JP6478111B2 - ステアリングサブアセンブリ用試験装置 - Google Patents
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Description
そこで、本発明の目的は、複数の試験を行うことができて試験効率の良いステアリングサブアセンブリ用試験装置を提供することである。
請求項4のように、前記一対の押圧部に負荷される荷重をそれぞれ検出する一対の荷重検出部(91,92)を含み、前記第2試験条件下で、前記荷重検出部により検出される荷重が、前記正入力に対して負荷が付与された状態の前記ラック軸の出力荷重に相当するように構成されていてもよい。
請求項7のように、前記負荷付与部は、前記第1スライダに対する前記第2スライダの前記基準位置からの変位に比例する負荷を前記第2スライダに与える比例負荷付与部であってもよい。
請求項2の発明では、アクチュエータによって第1スライダを移動させてラック軸側から逆入力を与える第1試験条件と、負荷付与部によってラック軸に負荷を与えつつ電動モータを回転駆動してピニオン軸側から正入力を与える第2試験条件とを切り換えることができる。このため、前記逆入力を与える第1試験と、ラック軸に負荷を与えながら前記正入力を与える第2試験とを単一の試験装置で実施することができる。
請求項4の発明では、第2試験条件下で、正入力に対して負荷を付与しつつ、荷重検出部により検出される荷重によって、ラック軸の出力荷重を測定することができる。
請求項5の発明では、マニュアル(手動)操舵力伝達用のピニオン軸側から正入力を与える試験を行うときに、副アクチュエータによって第2スライダを介して各押圧部を移動させて、各押圧部とラック軸の対応する端部との離間状態を維持する。これにより、正入力に対してラック軸の移動に負荷をかけない第3試験条件を設定することができる。
請求項7の発明では、正入力に対して比例負荷を与えることができる。
(第1実施形態)
図1(a),(b)は、本発明の第1実施形態のステアリングサブアセンブリ用試験装置A(以下では、単に試験装置Aとも言う)の模式的正面図である。図1(a)は、試験装置Aに、試験対象であるステアリングサブアセンブリ1が取り付けられて第1試験が行われるときの準備状態を示し、図1(b)は、第1試験の実行中の状態を示している。
図1(a)に示すように、試験対象であるステアリングサブアセンブリ1は、入力軸としてのピニオン軸2と、出力軸としてのラック軸3と、ラック軸3を貫通させて軸方向に摺動可能に支持するハウジング4とを含む。ピニオン軸2のピニオン2aとラック軸3のラック3aとは、ハウジング4内で噛み合わされている。
ハウジング4に、減速機構6を収容するギヤハウジング6aが、一体に連結されている。ギヤハウジング6aに、電動モータ5のモータハウジング5aが、一体に連結されている。
図1(a)では、ハウジング支持部20は、模式的に示されている。具体的には、ハウジング支持部20は、図3に示すように、固定クランプ21と、可動クランプ22と、駆動部材23とを備える。
ハウジング支持部20は、固定クランプ21および可動クランプ22によるクランプ中心となる基準軸線BCを有している。ハウジング支持部20は、ラック軸3の中心軸線C1が基準軸線BCに一致するように、ハウジング4を支持する。
第2スライダ40は、第1スライダ30の支持面31によって、摺動方向Xに摺動可能に支持されている。具体的には、第1スライダ30の支持面31に、摺動方向Xに延びるスライド溝32が形成されている。スライド溝32が、第2スライダ40を摺動方向Xに案内する。
第1スライダ30は、支持面31面上に突出する中間凸部33を備えている。中間凸部33は、第1部分41と第2部分42との間に配置されている。第2スライダ40は、第1部分41から中間凸部33の第1端面33aに向けて延びる第1凸部44と、第2部分42から中間凸部33の第2端面33bに向けて延びる第2凸部45とを備えている。
図1(a)に示すように、操舵中立状態のステアリングサブアセンブリ1が初期セットされたときに、第1スライダ30が、ベース10に対して摺動方向Xの基準位置にあり、且つ第2スライダ40が、第1スライダ30に対して摺動方向Xの基準位置にある状態で、ラック軸3の各端部3b,3cとそれぞれ対応する押圧部81,82との間には、僅かな隙間が形成されるようにしてある。
図4に示すように、収容ケース71は、筒状部71aと、筒状部71aの一端側(第1部分41側)の第1端壁部71bと、筒状部71aの他端側(第2部分42側)の第2端壁部71cとを含む。第1端壁部71bおよび第2端壁部71cは、それぞれ挿通孔71dが形成された環状壁である。
図2(a),(b)に示すように、第2スライダ40は、第1押しロッド46と、第2押しロッド47とを備えている。第1押しロッド46は、第1部分41から収容ケース71内の第1ばね座部材73に向けて突出している。第2押しロッド47は、第2部分42から収容ケース71内の第2ばね座部材74に向けて突出している。
図2(b)に示すように、第2押しロッド47は、第2ばね座部材74を押圧しながら、収容ケース71内を第1摺動方向X1に移動し、圧縮コイルばね72を圧縮させる。図示していないが、第1押しロッド46は、第1ばね座部材73を押圧しながら、収容ケース71内を第2摺動方向X2に移動し、圧縮コイルばね72を圧縮させる。
これにより、圧縮コイルばね72が圧縮される。圧縮コイルばね72は、変位に対してばね荷重F[図2(b)参照]が比例的に変化するばね特性を有している。このため、比例負荷付与部70の圧縮コイルばね72が、第1スライダ30に対する第2スライダ40の基準位置からの変位に比例する比例負荷(ばね荷重Fに相当)を第2スライダ40に与える。
次いで、試験装置Aを用いた第1試験について説明する。
アクチュエータ50は、第1ストッパとして働かない状態(第1ストッパの非拘束状態)にある。アクチュエータ50は、第1スライダ30、第2スライダ40、第1押圧部81および第2押圧部82を摺動方向Xに一体移動させる。
すなわち、アクチュエータ50によって、第1スライダ30を移動させて、第2押圧部82を介して、ラック軸3側から逆入力を与える。このときに、第2荷重検出部92によって検出される荷重が、前記逆入力に対するラック軸3の摺動荷重に相当する。
図示していないが、第1試験において、アクチュエータ50が第1スライダ30を第2摺動方向X2に移動させると、第1押圧部81が、ラック軸3の第1端部3bを押圧移動させて、ラック軸3側から逆入力を与える。このときに、第1荷重検出部91によって検出される荷重が、前記逆入力に対するラック軸3の摺動荷重に相当する。
第2試験では、図2(a),(b)に示すように、アクチュエータ50は、停止状態とされ、第1ストッパとして働く状態(第1ストッパの拘束状態)にある。アクチュエータ50は、ベース10に対して、第1スライダ30を摺動方向Xの基準位置に拘束している。第2ストッパ60は、非拘束状態にあり、第1スライダ30と第2スライダ40との相対移動を許容している。
例えば、図2(b)に示すように、ステアリングサブアセンブリ1の電動モータ5を一方向に回転駆動して、ピニオン軸2側から一方向への正入力(トルクT)を与える。これにより、ラック軸3が第1端部3b側へ移動される。ラック軸3の第1端部3bが、第1押圧部81を介して、第2スライダ40、第1押圧部81および第2押圧部82を、第1摺動方向X1に一体移動させる。
図示していないが、第2試験において、ステアリングサブアセンブリ1の電動モータ5を他方向に回転駆動して、ピニオン軸2側から他方向への正入力(トルク)を与えると、ラック軸3が、第2端部3c側へ移動される。ラック軸3の移動に伴って、比例負荷付与部70によって、第2スライダ40および第1押圧部81を介して、ラック軸3に、比例負荷(ばね荷重F)が与えられる。このときに、第2荷重検出部92によって検出される荷重が、比例負荷を与えつつピニオン軸2側から正入力を与えるときの、ラック軸3の出力荷重に相当する。
具体的には、図1(a),(b)に示すように、アクチュエータ50によって第1スライダ30を移動させてラック軸3側から逆入力を与える第1試験条件と、図2(a),(b)に示すように、負荷付与部(比例負荷付与部70)によってラック軸3に負荷を与えつつ電動モータ5を回転駆動してピニオン軸2側から正入力(トルクT)を与える第2試験条件とを切り換えることができる。このため、ラック軸3側から逆入力を与える第1試験と、ラック軸3に負荷を付与しつつ、ピニオン軸2側から正入力を与える第2試験とを単一の試験装置Aで実施することができる。
また、第1試験条件下で、第1荷重検出部91ないし第2荷重検出部92により検出される荷重によって、逆入力に対するラック軸3の摺動荷重を測定することができる。
また、第2試験条件下で、正入力に対して負荷を付与しつつ、第1荷重検出部91ないし第2荷重検出部92により検出される荷重によって、ラック軸3の出力荷重を測定することができる。
第1実施形態において、ステアリングサブアセンブリ1として、アシスト用の前記ピニオン軸2と、ステアリングホイールからのマニュアル操舵力を伝達するためのピニオン軸(図示せず)とが、ともにラック軸3と係合しているステアリングサブアセンブリが用いられてもよい。
(第2実施形態)
図5(a),(b)は、本発明の第2実施形態の試験装置APを示している。第2実施形態の試験装置APの試験対象であるステアリングサブアセンブリ1Pは、アシスト用の前記ピニオン軸2の他、ステアリングホイール(図示せず)からのマニュアル(手動)操舵力を伝達するためのピニオン軸7を備える。アシスト用のピニオン軸2と、マニュアル操舵力伝達用のピニオン軸7とが、ともにラック軸3と係合している。
図5(a)は、ラック軸3をフリーにした状態で、マニュアル操舵力伝達用のピニオン軸側からの正入力を与える第3試験の準備状態を示し、図5(b)は、第3試験の実行中の状態を示している。
すなわち、第2実施形態の試験装置APは、マニュアル操舵力伝達用のピニオン軸7に対して、図5(b)に示す正入力(トルクT1)を与えるロータリアクチュエータ100を備える。
また、試験装置APは、副アクチュエータ110を備える。副アクチュエータ110は、ベース10によって支持され、第2スライダ40を摺動方向Xに移動させる。副アクチュエータ110は、固定部111と、可動部112とを含み、例えばサーボシリンダにより構成されている。
第2実施形態の試験装置APは、第1実施形態の試験装置Aの全要素を含む。このため、第2実施形態の試験装置APは、第1実施形態と同じく、第1試験と、第2試験とを実施可能である。
以上のように、第2実施形態では、単一の試験装置APで、第1〜第3試験を実施することができる。
Claims (7)
- ピニオン軸とラック軸と前記ラック軸を貫通させて支持するハウジングと前記ピニオン軸にアシスト力を付与する電動モータとを含むステアリングサブアセンブリを取り付けて試験を行う、ステアリングサブアセンブリ用試験装置であって、
ベースと、
基準軸線を有して前記ベースによって支持され、前記ラック軸の中心軸線が前記基準軸線に一致するように前記ステアリングサブアセンブリの前記ハウジングを支持するハウジング支持部と、
前記ベースによって前記基準軸線に平行な摺動方向に摺動可能に支持された第1スライダと、
前記第1スライダによって前記摺動方向に摺動可能に支持された第2スライダと、
前記第1スライダを前記ベースに対する前記摺動方向の基準位置に拘束する第1ストッパと、
前記第2スライダを前記第1スライダに対する前記摺動方向の基準位置に拘束する第2ストッパと、
前記第1スライダに対する前記第2スライダの前記基準位置からの変位に応じた負荷を前記第2スライダに与える負荷付与部と、
前記ベースによって支持され、前記第1スライダを前記摺動方向に駆動するアクチュエータと、
前記第2スライダに一体移動可能に支持され、前記第2スライダの移動に伴って前記ラック軸の対応する端部を軸方向にそれぞれ押圧移動させる一対の押圧部と、を備え、
前記第1ストッパおよび前記第2ストッパのそれぞれの拘束状態と非拘束状態とを切り換えて、複数の試験条件が選択設定可能に構成されている、ステアリングサブアセンブリ用試験装置。 - 請求項1において、前記複数の試験条件は、
前記第1ストッパの非拘束状態で且つ前記第2ストッパの拘束状態で、前記アクチュエータによって前記第1スライダを移動させて前記押圧部を介して前記ラック軸側から逆入力を与える第1試験条件と、
前記第1ストッパの拘束状態で且つ前記第2ストッパの非拘束状態で、前記負荷付与部によって前記第2スライダを介して前記ラック軸に負荷を与えつつ、前記電動モータを回転駆動して前記ピニオン軸側から正入力を与える第2試験条件と、を含むステアリングサブアセンブリ用試験装置。 - 請求項2において、前記一対の押圧部に負荷される荷重をそれぞれ検出する一対の荷重検出部を含み、
前記第1試験条件下で、前記荷重検出部により検出される荷重が、前記逆入力に対する前記ラック軸の摺動荷重に相当するように構成されているステアリングサブアセンブリ用試験装置。 - 請求項2において、前記一対の押圧部に負荷される荷重をそれぞれ検出する一対の荷重検出部を含み、
前記第2試験条件下で、前記荷重検出部により検出される荷重が、前記正入力に対して負荷が付与された状態の前記ラック軸の出力荷重に相当するように構成されているステアリングサブアセンブリ用試験装置。 - 請求項2〜4の何れか一項において、前記ステアリングサブアセンブリとして、前記アシスト力が付与されるピニオン軸の他に、マニュアル操舵力伝達用のピニオン軸を含むステアリングサブアセンブリが用いられ、
前記マニュアル操舵力伝達用のピニオン軸を回転駆動するロータリアクチュエータと、 前記第1スライダによって支持され、前記第2スライダを前記摺動方向に駆動する副アクチュエータと、を備え、
前記複数の試験条件は、前記第1ストッパの拘束状態で且つ前記第2ストッパの非拘束状態で、前記副アクチュエータによって前記第2スライダを介して各押圧部をラック軸の対応する端部から離間する状態に移動させつつ、前記ロータリアクチュエータにより前記マニュアル操舵力伝達用のピニオン軸を回転駆動して前記マニュアル操舵力伝達用のピニオン軸側から正入力を与える第3試験条件を含むステアリングサブアセンブリ用試験装置。 - 請求項1〜5の何れか一項において、前記アクチュエータは、停止状態で前記第1ストッパとして機能するステアリングサブアセンブリ用試験装置。
- 請求項1〜6の何れか一項において、前記負荷付与部は、前記第1スライダに対する前記第2スライダの前記基準位置からの変位に応じた比例負荷を前記第2スライダに与える比例負荷付与部であるステアリングサブアセンブリ用試験装置。
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