JP6300604B2 - 触感制御装置、触感制御方法及びプログラム - Google Patents

触感制御装置、触感制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、触感制御装置、触感制御方法及びプログラムに関する。
近年、スマートフォンに代表されるタッチパネルと表示画面を使ったユーザインタフェースが主流となっている。代表的な例で、画面をフリックすると表示内容がスクロールし、フリックの速度や回数に応じてスクロールが加速し、フリックを止めると慣性を模して次第に遅くなりながら止まるもの等がある。特許文献1には、機器の振動を利用し、スクロール速度に応じた触覚的効果をユーザに与える技術が開示されている。例えば、スクロール速度上昇に伴い振幅を減少させる等、スクロール速度に応じた速度で振幅させる。
また、慣性によりスクロールが継続しているときに、指でその領域をタップするとスクロールが止まる仕様が一般的である。
特表2011−517810号公報
しかしながら、従来は、スクロール速度が上昇するに連れて、ユーザは目視でのスクロール速度の確認が難しくなる。また、特許文献1の技術においては、スクロール速度が上昇するにつれて振動が減少していくため、ある程度の速度以上でスクロールしていると、ユーザは速度の判別が困難となる。このため、速い速度でスクロールしているときにタップして止めた場合、ユーザは、スクロールの停止により表示される位置がわからないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、スクロール表示におけるスクロール速度と、入力面への操作との関係をユーザに提示することを目的とする。
そこで、本発明は、触感制御装置であって、表示手段による画像のスクロール表示中に、前記表示手段に対応して設けられた入力面への操作子による移動操作が検知された場合に、前記移動操作に基づいて、スクロール速度を制御するスクロール制御手段と、前記スクロール表示におけるスクロール方向へのスクロール速度と、前記移動操作の操作速度とに基づいて、前記操作子に与える触感の強度を決定する強度決定手段と、前記操作子に与える触感を生成する触感生成手段を制御して、前記強度決定手段により決定された強度の触感を生成する触感制御手段とを有し、前記強度決定手段は、前記移動操作の操作速度と、前記スクロール速度の差分の絶対値に基づいて、強度を決定することを特徴とする。
本発明によれば、スクロール表示におけるスクロール速度と、入力面への操作との関係をユーザに提示することができる。
触感制御装置を示す図である。 フリック操作の説明図である。 表示制御処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかる表示制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、触感制御装置としての電子機器100を示す図である。電子機器100は、携帯電話等により構成することができる。図1に示すように、内部バス150に対して、CPU101、メモリ102、不揮発性メモリ103、画像処理部104、ディスプレイ105、操作部106、記録媒体I/F107、外部I/F109及び通信I/F110が接続されている。また、内部バス150に対して、撮像部112、荷重検出部121、触感生成部122及び触感生成部123が接続されている。内部バス150に接続される各部は、内部バス150を介して互いにデータのやりとりを行うことができる。
メモリ102は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリ等)を有している。CPU101は、例えば不揮発性メモリ103に格納されるプログラムに従い、メモリ102をワークメモリとして用いて、電子機器100の各部を制御する。不揮発性メモリ103には、画像データや音声データ、その他のデータ、CPU101が動作するための各種プログラム等が格納されている。不揮発性メモリ103は、例えばハードディスク(HD)やROM等を有している。
なお、後述する電子機器100の機能や処理は、CPU101がメモリ102又は不揮発性メモリ103に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
画像処理部104は、CPU101の制御に基づいて、画像データに対して各種画像処理を施す。画像処理が施される画像データとしては、不揮発性メモリ103や記録媒体108に格納された画像データ、外部I/F109を介して取得した映像信号、通信I/F110を介して取得した画像データ、撮像部112で撮像された画像データ等がある。
画像処理部104が行う画像処理には、A/D変換処理、D/A変換処理、画像データの符号化処理、圧縮処理、デコード処理、拡大/縮小処理(リサイズ)、ノイズ低減処理、色変換処理等が含まれる。画像処理部104は、例えば、特定の画像処理を施すための専用の回路ブロックである。また、画像処理の種別によっては、画像処理部104ではなく、CPU101がプログラムに従って画像処理を実行することもできる。
ディスプレイ105は、CPU101の制御に基づいて、画像やGUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面等を表示する。CPU101は、プログラムに従い表示制御信号を生成し、ディスプレイ105に表示するための映像信号を生成し、これをディスプレイ105に出力するように、電子機器100の各部を制御する。そして、ディスプレイ105は、映像信号に基づいて映像を表示する。
なお、他の例としては、電子機器100は、ディスプレイ105を有さず、ディスプレイ105に表示させるための映像信号を出力するためのインターフェースを有することとしてもよい。この場合には、電子機器100は、外付けのモニタ(テレビ等)に対し画像等を表示するものとする。
操作部106は、キーボード等の文字情報入力デバイスや、マウスやタッチパネル120等ポインティングデバイス、ボタン、ダイヤル、ジョイスティック、タッチセンサ、タッチパッド等、ユーザ操作を受け付けるための入力デバイスである。タッチパネル120は、ディスプレイ105に重ね合わせて平面的に構成され、接触された位置に応じた座標情報を出力する入力デバイスである。
記憶媒体I/F107には、メモリーカードやCD、DVD等の記録媒体108が装着可能である。記憶媒体I/F107は、CPU101の制御に基づき、装着された記録媒体108からのデータの読み出しや、装着された記録媒体108へのデータの書き込みを行う。
外部I/F109は、外部機器と有線ケーブルや無線によって接続し、映像信号や音声信号の入出力を行うためのインターフェースである。通信I/F110は、外部機器やインターネット111等と通信(電話通信を含む)して、ファイルやコマンド等の各種データの送受信を行うためのインターフェースである。
撮像部112は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子、ズームレンズ、フォーカスレンズ、シャッター、絞り、測距部、A/D変換器等を有するカメラユニットである。撮像部112は、静止画及び動画を撮像することができる。撮像部112により撮像された画像の画像データは、画像処理部104に送信され、画像処理部104において、各種処理を施された後、静止画ファイル又は動画ファイルとして記録媒体108に記録される。
CPU101は、タッチパネル120から出力されたタッチ位置の座標情報を、内部バス150を介して受信する。そして、CPU101は、座標情報に基づいて、以下の操作や状態を検出する。
・タッチパネル120を指やペンで触れる操作(以下、タッチダウンと称する)。
・タッチパネル120を指やペンで触れている状態(以下、タッチオンと称する)。
・タッチパネル120を指やペンで触れたまま移動する操作(以下、ムーブと称する)。
・タッチパネル120へ触れていた指やペンを離す操作(以下、タッチアップと称する)。
・タッチパネル120に何も触れていない状態(以下、タッチオフと称する)。
CPU101はさらに、ムーブを検出した場合には、タッチ位置の座標変化に基づいて、指やペンの移動方向を判定する。具体的には、CPU101は、タッチパネル120上における移動方向の垂直成分及び水平成分それぞれを判定する。
CPU101はまた、ストローク、フリック及びドラッグの各操作を検出する。CPU101は、タッチダウンから一定のムーブを経てタッチアップが行われた場合に、ストロークを検出する。CPU101は、所定距離以上且つ所定速度以上のムーブが検出され、続けてタッチアップが検出された場合に、フリックを検出する。CPU101はまた、所定距離以上且つ所定速度未満のムーブが検出された場合に、ドラッグを検出する。
なお、フリックは、タッチパネル120上に指を触れたまま、ある程度の距離だけ素早く動かし、そのまま指をタッチパネル120から離す操作である。すなわち、フリックは、タッチパネル120上を指ではじくように素早くなぞる操作である。
タッチパネル120は、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。
荷重検出部121は、接着等によりタッチパネル120と一体に設けられている。荷重検出部121は、歪みゲージセンサであり、タッチ操作の押圧力に応じてタッチパネル120が微少量撓む(歪む)ことを利用して、タッチパネル120に加わる荷重(押圧力)を検出する。他の例としては、荷重検出部121は、ディスプレイ105と一体に設けられてもよい。この場合、荷重検出部121は、ディスプレイ105を介して、タッチパネル120に加わる荷重を検出する。
触感生成部122は、タッチパネル120を操作する指やペン等の操作子に与える触感を生成する。すなわち、触感生成部122は、タッチしている部位を通じて、タッチを行っているユーザが感知可能な刺激を発生させる。触感生成部122は、接着等によりタッチパネル120と一体に設けられている。触感生成部122は、圧電(ピエゾ)素子、より具体的には圧電振動子であり、CPU101の制御の下、任意の振幅及び周波数で振動する。これにより、タッチパネル120が湾曲振動し、タッチパネル120の振動が操作子に触感として伝わる。すなわち、触感生成部122は、自身が振動することにより、操作子に触感を与えるものである。
他の例としては、触感生成部122は、ディスプレイ105と一体に設けられていてもよい。この場合、触感生成部122は、ディスプレイ105を介して、タッチパネル120を湾曲振動させる。
なお、CPU101は、触感生成部122の振幅及び周波数を変更し、様々なパターンで触感生成部122を振動させることにより、様々なパターンの触感を生成させることができる。
また、CPU101は、タッチパネル120おいて検出されたタッチ位置と、荷重検出部121により検出された押圧力に基づいて、触感を制御することができる。例えば、操作子のタッチ操作に対応し、CPU101が、ディスプレイ105に表示されたボタンアイコンに対応するタッチ位置を検出し、荷重検出部121が、所定値以上の押圧力を検出したとする。この場合、CPU101は、1周期前後の振動を生成する。これにより、ユーザは、あたかも機械的なボタンを押しこんだ際のクリック感のような触感を知覚することができる。
さらにCPU101は、ボタンアイコンの位置へのタッチを検出している状態で所定値以上の押圧力を検出した場合にのみ、ボタンアイコンの機能を実行するものとする。すなわち、CPU101は、単にボタンアイコンに触れた場合のように弱い押圧力を検知した場合には、ボタンアイコンの機能を実行しない。これにより、ユーザは、機械的なボタンを押しこんだ際と同じような感覚で操作を行うことができる。
なお、荷重検出部121は、歪みゲージセンサに限定されるものではない。他の例としては、荷重検出部121は、圧電素子を有してもよい。この場合、荷重検出部121は、押圧力に応じて圧電素子から出力される電圧に基づいて、荷重を検出する。さらに、この場合の荷重検出部121としての圧力素子は、触感生成部122としての圧力素子と共通であってもよい。
また、触感生成部122は、圧力素子による振動を生成するものに限定されるものではない。他の例としては、触感生成部122は、電気的な触感を生成するものであってもよい。例えば、触感生成部122は、導電層パネルと絶縁体パネルを有する。ここで、導電層パネルと絶縁体パネルは、タッチパネル120と同様に、ディスプレイ105に重ね合わされ、平面的に設けられている。そして、ユーザが絶縁体パネルに触れると、導電層パネルに正電荷がチャージされる。すなわち、触感生成部122は、導電層パネルに正電荷をチャージすることにより、電気刺激としての触感を生成することができる。また、触感生成部122は、ユーザに、クーロン力により皮膚が引っ張られるような感覚(触感)を与えるものであってもよい。
また他の例としては、触感生成部122は、正電荷をチャージするか否かを、パネル上の位置毎に選択可能な導電層パネルを有してもよい。そして、CPU101は、正電荷のチャージ位置を制御する。これにより、触感生成部122は、ユーザに「ゴツゴツ感」、「ザラザラ感」、「さらさら感」等、様々な触感を与えることができる。
また、他の例としては、触感生成部122は、タッチパネル120の表面を超音波振動させることにより触感を生成してもよい。超音波振動により、タッチパネル120と指との間に高圧の空気膜が形成される。そこで、触感生成部122は、この空気膜の浮揚作用により「ツルツル感」を与え、浮揚作用の大きさを瞬時に切り替えることにより「ザラザラ感」を与えてもよい。
触感生成部123は、電子機器100の全体を振動させることにより、触感を生成する。触感生成部123は、例えば偏心モーター等を有し、公知のバイブレーション機能等を実現する。これにより、電子機器100は、触感生成部123が生成する振動により、電子機器100を持つユーザの手等に触感を与えることができる。
図2は、フリック操作を説明するための図である。ユーザは、左手で電子機器100の本体200を支え、右手の人差し指を使って入力操作を行っている。ユーザが図2に示す矢印Aの方向に、タッチパネル120を所定以上の速さで所定以上の距離をなぞり、指を離す操作、すなわち入力面上の移動操作をフリック操作と呼ぶ。フリック操作が行われると、CPU101は、ディスプレイ105に表示されている文章や画像が、あたかも指ではじかれてスクロールするように、画面描画を制御する。以下、このような画面表示をスクロール表示と称する。CPU101はこのとき、フリック速度に応じてスクロール速度を制御する。具体的には、CPU101は、速いフリック操作が行われた場合には、スクロール速度を速くし、遅いフリック操作が行われた場合にはスクロール速度を遅くするように制御する。
ユーザがフリック操作を停止し、右手をタッチパネル120から放すと、CPU101は、表示画面があたかも慣性でスクロールしているように、徐々に減速していくように画面描画を制御する。以下、このように、スクロールが徐々に減速していく状態を慣性スクロール状態と称することとする。以上のように、CPU101は、タッチパネルへのフリック操作に基づいて、画像のスクロール表示を開始し、フリック操作後(移動操作後)の時間経過に伴い、スクロール速度を徐々に減速させる(スクロール制御処理)。
なお、本実施形態においては、フリック操作が停止された場合に、慣性スクロール状態となる場合を例に説明するが、これに限定されるものではない。他の例としては、CPU101は、フリック操作が停止された場合に、一定速度でスクロールを継続してもよい。
なお、スクロール速度が速くなるにつれ、ユーザは目視により大まかなスクロール速度を判別することができなくなる。ここで、ユーザがスクロール速度を判別できるとは、所望の位置でスクロールされている表示画面を、希望する位置で停止するようにタップ操作を行うことのできる程度にスクロール速度を目測できることである。
一方、画面のスクロール時に、触感生成部123は、スクロールの速度に応じて電子機器100全体に振動を与える。具体的には、触感生成部123は、スクロール速度が遅くなる程より強い振動、早くなる程より弱い振動を与える。これに対応し、ユーザは左手でスクロール速度に応じた強度の触感を得ることができる。
図3は、電子機器100による表示制御処理を示すフローチャートである。S31において、CPU101は、慣性スクロール状態を実現すべく、ディスプレイ105への画像描画を制御する。ここで、S31の処理は、スクロール速度を徐々に減速しながら画像をスクロール表示する表示処理の一例である。次に、S32において、CPU101は、タッチパネル120へのタップ操作(タッチダウン操作)の有無を確認する。ここで、タップ操作は、スクロールの停止指示に相当する操作である。すなわち、CPU101は、タップ操作が検知された場合に、停止指示を受け付ける。CPU101は、タップ操作を検知しない場合には(S32でNo)、処理をS33へ進める。CPU101は、タップ操作が行われたことを検知すると(S32でYes)、処理をS35へ進める。
S33において、CPU101は、慣性スクロール状態においてスクロール速度を減速し、S34において、CPU101は、スクロール速度がゼロか否かを確認する。CPU101は、スクロール速度がゼロになると(S34でYes)、表示制御処理を終了する。CPU101は、スクロール速度がゼロでない場合には(S34でNo)、処理をS32へ進める。すなわち、S32〜S34の処理において、CPU101は、慣性スクロール状態を実現すべく、スクロール速度を徐々に減速する。
一方、S35において、CPU101は、タップ操作を検知した検知タイミングにおけるスクロール速度に基づいて、触感生成部122が生成する触感強度を決定する(強度決定処理)。具体的には、CPU101は、スクロール速度が速い程より大きな触感強度を決定する。これにより、動体を指で押さえて止めるような感覚に合わせたフィードバックを操作子としての指に与えることができる。
次に、S36において、CPU101は、触感生成部122に対し、決定した強度の触感の生成を指示する。これに対応し、触感生成部122は、CPU101により決定された強度の触感を生成する。ここで、S36の処理は、触感生成部122を制御して、決定された強度の触感を生成する触感制御処理の一例である。次に、S37において、CPU101は、停止指示に従いスクロール表示を停止し、静止画像を表示する。
以上のように、本実施形態に係る電子機器100は、タッチパネル120をタップした時の触感の大きさを、タップ時のスクロール速度に応じて制御する。したがって、ユーザは、スクロール速度が目視で確認できない程速い場合であっても、タッチパネル120をタップしたときの触感の大きさから、大まかなスクロール速度を把握することができる。すなわち、電子機器100は、スクロール表示中にタップ操作が行われた場合に、ユーザに対し、大まかなスクロール速度を認識させることができる。
第1の実施形態の電子機器100の第1の変更例としては、タッチパネル120は、ディスプレイ105と離れた位置に配置されるものであってもよい。この場合も、タッチパネル120上の位置とディスプレイ105上の位置とが対応付けられており、CPU101は、タッチパネル120の各位置へのタッチ入力に応じて、対応するディスプレイ105上の位置に対する指示入力を受け付けることができる。
また、第2の変更例としては、電子機器100は、慣性スクロール状態に替えて、一定のスクロール速度でスクロール表示を行ってもよい。この場合も、電子機器100は、スクロール速度に基づいて、触感強度を決定し、決定した触感強度の触感を生成する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態にかかる電子機器100は、タップ操作に応じて直ちにスクロールを停止するのではなく、タップ後タッチオンの状態が継続している間、スクロール速度を徐々に減速し、最終的にスクロールを停止する。
図4は、第2の実施形態にかかる電子機器100による、表示制御処理を示すフローチャートである。S41において、CPU101は、慣性スクロール状態を実現すべく、ディスプレイ105への画像描画を制御する。ここで、S41の処理は、画像をスクロール表示する表示処理の一例である。次に、S42において、CPU101は、タッチパネル120へのタップ操作(タッチダウン操作)の有無を確認する。CPU101は、タップ操作を検知しない場合には(S42でNo)、処理をS43へ進める。CPU101は、タップ操作が行われたことを検知すると(S42でYes)、処理をS45へ進める。
S43において、CPU101は、慣性スクロール状態においてスクロール速度を減速する。具体的には、慣性スクロール状態を実現するためのスクロール速度の減速の割合を定めた第1の規則が例えば不揮発性メモリ103等に格納されており、CPU101は、第1の規則に従い、スクロールを減速させる。ここで、S43の処理は、速度制御処理の一例である。
次に、S44において、CPU101は、スクロール速度がゼロか否かを確認する。CPU101は、スクロール速度がゼロになると(S44でYes)、表示制御処理を終了する。CPU101は、スクロール速度がゼロでない場合には(S44でNo)、処理をS42へ進める。
一方、S45において、CPU101は、タップ操作を検知した検知タイミングにおいて行っていたスクロールのスクロール速度に基づいて、触感生成部122が生成する触感強度を決定する。具体的には、スクロール速度が速い程より大きな触感強度を決定する。次に、S46において、CPU101は、触感生成部122に対し、決定した強度の触感生成を指示する。これに対応し、触感生成部122は、CPU101により決定された強度の触感を生成する。
次に、S47において、CPU101は、第2の規則に従い、スクロール速度を減速する。ここで、第2の規則は、第1の規則に比べて大きくスクロール速度を減速させるようなスクロール速度の減速の割合を定めた情報であり、不揮発性メモリ103等に格納されている。次に、S48において、CPU101は、スクロール速度がゼロか否かを確認する。CPU101は、スクロール速度がゼロになると(S48でYes)、表示制御処理を終了する。CPU101は、スクロール速度がゼロでない場合には(S48でNo)、処理をS49へ進める。
S49において、CPU101は、S42において検知されたタップ操作が継続しているか否かを確認する。タップ操作の継続中である場合には(S49でYes)、処理をS45へ進める。すなわち、この場合、CPU101は、S45〜S49のループ処理を繰り返す。
これにより、タッチオンの状態が継続している間、スクロール速度が徐々に減速し、これに伴い、生成される触感強度は徐々に弱くなる。したがって、ユーザは、触感強度の変化により、大まかなスクロール速度の変化を把握することができる。
S45〜S49の処理において、CPU101は、第2の規則に従ったスクロール速度の減速(変化)に応じて、触感強度を変化させるように、触感生成部122を制御する。すなわち、S45〜S49の処理は、スクロール速度の変化に応じて、触感生成部122が操作子に与える触感の強度を変化させるように制御する触感制御処理の一例である。また、S47の処理は、速度制御処理の一例である。第2の実施形態にかかる電子機器100のこれ以外の構成及び処理は、第1の実施形態に係る電子機器の構成及び処理と同様である。
以上のように、第2の実施形態にかかる電子機器100は、タップ後タッチオンの状態が継続している場合には、スクロール速度を徐々に減速し、これに伴い触感を徐々に小さくする。したがって、ユーザは、触感により、大まかなスクロール速度の減速を認識することができる。
第2の実施形態にかかる電子機器100の変更例について説明する。電子機器100は、慣性スクロール状態に替えて、一定のスクロール速度でスクロール表示を行ってもよい。この場合、電子機器100は、速度一定のスクロール表示が行われているスクロール状態において、タップ操作を受け付けた場合に、スクロール速度を徐々に減速する。そして、電子機器100は、タップ操作に対応する停止指示に応じて触感を生成し、タップ継続中は、スクロール速度の減速に応じて、触感の強度を徐々に小さくする。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る電子機器100は、慣性スクロール状態において、タッチパネル120への入力操作から「止めるタッチ」と「加速するタッチ」とを判別する。具体的には、電子機器100は、タッチ位置が変動しないタップ操作を検知した場合には、「止めるタッチ」として、第1の実施形態又は第2の実施形態において説明したように、タッチ操作に対応し、スクロールを停止又は減速する。
一方、電子機器100は、タッチパネル120上においてタッチ位置が変化するフリック操作を検知した場合には、「加速するタッチ」として認識する。そして、電子機器100のCPU101は、フリック操作が行われた場合に、フリック操作におけるタッチ位置の移動方向、すなわちフリック操作における操作方向を特定する以下の処理を行う。
そして、CPU101は、操作方向が第1の方向範囲及び第2の方向範囲のいずれに属するかを特定する。ここで、第1の方向範囲は、スクロール表示の進行方向であるスクロール方向を中心とする180°の角度幅の範囲であり、第2の方向範囲は、第1の方向範囲以外の方向範囲である。なお、第1の方向範囲及び第2の方向範囲は、それぞれスクロール方向及びスクロール方向と逆の方向を基準として定まる方向であればよく、具体的な範囲は、実施形態に限定されるものではない。他の例としては、第1の方向範囲は、スクロール方向を中心とする90°の角度幅の範囲であり、第2の方向範囲は、スクロール方向と逆の方向を中心とする90°の角度幅の範囲であってもよい。
操作方向が第1の方向範囲に属する、すなわち操作方向がスクロール方向と同方向であるとする。この場合、CPU101は、フリック操作における操作子の移動速度(以下、操作速度と称する)とスクロール速度の正負の符号が等しいものとして扱う。すなわち、CPU101は、操作速度とスクロール速度の合計値を新たなスクロール速度として決定する。すなわち、CPU101は、フリック操作の操作方向が第1の方向範囲に属する場合には、スクロール速度を加速する(スクロール制御処理)。
一方で、フリック操作におけるタッチ位置の移動方向が第2の方向範囲に属する、すなわちスクロール方向と逆方向であるとする。この場合、CPU101は、フリック操作の操作速度とスクロール速度の正負の符号が異なるものとして扱う。すなわち、負の速度は、正の速度に対し逆の方向への進行速度となる。すなわち、CPU101は、操作速度の絶対値とスクロール速度の絶対値の差分を算出する。そして、CPU101は、操作速度の絶対値がスクロール速度の絶対値に比べて小さい場合には、その差分に基づいて、スクロール速度を減速する。一方、CPU101は、操作速度の絶対値がスクロール速度の絶対値に比べて大きい場合には、スクロール方向を逆向きに変更する。さらに、この場合、CPU101は、逆向きにおけるスクロール速度を、操作速度の絶対値とスクロール速度の絶対値の差分に基づいて決定する。
さらに、CPU101は、フリック操作の操作速度とスクロール速度の差分の絶対値に応じて、触感強度を決定する(強度決定処理)。そして、CPU101は、決定した強度の触感の生成を触感生成部122に対して指示する。(触感制御処理)。
なお、CPU101は、フリック操作の操作方向が第2の範囲に属する場合には、フリック操作の操作速度とスクロール速度の正負の符号を異なるものとして速度の差分の絶対値を算出する。これにより、フリック操作の方向がスクロールの方向と逆の方向の場合、スクロールの方向と同じ方向である場合に比べて、より強い触感が生成されることとなる。なお、第3の実施形態にかかる電子機器100のこれ以外の構成及び処理は、他の実施形態にかかる電子機器100の構成及び処理と同様である。
以上のように、第3の実施形態にかかる電子機器100は、スクロール表示中に行われたフリック操作に対し、スクロール表示のスクロール速度とスクロール方向及びフリック操作の方向とに基づいて、ユーザの感覚に合った触感を生成することができる。これにより、ユーザは、触感強度の変化により、自身が行ったフリック操作が、スクロールに対して与える影響を把握することができる。
なお、第3の実施形態にかかる電子機器100の第1の変更例としては、CPU101は、慣性スクロール状態に替えて、一定のスクロール速度でスクロール表示を行ってもよい。この場合も、電子機器100は、フリック操作の方向、スクロール速度、及びスクロールの方向に基づいて、触感を制御する。
また、第2の変更例としては、CPU101は、スクロール速度を考慮することなく、フリック操作の方向と、スクロールの方向との関係に基づいて、触感強度を決定してもよい。例えば、CPU101は、フリック操作の方向が第1の方向範囲に属する場合に、第1の触感強度を決定し、第2の方向範囲に属する場合に、第1の触感強度に比べて大きい第2の触感強度を決定してもよい。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
以上、上述した各実施形態によれば、スクロール表示におけるスクロール速度と、入力面への操作との関係をユーザに提示することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 電子機器、101 CPU、102 メモリ、103 不揮発性メモリ、105 ディスプレイ、120 タッチパネル、121 荷重検出部、122,123 触感生成部

Claims (11)

  1. 表示手段による画像のスクロール表示中に、前記表示手段に対応して設けられた入力面への操作子による移動操作が検知された場合に、前記移動操作に基づいて、スクロール速度を制御するスクロール制御手段と、
    前記スクロール表示におけるスクロール方向へのスクロール速度と、前記移動操作の操作速度とに基づいて、前記操作子に与える触感の強度を決定する強度決定手段と、
    前記操作子に与える触感を生成する触感生成手段を制御して、前記強度決定手段により決定された強度の触感を生成する触感制御手段とを有し、
    前記強度決定手段は、前記移動操作の操作速度と、前記スクロール速度の差分の絶対値に基づいて、強度を決定することを特徴とする触感制御装置。
  2. 前記スクロール制御手段は、前記移動操作の方向がスクロールの方向を含む第1の方向範囲に属する場合に、前記スクロール速度を加速することを特徴とする請求項に記載の触感制御装置。
  3. 前記スクロール制御手段は、前記移動操作の方向がスクロールの方向と逆の方向を含む第2の方向範囲に属し、且つ前記移動操作の操作速度の絶対値が前記スクロール速度の絶対値に比べて小さい場合には、スクロール速度を減速することを特徴とする請求項又はに記載の触感制御装置。
  4. 前記スクロール制御手段は、前記移動操作の方向が前記第2の方向範囲に属し、且つ前記移動操作の操作速度の絶対値が前記スクロール速度の絶対値に比べて大きい場合に、スクロールの方向を逆向きに変更することを特徴とする請求項に記載の触感制御装置。
  5. 前記スクロール制御手段は、前記入力面への前記操作子による移動操作に基づいて、前記画像のスクロール表示を開始し、前記移動操作後の時間経過に伴い、スクロール表示の前記スクロール速度を徐々に減速させることを特徴とする請求項乃至何れか1項に記載の触感制御装置。
  6. 触感制御装置が実行する触感制御方法であって、
    表示手段による画像のスクロール表示中に、前記表示手段に対応して設けられた入力面への操作子による移動操作が検知された場合に、前記移動操作に基づいて、スクロール速度を制御するスクロール制御工程と、
    前記スクロール表示におけるスクロール方向へのスクロール速度と、前記移動操作の操作速度とに基づいて、前記操作子に与える触感の強度を決定する強度決定工程と、
    前記操作子に与える触感を生成する触感生成手段を制御して、前記強度決定工程により決定された強度の触感を生成する触感制御工程とを含み、
    前記強度決定工程では、前記移動操作の操作速度と、前記スクロール速度の差分の絶対値に基づいて、強度を決定することを特徴とする触感制御方法。
  7. コンピュータを、
    表示手段による画像のスクロール表示中に、前記表示手段に対応して設けられた入力面への操作子による移動操作が検知された場合に、前記移動操作に基づいて、スクロール速度を制御するスクロール制御手段と、
    前記スクロール表示におけるスクロール方向へのスクロール速度と、前記移動操作の操作速度とに基づいて、前記操作子に与える触感の強度を決定する強度決定手段と、
    前記操作子に与える触感を生成する触感生成手段を制御して、前記強度決定手段により決定された強度の触感を生成する触感制御手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記強度決定手段は、前記移動操作の操作速度と、前記スクロール速度の差分の絶対値に基づいて、強度を決定することを特徴とするプログラム。
  8. 前記スクロール制御手段は、前記移動操作の方向がスクロールの方向を含む第1の方向範囲に属する場合に、前記スクロール速度を加速することを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  9. 前記スクロール制御手段は、前記移動操作の方向がスクロールの方向と逆の方向を含む第2の方向範囲に属し、且つ前記移動操作の操作速度の絶対値が前記スクロール速度の絶対値に比べて小さい場合には、スクロール速度を減速することを特徴とする請求項又はに記載のプログラム。
  10. 前記スクロール制御手段は、前記移動操作の方向が前記第2の方向範囲に属し、且つ前記移動操作の操作速度の絶対値が前記スクロール速度の絶対値に比べて大きい場合に、スクロールの方向を逆向きに変更することを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  11. 前記スクロール制御手段は、前記入力面への前記操作子による移動操作に基づいて、前記画像のスクロール表示を開始し、前記移動操作後の時間経過に伴い、スクロール表示の前記スクロール速度を徐々に減速させることを特徴とする請求項乃至10何れか1項に記載のプログラム。
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