JP6877762B2 - 掘削装置 - Google Patents

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Description

杭打機用クローラクレーンを仮設桟橋に乗載して山間部や沿岸部の地盤で杭打ち作業を行うための仮設桟橋の構台用鋼杭、土留め用鋼杭、地滑り抑止用鋼杭、その他既成杭の対して強力な荷重や衝撃を受ける既成杭にあっては、これらの荷重や衝撃に対し耐荷重性や耐衝撃力を持たせるために既成杭の先端部は地盤中でモルタルやコンクリート等の根固め材によって強力に根固めされている。本発明は、これら地盤中において強力に根固め材によって根固めされた既成杭の引き抜き工法に関する。
上記の仮設桟橋の構台用の鋼杭や土留め用鋼杭、地滑り抑止用鋼杭等の既成杭Kは、図8〜図10に示すように地盤Gの粘土や砂礫等よりなる土砂層Gsとその下層の支持地盤である岩盤支持層Grとにかけて掘削した削孔に埋設され、そのうち、岩盤支持層Grの削孔に埋設された既成杭先端部と削孔との間には、モルタル、セメントミルク、採石、コンクリート等の根固め材Cが充填されたり圧密されて、該根固め材Cによって既成杭は強力に根固めされており、これによって既成杭に負荷する強大な荷重や衝撃力に十分に耐えるようになっている。
ところでこのように地中に埋設された既成杭をそのまま再利用される場合はまれで、殆どの既成杭は引き抜かれるようになっている。
ところで、地中に強力に根固め材によって根固めされた既成杭を地盤から引き抜く際には既成杭の周囲にリング状に根固めされた地固め材を撤去する必要があるが、その撤去作業が極めて困難であることは容易に推測される。
例えば下記の特許文献1に示すように既成杭を囲むようにしてその周囲にオーガドリルを用いてリング状の掘削孔を形成し、該掘削孔によって既成杭とその周囲の土壌との縁を切り、しかる後に、既成杭を地上に引き抜くようになっている既成杭引き抜き工法が提案されている。
特開2015ー183501号公報
しかしながら上記従来の既成杭引き抜き工法に用いられるオーガドリルでは、既成杭に強力に付着している根固め材を撤去することは困難である。
本発明に係る既成杭の引き抜き工法は強力の打撃掘進力を備えるダウザホールハンマーを用いて既成杭の周囲に強力に付着している根固め材を効率的に撤去することが可能な既成杭引き抜き工法を提案するものである。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の既成杭引き抜き工法は、地盤Gに埋設された既成杭Kの周囲が根固め材Cによって根固めされた既成杭Kを地上に引き抜くための既成杭引き抜き工法であって、地盤Gに埋設された既成杭Kの周囲を囲むように平面視略リング状に根固めされた根固め材Cに向かって掘進可能な複数のダウンザホールハンマー1(1a〜1f)を平面視略リング状に配設し、これら平面視略リング状に配設された複数のダウンザホールハンマー1の掘進打撃作用によって既成杭Kの周囲のリング状の根固め材Cを破砕してその根固め状態を破断し、しかる後に既成杭Kを地上に引き抜くようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項2に係る既成杭引き抜き工法は、複数のダウンザホールハンマー1を平面視略リング状に配設するためのダウンザホールハンマーリング状配設部3と、複数のダウンザホールハンマー1に高圧エアーAを供給するためのリング状中空筒部4と、外部の高圧エアー導入パイプ5にスイベル機構6を介して繋がれリング状中空筒部4に高圧エアーAを導入するためのスイベル継手部7と、を備えたリング状カットケーシング2を用いて地盤Gに掘進し、その掘進途上で、リング状カットケーシング2のダウンザホールハンマーリング状配設部3の既成杭囲み用中空部8に既成杭Kを囲い込み入れると共に、これに続いてリング状中空筒部4の既成杭囲み用中空部9に既成杭Kを囲い込み入れながら、平面略リング状に配設された複数のダウンザホールハンマー1の掘進打撃作用によって既成杭Kの周囲のリング状に根固めされた根固め材Cを破砕し、破砕された根固め材Cの破砕屑Caはダウンザホールハンマー1から排出されるエアーブローによって外部に排出され、根固め材Kが破砕された後、リング状カットケーシング2を地上に取り出し、しかる後に既成杭Kを地上に引き抜くようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項3は、請求項2に記載の既成杭引き抜き工法において、リング状カットケーシング2はスイベル機構6に繋がれるオーガーマシン10によって回転駆動されるようになっていることを特徴とする。
また、請求項4は、請求項2に記載の既成杭引き抜き工法において、リング状カットケーシング2は、該ケーシング2を全周回転駆動する全周回転駆動装置等のテーブルマシン11によって回転駆動されるようになっていることを特徴とする。
また、請求項5は、請求項2〜4の何れかに記載の既成杭引き抜き工法において、リング状カットケーシング2には、破砕された根固め材Kの破砕屑Kaがダウンザホールハンマー1から排出されるエアーブローによって外部に排出するための排土孔12が設けられてなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の既成杭引き抜き工法によれば、地盤Gに埋設された既成杭Kの周囲を囲むようにして既成杭の周囲を囲むように根固めされた根固め材Cに向かって掘進可能な複数のダウンザホールハンマー1(1a〜1f)を平面視略リング状に配設し、これら平面視略リング状に配設された複数のダウンザホールハンマー1の掘進打撃作用によって既成杭Kの周囲を囲むように平面視リング状に根固めされた根固め材Cを平面視リング状に打撃掘進しながらその根固め状態を破断するようにしたため、例えば単体のダウンザホールハンマーを根固め材Cのリング方向に移動させながら打撃作用と掘進作用とを交互に作用させて根固め材Cをそのリング部に沿って徐々に多大の時間と手間をかけて破砕する破砕作業に比べて、極めて能率的に且つ容易に根固め材Cを破砕することができ、その後の既成杭Kの地上への引き抜き作業に迅速に移行することができる。
また、請求項2に係る発明の既成杭引き抜き工法によれば、複数のダウンザホールハンマー1を平面視略リング状に配設するためのダウンザホールハンマーリング状配設部3と、複数のダウンザホールハンマー1に高圧エアーAを供給するためのリング状中空筒部4と、外部の高圧エアー導入パイプ5にスイベル機構6を介して繋がれリング状中空筒部4に高圧エアーAを導入するためのスイベル継手部7と、を備えたリング状カットケーシング2を用いて地盤Gに掘進し、その掘進途上で、リング状カットケーシング2のダウンザホールハンマーリング状配設部3の既成杭囲み用中空部8に既成杭Kを囲い込み入れると共に、これに続いてリング状中空筒部4の既成杭囲み用中空部9に既成杭Kを囲い込み入れながら、平面略リング状に配設された複数のダウンザホールハンマー1の掘進打撃作用によって既成杭Kの周囲のリング状に根固めされた根固め材Cを破砕するようにしたためその破砕作業を迅速に行うことができる。
また、その破砕作業に上述の構成よりなるリング状カットケーシング2を用いるため、複数のダウンザホールハンマー1は当該ケーシング2の内部で平面視リング状に配設されており、且つこれはリング状に配設された複数のダウンザホールハンマー1に同時に当該ハンマー1の作動用の高圧エアーAが導入されているため、作業者は、当該リング状カットケーシング2を地上から地盤Gに向かって降下させ且つ埋入させる作業を行うだけで、根固め材Cの破砕作業を行うことができ、その破砕作業を極めて容易に且つ能率的に行うことができる。
さらに、ダウンザホールハンマー1作動用の高圧エアーAの作動作用を終えた排出エアーBがダウンザホールハンマー1の先端部から排出され、これがエアーブローとなって破砕された根固め材Cの破砕屑Caは外部に排出され、掘削地盤G中に有害なモルタルやコンクリートを含んだ破砕屑Caが残留することがない。
そして、根固め材Kが破砕された後、リング状カットケーシング2を地上に取り出すことによって、地盤G中の既成杭Kは地盤Gとのフリクションから開放されるため極めて容易に既成杭Kを地上に引き抜くことができる。
また、請求項3に係る発明の既成杭引き抜き工法によれば、リング状カットケーシング2はスイベル機構6に繋がれるオーガーマシン10によって回転駆動されるようになっているため、リング状カットケーシング2は、その回転駆動によって一層能率的に掘進打撃作用を行うことができる。
また、請求項4に係る発明の既成杭引き抜き工法によれば、図9に示すように、リング状カットケーシング2は、該ケーシング2を全周回転駆動する全周回転駆動装置等のテーブルマシン11によって回転駆動されるようになっているため、リング状カットケーシング2は、その回転駆動によって一層能率的に掘進打撃作用を行うことができる。
また、請求項5に係る発明の既成杭引き抜き工法によれば、リング状カットケーシング2には、破砕された根固め材Kの破砕屑Kaがダウンザホールハンマー1から排出されるエアーブローによって外部に排出するための排土孔12が設けられてなるため、ダウンザホールハンマー1作動用の高圧エアーAの作動作用を終えた排出エアーBは、リング状カットケーシング2の排土孔12から外部に排出され、これがエアーブローとなって破砕された根固め材Cの破砕屑Caは、リング状カットケーシング2の内部に滞留することなく外部に円滑に排出することができる。
本発明に係る既成杭引き抜き工法に用いるリング状カットケーシングの外観斜視図である。 同リング状カットケーシングの内部下部側に配設される平面視リング状の複数のダウンザホールハンマーをリング状のハンマー固定プレートに固定するに当っての分解斜視図である。 リング状カットケーシングの正面図である。 図3におけるAーA線断面図であり、その使用状態を示した縦断正面である。 図3におけるBーB線断面図である。 図3におけるCーC線断面図である。 図3におけるDーD線断面図である。 本発明に係る既成杭引き抜き工法に用いるリング状カットケーシングを回転駆動させる一実施形態の使用状態図である。 本発明に係る既成杭引き抜き工法の作業手順を示す作業工程図である。 本発明に係る既成杭引き抜き工法に用いるリング状カットケーシングを回転駆動させる他の実施形態の使用状態図である。
図1は、本発明に係る既成杭引き抜き工法に用いる一実施形態のリング状カットケーシング2の外観斜視図、図3は、同外観正面図、図4は、図3におけるAーA線断面図であり、詳しくは、その使用状態を示す縦断正面図である。
リング状カットケーシング2は、図4に良く現れているように、その略全長にわたってリング状の内側ケーシング13とこれに対向する外側ケーシング14が設けられ、両ケーシング13,14間に平面視リング状の中空筒部4が形成されている。なお、内側ケーシング13は外側ケーシング14よりも上端部が短く、その上端部は端板15で閉塞されている。
当該リング状カットケーシング2の上端部には、2重の天板16で閉塞され、その中心部に六角雄スイベル継手7が突設され、該スイベル継手部7にスイベル機構6の六角雌スイベル継手17がロックピン18によって連結されている。また、リング状カットケーシング2の上部側で前記天板16と外側ケーシング14と前記端板15とに囲繞されて高圧エアーAの中継室19が形成される。したがって、スイベル機構6に繋がれた高圧エアー導入パイプ5からの高圧エアーAは、スイベル機構6及びこれに連結されるスイベル継手部7に貫設された高圧エアー供給路20に供給され、前記中継室19を中継してリング状中空筒部4に供給される。
当該リング状カットケーシング2のリング状中空筒部4の下部側には、図1、図4に示すようにダウンザホールハンマーリング状配設部3が設けられている。
該ダウンザホールハンマーリング状配設部3には、図2に分解状態で示す複数のダウンザホールハンマー1、図示では6体のダウンザホールハンマー1a〜1fが、図5〜図7に示すように平面視略リング状に配設されている。すなわち、図1、図2及び図4に示すように、リング状中空筒部4の中程にはリング状の2重の固定プレート21が内側ケーシング13と外側ケーシング14にその内外周面で固着され、該固定プレート21に6個のスペーサー支柱22a〜22fが平面視リング状に配設固着される。
夫々のスペーサー支柱22a〜22fはその下端部に六角雌継手23(図4参照)が固着されており、一方該六角雌継手23に対応して六角雄継手24が6体のダウンザホールハンマー1a〜fの夫々の上端部に突出固着されており、両者はロックピン25によって連結される。
そして夫々のスペーサー支柱22a〜22f、これらに固着されている六角雌継手23およびこれに連結される六角雄継手24の中心部には高圧エアー導入孔26が貫設され、夫々のダウンザホールハンマー1a〜fの高圧エアー導入路27に繋がっている。
ダウンザホールハンマー1a〜1fの高圧エアー導入路27に導入された高圧エアーAは、夫々のダウンザホールハンマー1a〜1fに装備するハンマービット28(図1〜図4)を、周知のように図示しないピストンによって上下動させて、その打撃によって強力な掘削作動を行うものであって、ハンマービット28の強力な打撃掘進作用によって岩盤支持層Grと既成杭Kとの間に根固めされたモルタルやコンクリート等の根固め材Cを破砕することができる。なお、外側ケーシング14の外周面には縦方向に延びる補強リブ29が周方向適当間隔に固着されている。
ダウンザホールハンマー1a〜1fの高圧エアー導入路22に導入された高圧エアーAがハンマービット23に対する打撃作業を終えると、図4に矢印で示すように、排出エアーBとなってリング状カットケーシング2と地盤Gに形成された掘削孔Dとの間から外部に放出され、また図7に示すようにリング状中空筒部4の既成杭囲み用中空部9を通過して排土孔12,12からも外部に放出される。そして、高圧エアーである排出エアーBがエアーブローとなって破砕された根固め材Cの破砕屑Caを外部に排出し、掘削地盤G中に有害なモルタルやコンクリートを含んだ破砕屑Caが残留することがない。
図5〜図7に示すように平面視略リング状に配設される6体のダウンザホールハンマー1a〜1fは、図6又は図7に示すように内外ケーシング13,14によって形成されたリング状中空筒部4に、詳しくはその下方側のダウンザホールハンマーリング状配設部3に配設される。
これら6体のダウンザホールハンマー1a〜1fによって既成杭Kの根固め材Cを打撃掘進しながら、図4及びず6に示すようにリング状カットケーシング2のダウンザホールハンマーリング状配設部3の既成杭囲み用中空部8に既成杭Kを囲い込み入れ、これに続いて図4及び図7に示すように、リング状中空筒部4の既成杭囲み用中空部9に既成杭Kを囲い込み入れながら、平面略リング状に配設された複数のダウンザホールハンマー1の掘進打撃作用によって既成杭Kの周囲のリング状に根固めされた根固め材Cを破砕し、図示のように既成杭Kに若干量付着する根固め材Cと岩盤支持層Gsに付着する根固め材Cとの縁を切り、既成杭Kの引き抜きを容易にする。
なお、図4又は図8に示すように、高圧エアー導入パイプ5とリング状カットケーシング2とに繋がれるスイベル機構6の上部にはオーガーマシン10が取り付けられ、オーガーマシン10は杭打用クローラクレーン等の重機のステー30に支持されるリーダー31にアーム32を介して上下に案内されるようになっており、オーガーマシン10によってリング状カットケーシング2は回転駆動されながら地盤Gに掘進するようなっている。
また、図10に示す実施形態にあっては、高圧エアー導入パイプ5とリング状カットケーシング2とに繋がれるスイベル機構6は杭打用クローラクレーン等の重機に吊設されるフック33に吊具34によって吊持され、リング状カットケーシング2の掘進にともなってフック33が下降するようになっており、リング状カットケーシング2は全周回転圧入機構等からなるテーブルマシン11に抱持固定され、テーブルマシン11は地盤Gに埋設される反力杭35によって地盤Gに支持されており、該テーブルマシン11によってリング状カットケーシング2は回転駆動されながら地盤Gに掘進するようなっている。なお、オーガーマシン10は、ケーシングの外周面を掴持して全周回転あるいは周方向に左右揺動させながらケーシングを地盤中に押し込んで掘削するタイプのもので、周知の構造からなるものである。
図9は、図8に示すオーガーマシン10によってリング状カットケーシング2の掘進作用と杭抜き工程を示すもので、先ず(a)に示すように、地盤Gの土砂層Gsから岩盤支持層Grに埋設された既成杭Kは、(b)に示すように、地盤Gから上部に突出している部分は切除され、次に(c)に示すように、地盤G上で高圧エアー導入パイプ5とリング状カットケーシング2とに繋がれるスイベル機構6がオーガーマシン10に取り付けられ、矢印で示すように地盤G中に挿入され、次に(d)に示すようにオーガーマシン10の回転駆動をともないながら、リング状カットケーシング2の下端部の平面視リング状に配設された複数のダウンザホールハンマー1によって矢印で示すように上下動を繰り返しながら岩盤支持層Grを掘削すると共に、既成杭K周りの根固め材Cを打撃掘進作用によって破砕し、次に(e)に示すように、ダウンザホールハンマー1が矢印で示すように下方の既成杭K周りの根固め材Cを破砕し終え、破砕した根固め材Cの破砕屑Caを矢印で示すように、リング状カットケーシング2と掘削孔Dとの間や、リング状カットケーシング2の排土孔12から高圧エアーである排出エアーの付勢力によって外部に排出し、しかる後に(f)に示すように、オーガーマシン10によってリング状カットケーシング2を掘削孔Dから矢印で示すように地盤G上に取り出し、そして(g)に示すように、リング状カットケーシング2の地盤Gから取り出した後に、既成杭Kを杭打用クローラクレーン等の重機に吊設されるフック36と吊具37によって地盤G中から抜き出すことになり、そして最後に既成杭Kの抜き出された掘削孔Dに適宜フオーク等の埋め戻し具38によって土砂等の土壌Gaを埋め戻すことになる。
なお、図10に示す実施形態のリング状カットケーシング2は全周回転圧入機構等からなるテーブルマシン11は、図9に示す(c)〜(f)の工程中に前記オーカーマシン10に替えて設置されることによって既成杭Kの抜き出し工程を得ることができることは容易に推考できるであろう。
以上のように本発明の既成杭引き抜き工法によれば、地盤Gに埋設された既成杭Kの周囲を囲むようにして既成杭の周囲を囲むように根固めされた根固め材Cに向かって掘進可能な複数のダウンザホールハンマー1を平面視略リング状に配設し、これら平面視略リング状に配設された複数のダウンザホールハンマー1の掘進打撃作用によって既成杭Kの周囲を囲むように平面視リング状に根固めされた根固め材Cを平面視リング状に打撃掘進しながらその根固め状態を破断するようにしたため、例えば単体のダウンザホールハンマーを根固め材Cのリング方向に移動させながら打撃作用と掘進作用とを交互に作用させて根固め材Cをそのリング部に沿って徐々に多大の時間と手間をかけて破砕する破砕作業に比べて、極めて能率的に且つ容易に根固め材Cを破砕することができ、その後の既成杭Kの地上への引き抜き作業に迅速に移行することができる。
1 ダウンザホールハンマー
2 リング状カットケーシング
3 ダウンザホールハンマーリング状配設部
4 リング状中空筒部
5 高圧エアー導入パイプ
6 スイベル機構
7 スイベル継手部
8 既成杭囲み用中空部
9 既成杭囲み用中空部
10 オーガーマシン
11 テーブルマシン
12 排土孔

Claims (5)

  1. 地盤に埋設された既成杭の周囲が根固め材によって根固めされた既成杭を地上に引き抜くための既成杭引き抜き工法であって、
    地盤に埋設された既成杭の周囲を囲むように根固め材によって根固めされた根固め材に向かって掘進可能な複数のダウンザホールハンマーを平面視略リング状に配設し、これら平面視略リング状に配設された複数のダウンザホールハンマーの掘進打撃作用によって既成杭の周囲の根固め材を破砕してその根固め状態を破断し、しかる後に既成杭を地上に引き抜くようにした既成杭引き抜き工法。
  2. 複数のダウンザホールハンマーを平面視略リング状に配設するためのダウンザホールハンマーリング状配設部と、複数のダウンザホールハンマーに高圧エアーを供給するためのリング状中空筒部と、外部の高圧エアー導入パイプにスイベル機構を介して繋がれリング状中空筒部に高圧エアーを導入するためのスイベル継手部と、を備えたリング状カットケーシングを用いて地盤に掘進し、その掘進途上で、リング状カットケーシングのダウンザホールハンマーリング状配設部の既成杭囲み用中空部に既成杭を囲い込み入れると共に、これに続いてリング状中空筒部の既成杭囲み用中空部に既成杭を囲い込み入れながら、平面略リング状に配設された複数のダウンザホールハンマーの掘進打撃作用によって既成杭の周囲に根固めされた根固め材を破砕し、破砕された根固め材の破砕屑はダウンザホールハンマーから排出されるエアーブローによって外部に排出され、根固め材が破砕された後、リング状カットケーシングを地上に取り出し、しかる後に既成杭を地上に引き抜くようにした既成杭引き抜き工法。
  3. リング状カットケーシングはスイベル継手部に繋がれるオーガーマシンによって回転駆動されるようになっている請求項2に記載の既成杭引き抜き工法。
  4. リング状カットケーシングは、該ケーシングを全周回転駆動する全周回転駆動装置等のテーブルマシンによって回転駆動されるようになっている請求項2に記載の既成杭引き抜き工法。
  5. リング状カットケーシングには、破砕された根固め材の破砕屑がダウンザホールハンマーから排出されるエアーブローによって外部に排出するための排土孔が設けられてなる請求項2〜4の何れかに記載の既成杭引き抜き工法。
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