JP5156708B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、リモートコントローラの周辺温度の検出機能を備えた空気調和機に関する。
空気調和機は、室内空気を熱交換器に循環させて、加熱、冷却、除湿機能などにより調整し、調整された空調空気を室内に吹き出すことにより室内を空気調和する。このとき、使用者の位置を検知して空調空気を送り、使用者の周囲の温度を制御することができれば、使用者が温度設定の変更や風向設定の変更などの煩わしい操作を省略することが可能となり、使用者の満足度が高まると共に、使用者の周囲のみを快適に空気調和するので空気調和機の省エネルギ化を図ることができる。
そのひとつの方法として、空気調和機にリモートコントローラ(以下、リモコンと称す)の温度と位置の検出機能を備え、使用者の近くに置かれるリモコンの位置を使用者の居る位置と見做して、リモコンの温度と位置に応じて風向、風量、暖房冷房能力などを制御する方法が開示されている。
特許文献1(特開2007−247983号公報)には、温度センサと、室温表示部と、温度設定部と、設定温度表示部と、制御目標温度設定部と、制御目標温度を変更するパワーアップ/ダウンSWとを設け、パワーアップ/ダウンSWを操作して制御目標温度をアップ/ダウンさせ、リモコン付近の室温を使用者の求める温度にする空気調和機のリモコンが開示されている。
即ち、使用者の居る傍に常時置かれるリモコン付近の室温を使用者が求める温度にする空気調和機のリモコンについて開示されている。
特許文献2(特許第3078350号公報)には、遠隔操作器(リモコン)が操作されてから所定時間(10分)が経過すると遠隔操作器の操作制御手段は遠隔操作器に備えた室温センサの室温データを室内機に送信し、遠隔操作器が操作されることなく所定時間(10時間)が経過すると遠隔操作器の操作制御手段は室温データの送信を停止する空気調和機が開示されている。
これにより、遠隔操作器の不必要な室温データの送信をなくして、遠隔操作器に内蔵された電池の寿命を延ばすと共に、その送信周期を短くしてきめ細かな空調制御を行う空気調和機について開示されている。
特許文献3(特開2007−127348号公報)には、無線データを送信するとともに、リモコンから送信される環境条件指令および環境設備とリモコンとの距離情報を受け取り、この距離情報に応じてリモコンから指令された環境指令条件を補正する環境調整システムが開示されている。
これにより、複数のゾーンに分割されたフロア内における空調設備や照明設備等の環境設備において、これらの環境設備との距離情報を得て、距離に影響される環境調整要素を補正し、これによって従来よりも適切な環境条件を容易にしかも確実に得る環境調整システムについて開示されている。
特開2007−247983号公報 特許第3078350号公報 特開2007−127348号公報
現在、家庭用の空気調和機は、環境への配慮が求められ、省資源・省エネルギを強く要求されている。
特許文献1は、リモコンに設けたパワーアップ/ダウンSWのオンで設定温度とは別の制御目標温度をリモコンで決定して空気調和機本体に送るものであり、空気調和機全体の運転状況を無視して一方的に制御目標温度が決定されるため、空気調和機の運転が不安定になるおそれがある。
特許文献2は、リモコンの電池の消耗抑制が間歇送信か送信停止かの択一であり、送信停止までの間歇送信中におけるリモコンの電池の消耗抑制については触れていない。
特許文献3は、リモコン温度とリモコン位置に応じてリモコンのある場所の環境条件を調整するものであるが、調整の程度については具体的に触れておらず、空気調和制御が不安定になるおそれがある。
そこで本発明は、省資源・省エネルギに適いつつ、使用者に煩わしい操作を求めることなく、使用者がいるリモコン周囲の温度が設定温度に近づくように、加熱力又は/及び冷却力が適切に制御される空気調和機を提供することを課題とする。
本発明は、このような課題を解決するために、請求項1に係る空気調和機は、設定温度や運転指示を入力するリモコンにリモコン温度センサを備えると共に、空気調和機本体に吸込み空気温度センサ備え、前記リモコン温度センサで検出したリモコン温度と前記吸込み空気温度センサで検出した吸込み空気温度に応じて定めた温度シフト値を前記設定温度に上乗せした上乗せ設定温度に前記吸込み空気温度が近づくように、加熱力又は/及び冷却力を制御する空気調和機において、前記リモコン温度センサで検出した前記リモコン温度を前記空気調和機本体に送信する送信間隔を前記吸込み空気温度と前記リモコン温度と前記温度シフト値に応じて定め、前記リモコンは定められた前記送信間隔に応じて前記リモコン温度を前記空気調和機本体に送信することを特徴とする。
本発明によれば、省資源・省エネルギに適いつつ、使用者に煩わしい操作を求めることなく、使用者がいるリモコン周囲の温度が設定温度に近づくように、加熱力又は/及び冷却力が適切に制御される空気調和機を提供することができる。
本実施形態に係る空気調和機の全体構成図である。 本実施形態に係る空気調和機を構成する室内機の側面断面図である。 本実施形態に係る空気調和機を構成する室内機の室内機送受光部の構成図である。 本実施形態に係る空気調和機を構成するリモコンの外観正面図である。 本実施形態に係る空気調和機を構成するリモコンのリモコン送受信部の構成図である。 リモコンのリモコン温度参照制御のフローチャートである。 室内機のリモコン温度参照制御のフローチャートである。 室内機の設置された室内の検知領域区分図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図における同一符号は、同一物または相当物を示すものとする。
≪空気調和機の全体構成≫
まず、本実施形態に係る空気調和機1の全体構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る空気調和機の全体構成図である。
室内を空気調和する空気調和機1は、室内に設置される室内機2と、室外に設置される室外機6と、空気調和機1を遠隔操作するリモコン4と、室内機2と室外機6とを繋ぐ接続配管8とで構成される。
<室外機>
室外機6は、圧縮機(図示せず)、室外送風機(図示せず)、室外熱交換器(図示せず)等を備える。室外機6の圧縮機と室外熱交換器は、接続配管8の2本の冷媒配管(図示せず)により、後述する室内機2の室内熱交換器33(図2参照)と接続され、冷媒を循環させることにより熱ポンプとして機能する。
<室内機>
次に、本実施形態に係る空気調和機1を構成する室内機2について図1および図2を用いて説明する。
図2は、本実施形態に係る空気調和機を構成する室内機の側面断面図である。
室内機2は、筐体ベース21の中央部に室内熱交換器33と、室内熱交換器33の下流側に室内熱交換器33の幅と略等しい長さの横流ファン方式の室内送風ファン34と、室内熱交換器33で結露した凝縮水を受ける露受皿35とを備える。
また、室内機2の筐体ベース21には、フィルタ271,271'、上下風向板291,292、左右風向板295等の基本的な内部構造体が取り付けられる。これらを化粧枠23で覆い、化粧枠23の前面に前面パネル25を取り付けることにより、筐体ベース21、化粧枠23、前面パネル25からなる筐体20に内包され室内機2を構成する。
室内送風ファン34が回転すると、室内空気が室内機2に設けられた空気吸込み口27から室内熱交換器33へ流れる。そして、室内熱交換器33にて温度調整、湿度調整された空調空気は、室内送風ファン34を通って室内送風ファン34の長さに略等しい幅を持つ吹出し風路290に流れる。その後、空調空気は、吹出し風路290途中に配した左右風向板295で左右方向を偏向され、加えて、空気吹出し口29に配した上下風向板291,292で上下方向を偏向されて室内に吹き出す。
空気吸込み口27は、室内機2の上部に設けられた上側空気吸込み部270と、室内機2の前面に設けられた前側空気吸込み部270'とで構成される。
ここで、前面パネル25に設けられた可動パネル251は、下端部に設けた回動軸を支点として駆動モータ(図示せず)により回動され、空気調和機1の運転時に前側空気吸込み部270'を開くように構成されている。これによって、室内空気は、空気調和機1の運転時に前側空気吸込み部270'からも室内機2内に吸引される。なお、空気調和機1の運転停止時には、可動パネル251を回動し、前側空気吸込み部270'を閉じるように制御される。
フィルタ271,271'は、空気吸込み口27(上側空気吸込み部270、前側空気吸込み部270')から吸い込まれた室内空気中に含まれる塵埃を取り除くためのものであり、室内熱交換器33の吸込側を覆うように配置されている。
露受皿35は、室内熱交換器33の前後両側の下端部下方に配置され、冷房運転時や除湿運転時に室内熱交換器33に発生する凝縮水を受けるために設けられている。露受皿35にて集められた凝縮水は、接続配管8の内部に設けられたドレン配管(図示せず)を通して室外に排出される。
化粧枠23の下面に形成される空気吹出し口29は、前面パネル25と化粧枠23との分割部に隣接して配置され、室内機2の内部の吹出し風路290に連通している。
2枚の上下風向板291,292は、両端部に設けた回動軸を支点にして、リモコン4からの指示に応じて、駆動モータ(図示せず)により空気調和機1の運転時に所要の角度まで回動され、空気吹出し口29を開き、その状態に保持される。なお、空気調和機1の運転停止時には、上下風向板291,292を回動し、空気吹出し口29を閉じるように制御される。なお、上下風向板291,292は、閉鎖状態で、吹出し風路290をほぼ隠蔽して室内機2の底面に連続するように構成されている。
左右風向板295は、下端部に設けた回動軸を支点にして、リモコン4からの指示に応じて、駆動モータ(図示せず)により所要の角度まで回動され、その状態に保持される。
このように、空気調和機1の室内機2は、リモコン4からの指示に応じて、上下風向板291,292、左右風向板295を所要の角度まで回動して、空調空気を空気吹出し口29から上下左右に偏向し所望の方向に吹き出す。
なお、リモコン4から指示することにより、空気調和機1の運転中に上下風向板291,292、左右風向板295を周期的に揺動させ、室内の広範囲に周期的に空調空気を吹き出すことも可能である。
室内機2は、前側空気吸込み部270'の近くに、空気吸込み口27から室内機2へ吸い込まれる室内空気の温度(以下、「吸込み空気温度」と称す)を検出する室内機サーミスタ211を備える。
なお、室内機2は、空気吸込み口27から室内機2へ吸い込まれる室内空気の湿度を検出する室内湿度センサ(図示せず)を備えていてもよい。
室内機2の前面パネル25の下部一側には、室内機2とリモコン4との間で赤外線信号を送受信するための室内機送受光部380と、空気調和機1の運転状況を表示する表示装置390とが配置される。
ここで、室内機送受光部380の構成について、図3を用いて説明する。
図3は、本実施形態に係る空気調和機を構成する室内機の室内機送受光部の構成図である。
室内機送受光部380は、リモコン4からの赤外線信号を受信するIRレシーバ381と、室内機2の設置された室内の中央に向けて赤外線信号を送信する中央送信素子382と、室内機2の設置された室内の左側に向けて赤外線信号を送信する左送信素子383と、室内機2の設置された室内の右側に向けて赤外線信号を送信する右送信素子384とから構成される。
また、室内機2は、内部の電装品ボックス(図示せず)に制御基板(図示せず)を備え、この制御基板にマイコン(図示せず)と記憶装置(図示せず)が設けられている。
マイコンは、室内機サーミスタ211、室内湿度センサ等の各種のセンサからの信号を受け取ると共に、室内機送受光部380(IRレシーバ381)を介してリモコン4からの赤外線信号を受け取る。
マイコンは、これらの信号に基づいて、室内送風ファン34の駆動モータ、可動パネル251の駆動モータ、上下風向板291,292の駆動モータ、左右風向板295の駆動モータ等を制御すると共に、接続配管8の電線を介して室外機6(圧縮機、室外送風機等)との通信を司り、室内機2および室外機6を統括して制御する。
また、マイコンは、室内機送受光部380(中央送信素子382、左送信素子383、右送信素子384)を介して、リモコン4に赤外線信号を送信可能である。
<リモコン>
次に、本実施形態に係る空気調和機1を構成するリモコン4について図4および図5を用いて説明する。
図4は、本実施形態に係る空気調和機を構成するリモコンの外観正面図である。
リモコン4は、空気調和機1(図1参照)に運転指示を行うための操作ボタンを複数備える操作パネル403と、空気調和機1の運転指示等を表示する液晶表示画面(以下、LCD(Liquid Crystal Display)と称す)402と、赤外線信号により室内機2(図1参照)と通信するリモコン送受光部401とを備える。
また、リモコン送受光部401には、室内の空気がリモコン送受光部401の内部へ通風可能なサーミスタ通風路410が形成される。
ここで、リモコン送受光部401の構成について、図5を用いて説明する。
図5は、本実施形態に係る空気調和機を構成するリモコンのリモコン送受信部の構成図である。なお、リモコン送受光部401のサーミスタ通風路410が形成された赤外線を透過するカバーを取り外した状態である。
リモコン送受光部401は、室内機2の室内機送受光部380(図1参照)からの赤外線信号を受信するIRレシーバ421と、室内機2の室内機送受光部380に向けて赤外線信号を送信する送信素子422と、サーミスタ通風路410を介してリモコン4の周辺の空気温度(以下、「リモコン温度」と称す)を検出するリモコンサーミスタ411とを備える。
これにより、リモコン4は、使用者が操作パネル403を操作することにより設定された設定温度や運転指示について、リモコン送受光部401(送信素子422)を介して室内機2に赤外線信号を送信可能となる。また、リモコンサーミスタ411で検出したリモコン温度についても、リモコン送受光部401(送信素子422)を介して室内機2に赤外線信号を送信可能となる。また、リモコン4は、リモコン送受光部401(IRレシーバ421)を介して、室内機2からの赤外線信号を受信可能である。
このように、リモコン4は、使用者が室内のどこに居ても空気調和機1を操作できるように、赤外線発光素子を使用したワイヤレス方式であり、リモコン4の内部に赤外線通信や表示用の電源を供給する電池(図示せず)を内蔵している。
≪空気調和機の室内温度制御≫
空気調和機の室内温度の制御は、リモコン4を用いて使用者が設定した設定温度と、室内機サーミスタ211で検出した吸込み空気温度に基づいて行われる。
しかし、一般に室内機2は室内の高所に取り付けられるため、室内機サーミスタ211で検出した吸込み空気温度と使用者の周囲の空気温度とは必ずしも同じ温度とはならず、若干の温度差が生ずる。
そのため、この温度差を考慮して、リモコン4を用いて使用者が設定した設定温度に所定の温度シフト値を上乗せした上乗せ設定温度(即ち、上乗せ設定温度=設定温度+温度シフト値)と、室内機サーミスタ211で検出した吸込み空気温度との差に応じて空気調和機1の能力を制御し、吸込み空気温度が上乗せ設定温度に速やかになるように制御することにより、使用者の周囲の空気温度を設定温度に近づける。
なお、温度シフト値は、室内機2に設けたマイコンの記憶装置に保存されている値であり、空気調和機1の構造や、暖房・冷房等の運転の種別で異なる値をとる。
次に、リモコン4のリモコンサーミスタ411で検出したリモコン温度を用いて、温度シフト値を更新し、空気調和する方法について図6および図7を用いて説明する。
図6は、リモコンのリモコン温度参照制御のフローチャートである。図7は、室内機のリモコン温度参照制御のフローチャートである。
<リモコン温度参照制御フロー(リモコン)>
リモコン4のリモコン温度参照制御について図6を用いて説明する。
使用者によりリモコン4の操作パネル403に設けられた空気調和機1に運転指示を行うための操作ボタンが押されると、リモコン4は、運転モードおよび設定温度を示す赤外線信号を室内機2に送信する(ステップS101)。なお、「運転モード」とは、冷房・暖房等の運転設定、風量設定、風向設定等を含むものである。
次に、リモコン4は、リモコン送受光部401のIRレシーバ421を起動し、室内機2からの赤外線信号を受信可能な受信許可の状態とする(ステップS104)。
IRレシーバ421が室内機2から送信された次回タイミングを示す赤外線信号を受信すると(ステップS105)、リモコン4はIRレシーバ421を停止し室内機2からの赤外線信号を受信しない受信禁止の状態とする(ステップS106)。
ここで、「次回タイミング」とは、リモコンサーミスタ411で検知したリモコン温度をリモコン4から室内機2に送信する時間を示すものである。なお、次回タイミングは、相対的な時間でも絶対的な時刻でも良く、リモコン4が次回のリモコン温度を送信する時刻が特定できるものであればどのような形態でも構わない。
本実施形態では、次回タイミングが絶対的な時刻を示す信号である場合として、以下説明する。
リモコン4は、受信した次回タイミングの時刻が経過するまで、タイマ動作以外の機能を抑制するスリープモードに移行し、リモコン4の内蔵電池の消耗を抑制する(ステップS107)。
但し、リモコン4の操作パネル403の操作ボタンが押された時は速やかにスリープモードから脱し通常動作に復帰する。
次回タイミングの時刻を経過すると、リモコン4は、スリープモードから復帰し、リモコンサーミスタ411でリモコン温度を検出し(ステップS108)、検出されたリモコン温度を示す赤外線信号を室内機2に送信し(ステップS109)、ステップS104へ戻る。
なお、ステップS108におけるリモコン温度の検出は、適宜な時間間隔で複数回行ない、その平均値を求めるようにしてもよい。
また、複数回温度検出を行う場合において、温度検出の時間間隔が長い時にはリモコン温度の検出とスリープモードとを交互に繰返して内蔵電池の消耗を抑制するようにしてもよい。
このように、リモコン4は、リモコン温度の検出(ステップS108)から、次回タイミングを受信しIRレシーバ421を受信禁止する(ステップS106)までの短時間のみ起動し、大多数の時間はスリープモードに移行(ステップS107)する。
さらに、IRレシーバ421をステップS104からステップS106の極短時間のみ起動し、他の時間はIRレシーバ421を停止させている。
これにより、リモコン4は、内蔵電池の消耗が極めて少なく、電池の長寿命化を実現できる。
<リモコン温度参照制御フロー(室内機)>
次に、室内機2のリモコン温度参照制御について図7を用いて説明する。
室内機2のマイコンは、ステップS101(図6参照)においてリモコン4から送信された運転モードおよび設定温度を示す赤外線信号について、室内機送受光部380を介して受信する(ステップS201)。
室内機2のマイコンは、マイコンの記憶装置に記憶された初回用の次回タイミングを示す赤外線信号について、室内機送受光部380を介して送信する(ステップS204)。なお、室内機2が送信した次回タイミングを示す赤外線信号は、ステップS105(図6参照)においてリモコン4で受信される。
室内機2のマイコンは、リモコン4からの運転モード、設定温度等に応じて室内機2を制御し、空気調和機1の運転を開始する。
また、室内機2のマイコンは、リモコン4からのリモコン温度を示す赤外線信号を受信するのを待つ(ステップS205でNo)。
室内機2のマイコンは、リモコン4からのリモコン温度を示す赤外線信号について、室内機送受光部380を介して受信すると(ステップS205でYes)、受信したリモコン温度と、室内機サーミスタ211で検出した吸込み空気温度と、マイコンの記憶装置に保存されている温度シフト値から、下記(1)式を用いて温度偏差Eを演算する(ステップS206)。
温度偏差E=吸込み空気温度−リモコン温度−温度シフト値 ・・・(1)
室内機2のマイコンは、演算された温度偏差Eの絶対値が予め定めたマイコンの記憶装置に記憶された規定値と比較する(ステップ207)。
ここで、温度偏差Eの絶対値が規定値より大きい場合は(ステップS207でYes)、リモコン4から室内機2へリモコン温度を送信する送信間隔を小さい値に決定する(ステップS208)。
一方、温度偏差Eの絶対値が規定値より小さい場合は(ステップS207でNo)、リモコン4から室内機2へリモコン温度を送信する送信間隔を大きい値に決定する(ステップS209)。
室内機2のマイコンは、決定された送信間隔に基づいて次回タイミングを演算し(ステップS210)、演算された次回タイミングを示す赤外線信号について室内機送受光部380を介して送信する(ステップS211)。
室内機2のマイコンは、(1)式を用いて演算された温度偏差Eを用いてマイコンの記憶装置に保存されている温度シフト値を更新する(ステップS212)。ここで、Kは、マイコンの記憶装置に保存されている重み付け係数である。更新された温度シフト値は下記(2)式で表現される。
更新後温度シフト値=温度シフト値+温度偏差E×K ・・・(2)
温度シフト値が更新された後は、ステップS205に戻る。
また、以降の空気調和機1の室内温度の制御は、更新された温度シフト値が参照され、吸込み空気温度が設定温度に温度シフト値を上乗せした上乗せ設定温度に速やかに近づくように暖房能力、冷房能力などの空調能力が制御される。
ここで、これらの制御が繰り返されることにより、下記(3)式が成立する上乗せ設定温度が吸込み空気温度と等しくなった安定した状態では、温度シフト値が一定になるので、温度シフト値の補正量(温度偏差E×K)がゼロとなり、下記(4)式が成立する。
上乗せ設定温度(=設定温度+温度シフト値)=吸込み空気温度 ・・・(3)
温度偏差E=0=吸込み空気温度−リモコン温度−温度シフト値 ・・・(4)
この両式から、下記(5)式が成立する。
リモコン温度=設定温度 ・・・(5)
このように、使用者の近くに置いてあるリモコン4の周辺の空気温度(リモコン温度)が設定温度と等しくなる。即ち、使用者の周囲の空気温度がちょうど設定温度に過不足なく空調される。
なお、上乗せ設定温度が吸込み空気温度と等しくなった安定した状態では、温度シフト値は一定となるが、この一定となった温度シフト値は吸込み空気温度と使用者の居る空間の温度であるリモコン温度との差と等しくなる。
この安定した状態における温度シフト値を、空気調和機1の暖房、冷房、除湿などの運転モード毎に記憶し、次回以降の同じ運転モードでの運転開始時に初期値として使用することで、運転開始当初から、実績のある確かな温度シフト値での運転となり、設定温度への到達がぶれの少ない運転で速やかに行われる。
≪空気調和機の作用・効果≫
本実施形態に係る空気調和機1によれば、リモコン温度がリモコン4から室内機2に送信された時に、吸込み空気温度とリモコン温度と現在の温度シフト値から温度偏差Eを演算し、演算された温度偏差Eを用いて温度シフト値を更新する。この更新された温度シフト値を設定温度に上乗せし、吸込み空気温度がこの上乗せした設定温度に近づくように空気調和機1の運転が制御される。
このように、室内機2でリモコン温度を受信する毎に温度シフト値が更新される。この制御を繰返すことで、最終的には、吸込み空気温度と設定温度の差が吸込み空気温度とリモコン温度の差に等しくなり、リモコン温度が設定温度に等しくなって、室内の温度調節の機能を果たすことができる。
また、リモコン温度の受信から次にリモコン温度を受信するまでの間隔があいている場合でも、吸込み空気温度と上乗せした設定温度によって空気調和機1の運転を制御することができる。
また、本実施形態に係る空気調和機1によれば、リモコン4の位置の周囲の空気温度が設定温度に空調される。即ち、使用者の周囲にリモコン4を置くことで使用者の周囲が過不足なく空調される。
このため、本実施形態に係る空気調和機1によれば、使用者に煩わしい操作を求めることなく、使用者がいるリモコン周囲の温度が設定温度に近づくように、加熱力又は/及び冷却力が適切に制御される空気調和機を提供することができる。
また、本実施形態に係る空気調和機1は、リモコンサーミスタ411で検出したリモコン温度を室内機2に送信する送信間隔を、吸込み空気温度とリモコン温度と温度シフト値に応じて定め、リモコン4は定められた送信間隔に応じてリモコン温度を室内機2に送信する。
一般に、室内機2は室内の高所に設置されることが多く、使用者が居る位置から空気調和機1を操作するため、内蔵電池を電源とするワイヤレスのリモコン4が用いられる。このため、リモコン4の内蔵電池が切れると空気調和機1そのものが運転できなくなるおそれがあり、使用者に煩わしいリモコン4の内蔵電池の交換作業を要求する。
リモコン4の内蔵電池の消耗は、リモコン4から室内機2に向けてリモコン4の情報を伝える送信時が一番多く、加えて、リモコン4が室内機2からの信号を受信するため待機しているときも、送信時よりは少ないが、内蔵電池の電力を消耗している。
このため、これらリモコン4の送受信時における内蔵電池の消耗を少なくすることが、リモコン4の内蔵電池を長持ちさせ、使用者の利便性を保つために重要となる。
また、リモコン温度を用いて空気調和機1を制御する場合、リモコン温度をリモコン4から室内機2に適宜な間隔で送信する必要があるが、運転開始直後はリモコン温度と設定温度の差が大きく、リモコン温度を設定温度に素早く近づける必要があるため、大きな能力で室内を空気調和するのでリモコン温度は短時間に変化する。
そのため、空気調和機1の制御に必要なリモコン温度の送信間隔が長すぎると、室温が設定温度を超えて変化し、空気調和のし過ぎとなるおそれがある。逆に、リモコン温度の送信間隔が短いとリモコン4の内蔵電池の消耗が早くなり、内蔵電池の交換が必要となる。
本実施形態に係る空気調和機1によれば、吸込み空気温度からリモコン温度と温度シフト値を減じた値を温度偏差Eとし、この温度偏差Eの絶対値が大きい時は所定の間隔でリモコン温度を送信する。
ここで、吸込み空気温度から温度シフト値を減じた値は温度シフト値が凡そ適正であれば略設定温度になり、温度偏差Eは略設定温度とリモコン温度との差になる。
温度偏差Eが大きい時は、リモコン温度の送信間隔を短くする。温度偏差Eが大きい時は、リモコン温度と設定温度との差が大きい時であり、空気調和機1は大能力で運転されるが、リモコン温度が比較的短い所定時間の間隔で送信されてくるので、温度シフト値の更新が適宜に行われ、空調能力を調整するので空調をし過ぎることを防止できる。
温度偏差Eが小さい時は、リモコン温度の送信間隔を長くする。温度偏差Eが小さいときは、リモコン温度が設定温度に近づいた時であり、温度シフト値は吸込み空気温度からリモコン温度≒設定温度を減じた値に近づき、換言すれば、吸込み空気温度が設定温度に温度シフト値を上乗せした上乗せ設定温度に近づいたときであり、空気調和機1は小能力で運転される。
リモコン温度が設定温度に近づいてきた時には、このように、空調能力が減少しているので、リモコン温度の変化率は小さく、空気調和機1を制御する上で頻繁にリモコン温度を参照する必要はなく、リモコン温度の送信間隔を比較的長い所定時間の間隔で送信するとしてもリモコン温度の変化は小さく、空調のし過ぎになることは無い。これにより、リモコン4から室内機2に向けての送信回数を少なくすることでリモコン4の内蔵電池の消耗を抑制することができる。
なお、本実施形態に係る空気調和機1では、温度偏差Eの絶対値によって定める送信間隔を2段階として説明したが、本発明はこれに限定されるものでは無く、想定するリモコン温度と設定温度の差が大きい時、あるいは空調負荷に比べて空調能力が大きすぎる場合など、更に送信の間隔を多段階に変化させることで、空調のし過ぎを防ぎつつ、リモコン4からの送信回数を少なくすることができる。
また、本実施形態に係る空気調和機1では、送信間隔を吸込み空気温度とリモコン温度と温度シフト値に応じて定めたが、送信間隔を設定温度とリモコン温度に応じて定めても良い。この場合、温度偏差Eを設定温度とリモコン温度の差にすることで、上述と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態に係る空気調和機1は、送信間隔情報として次回タイミングを室内機2からリモコン4に送信する。
一般に、近年の省エネ意識の高まりで、室内外の温湿度や空気調和機1の運転状態をリモコン4に表示させ、その時々の状況に応じて、空気調和機1をこまめにオンオフして、少しでも空気調和機1の消費電力を抑制したいと言う要望も強まって来ていることから、室内機2にリモコン4への送信機能を備え、リモコン4からの要求に応じて、室内機2で検知可能な消費電力、室外温度、故障情報、運転情報などをリモコン4に送信し、リモコン4のLCD402に表示させることが行われている。
また、製品の開発に当たっては、種々の定数が使用されるが、これらの定数は当初から適切な値が明らかになっている場合は少なく、製品開発の途中で試行錯誤の上、適切な値を探り出す場合が多い。
この時、使用されるソフト開発の手法としては、これらの定数をROMに格納し、ROM用ソケットを介して着脱自在に書換え可能なROMを装置に搭載し、上記の定数を種々変更して検討することが行われる。
この場合、リモコン4にこの手法を採用しようとするとROM用ソケットの大きさの分、リモコン4の外筐が大きくなり、リモコン4の使い勝手が悪くなり、また、リモコン4の製作コストも上昇してしまう。
本実施形態に係る空気調和機1は、前述の重み付け係数K、所定の送信間隔などの定数を室内機2のマイコンの記憶装置としてROMに格納して、室内機2で演算を行い、その結果をリモコン4に送信する。
これにより、温度偏差Eを演算するための演算回路や送信間隔を決定するための回路をリモコン4に備える必要がないため、リモコン4の内蔵電池の寿命が長くすることができ、併せて、リモコン4を小型化することができる。
また、製品開発途中の検討過程で、上記の定数を種々変更して検討するために着脱自在で書換え可能なROMをリモコン4に搭載する必要が無くなり、リモコン4をコンパクトに構成することができる。
なお、前述の重み付け係数K、所定の送信間隔などの定数の決定のための製品開発途中の検討が省略できるほど製品開発の経験が蓄積された場合は、書換え可能なROMをリモコン4に搭載する必要が無くなるので、前述のように、前記送信間隔を設定温度とリモコン温度に応じて定めても良い。
この時、吸込み空気温度などの室内機2のデータは不要なので、リモコン4で送信間隔の決定が可能であり、一方的にリモコン温度のデータを室内機2に送るだけでよく、室内機2からの送信を待ち受ける受信待機の時間が短くて済み、リモコン4の内蔵電池の消耗を更に抑制することができる。
また、本実施形態に係る空気調和機1は、室内機2からの送信間隔情報としての次回タイミングの送信(図7ステップS212参照)がリモコン4からのリモコン温度の受信(図7ステップS205参照)に引き続いてなされる。
これにより、リモコン4の受信部であるIRレシーバ421をリモコン温度の送信(図6ステップ109参照)から送信間隔情報としての次回タイミングの受信(図6ステップS105参照)までの間だけ受信待機状態とすることができ、他の時間は受信待機状態を解除し、受信不可状態として、リモコン4の内蔵電池の電力を消費する受信待機状態の長期化を回避しリモコン4の内蔵電池の消耗を抑制することができる。
また、本実施形態に係る空気調和機1は、運転停止を含めた運転の切換わり時直前の温度シフト値を保持する記憶装置を有し、運転開始を含めた運転の切換わり時直後の温度シフト値として、記憶装置に保持された、直近の同一運転の温度シフト値を用いる。
これにより、運転開始時も含めた、運転の切換わり時に、直近の過去の同一運転時の最終の温度シフト値で運転されるので、過去の運転状態で繰返し補正された結果、最終的に空気調和機1の吸込み空気温度とリモコン4のある場所の温度との差である蓋然性の高い温度シフト値で空気調和機1を制御されるので、制御の安定性が高い運転が可能となり、素早く、リモコン温度を設定温度に近づけることができる。
また、本実施形態に係る空気調和機1は、前記運転の切換わり直前の温度シフト値は少なくとも暖房又は冷房運転を含む運転モード毎に記憶装置に保持されている。
これにより、空気調和機1から吹出される温風、冷風による自然対流効果や、ショートサーキットのために、暖房と冷房で吸込み空気温度とリモコン温度の差が一様にならない場合でも、運転開始毎に、同一運転モードでの、直近の温度シフト値で運転が始まるので、制御の安定性が高い運転が可能となり、素早く、リモコン温度を設定温度に近づけることができる。
このため、使用者の居るリモコンの周囲を、素早く、設定温度に空気調和する空気調和機1を提供することができる。
≪変形例≫
次に、本実施形態に係る空気調和機1の変形例について説明する。
変形例に係る空気調和機1は、本実施形態に係る空気調和機1に加えて、リモコン4の位置検出機能を備える。
まず、空気調和機1の備えるリモコン4の位置検出機能について説明する。
室内機2は3方向に配置した送信素子382、383、384(図3参照)から順次赤外線信号を発信し、リモコン4はいずれの送信素子からの赤外線信号を受信したかを室内機2に送信する。これにより、室内機2は、リモコン4を操作する使用者が室内の右側領域、中央領域、左側領域のいずれにいるかを判断することができる。また、室内機2は送信素子382,383,384からの赤外線信号の強度を変化させながら信号を送信し、リモコン4が受信できた信号の強度を判断することにより、室内機2からリモコン4の距離(例えば、遠・中・近)を判断することができる。
このように、室内機2の室内機送受光部380と、リモコン4のリモコン送受光部401とで空気調和機1のリモコン4の位置検出機能を構成する。
次に、リモコン4の位置検出機能を用いた空気調和機1の風向の制御について図8を用いて説明する。
図8は、室内機の設置された室内の検知領域区分図である。
室内機2が設置された室902を、左側領域、中央領域、右側領域と、室内機2からの距離で分割した検知領域501〜509に分割する。なお、図9では9つの検知領域に分割したものを示したが、検知領域の数は空気調和機のリモコン4の位置検知能力により適宜変化させてもよい。
一般に、空気調和機の使用者の周囲をスポット的に空調し省エネを図るため、使用者の近くに置かれているリモコンの位置で温度を検知し、その周囲の使用者の居る空間を快適にすることが行われている。
前記スポット的な空調を行う場合は、リモコン4の近くに居る使用者に向けて、すなわちリモコン4が位置すると判定された検知領域に向けて室内機2が空調空気を吹き出すように、上下風向板291、292及び左右風向板295の少なくとも一つを制御する。
また、上記とは反対に、室内機2から吹き出される空調空気に直接当たりたくないという使用者も居る。このような使用者のニーズに応えるため、リモコン4の近くに居る使用者を避けるように、すなわちリモコン4が位置すると判定された検知領域を避けた検知領域に向けて空調空気を吹き出すように、上下風向板291、292及び左右風向板295の少なくとも一つを制御する。
例えば、リモコン4が検知領域505に位置すると判定された時のスポット的な空調について説明する。室内機2から吹き出される空調空気を検知領域505に向けるように上下風向板291、292及び左右風向板295の少なくとも一つを制御する。
一方、使用者を避けるような空調を行う場合は、検知領域505に隣接する検知領域504もしくは検知領域506のいずれか、もしくは両方に向けて空調空気を吹き出すように上下風向板291、292及び左右風向板295の少なくとも一つを制御する。
これにより、直接風に当たるのは回避したいが、周辺の緩やかな風で、穏やかな空調を望む人々のニーズに応えることができる。
このため、冷風,温風に直接当たらずに、マイルドな空気調和を望むニーズに応える空気調和機を得ることができる。
また、リモコン4の位置を検知した際、室内機2からリモコン4の位置が室内機2から遠ざかるほど室内送風ファン34の回転数を大きくしてもよい。
これにより、リモコン4までの距離が遠い場合は、室内送風ファン34の回転数を増加させ、空調空気がリモコン4のある場所の近くまで到達するようにする。また、リモコン4までの距離が近い場合には室内送風ファン34の回転数を減少させ、過剰な気流を抑えて、室内を乱さないようにする。
このため、室内の位置に関わらず、使用者の近くにあるリモコンの周囲の空間を快適に空調する空気調和機を提供することができる。
また、室内機2のマイコンの記憶装置に保存される温度シフト値を検知領域501〜509ごとに保存する構成としてもよい。
これにより、使用者の居る場所が、前回と変わり、空気調和機1からの方向や距離が違って、吸込み空気温度とリモコン温度の差が同じにならない場合でも、運転開始毎に、同一検知領域での、直近の温度シフト値で運転が始まるので、制御の安定性が高い運転で、素早く、リモコン温度を設定温度に近づけることができる。
このため、使用者の居るリモコン4の周囲を、素早く、設定温度に空気調和する空気調和機1を提供することができる。
1 空気調和機
2 室内機(空気調和機本体)
211 室内機サーミスタ(吸込み空気温度センサ)
20 筐体
21 筐体ベース
23 化粧枠
25 前面パネル
251 可動パネル1
27 空気吸込み口
270 上側空気吸込み部
270’ 前側空気吸込み部
271 フィルタ
29 空気吹出し口
290 吹出し風路
291 上下風向板
292 上下風向板
295 左右風向板
33 室内熱交換器
34 室内送風ファン(送風機)
35 露受皿
380 室内機送受光部
381 IRレシーバ
382 中央送信素子
383 左送信素子
384 右送信素子
390 表示装置
4 リモコン
401 リモコン送受光部
402 LCD
403 操作パネル
410 サーミスタ通風路
411 リモコンサーミスタ(リモコン温度センサ)
421 IRレシーバ
422 送信素子
501〜509 検知領域
6 室外機
8 接続配管
902 室

Claims (10)

  1. 設定温度や運転指示を入力するリモコンにリモコン温度センサを備えると共に、空気調和機本体に吸込み空気温度センサ備え、
    前記リモコン温度センサで検出したリモコン温度と前記吸込み空気温度センサで検出した吸込み空気温度に応じて定めた温度シフト値を前記設定温度に上乗せした上乗せ設定温度に前記吸込み空気温度が近づくように、加熱力又は/及び冷却力を制御する空気調和機において、
    前記リモコン温度センサで検出した前記リモコン温度を前記空気調和機本体に送信する送信間隔を前記吸込み空気温度と前記リモコン温度と前記温度シフト値に応じて定め、前記リモコンは定められた前記送信間隔に応じて前記リモコン温度を前記空気調和機本体に送信することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記吸込み空気温度から前記リモコン温度と前記温度シフト値を減じた値の絶対値に応じて、前記送信間隔を定める
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記吸込み空気温度から前記リモコン温度と前記温度シフト値を減じた値の絶対値が小さいほど前記送信間隔を長く定める
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記吸込み空気温度から前記リモコン温度と前記温度シフト値を減じた値の絶対値が規定値より大きい場合の前記送信間隔より、
    該絶対値が前記規定値以下の場合の前記送信間隔を長く定める
    ことを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記送信間隔情報を前記空気調和機本体から前記リモコンに送信する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記空気調和機本体からの前記送信間隔情報の送信が、
    前記リモコンからのリモコン温度の受信に引き続いてなされる
    ことを特徴とする請求項5に記載の空気調和機。
  7. 前記リモコンの位置の検出機能を更に有し、
    前記空気調和機の風向、風量を前記リモコンの位置に応じて制御する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の空気調和機。
  8. 前記リモコンの位置の検出機能によって区分した室内の領域の少なくとも2以上の領域の運転の切換わり直前の温度シフト値が領域毎に記憶装置に保持されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の空気調和機。
  9. 前記空気調和機本体の送風機の回転数を前記リモコンの位置が前記空気調和機本体から遠ざかるほど大きく変化させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の空気調和機。
  10. 前記リモコンの検出機能によって、前記リモコンが位置すると判定された領域に隣接する領域に空調空気を送る
    ことを特徴とする請求項7に記載の空気調和機。
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