JP5080295B2 - 放熱性実装基板およびその製造方法 - Google Patents
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Description
1.少なくとも、熱伝導率が3W/(m・K)以上で、熱伝導率と層厚を乗じた値が100W・μm/(m・K)以上となる層厚を有する高熱伝導層が、層厚2〜200μmの電気絶縁層を介して、実装基板のデバイス実装面の少なくとも回路配線部を含む表面領域に積層してなり、かつ当該高熱伝導層は、少なくとも、平均繊維径0.1〜30μm、真密度2.0〜2.5g/ccのピッチ系黒鉛化炭素繊維またはピッチ系黒鉛化炭素繊維集合体を、全固形成分中の5〜70重量%の範囲で含む炭素樹脂複合層から構成されており、電気絶縁層は、電気絶縁性のプラスチックフィルムと電気絶縁性の接着層を積層してなる層であり、電気絶縁性のプラスチックフィルムが、ポリパラフェニレンテレフタルアミド(PPTA)、ポリエチレンナフタレート(PEN)によるフィルムのいずれかであることを特徴とする放熱性実装基板。
本発明の放熱性実装基板の用途としては、トランジスタ、FET等に代表される各種パワー素子、MPU、CPU等の高密度集積回路、LED、レーザーダイオード等の発光素子およびこれらアレー素子の実装基板が挙げられる。実装基板は封止後のパッケージを実装する基板であっても良いし、封止前のパッケージ内部で用いられる基板として用いても良い。
さて本発明の放熱性実装基板で用いられる高熱伝導層の仕様については以下の通りである。
高熱伝導層は、熱伝導率が少なくとも3W/(m・K)以上の層が好ましく用いられる。熱伝導率は3W/(m・K)未満であると、層内での熱伝導、熱拡散を効率的に行う事が難しくなる。尚、高熱伝導層の熱伝導率は、より好ましくは5W/(m・K)以上、更に好ましくは10W/(m・K)以上、最も好ましくは20W/(m・K)以上である。尚、熱伝導率の上限については、ダイヤモンド層の示す2000W/(m・K)が目安になる。
尚、本発明および実施例の開示においてはプローブ法を用いており、本手法により相対比較が為されるべきである。
尚、高熱伝導層の熱伝導率と層厚を乗じた値は、より好ましくは、300W・μm/(m・K)以上、更に好ましくは500W・μm/(m・K)以上、最も好ましくは100W・μm/(m・K)以上である。
層厚の上限については特に限定の必要はないが、実装基板内における高熱伝導層の体積や重量の割合を適性な範囲に抑える事を考えた場合には、おおよそ5000μm未満であり、より好ましくは3000μm未満、更に好ましくは1000μm未満、最も好ましくは300μm未満である。
高熱伝導層を構成する材料としては、まず一例として、各種の金属、セラミクスによる層を挙げる事ができる。金属層としては例えば、銅、銀、金、白金、アルミニウム、マグネシウム、ニッケル、亜鉛、クロム、鉄、鉛、錫、タングステン、チタン等の金属およびそれらの合金、およびそれらを層状に複合一体化してなる層等が好ましく用いられ、特に銅、銀、アルミニウム、ニッケル等による層が好適に用いられる。
セラミクス層としては例えば、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、窒化硼素、窒化珪素、窒化アルミニウム等の熱伝導率の高いセラミクスが好適に用いられる。
例えば、金属材料による微粒子フィラーとしては、各種のものが用いられるが、化学還元法や電解法、乾式アトマイズ法、粉砕法等により作成された導電性の微粒子が好ましく用いられ、平均粒径0.001〜30μmの、銀、銅、金、白金、ニッケル、パラジウム、錫等の金属およびそれらの合金による微粒子(例えば銀/銅、銀/パラジウム、銀/錫など)や、少なくとも表層層が前記金属材料で形成された複層複合微粒子等(例えば銀コート銅など)が好適に用いられる。
炭素系材料としては、ダイヤモンド、天然黒鉛、人工黒鉛等が好ましく用いられる。
微粒子としては、球状、鱗粉状、放射樹状、不定形状等のものが用いられる。層の熱伝導性、分散性、流動性等の観点から、その粒径としてはおおよそ0.01〜100μm程度のものが好ましく、より好ましくは0.05〜50μm、更に好ましくは0.1〜30μm、最も好ましくは0.3〜20μmである。
繊維としては、平均繊維径が0.005〜100μm程度のものが好ましく用いられ、より好ましくは0.05〜50μm、更に好ましくは0.1〜30μmである。
長繊維状の繊維を用いる場合には、例えば公知の方法で織布状、不織布状等の繊維集合体を作成した後で、樹脂材料を含浸、複合して層を作成する方法も好ましく用いられる。
さてフィラー状の高熱伝導性材料を樹脂材料中に分散した組成物を得る方法としては、高熱伝導性材料と樹脂材料と、必要に応じて溶剤、添加剤等を加えた上で、3本ロール型の混練機、自公転型等による万能混合攪拌機、ニーダー等の各種混合機、混練機等を用いて、混合、混練して組成物を得る方法や、高温で樹脂を溶融攪拌できる装置内に高熱伝導性材料を投入、分散して組成物を得る方法等が挙げられる。
尚、高熱伝導層形成用の組成物中には、層の隠蔽性や色相、平滑性、硬化性、化学的安定性、光反射性、熱伝導性、電気伝導性、フィラー分散性、流動性、ポットライフその他の観点から、白色導電性酸化チタン、その他のセラミクスフィラー、アセチレンブラック、カーボンブラック等の黒鉛性の微粒子、各種分散剤、カップリング剤、シリコーンオイルその他のレベリング剤や界面活性剤、酸化防止剤、架橋剤、キレート剤、可塑剤、着色剤、硬化剤、光増感剤、等を適量添加する事が可能である。
またコーティングもしくは印刷に適する粘度に調整する目的で各種有機溶剤その他の溶剤を添加する事も好ましく行われる。
より具体的に、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系の熱可塑性樹脂や、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂が好ましく例示される。
尚、高熱伝導層内での各種繊維集合体の重量割合は、より好ましくは10〜70重量%、更に好ましくは20〜60重量%、最も好ましくは30〜50重量%である。
樹脂材料としては各種のものが利用可能であり、各種の熱可塑性樹脂、熱(紫外線)硬化性樹脂、エラストマー、ゴム等の材料が利用可能である。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリカーボネート類、ポリエチレンテレフタレート類、ポリエチレン2,6ナフタレート類、ナイロン類、ポリプロピレン類、ポリエチレン類、ポリエーテルケトン類、ポリフェニレンスルフィド類、フッ素系樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、各種の液晶性ポリマー(LCP)、環状オレフィンポリマー(COP)等が挙げられる。
これらは1種を単独で用いても、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよく、2種以上の熱可塑性樹脂材料からなるポリマーアロイを使用してもよい。
これらは1種で用いても、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよく、たとえば、2種類以上の熱(紫外線)硬化性樹脂材料からなるポリマーアロイを使用することもできる。
さて特に、LED、レーザーダイオード等の発光素子の実装基板の用途においては、発光素子を出射した光のうち、実装基板の方向に出射した光を実装基板の表面で再度反射させて、外部空間に取り出す事により、光の利用効率を高める事が望まれる場合がある。
また場合によっては、高熱伝導層の電気絶縁層が形成される面と反対面に光反射層を積層しても良い。
具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系の熱可塑性樹脂や、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂によるフィルムが好ましく例示され、必要に応じ、機械的強度や熱的な寸法安定性を高めるための1軸もしくは2軸の熱延伸や熱固定の処理等を行ったものも好ましく用いられる。またフィルム上には、他の層との接着性を高めるための表面処理やコーティング等が必要に応じて施されても良い。
また更に高熱伝導層の、電気絶縁層が形成された面と反対面の最表面は、表面エネルギーを低くする事が好ましい場合もある。これは半田溶融物に対する濡れ性を悪くする事によって、回路配線部とデバイス端子部の接点部分周辺のみ本来付着させるべき半田層が高熱伝導層上に広がって形成される事を防止する目的である。
尚、後者の方法によれば、高熱伝導層と光反射層と低表面エネルギー層、もしくは電気絶縁層と光反射層と低表面エネルギー層は、一つの層として作成する事が可能である。
本発明において、高熱伝導層と実装基板表面との間に設けられる電気絶縁層の仕様については、以下の通りである。
電気絶縁層は各種用途で必要とされるレベルの電気絶縁性を有する事が好ましく、かつ好ましくは半田浴工程等で必要な耐熱性を有する層である事が好ましい。
このように片面に電気絶縁性の接着層、他方の面に高熱伝導層を積層した熱可塑性樹脂フィルムは、放熱性のカバーレイフィルムとして高い利用価値を有する。
すなわち高熱伝導層の電気絶縁性について、以下の要件を満たす場合には、必ずしも電気絶縁層を高熱伝導層に積層せず、高熱伝導層のみを単独で実装基板のデバイス実装面の少なくとも回路配線部を含む表面領域に積層する事で、本発明の目的を十分果たせる場合がある。
1)高熱伝導層上の面内方向に所定の距離を隔てて電極を設けて測定した体積抵抗の値として、少なくとも1×10E6(Ω・cm)以上、より好ましくは1×10E9(Ω・cm)以上、更に好ましくは1×10E12(Ω・cm)以上、最も好ましくは1×10E15(Ω・cm)である事。
次に本発明の放熱性実装基板は、例えば、以下のような方法により作成される事が好ましい。
(1)高熱伝導層、電気絶縁層をそれぞれ自立性の層として作成した後、打ち抜き加工等によりそれぞれ所定パターンの開口部を形成する。次に両層を配線基板上に真空熱プレス(もしくは真空熱ラミネート等)により積層、一体化する方法。ここで高熱伝導層の開口部が形成される領域は、少なくとも電気絶縁層の開口部が形成される領域を含み、それよりも多少広めにする事が好ましい。
ピッチ系黒鉛化炭素繊維は、環状炭化水素からなる石油・石炭等のピッチ類を原料とし、紡糸、不融化、炭化焼成、更には非常に高温の黒鉛化処理等を経た上で、黒鉛化炭素繊維としての諸性能が発現する。黒鉛化炭素繊維は単結晶ではないものの、多数の網面構造を有した黒鉛結晶を含んでおり、これら結晶由来の特性として、PAN系炭素繊維等よりも高い電気伝導率、熱伝導率、弾性率を有し、またセラミック並みの低熱膨張率を有する。
したがって、これらピッチ系黒鉛化繊維は樹脂材料その他の他種材料と複合化することでその熱伝導性や導電性を高め、熱的な寸法安定性、機械的剛性も高める事ができる。
黒鉛化率に関しては、その反映値としてピッチ系黒鉛化炭素繊維の真密度が2.0〜2.5g/ccの範囲にあることが好ましい。
また更に好ましくは、炭素材料中の黒鉛結晶(六角網面)のab軸方向の結晶子サイズ(La)はが30〜200nmの範囲にある事が好ましい。
尚、これらの結晶子サイズは、X線回折法で求めることができ、解析手法としては学振法を用い、黒鉛結晶の(002)面、(110)面からの回折線を用いて求める事ができる。
これらの事から、本発明で用いる炭素材料としては前記ピッチを原料としたピッチ系黒鉛化炭素繊維が最適である。
原料ピッチは公知の溶融紡糸法もしくはメルトブロー法により紡糸され、その後、不融化、炭化焼成、黒鉛化の諸工程によって黒鉛化炭素繊維を得る事ができる。
まず紡糸ノズルの形状については特に制約はないが、ノズル孔の長さと孔径の比が3よりも小さいものが好ましく用いられ、更に好ましくは1.5程度のものが用いられる。
このようにして得られたピッチ繊維よりなるウェブは、繊維同士が交絡することで3次元的なランダム性を有している。これらウェブは公知の方法で不融化できる。
また平均繊維長/平均繊維径の比で表わされるアスペクト比はおよそ2〜200の範囲にある事が好ましい。アスペクト比が2未満であると、繊維形状の特徴を活かしにくくなり、200を超えると嵩密度が下がり、高密度充填が困難になるからである。
尚、これらピッチ系黒鉛化炭素繊維は、短繊維状のフィラーの他に、前記のランダムマット、不織布、織布等の炭素繊維集合体の形で用いる事ができる。
尚、これらランダムマット状、不織布状、織布状の炭素繊維集合体を用いると、炭素集合体内の繊維配列の空間的規則性もしくは異方性を用いて、作成した高熱伝導層に、熱伝導率や熱膨張率の異方性を発現させる事ができる(ただし短繊維状のフィラーを用いた場合においても、成型時等における力学圧縮過程等を通じ、ある程度の配向性を有させる事ができる)。
こうした表面処理としては、各種コーティング処理(浸せきコーティング、噴霧コーティング、電着コーティング、各種メッキ、プラズマCVD等)、オゾン処理、プラズマ処理、コロナ処理、イオン打ち込み処理、電解酸化処理、酸・アルカリその他の薬液処理等が挙げられ、炭素繊維表面への樹脂、無機物、金属酸化物、金属、およびそれらの微粒子等のコーティング、親水性官能基や金属元素等の導入による表面活性化、疎水性基の導入による表面不活性化、エッチングによる表面粗度のコントロール等が可能になる。
光反射層の厚みはおよそ0.01〜10μmである事が好ましい。厚み0.01μm未満では光反射性が不十分に成り易く、10μmを超えると炭素繊維への密着性が低下したり、熱抵抗成分として熱伝導の妨げになる場合があり、好ましくない。尚、光反射層の厚みはより好ましくは0.03〜5μmであり、更に好ましくは0.05〜3μmである。
これら皮膜およびまたは微粒子として用いられる金属種としては、銀、ニッケル、コバルト、白金、チタン、鉛、錫、タングステン、アルミニウム、亜鉛、金、銅、鉄、クロム等の金属やそれらの合金および2種以上の複合微粒子(例えば銀コート銅粉等)が好ましく用いられ、その中でも特に銀が好ましく用いられる。
これらの表面活性化処理は2種以上の異なる処理方法を組み合わせて用いる事も好ましく行われる。
(1)ピッチ系黒鉛化炭素繊維の平均繊維径:
黒鉛化を経たピッチ系炭素繊維を光学顕微鏡下400倍において10視野写真撮影し拡大写真像から寸法を求めた。
(2)ピッチ系黒鉛化炭素繊維の平均繊維長:
黒鉛化を経たピッチ系炭素繊維を光学顕微鏡下で10視野撮影し求めた。倍率は繊維長に応じて適宜調整した。
(3)ピッチ系黒鉛化炭素繊維の真密度:
比重法を用いて求めた。
(4)結晶サイズ:
X線回折にて求め、六角網面の厚み方向の結晶サイズは(002)面からの回折線を用いて求め、六角網面の成長方向の結晶サイズは(110)面からの回折線を用いて求めた。また求め方は学振法に準拠して実施した。
(5)ピッチ系黒鉛化炭素繊維の熱伝導率:
粉砕工程以外を同じ条件で作製した黒鉛化処理後の繊維の抵抗率を測定し、特開平11−117143号公報に開示されている熱伝導率と電気比抵抗との関係を表す下記式(1)より求めた。
[数1]
C=1272.4/ER−49.4 (1)
ここで、Cは黒鉛化後の繊維の熱伝導率(W/m・K)、ERは同じ繊維の電気比抵抗μΩmを表す。
(6)高熱伝導層の熱伝導率:
京都電子製の熱伝導率測定装置「QTM−500」を用いてプローブ法で測定を行った。樹脂組成物による高熱伝導層についてはリファレンスプレート上に約300μmの厚みにコーティングし、所定条件で乾燥もしくは固化を行ったものをサンプルとした。尚、金属箔の熱伝導率については、上記装置での測定が困難であった為、文献値を用いた。
(7)電気比抵抗:
ダイヤインスツルメント社製の電気抵抗測定装置「ロレスタEP」を用いて、測定を行った。
(8)光反射率:
積分球を取り付けた分光光度計(島津製作所製UV−3101PC)を用いて、400〜700nmの波長範囲での平均反射率を求めた。尚、反射率の測定は5nmの波長間隔で行い、標準BaSO4白板の反射率を100%とした場合の値を用いた。
縮合多環炭化水素化合物よりなるピッチを主原料とした。光学的異方性割合は100%、軟化点が283℃であった。直径0.2mmの孔径の紡糸口金を使用し、スリットから加熱空気を毎分5000mの線速度で噴出させて、溶融ピッチを牽引して平均繊維径が15μmのピッチ系炭素繊維を製糸した。紡出された繊維をベルト上に捕集してマットとし、さらにクロスラッピングにより目付320g/m2のピッチ系炭素繊維からなるウェブとした。
本ピッチ系黒鉛化炭素繊維の、X線回折法によって求めた黒鉛結晶のc軸方向の結晶子サイズは33nmであった。またab軸方向の結晶子サイズは57nmであった。
[数2]
C=1272.4/ER−49.4 (1)
(ERは電気比抵抗を示し、ここでの単位はμΩ・mである)
実験例1で作成したピッチ系黒鉛化炭素繊維の表面に光反射性の層として銀の被覆を行った。銀の被覆には液体流動場を利用した電解めっき法を用いた。
尚、電解めっきの実施に先立ち、炭素繊維表面には岩崎電気株式会社製のオゾン処理装置を用いてオゾンによる表面処理を施した。
実験例1の炭素繊維B60重量%と、炭素繊維C28重量%と、バインダーとして平均繊維長5mmのPVA繊維(クラレ製「ビニロン」)12重量%とを30℃の水浴を用いて抄紙し、その後窒素雰囲気下1500℃で焼成処理することにより、目付量約135g/m2のペーパー状のピッチ系炭素繊維集合体を得た。
実験例1の炭素繊維B75重量%と、炭素繊維C15重量%と、バインダーとして、パルプ状の形態のアラミド材料(帝人製「コーネックス」)10重量%とを30℃の水浴を用いて抄紙し、その後窒素雰囲気下1500℃で焼成処理することにより、目付量約120g/m2のペーパー状のピッチ系炭素繊維集合体を得た。
縮合多環炭化水素化合物よりなるピッチを主原料とした。その主原料は光学的異方性割合が100%で、軟化点が285℃であった。直径0.2mmの孔径を有する紡糸口金を使用し、スリットから加熱空気を毎分5000mの線速度で噴出させて、溶融ピッチを牽引して平均直径11μmのピッチ系長繊維を紡出した。紡出された繊維をベルト上に捕集してマット状とし、さらにクロスラッピングを施し、三次元ランダムマット形状を有するピッチ繊維シートに整形した。
厚さ約9μmのポリパラフェニレンテレフタルアミドによるフィルム(以下、PPTAフィルムと記す。帝人アドバンストフィルム株式会社製商品名「アラミカ」)の片面に、エポキシ樹脂−シリカハイブリッド接着剤(荒川化学工業株式会社製「コンポセランAD10」をメチルエチルケトンで希釈してコーティングし、130℃で3分間熱処理を施した後に、60℃で1時間乾燥を行い、未完全硬化状態(Bステージ)の電気絶縁性の接着層を乾燥膜厚25μmで積層した。尚、接着層コーティング面には、後工程の取り扱い性を高めるために、厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを基材とする剥離性フィルム(帝人デュポンフィルム製)をラミネートした(これをフィルムAとする)。
次に、作成した放熱性実装基板の評価の一例として、LED実装基板としての評価を行った。
尚、本実施例で用いる回路は模擬回路の一種であり、外部の安定化電源から電力供給する事を念頭に作られたものである。実使用上はLED駆動用の電源ICや安全回路その他の関連部品類が多数実装され、配線パターンはもっと複雑にかつ高密度に形成される。これらの事を念頭に、本実施例でもLED駆動には関係の無い、ダミーの銅配線パターンを幾つか形成し、銅配線の為されていない基板上の領域を少なくするようにした。
続いて、実装基板上の電源接続用端子に、外部の安定化電源から所定電圧にて電力を供給してLEDを点灯させ、各LEDチップのパッケージ側面の表面温度を熱電対を用いてモニターした。
実施例1のフィルムBについて、電気絶縁性の接着層を積層した面と反対側の銅箔表面に電気絶縁層兼光反射層兼低表面エネルギー層を積層した以外は、全く実施例1と同様にして、放熱性実装基板を作成した。
尚、この電気絶縁層兼光反射層が積層された表面における純水に対する接触角は約105度であり、光反射率は73.2%で、その反射色は少し赤みのかかった白色であった。
実施例1における半田実装工程において、実装基板の最表面に形成された銅箔層の表面にもクリーム半田をスクリーン印刷した上でリフローをいった以外は、全く実施例1と同様に放熱性実装基板を作成した。
リフロー後、銅箔層表面には一様に半田層が積層されていた。半田層は光反射層としての機能を有し、その反射率は87.3%で、反射光の色相はメタリックなものであった。尚、半田層は高熱伝導層の熱伝導性を更に高める効果も有していた。
定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:46.1℃、LEDチップB:46.4℃、LEDチップC:46.3℃、LEDチップD:46.5℃、LEDチップE:46.1℃であった。
実施例1において、銅箔の代わりに、厚み30μmの粗面化処理その他の表面処理を施したアルミニウム箔を用いた以外は全く実施例1と同様にして、放熱性実装基板を作成した。
アルミニウム箔の熱伝導率は、約200W/m・Kであり、熱伝導率と層厚の積は約6000W/m・Kであった。また光反射層としての機能も有し、その反射率は74.2%で、反射色相は灰色状であった。
定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:50.3℃、LEDチップB:50.9℃、LEDチップC:50.7℃、LEDチップD:51.0℃、LEDチップE:50.4℃であった。
実施例1のガラスエポキシ銅貼り片面板との積層工程において、フィルムAおよびフィルムBを、ガラスエポキシ銅貼り片面板サイズ(40mm×100mm)より、一回り大きなサイズ(90mm×100mm)に切断したものを用いると同時に、前記ガラスエポキシ銅貼り片面板と、同一厚みのガラスエポキシ板上に離型性を有する薄葉のフッ素樹脂フィルムを貼ったもの(50mm×100mm×1.8mm)を並べて配置した状態で積層を行った。積層後には、実施例1同様の放熱性実装基板と、実装基板表面から繋がって形成された銅箔/接着層/PPTAフィルム/電気絶縁層からなる自立性の熱伝導性フィルムが得られた。
実験例1で作成した炭素繊維A20重量%、平均粒径約3μmの銀微粒子(株式会社マイクロン製「SPN−20J」)40重量%、ポリエステル系接着剤(東洋紡績株式会社製商品名「KA−215」)40重量%を、プラネタリーミキサーを用いて30分間混合しながら真空脱泡して高熱伝導層形成用組成物を作成した。
続いて、実施例1と同様の要領で、高熱伝導層を積層した面と反対側のフィルム面に、エポキシ樹脂−シリカハイブリッド接着剤からなる電気絶縁性の接着層を乾燥膜厚15μmの厚みで積層した。
また定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:64.5℃、LEDチップB:64.8℃、LEDチップC:65.0℃、LEDチップD:65.1℃、LEDチップE:64.7℃であった。
実験例2作成の光反射層を表面に形成した炭素繊維Aを用いた以外は、実施例6と同様にして、放熱性実装基板を作成し、LEDチップ等を実装した基板の評価を行った。
尚、半田層は、カバーレイフィルムの開口部のみに正しく形成されており、フィルム上に半田層がはみ出して形成された部分は無かった。
高熱伝導層の熱伝導率は5.3W/(m・K)で、熱伝導率と層厚の積は、1060W・μm/(m・K)、表面の光反射率は71.9%、反射色は白色に近い色相であり、純水に対する接触角は約107度であった。
また定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:64.0℃、LEDチップB:64.5℃、LEDチップC:64.7℃、LEDチップD:64.8℃、LEDチップE:64.6℃であった。
高熱伝導層を下記要領で作成した以外は、実施例6と全く同様にして、放熱性実装基板を作成し、LEDチップ等を実装した基板の評価を行った。
尚、半田層は、カバーレイフィルムの開口部のみに正しく形成されており、フィルム上に半田層がはみ出して形成された部分は無かった。
また定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:67.1℃、LEDチップB:67.8℃、LEDチップC:67.6℃、LEDチップD:68.0℃、LEDチップE:67.3℃であった。
高熱伝導層を下記要領で作成した以外は、実施例6と全く同様にして、放熱性実装基板を作成し、LEDチップ等を実装した基板の評価を行った。
尚、半田層は、カバーレイフィルムの開口部のみに正しく形成されており、フィルム上に半田層がはみ出して形成された部分は無かった。
また定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:65.5℃、LEDチップB:66.1℃、LEDチップC:66.0℃、LEDチップD:66.3℃、LEDチップE:66.0℃であった。
高熱伝導層を下記要領で作成した以外は、実施例6と全く同様にして、放熱性実装基板を作成し、LEDチップ等を実装した基板の評価を行った。
尚、半田層は、カバーレイフィルムの開口部のみに正しく形成されており、フィルム上に半田層がはみ出して形成された部分は無かった。
また定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:65.8℃、LEDチップB:66.2℃、LEDチップC:66.1℃、LEDチップD:66.5℃、LEDチップE:66.1℃であった。
高熱伝導層を下記要領で作成した以外は、実施例6と全く同様にして、放熱性実装基板を作成し、LEDチップ等を実装した基板の評価を行った。
尚、半田層は、カバーレイフィルムの開口部のみに正しく形成されており、フィルム上に半田層がはみ出して形成された部分は無かった。
尚、高熱伝導層の電気比抵抗は、8×10E8(Ω・cm)であった。
また定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:67.7℃、LEDチップB:68.5℃、LEDチップC:68.1℃、LEDチップD:68.7℃、LEDチップE:68.1℃であった。
高熱伝導層を下記要領で作成した以外は、実施例6と全く同様にして、放熱性実装基板を作成し、LEDチップ等を実装した基板の評価を行った。
尚、半田層は、カバーレイフィルムの開口部のみに正しく形成されており、フィルム上に半田層がはみ出して形成された部分は無かった。
高熱伝導層の熱伝導率は4.1W/(m・K)で、熱伝導率と層厚の積は820W・μm/(m・K)、表面の光反射率は17.1%、純水に対する接触角は約110度であった。
また定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:67.5℃、LEDチップB:68.3℃、LEDチップC:67.9℃、LEDチップD:68.5℃、LEDチップE:67.9℃であった。
高熱伝導層を下記要領で作成した以外は、実施例6と全く同様にして、放熱性実装基板を作成し、LEDチップ等を実装した基板の評価を行った。
尚、半田層は、カバーレイフィルムの開口部のみに正しく形成されており、フィルム上に半田層がはみ出して形成された部分は無かった。
高熱伝導層の熱伝導率は4.2W/(m・K)で、熱伝導率と層厚の積は840W・μm/(m・K)、表面の光反射率は50.2%、純水に対する接触角は約109度であった。
また定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:67.4℃、LEDチップB:68.1℃、LEDチップC:67.8℃、LEDチップD:68.3℃、LEDチップE:67.7℃であった。
実験例3で作成したペーパー状のピッチ系炭素繊維集合体を、下記組成からなるエポキシ系樹脂組成物中に浸せきし、140℃で3分間熱処理を施した後、その片面に厚み25μmの白色ポリエチレンナフタレートフィルムをラミネートし、カレンダー処理を施した後、130℃で3時間の熱処理を行い、支持フィルムとしての白色ポリエチレンナフタレートフィルム上に、高熱伝導層としての厚み220μmの炭素樹脂複合層を形成してなる積層フィルムを得た。続いて、この積層フィルムを所定のパターンで打ち抜き加工を行った。
このエポキシ炭素複合層による高熱伝導層の熱伝導率は、13W/(m・K)を超える値であり(熱伝導率測定装置の測定限界)、熱伝導率と層厚の積は2900W・μm/(m・K)以上であった。
尚、本エポキシ系樹脂組成物の組成は、平均粒径13μmの窒化硼素微粒子(電気化学工業製「MGP」)15重量%、平均粒径6μmの窒化硼素微粒子(電気化学工業製「HGP」)15重量%、下記樹脂材料70重量%とし、プラネタリーミキサーを用いて30分間混合しながら真空脱泡して組成物を作成した。
次に、厚さ約9μmのポリパラフェニレンテレフタルアミドによるフィルム(帝人アドバンストフィルム株式会社製商品名「アラミカ」)の両面に、エポキシ樹脂−シリカハイブリッド接着剤(荒川化学工業株式会社製「コンポセランAD10」をメチルエチルケトンで希釈後、マイヤーバーでコーティングし、同様に60℃で1時間乾燥を行い、未完全硬化状態(Bステージ)の電気絶縁性の接着層を乾燥膜厚15μmの厚みでフィルムの両面に積層し、それぞれ25μm厚みの剥離性のポリエチレンテレフタレートフィルム(帝人デュポンフィルム製)をラミネートした後、本フィルムを所定のパターンで打ち抜き加工を施した。
尚、高熱伝導層の設けられた面の光反射率は24.2%であり、純水に対する水の接触角は87度であった。
またLED実装基板としての評価に関し、定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:53.4℃、LEDチップB:54.0℃、LEDチップC:54.2℃、LEDチップD:53.7℃、LEDチップE:53.5℃であった。
実験例3で作成したペーパー状のピッチ系黒鉛化炭素集合体の代わりに、実験例4で作成したペーパー状のピッチ系黒鉛化炭素集合体を用いた以外は、実施例11と全く同様にして放熱性実装基板を作成し、LED実装基板としての評価を行った。
尚、高熱伝導層となるエポキシ炭素複合シートの炭素繊維集合体の重量比率は約44重量%であり、層の厚みは180μm、熱伝導率は13W/(m・K)を超える値であり、熱伝導率と層厚の積は2400W・μm/(m・K)以上であった。
また本実装基板の半田リフロー工程後には、半田層はカバーレイフィルムの開口部のみに正しく形成されており、フィルム上に半田層がはみ出して形成された部分は無かった。
LED実装基板としての評価に関し、定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:53.9℃、LEDチップB:54.5℃、LEDチップC:54.7℃、LEDチップD:54.2℃、LEDチップE:53.8℃であった。
実験例3で作成したペーパー状のピッチ系黒鉛化炭素集合体の代わりに、実験例5で作成したランダムマット状のピッチ系黒鉛化炭素集合体を用いた事と、130℃×3時間の熱処理を真空熱プレス装置で3MPaの圧力を印加しながら行った事以外は、実施例11と全く同様にして放熱性実装基板を作成し、LED実装基板としての評価を行った。
尚、高熱伝導層となるエポキシ炭素複合シートの炭素繊維集合体の重量比率は約44重量%であり、層の厚みは240μm、熱伝導率は13W/(m・K)を超える値であり、熱伝導率と層厚の積は3100W・μm/(m・K)以上であった。
また本実装基板の半田リフロー工程後には、半田層はカバーレイフィルムの開口部のみに正しく形成されており、フィルム上に半田層がはみ出して形成された部分は無かった。
LED実装基板としての評価に関し、定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:51.1℃、LEDチップB:51.7℃、LEDチップC:51.5℃、LEDチップD:51.9℃、LEDチップE:51.3℃であった。
尚、実施例11〜13で用いられるポリエチレンナフタレートフィルムは、意図的に作成した結晶化部位やフィラー、ボイド等での光散乱に由来して白色を呈するものであり、高熱伝導層に積層された光反射層としての機能を果たしている。
実施例13の高熱伝導層の表面に微細な凹凸形成を行った以外は全く実施例13と同様にして、放熱性実装基板を作成し、LED実装基板としての評価を行った。
高熱伝導層表面への凹凸形状付与は、高熱伝導層を熱的に硬化させる工程である130℃×2時間の熱処理工程を、鋳型となる凹凸形状を表面に有する銅板を高熱伝導層表面と面接触させた状態で、真空熱プレス装置内で所定の圧力をかけながら行う事によって、行った。
電気絶縁層/高熱伝導層/補強層からなる積層体を共押し出し法を用いて作成した。
高熱伝導層の材料には、融点が約182℃のポリエステル系エラストマー55重量%、実験例1で作成した炭素繊維Aを10重量%、炭素繊維Bを20重量%、炭素繊維Cを10重量%、炭素繊維Dを5重量%からなる組成を用い、これらの材料を溶融混練して前駆材料とした。
また補強層の材料には、ポリエチレンナフタレート(融点約270℃)を用いた。
ここで電気絶縁層の厚みは約23μm、高熱伝導層の厚みは約250μm、補強層の厚みは約65μmとした。
また、それぞれ単独の成形体として測定した熱伝導率の値は、高熱伝導層は約13W/(m・K)、電気絶縁層は約2W/(m・K)であった。
この積層体を用い、実施例1同様に真空熱プレス装置を用いて、1.8mm厚みのガラスエポキシ銅貼り片面基板に積層した。
尚、真空熱プレス条件は、圧力3MPa、180℃、30分間とし、目的とする放熱性実装基板を作成し、LEDチップ等を実装した基板の評価を行った。
定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:51.2℃、LEDチップB:51.5℃、LEDチップC:51.1℃、LEDチップD:51.4℃、LEDチップE:50.9℃であり、更に、LED実装基板に対する機械的衝撃や傷つき等に対する耐性が顕著に向上した。
高熱伝導層として以下のものを用い、電気絶縁層を積層せず、高熱伝導層と補強層からなる2層の積層体を用いた以外は、実施例18と同様にして放熱性実装基板を作成し、LEDチップ等を実装した基板の評価を行った。
ここで高熱伝導層の厚みは約280μm、補強層の厚みは約65μmとした。
また単独の層として測定した高熱伝導層の熱伝導率は約5W/(m・K)であり、高熱伝導層の厚みと熱伝導率の積は1400W・μm/(m・K)となった。
また高熱伝導層の面内方向に0.5mmの距離を隔てて長さ5cmの平行電極を設け、両電極間に50Vの直流電圧を1分間印加した場合において、高熱伝導層に絶縁破壊現象もしくは電気的短絡現象の発生は観られなかった。
この積層体を用い、実施例18同様に放熱性実装基板を作成し、LEDチップ等を実装した基板の評価を行った。
また定常状態における各LEDチップの表面温度は、LEDチップA:55.1℃、LEDチップB:55.4℃、LEDチップC:54.8℃、LEDチップD:55.2℃、LEDチップE:54.7℃であり、更に、LED実装基板に対する機械的衝撃や傷つき等に対する耐性が顕著に向上した。
実施例1において、高熱伝導層の積層を行わず、厚さ約9μmのポリパラフェニレンテレフタルアミドによるフィルム(帝人アドバンストフィルム株式会社製商品名「アラミカ」)の片面に電気絶縁層を積層したのみの積層フィルムを作成した。すなわちエポキシ樹脂−シリカハイブリッド接着剤(荒川化学工業株式会社製「コンポセランAD10」をメチルエチルケトンで希釈後、マイヤーバーでコーティングし、同様に60℃で1時間乾燥を行い、未完全硬化状態(Bステージ)の電気絶縁性の接着層を乾燥膜厚15μmの厚みでフィルム上に積層した。
なお、半田層は、カバーレイフィルムの開口部のみに正しく形成されており、フィルム上に半田層がはみ出して形成された部分は無かった。
実施例11において、高熱伝導層の厚みを20μmとした以外は、実施例11と全く同様にして、実装基板を作成し、LED実装基板としての評価を行った。
本比較例における高熱伝導層の熱伝導率と層厚の積は約64W・μm/m・Kであった。
なお、半田層は、カバーレイフィルムの開口部のみに正しく形成されており、フィルム上に半田層がはみ出して形成された部分は無かった。
2:ダイオード
3、3a、3b、3c、3d、3e、3f:配線回路パターン
4、4b、4c:ダミー回路パターン
5:電源接続用端子
6:実装基板固定用のねじ締結孔
7a、7b、7c、7d、7e:放熱性カバーレイフィルム
8a、8b、8c:LEDチップと放熱性カバーレイフィルムとの間のギャップ
9b、9c、9f:高熱伝導層
10b、10c、10f:電気絶縁性のプラスチックフィルム(PPTAフィルムもしくはPENフィルム)
11b、11c、11f:電気絶縁性の接着層
12b、12c、12d、12e、12f:ガラスエポキシ基板
13b、13c:電気接点部
14b:電気絶縁層(電気絶縁性のプラスチックフィルム)と高熱伝導層との間のギャップ
15b、15c:電気絶縁層(本発明における定義)
16d、16e:基板固定用治具(ねじ、ボルト)
17d、17e:アルミニウム製のフレーム
18e:自立性熱伝導性フィルム
19f:表面にV字型溝形状を刻んだ銅板
20f:V字型溝形状のピッチ
Claims (1)
- 少なくとも、熱伝導率が3W/(m・K)以上で、熱伝導率と層厚を乗じた値が100W・μm/(m・K)以上となる層厚を有する高熱伝導層が、層厚2〜200μmの電気絶縁層を介して、実装基板のデバイス実装面の少なくとも回路配線部を含む表面領域に積層してなり、かつ当該高熱伝導層は、少なくとも、平均繊維径0.1〜30μm、真密度2.0〜2.5g/ccのピッチ系黒鉛化炭素繊維またはピッチ系黒鉛化炭素繊維集合体を、全固形成分中の5〜70重量%の範囲で含む炭素樹脂複合層から構成されており、電気絶縁層は、電気絶縁性のプラスチックフィルムと電気絶縁性の接着層を積層してなる層であり、電気絶縁性のプラスチックフィルムが、ポリパラフェニレンテレフタルアミド(PPTA)、ポリエチレンナフタレート(PEN)によるフィルムのいずれかであることを特徴とする放熱性実装基板。
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