JP5200450B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents
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Description
スピーカユニット自体を小型化すればよいが、小型化すると出力周波数帯域を低域まで広げにくく、ある程度の大きさ、例えば、円又は楕円の口径として5cm以上を確保する必要がある。
また、電子鍵盤楽器のケースの底板に大きな開口部を設けるとともに、スピーカユニットを下のスタンド部分に配置することにより、スピーカの放射音の少なくとも一部を、開口部から鍵盤の鍵の間隙を通過させて演奏者の方向に放射するものがある(特許文献2参照)。しかし、これもキャビネットタイプであるため、電子鍵盤楽器が大型化してしまう。
従って、鍵盤の後方に電気音響変換器を配置したり、下ケースの下に電気音響変換器を収容する箱を設けたりする必要がないので、電子鍵盤楽器の外形を小型化することができる。卓上型の電子鍵盤楽器にも適用できる。電気音響変換器の前面開口部の中心軸の方向が、鉛直下方向よりも前方に傾けられて収容されているため、音響波が下ケースの前方に放出されやすくなる。
これに対し、電気音響変換器の前面開口部の中心軸の方向が鉛直下方向であれば、電子鍵盤楽器が机上に置かれた場合、音響波が出にくくなる。下ケース及び又は前記支持部材には、多数の小さい放音孔を形成したり、1つの大きな放音孔を形成したりするのに十分な表面積があるから、音響波の通りやすい音響通路を容易に形成できる。
また、前記電気音響変換器の背面開口部から出力される音響波が、前記支持部材の隙間と前記複数の鍵の隙間を音響通路として外方に放出されるようにすれば、鍵の隙間から音響波が放出されるから、演奏者に自然な感じを与えることができる。
従って、鍵盤の後方に電気音響変換器を配置したり、下ケースの下に電気音響変換器を収容する箱を設けたりする必要がないので、電子鍵盤楽器の外形を小型化することができる。卓上型の電子鍵盤楽器にも適用できる。電気音響変換器の前面開口部の中心軸の方向が、鉛直下方向よりも前方に傾けられて収容されているため、音響波が下ケースの前方に放出されやすくなる。
これに対し、電気音響変換器の前面開口部の中心軸の方向が鉛直下方向であれば、電子鍵盤楽器が机上に置かれた場合、音響波が出にくくなる。下ケース及び又は前記支持部材には、多数の小さい放音孔を形成したり、1つの大きな放音孔を形成したりするのに十分な表面積があるから、音響波の通りやすい音響通路を容易に形成できる。
また、前記電気音響変換器の背面開口部から出力される音響波が、前記複数の質量体の隙間と前記支持部材の隙間を音響通路とする音響波が、前記複数の鍵の隙間を音響通路として外方に放出されるようにすれば、鍵の隙間から音響波が放出されるから、演奏者に自然な感じを与えることができる。
従って、質量体を備える電子鍵盤楽器のケース内部に電気音響変換器を収容していても、慣性モーメント発生部の最下降位置よりも上のスペースにまで電気音響変換器の最上部位置を上げて配置することができるから、電子鍵盤楽器の高さを低く抑えることができる。
従って、演奏者方向に、指で力を与えた物体であるところの鍵そのものから音響波が出ている感じを受けるので、電子楽器特有のノンリアリティ感が薄れ、リアリティのある鍵盤楽器が実現できる。
従って、縦壁リブのない領域に電気音響変換器が配置されることになるから、縦壁リブが下方に長く延設されていたとしても、この縦壁リブの存在が障害とならずに、電気音響変換器を配置することができる。鍵の配列方向における電気音響変換器の幅を、上述した隣り合う2つの縦壁リブの間隔に一致させれば、口径が最も大きな電気音響変換器を収容できる。
なお、電子鍵盤楽器が質量体を有する場合は、上述した複数の縦壁リブは、上部部材から複数の質量体の隙間を下方に延設される。
従って、質量体を有しない場合は、鍵盤と前記下ケースの底板との間の空間、質量体を有する場合は、質量体と前記下ケースの底板との間の空間を利用して、電子鍵盤楽器に必要な電気回路部が効率よく収容されるから、電子鍵盤楽器の外形を小型化できる。
このうち、図7,図8を参照して説明する第6の実施の形態が、補正後の特許請求の範囲に記載の発明に対する実施の形態である。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示す説明図であり、電子鍵盤楽器を右側面からみた断面の概略図である。各部材の結合関係を示すために、各部分は相異なる平面で切断されている。
以下、鍵の長手方向のうち、奥行き方向を「後方」、鍵の先端方向を「前方」という。
鍵盤において鍵が配列されて並んでいる方向は、「鍵の配列方向」という。
鍵盤フレーム1は、樹脂により一体成形されているが、一部に金属部材を含む場合もある。
鍵盤フレーム1は、大きく分けて、後方下側にある後方下部部材(1A,1B)、長手方向中央から後方にかけての上側にある上部部材(1C〜1G)、及び、前方下側にある前方下部部材(1H〜1S)で構成される。各部材は、鍵の配列方向に延びている。
このうち、リブ1bは、上述した後方下部部材、上部部材、前方下部部材を結合するためにも用いられている。リブ1bは、鍵の配列方向に並んでいる複数の質量体10同士が隣接している隙間において、所定の隙間位置、図3を参照して後述する例では、白鍵と白鍵とが隣接する隙間に設けられている。従って、リブ(縦壁リブ)1bは、鍵の配列方向に延びた上部部材から、複数の質量体10の隙間を通り、下方に延設されている。
他のリブは、鍵の配列方向における制約は特にないが、典型的には、リブ1bの延長上に設けられる。
下ケース11の底面部11aには、台座部11b,11cがあり、下ケースの基底部となる。台座部11b,11cに脚を取り付けたり、下ケース11の底面部11aを脚付きの枠台に載置したりすることができる。
下ケース11の底面部11aに脚を固定してキャビネットタイプとしてもよく、この場合、下ケース11は棚板と呼ばれることがある。
鍵本体部(白鍵)2の下部から力伝達部2dが突き出している。力伝達部2dの先端に底板2eを有し、底板2eの上部は、鍵の長手方向に抜けた空洞となっている。この底板2eの上面と下面にフェルト9が固着されている。
質量体10は、複数の鍵それぞれに設けられ、鍵の配列方向に配列されている。図示の質量体10は、鍵本体部(白鍵)2に対するもので、鍵盤フレーム1に形成された質量体回動支持部1Jにより、鍵盤フレーム1に対し揺動自在に支持される。質量体回動支持部1Jは、別個に形成され鍵盤フレーム1に取り付けられてもよい。
主被駆動部10a及び副被駆動部10bは、底板2eをフェルト9を介して挟み込むようにして力伝達部2eと係合している。
質量体回動支持部1Jは、慣性モーメント発生部10dが回動下限位置(図示の位置)にあるときの、この慣性モーメント発生部10dの最下降位置22の高さよりも回動支点部10cの位置が高くなるように設置されている。
鍵本体部(黒鍵)3に対しても、同様に、質量体回動支持部により揺動自在に支持された同様の質量体が設けられ、対応する黒鍵の力伝達部3cにより回動される。
以下、スピーカユニット16の配置を詳細に説明する。
このような場合でも、慣性モーメント発生部10dの回動は妨げられない。その結果、口径の大きなスピーカユニット16を収容しても、電子鍵盤楽器の高さを抑えることができる。
そこで、慣性モーメント発生部10dが回動下限位置(図示の状態)にあるときの、この慣性モーメント発生部10dの下側面と、リブ1bの下縁の一部23とが一致するようにするとともに、この下縁の一部23から前方にかけて、リブ1bの下縁を湾曲形成(上に凸)しておく。
その結果、スピーカユニット16の最上部16cを、慣性モーメント発生部10dの回動下限位置に近づけることができ、慣性モーメント発生部10dの回動下限位置よりも下の空間を最大限に利用して、スピーカユニット16を配置することができる。
この場合、慣性モーメント発生部10dや質量集中部10eが鉄などの強磁性体でできている場合であっても、スピーカユニット16の磁石部分が下側になるので、強磁性体に及ぼす磁力の影響が少ない。
一方、スピーカユニット16の前面開口部16aの中心軸16dの方向を鉛直下方向よりも前方に傾けて収容し、前面開口部16aからの音響波を、下ケース11の前方から放出することも考えられる。この場合も、スピーカユニット16の最上部16cを、慣性モーメント発生部10dの回動下限位置に近づけることができる。
また、スピーカユニット16の一部分を収容するために、下ケース11の底面部11aにおける、鍵の長手方向の一部分において、下方向に凹部25が形成されている。この凹部25は、鍵の配列方向に延設されていてもよいし、左右のスピーカユニット16を収容する左右の位置においてのみ、形成されていてもよい。
スピーカユニット16が収容されている、質量体の慣性モーメント発生部10dの回動下限位置と下ケース11の底板との間の空間に、スピーカユニット16が配置されていない空間が存在する。この空間においては、凹部25の底板上(凹部25が鍵の配列方向に延設されている場合)あるいは底面部11aの底板上(スピーカユニット16が配置されている鍵の配列方向の領域にのみ凹部25が形成されている場合)に、スピーカユニット16に対し、鍵の配列方向に並んで、図示しない電気回路部、電池ケースなどが収容される。ここで、電気回路部は、楽音処理用電気回路部(例えば、楽音信号生成部や制御用CPUなどが搭載された電子回路基板、増幅器)や、ジャック(外部接続端子)用回路部である。
質量体回動支持部1Jの位置を、鍵盤フレーム1の最下端24から高くするほど、回動下限位置にあるときの慣性モーメント発生部10dより下であって、最下降位置22より上の空間を増やすことができる。
凹部25の底板が、台座11b,11cの下端よりも高いために、凹部25により電子鍵盤楽器の高さが高くなることはないから、下ケース11が安定して机等に載置されるとともに、スピーカユニット16からの音響波が凹部25の底を介して机等へと直接に伝搬することがない。
スピーカユニット16は、下ケース11の底板に収容されているので、基本的に全方向に放音することができる。
第1の音響通路(26又は27)は、スピーカユニット16の前面開口部16aから、鍵の配列方向に並んだ複数の質量体10(慣性モーメント発生部10d,質量集中部10e)の隙間と鍵盤フレーム1の隙間とを介して、上ケース12の後面部12eの複数の放音孔12d、又は、上ケース12の上面後部12bの複数の放音孔12cを経て外部に至るものである。
この場合、前面開口部16aから出力される音響波とは逆位相の音響波が放出されるが、音の広がりを演出することが可能となる。
ここで、放音孔11jが形成された前面部11fと同じ形状が、下ケース11ではなくて、鍵盤フレーム1の一部として形成される場合がある。また、鍵盤フレーム1と下ケース11とが一体である場合は、放音孔11jが、鍵盤フレーム1に形成されているともいえる。
一方、鍵盤フレーム1については、構造が複雑であり、かつ、主要部材が鍵の配列方向に延びているから、音響波の伝搬に障害とならないように、十分な隙間を有した構造にする必要がある。
図示の例では、音響波を複数の鍵の隙間から外方に放出させるのに適した鍵盤フレーム1の構造として、複数の鍵の後方端が取付固定された上部部材(1C〜1G)と、この上部部材から段差部20を有して下がった位置に、質量体回動支持部1Lが配置された前方下部部材(1H〜1S)を有しており、この段差部20により、音響通路を確保している。
鍵盤フレーム1の後方下部に後部取付部1Aがある。下ケース11の後部取付部11gと、止めねじ15により締結される。その後方に下限ストッパ保持部1Bがあり、ここに、質量体10の下限ストッパ18として、鍵の配列方向に帯状となったフェルト等の緩衝部材が固着されている。
一方、鍵盤フレーム1の後方上部には上限ストッパ保持部1Cが設けられ、ここに、質量体10の上限ストッパ19が固着されている。その材質は、下限ストッパ18と同様のものである。
上限ストッパ保持部1Cの前方に鍵取付部垂直壁1Eがあり、その前方に鍵取付部1Dがある。上限ストッパ保持部1Cと鍵取付部垂直壁1Eとの間に、後部補強リブ1aが設けられている。
鍵本体部(白鍵)2は、その後端にある鍵支点機能部(水平ヒンジ部2a及び左右ヒンジ部2b)を介して共通基端部4に連なる。鍵本体部(黒鍵)3は、その後端にある鍵支点機能部(水平ヒンジ部3aのみ)を介して共通基端部5に連なる。4’は第2の白鍵ユニットの共通基端部である。
3個の共通基端部4,4’,5は、鍵取付部1Dにおいて、互いの凹部と凸部とを重ね合わされて位置決めされ、止めねじ6により締結される。
スイッチ基板取付部1Gから、段差部20を有して前方下部が設けられている。その最初のものは、質量体取付台1Hである。スイッチ基板取付部1Gから質量体取付台1Hまでの間は、リブ1bによって結合されている。質量体取付台1Hの後端には、ボス形状のスイッチ基板取付部1Iが突設されている。
鍵本体部2の押鍵操作に応じて、鍵本体部2の下部にある2個のアクチュエータ(図示せず)が鍵スイッチ8を順番に押圧し、2個のスイッチ回路を時間差をもって作動させ、作動された鍵スイッチ8に対応した音高の楽音信号が、2個のスイッチ回路の作動時間差に応じた強さで、図示しない電子回路ユニットの楽音信号生成部により生成され、スピーカユニット16から音響波として出力される。
一方、回動支点部10cは、後方の一部が切り欠かれており、この切り欠かれた部分に回動軸1Kが嵌め込まれる。
回動支点部10cから後方に棒状部材が延び、慣性モーメント発生部10dとなっている。慣性モーメント発生部10dは、例えば、回動支点部10cの樹脂に棒状金属部材が一体化されたものであり、その後端は、上方向に折り曲げ加工されて質量集中部10eとなる。
図示しない黒鍵用の質量体回動支持部は、質量体取付台1H上において、白鍵用の質量体回動支持部9よりも、若干、後方にずれた位置にあるが、黒鍵用質量体の質量集中部は、質量集中部10eとほぼ同じ位置にある。
質量体取付台1Hは、その底面と前後の傾斜部とで囲まれた部分にリブ1dが設けられている。また、後の傾斜部から、さらに後方に中央取付部1Mがあり、図示しない構成部品を取付けたり下ケース11に取付け可能である。この部分にもリブ1cがある。
スライド面部1Oの前部は、白鍵用の下限ストッパ保持部1Pであり、ここに下限ストッパ17が固着されている。下限ストッパ17の材質は、下限ストッパ18と同様のものである。
鍵本体部2の先端部2cに近い内部に、鍵の左右側面から内壁が突き出ることにより、スリットが形成されている。このスリットに鍵ガイド1Rが挿入されて、鍵本体部2の左右方向の位置規制がなされる。
鍵ガイド1Rの下には、前部取付部1Sが設けられ、下ケース11の前部取付部11dと重ね合わされて止めねじ13により締結される。
図1に示した実施の形態とは、スピーカユニット16の配置が異なるものである。
この実施の形態においても、質量体回動支持部1Jは、質量体10の慣性モーメント発生部10dが回動下限位置にあるときの、その最下降位置22の高さよりも回動支点部10cの位置が高くなるように設置されている。スピーカユニット16は、慣性モーメント発生部10dより下の空間にあって、かつ、慣性モーメント発生部10dの最下降位置22の高さよりもスピーカユニット16の最上部16cが高くなるように収容されている。
凹部31は、鍵の配列方向に延設されていてもよいし、左右のスピーカユニット16を収容する左右の位置においてのみ、形成されていてもよい。
スピーカユニット16の口径及び前面開口部16aの中心軸16dの傾斜角を、図1と同じにした場合、下ケース31の凹部32の深さが図1の下ケース11の凹部25よりも浅くなるために、電子鍵盤楽器の高さが短縮される。
下ケース31において、31a〜31jは、図1の下ケース11の11a〜11jと同様のものであるから、説明を省略する。
この実施の形態においても、放音孔31jが形成された前面部31fと同じ形状が、鍵盤フレーム1の一部として形成される場合がある。また、鍵盤フレーム1と下ケース31とが一体である場合は、放音孔31jが、鍵盤フレーム1に形成されているともいえる。
88鍵の鍵盤であり、ノートナンバ21のAからノートナンバ108のCまでの鍵を有する。図中、図2と同様な部分には同じ符号を付している。
リブ(縦壁リブ)1b(1b1〜1b7)は、白鍵の質量体と白鍵の質量体とが隣接する間隙(音名B,Cの間、音名E,Fの間)に形成されている。
図示の例では、左側のスピーカユニット16Lは、音名E,F間にあるリブ1b2と、音名B,C間にあるリブ1b3との間に配置する。右側のスピーカユニット16Rは、音名E,F間にあるリブ1b6と、音名B,C間にあるリブ1b7との間に配置する。このとき、スピーカユニット16L,16Rの鍵配列方向の中心は、黒鍵G#の位置になる。
従って、このスペースの左右の幅を調整することにより、スピーカユニット16L,16Rが、ケースの左右対称位置に配置されるようにすることができる。
また、スピーカユニット16L,16Rの外形が、円又は楕円であること、傾斜していることから、スピーカユニット16の鍵配列方向の中心を、上述したG#の配列位置からある程度ずらせても、スピーカユニット16は、リブ1bの下縁位置にぶつかることなく配置することができる。従って、スピーカユニット16L,16Rの口径をさらに大きくしたり、あるいは、鍵配列方向の対称位置に近づくような配置にしたりすることができる。
図1と同様な部分には同じ符号を付している。図1に示した実施の形態とは、スピーカユニット16の配置が異なるものである。
スピーカユニット16の最上部16cが、リブ1bの下縁の一部23から前方にかけての湾曲部分の高さ、又は、これに近い高さにあり、前面開口部16aの下端16eが、リブ1bの下縁の一部23から後方にかけての湾曲部分の高さ、又は、これに近い高さにある。
スピーカユニット16の前面開口部16aは、質量体10の慣性モーメント発生部10dが回動下限位置(図示の位置)と平行、又は、ほぼ並行になっている。スピーカユニット16の前面開口部16aの中心軸16dの方向は鉛直上方向よりも後方に傾いているが、図1,図2の場合に比べて、鉛直に近くなっている。
この凹部42は、鍵の配列方向に延設されていてもよいし、左右のスピーカユニット16を収容する左右の位置においてのみ、形成されていてもよい。
下ケース41の前面部41fは前面下方向を向いており、スピーカユニット16の背面開口部16bから放出される音響波は、ここに形成された複数の放音孔41jを経て斜め下前方に放出される。
後面部41kに、放音孔を設けて、音響波が背面開口部16bから斜め下後方に放出されるようにしてもよい。
41d,41e,41g,41h,41iは、図1の11d,11e,11g,11h,11jと同様であり説明を省略する。
この実施の形態においても、放音孔41jが形成された前面部41fと同じ形状が、鍵盤フレーム1の一部として形成される場合がある。また、鍵盤フレーム1と下ケース41とが一体である場合は、放音孔41jが鍵盤フレーム1に形成されているともいえる。
すなわち、前面開口部16aの上端(スピーカユニット16の最上部)16cが、リブ1bの下縁の一部23から前方にかけての湾曲部分に当接し、前面開口部16aの下端16eが、リブ1bの下縁の一部23から後方にかけての湾曲部分に当接するようにする。
図3を参照して説明すると、例えば、スピーカユニット16Lの前面開口部の鍵配列方向の中心をリブ1b2の位置に配置し、スピーカユニット16Rの前面開口部の鍵配列方向の中心をリブ1b6の位置に配置する。
この場合、リブ1bがあっても、前面開口部16aからの音響波の広がりにリブ1bが障害となりにくい。また、スピーカユニット16L,16Rは、ほぼ左右対称配置になる。
図1を参照して説明した実施の形態と同様に、スピーカユニット16が収容されている、質量体の慣性モーメント発生部10dの回動下限位置と下ケース41の底板との間の空間において、スピーカユニット16が配置されていない空間には、凹部42の底板上(凹部42が鍵の配列方向に延設されている場合)あるいは底面部41aの底板上(スピーカユニット16が配置されている鍵の配列方向の領域にのみ凹部42が形成されている場合)に、スピーカユニット16に対し、鍵の配列方向に並んで、図示しない電気回路部、電池ケースなどが収容される。
図5(a)は、図1と同様に、電子鍵盤楽器を右側面からみた断面の概略図である。各部分は相異なる平面で切断されている。図5(b)は、鍵ガイド部51Iを、背面から見た部分図である。
この実施の形態の鍵盤は質量体を有しない。
鍵盤フレーム51は、樹脂により一体成形されているが、一部に金属部材を含む場合もある。
鍵盤フレーム51は、後方下側にある後方下部部材(51A)、後部垂直壁51B、長手方向中央から後方にかけての上側にある上部部材(51D,51E,51F)、及び、前方下側にある前方下部部材(51G,51H,51I,51J)で構成される。各部材は、鍵の配列方向に延びている。
このうち、リブ51bは、上述した後方下部部材(51A)、後部垂直壁51B、上部部材(51D〜51F)と、前方下部部材(51G〜51J)とを結合している。従って、リブ(縦壁リブ)51bは、鍵の配列方向に延びた上部部材から、下方に延設されている。
各リブ51a,51b,51cは、鍵の配列方向の任意の位置に設けることができるが、図3を参照して説明した第2の実施の形態と同様に、白鍵同士が隣接している隙間に設けてもよい。
後部垂直壁51Bには、1又は複数の孔51C(例えば、縦方向スリット)が設けられて、音響通路とする。あるいは、後部垂直壁51Bそのものをなくし、リブ51bにより、後方下部(51A)と上部(51C〜51E)との間を結合するようにしてもよい。この場合は、複数のリブ51bの隙間が音響通路となる。
図示の鍵盤フレーム(支持部材)51は、下ケース56とは別体であるが、下ケース11と一体に形成される場合もある。下ケース56は、これまで説明した下ケース11,31,41と同じものでもよいが、若干形状を変更している。下ケース56の底面部56aよりも下に凹部62及び台座部56b,56cが設けられている。台座部56b,56cに長い脚を取り付けたり、下ケース56を脚付きの枠台に載置したりできる。
鍵本体部(白鍵)52は、左右のストッパ片(白鍵)52d,52eを備え、鍵本体部(黒鍵)53は、左右のストッパ片(黒鍵)53c,53dを備えている。
各ストッパ片の前端は、鍵本体部(黒鍵)53の先端部53bの直下にある。ストッパ片(白鍵)52d,52eは、鍵本体部(白鍵)52の左右両側面部の下からそれぞれ突き出し、その先端は後方に曲がってL字状になっている。ストッパ片(黒鍵)53c,53dについても同様である。
図5(b)においては、鍵本体部(白鍵)52を音名Bの鍵、鍵本体部(黒鍵)53を音名A#の鍵として示している。
スピーカユニット57は、鍵盤(鍵本体部(白鍵)52,鍵本体部(黒鍵)53)と下ケース56の底板との間の空間において、下ケース56の凹部62の底板上に配置され、その底面板に突設されたスピーカ支持部56g,56hに対して、止めねじ、係合等により取り付けられている。この凹部56は、鍵の配列方向に延設されていてもよいし、左右のスピーカユニット57を収容する左右の位置においてのみ、形成されていてもよい。
リブ51bの下縁は、上に凸であるとともに、後方に傾斜している。スピーカユニット57の前面開口部57aがリブ51bの下縁に沿うようにスピーカユニット57が配置される。前面開口部57aの中心軸57dの方向は、鉛直上方向よりも後方に傾いている。
スピーカユニット57は、鍵盤フレーム51の最下端61の位置よりも高い空間に、少なくとも一部を配置できるから、口径の大きなスピーカユニット57を収容しても、電子鍵盤楽器の高さを抑えることができる。
スピーカユニット57の前面開口部57aの鍵配列方向の中心にリブ51bが位置するようにスピーカユニット57を配置してもよい。
すなわち、前面開口部57aの上端(スピーカユニット57の最上部)57cと、前面開口部57aの下端57eが、リブ51bの下縁に当接するようにする。
その結果、リブ51bが、前面開口部57aからの音響波の広がりに対する障害となりにくい。また、左右のスピーカユニット57L,57R(図示せず)を、第3の実施の形態と同様に配置すれば、ほぼ左右対称配置となる。
スピーカユニット57L,57Rが収容されている、鍵盤と下ケース56の底板との間の空間において、スピーカユニット57L,57Rが配置されていない空間においては、凹部62の底板上(凹部62が鍵の配列方向に延設されている場合)あるいは底面部56aの底板上(スピーカユニット57L,57Rが配置されている鍵の配列方向の領域にのみ凹部62が形成されている場合)に、スピーカユニット57L,57Rに対し、鍵の配列方向に並んで、図示しない電気回路部、電池ケースなどを収容することができる。ここで、電気回路部は、楽音処理用電気回路部(例えば、楽音信号生成部や制御用CPUなどが搭載された電子回路基板、増幅器)や、ジャック(外部接続端子)用回路部である。
第1の音響通路(26,27)は、前面開口部57aから、後部垂直壁51Bに設けられた複数の孔51Cを通って、後面部12eの複数の放音孔12d、及び、上面後部12bの複数の放音孔12cを経て外部に至るものである。
第2の音響通路(28,62)は、前面開口部57aから、後述する鍵盤フレーム51の隙間を経て、鍵本体部(白鍵)52,鍵本体部(黒鍵)53等の、複数の鍵の隙間を経て外部に至るものである。
図示の例では、上部(51D,51E,51F)と、前方下部(51G,51H,51I,51J)との間にある段差部60と、後述する鍵ガイド51Iの隙間により、鍵盤フレーム51の隙間を確保している。
上述した放音孔56iについても、横方向又は縦方向のスリット、小径円形孔、いずれでもよいし、大きな開口部(放音孔)をパンチングメタルあるいはスピーカネット等で覆ってもよい。
ここで、この実施の形態においても、放音孔56jが形成された前面部56eと同じ形状が、鍵盤フレーム51の一部として形成される場合がある。また、鍵盤フレーム51と下ケース56とが一体である場合は、放音孔56jが、鍵盤フレーム51に形成されているともいえる。
鍵盤フレーム51の後方下部は後部取付部51Aである。下ケース56の後部取付部56fにおいて、止めねじ15により締結される。後部取付部51Aの前方に後部垂直壁51Bがある。
後部垂直壁51Bの上端前方は、鍵取付部51Dとなり、さらに前方には、水平面から緩傾斜に移行する傾斜面部51Eがあり、その前端に、係止鉤形状のスイッチ基板取付部51Fが突設されている。
この位置から、段差部60を介して、前方下部に、前方水平台部51Gがある。この後端には、ボス形状のスイッチ基板取付部51Hが突設されている。
スイッチ基板取付部51G,51Hにより、スイッチ基板7が鍵盤フレーム51に取り付けられる。
図5(b)に示すように、鍵ガイド部51Iは、垂直壁51Iaと、その上端で前方に直角に曲がる水平台部51Ibと、水平台部51Ibの前端から、複数の鍵のそれぞれに対応したガイド片51Icが垂直に配列されている。垂直壁51Iaには、隣接する2個の鍵の片側同士のストッパ片が挿入されるスリット51Idが配列されている。
一方、ガイド片51Icは、複数の鍵に対応して個々に設けられている。音名Bの鍵本体部(白鍵)52のストッパ片52d,52e間に、この鍵に対応したガイド片51Icが介在し、音名A#の鍵本体部(黒鍵)53のストッパ片53c,53dの間に、この鍵に対応したガイド片51Icが介在し、それぞれの鍵の横方向の位置規制をする。
鍵ガイド部51Iが上述した構成であるから、複数のガイド片51Icの隣接する隙間、及び、複数のスリット51Idも第2の音響通路28,62の一部となる。
前方水平台部51Gの前端は、前部取付部51Jとなり、ここに、下ケース56の前部取付部56dの位置が合わされて止めねじ13により締結される。
また、下ケースと上ケースとからなるケース体の内部にスピーカボックスを設け、ここにスピーカユニット16,57を収容してもよい。左右のスピーカユニットの間のスペースを利用し、ここに内容積の大きなスピーカボックスを備えることで、音響特性を改善することも可能である。
図4及びこの前提となる図1と同様な部分には同じ符号を付している。
図4に示した実施の形態とは、スピーカユニット16の配置を両軸反転(上下左右に反転)させた関係にある。
図示の例では、鍵盤フレーム1と下ケース81とが別体であるが、一体に形成される場合もある。図4に示した実施の形態と同様に、鍵の配列方向において、スピーカユニット16の取付位置の中心線は、リブ(縦壁リブ)1bが設けられている位置である。従って、リブ1bがあっても、背面開口部16bからの音響波の広がりにリブ1bが障害となりにくい。また、左右のスピーカユニットは、ほぼ左右対称配置になる。
スピーカユニット16の磁気回路部16fは、質量体10の慣性モーメント発生部10dが回動下限位置(図示の位置)と平行、又は、ほぼ並行になっている。その結果、スピーカユニット16の前面開口部16aの中心軸16dの方向は、鉛直下方向よりも前方に傾いている。
なお、スピーカユニット16は、一般に、前面開口部16aよりも、磁気回路部16fの方が小径であるから、鍵の配列方向におけるリブ1bの位置の制約を受けにくい。そのため、リブ1bの下縁よりも磁気回路部16fの上端が位置するようにスピーカユニット16を鍵の配列方向に配置することは簡単に実現できる。
この電子鍵盤楽器を机の上に載置した場合、台座部71b,71cにより、底面部71aと机との間に形成された音響通路を経路として、音響波が前方に放出される。
ここで、放音孔71jが形成された前面部71fと同じ形状が、下ケース71ではなくて、鍵盤フレーム1の一部として形成される場合がある。また、鍵盤フレーム1と下ケース71とが一体である場合は、放音孔71jが、鍵盤フレーム1に形成されているともいえる。
一方、背面開口部16bからの音響波を外部に放音しないならば、上ケース12の後面部12eにある複数の放音孔12d、上ケース12の上面後部12bにある複数の放音孔12cをなくしてもよい。
図2,図3を参照して説明した実施の形態と同様に、隣接するリブ(縦壁リブ)91bの間に、スピーカユニット93を収容するようにしてもよい。リブ91bがスピーカユニットの配置に障害となることなく、スピーカユニット93の口径を大きくしたり、電子鍵盤楽器の高さを抑えたりすることができる。
しかし、図1,図2,図3に示した構造において、下ケースの全体形状及び放音孔の配置を変えることなく、スピーカユニット16の配置のみを両軸反転させてもよい。この場合、スピーカ支持部11h,11i,31h,31iの形状及び取り付け位置は変える必要がある。
この実施の形態の電子鍵盤楽器は、図6に示した電子鍵盤楽器と同様に、電気音響変換器から出力される音響波が、主として、下ケースの前方下部に設けられた放音孔を音響通路として外部に放出されるものである。
スピーカユニットが配置されていない鍵の配列方向の第1の領域においては、基底となる水平底面部81aが形成されている。この水平底面部81aには、台座部81b〜81eが下向きに設けられている。これらの台座部81b〜81eを机上に載置したり、台座部81b〜81eに長い脚を取り付けたりして、電子鍵盤楽器を使用する。また、水平底面部81aを、脚付きの枠台に載置したり、水平底面部81aに脚を固定してキャビネットタイプの電子鍵盤楽器としたりすることもできる。
スピーカユニットは、前方傾斜面部81f,81gの底板に取り付けられている。図中、破線で示される85,86は、左スピーカユニット,右スピーカユニットの取付位置である。図示の例では、これらの取付位置85,86は、それぞれ、前方傾斜面部81f,81gの鍵の配列方向の左端部側、右端部側に寄るとともに、その取付位置85,86の中心線上に、台座部81d,81eが位置している。
1又は複数の放音孔は、上述した前方傾斜面部81f,81gにおける、左スピーカユニット,右スピーカユニットの取付位置85,86に形成される。図示の例では、水平方向(横方向)に延びるスリットであるが、垂直方向(縦方向)に延びるスリットでもよく、又、小径の円形孔を多数設けたものでもよい。あるいは、前方傾斜面部81f,81gに大きな開口部(放音孔)を設け、この開口部にパンチングメタルあるいはスピーカネットを取り付けてもよい。
ここで、放音孔が形成された前方傾斜面部81f,81gと同じ形状が、下ケース81ではなくて、鍵盤フレームの一部として形成される場合がある。また、鍵盤フレームと下ケース81とが一体である場合は、放音孔が、鍵盤フレームに形成されているともいえる。
上述した前方傾斜面部81f,81gの左右の境界、及び、水平上底面部81h,81iの左右の境界は、上述した水平底面部81aに対して段差が形成されている。すなわち、前方傾斜面部81f,81g及び水平上底面部81h,81iは、下ケース81の底面側から見れば、水平底面部81aに対して凹部を形成しているといえる。
なお、水平上底面部81h,81iを省略してもよい。この場合、前方傾斜面部81f,81gの鍵盤の手前側は、直ちに下ケース81の前面になる。
これに代えて、台座部81b,81cを迂回することなく、水平上底面部81h,81iを形成し、台座部81b,81cを水平上底面部81h,81iから下方向に設けることもできる。台座部81b,81cの取り付け位置を変えてもよい場合は、台座部81b,81cを、前方傾斜面部81f,81gや水平底面部81aから下方向に設けることもできる。
図中、下ケースの後方傾斜部81jには、鍵の配列方向においてスピーカユニットが収容されている第2の領域及びその近傍において、複数の通気孔81k,81lが設けられている。これらは、放音孔としても機能するように、これらの個数や大きさを設計することができる。
アナログ回路基板87は増幅回路を搭載し、ディジタル回路基板88は楽音信号生成部(音源)、制御用CPUを搭載し、ジャック(外部接続端子用)回路基板89は入出力インタフェース回路や中継端子を搭載する。
従って、図7,図8に示した実施の形態の方が、電気回路部を収容する容積が増すとともに、電気回路部を水平に取り付けることができる。
下ケースの構造及びスピーカユニットを除けば、図6に示した第5の実施の形態の電子鍵盤楽器とほぼ同様の構造であるため、細部の構造については説明を省略する。添字のアルファベットは、図6で使用した符号の添字と対応付けている。また、図6に示したスイッチ基板7、鍵スイッチ8、下限ストッパ18、上限ストッパ19、下限ストッパ17、止めねじ6,13〜15等は図示自体を省略している。
鍵盤フレーム1の構造は、鍵の配列方向に延在する平板状の部材が、リブ91bを始めとする複数のリブ(縦壁リブ)により補強されている。
このうち、リブ91bは、後方下部部材、上部部材、前方下部部材を結合するためにも用いられている。リブ91bは、複数の質量体92同士が隣接している隙間において、例えば、白鍵と白鍵とが隣接する隙間に設けられている。従って、リブ(縦壁リブ)91bは、鍵の配列方向に延びた上部部材から、複数の質量体92の隙間を通り、下方に延設されている。
質量体92は、質量体回動支持部91Jに支持される回動支点部と、この回動支点部の前方にあって、鍵本体部(白鍵)の力伝達部83dに係合する、主被駆動部92a及び副被駆動部92bと、この回動支点部の後方にあって慣性モーメントを発生する腕状の慣性モーメント発生部92dを有し、その後端は、質量集中部92eとなっている。主被駆動部92a及び副被駆動部92bは、力伝達部83dと係合している。
鍵本体部(黒鍵)84に対しても、同様に、質量体回動支持部により揺動自在に支持された同様の質量体が設けられ、対応する黒鍵の力伝達部84cにより回動される。
質量体回動支持部91Jは、慣性モーメント発生部92dが回動下限位置(図示の位置)にあるときの、この慣性モーメント発生部92dの最下降位置の高さよりも回動支点部の位置が高くなるように設置されている。
スピーカユニット93は、鍵盤の下、各鍵に対応して設けられた複数の質量体92と下ケース81の底面部との間の、慣性モーメント発生部92dの回動範囲の外側となる下スペースに収容されている。
慣性モーメント発生部92dの回動下限位置(図示の状態)は、後方に傾斜して下がっている。スピーカユニット93は、慣性モーメント発生部92dより下の空間にあって、かつ、慣性モーメント発生部92dの最下降位置94の高さよりもスピーカユニットの最上部93cが高くなるように収容されている。
この実施の形態においても、既存の鍵盤フレーム91や上ケース82を改造することなく、既存の下ケースを取り替えるだけで、スピーカユニット93を収容することができるようになる。
水平底面部81aが、台座81b〜81eの下端よりも高いために、下ケース81が安定して机等に載置されるとともに、スピーカユニット93からの音響波が水平底面部81aを介して机等へと直接に伝搬することがない。
スピーカユニット93に設けられた複数の背面開口部93bからの音響波を外部に放音する場合は、図6において説明した第2の音響通路77と同じ音響通路を途中経路として外部に放出できるようにすればよい。この第2の音響通路は、スピーカユニット93の背面開口部93bから、複数の質量体92の隙間と鍵盤フレーム91の隙間を介して、鍵本体部(白鍵)83,鍵本体部(黒鍵)84等の、複数の鍵の隙間を経て外部に至るものである。
一方、図7を参照して既に説明したように、背面開口部93bからの音響波を下ケースの後方傾斜部81jに設けられた複数の通気孔81k,81lから外部に放音させることも可能である。また、上ケース82の後方上部に放音孔を形成してもよい。
2…鍵本体部(白鍵)、2d…力伝達部、2e…底板、3…鍵本体部(黒鍵)、3c…力伝達部、7…スイッチ基板、8…鍵スイッチ、9…フェルト、10…質量体、10a…主被駆動部、10b…副被駆動部、10c…回動支点部、10d…慣性モーメント発生部、10e…質量集中部、11…下ケース、11a…底面部、11b,11c…台座部、11f…前面部、11j…放音孔、12…上ケース、12a…口棒部、12b…上面後部、12c,12d…放音孔、12e…後面部、16,16L,16R…スピーカユニット(電気音響変換器)、16a…前面開口部、16b…背面開口部、16c…スピーカユニットの最上部(前面開口部の上端)、16d…前面開口部の中心軸、16e…前面開口部の下端、17…白鍵の下限ストッパ、18…質量体の下限ストッパ、19…質量体の上限ストッパ、20…段差部、21…慣性モーメント発生部の回動範囲、22…慣性モーメント発生部の最下降位置、23…リブ1bの下縁の一部、24…鍵盤フレームの最下端、25…凹部、26,27…第1の音響通路、28,62…第2の音響通路、29…第3の音響通路
52…鍵本体部(白鍵)、52c…先端部、52d,52e…ストッパ片、53…鍵本体部(黒鍵)、53b…先端部、53c,53d…ストッパ片、56…下ケース、56a…底面部、56b,56c…台座部、56e…前面部、56i…放音孔、57…スピーカユニット、57a…前面開口部、57b…背面開口部、57c…スピーカユニットの最上部(前面開口部の上端)、57d…前面開口部の中心軸、57e…前面開口部の下端、58…下限ストッパ、59…上限ストッパ、60…段差部、61…鍵盤フレーム1の最下端、62…凹部
91…鍵盤フレーム(支持部材)、91b…リブ、91J…質量体回動支持部、92…質量体、92a…主被駆動部、92b…副被駆動部、92d…慣性モーメント発生部、92e…質量集中部、93…スピーカユニット(電気音響変換器)、93b…背面開口部、93c…スピーカユニットの最上部(磁気回路部93fの上端)、93d…前面開口部の中心軸、93f…磁気回路部、94…慣性モーメント発生部の最下降位置
Claims (6)
- 支持部材と、該支持部材に対し揺動自在に支持された複数の鍵を備えた鍵盤と、前記支持部材と一体又は別体で形成された下ケース、を有した電子鍵盤楽器であって、
前記鍵盤と前記下ケースの底板との間の空間に電気音響変換器が、該電気音響変換器の前面開口部の中心軸の方向を鉛直下方向よりも前方に傾けて収容されており、
前記下ケースは、
前記電気音響変換器が配置されていない鍵の配列方向の第1の領域における底面部が水平に形成され、かつ、
前記電気音響変換器が配置されている鍵の配列方向の第2の領域における底面部が前方に傾斜して前記第1の領域における底面部よりも高くなる前方傾斜面部となるように形成され、
1又は複数の放音孔が、前記前方傾斜面部に設けられており、
前記電気音響変換器は、前記前方傾斜面部の底板に取り付けられ、
複数の台座が前記下ケースに設けられ、
前記電気音響変換器から出力される音響波は前記放音孔を音響通路として外部に放出される、
ことを特徴とする電子鍵盤楽器。 - 前記支持部材に複数の質量体回動支持部を有するとともに、さらに、前記複数の鍵の下方にそれぞれ配置され、対応する前記質量体回動支持部により揺動自在に支持されて、対応する前記鍵の力伝達部を介して回動される複数の質量体を有し、
前記質量体と前記下ケースの底板との間の空間に前記電気音響変換器が、当該電気音響変換器の前面開口部の中心軸の方向を鉛直下方向よりも前方に傾けて収容されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子鍵盤楽器。 - 前記複数の質量体は、それぞれ、対応する前記質量体回動支持部に支持される回動支点部と、該回動支点部の前方にあって前記鍵の力伝達部に係合する被駆動部と、該回動支点部の後方にあって慣性モーメントを発生する慣性モーメント発生部を有するものであり、
前記質量体回動支持部は、前記質量体の慣性モーメント発生部が回動下限位置にあるときの当該慣性モーメント発生部の最下降位置の高さよりも前記質量体の回動支点部の位置が高くなるように設置され、
前記電気音響変換器は、前記慣性モーメント発生部より下の空間にあって、かつ、前記慣性モーメント発生部の前記最下降位置の高さよりも該電気音響変換器の最上部が高くなるように収容されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の電子鍵盤楽器。 - 前記複数の台座の少なくとも1つは、前記第1の領域における底面部に設けられたものである、
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の電子鍵盤楽器。 - 前記支持部材は、鍵の配列方向における白鍵同士が隣接する位置において、鍵の配列方向に延びた上部部材から下方に延設された複数の縦壁リブにより補強されたものであり、
前記電気音響変換器は、前記複数の縦壁リブの隣り合う2つの縦壁リブの間に収容されている、
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の電子鍵盤楽器。 - 電子鍵盤楽器に必要な電気回路部を有し、
該電気回路部は、前記空間のうち前記電気音響変換器が収容されていない空間に、前記電気音響変換器に対し、鍵の配列方向に並んで収容されている、
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の電子鍵盤楽器。
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