JP6760362B2 - 溶融金属用流速計および溶融金属の流速測定方法 - Google Patents
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Description
前記磁石の磁気を検知する磁気センサと、
前記磁気センサを冷却する冷却装置とを備える、溶融金属用流速計。
前記羽根車の回転を磁気センサによって検出することによって前記溶融金属の流速を測定する溶融金属の流速測定方法であって、
前記測定を、前記磁気センサを冷却しながら行う、溶融金属の流速測定方法。
前記溶融金属としては、特に限定されることなく任意の金属を溶融させたものを測定対象とすることができる。例えば、溶融めっきに使用される溶融金属のように、温度が400℃以上であるような高温の溶融金属を対象とすることもできる。言い換えると、融点が400℃以上であるような金属を加熱して溶融させた溶融金属を対象とすることもできる。前記金属としては、例えば、亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム、アルミニウム合金、錫、錫合金などを挙げることができる。
前記羽根車は、その回転によって溶融金属の流速を測定するための部分であり、複数の羽根と、前記複数の羽根の少なくとも1つに設けられた磁石とを備えている。前記羽根車が溶融金属の流れを受けて回転し、後述する磁気センサでその回転を検知することにより、溶融金属の流速が測定される。
前記羽根車を構成する羽根は、溶融金属の流れによって回転可能なものであれば、任意の形態とすることができる。また、前記羽根の枚数は特に限定されず、任意の枚数とすることができるが、より効率的に流れを回転に変換するという観点からは、羽根の枚数を4以上とすることが好ましく、6以上とすることがより好ましい。また、後述する磁石の設置箇所の数を確保するという観点からも、羽根の枚数を4以上とすることが好ましく、6以上とすることがより好ましい。
本発明では、上記複数の羽根の少なくとも1つに磁石を設ける。この磁石を後述する磁気センサで検知することにより、羽根車の回転速度を計測し、流速を求めることができる。前記磁石の取り付け位置は特に限定されず、磁気センサで検知可能な位置であれば任意の位置に設けることができるが、より確実に検知するという観点からは、羽根の先端(回転軸と反対側の先端)に設けることが好ましい。このように、羽根、特に羽根の先端部に磁石を設けることにより、該磁石と磁気センサとの距離を短くし、より確実に測定を行うことが可能となる。
本発明の流速計は、磁気センサを備える。前記磁気センサにより磁石を検知し、それによって羽根車の回転速度を測定し、流速を求めることができる。
本発明の流速計は、前記磁気センサを冷却する冷却装置を備える。前記冷却装置で磁気センサを冷却することにより、高温の溶融金属中においても安定した測定が可能となる。
磁気センサによって磁石を検知し、羽根車の回転速度から流速を求めることができる。流速の算出方法は特に限定されないが、例えば、以下のように行うことができる。
ρ(kg/m3):流体の密度
v(m/s):流体の流速
I(kg・m2):慣性モーメント
ω(rad/s):羽根車の角速度
本発明の一実施形態においては、上記流速計は、前記羽根車、磁気センサ、および冷却装置を移動させる移動装置をさらに備えることができる。移動装置としては、特に限定されず、羽根車などを移動させることができるものであれば任意のものを用いることができる。広い範囲を移動させる場合には、例えば、レール上を走行させることによって移動させる形態とすることもできる。
本発明の一実施形態においては、前記羽根車の向きを変更可能とすることが好ましい。羽根車の向きが変更可能であれば、溶融金属中における任意の方向の流速を測定することが可能となる。羽根車の向きの変更は任意の方法で行えばよく、例えば、溶融金属用流速計の使用者(作業者)が所望の向きとなるように羽根車の向きを調節することも可能である。しかし、測定の効率化や測定精度向上の観点からは、溶融金属用流速計が、羽根車の向きを制御するための方向制御装置を備えることが好ましい。
本発明の一実施形態においては、上記流速計は、さらに断熱材を備えることができる。前記断熱材は任意の位置に設けることができるが、磁気センサへの熱の影響を抑制するように設置することが好ましい。例えば、磁気センサが容器の内部に収容されている場合には、該容器の壁面に前記断熱材を設けることが好ましい。また、後述するように冷媒の流路を備えた二重管の内部に磁気センサを設置する場合には、該二重管の外側の管の少なくとも1部に断熱材を設けることが好ましい。例えば、二重管の外側の管を、外部の溶融金属と接する側の金属と、断熱材と、内部の冷媒と接する側の金属とを積層した構造とすることもできる。
ここまでで説明した本発明の流速計は、溶融金属、特に400℃以上であるような高温の溶融金属中における流速を測定するためのものであった。しかし、上記流速計は、他の高温流体中における流速の測定に用いることも可能である。したがって、本発明の別の実施形態としては、上述した溶融金属用流速計と同じ構造を有する、高温流体用流速計が挙げられる。
図1は、本発明の第1の実施形態における溶融金属用流量計1の構造を示す模式図である。羽根車10は、基部11から放射線状に伸びるように、周方向に等間隔に設置された羽根12と、羽根12のそれぞれの先端に設けられた永久磁石13を備えている。基部11には回転軸14が設けられており、回転軸14を中心に羽根車10が回転自在となるよう、支持枠20に指示されている。
図4は、本発明の第2の実施形態における流量測定方法を示す模式図である。本実施形態では、溶融金属用流量計1が、さらに移動装置段200を備えている。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
10 羽根車
11 基部
12 羽根
13 磁石
14 回転軸
20 支持枠
30 二重管
40 磁気センサ
41 信号線
50 演算装置
100 溶融亜鉛ポット
110 溶融亜鉛
120 作業デッキ
130 浴中ロール
200 移動装置
210 レール
220 駆動手段
Claims (11)
- 複数の羽根と前記複数の羽根の少なくとも1つに設けられた磁石とを備える羽根車と、
前記磁石の磁気を検知する磁気センサと、
前記磁気センサを冷却する冷却装置とを備える、溶融金属用流速計。 - 前記羽根が、非磁性材料からなる、請求項1に記載の溶融金属用流速計。
- 前記冷却装置が、冷媒との熱交換によって前記磁気センサを冷却する冷媒式冷却装置である、請求項1または2に記載の溶融金属用流速計。
- 前記磁石が、キュリー点が700℃以上の永久磁石である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の溶融金属用流速計。
- さらに、前記磁気センサからの出力から流速を求める演算装置を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の溶融金属用流速計。
- さらに、前記羽根車、磁気センサ、および冷却装置を移動させる移動装置を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の溶融金属用流速計。
- 前記羽根車の向きが変更可能である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の溶融金属用流速計。
- 複数の羽根と前記複数の羽根の少なくとも1つに設けられた磁石とを備える羽根車を溶融金属中に浸漬し、
前記羽根車の回転を磁気センサによって検出することによって前記溶融金属の流速を測定する溶融金属の流速測定方法であって、
前記測定を、前記磁気センサを冷却しながら行う、溶融金属の流速測定方法。 - 前記磁石として、キュリー点が前記溶融金属の温度より高い永久磁石を用いる、請求項8に記載の溶融金属の流速測定方法。
- 前記測定において、前記羽根車の位置を変えて複数の位置における流速を測定する、請求項8または9に記載の溶融金属の流速測定方法。
- 前記測定において、前記羽根車の向きを変えて複数の方向における流速を測定する、請求項8〜10のいずれか一項に記載の溶融金属の流速測定方法。
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| JP2018015337 | 2018-01-31 |
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