JP5329263B2 - スラブ軌道構造及びその築造方法 - Google Patents
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Description
(1)ロングチューブ側面のアスファルト被覆が、注入したセメントアスファルト混合物から滲み出したアスファルトである。
(2)ロングチューブが、50〜150cc/cm2・秒の通気度の交絡処理されていない長繊維不織布から構成され、ロングチューブに注入するセメントアスファルト混合物のフロータイムが、16〜28秒である。
(3)セメントアスファルト混合物の滲み出し固形分率が0.05〜0.30重量%である。
(4)長繊維不織布が50〜110g/m2の目付及び1.2〜3.0dtexの繊維径を有する。
(5)長繊維不織布が、10〜30%の圧着面積を有する、圧着処理されたスパンボンド不織布である。
(6)長繊維不織布が、耐光剤を0.01〜5重量%含有する繊維で構成されている。
(1)セメントアスファルト混合物の滲み出し固形分率が0.05〜0.30重量%である。
(2)長繊維不織布が、10〜30%の圧着面積を有する、圧着処理されたスパンボンド不織布である。
(3)長繊維不織布が、耐光剤を0.01〜5重量%含有する繊維で構成されている。
JIS−L−1906−5.2に準拠して、ロングチューブを縫製する前の不織布より、試料を採取して求めた、単位面積当たりの質量を目付として示す。
JIS−L−1906−5.8a)フラジール形法(JIS−L−1096−8.27.1)に準拠して、ロングチューブを縫製する前の不織布より、試料を採取して測定した値を通気度として示す。
任意の20箇所で30mm角に裁断し、SEMにて50倍の写真を撮る。撮影写真をA3サイズに印刷して圧着単位面積を切り抜き、面積(S0)を求める。次いで圧着単位面積内において圧着部のみを切り抜き圧着部面積(Sp)を求め、圧着面積率(P)を算出する。圧着面積は20点の測定の平均値で算出する。
P=Sp/S0
セメントアスファルト混合物を、J10ロートという逆三角形の筒(640ml)で流下させて測定したセメントアスファルト混合物の流化秒数をフロータイム(T:秒)とする。
セメントアスファルト混合物10kgを、ロングチューブ基布上にのせた後、セメントアスファルト混合物をロングチューブで包み込むようにして持ち上げ24時間つり下げ、その直下に予め重量を測定したトレーを設置した。放置後、ロングチューブの直下に垂下した滲み出し物を、105℃*24時間加熱真空乾燥した後で重量(Wi:kg)を測定した。処置前後の重量差をセメントアスファルト混合物10kgで除し、滲み出し固形分率(W:%)とした。3回の測定の平均値で示す。
W(%)=100×[(Wi)/10]
築造3日後に、築造したスラブ軌道構造のロングチューブの側面外側を観察し、被覆状態を目視判定で以下の基準で評価する。10回の測定の平均値を四捨五入する。
完全に被覆されている:◎、90%以上被覆されている:○、80%以上被覆されている:△、80%未満の被覆:×
築造3日後にスラブ軌道構造のスラブをラフタークレーンで吊り上げてロングチューブから剥離する。ロングチューブ表面に透明なビニールシートを敷き、空隙箇所をトレースする。次に、空隙部分のビニールシートを切り取って質量を測定して、次式によっててん充率を求める。
てん充率(%)={1−(B/A+π×0.252×n/C)}×100
式中、A;軌道スラブ全面のビニールシート質量(g)
B;10mm以上の空隙部分のビニールシート質量(g)
n;10mm以下の空隙の個数
C;軌道スラブの全面積(cm2)
てん充率の測定結果を以下の基準で評価する。
てん充率100%:◎、てん充率90%以上:○、てん充率80%以上:△、てん充率80%未満:×
屋外にて、路盤コンクリートを設置し、軌道スラブ下にロングチューブを入れ、ロングチューブにコンクリートアスファルト混合物を注入して固化させた後、設置した軌道構造体を屋外で3年間経時変化させ、目視判定して、ロングチューブ表面の劣化状態を下記基準で評価した。
劣化評価基準:劣化が認められない:◎、表面に少し劣化あり、脱落なし形態保持OK:○、劣化あり、脱落少しあり、形態保持OK:△、劣化あり、脱落中〜大、形態崩れあり:×。但し、アスファルト部分が脱落していない場合:◎。
固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートを、常法により、乾燥して、285℃にてスパンボンド法で紡糸し、繊度2.4dtex、目付85g/m2のウエッブを得た。得られたウエッブを圧着面積15%となるようにエンボス加工して、スパンボンド長繊維不織布(SBと略す)を得た。得られた不織布の特性を表1に示す。
目付を100g/m2とした以外、実施例1と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表1に示す。
固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートに紫外線吸収剤(BASF社製UVINUL3030)3.0重量%、光安定剤(BASF社製UVINUL5050H)1.0重量%を添加し、目付を90g/m2とした以外、実施例1と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表1に示す。
紫外線吸収剤(BASF社製UVINUL3030)1重量%、光安定剤(BASF社製UVINUL5050H)0.5重量%を添加した以外、実施例3と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表1に示す。
注入したセメントアスファルト混合物の水分を調整して、フロータイムを17秒とした以外、実施例1と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表1に示す。
注入したセメントアスファルト混合物の水分を調整して、フロータイムを26秒とした以外、実施例1と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表1に示す。
繊度を2.2dtexとした以外、実施例1と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表1に示す。
目付を55g/m2、エンボスでの圧着面積を25%とした以外、実施例7と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表1に示す。
紫外線吸収剤(BASF社製UVINUL3030)0.02重量%、光安定剤(BASF社製UVINUL5050H)0.01重量%を添加した以外、実施例7と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表1に示す。
繊度を2.0dtex、目付を40g/m2とした以外、実施例1と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表2に示す。
繊度を1.5dtex、目付を120g/m2とした以外、実施例1と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表2に示す。
繊度を1.0dtexとした以外、実施例1と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表2に示す。
繊度を3.5dtexとした以外、実施例1と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表2に示す。
目付を90g/m2、注入モルタルアスファルト混合物の水分を調整してフロータイムが10秒のものを使用した以外、実施例1と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表2に示す。
注入モルタルアスファルト混合物の水分を調整してフロータイムが35秒のものを使用した以外、比較例5と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表2に示す。
比較例6で得たウエッブをエンボス加工せずに、ペネ60でニードルパンチした以外は同一条件で得た不織布を用い、注入モルタルアスファルト混合物の水分を調整してフロータイムが20秒のものを使用した以外、比較例6と同様にして長繊維不織布及びロングチューブを作成した。不織布の特性及びロングチューブを用いた軌道構造の評価結果を表2に示す。
Claims (12)
- コンクリート床版またはその上に設けた路盤コンクリート上に、セメントアスファルト混合物を注入したロングチューブを介して、軌道スラブを位置決めして設置し、この軌道スラブ上にレールを敷設したスラブ軌道構造において、ロングチューブ側面がアスファルトで完全に被覆されていることを特徴とするスラブ軌道構造。
- ロングチューブ側面のアスファルト被覆が、注入したセメントアスファルト混合物から滲み出したアスファルトであることを特徴とする請求項1に記載のスラブ軌道構造。
- ロングチューブが、50〜150cc/cm2・秒の通気度の交絡処理されていない長繊維不織布から構成され、ロングチューブに注入するセメントアスファルト混合物のフロータイムが、16〜28秒であることを特徴とする請求項1または2に記載のスラブ軌道構造。
- セメントアスファルト混合物の滲み出し固形分率が0.05〜0.30重量%であることを特徴とする請求項3に記載のスラブ軌道構造。
- 長繊維不織布が、50〜110g/m2の目付及び1.2〜3.0dtexの繊維径を有することを特徴とする請求項3または4に記載のスラブ軌道構造。
- 長繊維不織布が、10〜30%の圧着面積を有する、圧着処理されたスパンボンド不織布であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のスラブ軌道構造。
- 長繊維不織布が、耐光剤を0.01〜5重量%含有する繊維で構成されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載のスラブ軌道構造。
- 耐光剤がジフェニルアクリレート系紫外線吸収剤とヒンダードアミン系光安定剤を主成分とすることを特徴とする請求項7に記載のスラブ軌道構造。
- コンクリート床版またはその上に設けた路盤コンクリート上に、セメントアスファルト混合物を注入したロングチューブを介して、軌道スラブを位置決めして設置し、この軌道スラブ上にレールを敷設するスラブ軌道構造の築造方法において、軌道スラブがレールを支える部分の下面に、通気度50〜150cc/cm2・秒の交絡処理されていない長繊維不織布で構成されたロングチューブを設置し、ロングチューブにフロータイム16〜28秒のセメントアスファルト混合物を注入充填し、注入したセメントアスファルト混合物から滲み出したアスファルトによってロングチューブ側面を完全に被覆することを特徴とするスラブ軌道の築造方法。
- セメントアスファルト混合物の滲み出し固形分率が0.05〜0.30重量%であることを特徴とする請求項9に記載のスラブ軌道の築造方法。
- 長繊維不織布が、10〜30%の圧着面積を有する、圧着処理されたスパンボンド不織布であることを特徴とする請求項9または10に記載のスラブ軌道の築造方法。
- 長繊維不織布が、耐光剤を0.01〜5重量%含有する繊維で構成されていることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のスラブ軌道の築造方法。
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