JP7413046B2 - 防火用引き戸装置における袖部の取り付け構造および取り付け方法 - Google Patents
防火用引き戸装置における袖部の取り付け構造および取り付け方法 Download PDFInfo
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Description
ところでこのような袖部は、上下と左右(戸先側、戸尻側)の四方(四周)の框材が枠組みされた状態で躯体側に支持される框枠と、該框枠に組み込まれる袖板とにより構成されるのが一般的であり、このような袖部について防火性能を備えたものにするため、各框材については耐熱、防火性能の優れた金属製素材(例えば鋼材やステンレス材)を用い、袖板については例えば耐熱、防火性能を備えながら透光性のある防火ガラスを用いて形成することが提唱される。
そしてこのように袖部に防火性能が備えられたものとする場合に、袖部は、火災発生時の熱を受けて熱膨張することになるが、この場合、縦框材については、上下両端部側が天井部と床部とに支持される構造になっているため、縦框材が熱膨張したときの上下変位を吸収する余裕が事実上なく、この結果、縦框材は、熱膨張したときに撓み変形しやすく、そして該撓み変形することで縦框材と袖板との間に隙間が発生する等して防火性能が損なわれてしまうという惧れがある。
一方、このような袖部を形成するにあたり、上側の横框材を、躯体側に設けられる冂形状をした上側横枠材(無目、上枠)に上方向に変位可能な状態で嵌入する構成にしたもの(例えば特許文献1参照。)があり、この技術を防火用の袖部構造に採用して前記縦框材が熱膨張したときの上下変位を吸収できるようにすることが提唱される。
請求項2の発明は、前後の挟持片部のうちの少なくとも一方は、上側横枠材に対して着脱自在に設けられることを特徴とする請求項1記載の防火用引き戸装置における袖部の取り付け構造である。
請求項3の発明は、開口部に、戸体が左右方向に移動することで開閉する出入り口部と、該出入り口部の戸尻側に隣接し、開放姿勢の戸体が重合する袖部とが設けられる防火用引き戸装置において、前記袖部を、上下両側の横框材、戸先側、戸尻側の縦框材で枠組みされた框枠に、袖板を組み込むことで構成し、該袖部を開口部に設けられる上下横枠材、戸尻側縦枠材を備えた開口部枠に組み込むにあたり、袖部は、袖板が組み込まれる以前の框枠が取り付けられるものであって、該袖板のない状態の框枠を、上側横框材が上側横枠材に対して前後方向から対向する状態で、戸尻側縦框材を戸尻側縦枠材に突き当てると共に、下側横框材を下側横枠材に突き当てる工程、上側横框材が上側横枠材に前後方向から当接せしめた状態で、戸尻側縦框材を戸尻側縦枠材に固定すると共に、下側横框材を下側横枠材に固定する工程、上側横枠材に当接した上側横框材を、上側横框材を上側横枠材とのあいだで該上側横框材の上動変位を許容する状態で前後から挟持するよう挟持片部を上側横枠材に前後方向から取り付ける工程、を備えていることを特徴とする防火用引き戸装置における袖部の取り付け方法である。
しかも上側横框材の上側横枠材に対して上動変位が許容される取り付け支持が、上側横框材に設けた支持部材の立ち上がり片部を前後両側から挟持片部による支持をするものとなり、構造の簡略化と共に取り付け作業の作業性の向上が図れることになる。
請求項2の発明とすることにより、一方の挟持片部の着脱により立ち上がり片部の挟持状の支持ができることとなって、袖部の躯体側への取り付け作業が容易化する。
請求項3の発明とすることにより、下側横框材、戸尻側縦框材の躯体側への固定がなされ、かつ上側横框材の上動が許容される状態となる袖部の開口部枠側への取り付けが、開口部枠に対して前後方向からの取り付けができることになって簡単にできることになる。
尚、本実施の形態において、「前後」、「左右」の方向性についての記載は、本実施の形態を説明する必要上、便宜的に定義したものであって、本実施の形態の記載に拘泥されるものでないことは勿論である。
尚、図中、11bは床面部F側に設けた振れ止め体であって、該振れ止め体11bは、框枠8の下側部位に設けた下方開口状の開口部8aに遊嵌して戸体2の前後方向の振れ止めをするものである。
そしてこれら框材のうち、上側横框材12は、四角筒形状をした框本体部12aの前後端縁部から縁部材12b、12cが垂設され、そして該縁部材12b、12c間にシーリング材16aを介して袖板16が嵌合取り付けされるようになっているが、後側の縁部材12cはビス12dを介して框本体部12aに対して着脱自在に設けられる押縁材となっていて袖板16の着脱作業ができるように構成されている。また上側横框材12と上側横枠材4との関係については後述する。
そしてこのように構成される戸尻側縦框材15は、戸尻側縦枠7に形成される凹溝状の嵌合溝7aに嵌合する框本体部15aがビス15dを介して戸尻側縦枠7に支持固定されることで、左右方向への変位が規制される構成になっている。
しかる後、支持部材立ち上がり片部17cを前側挟持片部下半部4nに当接せしめた状態で、下側横框材框本体部13aを下レール材5aにビス13eを介して固定すると共に、戸尻側縦框15を戸尻側縦枠材7にビス15dを介して固定し、さらに後側挟持片部18を、下側片部18cが支持部材立ち上がり片部17cに後側から当接する状態にしてボルト18bを介して上側横框材下側片部4eの後半部4jに固定する。このようにすることで、開口部側への取り付けがなされた前記框枠Xに、袖板16を左右方向に行って来いの往復移動をさせて組み込んだ後、着脱縁部材12c、13cを対応する横框材12、13にビス12d、13dを介して固定することで、袖部3の躯体側への取り付けができることになる。
さらにこの場合に、前記挟持片部4k、18のうちの、後側挟持片部18が上側横枠材4に対して着脱自在に設けられるものであるため、袖部の下側横框材、戸尻側縦框材の躯体側への支持固定がビス固定でよいことになって、袖部の躯体側への取り付け作業が容易化する。
2 戸体
3 袖部
4 上側横枠材
4k前側挟持片部
5 下側横枠材
5a 下レール材
6 戸先側縦枠材
7 戸尻側縦枠材
12 上側横框材
13 下側横框材
14 戸先側縦框材
15 戸尻側縦框材
16 袖板
17 支持部材
17c立ち上がり片部
18 後側挟持片部
E 出入り口部
H 天井面部
F 床面部
S 間隙
Claims (3)
- 開口部に、戸体が左右方向に移動することで開閉する出入り口部と、該出入り口部の戸尻側に隣接し、開放姿勢の戸体が重合する袖部とが設けられる防火用引き戸装置において、
前記袖部を、上下両側の横框材、戸先側、戸尻側の縦框材で枠組みされた框枠に、袖板を組み込むことで構成し、
該袖部を、開口部に設けられる開口部枠に対し前後方向側から組み込むにあたり、
該袖部が組み込まれた状態では、上側横框材は、開口部枠を構成する上側横枠材に対し、火災時の熱を受けて戸先側縦框材が膨張することに伴う上側横框材の上動変位を許容する間隙を存する状態で組み込まれ、
上側横枠材には、前記組み込まれた上側横框材の上動変位を許容する状態で支持する支持手段が設けられ、
前記上側横框材には、上方に立ち上がる立ち上がり片部を備えた支持部材が設けられ、
支持手段は、前記立ち上がり片部を上側横框材の上動変位を許容する状態で前後両側を支持する前後の挟持片部により構成されることを特徴とする防火用引き戸装置における袖部の取り付け構造。 - 前後の挟持片部のうちの少なくとも一方は、上側横枠材に対して着脱自在に設けられることを特徴とする請求項1記載の防火用引き戸装置における袖部の取り付け構造。
- 開口部に、戸体が左右方向に移動することで開閉する出入り口部と、該出入り口部の戸尻側に隣接し、開放姿勢の戸体が重合する袖部とが設けられる防火用引き戸装置において、
前記袖部を、上下両側の横框材、戸先側、戸尻側の縦框材で枠組みされた框枠に、袖板を組み込むことで構成し、該袖部を開口部に設けられる上下横枠材、戸尻側縦枠材を備えた開口部枠に組み込むにあたり、
袖部は、袖板が組み込まれる以前の框枠が取り付けられるものであって、
該袖板のない状態の框枠を、上側横框材が上側横枠材に対して前後方向から対向する状態で、戸尻側縦框材を戸尻側縦枠材に突き当てると共に、下側横框材を下側横枠材に突き当てる工程、上側横框材が上側横枠材に前後方向から当接せしめた状態で、戸尻側縦框材を戸尻側縦枠材に固定すると共に、下側横框材を下側横枠材に固定する工程、上側横枠材に当接した上側横框材を、上側横框材を上側横枠材とのあいだで該上側横框材の上動変位を許容する状態で前後から挟持するよう挟持片部を上側横枠材に前後方向から取り付ける工程、を備えていることを特徴とする防火用引き戸装置における袖部の取り付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020010758A JP7413046B2 (ja) | 2020-01-27 | 2020-01-27 | 防火用引き戸装置における袖部の取り付け構造および取り付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2020010758A JP7413046B2 (ja) | 2020-01-27 | 2020-01-27 | 防火用引き戸装置における袖部の取り付け構造および取り付け方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2021116606A JP2021116606A (ja) | 2021-08-10 |
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Family Applications (1)
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| JP2020010758A Active JP7413046B2 (ja) | 2020-01-27 | 2020-01-27 | 防火用引き戸装置における袖部の取り付け構造および取り付け方法 |
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| JP (1) | JP7413046B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08284544A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-10-29 | Nabco Ltd | 防火戸の取付構造 |
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2020
- 2020-01-27 JP JP2020010758A patent/JP7413046B2/ja active Active
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| JP2021116606A (ja) | 2021-08-10 |
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