JP5154825B2 - 壁紙及びその施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、壁紙及びその施工方法に関し、更に具体的には、壁紙の目隙の改善と生産性向上に関するものである。
防火壁装材などに用いられる壁紙の種類には、紙系壁紙,繊維系壁紙,塩化ビニル樹脂系壁紙,プラスチック系壁紙,無機質系壁紙があり、表面の主素材と裏打ち紙が施された構造をなすものが広く利用されている。従来、壁紙を施工する際には、この壁紙の種類に応じた施工方法が選択されるが、一般的には、糊付け後の養生時間が長いほどよいとされ、接着剤の改善開発が進められてきた。
しかしながら、紙壁紙や珪藻土壁紙などの伸縮が大きい壁紙は、ビニル系壁紙やプラスチック系壁紙などと同じように施工した場合、継目の目隙が発生するケースが多いため、紙系壁紙類は敬遠される傾向がある。壁紙の施工上でいう目隙とは、施工時に壁紙を何枚も貼り継ぐ過程で、その継目に壁紙の伸縮によって生じる隙間のことをいう。このような目隙の要因は、吸水(糊付け)による紙の伸縮と接着剤との相性が指摘されている。
壁紙の施工方法には、重ね切り施工法と突き付け施工法がある。重ね切り施工法は、継目部分を数cm重ね、そのほぼ中央を2枚同時に切り込む方法で、材料を問わず一般的に行われている施工法である。突き付け施工法は、紙壁紙や織物などで、下地や現場状況によって難易度の高いケースの時に行われるが頻度が少ない。
紙系壁紙類の製品は、どちらの施工法を行っても、施工後の乾燥状況によって上述した目隙が起こる現象が問題となっている。壁紙の施工上、施主からは、目隙を起こさない綺麗な仕上げに完成させることが常に要望され、技術者からは、スムーズな施工により生産性(ないし作業性)の向上が可能であることが要望されている。現状では、上述したように、接着剤の改善などの観点から目隙の防止が図られており、比較的接着力が弱い低コストの糊剤を用いて目隙が起きないようにするのは困難である。
以上のような問題を解消するために、下記特許文献1の壁紙施工法には、60分間オープンタイムをとった後に、第一の壁紙と第二の壁紙の重なり部分に切り込みを入れて壁紙小口面を形成し、第一の壁紙と第二の壁紙の切断片と下敷きテープを取り去り、第一の壁紙全体を下地に貼り付け、第一の壁紙の小口面に水性糊剤を塗布し養生テープを取り除き、第二の壁紙の小口面を第一の壁紙小口面に合わせて下地に貼り付け、小口部分からはみ出した水性糊剤を除去することが開示されている。
特開2006−336413公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の背景技術では、60分間のオープンタイム(養生時間)をとるため、施工に時間がかかるという不都合がある。また、常に、継目部分にその都度糊を付ける作業が必要となり、なおかつ、貼り合わせた後で壁紙の表にはみ出た糊を拭き取らなければならない。このため、壁紙表面を汚すおそれがあったり、拭き取りを怠ると一層汚れや継目が目立ったりするという不都合があるほか、作業工程が増えるため、生産性が高いとはいえないという不都合もある。
本発明は、以上の点に着目したもので、その目的は、目隙を防止するとともに、生産性の向上を図ることができる壁紙及びその施工方法を提供することである。
前記目的を達成するため、本発明の壁紙施工方法は、裏面に糊付けされ、相対する端縁に下敷きテープと養生テープが貼り付けられた2枚の壁紙を、前記下敷きテープが下地側になるように養生テープと重ねて下地に貼り、重ね合わせ部分のほぼ中央部を長さ方向に切断して不要な切断片を取り除き、前記2枚の壁紙の切断縁を合わせて前記下地に接着する壁紙施工方法において、前記壁紙を、糊付け後の吸水による最大伸び量に対して、60〜80%の伸び量となるまで養生し、該伸び量が60〜80%の範囲内にあるうちに、前記下地に貼ることを特徴とする。
他の発明の壁紙施工方法は、壁紙の裏面に糊付けするとともに、対向する一方の端縁に下敷きテープを貼り付け、他方の端縁に養生テープを貼り付ける工程,前記糊付け後、吸水による壁紙の最大伸び量に対して、60〜80%の伸び量を示すまで養生する工程,前記養生後、前記伸び量が60〜80%の範囲内にあるうちに、前記下敷きテープが下地側になるように前記養生テープと重ねて、2枚の壁紙を下地に貼る工程,前記下敷きテープと養生テープの重ね合わせ部分のほぼ中央部を長さ方向に切断して、前記下敷きテープ,養生テープ,壁紙の切断片を取り除く工程,一方の壁紙の切断縁側を前記下地に接着固定し、該切断縁に他方の壁紙の切断縁を合わせて押し込み、その継目全体を、前記他方の壁紙の膨らみ部分を含めて押圧し、前記下地に接着する工程,を含むことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記下敷きテープ,養生テープ,壁紙の切断片を取り除く工程において、これらの切断片を、切断ラインの一方側でまとめて回転させながら、前記切断ラインの他方に向けて取り除くことを特徴とする。
他の形態は、前記壁紙の養生時間が、5〜7分の範囲内であることを特徴とする。更に他の形態は、前記壁紙が、裏打ち紙と表面の化粧層からなる積層構造を有しており、前記裏打ち紙に糊付けすることを特徴とする。更に他の形態は、デンプン系,メチルセルロール系,ポリビニール系のいずれかの糊剤ないし接着剤によって、前記壁紙の糊付けを行うことを特徴とする。更に他の形態は、前記下地が、石膏ボード,石膏プラスター,モルタル,コンクリート,ケイカル板,あるいは、前記いずれかの基材にパテ処理ないしシーラー処理を施したものであることを特徴とする。本発明の壁紙は、前記いずれかの方法で施工したことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明は、裏面に糊付けされた2枚の壁紙を、相対する端縁に貼り付けた下敷きテープと養生テープが重なるように、前記下敷きテープを下地側にして貼り付けて重ね切りする際に、前記壁紙に糊付け後、吸水による壁紙の最大伸び量に対して、60〜80%の伸び量となるまで養生し、該伸び量が60〜80%の範囲内にあるうちに、該壁紙を前記下地に貼ることとした。このため、伸縮の余裕を保って目隙を防止するとともに、養生時間の短縮により生産性の向上を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1〜図5を参照しながら、本発明の実施例1を説明する。図1(A)は、本実施例で使用する壁紙を裏側から見た平面図,図1(B)は、前記壁紙の端縁同士を重ね合わせた状態を表側から見た平面図である。図2は、本実施例の施工工程の一例を示す断面図,図3は、本実施例の切断片の取り除き工程の一例を示す図である。図4は、本実施例と従来技術の施工工程を示すフローチャートである。図5は、紙系壁紙の吸水特性を示す図であり、(A)は吸水後の壁紙巾の経時変化を示す図,(B)は吸水後の伸縮強度の経時変化を示す図である。
<紙壁紙の一般的な性質>・・・本発明の壁紙施工方法は、各種壁紙に適用可能であるが、特に目隙が生じやすい紙系壁紙の施工に好適である。まず、紙壁紙の一般的な性質について図5を参照して説明する。前記図5(A)は、92cm巾の紙壁紙に水のみを吸収させた場合の壁紙巾の経時変化を示すものであって、横軸は吸水後の経過時間[分]、横軸は壁紙の巾[mm]を表している。図5(A)に示すように、壁紙は、吸水後、徐々に伸びて30分前後でピークを示し、10分間前後ピーク状態で安定した後、縮み始める。そして、おおむね、60〜70分前後で元の寸法(92cm)に戻るが、その後も若干縮み、最終的には、元寸法を若干下回る寸法で安定する。
また、図5(B)は、5cm(巾)×92cm(長さ)の紙壁紙に水のみを吸収させた場合の伸縮強度の経時変化を示すものであって、横軸は吸水後の経過時間[分]、縦軸は伸縮強度[g]を表している。図5(B)に示すように、吸水後、5〜10分の間は、縮む影響は受けず、20分後でも影響は比較的弱いものの、時間の経過とともに、その力は強くなり、経過後60分(1時間)で約1.15kgを示し、経過後105分(1時間45分)で最大値2.23kgを示している。このような壁紙の縮む力の大きさが目隙を発生させる要因にもなっている。本発明では、以上のような壁紙の吸水特性を利用して、目隙の発生を防止するものである。なお、前記図5(A)及び図5(B)に示した吸水特性は、水のみを吸収させた場合の試験結果であり、施工時の糊付けによる吸水の場合は、固形分(糊)の影響や壁紙の材質により、前記図5(A),(B)とは異なる数値を示すが、全体的な傾向は同様である。
<作用>・・・次に、本実施例の作用を説明する。本実施例は、連続する壁紙を貼る際に、はじめに2枚の壁紙の継目部分を重ねて、その重ね合わせ部分のほぼ中央をカットし、一方の壁紙を下地に接着固定させてから、他方の壁紙を継目に合わせて押さえ込んで仕上げる公知の重ね切り工法に、本発明を適用したものである。図1(A)に示すように、壁紙10は、全体が略長方形であって、裏面10Bに糊付けされるとともに、該裏面10Bの対向する端縁の一方に下敷きテープ12が貼り付けられ、他方の端縁に養生テープ14が貼り付けられる。前記壁紙10は、例えば、裏打ち紙と表面の化粧層からなる積層構造の紙系壁紙であって、前記裏打ち紙側の主面が前記裏面10Bに相当する。他の壁紙20も、前記壁紙10と同様の構成となっている。
これら壁紙10,20は、あらかじめ割付で裁断した一方の壁紙10の裏面10Bに糊16(図2参照)を塗布して四隅を糊刷毛でよくしごき、対向する端縁の一方に下敷きテープ12を貼り、他方の端縁に養生テープ14が貼り付けられる(ステップS10)。前記糊16としては、例えば、公知のデンプン系,メチルセルロース系,ポリビニール系の接着剤(ないし糊剤)や、壁紙用接着剤のいずれかが用いられる。また、前記糊付けと下敷きテープ12及び養生テープ14の貼り付けは、手作業に限定されるものではなく、公知の糊付け機によって行うようにしてもよい。
以上のようにして糊付けした壁紙10は、軽く折りたたんで放置し、糊付け後5〜7分経過してから、図1(B)及び図2(A)に示すように、前記下敷きテープ12が下地22側を向くように、前記下地22に貼り付ける。前記下地22は、石膏ボード,石膏プラスター,モルタル,コンクリート,ケイカル板などの基材や、これらの基材にパテ処理やシーラー処理を施したものが用いられ、完全に乾燥した状態で前記壁紙10が貼り付けられる。次に、前記壁紙10と同様に、他方の壁紙20についても同様に糊16を塗布するとともに、下敷きテープ12と養生テープ14を貼り付ける。そして、糊付けから5〜7分経過してから、図2(A)に示すように、前記養生テープ14を、前記壁紙10の下敷きテープ12が設けられた部分と重ね合わせる。このとき、前記下敷きテープ12と養生テープ14が重なり合う位置で、必要に応じて柄合わせを行ってから、前記壁紙20を下地16に貼り付ける(ステップS12及びステップS14)。
本実施例では、上述したように、糊付け後5〜7分経過してから、壁紙10,20を下地22に貼り付けることとなっている。通常、有効巾が92cmの紙壁紙は、糊付け後約15分で、14mm程度の最大の伸びを示す。このため、従来行われてきた工法のように、糊付け後(ステップS30)、壁紙が最大に伸びきった状態となる15分〜30分後程度まで養生時間をとると(ステップS32)、前記図5に示した紙の伸縮特性にもとづく寸法の縮小により、後述する仕上げ工程(ステップS40)後に、継目に目隙が生じてしまう。反対に、糊付け後すぐに下地22に貼ると、後伸びするため、継目に膨らみが生じてしまうことになる。一方、前記有効巾92cmの壁紙は、糊付け後の経過時間が5分の時点では約10mm,7分の時点では約11mmの伸びを示す。これは、上述した最大伸び量の14mmに対して、それぞれ約71.4%,78.6%を示す。このように、糊付けによる吸水後の最大伸び量に対して、約60〜80%の範囲内の伸び量を示す時点で下地22への貼り付けを行うことにより、伸縮の余裕を保つことができるため、目隙を防止して良好な仕上がりを得ることができる。
次に、図2(A)に点線で示すように、前記下敷きテープ12と養生テープ14が重なり合う部分のほぼ中央部を、カットライン18に沿って長さ方向に切り込む(ステップS16)。そして、図2(B)に示すように、下敷きテープ12,養生テープ14,壁紙10の切断片10C,壁紙20の切断片20Cを取り除く(ステップS18)。このとき、本実施例では、図3に示すように、前記下敷きテープ12,養生テープ14,切断片10C及び20Cを、カットライン18の一方の端部(図示の例では下側)でまとめて、図3に矢印F3aに示すように回転させながら、矢印F3bで示すように、他方の端部(図示の例では上側)に向けて取り除いている。このようにすると、効率よく取り除くことができるとともに、壁紙の裏面10B,20Bに塗布した糊16が、表面10A,20Aに付着するのを防止することができる。
その後、図2(C)に示すように、壁紙10の継目部分を先に下地22に接着固定させる。そして、図2(D)に示すように、前記壁紙10の切断面10Dに、他方の壁紙20の切断面20Dを合わせるように、前記壁紙20の継目部分を、前記壁紙10の継目部分に押し込むように合わせる。この際、図2(D)に示すように、壁紙20側に多少の膨らみ24ができる。これは、壁紙20が最大の伸びを示す前に重ね切りを行っており、切断後にも若干壁紙20が伸びるために生じるものである。しかしながら、図2(E)に示すように、継目28をローラ26などを用いて押圧して全体を収めて仕上げる(ステップS20)ことにより、乾燥後に縮みが生じても、前記膨らみ24が余裕となるため目隙を防止し、継目28の存在が実質的に感知できないような壁紙施工が可能となる。
図4は、糊付け後の経過時間を時間軸として、本実施例と従来技術の工法を比較したフローチャートである。図4に示すように、従来工法では、糊付け(ステップS30)後、壁紙が最大に伸びた状態となる15分〜30分後程度まで養生(ステップS32)してから、貼り付け(ステップS34),重ね切り(ステップS36),切断片除去(ステップS38),仕上げ(ステップS40)を行っている。これに対して、本実施例では、糊付け(ステップS10)後、5〜7分後程度まで養生(ステップS12)してから貼り付け(ステップS14)以降の工程を行っている。すなわち、5〜7分の間隔で施工を行うことができるため、上述した目隙の防止効果に加えて、従来工法よりも大幅な施工時間の短縮を図ることができ、生産性の向上を図ることが可能となる。
<実験例>・・・次に、本実施例の実験例について説明する。まず、本実施例のサンプルとして、市販品のデンプン系接着剤A(接着力弱め)と煮糊アク止め接着剤の2種類の糊16をそれぞれ裏面10B,20Bに塗布し、下敷きテープ12及び養生テープ14を貼り付けた壁紙を用意する。そして、それぞれを、シーラー処理を施した下地22と、処理なしの下地22に、上述した養生時間経過後に貼り付けた場合の4通りについて、目隙幅の測定を行った。目隙幅の測定は、施工作業完了後、完全に壁紙が乾いた状態において、マイクロスコープを用いて行った。これと合わせて、1m離れた地点での目視による目隙の確認を行った。一方、比較例としては、酢酸ビニル系接着剤と、デンプン系接着剤Bの接着力の強い2種類を用いて糊付けし、従来工法のように、壁紙がほぼ伸び切った状態となるまで養生してから、シーラー処理ありの下地22と処理なしの下地22に貼り付けた場合の4通りについて、目隙幅の測定及び目視による確認を行った。なお、比較例で用いる壁紙は、柄の違いを除き、品質,成分,表面化粧層,エンボス,裏打ち紙等が実施例で用いたものと同等品を使用した。
なお、目隙幅の評価は、以下の通りとした。
目隙は全く見えない 10μm未満
目隙はほとんど見えない 10μm〜20μm未満
目隙が僅かに見える 20μm〜50μ未満
目隙が見える 50μm〜100μm未満
目隙がはっきり見える 100μm以上
前記実施例と比較例についての試験結果が、以下の表1に示されている。
Figure 0005154825
表1に示すように、本実施例の工法で施工した場合は、4通りの全ての場合について20μm以下の目隙幅を示し、1m離れた地点での目視でも、ほとんど継目を感知できなかった。一方、従来工法で施工した比較例では、4通りの測定結果の平均が50μmを超えており、目視すると継目がわずかながら感知される結果となった。なお、実施例では、壁紙10,20と下地22の相性の点からみると、シーラー処理なしの下地のほうが、若干伸縮を安定させる傾向があるものの、シーラー処理ありの場合と大きな差は見られなかったため、現場の下地基材の状況が施工に支障をきたすことはないと考えられる。
このように、実施例1によれば、裏面に糊付けされた2枚の壁紙10,20を、相対する端縁に貼り付けた下敷きテープ12と養生テープ14が重なるように、前記下敷きテープを下地側にして貼り付けて重ね切りする際に、壁紙裏面10B,20Bに糊付け後、吸水による壁紙の最大伸び量に対して、60〜80%の伸び量となるまで養生してから前記下地22に貼ることとした。このため、伸縮の余裕を保って目隙を防止するとともに、養生時間の短縮により生産性の向上を図ることができる。また、強力な接着剤を用いることなく、比較的接着力が弱く安価な市販の糊を用いることができるため、コスト低減も可能となる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法は一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。糊16や下地22も一例であり、他の公知の各種の糊剤(ないし接着剤)や下地基材を用いてもよい。また、前記壁紙10,20も一例であり、エンボス加工が施されているものなどを利用するようにしてもよい。もちろん、天井に施工する場合も含まれる。
(2)前記実施例で示した作用も一例であり、同様の効果を奏するように適宜変更してよい。例えば、前記実施例では、壁紙10及び20の重ね合わせ部分を切断する際に、下敷きテープ12を完全に分断することとしたが、これも一例であり、前記下敷きテープ12によって下地22を保護することができれば、前記下敷きテープ12に切り目を入れる程度であってもよい。また、前記実施例では、継目28の押圧にローラ26を用いることとしたが、これも一例であり、ヘラを利用するなど必要に応じて適宜変更可能である。
(3)前記実施例では、本発明を、紙壁紙や珪藻土壁紙など、伸縮性の大きい紙系壁紙の施工に適用することとしたが、他の公知の各種の壁紙の施工に本発明は適用可能である。
本発明によれば、裏面に糊付けされた2枚の壁紙を、相対する端縁に貼り付けた下敷きテープと養生テープが重なるように、前記下敷きテープを下地側にして貼り付けて重ね切りする際に、前記壁紙の裏面に糊付け後、吸水による壁紙の最大伸び量に対して、60〜80%の伸び量となるまで養生し、該伸び量が60〜80%の範囲内にあるうちに、該壁紙を前記下地に貼ることとした。これにより、伸縮の余裕を保って目隙を防止するとともに、養生時間の短縮により生産性の向上が可能となるため、壁紙施工方法に適用できる。特に、吸水による伸縮が大きい紙系壁紙の施工に好適である。

本発明の実施例1で使用する壁紙を示す図であり、(A)は前記壁紙を裏側から見た平面図,(B)は前記壁紙の端縁同士を重ね合わせた状態を表側から見た平面図である。 前記実施例1の施工工程の一例を示す断面図である。 前記実施例1の切断片の取り除き工程の一例を示す図である。 本実施例と従来技術の施工工程を示すフローチャートである。 紙系壁紙の吸水特性を示す図であり、(A)は吸水後の壁紙巾の経時変化を示す図,(B)は吸水後の伸縮強度の経時変化を示す図である。
符号の説明
10,20:壁紙
10A,20A:表面
10B,20B:裏面
10C,20C:切断片
10D,20D:切断面
12:下敷きテープ
14:養生テープ
16:糊
18:カットライン
22:下地
24:膨らみ
26:ローラ
28:継目

Claims (8)

  1. 裏面に糊付けされ、相対する端縁に下敷きテープと養生テープが貼り付けられた2枚の壁紙を、前記下敷きテープが下地側になるように養生テープと重ねて下地に貼り、重ね合わせ部分のほぼ中央部を長さ方向に切断して不要な切断片を取り除き、前記2枚の壁紙の切断縁を合わせて前記下地に接着する壁紙施工方法において、
    前記壁紙を、糊付け後の吸水による最大伸び量に対して、60〜80%の伸び量となるまで養生し、該伸び量が60〜80%の範囲内にあるうちに、前記下地に貼ることを特徴とする壁紙施工方法。
  2. 壁紙の裏面に糊付けするとともに、対向する一方の端縁に下敷きテープを貼り付け、他方の端縁に養生テープを貼り付ける工程,
    前記糊付け後、吸水による壁紙の最大伸び量に対して、60〜80%の伸び量を示すまで養生する工程,
    前記養生後、前記伸び量が60〜80%の範囲内にあるうちに、前記下敷きテープが下地側になるように前記養生テープと重ねて、2枚の壁紙を下地に貼る工程,
    前記下敷きテープと養生テープの重ね合わせ部分のほぼ中央部を長さ方向に切断して、前記下敷きテープ,養生テープ,壁紙の切断片を取り除く工程,
    一方の壁紙の切断縁側を前記下地に接着固定し、該切断縁に他方の壁紙の切断縁を合わせて押し込み、その継目全体を、前記他方の壁紙の膨らみ部分を含めて押圧し、前記下地に接着する工程,
    を含むことを特徴とする壁紙施工方法。
  3. 前記下敷きテープ,養生テープ,壁紙の切断片を取り除く工程において、これらの切断片を、切断ラインの一方側でまとめて回転させながら、前記切断ラインの他方に向けて取り除くことを特徴とする請求項2記載の壁紙施工方法。
  4. 前記壁紙の養生時間が、5〜7分の範囲内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の壁紙施工方法。
  5. 前記壁紙が、裏打ち紙と表面の化粧層からなる積層構造を有しており、前記裏打ち紙に糊付けすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の壁紙施工方法。
  6. デンプン系,メチルセルロール系,ポリビニール系のいずれかの糊剤ないし接着剤によって、前記壁紙の糊付けを行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の壁紙施工方法。
  7. 前記下地が、石膏ボード,石膏プラスター,モルタル,コンクリート,ケイカル板,あるいは、前記いずれかの基材にパテ処理ないしシーラー処理を施したものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の壁紙施工方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかの方法で施工したことを特徴とする壁紙。
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