JP5257724B2 - 記録体親液処理装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述のような記録体の親液処理に際して、撥水状態(初期状態)にある記録体の表面を、連続的且つ確実に親液状態とした後、該記録体の記録面に付着した液体を除去する記録体親液処理装置を提供することを目的としてなされたものである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、含フッ素アクリレート共重合体を50%含有する樹脂混合層を記録層として形成した記録体に、液体に対して後退接触角を低下させる処理を施す記録体親液処理装置において、90℃に加熱された親液処理液のポリエチレングリコールに前記記録体を接触させる新液処理手段と、前記ポリエチレングリコールが表面に設けられた記録体を20℃の水で洗浄する洗浄手段と、前記洗浄後に、化学的に不活性な窒素ガスを前記記録体の記録面に非接触状態で噴射して、前記ポリエチレングリコールと前記水を除去する除去手段とを有することを特徴とするものである。よって、消費電力を抑え、かつ短時間に乾燥でき、生産コストを抑え、かつ生産性を向上させることができる。
なお、図2に示すような、洗浄手段が設けられていない記録体親液処理装置に、図7に示すエアノズル6を適用した構成としてもよい。
以下、図1〜図12に示した記録体親液処理装置により親液処理した各記録体を用いて、画像書きこみ、次いで、画像記録を行なった性能検査実験の結果を示す。
共通実験条件は以下の通りである。
実施共通条件
(1)記録体
・記録層:含フッ素アクリレート共重合体を50%含有する樹脂混合層(層中にカーボンブラック含有)
・基板:PETフィルム
・寸法:幅320mm、長さ300m(ロール状に巻取る。)
・記録層をコート時に150℃2分間の乾燥を行いロール状に巻き取ったもの
(2)親液処理液及び加熱温度
・ポリエチレングリコール#600(90℃)
・水(水道水、20℃)
(4)画像書きこみ方法
・出力50mWの半導体レーザ(波長830nm)
・書きこみ解像度は、1270dpi及び2540dpi
(5)画像記録条件
・インク:THE INCTEC社製 オフセットインクWaterlessS GT墨N
・印刷機:市販オフセット印刷機を用い、通常の版の代わりに図1〜図12に示した記録体親液処理装置により作成した記録体を装填した。
・紙:市販塗工紙
実施例1
・記録面残留液体除去手段:ゴム硬度70°で、厚さ1mm,幅340mm,長さ20mmの図1に示すような、ウレタンゴムブレードを用いて、記録体に対してカウンター角度で当てる構成とした。
・記録面残留液体除去手段:スポンジ硬度が10°の連通孔を有し、半円柱形状(幅340mm,曲率半径10mm)に作製した図3に示すようなウレタンフォーム材を用いて、記録面に圧力9.8N/cm2 (1kg/cm2 )にて接触する構成とした。
・記録面残留液体除去手段:スポンジ硬度が10°の連通孔を有するウレタンフォーム材を用いて芯金径φ10mm,肉厚10mmに作製した図4に示すようなフォーム材ローラを用いて、記録面に圧力9.8N/cm2 (1kg/cm2 )にて接触する構成とし、記録体の搬送速度と同速度にて同一方向に回転するようにした。
・記録面残留液体除去手段:スポンジ硬度が10°の連通孔を有し、半円柱形状(幅340mm,曲率半径10mm)に作製した図5に示すようなウレタンフォーム材を用いて、記録面に圧力9.8N/cm2 (1kg/cm2 )にて接触する構成とし、更に、フォーム材裏側に市販の掃除機をあてがい適時吸引するようにした。
・記録面残留液体除去手段:ゴム硬度が20°のウレタンゴムを用いて幅340mm,外径φ50mm,肉厚10mmに作製した図6に示すようなウレタンローラを用いて、記録面に圧力1.9N/cm2 (0.2kg/cm2 )にて接触する構成とし、記録体搬送方向と逆方向に回転するようにした。
・記録面残留液体除去手段:ノズル径1mmのエアノズルを用い、該エアノズルを2cm間隔で30cmの長さに等間隔に並べた図7に示すような構成とし、ノズルの噴射角度は、記録面に対して45°となるようにした。噴射気体としては、窒素ガスボンベのレギュレータの値を29.4N/cm2 (3kg/cm2 )とした窒素ガスを用いた。
・記録面残留液体除去手段:スポンジ硬度が10°の連通孔を有するウレタンフォーム材を用いて芯金径φ10mm,肉厚10mmに作製した図8に示すようなフォーム材ローラを用いて、記録面に圧力9.8N/cm2 (1kg/cm2 )にて接触する構成とし、記録体の搬送速度と同速度にて同一方向に回転するようにした。・非記録面残留液体除去手段:記録体の裏面には、スポンジ硬度が10°の連通孔を有し、半円柱形状(幅340mm,曲率半径10mm)に作製した図8に示すようなウレタンフォーム材を用いて、記録面残留除去手段の裏面に圧力1kg/cm2 にて接触する構成とした。
・記録面残留液体除去手段:ゴム硬度が20°のウレタンゴムを用いて幅340mm,外径φ50mm,肉厚10mmに作製した図9に示すようなウレタンローラを用いて、記録面に圧力1.9N/cm2 (0.2kg/cm2 )にて接触する構成とし、記録体搬送方向と逆方向に回転するようにした。
・非記録面残留液体除去手段:記録体裏面には、スポンジ硬度が15°の連通孔を有するウレタンフォーム材を用いて芯金径φ10mm,肉厚10mmに作製した図9に示すようなフォーム材ローラを用いて、記録面残留除去手段の裏面に圧力9.8N/cm2 (1kg/cm2 )にて接触する構成とし、記録体の搬送速度と同速度にて同一方向に回転するようにした。
・記録面残留液体除去手段:スポンジ硬度が10°の連通孔を有するウレタンフォーム材を用いて芯金径φ10mm,肉厚10mmに作製した図10に示すようなフォーム材ローラを用いて、記録面に圧力9.8N/cm2 (1kg/cm2 )にて接触する構成とし、記録体の搬送速度と同速度にて同一方向に回転するようにした。
・非記録面残留液体除去手段:記録体の裏面には、スポンジ硬度が10°の連通孔を有し、半円柱形状(幅340mm,曲率半径10mm)に作製した図10に示すようなウレタンフォーム材を用いて、記録面残留除去手段の裏面に圧力9.N/cm2 (1kg/cm2 )にて接触する構成とした。更に、フォーム材裏側に市販の掃除機をあてがい適時吸引した。
・記録面残留液体除去手段:スポンジ硬度が10°の連通孔を有するウレタンフォーム材を用いて芯金径φ10mm,肉厚10mmに作製した図11に示すようなフォーム材ローラを用いて、記録面に圧力9.8N/cm2 (1kg/cm2 )にて接触する構成とし、記録体の搬送速度と同速度にて同一方向に回転するようにした。
・非記録面残留液体除去手段:記録体の裏面には、ゴム硬度が20°のウレタンゴムを用いて幅340mm,外径φ50mm,肉厚10mmに作製した図11に示すようなウレタンローラを用いて、記録面残留除去手段の裏面に圧力1.9N/cm2 (0.2kg/cm2 )にて接触する構成とし、記録体搬送方向と逆方向に回転するようにした。
・記録面残留液体除去手段:ゴム硬度が20°のウレタンゴムを用いて幅340mm,外径φ50mm,肉厚10mmに作製した図12に示すようなウレタンローラを用いて、記録面に圧力1.9N/cm2 (0.2kg/cm2 )にて接触する構成とし、記録体搬送方向と逆方向に回転するようにした。
・非記録面残留液体除去手段:記録体の裏面には、ノズル径1mmのエアノズルを用い、該エアノズルを2cm間隔で30cmの長さに等間隔に並べた図12に示すような構成とし、ノズルの噴射角度は、記録面の裏面に対して45°となるようにした。噴射気体としては、窒素ガスボンベのレギュレータの値を29.4N/cm2 (3kg/cm2 )とした窒素ガスを用いた。
親液処理の評価判定は以下の3項目にて判定した。
判定1:親液処理後の記録面に残留した液体を乾燥するまでの時間
記録体を親液処理装置から出して巻き取るまでに必要な乾燥時間を測定したものである。
判定2:処理液の洗浄液を除去する手段による記録面のダメージ度合い
親液処理を施した記録体を電気炉(150℃−2min.)により加熱し、撥水処理を施した後、上記(5)の記録条件にて、その際の画像濃度を、初期状態(親液処理以前)の記録体の画像濃度と比較することで評価したものである。画像濃度は、インキング後の記録体をスキャナで直接デジタル化(256階調グレースケール)し、一定領域内のヒストグラムの平均値により求めた。従って、数値が大きいほど地汚れが少なく、小さいほど地汚れが多いことを示す。
レーザによる書きこみ及び記録を行ったのち、目視による感覚評価にて画質を評価したものである。
上記3項目について判定した本発明の実施結果を以下の表1に示す。
以上の記載から明らかなように、本発明によれば、90℃に加熱された親液処理液のポリエチレングリコールが表面に設けられた記録体を20℃の水で洗浄し、洗浄後に化学的に不活性な窒素ガスを記録体の記録面に非接触状態で噴射してポリエチレングリコールと水を除去する。よって、消費電力を抑え、かつ短時間に乾燥でき、生産コストを抑え、かつ生産性を向上させることができる。
Claims (1)
- 含フッ素アクリレート共重合体を50%含有する樹脂混合層を記録層として形成した記録体に、液体に対して後退接触角を低下させる処理を施す記録体親液処理装置において、
90℃に加熱された親液処理液のポリエチレングリコールに前記記録体を接触させる新液処理手段と、
前記ポリエチレングリコールが表面に設けられた記録体を20℃の水で洗浄する洗浄手段と、
前記洗浄後に、化学的に不活性な窒素ガスを前記記録体の記録面に非接触状態で噴射して、前記ポリエチレングリコールと前記水を除去する除去手段と
を有することを特徴とする記録体親液処理装置。
Priority Applications (1)
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| JP2001288634A JP5257724B2 (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 記録体親液処理装置 |
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| JP2001288634A JP5257724B2 (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 記録体親液処理装置 |
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