JP5590400B2 - 載荷装置および載荷試験装置 - Google Patents
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Description
そのため従来一般のボアホールジャッキは簡易に取り扱い得るものではないし、作業現場やその周辺の環境条件によっては使用できない場合も多く、その点では必ずしも広く一般に適用できるものではない。
特に、載荷機構を正ネジと逆ネジを組み合わせた回転軸部材とナット部材により構成して、その軸方向変位をリンク機構によって載荷板の径方向変位に転換する構成とすることにより、電動モータの回転駆動力を簡易な構成で載荷板に対して確実かつ効率的に伝達し得て載荷板を確実かつ安定に駆動することが可能である。
特に、載荷時における回転軸部材の軸方向変位を許容したうえでその先端とケーシングの先端との間に荷重検出手段としてのロードセルを介装することにより、簡易な構成で載荷荷重を精度良く検出することができる。
なお、本発明の載荷装置と本発明の載荷試験装置は、載荷荷重を検知するための手段の有無において構成が異なるだけでそれ以外は共通しているので、以下では載荷荷重検出手段としてのロードセルを備えている載荷試験装置の実施形態について説明する。
ケーシング1の基端部にはボアホール内に挿入するための適宜のシャフト5が接続可能とされている。
なお、載荷板2の外表面は図示しているように適宜の凹凸や段部を形成することが通常であるが、試験対象物の特性や試験目的に応じて単なる平滑面とすることでも良い。
すなわち、図示例では逆ネジからなる左リードネジ40aが電動モータ3に対して継手6を介して連結され、その左リードネジ40aの先端に、左リードネジ40aと同ピッチの正ネジからなる右リードネジ40bが継手7を介して相対回転不能に連結されていて、電動モータ3を駆動するとこの回転軸部材40の全体が1本の回転軸として(つまり左リードネジ40aと右リードネジ40bとが一体となって同方向に)回転するようになっている。
それら左ナット41aおよび右ナット41bにはケーシング1内に固定されている2本のガイドシャフト8が挿通していて、それらのガイドシャフト8によって左ナット41aと右ナット41bはケーシング1に対する相対回転が拘束され、かつそれらガイドシャフト8により案内されてそれぞれ独立にケーシング1の軸方向に変位可能に支持されている。
したがって、電動モータ3を駆動して回転軸部材40を回転させると、左リードネジ40aに螺着されている左ナット41aと、右リードネジ40bに螺着されている右ナット41bとは、互いに離接するように同期して軸方向逆側に対称的に変位せしめられることになる。
すなわち、対の載荷板2のうち一方の載荷板2a(図示例では上側のもの)は右ナット41bに対して2本の平行リンク42aにより連結されているとともに左ナット41aに対して1本の固定リンク42bにより連結されている。また、他方の載荷板2b(図示例では下側のもの)は左ナット41aに対して2本の平行リンク42aにより連結されているとともに右ナット41bに対して1本の固定リンク42bにより連結されている。
つまり、図1(c)および図3(a)に白矢印で示すように、載荷板2をケーシング1に収納している状態(ケーシング1の開口部1aの内側に配置している状態)から、電動モータ3の回転軸を正転させたときには、左ナット41aと右ナット41bとが接近するように軸方向に変位して双方の載荷板2はリンク機構42を介して外側に押し出されるように径方向に変位し、これにより図3(b)に示す状態となって載荷板2による試験対象物に対する載荷が可能となっている。
その状態から、図1(c)および図3(b)に黒矢印で示すように電動モータ3の回転軸を逆転させると、左ナット41aと右ナット41bとが離間するように軸方向に変位して双方の載荷板2はリンク機構42を介して内側に引き寄せられるように径方向に変位し、元の状態に復帰する。
すなわち、上記の回転軸部材40においては継手7を介して連結されている基端側の左リードネジ40aと先端側の右リードネジ40bとの相対回転は当然に拘束されるのであるが、その継手7は左リードネジ40aと右リードネジ40bとの軸方向の相対変位を許容する状態で連結するものとされている。
また、回転軸部材40の先端側の右リードネジ40bの先端がセンサープレート50により支持されているとともに、そのセンサープレート50は上記のガイドシャフト8に案内されて軸方向変位が許容されており、そのセンサプレート50とケーシング1内の先端部に固定されている端面板1cとの間にはロードセル51が介装されている。
そして、電動モータ3に付設したエンコーダ(図示せず)により得られる回転量から左リードネジ40aと右リードネジ40bの位置(相互間隔)を把握し、またリンク機構42の幾何学条件から載荷板2の径方向への変位量を把握すれば、それらの情報とロードセル51の計測値とから強度その他の特性を精度良く検知することが可能である。
したがって従来のボアホールジャッキのように大掛かりな油圧や水圧を利用することなく、それにより装置全体の小形軽量化を図りつつ、載荷試験を簡易に実施することが可能である。
すなわち、上記実施形態の載荷試験装置は載荷試験を行うことを目的とするものであるので当然に載荷荷重を検出するためのロードセル51が不可欠であるが、この載荷試験装置を(載荷試験を目的とするのではなく)岩盤やコンクリート等を対象としてたとえば静的破砕のための載荷を目的として使用することも可能であり、その場合には単に載荷機能を有するものであれば良いのであって必ずしも載荷荷重を精度良く検出する必要はないから、そのような場合にはロードセル51およびそれに関連する構成要素を省略することのみで本発明の載荷装置を構成することができる。
1a 開口部
1b 隔壁板
1c 端面板
2 載荷板
3 電動モータ
4 載荷機構
5 シャフト
6,7 継手
8 ガイドシャフト
40 回転軸部材
40a 左リードネジ
40b 右リードネジ
41 ナット部材
41a 左ナット
41b 右ナット
42 リンク機構
42a 平行リンク
42b 固定リンク
50 センサープレート
51 ロードセル(荷重検出手段)
Claims (2)
- 載荷対象物に形成したボアホール内に挿入されてその内面を径方向に押圧するための載荷装置であって、
前記ボアホール内に挿入可能な円筒状のケーシングと、
前記ケーシング内の先端部において該ケーシングの中心を挟んで対向する位置に前記ケーシングの径方向に進退可能に設けられて、該ケーシングの先端部周面に形成されている開口部を通して前記ボアホールの内面に押圧可能な対の載荷板と、
前記ケーシング内の基端部に設けられた電動モータと、
前記電動モータと前記載荷板との間に介装されて、前記電動モータによる回転駆動力を前記対の載荷板を前記ケーシングの径方向に進退させるための駆動力に転換する載荷機構を具備してなり、
前記載荷機構は、右ネジを形成した右リードネジと左ネジを形成した左リードネジとが継手を介して軸方向に連結された構成とされて前記電動モータにより一体に回転せしめられる回転軸部材と、
前記右リードネジに螺着された右ナットと前記左リードネジに対して螺着された左ナットとがそれぞれ前記ケーシングに対してガイドシャフトを介して該ケーシングに対して相対回転不能かつ軸方向に変位可能に支持された構成とされて、前記回転軸部材の回転によって前記右ナットと前記左ナットとが同期して互いに離接するように軸方向逆側に変位せしめられるナット部材と、
該ナット部材の両側に対して前記対の載荷板をそれぞれ連結するとともに、該ナット部材における前記右ナットと左ナットとの離接により前記対の載荷板を前記回転軸部材の軸線に対して平行を維持しつつ径方向逆側に同期させて変位せしめるリンク機構とからなることを特徴とする載荷装置。 - 載荷試験対象物に形成したボアホール内に挿入されてその内面を径方向に押圧することにより強度試験を行うための載荷試験装置であって、
前記ボアホール内に挿入可能な円筒状のケーシングと、
前記ケーシング内の先端部において該ケーシングの中心を挟んで対向する位置に前記ケーシングの径方向に進退可能に設けられて、該ケーシングの先端部周面に形成されている開口部を通して前記ボアホールの内面に押圧可能な対の載荷板と、
前記ケーシング内の基端部に設けられた電動モータと、
前記電動モータと前記載荷板との間に介装されて、前記電動モータによる回転駆動力を前記対の載荷板を前記ケーシングの径方向に進退させるための駆動力に転換する載荷機構と、
前記載荷機構に組み込まれて前記対の載荷板による載荷荷重を検出するための荷重検出手段を具備してなり、
前記載荷機構は、右ネジを形成した右リードネジと左ネジを形成した左リードネジとが継手を介して軸方向に連結された構成とされて前記電動モータにより一体に回転せしめられる回転軸部材と、
前記右リードネジに螺着された右ナットと前記左リードネジに対して螺着された左ナットとがそれぞれ前記ケーシングに対してガイドシャフトを介して該ケーシングに対して相対回転不能かつ軸方向に変位可能に支持された構成とされて、前記回転軸部材の回転によって前記右ナットと前記左ナットとが同期して互いに離接するように軸方向逆側に変位せしめられるナット部材と、
該ナット部材の両側に対して前記対の載荷板をそれぞれ連結するとともに、該ナット部材における前記右ナットと左ナットとの離接により前記対の載荷板を前記回転軸部材の軸線に対して平行を維持しつつ径方向逆側に同期させて変位せしめるリンク機構とからなり、
かつ、前記回転軸部材を構成している前記右リードネジと前記左リードネジとを前記継手を介して軸方向の相対変位を許容せしめる状態で連結するとともに、該回転軸部材の先端と前記ケーシングの先端との間に前記荷重検出手段としてのロードセルを介装してなることを特徴とする載荷試験装置。
Priority Applications (1)
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| JP2011001491A JP5590400B2 (ja) | 2011-01-06 | 2011-01-06 | 載荷装置および載荷試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011001491A JP5590400B2 (ja) | 2011-01-06 | 2011-01-06 | 載荷装置および載荷試験装置 |
Publications (2)
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| JP2012145335A JP2012145335A (ja) | 2012-08-02 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2011001491A Active JP5590400B2 (ja) | 2011-01-06 | 2011-01-06 | 載荷装置および載荷試験装置 |
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