JP6598145B2 - 掲示用フィルム及び掲示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、掲示用ガラスフィルム及び掲示方法に関する。
オフィスや店舗、住居といった建物の外壁の窓には、板ガラスが多用されている。また、建物の内部の壁や商品を陳列する什器、展示品を収める展示器具類にも板ガラスが多用されている。そこで、これらの板ガラスに掲示物を掲げるための各種の用具が考案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2009−104094号公報
オフィスや店舗、住居の板ガラスに対し、書類や広告、チラシなどの紙類を掲示する場合、通常、粘着テープを用いて貼り付けることが一般的である。しかし、粘着テープを用いて貼り付けると、粘着テープの跡が残ったり掲示物が破れたりする場合がある。また、粘着テープを剥がす作業が煩わしい。そこで、掲示物を収容する収容部を透明な2枚のシート状の部材の間に設けたホルダを用いることも考えられるが、粘着テープの代用品とするには構成が複雑であり、ガラス面の審美性を損なう虞もある。
そこで、本発明は、ガラス面に掲示物を着脱容易に掲示可能な掲示用ガラスフィルム及び掲示方法を提供することを課題とする。
本発明は、板ガラスに貼着可能な再剥離性の吸着層を片面に形成した基材フィルムに、基材フィルムと基材フィルムが貼着される板ガラスとの間に挟む掲示物の基材フィルムに対する位置関係を規定する位置表示マークを設けることにした。
詳細には、本発明は、掲示用ガラスフィルムであって、無色透明な基材フィルムと、前記基材フィルムの一方の面に形成された、板ガラスに貼着可能な再剥離性の吸着層と、前記基材フィルムの前記一方の面または他方の面の縁に沿って額縁状に印刷されており、前記基材フィルムと前記基材フィルムが貼着される前記板ガラスとの間に挟む掲示物の前記基材フィルムに対する位置関係を規定する位置表示マークと、を備える。
上記掲示用ガラスフィルムには、吸着層が基材フィルムの一方の面に形成されており、板ガラスに貼着可能である。そして、上記掲示用ガラスフィルムには、基材フィルムと基材フィルムが貼着される板ガラスとの間に挟む掲示物の基材フィルムに対する位置関係を規定する位置表示マークが縁に沿って額縁状に印刷されているので、ユーザが、基材フィルムと基材フィルムが貼着される板ガラスとの間に掲示物を挟む際、位置表示マークを参考にしながら掲示物の位置合わせを行えば、基材フィルムの縁と掲示物の縁との間に額縁状の隙間が確保される。基材フィルムの縁と掲示物の縁との隙間では吸着層が板ガラスへ接することになるため、吸着層と板ガラスとの接触部分が基材フィルムの縁に沿って額縁状に形成されれば、基材フィルムと基材フィルムが貼着される板ガラスとの間に掲示物を挟んだ状態でも、基材フィルムが板ガラスに貼着した状態を維持することができる。
なお、前記位置表示マークは、前記掲示物を挟んで前記板ガラスに貼着される前記基材フィルムの貼着状態を前記吸着層の吸着力で維持するために、前記掲示物の縁から前記基材フィルムの縁までの間に確保すべき幅を示すものであってもよい。掲示物の縁から基材フィルムの縁までの間に確保すべき幅が位置表示マークによって示されていれば、基材フィルムの縁と掲示物の縁との隙間に、基材フィルムを板ガラスに貼着した状態を維持するために必要な幅が確保されるので、基材フィルムが板ガラスに貼着した状態を維持することができる。
また、前記位置表示マークは、額縁を模した装飾であってもよい。位置表示マークが額縁を模した装飾であれば、掲示物の位置合わせを目的とする位置表示マークの審美性を高め、無機的な印象を排除することができる。
また、本発明は、方法の側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、上記何れかに記載の掲示用ガラスフィルムの前記基材フィルムに印刷されている額縁状の前記位置表示マークの枠内に前記掲示物が収まるように、前記掲示物を前記掲示用ガラスフィルムの前記吸着層側の面に重ね合わせ、前記掲示物を重ね合わせた前記掲示用ガラスフィルムを、前記掲示物及び前記吸着層が前記板ガラスに接触する向きで前記板ガラスに貼着する掲示方法であってもよい。
上記掲示用ガラスフィルム及び掲示方法であれば、ガラス面に掲示物を着脱容易に掲示可能である。
図1は、実施形態に係る掲示用ガラスフィルムの一例を示した斜視図である。 図2は、実施形態に係る掲示用ガラスフィルムのA−A断面の一例を示した図である。 図3は、掲示用ガラスフィルムの使用方法の一例を示した図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に示す実施形態は例示であり、本発明の技術的範囲はこれらに限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る掲示用ガラスフィルムの一例を示した斜視図である。本実施形態に係る掲示用ガラスフィルム1は、板ガラスに貼着容易な適当な大きさの無色透明なフィルムである。なお、図1には、長方形の掲示用ガラスフィルム1が図示されているが、掲示用ガラスフィルム1は、このような形状に限定されるものではない。掲示用ガラスフィルム1は、例えば、正方形、円形、楕円形、ひし形、三角形、五角形、その他各種の形状を呈するものであってもよい。掲示用ガラスフィルム1には、図1に示されるように、縁に沿って額縁状に印刷された位置表示マーク4が設けられている。位置表示マーク4は、単なる枠線であってもよいし、額縁を模した装飾であってもよい。位置表示マーク4が額縁を模した装飾であれば、掲示物の位置合わせを目的とする位置表示マーク4の審美性を高め、無機的な印象を排除することができる。
図2は、実施形態に係る掲示用ガラスフィルム1のA−A断面の一例を示した図である。本実施形態に係る掲示用ガラスフィルム1は、図2に示すように、基材となる樹脂製の基材フィルム2と、基材フィルム2の一方の面に形成された、板ガラスに貼着可能な再剥離性の吸着層3とを備える。吸着層3の表面は、異物の付着を防止する剥離フィルム5で覆われている。剥離フィルム5は、掲示用ガラスフィルム1を板ガラスに貼り付ける際に
吸着層3から剥がされる。
基材フィルム2は、吸着層3や位置表示マーク4を形成するための基材としての役割を果たすフィルムである。基材フィルム2を構成する素材は、吸着層3や位置表示マーク4を形成するための基材としての役割を果たせるものであれば如何なる素材であってもよい。基材フィルム2を構成する素材としては、例えば、ポリエステルが挙げられる。ポリエステルは、強度や加工性、耐熱性に優れ、また、伸縮しにくいので寸法の安定性にも優れるため、太陽光が当たる窓ガラス等への貼り付けにも耐えることができる。なお、基材フィルム2を構成する素材としては、ポリエステルの他にも、例えば、アクリルやポリカーボネート、ポリイミド等が挙げられる。
基材フィルム2は、如何なる厚さであってもよいが、貼り付け作業の容易性や生産性、耐久性等を総合的に勘案すると、ポリエステル製の場合には数十μmから数百μm程度の厚さにすることが好ましい。基材フィルム2の厚さが薄すぎると、板ガラスに貼り付けるフィルムとして必要な強度を確保することが難しくなる。また、基材フィルム2の厚さが厚すぎると、可撓性の低下により貼り付けが困難になったり、生産性が著しく低下したりする虞が有る。
吸着層3は、吸着性を有する素材を基材フィルム2に塗工して形成される層であり、掲示用ガラスフィルム1を、被着体となる板ガラスに固定する役割を果たす。吸着層3は、板ガラスに再剥離可能な吸着性のものであれば如何なる素材で形成されていてもよい。よって、専門的な技術を有しない一般のユーザでも掲示用ガラスフィルム1を容易に着脱できる。
剥離フィルム5は、吸着層3から容易に剥離できるフィルムである。剥離フィルム5は、吸着層3から容易に剥離できるものであれば如何なる素材で形成されていてもよい。剥離フィルム5は、例えば、ポリプロピレンで形成できる。
位置表示マーク4は、基材フィルム2の両面のうち吸着層3の反対側の面の縁に沿って額縁状に印刷されており、基材フィルム2と基材フィルム2が貼着される板ガラスとの間に挟む掲示物の基材フィルム2に対する位置関係を規定する。なお、位置表示マーク4は、基材フィルム2の両面のうち吸着層3が塗工されている側の面の縁に沿って額縁状に印刷されていてもよい。この場合、吸着層3は、基材フィルム2に位置表示マーク4を挟んで印刷されていることが好ましい。
図3は、掲示用ガラスフィルム1の使用方法の一例を示した図である。掲示用ガラスフィルム1を使用する場合は、剥離フィルム5を吸着層3から剥がし、紙や写真といった掲示物7を位置表示マーク4の内側に位置合わせする(図3(A))。そして、掲示物7を位置表示マーク4の内側に位置合わせしたままの状態で、掲示用ガラスフィルム1を板ガラス6に貼り付ける(図3(B))。
掲示用ガラスフィルム1の位置表示マーク4は、掲示物7を挟んで板ガラス6に貼着される基材フィルム2の貼着状態を吸着層3の吸着力で維持するために、掲示物7の縁から基材フィルム2の縁までの間に確保すべき幅を示している。基材フィルム2の縁に沿って額縁状に印刷される位置表示マーク4の枠の太さ(幅)は、基材フィルム2の大きさ及び吸着層3が発揮する吸着力の強さに応じて適宜決定されるものであり、例えば、窓ガラスに多用される市販のフィルムをA4サイズ程度の大きさにカットして基材フィルム2とする場合、位置表示マーク4の枠の太さを約25mm程度とすることが好ましい。
上記実施形態に係る掲示用ガラスフィルム1を使えば、ガラス面に掲示物を着脱容易に
掲示可能である。よって、掲示を終えて掲示用ガラスフィルム1を剥がしても、粘着テープを用いる場合のようにガラス面に粘着テープの跡を残したり掲示物を破ることが無い。また、粘着テープを剥がす作業も不要である。また、掲示物を収容する収容部を有するホルダのように構成が複雑でなく、粘着テープのように構成が簡素なので、粘着テープの代用品としても適格であり、ガラス面の審美性を損なう虞もない。
1・・・掲示用ガラスフィルム:2・・・基材フィルム:3・・・吸着層:4・・・位置表示マーク:5・・・剥離フィルム:6・・・板ガラス:7・・・掲示物

Claims (3)

  1. 無色透明な基材フィルムと、
    前記基材フィルムの一方の面に形成された、板ガラスに貼着可能な再剥離性の吸着層と、
    前記基材フィルムの前記一方の面または他方の面の縁に沿って額縁状に印刷されており、前記基材フィルムと前記基材フィルムが貼着される前記板ガラスとの間に挟む掲示物の前記基材フィルムに対する位置関係を規定する位置表示マークと、を備え、
    前記位置表示マークは、前記掲示物を挟んで前記板ガラスに貼着される前記基材フィルムの貼着状態を前記吸着層の吸着力で維持するために、前記掲示物の縁から前記基材フィルムの縁までの間に確保すべき、前記基材フィルムの大きさ及び前記吸着層が発揮する吸着力の強さに応じて決定された幅を一定量で示す、
    掲示用フィルム。
  2. 前記位置表示マークは、額縁を模した装飾である、
    請求項1に記載の掲示用フィルム。
  3. 請求項1または2に記載の掲示用フィルムの前記基材フィルムに印刷されている額縁状の前記位置表示マークの枠内に前記掲示物が収まるように、前記掲示物を前記掲示用フィルムの前記吸着層側の面に重ね合わせ、
    前記掲示物を重ね合わせた前記掲示用フィルムを、前記掲示物及び前記吸着層が前記板ガラスに接触する向きで前記板ガラスに貼着する、
    掲示方法。
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