換器において、前記コンパレータはチ
ョッパ型コンパレータである。請求項4に記載の発明
は、請求項1乃至3のいずれか1に記載のA/D変換器
において、A/D変換器は、フラッシュ型A/D変換器
である。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1に記載のA/D変換器において、A/D変
換器は、ハーフ・フラッシュ型A/D変換器である。請
求項6に記載の発明は、請求項1に記載のA/D変換器
の駆動方法であって、各比較電圧毎に設けたコンパレー
タにおいて、その各コンパレータが行う、アナログ電圧
を入力するサンプリング動作、比較電圧を入力し前記ア
ナログ電圧と比較する比較動作、及び、該比較動作によ
る比較結果を出力する出力動作のうち少なくともサンプ
リング動作と出力動作が互いに重ならないようにタイミ
ングで動作させるようにした。
【0016】請求項7に記載の発明は、アナログ電圧と
比較電圧とを入力し前記両電圧を比較して該比較結果を
出力するコンパレータを複数設けてなるコンパレータで
ある。
【0017】請求項8に記載の発明は、アナログ電圧と
比較電圧とを入力し前記両電圧を比較して該比較結果を
出力するコンパレータを複数設け、各コンパレータにつ
いてアナログ電圧を互いに異なるタイミングで入力させ
るとともに、各コンパレータの比較結果の出力を互いに
異なるタイミングで出力させるようにしたコンパレータ
の駆動方法である。
【0018】(作用)請求項1の発明によれば、各コン
パレータをタイミングをずらして動作させることによ
り、アナログ電圧を短い間隔で比較しその比較結果を得
ることができる。その結果、デジタル変換速度を高速化
することができる。
【0019】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
のA/D変換器の作用に加えて、新たなコンパレータに
よる比較電圧に対して設けられた複数のコンパレータの
出力と、その隣接する比較電圧に対して設けられた複数
のコンパレータの出力との比較は、その比較電圧と隣接
する比較電圧の中間電圧とアナログ入力電圧との比較を
意味する。従って、デジタル変換速度を高速化すること
ができるとともに、高分解能なデジタル変換が可能とな
る。
【0020】請求項3の発明によれば、チョッパ型コン
パレータよりなるA/D変換器をより高速にデジタル変
換することができる。請求項4の発明によれば、フラッ
シュ型A/D変換器をより高速にデジタル変換させるこ
とができる。
【0021】請求項5の発明によれば、ハーフ・フラッ
シュ型A/D変換器をより高速にデジタル変換させるこ
とができる。請求項6の発明によれば、各コンパレータ
のサンプリング動作と出力動作が互いに重ならないよう
にタイミングで動作させることにより、アナログ電圧を
短い間隔で比較しその比較結果を得ることができる。そ
の結果、デジタル変換速度を高速化することができる。
【0022】請求項7の発明によれば、各コンパレータ
をタイミングをずらして動作させることにより、アナロ
グ電圧を短い間隔で比較でき、その比較結果を得ること
ができる。
【0023】請求項8の発明によれば、各コンパレータ
をアナログ電圧を互いに異なるタイミングで入力させる
とともに、各コンパレータの比較結果結果の出力を互い
に異なるタイミングで出力させることにより、アナログ
電圧を短い間隔で比較しその比較結果を得ることができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下本発明を具体化したチョッパ型コ
ンパレータを使用した3ビットフラッシュ型A/D変換
器の一実施形態を図面に従って説明する。図1は3ビッ
トフラッシュ型A/D変換器の電気的構成を説明するた
めの電気回路図である。図2はそのA/D変換器を構成
するチョッパ型コンパレータの電気的構成を説明するた
めの電気回路図である。
【0025】図1において、比較電圧生成回路11は8
個の等しい抵抗値の抵抗Rを直列に接続した分圧回路に
て構成され、その分圧回路の一端は基準電圧VR が印加
される直流電源線に接続され、他端はグランドに接続さ
れている。比較電圧生成回路11は基準電圧VR を8個
の抵抗Rにて分圧し、その分圧した各電圧をそれぞれ比
較電圧VR1〜VR7として対応する第1〜第7コンパレー
タ回路部12a〜12gに加える。各コンパレータ回路
部12a〜12gは、アナログ入力電圧VAXを入力す
る。第1〜第7コンパレータ回路部12a〜12gはそ
れぞれ対応する比較電圧VR1〜VR7とアナログ入力電圧
VAXとの大小を比較し、その比較結果をエンコーダ13
に出力する。エンコーダ13は、第1〜第7コンパレー
タ回路部12a〜12gの比較結果に基づいてアナログ
入力電圧VAXに対する3ビットのデジタル出力信号S
0,S1,S2を出力する。
【0026】第1〜第7コンパレータ回路部12a〜1
2gは、それぞれ同一の回路にて形成されているので、
説明の便宜上、第2〜第4コンパレータ回路部12b〜
12dについて説明してその他のコンパレータ回路部の
詳細な説明は省略する。図2は、第2〜第4コンパレー
タ回路部12b〜12dの電気回路を示す。第2〜第4
コンパレータ回路部12b〜12dは、それぞれ同一の
回路構成からなる3個の第1〜第3チョッパ型コンパレ
ータ21,22,23を備えている。
【0027】各コンパレータ回路部12b〜12dの第
1チョッパ型コンパレータ21は、4個のアナログスイ
ッチよりなる第1〜第4スイッチSW1a〜SW4a、
コンデンサC1、及び、CMOSインバータIV1とか
ら構成されている。第1スイッチSW1aは第1制御信
号φ1aに基づいて開閉し前記アナログ入力電圧VAXを
コンデンサC1の一端に供給する。第2スイッチSW2
aは第2制御信号φ2aに基づいて開閉し前記比較電圧
生成回路11からの比較電圧VR2,VR3,VR4をそれぞ
れのコンデンサC1の一端に供給する。コンデンサC1
の他端はインバータIV1に接続され、そのインバータ
IV1の出力端子は第4スイッチSW4aを介してエン
コーダ13に接続されている。第4スイッチSW4aは
第4制御信号φ4aに基づいて開閉する。CMOSイン
バータIV1の出力端子と入力端子との間には第3スイ
ッチSW3aが接続されている。第3スイッチSW3a
は第3制御信号φ3aに基づいて開閉する。
【0028】各コンパレータ回路部12b〜12dの第
2チョッパ型コンパレータ22は、4個のアナログスイ
ッチよりなる第1〜第4スイッチSW1b〜SW4b、
コンデンサC2、及び、CMOSインバータIV2とか
ら構成されている。第1スイッチSW1bは第1制御信
号φ1bに基づいて開閉し前記アナログ入力電圧VAXを
コンデンサC2の一端に供給する。第2スイッチSW2
bは第2制御信号φ2bに基づいて開閉し前記比較電圧
生成回路11からの比較電圧VR2,VR3,VR4をそれぞ
れのコンデンサC2の一端に供給する。コンデンサC2
の他端はインバータIV2に接続され、そのインバータ
IV2の出力端子は第4スイッチSW4bを介してエン
コーダ13に接続されている。第4スイッチSW4bは
第4制御信号φ4bに基づいて開閉する。CMOSイン
バータIV2の出力端子と入力端子との間には第3スイ
ッチSW3bが接続されている。第3スイッチSW3b
は第3制御信号φ3bに基づいて開閉する。
【0029】各コンパレータ回路部12b〜12dの第
3チョッパ型コンパレータ23は、4個のアナログスイ
ッチよりなる第1〜第4スイッチSW1c〜SW4c、
コンデンサC3、及び、CMOSインバータIV3とか
ら構成されている。第1スイッチSW1cは第1制御信
号φ1cに基づいて開閉し前記アナログ入力電圧VAXを
コンデンサC3の一端に供給する。第2スイッチSW2
cは第2制御信号φ2cに基づいて開閉し前記比較電圧
生成回路11からの比較電圧VR2,VR3,VR4をそれぞ
れのコンデンサC3の一端に供給する。コンデンサC3
の他端はインバータIV3に接続され、そのインバータ
IV3の出力端子は第4スイッチSW4cを介してエン
コーダ13に接続されている。第4スイッチSW4cは
第4制御信号φ4cに基づいて開閉する。CMOSイン
バータIV3の出力端子と入力端子との間には第3スイ
ッチSW3cが接続されている。第3スイッチSW3c
は第3制御信号φ3cに基づいて開閉する。
【0030】各第1〜第4制御信号φ1a〜φ4a,φ
1b〜φ4b,φ1c〜φ4cは制御信号生成回路14
から所定のタイミングで出力されている。各コンパレー
タ回路部12b〜12dの第1チョッパ型コンパレータ
21に供給される第1〜第4制御信号φ1a〜φ4a
は、以下のタイミングで制御信号生成回路14から出力
される。そして、第1チョッパ型コンパレータ21は、
図3に示すようにサンプリング動作、比較動作、出力動
作の各動作を順番に行いそれを繰り返すようになってい
る。
【0031】サンプリング動作は、第1、第3スイッチ
SW1a,SW3aがオン状態、第2、第4スイッチS
W2a,SW4aがオフ状態となる。比較動作は、第2
スイッチSW2aがオン状態、第1、第3、第4スイッ
チSW1a,SW3a,SW4aをオフ状態となる。出
力動作は、第2、第4スイッチSW2a,SW4aがオ
ン状態、第1、第3スイッチSW1a,SW3aがオフ
状態となる。
【0032】即ち、サンプリング動作時、第1、第3制
御信号φ1a,φ3aは第1、第3スイッチSW1a,
SW3aをオン状態にするためのHレベルの信号、第
2、第4制御信号φ2a,φ4aは第2、第4スイッチ
SW2a,SW4aをオフ状態にするためのLレベルの
信号となる。
【0033】比較動作時、第2制御信号φ2aは第2ス
イッチSW2aをオン状態にするためのHレベルの信
号、第1、第3、第4制御信号φ1a,φ3a,φ4a
は第1、第3、第4スイッチSW1a,SW3a,SW
4aをオフ状態にするためのLレベルの信号となる。
【0034】出力動作時、第2及び第4制御信号φ2
a,φ4aは第2及び第4スイッチSW2a,SW4a
をオン状態にするためのHレベルの信号、第1及び第3
制御信号φ1a,φ4aは第1及び第3スイッチSW1
a,SW3aをオフ状態にするためのLレベルの信号と
なる。
【0035】各コンパレータ回路部12b〜12dの第
2チョッパ型コンパレータ22に供給される第1〜第4
制御信号φ1b〜φ4bは、以下のタイミングで制御信
号生成回路14から出力される。そして、第1チョッパ
型コンパレータ21と同様に、第2チョッパ型コンパレ
ータ22は、図3に示すようにサンプリング動作、比較
動作、出力動作の各動作を順番に行いそれを繰り返すよ
うになっている。
【0036】即ち、サンプリング動作時、第1、第3制
御信号φ1b,φ3bは第1、第3スイッチSW1b,
SW3bをオン状態にするためのHレベルの信号、第
2、第4制御信号φ2b,φ4bは第2、第4スイッチ
SW2b,SW4bをオフ状態にするためのLレベルの
信号となる。
【0037】比較動作時、第2制御信号φ2bは第2ス
イッチSW2bをオン状態にするためのHレベルの信
号、第1、第3、第4制御信号φ1b,φ3b,φ4b
は第1、第3、第4スイッチSW1b,SW3b,SW
4bをオフ状態にするためのLレベルの信号となる。
【0038】出力動作時、第2及び第4制御信号φ2
b,φ4bは第2及び第4スイッチSW2b,SW4b
をオン状態にするためのHレベルの信号、第1及び第3
制御信号φ1b,φ4bは第1及び第3スイッチSW1
b,SW3bをオフ状態にするためのLレベルの信号と
なる。
【0039】各コンパレータ回路部12b〜12dの第
3チョッパ型コンパレータ23に供給される第1〜第4
制御信号φ1c〜φ4cは、以下のタイミングで制御信
号生成回路14から出力される。そして、第3チョッパ
型コンパレータ23は、図3に示すようにサンプリング
動作、比較動作、出力動作の各動作を順番に行いそれを
繰り返すようになっている。
【0040】サンプリング動作時、第1、第3制御信号
φ1c,φ3cは第1、第3スイッチSW1c,SW3
cをオン状態にするためのHレベルの信号、第2、第4
制御信号φ2c,φ4cは第2、第4スイッチSW2
c,SW4cをオフ状態にするためのLレベルの信号と
なる。
【0041】比較動作時、第2制御信号φ2cは第2ス
イッチSW2cをオン状態にするためのHレベルの信
号、第1、第3、第4制御信号φ1c,φ3c,φ4c
は第1、第3、第4スイッチSW1c,SW3c,SW
4cをオフ状態にするためのLレベルの信号となる。
【0042】出力動作時、第2及び第4制御信号φ2
c,φ4cは第2及び第4スイッチSW2c,SW4c
をオン状態にするためのHレベルの信号、第1及び第3
制御信号φ1c,φ4cは第1及び第3スイッチSW1
c,SW3cをオフ状態にするためのLレベルの信号と
なる。
【0043】又、制御信号生成回路14は、図3に示す
ように第1〜第3チョッパ型コンパレータ21〜23の
サンプリング動作、比較動作及び出力動作の各動作が、
第1〜第3チョッパ型コンパレータ21〜23が互いに
重ならないように各第1〜第4制御信号φ1a〜φ4
a,φ1b〜φ4b,φ1c〜φ4cを出力する。つま
り、第1チョッパ型コンパレータ21がサンプリング動
作の時、第2チョッパ型コンパレータ22は比較動作、
第3チョッパ型コンパレータ23は出力動作を行う。そ
して、第1チョッパ型コンパレータ21が比較動作の
時、第2チョッパ型コンパレータ22は出力動作、第3
チョッパ型コンパレータ23はサンプリング動作を行
う。第1チョッパ型コンパレータ21が出力動作の時、
第2チョッパ型コンパレータ22はサンプリング動作、
第3チョッパ型コンパレータ23は比較動作を行う。
【0044】次に、上記のように構成した3ビットフラ
ッシュ型A/D変換器の作用について説明する。今、第
1チョッパ型コンパレータ21がサンプリング動作を開
始すると、第2チョッパ型コンパレータ22は先のサン
プリング動作で入力したアナログ入力電圧VAXと比較電
圧VR1〜VR7の比較動作を開始する。又、第3チョッパ
型コンパレータ23は先の比較動作で得た比較結果をエ
ンコーダ13に出力する出力動作を開始する。従って、
この時点では、第1〜第7コンパレータ回路部12a〜
12gの各第3チョッパ型コンパレータ23がサンプリ
ング動作でサンプリングしたアナログ入力電圧VAXに対
する比較結果がエンコーダ13に出力され、3ビットの
デジタル信号S0〜S2に変換される。
【0045】次に、第1チョッパ型コンパレータ21が
サンプリング動作を完了し比較動作を開始すると、第2
チョッパ型コンパレータ22は先の比較動作で得た比較
結果をエンコーダ13に出力する出力動作を開始する。
又、第3チョッパ型コンパレータ23は、新たなサンプ
リング動作を開始する。従って、この時点では、第1〜
第7コンパレータ回路部12a〜12gの各第2チョッ
パ型コンパレータ22がサンプリング動作でサンプリン
グしたアナログ入力電圧VAXに対する比較結果がエンコ
ーダ13に出力され、3ビットのデジタル信号S0〜S
2に変換される。
【0046】次に、第1チョッパ型コンパレータ21が
出力動作を開始すると、第2チョッパ型コンパレータ2
2は新たなサンプリング動作を開始するとともに、第3
チョッパ型コンパレータ23は先のサンプリング動作で
入力したアナログ入力電圧VAXと比較電圧VR1〜VR7の
比較動作を開始する。従って、この時点では、第1〜第
7コンパレータ回路部12a〜12gの各第1チョッパ
型コンパレータ21がサンプリング動作でサンプリング
したアナログ入力電圧VAXに対する比較結果がエンコー
ダ13に出力され、3ビットのデジタル信号S0〜S2
に変換される。
【0047】以後、同様な動作を繰り返してA/D変換
器はその時々のアナログ入力電圧VAXをデジタル変換す
る。次に、上記実施形態の特徴を以下に記載する。
【0048】(1)上記実施形態では、第1〜第7コン
パレータ回路部12a〜12gは、それぞれ同一の回路
構成からなる3個の第1〜第3チョッパ型コンパレータ
21,22,23を設けた。そして、各コンパレータ回
路部12a〜12gに設けた第1〜第3チョッパ型コン
パレータ21,22,23において、そのサンプリング
動作、比較動作及び出力動作の各動作が、互いに重なら
ないように動作する。従って、一つのチョッパ型コンパ
レータ、例えば第1チョッパ型コンパレータ21がサン
プリング動作、比較動作及び出力動作を行う間に、他の
第2、第3チョッパ型コンパレータ22,23からの先
にサンプリングして得たアナログ入力電圧VAXの比較結
果がエンコーダ13に出力されデジタル変換されること
になり、アナログ入力電圧VAXを高速にA/D変換する
ことができる。つまり、本実施形態のフラッシュ型A/
D変換器は従来のフラッシュ型A/D変換器に比べて3
倍の速さでデジタル変換することができる。
【0049】(2)又、各コンパレータ回路部12a〜
12gに設けた第1〜第3チョッパ型コンパレータ2
1,22,23において、そのサンプリング動作、比較
動作及び出力動作の各動作が、互いに重ならないように
動作させるようにしたので、時間要する比較動作は、余
裕をもって比較動作することができるともに精度の高い
比較を行うことができる。
【0050】尚、上記実施形態では、サンプリング動
作、比較動作、出力動作の各動作が互いに重ならないよ
うにしたが、比較動作については重なるようにして実施
してもよい。
【0051】上記実施形態では、第1〜第7コンパレー
タ回路部12a〜12gに3個の第1〜第3チョッパ型
コンパレータ21,22,23を設けたが、図4に示す
ように、2個の第1及び第2チョッパ型コンパレータ2
1,22で構成したり,4個以上で構成して実施しても
よい。この場合においても、少なくとも各チョッパ型コ
ンパレータのサンプリング動作と出力動作の各動作が、
前記したように互いに重ならないように制御する必要が
ある。
【0052】又、上記実施形態では、3ビットのフラッ
シュ型A/D変換器に具体化したが、2ビット又は4ビ
ット以上のフラッシュ型A/D変換器に応用してもよ
い。 (第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態について
説明する。本実施形態はハーフ・フラッシュ型A/D変
換器に具体化したものである。尚、本実施形態のハーフ
・フラッシュ型A/D変換器はそのA/D変換器に設け
られるコンパレータに特徴を有する。そして、その他の
部分は一般的なハーフ・フラッシュ型A/D変換器から
容易に理解することができるため、本実施形態では、説
明の便宜上、特徴を有する点について詳細に説明し他の
部分については省略する。
【0053】図5は、4ビットのハーフ・フラッシュ型
A/D変換器30の電気的構成を示す。このハーフ・フ
ラッシュ型A/D変換器30には、3個の上位ビット用
のコンパレータ回路部31と3個の下位ビット用のコン
パレータ回路部32を備えている。3個の上位ビット用
のコンパレータ回路部31の各出力は上位2ビットの上
位ビット用エンコーダ33に出力される。又、3個の下
位ビット用のコンパレータ回路部32の各出力は、下位
2ビットの下位ビット用エンコーダ34に出力される。
上位及び下位ビット用のコンパレータ回路部31,32
はそれぞれ同一の回路構成である。図6、図7は各コン
パレータ回路部31,32内の回路構成説明するための
電気回路を示す。コンパレータ回路部31,32は、そ
れぞれ同一の回路構成からなる2個の第1及び第2チョ
ッパ型コンパレータ35,36,37,38を設けてい
る。
【0054】上位ビット側の各コンパレータ回路部31
に設けられた第1チョッパ型コンパレータ35は、4個
のアナログスイッチよりなる第1〜第4スイッチSW1
1a〜SW14a、コンデンサC11、及び、CMOS
インバータIV11とから構成されている。第1スイッ
チSW11aは開閉し前記アナログ入力電圧VAXをコン
デンサC11の一端に供給する。第2スイッチSW12
aは開閉し複数の抵抗Rにて生成される比較電圧VRA,
VRB,VRCをそれぞれのコンデンサC11の一端に供給
する。コンデンサC11の他端はインバータIV11に
接続され、そのインバータIV11の出力端子は第4ス
イッチSW14aを介してエンコーダ33に接続されて
いる。CMOSインバータIV11の出力端子と入力端
子との間には第3スイッチSW13aが接続されてい
る。
【0055】そして、第1チョッパ型コンパレータ35
は、図8に示すようにサンプリング動作、比較動作、出
力動作、非動作の各動作を順番に行いそれを繰り返すよ
うになっている。サンプリング動作は、第1、第3スイ
ッチSW11a,SW13aがオン状態、第2、第4ス
イッチSW12a,SW14aがオフ状態となる。比較
動作は、第2スイッチSW12aがオン状態、第1、第
3、第4スイッチSW11a,SW13a,SW14a
をオフ状態となる。出力動作は、第2及び第4スイッチ
SW11a,SW14aがオン状態、第1及び第3スイ
ッチSW11a,SW13aがオフ状態となる。又、非
動作は、各スイッチSW11a〜SW14aがオフ状態
となる。
【0056】上位ビット側の各コンパレータ回路部31
に設けられた第2チョッパ型コンパレータ37は、4個
のアナログスイッチよりなる第1〜第4スイッチSW1
1b〜SW14b、コンデンサC12、及び、CMOS
インバータIV12とから構成されている。第1スイッ
チSW11bは開閉し前記アナログ入力電圧VAXをコン
デンサC12の一端に供給する。第2スイッチSW12
bは開閉し比較電圧VRA,VRB,VRCをそれぞれのコン
デンサC12の一端に供給する。コンデンサC12の他
端はインバータIV12に接続され、そのインバータI
V12の出力端子は第4スイッチSW14bを介してエ
ンコーダ33に接続されている。CMOSインバータI
V12の出力端子と入力端子との間には第3スイッチS
W13bが接続されている。
【0057】そして、第2チョッパ型コンパレータ37
は、上記第1チョッパ型コンパレータ35と同様に、各
スイッチSW11b〜SW14bが開閉制御されてサン
プリング動作、比較動作、出力動作、非動作を行う。
【0058】又、上位ビット側のコンパレータ回路部3
1の第1チョッパ型コンパレータ35と第2チョッパ型
コンパレータ37との間において、サンプリング動作、
比較動作、出力動作及び非動作の各動作が互いに重なら
ないように各スイッチSW11a〜SW14a,SW1
1b〜SW14bが開閉制御される。つまり、図8に示
すように第1チョッパ型コンパレータ35がサンプリン
グ動作を行っている時、第2チョッパ型コンパレータ3
7は比較動作、出力動作及び非動作を行う。又、第1チ
ョッパ型コンパレータ35が比較動作、出力動作及び非
動作を順に行っている間、第2チョッパ型コンパレータ
37はサンプリング動作を行う。
【0059】一方、下位ビット側の各コンパレータ回路
部32に設けられた第1チョッパ型コンパレータ36
は、4個のアナログスイッチよりなる第1〜第4スイッ
チSW21a〜SW24aコンデンサC21、及び、C
MOSインバータIV21とから構成されている。第1
スイッチSW21aは開閉し前記アナログ入力電圧VAX
をコンデンサC21の一端に供給する。第2スイッチS
W22aは開閉し比較電圧VRa,VRb,VRcをそれぞれ
のコンデンサC21の一端に供給する。コンデンサC2
1の他端はインバータIV21に接続され、そのインバ
ータIV21の出力端子は第4スイッチSW24aを介
してエンコーダ34に接続されている。CMOSインバ
ータIV21の出力端子と入力端子との間には第3スイ
ッチSW23aが接続されている。
【0060】そして、第1チョッパ型コンパレータ36
は、図8に示すようにサンプリング動作、非動作、比較
動作及び出力動作の各動作を順番に行いそれを繰り返す
ようになっている。サンプリング動作は、第1、第3ス
イッチSW21a,SW23aがオン状態、第2、第4
スイッチSW22a,SW24aがオフ状態となる。非
動作は、各スイッチSW21a〜SW24aがオフ状態
となる。比較動作は、第2スイッチSW22aがオン状
態、第1、第1、第3、第4スイッチSW21a,SW
23a,SW24aをオフ状態となる。出力動作は、第
2及び第4スイッチSW21a,SW14aがオン状
態、第1及び第3スイッチSW21a,SW23aがオ
フ状態となる。
【0061】下位ビット側の各コンパレータ回路部32
に設けられた第2チョッパ型コンパレータ38は、4個
のアナログスイッチよりなる第1〜第4スイッチSW2
1b〜SW24b、コンデンサC22、及び、CMOS
インバータIV22とから構成されている。第1スイッ
チSW21bは開閉し前記アナログ入力電圧VAXをコン
デンサC22の一端に供給する。第2スイッチSW22
bは開閉し比較電圧VRa,VRb,VRcをそれぞれのコン
デンサC22の一端に供給する。コンデンサC22の他
端はインバータIV22に接続され、そのインバータI
V22の出力端子は第4スイッチSW24bを介して下
位ビット用エンコーダ34に接続されている。CMOS
インバータIV22の出力端子と入力端子との間には第
3スイッチSW23bが接続されている。
【0062】そして、第2チョッパ型コンパレータ38
は、上記第1チョッパ型コンパレータ36と同様に、各
スイッチSW21b〜SW24bが開閉制御されてサン
プリング動作、非動作、比較動作、出力動作を行う。
【0063】又、下位ビット側のコンパレータ回路部3
2の第1チョッパ型コンパレータ36と第2チョッパ型
コンパレータ38との間において、図8に示すようにサ
ンプリング動作、非動作、比較動作及び出力動作の各動
作が互いに重ならないように各スイッチSW21a〜S
W24a,SW21b〜SW24bが開閉制御される。
つまり、第1チョッパ型コンパレータ36がサンプリン
グ動作を行っている時、第2チョッパ型コンパレータ3
8は非動作、比較動作及び出力動作を行う。又、第1チ
ョッパ型コンパレータ36が非動作、比較動作及び出力
動作を順に行っている間、第2チョッパ型コンパレータ
38はサンプリング動作を行う。
【0064】更に、上位ビット側の第1チョッパ型コン
パレータ35と下位ビット側の第1チョッパ型コンパレ
ータ36との間において、比較動作及び出力動作が互い
に重ならないように各スイッチSW11a〜SW14
a,SW21a〜SW24aが開閉制御される。つま
り、上位ビット側第1チョッパ型コンパレータ35が比
較動作、出力動作を行っている時、下位ビット側第1チ
ョッパ型コンパレータ36は出力動作を行う。又、上位
ビット側第1チョッパ型コンパレータ36が非動作の
時、下位ビット側第1チョッパ型コンパレータ36は比
較動作、出力動作を行う。
【0065】更に、上位ビット側の第2チョッパ型コン
パレータ37と下位ビット側の第2チョッパ型コンパレ
ータ38との間において、比較動作及び出力動作が互い
に重ならないように各スイッチSW11b〜SW14
b,SW21b〜SW24bが開閉制御される。つま
り、上位ビット側第2チョッパ型コンパレータ37が比
較動作、出力動作を行っている時、下位ビット側第1チ
ョッパ型コンパレータ38は出力動作を行う。又、上位
ビット側第2チョッパ型コンパレータ37が非動作の
時、下位ビット側第2チョッパ型コンパレータ38は比
較動作、出力動作を行う。
【0066】尚、上位ビット側の第1及び第2チョッパ
型コンパレータ35,37の非動作が出力動作とサンプ
ル動作との間で実行されるのに対して、下位ビット側の
第1及び第2チョッパ型コンパレータ37,38の非動
作はサンプル動作と出力動作との間で実行される。これ
は、ハーフ・フラッシュ型A/D変換器が上位ビット側
コンパレータ回路部31の比較結果に基づいて下位ビッ
ト側コンパレータ回路部32に供給する比較電圧VRa,
VRb,VRcを決定するからである。
【0067】次に、上記のように構成した4ビットハー
フ・フラッシュ型A/D変換器30の作用について説明
する。上位ビット用の各第1チョッパ型コンパレータ3
5がサンプリング動作を開始すると、上位ビット用の各
第2チョッパ型コンパレータ37は先のサンプリング動
作で入力したアナログ入力電圧VAXと比較電圧VRA,V
RB,VRCとの比較動作を開始する。一方、下位ビット用
の各第1チョッパ型コンパレータ36は上位ビット用の
第1チョッパ型コンパレータ35と同様にサンプリング
動作を開始する。又、下位ビット用の各第2チョッパ型
コンパレータ38は、非動作状態になる。
【0068】上位及び下位ビット用の第1チョッパ型コ
ンパレータ35,36がサンプリング動作中において、
上位ビット用の第2チョッパ型コンパレータ37は比較
動作・出力動作から非動作状態に移る。従って、上位ビ
ット用のエンコーダ33は上位2ビットのデジタル信号
S2,S3を生成する。
【0069】一方、下位ビット用の第2チョッパ型コン
パレータ38は上位ビット用の第2チョッパ型コンパレ
ータ37の先の比較動作・出力動作よる比較結果に基づ
くエンコーダ33の判定結果に基づいて選択された比較
電圧VRa,VRb,VRcを入力し先に入力したアナログ電
圧VAXとの比較動作を開始し続いて出力動作を行なう。
そして、下位ビット用のエンコーダ34は下位2ビット
のデジタル信号S0,S1を生成する。
【0070】従って、この時点で上位及び下位ビット用
の第2チョッパ型コンパレータ37,38が先にサンプ
リングしたアナログ入力電圧VAXはデジタル信号S0〜
S3に変換される。
【0071】上位ビット用の各第1チョッパ型コンパレ
ータ35が比較動作を開始すると、上位ビット用の各第
2チョッパ型コンパレータ37はサンプリング動作を開
始する。一方、下位ビット用の各第1チョッパ型コンパ
レータ36は非動作を開始する。又、下位ビット用の各
第2チョッパ型コンパレータ38は、サンプリング動作
状態になる。
【0072】上位ビット用の各第1チョッパ型コンパレ
ータ35は比較動作が終了すると出力動作を開始する。
従って、上位ビット用のエンコーダ33は上位2ビット
のデジタル信号S2,S3を生成する。そして、上位ビ
ット用の各第1チョッパ型コンパレータ35は出力動作
が終了すると、非動作状態になる。上位ビット用の各第
1チョッパ型コンパレータ35が非動作状態となると、
下位ビット用の各第1チョッパ型コンパレータ36は上
位ビット用の第1チョッパ型コンパレータ35の先の比
較動作・出力動作よる比較結果に基づくエンコーダ33
の判定結果に基づいて選択された比較電圧VRa,VRb,
VRcを入力し先に入力したアナログ電圧VAXとの比較動
作を開始し続いて出力動作を行なう。そして、下位ビッ
ト用のエンコーダ34は下位2ビットのデジタル信号S
0,S1を生成する。
【0073】従って、この時点で上位及び下位ビット用
の第1チョッパ型コンパレータ35,36が先にサンプ
リングしたアナログ入力電圧VAXはデジタル信号S0〜
S3に変換される。
【0074】以後、同様な動作を繰り返してA/D変換
器30はその時々のアナログ入力電圧VAXをデジタル変
換する。次に、上記のように構成したハーフ・フラッシ
ュ型A/D変換器30の特徴を以下に記載する。
【0075】(1)上記実施形態では、上位及び下位ビ
ット用のコンパレータ回路部31,32はそれぞれ同一
の回路構成からなる2個の第1及び第2チョッパ型コン
パレータ35,36,37,38を設けた。そして、上
位及び下位ビット用のコンパレータ回路部31,32の
第1チョッパ型コンパレータ35,37と上位及び下位
ビット用のコンパレータ回路部31,32の第2チョッ
パ型コンパレータ36,38とにおいて、その各動作が
互いに重ならないように動作するようにした。
【0076】従って、上位及び下位ビット用のコンパレ
ータ回路部31,32の第1チョッパ型コンパレータ3
5,36が各動作を行なう間に、上位及び下位ビット用
のコンパレータ回路部31,32の第2チョッパ型コン
パレータ37,38が先にサンプリングして得たアナロ
グ入力電圧VAXをデジタル変換することから、高速にA
/D変換することができる。つまり、従来のハーフ・フ
ラッシュ型A/D型変換器に比べ2倍の速さでデジタル
変換することができる。
【0077】(2)しかも、高速で知られている従来の
フラッシュ型A/D変換器と同じ高速変換を上記実施形
態のハーフ・フラッシュ型A/D変換器で実現した場
合、チョッパ型コンパレータの数を少なくして実現する
ことができる。ちなみに、8ビットの場合、フラッシュ
型A/D変換器ではチョッパ型コンパレータが255個
であるのに対して本発明のハーフ・フラッシュ型A/D
変換器ではチョッパ型コンパレータが60個となる。
又、10ビットの場合、フラッシュ型A/D変換器では
チョッパ型コンパレータが1023個であるのに対して
本発明のハーフ・フラッシュ型A/D変換器ではチョッ
パ型コンパレータが124個となる。
【0078】尚、上記実施形態では、上位及び下位ビッ
ト用のコンパレータ回路部31,32に2個の第1及び
第2チョッパ型コンパレータ35,36,37,38を
設けたが、3個以上に構成してもよい。又、上記実施形
態では、4ビットハーフ・フラッシュ型A/D変換器3
0に具体化したが、それ以外の多ビットハーフ・フラッ
シュ型A/D変換器に具体化してもよい。
【0079】発明の実施の形態は、上記各実施形態に限
定されるものではなく、以下のように実施してもよい。 ○上記実施形態のコンパレータ回路部ではチョッパ型コ
ンパレータで構成したが差動型コンパレータに代えて実
施してもよい。
【0080】○上記実施形態のコンパレータ回路部を、
単独、即ち1つの比較電圧に対してアナログ入力電圧の
大小を比較するだけに使用されるコンパレータに使用す
るようにしてもよい。
【0081】○上記各実施形態のコンパレータ回路部で
は、第4スイッチを含んだが、これを例えばエンコーダ
に含むように実施してもよい。 ○前記した図4に示すフラッシュ型A/D変換器につい
て、図8に示すように各コンパレータ回路12a〜12
g間(図8では第2コンパレータ12bと第3コンパレ
ータ12cとの間を図示)にそれぞれ新たなコンパレー
タ回路部40を設ける。この新たなコンパレータ回路部
40は、同一の回路構成からなる2個の第1及び第2チ
ョッパ型コンパレータ41,42を設けている。
【0082】第1チョッパ型コンパレータ41は、2個
のアナログスイッチよりなる第1,2スイッチSW41
a,SW41b、2個のコンデンサC41a,C41
b、及び、CMOSインバータIV41とから構成され
ている。
【0083】第1スイッチSW41aは、前記第2、第
3コンパレータ回路部12b,12cの第1チョッパ型
コンパレータ21がサンプリング動作を行う時に閉路
(オン)してCMOSインバータIV41の入力端子と
出力端子とを接続し、それ以外の時には開路(オフ)し
てインバータIV41の入力端子と出力端子とを遮断す
るようになっている。
【0084】第2スイッチSW41bは、前記第2、第
3コンパレータ回路部12b,12cの第1チョッパ型
コンパレータ21が出力動作を行う時に閉路(オン)し
CMOSインバータIV41の出力(比較結果)をエン
コーダに出力し、それ以外の時には開路(オフ)してC
MOSインバータIV41の出力(比較結果)をエンコ
ーダに出力しないようにしている。
【0085】CMOSインバータIV41の入力端子
は、第1コンデンサC41aを介して第3コンパレータ
回路部12cに設けた第1チョッパ型コンパレータ21
のインバータIV1の出力端子に接続されている。又、
CMOSインバータIV41の入力端子は、第2コンデ
ンサC41bを介して第2コンパレータ回路部12bに
設けた第1チョッパ型コンパレータ21のインバータI
V1の出力端子に接続されている。
【0086】第2チョッパ型コンパレータ42は、2個
のアナログスイッチよりなる第1,2スイッチSW42
a,SW42b、2個のコンデンサC42a,C42
b、及び、CMOSインバータIV42とから構成され
ている。
【0087】第1スイッチSW42aは、前記第2、第
3コンパレータ回路部12b,12cの第2チョッパ型
コンパレータ22がサンプリング動作を行う時に閉路
(オン)してCMOSインバータIV42の入力端子と
出力端子とを接続し、それ以外の時には開路(オフ)し
てインバータIV42の入力端子と出力端子とを遮断す
るようになっている。
【0088】第2スイッチSW42bは、前記第2、第
3コンパレータ回路部12b,12cの第2チョッパ型
コンパレータ22が出力動作を行う時に閉路(オン)し
CMOSインバータIV42の出力(比較結果)をエン
コーダに出力し、それ以外の時には開路(オフ)してC
MOSインバータIV42の出力(比較結果)をエンコ
ーダに出力しないようにしている。
【0089】CMOSインバータIV42の入力端子
は、第1コンデンサC42aを介して第3コンパレータ
回路部12cに設けた第2チョッパ型コンパレータ22
のインバータIV2の出力端子に接続されている。又、
CMOSインバータIV42の入力端子は、第2コンデ
ンサC42bを介して第2コンパレータ回路部12bに
設けた第2チョッパ型コンパレータ22のインバータI
V2の出力端子に接続されている。
【0090】従って、前記第2、第3コンパレータ回路
部12b,12cの第1チョッパ型コンパレータ21が
サンプリング動作している時、新たなコンパレータ回路
部40における第1チョッパ型コンパレータ41の第1
スイッチSW41aはオン状態となる。そして、このサ
ンプリング動作時には、第2、第3コンパレータ回路部
12b,12cの各第1チョッパ型コンパレータ21の
インバータIV1の出力電圧は、共に該インバータIV
1のしきい値電圧VTHとなっている。従って、新たなコ
ンパレータ回路部40における第1チョッパ型コンパレ
ータ41のインバータIV41の入力電圧は該インバー
タIV41のしきい値電圧VTHとなっている。
【0091】続いて、前記第2、第3コンパレータ回路
部12b,12cの第1チョッパ型コンパレータ21が
比較動作するとき時、新たなコンパレータ回路部40に
おける第1チョッパ型コンパレータ41の第1スイッチ
SW41aはオフ状態となる。
【0092】この比較時において、第2、第3コンパレ
ータ回路部12b,12cの各第1チョッパ型コンパレ
ータ21のインバータIV1の出力電圧との間おいて差
が生じると、その差は、第1及び第2コンデンサC41
a,C41bにて構成される分圧回路の分圧電圧に現れ
る。尚、各第1チョッパ型コンパレータ21のインバー
タIV1の出力電圧との間おける差は、インバータIV
41の入力電圧−出力特性においてそのしきい値電圧V
THを中心として同インバータIV41の不飽和領域の範
囲(飽和領域と遮断領域の間の領域)内となるようにし
ている(第2、第3コンパレータ回路部12b,12c
の各第1チョッパ型コンパレータ21も同様)。
【0093】従って、新たなコンパレータ回路部40に
おける第1チョッパ型コンパレータ41のインバータI
V41は、反転増幅器として動作する。その結果、イン
バータIV41は、その分圧回路の分圧電圧を反転増幅
して出力することになる。このインバータIV41が反
転増幅した出力値は、該第2、第3コンパレータ回路部
12b,12cが比較するそれぞれ比較電圧VR2,VR3
の中間電位(=(VR2+VR3)/2)に対するアナログ
入力電圧VAXの比較結果となる。
【0094】続いて、前記第2、第3コンパレータ回路
部12b,12cの第1チョッパ型コンパレータ21が
出力動作するとき時、新たなコンパレータ回路部40に
おける第1チョッパ型コンパレータ41の第2スイッチ
SW41bはオン状態となり次段のエンコーダに出力さ
れる。
【0095】一方、新たなコンパレータ回路部40にお
ける第2チョッパ型コンパレータ42は、同様に、第
2、第3コンパレータ回路部12b,12cの各第2チ
ョッパ型コンパレータ22と同期して比較電圧VR2,V
R3の中間電位(=(VR2+VR3)/2)に対するアナロ
グ入力電圧VAXの比較結果を出力する。
【0096】以上、詳述したように、新たなコンパレー
タ回路部40により、各比較電圧VR1〜VR7の中間
電位とアナログ入力電圧VAXとの比較がなされる。従っ
て、高速にA/D変換を行うことができるとともに、高
分解能なデジタル変換が可能となる。しかも、比較動作
においてCMOSインバータ41,42の入力電圧が同
CMOSインバータ41,42のしきい値電圧付近にな
いので、該CMOSインバータ41,42には大きな電
流が流れない。その結果、消費電力の低減を図ることが
できる。
【0097】尚、新たなコンパレータ回路部40の各チ
ョッパ型コンパレータ41,42において構成した第1
及び第2コンデンサC41a,C41b,C42a,C
42bを抵抗に置き換えて実施しても同様な効果を得る
ことができる。
【0098】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、A/D変換器
のデジタル変換速度を高速化することができる。
【0099】請求項2及び3の発明によれば、A/D変
換器のデジタル変換速度を高速化することができるとと
もに、高分解能なデジタル変換を可能にすることができ
る。請求項4の発明によれば、フラッシュ型A/D変換
器をより高速にデジタル変換させることができる。
【0100】請求項5の発明によれば、ハーフ・フラッ
シュ型A/D変換器をより高速にデジタル変換させるこ
とができる。請求項6の発明によれば、A/D変換器の
デジタル変換速度を高速化することができる。
【0101】請求項7及び8の発明によれば、アナログ
入力電圧を短い間隔で比較でき、その比較結果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラッシュ型A/D変換器を説明するためのの
電気回路図
【図2】フラッシュ型A/D変換器のコンパレータ回路
部内の回路構成説明するための電気回路図
【図3】フラッシュ型A/D変換器の動作を説明するた
めのタイミングチャート
【図4】フラッシュ型A/D変換器の別例を説明するた
めの電気回路図
【図5】ハーフ・フラッシュ型A/D変換器を説明する
ための電気回路図
【図6】上位ビット用コンパレータ回路部内の電気回路
【図7】下位ビット用コンパレータ回路部内の電気回路
【図8】ハーフ・フラッシュ型A/D変換器の動作を説
明するためのタイミングチャート
【図9】フラッシュ型A/D変換器の別例を説明するた
めの電気回路図
【図10】従来のフラッシュ型A/D変換器の電気回路
【符号の説明】
12a〜12g 第1〜第7コンパレータ回路部 13,33,34 エンコーダ 14 制御信号生成回路 21〜23 第1〜第4チョッパ型コンパレータ 31 上位ビット側コンパレータ回路部 32 下位ビット側コンパレータ回路部 33 上位ビット側エンコーダ 34 下位ビット側エンコーダ 35,36 第1チョッパ型コンパレータ 37,38 第2チョッパ型コンパレータ VR1〜VR7 比較電圧 VAX アナログ入力電圧 SW1a,SW1b,SW1c 第1スイッチ SW2a,SW2b,SW2c 第2スイッチ SW3a,SW3b,SW3c 第3スイッチ SW4a,SW4b,SW4c 第4スイッチ C1〜C3 コンデンサ IV1〜IV3 CMOSインバータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる電位からなる複数の比較電
    圧と、各比較電圧に対して設けられたコンパレータにて
    それぞれ該比較電圧とアナログ電圧とを比較するA/D
    変換器であって、 前記各比較電圧毎に、その比較電圧とアナログ電圧とを
    比較するコンパレータを複数設けたA/D変換器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のA/D変換器におい
    て、比較電圧に対して設けられた複数のコンパレータの
    出力と、その隣接する比較電圧に対して設けられた複数
    のコンパレータの出力とをそれぞれ比較する新たなコン
    パレータを設けたA/D変換器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のA/D変換器に
    おいて、前記コンパレータはチョッパ型コンパレータで
    あるA/D変換器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1に記載のA
    /D変換器において、A/D変換器は、フラッシュ型A
    /D変換器であるA/D変換器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか1に記載のA
    /D変換器において、A/D変換器は、ハーフ・フラッ
    シュ型A/D変換器であるA/D変換器。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のA/D変換器の駆動方
    法であって、各比較電圧毎に設けたコンパレータにおい
    て、その各コンパレータが行う、アナログ電圧を入力す
    るサンプリング動作、比較電圧を入力し前記アナログ電
    圧と比較する比較動作、及び、該比較動作による比較結
    果を出力する出力動作のうち少なくともサンプリング動
    作と出力動作が互いに重ならないようにタイミングで動
    作させるようにしたA/D変換器の駆動方法。
  7. 【請求項7】 アナログ電圧と比較電圧とを入力し前記
    両電圧を比較して該比較結果を出力するコンパレータを
    複数設けてなるコンパレータ。
  8. 【請求項8】 アナログ電圧と比較電圧とを入力し前記
    両電圧を比較して該比較結果を出力するコンパレータを
    複数設け、 各コンパレータについてアナログ電圧を互いに異なるタ
    イミングで入力させるとともに、各コンパレータの比較
    結果の出力を互いに異なるタイミングで出力させるよう
    にしたコンパレータの駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007026670A1 (ja) * 2005-09-02 2007-03-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 半導体集積回路

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