JP6281748B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、DC−DCコンバータに関し、特にダイオードのサージ電圧を抑制するスナバ回路に関するものである。
DC-DCコンバータは、電子機器を駆動させるために広く使用される。これらのDC−DCコンバータは、入力の直流電圧をスイッチ素子でオンオフ制御して矩形波に変換し、この矩形波を整流平滑することで安定な所定の直流電圧に変換する。しかし、DC−DCコンバータはスイッチ素子をオンオフ制御するのでノイズが発生する。このノイズは、スイッチ素子や整流平滑回路に使用されるダイオードのように導通・非導通が切り替わる半導体素子にサージ電圧となって印加され、半導体素子を破損する恐れがある。サージ電圧を抑制するため、一般的に、スナバ抵抗とスナバコンデンサを直列に接続して構成されたCRスナバ回路を半導体素子の両端に挿入する。
整流平滑回路のダイオードを例すると、CRスナバ回路は、半導体素子が非導通となり電圧が印加されると、スナバ抵抗を介してスナバコンデンサを充電するのでサージ電圧を抑制することができる。また、半導体素子が導通となると、スナバコンデンサに充電されたエネルギがスナバ抵抗を介して放出される。このため、CRスナバ回路はサージ電圧の抑制に有効であるが、抑制したサージは抵抗で消費されることになり損失が発生する。
そこで、CRスナバ回路の代わりにコンデンサと補助スイッチから成るアクティブスナバ回路が提案されている。図14にアクティブスナバ回路を用いて半導体素子のサージ電圧を抑制する従来のDC/DCコンバータの例を示す(特許文献1)。図14は、直流電源110に直列に主スイッチFET111が接続され、主スイッチFET111に直列に変圧器112の一次巻線112aが接続される。変圧器112の二次巻線112bに直列に整流用ダイオード113及び出力コンデンサ114が接続され、出力コンデンサ114に並列に負荷115が接続される。主スイッチFET111に並列にコンデンサ116と補助スイッチFET117とから成る直列回路を接続する。また、二次側回路のダイオード113にも同様に、コンデンサ118と補助スイッチFET119とから成る直列回路を並列に接続する。
補助スイッチFET117は、主スイッチFET111が導通状態にあるときは非導通状態となり、主スイッチFET111が非導通状態にあるときは導通状態となるように制御する。また、補助スイッチFET119は、ダイオード113が導通状態にあるときは非導通状態となり、ダイオード113が非導通状態のときは導通状態となるように制御する。例えば、主スイッチFET111が非導通状態に切り換わると補助スイッチFET17が導通状態に切り換えられる。ここで、コンデンサ116は主スイッチFET111の浮遊容量の数10倍に設定されるので、主スイッチFET111の両端が低周波、低インピーダンス状態に短絡されることになり、主スイッチFET111の両端間の電圧はほとんど一定の値に維持されサージ電圧を抑制する。一方、主スイッチFET111が非導通状態から導通状態に切り換わると補助スイッチFET17が非導通状態に切り換わるので、コンデンサ116の電圧はそのままの状態に維持され、電力損失を発生しない。
同様に、二次側回路のダイオード113が導通状態にあるときから非導通状態に切り換わるとFET119が導通状態に切り替わる。コンデンサ118の容量はダイオード113の浮遊容量の数十倍に設定されているので、ダイオード113の両端間の電圧はほぼ一定値に維持され電圧サージを抑制できる。
主スイッチFET111が非導通状態になると、主スイッチFET111の浮遊容量を充電することで両端間の電圧が上昇する。しかし、図14に示した従来例は、主スイッチFET111の両端間の電圧がコンデンサ116に充電されている電圧に到達する前に補助スイッチFET117が導通するため、コンデンサ116→FET111→FET117の経路でコンデンサ116が放電電流が流れ主スイッチFET111の浮遊容量を充電する。この放電電流は、コンデンサ116の容量が大きいとさらに増大し、補助スイッチFET117に電流容量の大きい素子が必要になる。さらに図14に示した従来例は、補助スイッチFET117のソースと主スイッチFET111のソースは異なる電位となるので、補助スイッチFET117を駆動させるための新たに駆動回路が必要となり回路が複雑化する。
同様に、二次側のダイオード113においても導通状態から非導通状態に切り換わると、ダイオード113の電圧がコンデンサ118に充電されている電圧より低い時に、コンデンサ118の放電電流が流れ補助スイッチFET119の浮遊容量を充電する。このため、補助スイッチFET117と同様に、補助スイッチFET119は電流容量の大きい素子を必要とし、さらに新たな駆動回路が必要になる。
本発明は、半導体スイッチ素子が導通・非導通を繰り返すことで電圧変換を行うDC
/DCコンバータにおいて、半導体スイッチ素子の両端に並列に接続したスナバコンデ
ンサとスナバダイオードからなる直列回路と、スナバダイオードの両端に並列に接続し
た補助スイッチとを有するスナバ回路であって、スナバ回路に印加される電圧が所定の
値以上になったことを検出する電圧検出回路と、電圧検出回路に応じて、スナバ回路の
電圧が所定の値以下のとき補助スイッチを駆動するための電源を生成し、スナバ回路に
印加される電圧が所定の値以上のときスナバコンデンサを放電するために補助スイッチ
を駆動する駆動回路と、を有するスナバ回路を備えることを特徴とするDC/DCコン
バータ。

半導体素子のサージ電圧を抑制するスナバ回路を備えたDC−DCコンバータにおいて、スナバコンデンサが不要に放電することなくサージ電圧を抑制し、従来に比べ小型で高効率なDC−DCコンバータを実現することを目的とする。
本発明は、半導体スイッチ素子が導通・非導通を繰り返すことで電圧変換を行うDC−DCコンバータにおいて、半導体スイッチ素子の両端に並列に接続したスナバコンデンサとスナバダイオードからなる直列回路と、スナバダイオードの両端に並列に接続した補助スイッチとを有するスナバ回路を備え、補助スイッチは、半導体スイッチ素子の両端の電圧が所定の値以上になるとオンすることを特徴とする。
本発明のDC−DCコンバータは、半導体スイッチ素子が非導通になると、スナバコンデンサとスナバダイオードからなる直列回路でサージ電圧を抑制するとともに、半導体スイッチ素子の両端の電圧が所定の値以上になると補助スイッチをオンするので、スナバコンデンサを必要以上に放電することはなく、サージ電圧によって充電されたエネルギを放電する。このため少ないエネルギ損失でサージ電圧を抑制するので、効率よくノイズを低減させることができる。
図1は本発明の第1の実施例を示すブロック図である。 図2は本発明の第1の実施例において補助スイッチのオンタイミングが最適で無い時の補助スイッチの動作を示したタイミングチャートである。 図3は本発明の第1の実施例において補助スイッチのオンタイミングが最適にした時の補助スイッチの動作を示したタイミングチャートである。 図4は本発明の第1の実施例を整流器に適用したときの回路構成図である。 図5は本発明の第1の実施例を整流器に適用したときのタイミングチャートである。 図6は本発明を同期整流回路に適用した第2の実施例を示す回路構成図である。 図7は本発明の第2の実施例を適用しないときの補助スイッチの動作を示したタイミングチャートである。 図8は本発明の第2の実施例における補助スイッチの動作を示したタイミングチャートである。 図9は本発明の第3の実施例を示す回路構成図である。 図10は本発明の第3の実施例における補助スイッチの動作を示したタイミングチャートである。 図11は本発明の第4の実施例を示す回路構成図である。 図12は本発明をセンタータップ型の整流回路に適用したときのブロック図である。 図13は本発明をフォワードコンバータの整流回路に適用したときのブロック図である。 図14は従来例を示す回路構成図である。
図1は、本発明の第1の実施例を示すブロック図である。直流電源1と変圧器Tの一次巻線と主スイッチQ0が直列接続される。主スイッチQ0は制御回路6でオンオフ制御され、変圧器Tの一次巻線に断続的に電圧を印加する。このため、変圧器Tの二次巻線Nsに矩形波の電圧が誘起される。この電圧をダイオードD0で整流し、平滑コンデンサCoで平滑しVo+とVo−に直流電圧Voを出力する。さらに第1の実施例ではダイオードD0の両端にスナバ回路5及び主スイッチQ0の両端にスナバ回路51を接続する。
スナバ回路5は、スナバコンデンサC1及びスナバダイオードD1からなる第1の直列回路と、スナバダイオードD1と並列に接続した抵抗R1及び補助スイッチQ1からなる第2の直列回路と、スナバ制御回路7で構成される。第1の直列回路は半導体素子のサージ電圧を抑制するスナバ部を構成し、第2の直列回路はサージ電圧のよってスナバコンデンサC1に充電された電荷を放電する放電回路を構成し、スナバ制御回路はスナバ回路5に印加される電圧を検出し、この電圧に応じて補助スイッチを駆動してオンオフ制御する。抵抗R1はスナバコンデンサのC1の放電電流を制限する。スナバ回路51は、スナバコンデンサC51及びスナバダイオードD51からなる第1の直列回路と、スナバダイオードD51と並列に接続した抵抗51及び補助スイッチQ51からなる第2の直列回路と、スナバ制御回路71で構成される。
ダイオードD0に接続されたスナバ回路5及び主スイッチQ0に接続されたスナバ回路51は同様の動作を行うことによりサージ電圧を抑制する。以下、ダイオードD0及びスナバ回路5を例にその動作を説明する。主スイッチQ0がオンすると、トランスTの二次巻線NsにはダイオードD0に対して逆方向の電圧が発生し、ダイオードD0の両端の電圧が上昇する。ダイオードD0の両端の電圧がスナバコンデンサC1の電圧より高くなると、スナバコンデンサC1及びスナバダイオードD1に電流が流れスナバコンデンサC1を充電する。これにより、ダイオードD0の両端に印加されるサージ電圧が抑制される。補助スイッチQ1はスナバ回路5に印加された電圧が所定の値以上になるとオンする。その後サージ電圧が無くなると、スナバコンデンサC1は、C1→Ns→Co→Q1→R1の経路で放電し、スナバコンデンサC1の両端の電圧はこのときスナバ回路5に印加されている電圧まで低下する。つまり、スナバコンデンサC1はサージ電圧で上昇した電圧が放電される。次に、ダイオードD0が導通状態になり両端の電圧が所定の値以下になると、補助スイッチQ1はオフする。スナバコンデンサC1の放電経路はなくなり、ダイオードD0が導通状態の間スナバコンデンサC1は電圧を維持する。
ここで、ダイオードD0が非導通状態になるのと同時に補助スイッチQ1をオンさせると、スナバ回路5に印加される電圧がスナバコンデンサC1の電圧まで上昇する前に補助スイッチQ1をオンさせることになるため、スナバコンデンサC1は、C1→D0の浮遊容量→Q1→抵抗R1の経路で放電する。特にダイオードD0の電圧がゼロに近い状態で補助スイッチQ1がオンするとほぼ短絡状態となり大きな電流が流れる。
このときのダイオードD0の両端電圧VD及び補助スイッチQ1の電流波形IQ1を図2に示す。図2は主スイッチQ0のオン信号に基づいてスナバ回路5の補助スイッチQ1をオンさせている。このため、ダイオードD0が非導通となった直後に過大な電流が補助スイッチQ1に流れる。これに対し、図3はスナバ回路5に印加される電圧が、サージ電圧が終了した時点にスナバ回路5に印加される電圧の90%の電圧になったとき補助スイッチQ1をオンさせた場合の、ダイオードD0の両端電圧VD及び補助スイッチQ1の電流波形IQ1である。図3に示すように、スナバ回路5に印加される電圧が十分に立ち上がってから補助スイッチQ1をオンさせると、ダイオードD0が非導通となった直後に過大な電流が補助スイッチQ1に流れることはない。
スナバ回路5に印加される電圧がスナバコンデンサC1の電圧以上となったとき補助スイッチQ1をオンさせるとダイオードD0が非導通となった直後に流れる電流はなくなるが、入力電源の電圧または出力電圧等の変動によって変わる。また、その後サージ電圧で充電され上昇した電圧を、サージ電圧が終了した時点にスナバ回路に印加される電圧になるまで放電する必要がある。本発明はダイオードD0が導通状態になるまで補助スイッチQ1をオンさせることで確実にスナバコンデンサC1の電圧を放電させる。このため、補助スイッチQ1をオンさせる電圧はサージ電圧が終了した時点にスナバ回路に印加される電圧より低く設定する。これによって補助スイッチQ1は、ダイオードD0が非導通となった直後に過大な電流が流れることはなく、ダイオードD0が非導通の期間補助スイッチQ1をオンする事ができるので、スナバコンデンサC1の電圧がサージ電圧によって上昇した分を放電することができる。なお、補助スイッチQ1をオンさせる電圧はサージ電圧が終了した時点にスナバ回路に印加される電圧の50%程度でもダイオードD0が非導通となった直後に過大な電流が流れることはない。ばらつき等を考慮すると補助スイッチQ1をオンさせる電圧はサージ電圧が終了した時点にスナバ回路に印加される電圧の50%から90%程度に設定するとよい。
図1に示した本発明の実施例1のスナバ回路の詳細を図4に示す。図4は二次側の整流回路の例であるが、スイッチ回路6の主スイッチQ0でも同様に動作する。二次側の整流回路はダイオードD0で構成される。ダイオードD0の両端に、抵抗R3及びR2からなる直列回路を接続し、抵抗R2と抵抗R3の接続点にFETスイッチQ2のゲートを接続し、抵抗R2とFETスイッチQ2のソースを接続し、接続点をダイオードD0のアノードに接続して、電圧検出回路8を構成する。FETスイッチQ2のドレインは抵抗R4を介して電圧源V1のプラス側に接続され、電圧源V1のマイナス側はダイオードD0のアノードに接続される。さらに、FETスイッチQ2のドレインはコンデンサC2を介してダイオードD3のアノードに接続され、ダイオードD3のカソードは電圧源V1のマイナス側に接続される。ダイオードD3のアノードはさらに抵抗R5及び抵抗R6の直列回路を介して電圧源V1のマイナス側に接続され、補助スイッチQ1の駆動回路を構成する。なお、電圧検出回路8及び駆動回路9でスナバ制御回路が構成される。スナバコンデンサC1及びスナバダイオードD1で構成され半導体素子のサージ電圧を抑制するスナバ部と、スナバダイオードD1と並列に接続した抵抗R1及び補助スイッチQ1で構成されスナバコンデンサC1を放電する放電回路は図1と同じである。
実施例1のスナバ回路の動作を図4及び図5を用いて説明する。先ず、ダイオードD0が導通状態のときは、ダイオードD0には順方向電圧降下による低い電圧が発生するので、ダイオードD0の両端電圧を抵抗R3及び抵抗R2で分圧することにより抵抗R2に発生する電圧VR2はFETスイッチQ2をオンする電圧とは成らずFETスイッチQ2はオフする。このとき、電圧V1を出力する電圧源V1は、R4→C2→D3の経路で電流が流れコンデンサC2を充電し、コンデンサC2の両端は電圧V1になる。このとき抵抗R5及び抵抗R6にはダイオードD3の順方向電圧降下が印加されるので、抵抗R6に発生する電圧VR6は補助スイッチQ1をオンする電圧とはならず補助スイッチQ1はオフする。
その後時刻t1になるとダイオードD0が導通状態から非導通状態に変わり、変圧器Tの二次巻線Nsに発生した電圧VNs及び平滑コンデンサCoの電圧Vo及び漏れインダクタンス等によって発生するサージ電圧がダイオードD0に印加され、ダイオードD0の浮遊容量が充電される。ダイオードD0の両端に印加されるダイオード電圧VDが電圧Vth以上になるとFETスイッチQ2がオンするように抵抗R2及び抵抗R3を設定しておく。このため時刻t2で電圧VDが電圧Vth以上になるとFETスイッチQ2がオンし、コンデンサC2は、C2→Q2→R6→R5→C2の経路で放電する。ここで、抵抗R6に発生する電圧VR6が補助スイッチQ1をオンするように抵抗R5及び抵抗R6は設定しておくので、補助スイッチQ1がオンする。コンデンサC2は、ダイオードD0が導通状態のとき充電され、ダイオードD0が非導通状態のとき補助スイッチQ1を駆動するための電源を生成する。このときダイオードD0の両端電圧VDとスナバコンデンサC1に充電されているコンデンサ電圧VCとの差は小さいので補助スイッチQ1に大きな電流が流れることはない。
サージ電圧によりダイオード電圧VDはさらに上昇し、ダイオード電圧VDがコンデンサ電圧VC以上になると、スナバコンデンサC1及びスナバダイオードD1の経路で電流が流れスナバコンデンサC1が充電され、ダイオードD0に印加される電圧を抑制する。時刻t3でサージ電圧が無くなると、ダイオード電圧VDは電圧Vrとなる。電圧Vrは変圧器Tの二次巻線Nsに発生する電圧VNs及び平滑コンデンサCoの電圧Voで決まる。スナバコンデンサC1のコンデンサ電圧VCはサージ電圧で充電され、VC>Vrとなっているので、スナバコンデンサC1は、C1→Ns→Co→Q1→C1の経路で放電する。VD>Vth及びダイオードD0が非導通状態の期間、この放電は継続するのでコンデンサ電圧VCは電圧Vrと略同じ電圧になる。
その後時刻t4にて、変圧器Tの二次巻線の電圧VNsが逆方向に発生すると、ダイオードD0は順方向に電圧が印加されるので、ダイオードD0の浮遊容量に充電されていた電圧が放電し、電圧VDは降下する。電圧VDが電圧Vth以下になるとFETスイッチQ2がオフし、コンデンサC2は電圧源V1から抵抗R4、コンデンサC2、ダイオードD3の経路で電流が流れ充電され補助スイッチQ1はオフする。浮遊容量の放電が終わるとダイオードD0は順方向に電圧が印加され導通状態となる。以上の動作を繰り返す。
本発明の実施例2を図6に示す。図6は図4の整流回路3をダイオードD0を同期整流回路に置き換えたものである。同期整流回路は同期整流スイッチQ31と同期整流スイッチのオンオフを制御する同期整流制御回路で構成される。同期整流回路の場合には、特に本方式が有効となる。通常、同期整流方式の場合、1次側の主スイッチQ0が導通状態・非導通状態に切り換わるタイミングを基に同期整流信号を生成し、同期整流スイッチQ31を駆動する。しかし、同期整流スイッチQ31を主スイッチQ0の切り換えと同時に行うと、電圧が変化しているとき同期整流スイッチQ31をオンオフすることになり短絡電流が流れることがある。そこで、同期整流スイッチQ31は、同期整流信号より早く非導通状態にし、同期整流信号より遅く導通状態にするようにデッドタイムを設ける。補助スイッチQ1の駆動に同期整流スイッチQ31の駆動信号を用いることが考えられるが、同期整流スイッチQ31の駆動信号を利用すると、デッドタイムの時間分早く補助スイッチQ1がオンしてしまい、デッドタイムの時間分遅く補助スイッチQ1がオフしてしまう。図7に同期整流スイッチのゲート信号を利用して補助スイッチQ1を駆動させたときの各部波形を示す。Q31Vdsは同期整流スイッチQ31のドレイン−ソース間電圧、Q31Vgsは同期整流スイッチQ31のゲート電圧、Q1Vgsは補助スイッチQ1のゲート電圧、IQ1は補助スイッチQ1のドレイン電流である。図7のように同じタイミングで同期整流スイッチQ31を導通し補助スイッチQ1を非導通にする、或いはに同じタイミングで同期整流スイッチQ31を非導通し補助スイッチQ1を導通にすると、スナバコンデンサC1の放電によって補助スイッチQ1に大きな電流が流れる。
図8は本発明の実施例2の動作波形を示す。各波形は図7と同じである。図8のように実施例2は、スナバ回路5の両端電圧が所定の電圧(図5に示す電圧Vth)以上になると補助スイッチQ1が導通状態に切り換わるので、同期整流の駆動信号にデッドタイムがある場合においても、デッドタイム期間に補助スイッチQ1に大きな電流が流れることはない。つまり、スナバコンデンサC1が不要に放電されることはない。
このように、実施例2においても実施例1と同じ効果を奏する。
本発明の実施例3を図9に示す。図9は図6に示した本発明の実施例1に対し、FETスイッチQ2及び抵抗R4及び電圧源V1を削除し、バッファQ3を抵抗R2及び抵抗R3の接続点とコンデンサC2の両端に挿入したものである。バッファQ3は、所定の閾値を持つ。ダイオードD0が導通状態のとき抵抗R2に発生する電圧はバッファQ3の閾値以下なのでバッファQ3はハイレベルを出力しコンデンサC2およびダイオードD3に電流を流しコンデンサC2を充電する。ダイオードD0が非導通になり抵抗R2に発生する電圧が閾値を超えると、バッファはローレベルを出力するので、コンデンサC2は、C2→Q3→R6→R5→C2の経路で放電し、抵抗R6に発生する電圧で補助スイッチQ1をオンする。図10に図9に示す実施例3の動作波形を示す。VDはダイオードD0に印加される電圧、VR2は抵抗R2に発生する電圧、Q1Vgsは補助スイッチQ1のゲート電圧、IQ1は補助スイッチQ1の電流を示す。このように、実施例3においても図6に示す実施例1と同様の効果を奏する。
本発明の実施例4を図11に示す。図11は図6に示した本発明の実施例1に対し、FETスイッチQ2、抵抗R4、電圧源V1、コンデンサC2、ダイオードD3、抵抗R5、抵抗R6を削除し、PチャネルMOFESTである補助スイッチQ1の代わりNチャネルMOSFETである補助スイッチQ4と抵抗R1の直列回路をスナバダイオードD1と並列に接続する。さらにダイオードD0のカソードに抵抗R9を接続し、抵抗R9にPNPトランジスタQ6のエミッタを接続し、トランジスタQ6のコレクタは抵抗R10を介してダイオードD0のアノードに接続する。また、ダイオードD0のカソードから抵抗R8を接続し、抵抗R8にPNPトランジスタQ5のエミッタを接続し、トランジスタQ5のコレクタに抵抗R7と補助スイッチQ4のゲートを接続する。抵抗R7の他端は補助スイッチQ4のソースに接続される、抵抗R7は補助スイッチQ4のゲート−ソース間に接続されることになる。トランジスタQ6のコレクタとベースは接続され、トランジスタQ5とトランジスタQ6のベースは互いに接続され、カレントミラー回路を構成する。補助スイッチQ4のソースはスナバコンデンサC1とスナバダイオードD1の接続点に接続され、補助スイッチQ4のドレインは抵抗R1を介してダイオードD0のアノードに接続される。スナバコンデンサC1はダイオードD0のカソードに接続される。
このように接続された本発明の実施例4の動作を説明する。ダイオードD0が導通状態のときはスナバ回路5にはダイオードD0の順方向電圧降下による電圧が印加されるので、トランジスタQ6はオンできない。よってトランジスタQ5にも電流が流れず、補助スイッチQ4に駆動電源が供給されないので補助スイッチQ4はオフする。ダイオードD0が非導通状態のときは、変圧器Tの二次巻線Nsに発生した電圧VNs及び平滑コンデンサCoの電圧Vo及び漏れインダクタンス等によって発生するサージ電圧がスナバ回路5に印加され、カレントミラー回路は抵抗R9、トランジスタQ6、抵抗R10の経路に印加される電圧に応じた電流が流れる。このためトランジスタQ5には、R8→Q5→R7→D2の経路で電流が流れる。このとき抵抗R7に発生する電圧が補助スイッチQ4の閾値電圧を超えると補助スイッチQ4がオンする。スナバ回路5に印加される電圧は所定値(図5の電圧Vthと同じ)以上なので補助スイッチQ4がオンしてもスナバコンデンサC1の放電電流はわずかである。サージ電圧によってスナバ回路5に印加される電圧がさらに上昇し、スナバコンデンサC1に充電されている電圧を超えると、スナバコンデンサC1、スナバダイオードD1の経路で電流が流れ、サージ電圧を抑制する。サージ電圧が無くなると、スナバコンデンサC1は、C1→Ns→Co→R1→Q1の経路でサージ電圧で充電された電圧を放電する。その後、変圧器Tの二次巻線Nsの電圧が反転すると、ダイオードD0に印加される電圧が低下し、所定の値以下になると補助スイッチQ4がオフするので、スナバコンデンサは充電電圧を維持する。
以上のように動作するので、実施例4においても実施例1と同様の効果を奏する。
以上のように、本発明のスナバ回路は、半導体スイッチ素子の両端に接続するだけで、半導体スイッチのサージ電圧を抑制する。また、半導体スイッチのオンオフによって印加される電圧が変化しているときはスナバコンデンサを放電させないので不要な放電は無く、サージ電圧で充電された電荷を放電するするので、放電時の電力損失が少ない。さらに、スナバコンデンサを放電する補助スイッチの駆動電源はスナバ制御回路で生成するので新たな駆動回路、駆動電源を必要としない。このため本発明のスナバ回路は、図1に示したフライバック型のコンバータに限らず、図12に示すセンタータップ型の整流平滑回路の整流器、図13に示すフォワードコンバータ型の整流平滑回路の整流器にも、回路を追加することなく容易に実装することができる。
スイッチ素子のサージ電圧を容易に効率よく抑制できるので、小型で高効率なスイッチング方式のDC/DCコンバータに適用できる。
1 入力電源
2 スイッチ回路
3 整流回路
4 平滑回路
5、51 スナバ回路
6 スイッチ回路2の制御回路
7、71 スナバ制御回路
8 電圧検出回路
9 駆動回路
T 変圧器
Ns 変圧器の二次巻線
D0 整流ダイオード
D1、D51 スナバダイオード
Co 平滑コンデンサ
R1、R51 スナバ抵抗
Q1、Q51 補助スイッチ
Q2、Q4 FET
R1、R2,R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R51 抵抗
C1、C51 スナバコンデンサ
C2 コンデンサ
V1 電圧源
Q3 バッファ
Q5、Q6 トランジスタ

Claims (6)

  1. 半導体スイッチ素子が導通・非導通を繰り返すことで電圧変換を行うDC/DCコン
    バータにおいて、
    前記半導体スイッチ素子の両端に並列に接続したスナバコンデンサとスナバダイオー
    ドからなる直列回路と、
    前記スナバダイオードの両端に並列に接続した補助スイッチとを有するスナバ回路
    あって、
    前記スナバ回路に印加される電圧が所定の値以上になったことを検出する電圧検出回
    路と、
    前記電圧検出回路に応じて、前記スナバ回路の電圧が所定の値以下のとき前記補助ス
    イッチを駆動するための電源を生成し、前記スナバ回路に印加される電圧が所定の値以
    上のとき前記スナバコンデンサを放電するために前記補助スイッチを駆動する駆動回路
    と、を有するスナバ回路を備えることを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 前記半導体スイッチ素子は断続した電圧を整流する整流素子であることを特徴とする
    請求項1に記載のDC/DCコンバータ。
  3. 前記半導体スイッチ素子は、断続した電圧を整流する同期整流回路であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項2に記載のDC/DCコンバータ。
  4. 前記補助スイッチには、スナバコンデンサの放電電流を制限するための抵抗が直列に
    接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のDC/DCコンバータ。
  5. 前記補助スイッチは前記スナバダイオードのカソードにソースが接続され、前記スナ
    バダイオードのアノードにドレインが接続されたPチャネルMOSFETであることを
    特徴とする請求項1乃至4に記載のDC/DCコンバータ。
  6. 前記電圧検出回路は、前記スナバ回路の両端に接続したカレントミラー回路に所定以
    上の電流が流れたことを検出することを特徴とする請求項1乃至5に記載のDC/DC
    コンバータ。

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