JP5520618B2 - 音叉型屈曲水晶振動素子 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に用いられる音叉型屈曲水晶振動素子に関する。
従来、コンピュータ,携帯電話又は小型情報機器等の電子機器には、電子部品の一つとして圧電振動子又は圧電発振器が搭載されている。この圧電振動子又は圧電発振器は、基準信号源やクロック信号源として用いられる。又、圧電振動子や圧電発振器は、その内部に水晶からなる圧電振動素子が搭載されている。
以下、圧電材料に水晶を用いた圧電振動素子について説明する。
図3に示すように、圧電振動素子の一つである音叉型屈曲水晶振動素子400は、水晶振動片410と、その水晶振動片410の表面に設けられた励振用電極と接続用電極と周波数調整用金属膜と導配線パターンとにより概略構成される。
水晶振動片410は、音叉形状となっており、基部411と基部411から延設する2本一対の振動腕部412と、により概略構成される。この振動腕部412には、対向する平面同士に同極となる励振用電極421が設けられている。
また、基部411は、平面視略四角形の平板となっている。振動腕部412は、第一の振動腕部412a及び第二の振動腕部412bとから成る。第一の振動腕部412a及び第二の振動腕部412bは、基部411の一辺から同一方向に延設されており、第一の振動腕部412a及び第二の振動腕部412bの長さ方向にはそれぞれ溝部GLが設けられている。溝部GLは、第一の振動腕部412a及び第二の振動腕部412bの両主面に、基部411との境界部分から振動腕部412の先端に向って、振動腕部412の長さ方向と平行に所定の長さで2本設けられている。このような水晶振動片410は、基部411と振動腕部412とが一体となって音叉形状を成しており、フォトリソグラフィ技術と化学エッチング技術、成膜技術により製造される。
第一の振動腕部412aに設けられる電極は、励振用電極421と周波数調整用金属膜423とから成る。励振用電極421は、第一の振動腕部412aの溝部GL内表面を含む一方の主面と、第一の振動腕部412aの溝部GL内表面を含む他方の主面に設けられている。また、励振用電極421は、第二の振動腕部412bに対向する第一の振動腕部412aの内側側面と、この側面に対向する第一の振動腕部412aの外側側面とに異極となるように設けられている。周波数調整用金属膜423は、第一の振動腕部412aの先端部の両主面に設けられている。
第二の振動腕部412bに設けられる電極は、励振用電極421と周波数調整用金属膜423とから成る。この励振用電極421は、第二の振動腕部412bの溝部GL内表面を含む一方の主面と、第二の振動腕部412bの溝部GL内表面を含む他方の主面に設けられている。また、励振用電極421は、第一の振動腕部412aに対向する第二の振動腕部412bの内側側面と、この側面に対向する第二の振動腕部412bの外側側面とに異極となるように設けられている。周波数調整用金属膜423は、第二の振動腕部412aの先端部の両主面に設けられている。
基部411は、2つ一対の接続用電極422が設けられる。一方の接続用電極422は、基部411の振動腕部412が形成されている辺とは反対側にあたる辺の一方の角端部及び基部411の一方の主面から他方の主面にわたって設けられている。また、他方の接続用電極422は、基部411の振動腕部412が形成されている辺とは反対側にあたる辺の他方の角端部及び基部411の一方の主面から他方の主面にわたって設けられている。
また、基部411及び振動腕部412には、所定の電極間を電気的に接続させるための導配線パターン424が設けられている。
一方の接続用電極422は、基部411の一方の主面に設けられた導配線パターン424により、第一の振動腕部412aの一方の主面に設けられた励振用電極421と電気的に接続し、かつ、第二の振動腕部412bの外側側面に設けられた励振用電極421と電気的に接続している。また、第二の振動腕部412bの外側側面に設けられた励振用電極421は、第二の振動腕部412bの内側側面に設けられた励振用電極421と電気的に接続している。更に、第一の振動腕部412の一方の主面に設けられた励振用電極421は、第一の振動腕部412の内側側面に設けられた導配線パターン424により、第一の振動腕部412aの他方の主面に設けられた励振用電極421と電気的に接続されている。
他方の接続用電極422は、基部411の他方の主面に設けられた導配線パターンにより、第二の振動腕部412bの他方の主面に設けられた励振用電極421と電気的に接続し、かつ、第一の振動腕部412aの外側側面に設けられた励振用電極421と電気的に接続している。また、第一の振動腕部412aの外側側面に設けられた励振用電極421は、第一の振動腕部412aの内側側面に設けられた励振用電極421と電気的に接続している。更に、第二の振動腕部412aの他方の主面に設けられた励振用電極421は、第二の振動腕部412bの内側側面に設けられた導配線パターン424により、第一の振動腕部412aの一方の主面に設けられた励振用電極421aと電気的に接続されている。
これら励振用電極421、接続用電極422、周波数調整用金属膜423a及び導配線パターン424aは、スパッタ技術、蒸着技術、フォトリソグラフィ技術により形成され、Cr層の上にAu層が設けられた積層構造となっている。
この水晶振動片410を振動させる場合、接続用電極422に交番電圧を印加する。印加後のある電気的状態を瞬間的にとらえると、第一の振動腕部412aの両主面に設けられた励振用電極421はプラス電位となり、両側面に設けられた励振用電極421はマイナス電位となり、プラスからマイナスに電界が生じる。このときの第二の振動腕部412bの両主面の励振用電極421はマイナス電位となり、両側面に設けられた励振用電極421はプラス電位という第一の振動腕部412の励振用電極421に生じた極性とは反対の極性となり、プラスからマイナスに電界が生じる。この交番電圧により生じた電界によって、第一の振動腕部412a及び第二の振動腕部412bに伸縮現象が生じ、振動腕部412に設定した共振周波数の屈曲振動モードとなる。尚、この共振周波数は、水晶振動片410に設けられた周波数調整用金属膜423を構成する金属の量を増減させて調整することができる(例えば、特許文献1又は2参照)。
また、このような音叉型屈曲水晶振動素子400は、音叉型に水晶振動片410を形成した後に電極の形成が行われる。
例えば、水晶ウェハ(図示せず)の表裏に例えば、Cr、Cr+Auなどの耐食膜(図示せず)をスパッタリングにて成膜する。
次に耐食膜上に感光性レジスト(ポジ型)を両面に形成し、乾燥後表裏の両面に音叉形状の耐食膜が残るように露光、現像、乾燥(以下パターン化)と音叉形状以外の耐食膜のエッチングを行う。
次に前記表裏の耐食膜上に電極の形状を決定するために感光性レジスト(ポジ型)をパターン化する。ここで、この感光性レジストの一部は、振動腕部と基部との接続部分を覆うように設けられている。
次に露出する水晶部分をエッチングする。このとき、溝部の形状と水晶振動片410の形状とが同時に形成される。なお、振動腕部412と基部411との接続部分を覆う感光性レジストは、エッチングされることなく残る。そのため、この感光性レジストを残した状態で、基部411と振動腕部412とが形成される。したがって、この感光性レジストは、2つの振動腕部412を跨いだ状態で残されている。
次に裏面に露出した耐食膜をエッチングし水晶表面を得る。次に全面に電極膜を蒸着技術により形成する。このとき、振動腕部412と基部411との接続部分を覆う感光性レジストにより、振動腕部412が接続している側の基部411の側面に電極膜が形成されずに、振動腕部412の側面のみに電極膜が形成される。
次に表裏に形成した感光性レジストとその上に形成された電極膜を剥離する。これは感光性レジストを溶解する液に浸すことで容易に除去できる。しかし、その下部に有する耐食膜は残る。次に前記の残りである耐食膜をエッチングする。
このようにして、水晶振動片410に電極が形成される(特許文献1参照)。
特開2007−329879号公報 特開2004−248237号公報
しかしながら、このような音叉型屈曲水晶振動素子400は、電極を形成する際、蒸着技術を用いると、溝部などの狭い空間に金属材料が入り込みにくいため電極膜が形成されない場合がある。
これを解決するために、蒸着技術に代えてスパッタ技術を用いて電極を形成する場合、振動腕部412と基部411との接続部分を覆う感光性レジストがマスクの役割を果たすことができず、振動腕部412の側面と基部411の側面とに電極膜が形成されてしまい、励振用電極421が振動腕部412aと振動腕部412bとが向かい合う側面部の電極間においてショートした状態で形成されてしまう。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、振動腕部の側面に設けられる励振用電極がショートするのを防ぐ音叉型屈曲水晶振動素子を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、音叉型屈曲水晶振動素子であって、基部と、基部から延設する2つ一対の振動腕部と、前記振動腕部の間であって前記基部から延設しつつ前記振動腕部より短く形成される突起部と、前記突起部に、前記突起部の延設方向に沿って前記突起部の先端から前記基部に向うスリットが設けられており、前記スリットの長さは、前記突起部の長さよりも短いことを特徴とする。
また、本発明は、前記一対の振動腕部のそれぞれに、延設方向に沿って溝部が設けられていても良い。
また、このような本発明の音叉型屈曲水晶振動素子によれば、前記突起部に、延設方向に沿ってスリットが設けられているので、スパッタ技術を用いて電極膜を設けても、スリットにより電極膜が切断されて振動腕部の側面に設けられる励振用電極がショートするのを防ぐことができる。これにより、振動腕部の側面に設けられる励振用電極の形成するのが容易となる。
また、本発明の音叉型屈曲水晶振動素子が、前記一対の振動腕部のそれぞれに、延設方向に沿って溝部を設けたので、それぞれの振動腕部に生じる電界効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動素子の一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動素子の一例を示す平面図である。 従来の音叉型屈曲水晶振動素子の一例を示す斜視図である。
本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」という。)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各構成要素について、状態をわかりやすくするために、誇張して図示している。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動素子100は、水晶振動片110と、その水晶振動片110に設けられた励振用電極121と接続用電極122a,122bと、周波数調整用金属膜123と、導配線パターン124とから主に構成されている。
水晶振動片110は、音叉形状となっており、基部111と基部111から延設する2本一対の振動腕部112と2本の振動腕部112の間であって基部111から延設する突起部113とにより概略構成される。この振動腕部112には、対向する平面同士に同極となる励振用電極121が設けられている。
また、基部111は、平面視略四角形の平板となっている。振動腕部112は、第一の振動腕部112a及び第二の振動腕部112bとから成る。第一の振動腕部112a及び第二の振動腕部112bは、基部111の一辺から同一方向に延設されており、第一の振動腕部112a及び第二の振動腕部112bの長さ方向にはそれぞれ溝部GLが設けられている。溝部GLは、第一の振動腕部112a及び第二の振動腕部112bの両主面に、基部111との境界部分から振動腕部112の先端に向って、振動腕部112の長さ方向と平行に所定の長さで2本設けられている。このような水晶振動片110は、基部111と振動腕部112とが一体となって音叉形状を成しており、フォトリソグラフィ技術と化学エッチング技術、成膜技術により製造される。
第一の振動腕部112aに設けられる電極は、励振用電極121と周波数調整用金属膜123とから成る。第一の振動腕部112aに設けられる励振用電極121は、第一の振動腕部112aの溝部GL内表面を含む一方の主面と、第一の振動腕部112aの溝部GL内表面を含む他方の主面に設けられている。また、第一の振動腕部112aに設けられる励振用電極121は、第二の振動腕部112bに対向する第一の振動腕部112aの内側側面と、この側面に対向する第一の振動腕部112aの外側側面とに設けられ、第一の振動腕部112aの両主面に設けられる励振用電極121と異極となるように設けられている。第一の振動腕部112aに設けられる周波数調整用金属膜123は、第一の振動腕部112aの先端部の両主面に設けられている。なお、周波数調整用金属膜123は、すくなくとも一方の主面に設ける構成としても良い。
第二の振動腕部112bに設けられる電極は、励振用電極121と周波数調整用金属膜123とから成る。第二の振動腕部112bに設けられる励振用電極121は、第二の振動腕部112bの溝部GL内表面を含む一方の主面と、第二の振動腕部112bの溝部GL内表面を含む他方の主面に設けられている。また、第二の振動腕部112bに設けられる励振用電極121は、第一の振動腕部112aに対向する第二の振動腕部112bの内側側面と、この側面に対向する第二の振動腕部112bの外側側面とに設けられ、第二の振動腕部112bの両主面に設けられる励振用電極121と異極となるように設けられている。第二の振動腕部112bに設けられる周波数調整用金属膜123は、第二の振動腕部112aの先端部の両主面に設けられている。なお、周波数調整用金属膜123は、すくなくとも一方の主面に設ける構成としても良い。
基部111は、接続用電極122a及び122bが設けられる。接続用電極122aは、基部111の振動腕部112が形成されている辺とは反対側にあたる辺の一方の角端部及び基部111の一方の主面から他方の主面にわたって設けられている。また、接続用電極122bは、基部111の振動腕部112が形成されている辺とは反対側にあたる辺の他方の角端部及び基部111の一方の主面から他方の主面にわたって設けられている。
また、基部111及び振動腕部112には、所定の電極間を電気的に接続させるための導配線パターン124が設けられている。
接続用電極122aは、基部111の一方の主面に設けられた導配線パターン124により、第一の振動腕部112aの一方の主面に設けられた励振用電極121と電気的に接続し、かつ、第二の振動腕部112bの外側側面に設けられた励振用電極121と電気的に接続している。また、第二の振動腕部112bの外側側面に設けられた励振用電極121は、第二の振動腕部112bの内側側面に設けられた励振用電極121と電気的に接続している。更に、第一の振動腕部112aの一方の主面に設けられた励振用電極121は、基部111の側面に設けられた導配線パターンにより、第一の振動腕部112aの他方の主面に設けられた励振用電極121と電気的に接続されている。
接続用電極122bは、基部111の他方の主面に設けられた導配線パターンにより、第二の振動腕部112bの他方の主面に設けられた励振用電極と電気的に接続し、かつ、第一の振動腕部112aの外側側面に設けられた励振用電極と電気的に接続している。また、第一の振動腕部112aの外側側面に設けられた励振用電極は、第一の振動腕部112aの内側側面に設けられた励振用電極121と電気的に接続している。更に、第二の振動腕部112aの他方の主面に設けられた励振用電極121は、基部111の内側側面に設けられた導配線パターンにより、第二の振動腕部112bの一方の主面に設けられた励振用電極121と電気的に接続されている。
これら励振用電極121、接続用電極122a,122b及び導配線パターン124は、フォトリソグラフィ技術により形成され、Ti層の上にPd又はAu層が設けられた積層構造となっている。
この音叉型の水晶振動片110を振動させる場合、接続用電極122a及び122bに交番電圧を印加する。印加後のある電気的状態を瞬間的にとらえると、第一の振動腕部112aの両主面に設けられた励振用電極121はプラス電位となり、両側面に設けられた励振用電極121はマイナス電位となり、プラスからマイナスに電界が生じる。このときの第二の振動腕部112bの両主面の励振用電極121はマイナス電位となり、両側面に設けられた励振用電極121はプラス電位という第一の振動腕部112aの励振用電極121に生じた極性とは反対の極性となり、プラスからマイナスに電界が生じる。この交番電圧により生じた電界によって、第一の振動腕部112a及び第二の振動腕部112bに伸縮現象が生じ、振動腕部112に設定した共振周波数の屈曲振動モードとなる。尚、この共振周波数は、音叉型の水晶振動片110に設けられた周波数調整用金属膜123を構成する金属の量を増減させて調整することができる。
突起部113は、2本一対の振動腕部112の中間であって、振動腕部112に沿って基部111から延設されている。
また、突起部113は、振動腕部112よりも短く設けられており、幅を振動腕部112よりも大きく又は小さく若しくは同じとなるように設けられる。
この突起部113の先端側には、延設方向に沿ってスリット113bが設けられている。このスリット113bは、突起部113の厚み方向に貫通している。また、スリット113bの長さは、先端側から基部111の境目までの間で形成されれば、どの長さでも良い。
突起部113に設けられたこのスリット113bは、第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bとからなる振動腕部112の側面に励振用電極をスパッタ技術及びフォトリソグラフィ技術にて形成する際に、第一の振動腕部112aの側面の励振用電極121と第二の振動腕部112bの側面の励振用電極121とのショートした状態を切断する役割を果たす。
また、突起部113は、スリット113bが形成できる程度の長さを有していれば良く、例えば、第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bとの距離よりも小さくなる長さで形成されていれば良い。言い換えれば、2つ一対の振動腕部112の間隔より短くなるように突起部113を設ければよい。
具体的には、以下のように突起部113に設けられたこのスリット113bが用いられる。このスリットの113bの役割を説明するために、本発明の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動素子100の製造方法を説明する。
例えば、本発明の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動素子100は、音叉型に水晶振動片110を形成した後に電極の形成が行われる。
例えば、水晶ウェハ(図示せず)の表裏に例えば、Cr、Cr+Auなどの耐食膜(図示せず)をスパッタリングにて成膜する。
次に耐食膜上に感光性レジスト(ポジ型)を両面に形成し、乾燥後表裏の両面に音叉形状の耐食膜が残るように露光、現像、乾燥(以下パターン化)と音叉形状以外の耐食膜のエッチングを行う。
次に前記表裏の耐食膜上に電極の形状を決定するために感光性レジスト(ポジ型)をパターン化する。ここで、この感光性レジストの一部は、スリット113bの内部を含む突起部113と振動腕部112と基部111との接続部分を覆うように設けられている。
次に露出する水晶部分をエッチングする。このとき、スリット113bの形状と溝部GLの形状と水晶振動片110の形状とが同時に形成される。なお、突起部113と振動腕部112と基部111との接続部分を覆う感光性レジストは、エッチングされることなく残る。そのため、この感光性レジストを残した状態で、基部111と振動腕部112と突起部113とが形成される。したがって、この感光性レジストは、スリット113を跨いだ状態で少なくとも突起部113に残されている。
次に表裏面に露出した耐食膜をエッチングし水晶表面を得る。次に全面に電極膜をスパッタ技術により形成する。このとき、スリット113bを跨いで突起部113を覆う感光性レジストにより、スリット113bを跨いで突起部113の側面に電極膜が形成される。
次に表裏に形成した感光性レジストとその上に形成された電極膜を剥離する。これは感光性レジストを溶解する液に浸すことで容易に除去できる。しかし、その下部に有する耐食膜は残る。スリット113bを跨いだ感光性レジストも除去されるため、第一の振動腕部112aの側面の電極と第二の振動腕部112bの側面の電極とが切断した状態となる。次に前記の残りである耐食膜をエッチングする。
このようにして、水晶振動片110に電極が形成されるので、スパッタ技術を用いても、第一の振動腕部112aの側面の電極と第二の振動腕部112bの側面の電極とがショートした状態から切断した状態にすることができる。
なお、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、適宜、変更可能である。
例えば、周波数調整用金属膜には、別途、Ag(銀)、Au(金)等の金属材料を用いて、厚みを厚くしても良い。
また、本発明の音叉型屈曲水晶振動素子は、所定のパッケージに封入して圧電振動子に用いることができ、また、この状態で発振回路を備えた集積回路素子と接続する構成にして圧電発振器に用いても良い。
100 音叉型屈曲水晶振動素子
110a 水晶振動片
111 基部
112 振動腕部
112a 第一の振動腕部
112b 第二の振動腕部
121 励振用電極
122a,122b 接続用電極
123 周波数調整用金属膜
124 導配線パターン
113 突起部
113b スリット
GL 溝部

Claims (2)

  1. 基部と、
    基部から延設する2つ一対の振動腕部と、
    前記振動腕部の間であって前記基部から延設しつつ前記振動腕部より短く形成される突起部と、
    前記突起部には、前記突起部の延設方向に沿って前記突起部の先端から前記基部に向うスリットが設けられており、
    前記スリットの長さは、前記突起部の長さよりも短い
    ことを特徴とする音叉型屈曲水晶振動素子。
  2. 前記一対の振動腕部のそれぞれに、延設方向に沿って溝部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の音叉型屈曲水晶振動素子。
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